JP3019553B2 - 熱転写インクリボン - Google Patents

熱転写インクリボン

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JP3019553B2
JP3019553B2 JP3296793A JP29679391A JP3019553B2 JP 3019553 B2 JP3019553 B2 JP 3019553B2 JP 3296793 A JP3296793 A JP 3296793A JP 29679391 A JP29679391 A JP 29679391A JP 3019553 B2 JP3019553 B2 JP 3019553B2
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康二 油井
友宏 前川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇華性プリンタに関す
る基本的なフォーマットを、昇華性インクのに溶融転写
用インクの黒等を印画紙の余白部に対応して追加したフ
ォーマットとすることにより、画像の印時に文字
高品位で鮮明に余白部にできるようにした熱転写イ
ンクリボンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】昇華性インクリボンの例としては、特開
昭62−297184号などが提案されている。従来の
一般的な昇華性インクリボンのフォーマットは、図6に
示されるようなものである。すなわち、基材のベースフ
ィルム4上に、イエロー(Y)色インク層1、マゼンタ
(M)色インク層2、シアン(C)色インク層3の順に
昇華性インクが塗布され、その先頭の空白部に頭出しマ
ーク5が印刷されて成る。また、これらの3色に昇華性
インクのブラック(B)色インク層が追加されたものも
知られている。インクリボンは、このようなフォーマッ
トが繰り返しされて構成されている。
【0003】一方、被転写体としては、片面に染料受容
層(以下、単に受容層と略記する)が形成された印画紙
を使用し、プリンタの感熱ヘッドを画像情報に応じて制
御し、インクリボン上の所要の昇華性インクを印画紙の
受容層に昇華転写させてカラー画像を得ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の昇華性インクリボンにより文字をプリントした場
合、Y,M,Cなどの色を重ねた文字であるため、色ず
れで不鮮明であり、文字としては品位が乏しいものであ
った。また、昇華性インクによる黒文字は、濃度が不足
気味であった。また、印画紙の余白部などに受容層がな
場合には、印画できず、他の印刷手段やインクリボン
を用いて行わなければならなかった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、画像を印画する印画装
置により印画紙の余白部に印画する際に文字が高品位で
鮮明に印画できるようにした熱転写インクリボンを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の熱転写インクリボンにおいては、昇華性イ
ンクが所定のフォーマットで基材上に塗布されて成る
インクリボンにおいて、前記昇華性インク層の縁部
行して印画紙の余白部に対応させた溶融転写用インク
配置したことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明の熱転写インクリボンでは、昇華性イン
による基本的なフォーマットに染料受容層がなくと
も十分な濃度で高品位な印字のできる溶融転写用インク
昇華性インク層の縁部に追加し、これを文字等の印
字用として使用することにより、印画紙の余白部に文字
等を高品位で鮮明に印字可能にする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳
細に説明する。
【0009】図1は本発明の参考例の構成を示すインク
リボンのフォーマット図である。図において、1はイエ
ロー(Y)色昇華性インク層、2はマゼンタ(M)色昇
華性インク層、3はシアン(C)色昇華性インク層、4
はベースフィルム、5は頭出しマーク、6は溶融転写用
インク層を示す。また、L1〜L4は各インク層1,2,
3,6の長さを表す。
【0010】本参考例のフォーマット構成においては、
基材のベースフィルム4上に、順に塗布されたY色昇華
性インク層1,M色昇華性インク層2,C色昇華性イン
ク層3の次に、例えば黒色の溶融転写用インク層6を塗
布したものとする。ここで、各インク層1,2,3,6
の長さL1〜L4は、それぞれ印画紙の紙サイズに合わせ
た長さとする。頭出しマーク5は、Y色昇華性インク層
1の前に設けた空白部に、例えばインクリボンの送り方
向に直角な黒(無反射)ラインとして印刷する。
【0011】このような構成の参考例によれば、1枚の
印画紙に対して1回目のY(イエロー)色の印画、2回
目のM(マゼンタ)色の印画、3回目のC(シアン)色
の印画というように1画面分を印画した後に、溶融転写
インク層6を用いて印画紙の裏面または表面の任意の位
置に文字などを鮮明に印刷することができる。すなわ
ち、追加した溶融転写インク層6に塗布された熱溶融性
インクは、昇華性インクとは異なり、被転写体が受容層
を有しない普通紙等であっても濃度的に十分な品位で鮮
明に印字できる特長があり、昇華性プリンタ用の印画紙
の受容層のない裏面にでも鮮明に印刷が可能である。印
画紙の裏面に文字等の印刷を行う場合は、プリンタの給
紙機構等において印画紙を反転する。
【0012】次に、本発明の第の実施例を説明する。
図2は、その構成を示すインクリボンのフォーマット図
である。図2において、図1の参考例と同様の構成要素
には、同一の番号を付してある。本実施例のリボンフォ
ーマットの構成では、各色の昇華性インク層1,2,3
の給紙方向から見て左側または右側の縁部の一部に並列
