JP3018277U - 把手付掛金 - Google Patents
把手付掛金Info
- Publication number
- JP3018277U JP3018277U JP1995005721U JP572195U JP3018277U JP 3018277 U JP3018277 U JP 3018277U JP 1995005721 U JP1995005721 U JP 1995005721U JP 572195 U JP572195 U JP 572195U JP 3018277 U JP3018277 U JP 3018277U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- door
- receiving
- metal fitting
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- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 蝶番支持された扉が衝撃によってみだりに開
くのを防ぐ。 【構成】 一側縁が蝶番支持されている扉の他側縁に取
付けられレバー15を回動可能に枢止している掛金具1
0と、レバー15の他端が嵌入される受入溝35を有す
る受金具30とよりなり、掛金具10はL字形に一体形
成されて前方へ突出する軸止部13及び把手12を有
し、レバー15の基端周縁の一部は円形周縁16をなす
と共に適所に凹所18、19を有し、レバー15の基端
を軸止部13に形成した切割溝20内に枢止し、切割溝
20の溝底に設けた孔21内に球22及び発条23を収
容し、凹所19はレバー15が受金具30の受入溝に嵌
入された状態のとき球22が弾力的に係合する位置に設
けた。
くのを防ぐ。 【構成】 一側縁が蝶番支持されている扉の他側縁に取
付けられレバー15を回動可能に枢止している掛金具1
0と、レバー15の他端が嵌入される受入溝35を有す
る受金具30とよりなり、掛金具10はL字形に一体形
成されて前方へ突出する軸止部13及び把手12を有
し、レバー15の基端周縁の一部は円形周縁16をなす
と共に適所に凹所18、19を有し、レバー15の基端
を軸止部13に形成した切割溝20内に枢止し、切割溝
20の溝底に設けた孔21内に球22及び発条23を収
容し、凹所19はレバー15が受金具30の受入溝に嵌
入された状態のとき球22が弾力的に係合する位置に設
けた。
Description
【0001】
この考案は、主として蝶番支持された扉が衝撃等によってみだりに開くのを防 ぐための掛金に関する。
【0002】
戸棚類では、近年、引戸形式の戸よりも蝶番支持された観音開き(両開き)や 片開きの扉が好んで使用され、扉を閉鎖状態に維持するために、膨大した頭部を 有する金具とこの頭部を弾力的に挟持する発条金具との組合せ、磁石金具と鉄片 金具との組合せ、弾力的に出入する突起金具とこれが陥入する凹金具との組合せ 等が使用されている。これらの他、一端を水平な軸で枢止したレバーを有する掛 金具とこのレバーが嵌入する受溝を有する受金具との組合せも知られている。
【0003】
上述した膨大頭部金具、磁石金具、弾力性突起金具等は、総じて衝撃によって 外れ易く、レバー式の掛金具も衝撃によりレバーが跳って受溝から脱出する欠点 がある。そのために、地震等により扉が開いて収納物が床に落下し、破損する被 害が起きていた。 この考案は、衝撃を受けても外れにくい閉鎖用の金具を実現しようとするもの である。
【0004】
この考案は、レバーを有する掛金具と、レバーが嵌入する受溝を有する受金具 とからなる。 掛金具は、蝶番などによって開閉可能に支持された扉の自由端の縁部分に適当 な取付け手段によって取付けられ、L字形に一体に形成された把手及び軸止部が 扉表面より前方へ突出する。軸止部はその上端より扉表面に平行に切割られ、こ の切割溝内にレバーの基端が挟み込まれ、かつ回動可能に枢止されている。
【0005】 レバーの基端の周縁は円形をなし、その適所に凹所が形成されている。レバー 基端が挟み込まれる切割溝の底には、把手の内部に達する孔が垂直に穿設され、 その孔内に発条と球とが収容されており、球は発条の弾力によりレバー基端の円 形周縁に押当てられている。
【0006】 自由端が掛金具を取付けた扉に接している別の扉、または掛金具を取付けた扉 の自由端に接している戸棚等の壁側には受金具が取付けられる。この受金具は、 上方から前記扉表面に平行方向に切割られた受止溝が形成されている受止部を有 する。両開き扉用の受金具として、扉表面より前方へ突出する把手を上記受止部 にL字形に一体に形成してもよい。
【0007】 上述の掛金具及び受金具を扉等に取付ける手段としては、上述の把手及び軸止 部または把手及び受止部に一体に形成された取付板にそれぞれ木ねじ孔を穿孔し て木ねじによって扉等に取付ける方法や、把手から後方へ螺筒を伸延させ、扉等 に穿孔した取付孔にこの螺筒を挿入し、扉等の裏側より螺筒に螺子を螺入して取 付ける方法など、適宜の方法を採用することができる。
【0008】
両開きの扉または片開きの扉と壁とにそれぞれ掛金具及び受金具を取付け、掛 金具のレバーを倒して受金具の受止溝内に嵌入させるときは、球が発条の弾力に よってレバー基部の凹所に係合するため、垂直方向の衝撃が加わってもレバーが 受金具から離脱するのを妨げ、みだりに扉が開くのを防ぐことができる。また、 レバーを90°回動して受金具から離脱させるときは、やはり球がレバー基部の 凹所に係合するため、掛金を釈放状態に維持することができる。
【0009】
図1において、10は掛金具、30は受金具を示す。 掛金具10は取付板11を有し、その下縁より把手12が、右側縁より軸止部 13がそれぞれ前方へL字形をなして起上り、かつ取付板11には適所に木ねじ 孔14、14が穿孔されている。15はレバーで、基端には円形の周縁16が形 成され、先端に頭部17が形成されており、基端の周縁16には凹所18、19 が形成されている。軸止部13には上方から取付板11に平行に切割られた切込 溝20が形成され、その溝底に垂直に穿設された孔21内に、球22とこれを上 方へ押上げる発条23とが収容されている。レバー15の基端は切込溝20内に 挟み込まれ、軸24によって枢止されている。26は把手12の表面に刻設され た凹凸条である。
【0010】 受金具30は取付板31を有し、その下縁より把手32が、左側縁より受止部 33がそれぞれ前方へL字形をなして起上り、かつ取付板31には木ねじ孔34 、34が穿設されている。受止部33は上方から取付板31に平行に切割られた 受止溝35が形成されている。
