JP3050229U - ペットの糞回収具 - Google Patents

ペットの糞回収具

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JP3050229U
JP3050229U JP1997011355U JP1135597U JP3050229U JP 3050229 U JP3050229 U JP 3050229U JP 1997011355 U JP1997011355 U JP 1997011355U JP 1135597 U JP1135597 U JP 1135597U JP 3050229 U JP3050229 U JP 3050229U
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JP
Japan
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pet
feces
water
pets
collection container
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JP1997011355U
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広伸 重政
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Morito Co Ltd
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Morito Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、家庭内においては、ペットの躾の
如何にかかわらず、糞の撒き散らしを防止するばかりで
なく、極めて衛生的に糞を廃棄することを可能とし、ペ
ットとのスキンシップの向上を図ることができ、戸外に
おいては、飼い主が確実にペットの糞を持ち帰り、家庭
で同じく衛生的に廃棄することができるようにすること
で、公衆の衛生の向上を図ることを課題とするものであ
る。 【解決手段】 ペット(6) の糞を回収、廃棄するために
前記ペット(6) の体に適合した形状として装着される糞
回収具(1) であって、水溶性合成樹脂材料からなるシー
ト(4) の内面に非水溶性あるいは難水溶性樹脂材料のコ
ーティング層を設けた糞回収容器(2) と、該回収容器の
前記ペット(6) に対する脱着手段とから構成されたこと
を特徴とするペット(6) の糞回収具(1) を課題の解決手
段とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、家庭内で飼い犬、飼い猫等のペットを放し飼いする場合、あるいは 屋外で散歩をさせる場合等に使用され、ペットに装着することによって、前記ペ ットの糞を回収、廃棄することを目的とした糞回収具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
これまでは、飼い犬等のペットを家庭内で放し飼いする場合は、ペットに躾を することで、直接ペットがトイレを使用する方法が採られており、また、飼い犬 等のペットが散歩中等にする糞については、飼い主が、スコップを用いてナイロ ン袋に回収して持ち帰り、生ゴミ等として廃棄する手段が採られている。
【0003】 一方、動物の体に装着する糞回収具については、馬等の大型動物の場合に用い られることはあるが、糞は肥料として利用するものであり、糞回収具は需要に見 合うものであるが、一般家庭における飼い犬等のペットの糞回収具に関しては、 結局、前記したように生ゴミ等として廃棄するだけのことから、費用高であると ともに、却って手間となることから、用いられていないのが現状である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記したように、これまでの糞の回収、廃棄については、家庭内の場合は、特 に躾が必要であるが、必ずしも躾をした場合においてもペットが躾通りに行動し ないことがあり、このようなときには飼い主が家庭内に撒かれた糞を清掃しなけ ればならず、また、糞は生ゴミとして処理するか、糞のみをトイレに流す等とせ ねばならず、不快臭を発生させ、衛生上にも好ましいものとはいえない。
【0005】 また、躾がされていないペットについては、家庭内に持ち込むことができない ことから、ペットとのスキンシップを楽しむにも限界が生ずる。
【0006】 一方、戸外を散歩する場合においては、飼い主がスコップを使ってナイロン袋 へ糞を回収する作業を行なうものであるが、飼い主が糞の回収作業を嫌い、該糞 をそのまま放置することがあり、当該飼い主の行為は直接に、公衆の衛生に反す ることとなることから、非常に問題であった。
【0007】 本考案は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、家庭内においては 、ペットの躾の如何にかかわらず、糞の撒き散らしを防止するばかりでなく、極 めて衛生的に糞を廃棄することができ、戸外においては、飼い主が確実にペット の糞を持ち帰り、家庭で同じく衛生的に廃棄することができるようにすることで 、公衆の衛生の向上を図ることはもとより、ペットとのスキンシップの向上をも 図ることを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、本考案は、ペットの糞を回収、廃棄す るために前記ペットの体に装着される糞回収具であって、水溶性合成樹脂材料か らなるシートの内面に非水溶性あるいは難水溶性樹脂材料のコーティング層を形 成し、且つペットの体に装着される糞回収容器と、該回収容器の前記ペットに対 する脱着手段とから構成されたことを特徴とするペットの糞回収具を提供するも のである。
【0009】 尚、ここで回収容器とは、可撓性シート等によって形成される袋体等をも含む ものであり、また、非水溶性樹脂材料は、水溶性樹脂材料が水溶した場合におい て、特に単独で層状態で残留するものではなく、ある程度分散等することによっ て水に流すことのできるものである。
【0010】
【考案の実施の形態】及び
【実施例】
図1は、本考案の実施例に係る糞回収容器(2) を構成するシート(4) とコーテ ィング層(5) を示す断面図、図2は本考案の実施例に係る糞回収具(1) の使用状 態を示す説明図である。
【0011】 本考案の実施例は、図1に示すものであり、シート(4) の片面に、非水溶性樹 脂材料をコーティング層(5) として設けたものを、図2に示すように、当該シー ト(4) に塗布された前記コーティング層(5) を内側にして製作される袋体とした 糞回収容器(2) と、革ベルトによるペット(6) への装着手段(3) からなる糞回収 具(1) である。
