JP3020357B2 - ロータリ圧縮機 - Google Patents

ロータリ圧縮機

Info

Publication number
JP3020357B2
JP3020357B2 JP4226944A JP22694492A JP3020357B2 JP 3020357 B2 JP3020357 B2 JP 3020357B2 JP 4226944 A JP4226944 A JP 4226944A JP 22694492 A JP22694492 A JP 22694492A JP 3020357 B2 JP3020357 B2 JP 3020357B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
compressor
crankshaft
bearing
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4226944A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0674180A (ja
Inventor
政男 萬行
孝尚 倉林
Original Assignee
松下冷機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松下冷機株式会社 filed Critical 松下冷機株式会社
Priority to JP4226944A priority Critical patent/JP3020357B2/ja
Publication of JPH0674180A publication Critical patent/JPH0674180A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3020357B2 publication Critical patent/JP3020357B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫等に使用される
ロータリ圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近は冷房あるいは暖房などの大幅に変
化する負荷に対して効率よく運転できるように、例えば
インバータを利用し、モータ部の電源を約30〜120
Hz程度まで可変にし、回転速度を最小と最大では1対4
程度と大幅に変えることができるロータリ圧縮機(以
下、圧縮機という)が製作されるようになっている。以
下図面を参照しながら、従来の圧縮機について説明す
る。図5,図6は特公平4−24552号公報に示され
ているものである。
【0003】図5,図6の中で前記のような機種におい
て、最低速度でも上軸受10の上端部まで十分潤滑でき
るように給油機構を設計し、それをそのまま高回転速度
で運転すると、潤滑油18の供給量が多すぎ、多量の潤
滑油18が図6の二点鎖線の矢線で示すように、上軸受
10の上端部から溢れ回転しているクランク軸12ある
いはロータ16の下面によって、遠心方向に跳飛ばさ
れ、エンドリング17あるいはバランスウエイト15の
下端から細かい油滴となってコイルエンド13に衝突
し、油滴の一部はエアーギャップ21からモータ部20
の上部に行き、吐出パイプ2から吐出されてしまう。
【0004】これの改善案とし、図6は前記と同じ特公
平4−24552号公報に示されているもので図6にお
いて図5と同一番号を付したものは同一部品であり、2
2は内側へ曲げた上端部22bをエンドリング17の下
端部よりも高くなるように位置せしめ、その下部側面に
油抜き孔22aを設け、エンドリング17,バランスウ
エイト15の下端部を取囲むように油滴捕集カバー22
を形成して、バランスウエイト15あるいはエンドリン
グ17の下部から遠心方向に飛散されてきた油を油滴捕
集カバー22で捕集するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、上軸受10の上端部から出た油は、クラ
ンク軸12の回転による遠心力によって跳飛ばされて、
エンドリング17に衝突する。その時油は攪拌されて油
霧となり油滴捕集カバー22の内部に閉じ込められるが
油霧は次々に発生するので隙間から洩れて、モータ部2
0の上部に行き、吐出パイプ2から吐出されてしまう。
このように改善案でも油霧が発生し、時間が経過すると
油霧が洩れ出し、効果不十分という課題を有していた。
【0006】本発明は上記課題に鑑み、油霧が発生しな
い、油霧が吐出されない圧縮機を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の圧縮機は、横向きに配設された密閉容器内に
モータ部と圧縮機部を収納し、密閉容器底部に潤滑油を
封入すると共に、エンドリングをもつロータを備えたモ
ータ部と、圧縮機部の右端にオイルポンプと、前記オイ
ルポンプと連通した油溝をもつクランク軸と、前記クラ
ンク軸を軸支した軸受とを備え、前記油溝の左端よりも
右側で上の位置に油流出孔を設け、前記油流出孔の3方
向をとり囲むように堰を設け、前記油流出孔から出た油
がロータのエンドリングにかからないようにするという
構成を備えたものである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成によって、軸受を潤滑し
た油は軸受の油流出孔から流出し、その際、3方向を囲
む堰によってエンドリングにかかることなく流下する。
従って油霧が発生しない、油霧が吐出されない圧縮機と
なる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例の圧縮機について図面
を参照しながら説明する。なお、従来例と同一構成につ
いては同一符号を用いて、その詳細な説明を省略する。
【0010】図1において、密閉容器31内にモータ部
32と圧縮機部33を収納し、密閉容器底部に潤滑油1
8を封入すると共に、エンドリング17をもつロータ1
6を備えたモータ部32と、下端に給油ピース34を取
り付け、給油ピースと連通した油溝35,リード状油溝
35Aをもつクランク軸36と、このクランク軸を軸支
した軸受37を備え、前記油溝35の上端よりも上の位
置に軸受の上端が位置するようにしている。
【0011】このようにすると寸法Zの間は軸受37と
クランク軸36のクリアランスに油膜ができるから、ク
ランク軸36はスムーズに回転するが軸受37の上端か
ら油が出ないようになる。又、前記油溝35の上端より
も下の位置に軸受37の油流出孔38を設けたから液状
の油が図1の矢印のようにながれる。
【0012】図2は図1の他の実施例で、クランク軸3
9のリード状油溝35Aに連通しているのは軸受40の
円周溝41で、これは油流出孔38に連通している。図
3は横型ロータリ圧縮機を示し、横向きに配設された密
閉容器内にモータ部と圧縮機部を収納し、密閉容器底部
に潤滑油を封入すると共に、エンドリングをもつロータ
を備えたモータ部と、圧縮機部の右端にオイルポンプ4
2を備え、前記オイルポンプと軸芯孔47と小孔48を
通じて連通した油溝43,44をもつクランク軸45と
前記クランク軸を軸支した軸受46を備え、前記油溝の
左端よりも左の位置に軸受の左端が位置するようにして
いる。このようにすると寸法Zの間は軸受46とクラン
ク軸45のクリアランスに油膜ができるから、クランク
軸45はスムーズに回転するが軸受46の左端から油が
出ないようになる。
【0013】又、前記油溝43の左端よりも右側で上の
位置に油流出孔38を設け、前記油流出孔の3方向をと
り囲むように堰49を設けたから液状の油が図3の矢印
のように流れ、油流出孔から出た油はロータのエンドリ
ング17にかからないようになる。従って油霧が発生し
ない、油霧が吐出されない圧縮機となる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は横向きに配設され
た密閉容器内にモータ部と圧縮機部を収納し、密閉容器
底部に潤滑油を封入すると共に、エンドリングをもつロ
ータを備えたモータ部と、圧縮機部の右端にオイルポン
プと、前記オイルポンプと連通した油溝をもつクランク
軸と、前記クランク軸を軸支した軸受とを備え、前記油
溝の左端よりも右側で上の位置に油流出孔を設け、前記
油流出孔の3方向をとり囲むように堰を設けている。
【0015】従って、軸受を潤滑した油は油流出孔から
流出したとき堰に案内されてエンドリングにはかからず
流下する。
【0016】このため流出した油がエンドリングにかか
らないので油霧の発生がなくなるものである。
【0017】上により、従来はロータの回転によって
発生していた油霧が発生しなくなるから油無が吐出され
ない圧縮機となる。このことによって圧縮機各部の潤滑
を十分に行い、高回転速度で運転することができるロー
タリ圧縮機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるロータリ圧縮機の要
部断面図
【図2】図1の他の実施例におけるロータリ圧縮機の要
部断面図
【図3】本発明の一実施例における横型ロータリ圧縮機
の要部断面図
【図4】図3のB−B矢視による要部平面図
【図5】従来のロータリ圧縮機における断面図
【図6】従来の他のロータリ圧縮機における要部断面図
【符号の説明】
16 ロータ 17 エンドリング 18 潤滑油 31 密閉容器 32 モータ部 33 圧縮機部 34 給油ピース 35,43 油溝 36,45 クランク軸 37,46 軸受 38 油流出孔 42 オイルポンプ 49 堰
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−91392(JP,A) 特開 平2−173381(JP,A) 特公 平3−63677(JP,B2) 実公 平3−30629(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 23/00 - 29/10 331 F04C 18/356

