JP3018050U - 除電装置付き塗装用ブース - Google Patents

除電装置付き塗装用ブース

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JP3018050U
JP3018050U JP1995005483U JP548395U JP3018050U JP 3018050 U JP3018050 U JP 3018050U JP 1995005483 U JP1995005483 U JP 1995005483U JP 548395 U JP548395 U JP 548395U JP 3018050 U JP3018050 U JP 3018050U
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高一 新井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブース内全体を無静電状態とすることができ
て、塗装前における車輛の全体を除電状態とすることが
でき、粉塵の車輛への付着を防止できて、車両の塗装を
良好に行うことができる除電装置付き塗装用ブースを提
供する。 【構成】 車両を収容し、除電と塗装作業を行うための
作業空間3と、作業空間3の上部に全面に渡って設けら
れ、除電暖気を作業空間3に供給するための除電暖気供
給用空間4と、作業空間3の床下に設けられたフィルタ
ー5付きの排気空間6とからなり、これらの各空間3,
4,6を形成するブースハウジング7が一体化され、作
業空間3には、暖気供給装置8と除電装置2とが連設さ
れているとともに、車両用出入口10と作業員用出入口
11とが設けられて作業時には密閉されており、排気空
間6には、排気装置12が連設され、作業空間3と除電
暖気供給用空間4と排気空間6は、密閉空間となってい
るものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、車両を収容して、この車両の全体を除電して塗装を行う除電装置付 き塗装用ブースに関し、特に、収容された車輛を含むブース内全体を除電して車 輛の塗装作業を行うことが可能な除電装置付き塗装用ブースに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車輛を塗装するときには、塗装前あるいは塗装中に、ゴミ、ホコリ等 の粉塵が車輛に付着したままの状態で塗装するのを防ぐために、塗装前に車輛の 塗装箇所の除電を行って、粉塵の車輛への付着を無くした状態で、車輛の塗装を 行うようにしている。 従来、車輛の除電を行うものとして、例えば、実登3004251号に記載さ れているような除電ガンが使用されている。 この除電ガンで車輛の除電を行うには、除電ガンを車輛に向けてからこの除電 ガンを稼動し、この除電ガンから噴出されるイオン流を車輛の被塗装面に吹き付 けて、塗装表面電位をゼロにするようにしている。 そして、車輛の被塗装面の表面電位をゼロにして、粉塵の付着を無くした状態 で、車輛に塗料を吹き付けて、車輛の塗装を行うようにしている。 また、粉塵の浮遊を防ぐために、床にピットを掘り、水をまいた後に、塗装を 行うようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の除電・塗装方法には、次に説明する問題があった。 即ち、車輛の塗装は、多層状であり重ね塗りが必要であるために、従来では塗 装する度に、一層毎の除電作業が必要なので面倒であった。 又、従来の除電作業では、エアーブローが欠かせないものであるために、この エアーブローに伴って空気中に浮遊する粉塵が巻き込まれて車輛の塗装面に付着 することがあった。
【0004】 例えば、下地塗りとメタリックとクリアー仕上げの三層の塗装を行う場合、各 工程の前に除電作業が必要であり、このとき、目に見える粉塵の除去は簡単であ るが、目に見えない粉塵が車輛の塗装面に付着した場合には、最後の工程である クリアー仕上げの後でなければこの付着粉塵を発見できないために、粉塵の付着 部分の研磨作業を必要としていた。 更に、研磨作業後に、もう一度クリアー仕上げをしても、この研磨部分の仕上 がりが悪くなるという問題があった。 また、以前塗装されている車輛に新たに塗装を行う場合、塗装面補修部分と以 前の塗膜面との境界部分に、塗料の乾燥を遅くして塗料ミストが塗装面以外の面 に付着することを防ぐために、ボカシ用ブレンダーを施す必要があるという問題 があった。
