JP3018132B2 - 磁気抵抗素子 - Google Patents

磁気抵抗素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板上にチップの品種
名を表す任意な記号、文字等からなる識別手段用薄膜を
形成して各チップを識別するようにした磁気抵抗素子に
関する。
【0002】
【従来の技術】磁気抵抗素子において、各種絶縁基板を
用いてこの基板上に磁性薄膜及びこの磁性薄膜と導通す
る端子用導電薄膜を形成し、これら磁性薄膜及び端子用
導電薄膜上に透明体あるいは不透明体からなる保護膜を
形成した構造のものが知られている。この構造によれ
ば、基板の表面は保護膜で被覆されているので外部の雰
囲気の影響を受けることがないため、例えば耐湿性が向
上するようになって安定に動作することができる。この
場合、保護膜としては、SiO2 (二酸化珪素)、Si
3 4(窒化珪素) 、Al2 3(酸化アルミニウム) 等か
らなる無機材料膜や、エポキシ系、ポリイミド系、ポリ
エステル系樹脂等からなる有機材料膜が周知の方法で形
成されて用いられている。一般にこれらの保護膜は、耐
湿性を向上しようとして膜厚を大きくすると、膜の性質
は透明から徐々に不透明に変化してくる。
【0003】このような磁気抵抗素子において、基板上
に磁性薄膜及び端子用導電薄膜を形成する際、チップの
品種名を表す任意な記号、文字等からなる識別手段とし
て機能する薄膜(識別手段用薄膜)をそれら磁性薄膜あ
るいは端子用導電薄膜と同材料から共に形成して、この
識別手段用薄膜を読み取って確認することで各チップの
識別を容易にすることが行われている。これは磁性薄膜
あるいは端子用導電薄膜となる材料膜を蒸着法、CVD
法、スパッタリング法等によって基板上に全面に付着し
た後、材料膜を磁性薄膜あるいは端子用導電薄膜として
動作するように微細エッチング加工によって所望の形状
にパターン化する際、同時に識別手段用薄膜として任意
な記号、文字等に加工することによって形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気抵抗素子では、磁性薄膜あるいは端子用導電薄膜と
共に識別手段用薄膜を形成しても、この後磁性薄膜及び
端子用導電薄膜上に保護膜を形成する際識別手段用薄膜
も保護膜で被覆されてしまうので、この保護膜の存在に
よって識別手段用薄膜が読み取れなくなるという問題が
ある。保護膜は十分な保護効果を得るためには、その膜
厚を大きくとったり、あるいは透明体だけでなくこれに
不透明体を重ねた積層構造を採用することが多いので、
結果的に識別手段用薄膜は不透明体の保護膜で被覆され
てしまうため、読み取り不可能になる。また、基板とし
て透明材料を用いた場合は、基板の裏面から識別手段用
薄膜を読み取れることもあるが、不透明材料の基板を用
いた場合はこれも不可能になる。
【0005】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、磁性薄膜及び端子用導電薄膜上に保護膜が
存在していても、磁性薄膜あるいは端子用導電薄膜と同
材料で共に形成した識別手段用薄膜が容易に読み取れる
ようにした磁気抵抗素子を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに請求項1に係わる本発明は、基板と、該基板上に形
成された磁性薄膜及び端子用導電薄膜と、上記磁性薄膜
及び端子用導電薄膜上に形成された透明体あるいは不透
明体からなる保護膜とを有する磁気抵抗素子において、
上記基板上に上記磁性薄膜あるいは端子用導電膜と同材
料からなる識別手段用薄膜を、接地用の導電薄膜の近傍
であって該当したいずれかの薄膜と共に形成し、かつ上
記識別手段用薄膜上では不透明体からなる保護膜が除か
れていることを特徴とするものである。
【0007】 請求項2に係わる本発明は、請求項1に
おいて、接地用の導電膜は、上記基板上の隅部近くに
成されていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1に係わる本発明の構成によれば、基板
上に磁性薄膜あるいは端子用導電薄膜と同材料からなる
識別手段用薄膜を該当したいずれかの薄膜と共に形成
し、かつ上記識別手段用薄膜上では不透明体からなる保
護膜が除かれていることにより、識別手段用薄膜は容易
に読み取ることができるようになる。
【0009】請求項2に係わる本発明の構成によれば、
上記識別手段用薄膜は、上記基板上の隅部近くに形成さ
れている接地用の導電薄膜の近傍に形成したことによ