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横向きに配設された密閉容器内にモータ
    部と圧縮機部を収納し、密閉容器底部に潤滑油を封入す
    ると共に、エンドリングをもつロータを備えたモータ部
    と、圧縮機部の右端にオイルポンプと、前記オイルポン
    プと連通した油溝をもつクランク軸と、前記クランク軸
    を軸支した軸受とを備え、前記油溝の左端よりも右側で
    上の位置に油流出孔を設け、前記油流出孔の3方向をと
    り囲むように堰を設け、前記油流出孔から出た油がロー
    タのエンドリングにかからないようにしたことを特徴と
    するロータリー圧縮機。
JP4226944A 1992-08-26 1992-08-26 ロータリ圧縮機 Expired - Fee Related JP3020357B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4226944A JP3020357B2 (ja) 1992-08-26 1992-08-26 ロータリ圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4226944A JP3020357B2 (ja) 1992-08-26 1992-08-26 ロータリ圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0674180A JPH0674180A (ja) 1994-03-15
JP3020357B2 true JP3020357B2 (ja) 2000-03-15

Family

ID=16853065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4226944A Expired - Fee Related JP3020357B2 (ja) 1992-08-26 1992-08-26 ロータリ圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3020357B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4992496B2 (ja) * 2007-03-16 2012-08-08 三菱電機株式会社 回転圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0674180A (ja) 1994-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5772411A (en) Gas flow and lubrication of a scroll compressor
US4915554A (en) Hermetic rotary compressor with balancing weights
JP2733221B2 (ja) スクロール機用潤滑剤分配システム
JPS59176494A (ja) スクロ−ル圧縮機
JPH0765578B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2016505352A (ja) ダイレクトドライブによるセパレータ
JPS6257663A (ja) 遠心分離機
JP2718388B2 (ja) スクロール型圧縮機
JP3020357B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP3251838B2 (ja) 縦型回転機械の軸受装置
JP3045910B2 (ja) スクロール流体機械
US4936757A (en) Multi-section vacuum pump
JPS6238884A (ja) 密閉形圧縮機
JP2006090180A (ja) 密閉型圧縮機
JPH02176193A (ja) オイルフリースクリュー真空ポンプのベアリング給油装置
JP2746665B2 (ja) スクロール圧縮機
CN218268474U (zh) 一种螺杆鼓风机的轴承润滑装置
JPH0424552B2 (ja)
JPH0463984A (ja) スクロール圧縮機
JPS6275195A (ja) 回転電機の軸受装置
JP2910718B2 (ja) 横置き密閉型スクロール圧縮機
JPS63106390A (ja) ロ−タリ式密閉形圧縮機
JP2715964B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2557120Y2 (ja) スクロール圧縮機
JPH05164069A (ja) 密閉形スクロール圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees