JP3019325B2 - ウェットティッシュ - Google Patents
ウェットティッシュInfo
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- Paper (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Description
茶葉から抽出したウーロン茶葉抽出物を含む水溶液に基
紙を含浸したウェットティッシュに関するものである。
どの含水性のティッシュ用基紙にプロピレングリコー
ル、エチルアルコール、香料などを含有した水溶液を含
浸したものが知られている。
食事の際などに、汚れた手や器物などを拭いて汚れ落と
しを目的として使用されている。
アルコール、香料などのを含有した水溶液に含浸した従
来のウェットティッシュにあっては、汚れを落とす洗浄
効果が未だ満足できるものがないとともに、魚などの臭
いのあるものの場合には、その臭いを落とす効果はほと
んどなく、また、手が荒れたり、使用後がさっぱりしな
くて使用感が良くないものであった。
のであって、通常飲料に供されるウーロン茶葉の抽出物
を含浸させることにより、洗浄効果が大きいとともに、
消臭効果があり、手への刺激を小さくして手を荒らさな
いで、使用感も向上できるウェットティッシュを提供す
ることを目的とする。
シュは、含水性のティッシュ用基紙に、ウーロン茶葉か
ら抽出したウーロン茶葉抽出物を含む水溶液を含浸した
構成を有しており、このウェットティッシュは、前記水
溶液が、さらに界面活性剤を含有するものであったり、
前記水溶液が、さらに、エチルアルコールを含有するも
のであってもよい。
毒性がないウーロン茶葉の抽出物が含有する天然の成分
の作用により、洗浄効果の向上とともに、消臭効果をも
有したものとなる。
通常、ティッシュペーパー、お手拭き、おしぼりなどに
用いられる含水性で所定の強度を有する紙類であればい
ずれのものでもよく、紙、合成紙、不織布などが好まし
く用いられる。
から飲用として中国、日本、ヨーロッパ、南米などで常
用されており、製茶法は半醗酵茶である。
ド、サポニン、糖類、有機酸、カフェイン、葉緑素等非
常に多くの成分が含まれている。
フラビン、テアルビジンなどのカテキン類の酸化物、あ
るいは重合物が多く含まれており、さらに、醗酵中にカ
ロチノイド、アミノ酸などが分解することによって、花
香調の芳香性香気成分も多く含まれている。
葉を連続または非連続下に溶媒で常法により抽出し、そ
の抽出物から固形物を濾別して得られた抽出溶液または
その溶液から溶媒を留去して得られた抽出物をいう。
ルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、イ
ソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン
およびこれらの混合物を挙げることができる。
シュ用基紙に、ウーロン茶葉から抽出したウーロン茶葉
抽出物を含む水溶液を含浸したものであり、前記水溶液
中に含有されるウーロン茶葉抽出物は、水溶液中の含有
量が0.001重量%以下であると本発明の効果が小さいの
で、0.001重量%以上含有することが好ましく、さら
に、好ましくは、0.01〜10.00重量%の範囲である。
中に、界面活性剤を含有するこが好ましい。
面活性剤、陽イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、
両性界面活性剤のいずれでもよいが、本発明において
は、人体に毒性のない食物添加用の界面活性剤であるシ
ョ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリンエステルが好まし
い。
物を含有する水溶液中に0〜0.1重量%含有することが
好ましく、さらに、好ましくは、0.1〜0.5重量%の範囲
である。
中に、エチルアルコールを1.0〜5.0重量%含有すること
が好ましい。
ュにおいては、食事前用いて手等を拭いて清潔にし、油
料理を食べて汚れた手や肉、魚などに触れて臭いが付い
た手を、ウェットティッシュによって拭き取って使用で
きて、手荒れ防止効果を有し、油汚れを効率的に落とす
洗浄効果を有し、また、肉、魚など臭いを落とすことが
できる防臭効果を有し、使用後の状態がさっぱりして使
用感がよいものである。
効果、手荒れ防止効果があるのはウーロン茶葉抽出物に
含有されるサポニン、タンニン、フラボノイドなどのウ
ーロン茶葉成分が関与しているものと考えられる。
る。
00gで1時間還流抽出し、室温まで冷却後、固形分を濾
別して以下のウーロン茶葉抽出物を得た。
00gで1時間還流抽出し、室温まで冷却後、固形分を濾
別して以下のウーロン茶葉抽出物を得た。
1時間抽出し、室温まで冷却後、固形分を濾別して以下
のウーロン茶葉抽出物を得た。
た。
とその水溶液の表面張力が低下し、その表面張力の低下
にともなって洗浄力が向上することが知られている。
水溶液、界面活性剤のみを含む水溶液、ウーロン茶葉抽
出物および界面活性剤の両者を含む水溶液、従来のウェ
ットティッシュに含有されるプロピレングリコールまた
はエチルアルコールを含有した水溶液のそれぞれについ
て、ウイルヘルミー法(吊板式)により表面張力低下能
の試験を行った。
物の試料2aの1%水溶液であり、試料No.Bは、食物添加
用界面活性剤であるショ糖脂肪酸エステル(ラビングK
L、花王株式会社製)の0.3%水溶液、試料No.Cは、前記
ウーロン茶葉抽出物の試料2aの1.0%とショ糖脂肪酸エ
ステルの0.3%を混合した水溶液、試料No.Dは、プロピ
レングリコールの5.0%水溶液であり、試料No.Eは、エ