的に溶融転写用インク層6を設けている。このような構
成の第の実施例によれば、昇華性インク層1,2,3
を用いて画像を印画しながら印画紙の左または右の余白
部に文字等を高品位で鮮明に印刷することができる
で、参考例と比べ ると溶融転写インク層6による余白部
への印刷を速く行うことができる。また、本実施例で
は、図1の参考例での溶融転写インク層6のスペースが
無い分コストが低減できる
【0013】に、本発明の第の実施例を説明する。
図3は、その構成を示すインクリボンのフォーマット図
である。図3においても、図1の参考例と同様の構成要
素には、同一の番号を付してある。本実施例のリボンフ
ォーマット構成は、第1の実施例と同様の順に塗布した
Y色昇華性インク層1,M色昇華性インク層2,C色昇
華性インク層3の次に、例えば黒色の溶融転写用インク
層6を塗布したものであるが、この溶融転写用インク層
6の長さL5を印画紙の紙サイズの長さよりも小さく
かつ印画紙の余白部に対応させたサイズとしている点が
異なっている。すなわち、本実施例は、印画紙の一部、
例えば印画紙表面の上または下の余白部に、文字などを
高品位で鮮明に印刷したい場合を想定している。本実施
例の場合でも、参考例と比べると隣り合う昇華性インク
層による印画とともに溶融転写インク層6による余白部
への印刷を行うことができ、余白部への印刷を速く行う
ことができる。また、本実施例では、図1の参考例での
溶融転写インク層6の面積が余白部の面積に限られるた
め、コストが低減できる
【0014】以上の各実施例、参考例のリボンフォーマ
ットのインクリボンを用いて印画した場合の印画例を図
4(a),(b)に示す。図4(a)は、第1、第2の
実施例による印画紙7の表面の印画例を示し、画像を印
画した余白部に文字(ABCD…)等を印刷している。
また、図4(b)は参考例による印画紙7の裏面の印刷
例を示し宛て名等を印刷している。
【0015】図5(a),(b)は上記印画紙の断面構
成を示す図である。図5(a)は従来の一般的な印画紙
の例であり、ベース紙部75の表面に受容層71をコー
ティングし、裏面にバックコーティング74を施したも
のである。ベース紙部75は、コート紙73の表裏にユ
ポ層72を形成して成る。このように従来の印画紙7で
は片面だけに受容層71をコーティングして、表裏の摩
擦特性を変えて給紙をやり易くしたりしている。本発明
参考例では、このような受容層のない印画紙裏面に対
して、文字等を鮮明に印刷できるものである。
【0016】これに対して、図5(b)は、ベース紙部
75の両面(表裏)に受容層71をコーティングしたも
のであり、このような印画紙7′を用いれば、裏面の宛
て名書等を黒色の昇華性インクを用いてもある程度の品
位で印刷することができる。もちろん、本実施例のイン
クリボンは、このような印画紙7′の受容層を有する
白部にも、溶融転写用インク層により鮮明に文字等を印
刷できることは言うまでもない。また、このような印画
紙7′を用いれば、(1)両面受容層印画紙により、1
枚の印画紙で2画面(両面)分印画でき印画紙の節約に
なる。(2)両面自動印画に対応し宛て名など印画でき
る。(3)片面が傷や汚れなどで使用不可能な状態で
も、もう片方が使用できる。などの利点が得られる。
【0017】なお、本発明の第2の実施例では、溶融転
写用インク層6をY色昇華性インク層1の前に塗布する
フォーマット構成とするなど、その順番にはこだわら
ず、印刷しようとする余白部に対応させた構成とすれば
良い。また、溶融転写用インク層6のインク色も青色な
どであっても良い。さらに、第の実施例は、第の実
施例あるいは参考例と組み合わせて実施することも可能
である。このように本発明は、その主旨に沿って種々に
応用され、種々の実施態様を取り得るものである。
【0018】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
熱転写インクリボンによれば、 (1)画像情報の印画だけでなく、余白部へ文字などを
高品位で鮮明に印字できる。
【0019】(2)受容層の有り無しに関わらず文字を
印字できる
【0021】などの利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例を示すインクリボンのフォーマ
ット図
【図2】本発明の第の実施例を示すインクリボンのフ
ォーマット図
【図3】本発明の第の実施例を示すインクリボンのフ
ォーマット図
【図4】(a)は本発明の実施例による印画例を示す
、(b)は本発明の参考例による印画例を示す図
【図5】(a),(b)は印画紙の構成例を示す断面構
成図
【図6】従来のインクリボンのフォーマット構成例を示
す図
【符号の説明】
1…イエロー(Y)色昇華性インク 2…マゼンタ(M)色昇華性インク 3…シアン(C)色昇華性インク 4…ベースフィル 5…頭出しマー 6…溶融転写用インク 7,7′…印画
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−90776(JP,A) 特開 平2−153791(JP,A) 特開 昭64−47575(JP,A) 特開 昭62−179975(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 31/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇華性インクが所定のフォーマットで
    基材上に塗布されて成るインクリボンにおいて、 前記昇華性インク層の縁部平行して印画紙の余白部に
    対応させた溶融転写用インク配置したことを特徴と
    する熱転写インクリボン。
JP3296793A 1991-11-13 1991-11-13 熱転写インクリボン Expired - Lifetime JP3019553B2 (ja)

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