JP3019005U - ペリクル用容器 - Google Patents

ペリクル用容器

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JP3019005U JP1995006452U JP645295U JP3019005U JP 3019005 U JP3019005 U JP 3019005U JP 1995006452 U JP1995006452 U JP 1995006452U JP 645295 U JP645295 U JP 645295U JP 3019005 U JP3019005 U JP 3019005U
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愛彦 永田
周 樫田
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ペリクル枠(21)の一端面側にペリクル膜
(22)を張設したペリクル(20)の上記ペリクル枠
(21)他端面を中央部のペリクル載置部(4)上に載
置する容器本体(2)と、この容器本体(2)に嵌着さ
れた際、上記ペリクル枠(21)の一端面を押える押え
部(12)が設けられた蓋体(10)とを具備するペリ
クル用容器(1)において、上記ペリクル載置部(4)
の少なくともペリクル枠(21)下端面と当接する部分
を凹凸面(5)として、ペリクル枠(21)下端面に対
するペリクル載置部(4)の接触面積を少なくしたこと
を特徴とするペリクル用容器。 【効果】 本考案のペリクル用容器によれば、ペリクル
はペリクル載置部の凹凸面上に載置されるので、容器本
体のペリクル枠と当接する部分の面積も少なくなり、こ
れからの発塵も少ないため、ペリクル膜内面の汚染も顕
著に減少し、ペリクルの収納運搬に有利である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、リソグラフィー用ペリクル、特にはLSI、超LSIなどの半導体 装置あるいは液晶表示板を製造する際のゴミよけとして使用される、実質的に5 00nm以下の光を用いる露光方式におけるリソグラフィー用ペリクルを収納す る容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
LSI、超LSIなどの半導体製造或いは液晶表示板などの製造においては、 半導体ウエハー或いは液晶用原板に光を照射してパターニングを作製するのであ るが、この場合に用いる露光原板にゴミが付着していると、このゴミが光を吸収 したり、光を曲げてしまうために、転写したパターンが変形したり、エッジがが さついたものとなるほか、下地が黒く汚れたりして、寸法、品質、外観などが損 なわれるという問題がある。
【0003】 このため、これらの作業は通常クリーンルームで行われているが、このクリー ンルーム内でも露光原板を常に清浄に保つ事が難しいので、これには露光原板の 表面にゴミよけのための露光用の光をよく通過させるペリクルを貼着する方法が 取られている。
【0004】 この様な用途に使用されるペリクルは、ペリクルそれ自体に異物が付着してい る事は好ましいことではない。特にペリクル内面側の異物の付着はペリクルのレ チクル装着後に異物がレクチル上に落下付着するという問題を起こすことがあり 、重大な問題である。
【0005】 一般に、ペリクルは専用の容器にいれて、搬送、保管等を行う。ところで、こ れらペリクルを収納する為の容器は、通常ペリクル自身を収納する容器本体と上 蓋とからなる(実公平6−45965)。しかし、この容器の問題点は、ペリク ル枠のペリクル膜を設けていない方の端面とペリクル容器本体とが全面密着の形 で収納される事にある。ペリクル膜を設けていない方の端面はマスク又はレチク ルにペリクルを固定する為の粘着物質で出来た接着層が形成され、その接着層を 保護する為のライナー(セパレーター)で覆っている。このライナーと容器本体 とが搬送等の振動で擦れて発塵し、ペリクル内面を汚染することがあった。
【0006】 本考案は、上記事情に鑑みなされたもので、ペリクル内面が容器本体内底部か らの発塵によって汚染されることの極めて少ないペリクル用容器を提供すること を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、ペリクル枠の一端面側にペリクル膜を張設 したペリクルの上記ペリクル枠他端面を中央部のペリクル載置部上に載置する容 器本体と、この容器本体に嵌着された際、上記ペリクル枠の一端面を押える押え 部が設けられた蓋体とを具備するペリクル用容器において、上記ペリクル載置部 の少なくともペリクル枠下端面と当接する部分を凹凸面として、ペリクル枠下端 面に対するペリクル載置部の接触面積を少なくしたことを特徴とするペリクル用 容器を提供する。