【0012】 ここで、前記シート(4) は、クラレ製の水溶性ビニロンフィルム「クラリア」 (主成分のポリビニルアルコール(以下、PVAという。)75%〜94%に対 してグリセリンを3%〜20%、水を3%〜8%とした混合物であり、以下、P VAを主成分とする水溶性フィルムという。)を使用しており、また、コーティ ング層(5) においては、ポリオレフィンフィルム用インキを使用している。
【0013】 前記袋体は、PVAを主成分とする水溶性フィルムのシート(4) によって形成 されていることによって、前記袋体を家庭のトイレへ流すことができるものとし ている。
【0014】 また、ポリオレフィンフィルム用インキを用いたコーティング層(5) は、袋体 の不用意な溶解を防止するために設けたものである。糞に水分が含まれる場合に は、前記PVAを主成分とする水溶性フィルムのシート(4) のみでは、当該袋体 が前記水分に溶解し、袋体から糞が漏れ出す虞れがあるからである。
【0015】 ポリオレフィンフィルム用インキは、袋体にコーティングされていることから 、該袋体が水溶した場合、非水溶性であっても、十分に分散した状態となること から、トイレの配水管等に詰まりを生じるものではない。
【0016】 尚、非水溶性樹脂材料は、本実施例においては、前記したようにポリオレフィ ンフィルム用インキを用いたが、非水溶性あるいは難水溶性であり、無害で、且 つトイレの配水管等の詰まりを招来しないものであれば、特に限定するものでは ない。
【0017】 本実施例に係る糞回収具(1) は、図2に示すように、糞回収容器(2) である袋 体を、装着手段(3) を介して、飼い犬に取付けられる形態であって、具体的には 、一部に革ベルトとの面ファスナーによる係合手段を有する連結手段を具備し、 且つペット(6) の体の形に合わせた籠状体に対して、当該糞回収容器(2) である 袋体を被せる手段を採ることによって、機能するものである。
【0018】 上記のように、革ベルトと籠状体の連結手段に面ファスナーを用いたことによ って、装着時には、面ファスナーの位置へ装着するのみであるので、位置決めを 極めて簡単に行なうことができ、また、使用済みの糞回収容器を取り外す際にも 、装着手段の一端が固定されていることから、片手で簡単に取り外すことができ るものとしている。
【0019】 勿論、装着手段(3) としては、特に革ベルトあるいは面ファスナー手段に限定 するものではなく、例えば、その他のベルト、或いは、回収容器の一部を延長等 してペット(6) に巻付けるもの、回収容器の上部の一部分に尻尾を通す穴を設け たもの等であってもよいし、また、小型犬のように見た目の印象から、使用しづ らい感のある場合には、小型犬用として使用される衣服等の一部に取付けるもの としてもよい。
【0020】 また、当該糞回収容器(2) は、袋体としたものに限る必要はなく、例えば、厚 手の材質に変更したり、加工することによって、箱体等の形状とすることもでき るが、本実施例においては、トイレへ流すという使用の態様から、前記した袋体 とすることが最適である点、袋体とすることが、個々のペット(6) の体に適合さ せやすい点を考慮して、同形態を採用している。
【0021】 更には、本実施例のようにペット(6) の体に適合させる部分は、装着手段の一 部となる籠状体とすることに限るものでなく、例えば回収容器(2) が箱状体等の 形態を有するものであれば、回収容器(2) の形状をペット(6) の体に適合させる ものとしてもよい。
【0022】 尚、回収容器(2) は、前記したように、水溶性材料として、ポリビニルアルコ ールを主成分とする水溶性フィルムを用いたが、これに替わる他の一般的な水溶 性材料を用いても同様の効果を得ることができることはいうまでもない。
【0023】 使用に際しては、予めペット(6) に当該糞回収具(1) を装着しておき、ペット (6) が排泄した後に、使用済みの当該糞回収容器(2) を取り外して、新たな糞回 収容器(2) と交換するものである。
【0024】 この点においては、例えば、使用済みの糞回収容器(2) を取り外すのに応じて 新たな糞回収容器(2) がセットされるようにすることも可能である。例えば、糞 回収容器(2) が本実施例のような袋体であれば、箱入りのティッシュペーパーの 取り出し方法のように、重ねられる複数の袋体を相互に折り込んで、使用済みの 袋体が取り出されることにより、次の袋体が引き出される等の公知手段等を利用 することができる。
【0025】
【考案の効果】
本考案によれば、回収容器を水溶性合成樹脂材料とし、これに非水溶性或いは 難水溶性のコーティング層とを組合せて用いたことにより、トイレに流せる糞回 収容器とすることができ、極めて機能的且つ衛生的に、ペットの糞の廃棄を行な うことができる。
【0026】 家庭内においては、ペットの躾がなされていない場合においても、機能的且つ 衛生的に糞を廃棄することができることから、ペットを家庭内へ上げることがで きるようになり、よりペットとのスキンシップを図ることができる。
【0027】 また、戸外においては、予め糞回収具をペットに装着することによって、スコ ップ等で直接糞を回収する作業や、汚れたスコップを洗う等といった煩わしい作 業を行なう必要が全くなくなり、糞の放置といった問題を解消することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る糞回収具における糞回収
容器を構成するシートの層状態を示す断面図である。
【図2】本考案の実施例に係る糞回収具の使用状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
(1) 糞回収具 (2) 糞回収容器 (3) 装着手段 (4) シート (5) コーティング層 (6) ペット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペットの糞を回収、廃棄するために前記
    ペットの体に装着される糞回収具であって、水溶性合成
    樹脂材料からなるシート(4) の内面に非水溶性あるいは
    難水溶性樹脂材料のコーティング層(5) を形成した糞回
    収容器(2) と、該回収容器の前記ペット(6) に対する脱
    着手段とから構成されたことを特徴とするペット(6) の
    糞回収具。
  2. 【請求項2】 水溶性合成樹脂材料からなるシート(4)
    は、水溶性のポリビニルアルコールを主成分としたもの
    であることを特徴とする請求項1記載のペット(6) の糞
    回収具。
JP1997011355U 1997-12-26 1997-12-26 ペットの糞回収具 Expired - Lifetime JP3050229U (ja)

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