り、素子動作に悪影響を及ぼすことなく、請求項1と同
様な作用が行われる。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の磁気抵抗素子の実施例を示す平面図
で、図2は図1の部分的断面図である。1は感光性ガラ
ス基板(以下、単に基板と称する)で、この基板1は例
えば長方形のものが用いられ,長方形の四隅部には各々
例えば断面形状が円形の貫通孔2が形成されて、各貫通
孔2には導電材3が形成されている。このような形状の
基板1は後述のような方法で製造される。4は基板1上
に形成された磁性薄膜で例えばストライプ状のパターン
に形成されて、各磁性薄膜4は各導電材3に接続するよ
うに形成された端子用導電薄膜5に導通されている。基
板1の各隅部に形成されている四隅の端子用導電薄膜5
のうち一個(例えば5Aとする)は、接地用のものであ
る。また、基板1の裏面には各導電材3と導通するよう
に外部接続用導体6が形成されている。
【0011】7は基板1上の接地用の導電薄膜5Aの近
傍に形成された識別手段用薄膜で、チップの品種名を表
す任意な記号、文字等からなっていて、例えば端子用導
電薄膜5と同材料でこの端子用導電薄膜5と共に形成さ
れている。8は基板1上に磁性薄膜4、端子用導電薄膜
5及び識別手段用薄膜7を被覆するように形成された無
機材料膜で、例えばSiO2 膜のような透明体が用いら
れている。9はこの無機材料膜8を被覆するように形成
された有機材料膜で、例えばポリイミド系樹脂のような
不透明体が用いられている。これら無機材料膜8及び有
機材料膜9でもって、積層構造の保護膜10が構成され
ている。
【0012】ここで、有機材料膜9は識別手段用薄膜7
上では除かれるように形成されており、これによって識
別手段用薄膜7は透明体である無機材料膜8のみで被覆
されて、読み取りが可能になるように図られている。こ
のように、識別手段用薄膜7上にのみ不透明体である有
機材料膜9を存在させない構造は、後述のような方法で
製造される。
【0013】図3は図1及び図2の本実施例の磁気抵抗
素子に用いられた基板1の製造方法を示すものである。
本実施例で用いられる感光性ガラス基板1は、例えばS
iO2 −Li2 O−Al2 3 系ガラスを主成分とし
て、これに感光性金属として少量の金、銀を、また増感
剤として少量のCeO2 を含んだ基板が出発材料として
用いられており、この基板は紫外線を照射して結晶化さ
せるとこの結晶化された部分が他の部分よりも酸によっ
てずっと速く溶けるという性質を有し、さらに熱処理を
加えることによって全く新しい特性を持つ結晶化ガラス
に変質するという特徴を有している。従って、このよう
な特徴を利用して基板1を製造する。
【0014】まず、工程[A]で上記のような成分を有
する基板11を出発材料として用い、所望面がパターン
部12でマスクされたフォトマスク13を通じて矢印の
ように紫外線を照射する。これにより、パターン部12
以外のフォトマスク13を通過した紫外線によって、基
板11に部分的に潜像11Aが形成される。この潜像1
1Aは後で貫通孔が形成される部分となる。次に、工程
[B]のように基板11を約450℃乃至600℃で熱
処理(一次結晶化処理)することにより、潜像11Aは
結晶化部分11Bに変化する。続いて、工程[C]のよ
うに基板11をフッ酸溶液に浸すことにより、結晶化部
分11Bがエッチングされて貫通孔2が形成される。次
に、工程[D]のように基板11を安定化(結晶化ガラ
スにする)するために矢印のように再び紫外線を照射し
た後、工程[E]のように基板11を再度約800℃乃
至900℃で熱処理(二次結晶化処理)することによ
り、基板11の機械的強度は大きくなる。これによっ
て、化学的及び電気的に安定化された基板1が得られ
る。
【0015】次に、図4を参照してこのようにして得ら
れた基板1を用いた本実施例の磁気抵抗素子の製造方法
を説明する。まず、工程[A]のように基板1の貫通孔
2に導電性ペーストあるいは導電性フリットを充填した
後、焼成して導電材3を形成する。この導電材3の基板
1の表裏の面は基板1の表裏の面に一致するように平坦
に形成される。続いて、工程[B]のように基板1上に
材料膜を付着した後微細エッチング加工によって磁性薄
膜4を形成した後、工程[C]のように基板1上に端子
用導電薄膜を形成する材料膜15を付着する。次に、工
程[D]のように微細エッチング加工によって端子用導
電薄膜5と共に、任意な記号、文字等からなる識別手段
用薄膜7を形成する。端子用導電薄膜5は磁性薄膜4と
導通するように形成されると共に、識別手段用薄膜7は