チルアルコールの5.0%水溶液である。
抽出物の含む水溶液は、プロピレングリコールやエチル
アルコールを含む水溶液に比べて表面張力が小さく洗浄
効果を有することがわかり、また、ウーロン茶葉抽出物
に界面活性剤を加えることにより、さらに大きな洗浄効
果を有することがわかる。
浸させ、2のデシケータ中に入れ、つぎにそのデシケ
ータ中に悪臭〔アンモニア(NH3)および硫化水素(H
2S)〕を入れ、1分後に濃度を測定し、これを初期値と
し、NH3は90分後、H2Sは60分後のデシケータ中の濃度を
測定してその値を終期値とし、初期値と終期値との差を
初期値で割ることにより試料の消臭効力(消臭率)を算
定した。
測定した。
B、C、D、E以外に、比較用として試料No.Fに市販さ
れている液体消臭剤(有効成分アニコ)を、試料No.Gに
活性炭(但し、活性炭は5gで試験した)を用いた。
いるウーロン茶葉抽出物を含有した水溶液(試料No.A)
は、NH3およびH2Sの両者に対して良好な消臭効果を有
し、特に、従来のプロピレングリコールまたはエチルア
ルコールを含有したものに比べて、H2Sを除去する効果
が大きいことがわかる。
有した水溶液(試料No.C)では、さらに大きなNH3およ
びH2Sの消臭効果があることがわかる。
液に含浸した本発明によるウェットティッシュと以下の
成分を含有した従来のウェットティッシュについて、30
人のパネラーによりパネルテストを行い、油汚れ、臭
い、使用感、使用後の手の荒れについて、それぞれ3段
階評価を行って調べた。 本願 従来 ウーロン茶葉抽出物1.0% 無 界面活性剤0.3%(ショ糖エステル) プロピレングリコール5.0% エチルアルコール5.0% 無 水(残り) 水(残り) 結果を以下の表−3に示す。
るウーロン茶葉抽出物を含浸したウェットティッシュは
従来のものに比べて、油汚れの落ち具合、消臭効果、使
用感、手の荒れのいずれの評価項目をとってみてもすぐ
れた結果を得ることができた。
に、ウーロン茶葉から抽出し、かつ、消臭効果、洗浄効
果、および保湿効果を有するウーロン茶葉抽出物を0.00
1重量%以上とエチルアルコールを含有する水溶液を含
浸した構成としたことにより、油料理を食べて汚れた手
や、肉、魚等に触れて臭いが付いた手を、そのウェット
ティッシュにより拭き取って使用した場合に、ウェット
ティッシュの洗浄効果によって油汚れを効率的に落とす
ことができ、消臭効果によって肉、魚などの臭いを効果
的に消すことができ、保湿効果によって手を荒らすこと
がなくなる。したがって、ウェットティッシュの使用後
の使用感がさっぱりするという効果を奏することにな
る。
Claims (4)
- 【請求項1】含水性のティッシュ用基紙に、ウーロン茶
葉から抽出し、かつ、消臭効果、洗浄効果、および保湿
効果を有するウーロン茶葉抽出物を0.001重量%以上と
エチルアルコールを含有する水溶液を含浸したことを特
徴とするウェットティッシュ。 - 【請求項2】前記水溶液が、さらに、界面活性剤を含有
する請求項1記載のウェットティッシュ。 - 【請求項3】前記界面活性剤が前記水溶液中に0〜1.0
重量%含有される請求項2記載のウェットティッシュ。 - 【請求項4】前記界面活性剤が、ショ糖脂肪酸エステル
またはポリグリセリンエステルである請求項2記載のウ
ェットティッシュ。
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JP1163094A JP3019325B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | ウェットティッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1163094A JP3019325B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | ウェットティッシュ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0329623A JPH0329623A (ja) | 1991-02-07 |
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Family
ID=15767069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1163094A Expired - Lifetime JP3019325B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | ウェットティッシュ |
Country Status (1)
Country | Link |
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US20060275241A1 (en) * | 2005-06-06 | 2006-12-07 | Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco, Inc. | Cosmetic towelette product |
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-
1989
- 1989-06-26 JP JP1163094A patent/JP3019325B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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