【0008】 この場合、ペリクル載置部の外周縁部にペリクル枠の前後左右の動きを防止す る凸状係止部を設けることが好ましく、また、ペリクル載置部をその周囲より上 方に突出して設けることが好ましい。
【0009】 また、容器本体及び蓋体は帯電防止性合金樹脂にて形成することが有効である 。
【0010】
【作用】
本考案のペリクル用容器は、ペリクル枠の下端面が当接する容器本体のペリク ル載置部が凹凸状に形成され、ペリクル枠下端面が載置部に全面密着せず載置部 との接触面積が小さいので、従来の容器に比べて輸送時等にペリクル枠とペリク ル載置部とが擦れて発塵することが少なく、ペリクル膜内面の汚染が少なくなる ものである。
【0011】 また、上記のように凸状係止部を設けることにより、ペリクル枠の前後左右の 移動を規制し得、蓋体の押え部によるペリクル枠の押えとあいまって、ペリクル を容器内に確実に固定することができる。
【0012】 更に、ペリクル載置部をその周囲より上方に突出して設けることにより、発塵 物がこの載置部より低い位置に集ってペリクルに付着することが少なくなるもの である。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき図1を参照して説明する。
【0014】 図中1は、内部にペリクル20が収容されるペリクル用容器を示し、容器本体 2と蓋体10とから構成される。
【0015】 上記容器本体2は、外周縁部にリング状突起部3が一体に突設された皿状形状 に形成され、その中央部が上方に膨出してその周囲より高くなっており、この膨 出部上面がペリクル載置部4として形成されており、この載置部4面は凹凸状5 に形成されている。この凹凸面5は、図2に示したように、突条部5aが所定間 隔毎に並列された状態に形成してもよく、図3に示したように、円柱状突起5b を多数突設した状態に形成してもよく、その形状に特に制限されないが、角張っ た形状よりも曲面を持った滑らかな形状の方が容器の洗浄性等の点で有利であり 、この点から凸部先端や凹部底面は丸味を帯びていることが好適である。また、 凹凸の数や大きさには特に制限はないが、できるだけペリクル枠21と載置部4 との接触面積が少なく、かつペリクル枠21をしっかりと載置すべきである。な お、図示の実施例では載置部4全面を凹凸面5としたが、ペリクル枠21と当接 する部分のみを凹凸面5として形成してもよい。
【0016】 また、上記載置部4の上面外周縁部には、この載置部4上にペリクル20を載 置した時にこのペリクル20の前後左右の動きを規制する凸状係止部6が所用箇 所に複数個設けられている。なお、凸状係止部6は連続したリング条であっても よい。
【0017】 上記蓋体10は、中央膨出部11の外周縁にリング状押え部12が一体に連設 され、かつこの押え部12の外周縁に嵌合部13が一体に連設された構成を有し 、上記載置板5上にペリクル20を載置した状態で上記容器本体2にこの蓋体1 0を被着させた際、上記押え部12の下面がペリクル20のペリクル枠21一端 面に当接してこれを押えるようになっていると共に、上記嵌合部13の上面外周 縁部に一体に突設されたリング状壁14外周面が容器本体2のリング状突起部3 の内周面と密着当接し、かつ上記リング状壁14の上端外周縁に一体に突設され たリング状鍔部15の下面が上記リング状突起部3の上面と当接され、上記蓋体 10が容器本体に嵌着されるようになっている。なお、図中16は蓋体10を取 りはずすための取手である。
【0018】 上記ペリクル20は、ペリクル枠21の一端開放部を覆ってペリクル膜22が 張設され、その周囲がペリクル枠21の一端面に固定されるものである。
【0019】 上記ペリクル容器1の容器本体2及び蓋体10の材質は、一般に用いられてい る樹脂材料、金属等でよい。この例としてはポリプロピレン、ポリエチレン、A BS樹脂、PFA、PTFE、PMMA等の樹脂材料、アルミ、アルミ合金、ス テンレススチール等の金属が挙げられる。また、容器本体2を帯電防止性の樹脂 とすれば、容器本体2内の塵は蓋体10に吸着されるので好ましい。また、容器 本体2は、ペリクル膜22上の異物検査を行う為に黒色にしておくことが好まし い。
【0020】 上記ペリクル用容器1は、その容器本体2の載置部4上にペリクル枠21のペ リクル膜22が張設されていない方の他端面を置き、次いで蓋体10を容器本体 2に嵌着することによってペリクル20を容器1内に収納して使用する。なお、 容器本体1と蓋体10とは更に必要によって固定用クリップにて固定することも できる。この場合、ペリクル20は、ペリクル枠21の一端面が蓋体10の押え 部12によって押えられると共に、載置部4外周縁部に設けられた係止部6によ り前後左右の動きが係止、規制されるので、容器1内に固定状態で収容される。 なお、ペリクル枠21の他端面は必要により粘着剤を介して載置部4上に粘着、 載置するようにしてもよい。