既に形成されている接地用の導電薄膜5Aの近傍に形成
される。
【0016】続いて、工程[E]のように磁性薄膜4、
端子用導電薄膜5及び識別手段用薄膜7を被覆するよう
に、SiO2 膜のような透明体からなる無機材料膜8を
形成する。次に、工程[F]のように識別手段用薄膜7
上を除いて無機材料膜8を被覆するように、エポキシ系
あるいはポリイミド系樹脂のような不透明体からなる有
機材料膜9を形成する。この構造は、エポキシ系のよう
なものであれば、印刷法を用いることができ、識別手段
用薄膜7上を除いて形成することが簡単にできる。ある
いはポリイミド系のようなものであれば、予め有機材料
膜9を識別手段用薄膜7上を含む基板1全面に付着した
のち、微細エッチング加工によって識別手段用薄膜7上
の有機材料膜9のみを除くようにすれば、簡単に得るこ
とができる。また、これによって、無機材料膜8及び有
機材料膜9からなる積層構造の保護膜10が得られ、十
分な保護効果を発揮する。続いて、工程[G]のように
基板1の裏面に外部接続用導体6を形成することによ
り、図1及び図2の本実施例の磁気抵抗素子が得られ
る。
【0017】このような本実施例によれば、基板1上に
端子用導電薄膜5を形成する際に、この端子用導電薄膜
5と同材料によって識別手段用薄膜7を端子用導電薄膜
5と共に形成し、かつ識別手段用薄膜7上では不透明体
からなる有機材料膜9が除かれているので、識別手段用
薄膜7は不透明体の保護膜で被覆されていないため、容
易に読み取ることができるようになる。また、本実施例
によれば、識別手段用薄膜7は基板1の隅部に形成され
ている接地用の導電薄膜5Aの近傍に形成しており、基
板1の中央部あるいはこの近くの部分には形成しないの
で、素子動作に悪影響を及ぼすことはなくなる。すなわ
ち、識別手段用薄膜7を磁性薄膜4あるいは端子用導電
薄膜5に電位のある基板1の中央部あるいはこの近くの
部分に形成した場合には、マイグレーションを引き起こ
して素子動作に悪影響を及ぼすおそれが生ずるが、識別
手段用薄膜7は接地用の導電薄膜5Aに近傍に形成する
ことによって、このような弊害を防止することができ
る。さらに、本実施例によれば、識別手段用薄膜7が容
易に読み取れることにより、基板1が不透明材料を用い
た場合でも、チップの上下、左右の位置の識別も容易に
できるという効果も得られるようになる。
【0018】なお、本実施例では識別手段用薄膜7は端
子用導電薄膜5と同材料によってこの端子用導電薄膜5
と共に形成する例で示したが、これに限らず磁性薄膜4
と同材料によってこの磁性薄膜4と共に形成するように
しても良い。また、本実施例では基板1として貫通孔2
を形成した形状のものを用いた例で説明したが、貫通孔
2は不要にして基板1の同一面に外部接続用導体6及び
磁性薄膜4を形成するようにしても良い。さらに、基板
1の形状は長方形に限らず、また貫通孔2の断面形状も
円形に限ることはない。同様にして、端子用導電薄膜5
は基板1の四隅部に形成した例で説明したが、これに限
ることはない。
【0019】図5は本実施例の磁気抵抗素子を混成(ハ
イブリッド)ICに用いる磁気抵抗素子に適用した例を
示すものである。混成IC基板21としては図3に示し
たような方法で製造された、図6のような形状の感光性
ガラス基板21を用いるようにする。この場合、基板2
1に貫通孔22A及び22Bを形成して、基板21をリ
ードフレート23にボンディングすると共に、各貫通孔
22A及び22Bに各々図1の磁気抵抗素子20及び信
号処理用のIC24を実装してリードフレーム23にボ
ンディングする。磁気抵抗素子20の表面にはパッド2
0Aが形成されると共に、IC24の表面にはパッド2
4Aが形成され、各パッド20Aと24A間、パッド2
0Aとリードフレーム23間、パッド24Aとリードフ
レーム23間はワイヤ25がボンディングされる。そし
て、全体は樹脂26でモールディングされる。なお、こ
の場合は、各貫通孔22A,22Bを形成する基板21
の高さ寸法は、磁気抵抗素子20及びIC24の厚さ寸
法よりも僅か大きく形成したものを用いるようにする。
【0020】このような混成ICによれば、樹脂モール
ディングを行っても、高さ寸法がIC24の厚さ寸法よ
りも僅か大きく設定されている基板21を用いることに
より、IC24のパッド24Aにボンディングされたワ
イヤ25が、IC24のチップ自身にタッチしてエッジ
ショートを引き起こすのを防止できるという効果が得ら
れる。しかも、基板21として感光性ガラスを用いるこ
とにより、各貫通孔22A,22Bの加工は簡単に行え
るので、特にコストアップを伴うこともない。