【0011】 上述の掛金具10は観音開きする扉の右側に、受金具30は左側に、木ねじに よって取付ける。そして扉を閉め、レバー15を実線で図示する位置に倒すとき は、その先端が受金具30の受止溝35に係合し、かつ球22がレバー15の凹 所19に嵌入する。そのために、衝撃が加わってもレバー15が跳って受止溝3 5から脱出することなく、扉を閉めた状態を維持することができる。
【0012】 次に、レバー15を点線で図示する位置へ回動させると、球22が凹所18に 嵌入するため、レバー15はその位置に保持される。従って把手12、32を引 張って、扉を観音開きに開くことができる。なお、26、36は把手12、32 の表面に設けた滑り止めの凹凸条である。
【0013】 上述の掛金具10を右側が蝶番支持された片開きの扉に使用する場合は、扉の 左側縁に掛金具10を取付け、これに対面して戸棚等の左側壁部分に図2に示す 受金具40を取付ける。受金具40はブロック状をなし、前面から木ねじ孔44 、44が穿孔され、上面に受止溝45が形成されている。左側が蝶番支持された 片開きの扉の場合は、扉側に図1とは左右対称形の掛金具を取付け、戸棚等の右 側壁部分に図2に示した受金具40を取付ける。
【0014】 図3に示す実施例では、掛金具10及び受金具30は取付板11及び31をそ れぞれ欠如する。その代わりに、把手12及び32からは後方へ向かって螺筒2 7、27及び37、37がそれぞれ伸延し、これに螺子28、28及び38、3 8がそれぞれ螺合する。残余の構造は図1に示した実施例と同一であり、同一部 分は同一符号で示す。
【0015】 図3に示す掛金は左右の扉に前面から裏面へ貫通する孔を穿孔し、これらの孔 に螺筒27、27及び37、37をそれぞれ挿入し、扉の裏面から各螺筒に螺子 28、28及び38、38を螺入することにより取付けられる。
【0016】
以上のように、この考案によるときは地震その他の衝撃によって戸棚等の扉が 自然に開き、収納物が落下して破損する事故を未然に防止することができる。
【図1】この考案の一実施例を示し、(a)は正面図、
(b)は平面図である。
(b)は平面図である。
【図2】図1に示す実施例における受金具の他の例を示
し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図3】この発明の他の実施例を示し、(a)は正面
図、(b)は平面図である。
図、(b)は平面図である。
10 掛金具 11 取付板 12 把手 13 軸止部 14 木ねじ孔 15 レバー 16 円形周縁 18 凹所 19 凹所 20 切割溝 21 孔 22 球 23 発条 27 螺筒 28 螺子 30 受金具 31 取付板 32 把手 33 受止部 34 木ねじ孔 35 受止溝 37 螺筒 38 螺子
Claims (6)
- 【請求項1】 一側縁が蝶番支持されている扉の表面に
おける他側縁に取付けられ上記扉表面に平行な面内にお
いて回動可能にレバーの一端を枢止している掛金具と、
上記扉に対峙する扉または壁に上記掛金具に隣接して取
付けられ上記レバーの他端が嵌入される受入溝を有して
いる受金具とよりなり、上記掛金具はL字形に一体に形
成されて上記扉表面より前方へ突出する軸止部及び把手
を有し、上記レバーは枢止される基端の周縁の一部が円
形をなすと共にその適所に凹所が形成され、上記軸止部
はその上端から上記扉表面に平行に形成した切割溝内に
上記レバーの基端を枢止し、上記切割溝底に穿設した孔
内に発条及び球を収容してこの球を上記レバーの基端周
縁に弾力的に当接させ、上記凹所は上記レバーが上記掛
金具の受入溝と係合する位置にあるときに上記球が嵌入
する位置に形成されていることを特徴とする把手付掛
金。 - 【請求項2】 上記掛金具には、上記軸止部及び把手と
一体に取付板が形成され、この取付板に木ねじ孔が穿設
されていることを特徴とする請求項1記載の把手付掛
金。 - 【請求項3】 上記掛金具の把手より後方へ向けて螺筒
が伸延し、この螺筒に螺子が螺入されていることを特徴
とする請求項1記載の把手付掛金。 - 【請求項4】 上記受金具は上記掛金具の軸止部及び把
手に左右対称形をなす受止部及び把手を有し、上記受止
部に上記受止溝が形成されていることを特徴とする請求
項1記載の把手付掛金。 - 【請求項5】 上記受金具は上記掛金具の取付板に左右
対称形の取付板を有することを特徴とする請求項2記載
の把手付掛金。 - 【請求項6】 上記レバーの基端周縁における上記凹所
は、上記レバーが上記受金具の受入溝内にあるとき及び
上記受入溝から離脱した状態にあるときに上記球が嵌入
できる位置にそれぞれ形成されていることを特徴とする
請求項1記載の把手付掛金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995005721U JP3018277U (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 把手付掛金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995005721U JP3018277U (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 把手付掛金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3018277U true JP3018277U (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=43153730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995005721U Expired - Lifetime JP3018277U (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 把手付掛金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3018277U (ja) |
-
1995
- 1995-05-17 JP JP1995005721U patent/JP3018277U/ja not_active Expired - Lifetime
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