【0021】 また、上記容器1は、その容器本体2の載置部4がその周囲より高い位置にあ り、ペリクル20はこの載置部4上に載置されるので、発塵物は上記載置部4よ り低い位置に集ってペリクル20に付着することが少ないと共に、特に本考案に あっては、ペリクル20は上記載置部4の凹凸面5上に置かれるものであり、ペ リクル枠21の下端面が載置部4(凹凸面5)と接触する面積が少ないので、ペ リクル枠21に接触した容器本体2部分からの発塵を可及的に少なくすることが でき、ペリクル膜22の内面の汚染を防止することができる。
【0022】 次に、実験例により本考案の効果を具体的に説明する。
【0023】 〔実験例〕 ペリクルとして、アルミニウム合金製の表面に黒色アルマイト処理を施した、 外形120×98mm、内形116×94mm、高さ6mmのペリクル枠の一端 面にペリクル膜を張ったものを用意した。ペリクル膜と反対側の他端面には、粘 着層とライナーを設けた。
【0024】 このペリクルを図1に示した構成のペリクル用容器に収納した。この場合、容 器本体としてはPMMA樹脂、蓋体としてはABS樹脂によって形成した。また 、容器本体のペリクル載置部における凹凸は高さ1m×巾1mm×縦1mmのも のを形成した。この容器と実公平6−45965号公報に例示された容器と本考 案の容器との発塵性を比較した。発塵の試験として、前記ペリクルを収納した容 器に振とう機を用いて毎分150回の振動を8時間加えた後、クラス10のクリ ーンルーム内で容器からペリクルを取り出して暗室内で40万ルクスの光を照射 してペリクル膜表面の異物の数を調べた。この結果を表1に示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【考案の効果】
本考案のペリクル用容器によれば、ペリクルはペリクル載置部の凹凸面上に載 置されるので、容器本体のペリクル枠と当接する部分の面積も少なくなり、これ からの発塵も少ないため、ペリクル膜内面の汚染も顕著に減少し、ペリクルの収 納運搬に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】凹凸面の一例を示す平面図である。
【図3】凹凸面の他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ペリクル用容器 2 容器本体 3 リング状突起部 4 ペリクル載置部 5 凹凸面 6 凸状係止部 10 蓋体 11 中央膨出部 12 押え部 13 嵌合部 14 リング状壁 15 鍔部 16 取手 20 ペリクル 21 ペリクル枠 22 ペリクル膜

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペリクル枠(21)の一端面側にペリク
    ル膜(22)を張設したペリクル(20)の上記ペリク
    ル枠(21)他端面を中央部のペリクル載置部(4)上
    に載置する容器本体(2)と、この容器本体(2)に嵌
    着された際、上記ペリクル枠(21)の一端面を押える
    押え部(12)が設けられた蓋体(10)とを具備する
    ペリクル用容器(1)において、上記ペリクル載置部
    (4)の少なくともペリクル枠(21)下端面と当接す
    る部分を凹凸面(5)として、ペリクル枠(21)下端
    面に対するペリクル載置部(4)の接触面積を少なくし
    たことを特徴とするペリクル用容器。
  2. 【請求項2】 ペリクル載置部(4)の外周縁部にペリ
    クル枠(21)の前後左右の動きを防止する凸状係止部
    (6)を設けた請求項1記載の容器。
  3. 【請求項3】 ペリクル載置部(4)をその周囲より上
    方に突出して設けた請求項1又は2記載の容器。
  4. 【請求項4】 容器本体(2)及び蓋体(10)が帯電
    防止性合成樹脂で形成された請求項1乃至3のいずれか
    1項記載の容器。
JP1995006452U 1995-06-05 1995-06-05 ペリクル用容器 Expired - Lifetime JP3019005U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011007827A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Shin Etsu Polymer Co Ltd 大型精密部材収納容器
KR101397503B1 (ko) * 2006-10-19 2014-05-20 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 펠리클 곤포용 완충체 및 곤포 방법

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