【0021】この点、図8に示したような従来の混成I
Cであると、リードフレーム33にボンディングされた
磁気抵抗素子30及びIC34が樹脂36でモールディ
ングされる際、IC34のパッド34Aにボンディング
されたワイヤ35が、矢印の部分でIC34のチップ自
身にタッチしてエッジショートを引き起こし易いという
欠点があった。この欠点を改善するには、図9に示した
ように混成IC基板41を用いてこの基板41上に磁気
抵抗素子30及びIC34を実装して、基板41をリー
ドフレーム33にボンディングすることが考えられてい
るが、この構造であると混成IC基板41に磁気抵抗素
子30及びIC34を実装する面積以外に、厚膜抵抗パ
ターン及び接続回路を設ける面積も必要になるため、実
用的でないという欠点が生じていた。
【0022】図7は図5の混成ICの変形例を示す平面
図で、基板21の表面に導電ペーストを印刷、焼成して
導電薄膜27を形成して、この導電薄膜27を介して磁
気抵抗素子20及びIC24の各パッド20A,24A
にワイヤ25をボンディングするようにした構造を示す
ものである。このような変形例によっても図5と同様な
効果を得ることができる。
【0023】なお、混成ICは磁気抵抗素子及びICを
組み合わせた例で説明したが、この組み合わせに限ら
ず、磁気抵抗素子同士あるいはIC同士を組み合わせる
ようにしても良い。また、基板としては感光性ガラスに
限らず、成形樹脂を用いるようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】 請求項1に係わる本発明によれば、基
板上に磁性薄膜あるいは端子用導電薄膜と同材料からな
る識別手段用薄膜を該当したいずれかの薄膜と共に形成
し、かつ上記識別手段用薄膜上では不透明体からなる保
護膜が除かれているので、磁性薄膜及び端子用導電薄膜
上に保護膜が存在していても、磁性薄膜あるいは端子用
導電薄膜と同材料で共に形成した識別手段用薄膜が容易
に読み取れるようにすることができる。また、識別手段
用薄膜は、接地用の導電薄膜の近傍に形成されているの
で、マイグレーションが生じにくくなる。請求項2に係
わる本発明によれば、接地用の導電薄膜は、上記基板上
の隅部近くに形成されているので請求項1と同様な効果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気抵抗素子の実施例を示す平面図で
ある。
【図2】図1の部分的構造を示す断面図である。
【図3】本実施例の磁気抵抗素子に用いる基板の製造方
法を示す工程図である。
【図4】本実施例の磁気抵抗素子の製造方法を示す工程
図である。
【図5】本実施例の磁気抵抗素子を適用した混成(ハイ
ブリッド)ICを示す断面図である。
【図6】図5の混成ICに用いる基板を示す断面図であ
る。
【図7】図5の混成ICの変形例を示す平面図である。
【図8】従来の混成ICを示す断面図である。
【図9】従来の他の混成ICを示す断面図である。
【符号の説明】
1,21 基板 2,22A,22B 貫通孔 3 導電材 4 磁性薄膜 5 端子用導電薄膜 5A 接地用の導電薄膜 7 識別手段用薄膜 8 無機材料膜(透明体) 9 有機材料膜(不透明体) 10 保護膜 13 フォトマスク 20 リードフレーム 24 IC 25 ボンディングワイヤ 26 樹脂 27 導電薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 43/08 G01R 33/09 H01L 21/02 H01L 43/12 G11B 5/39

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板上に形成された磁性薄膜
    及び端子用導電薄膜と、上記磁性薄膜及び端子用導電薄
    膜上に形成された透明体あるいは不透明体からなる保護
    膜とを有する磁気抵抗素子において、上記基板上に上記
    磁性薄膜あるいは端子用導電膜と同材料からなる識別手
    段用薄膜を、接地用の導電薄膜の近傍であって該当した
    いずれかの薄膜と共に形成し、かつ上記識別手段用薄膜
    上では不透明体からなる保護膜が除かれていることを特
    徴とする磁気抵抗素子。
  2. 【請求項2】 前記接地用の導電薄膜は、上記基板上の
    隅部近くに形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の磁気抵抗素子。
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