【0005】 しかも、従来は塗装室内(ブース)に、粉塵の再浮遊を防ぐために、床にピッ トを掘り、水をまいた後に、塗装を行っているが、塗装室内は乾燥させるために 高温状態が保たれているので、まいた水が湿気となり、空気中にこの湿気が含ま れて塗装色に変化(塗装色が白っぽくなる)生じるという問題があつた。 また、従来は、塗装室外でパテ研ぎした後、車輛を塗装室内に移動してから塗 装作業を行っており、車輛の移動という面倒な作業を必要としていた。 しかも、従来は、塗装室内を無粉塵状態の初期状態に維持するために、短期間 毎に塗装室内を大掃除する必要があるという問題があった。
【0006】 本考案は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであつて、ブース内全体を無 静電状態とすることができて、塗装前における車輛の全体を除電状態とすること ができ、粉塵の車輛への付着を防止することができ、車輛の塗装面を重ね塗りす る場合にも一層毎の除電作業を行う必要がなく、且つクリアー仕上げのときの研 磨作業を行う必要がなく、しかも塗料ミストの付着を少なくすることができて作 業性、仕上がり共に良好となり、ブース内に水をまく必要がなく、また、車輛の 塗装面の塗膜を均一にできて重ね塗りの回数を少なくすることができ、塗料の消 費を少なくすることができ、塗料の肉厚を均一にすることができて塗装後の仕上 げ磨きの工数を激減でき、更に、パテ磨きと塗装作業とを同一ブース内で行うこ とができて車輛の移動を行う必要がなくてこれらの作業を連続して行え、ブース 内の必要な清掃サイクルを長期間とすることができる除電装置付き塗装用ブース を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、請求項1の除電 装置付き塗装用ブースは、車両を収容して、この車両の全体を除電して塗装を行 う除電装置付き塗装用ブースであって、車両を収容し、除電と塗装作業を行うた めの作業空間と、前記作業空間の上部に全面に渡って設けられ、除電暖気を作業 空間に供給するための除電暖気供給用空間と、前記作業空間の床下に設けられた フィルター付きの排気空間とからなり、これらの各空間を形成するブースハウジ ングが一体化され、前記作業空間には、暖気供給装置と除電装置とが連設されて いるとともに、車両用出入口と作業員用出入口とが設けられて作業時には密閉さ れており、前記排気空間には、排気装置が連設され、前記作業空間と除電暖気供 給用空間と排気空間は、密閉空間であることを特徴とするものである。
【0008】 請求項2の除電装置付き塗装用ブースは、車両を収容して、この車両の全体を 除電して塗装を行う除電装置付き塗装用ブースであって、車両を収容し、除電と 塗装作業を行うための作業空間と、前記作業空間の上部に全面に渡って設けられ 、除電暖気を作業空間に供給するための除電暖気供給用空間と、前記作業空間の 床下に設けられたフィルター付きの排気空間とからなり、これらの各空間を形成 するブースハウジングが一体化され、前記作業空間には、暖気供給装置と除電装 置とが連設されているとともに、車両用出入口と作業員用出入口とが設けられて 作業時には密閉されており、前記排気空間には、排気装置が連設され、前記作業 空間と除電暖気供給用空間と排気空間は、密閉空間であり、前記作業空間と除電 暖気供給用空間は金属製フィルターで隔絶され、前記除電装置は、ブースハウジ ングの上部に複数列交互に配設されたプラス電極とマイナス電極の除電ユニット で構成されていることを特徴とするものである。
【0009】 請求項3の除電装置付き塗装用ブースは、車両を収容して、この車両の全体を 除電して塗装を行う除電装置付き塗装用ブースであって、車両を収容し、除電と 塗装作業を行うための作業空間と、前記作業空間の上部に全面に渡って設けられ 、除電暖気を作業空間に供給するための除電暖気供給用空間と、前記作業空間の 床下に設けられたフィルター付きの排気空間とからなり、これらの各空間を形成 するブースハウジングが一体化され、前記作業空間には、暖気供給装置と除電装 置とが連設されているとともに、車両用出入口と作業員用出入口とが設けられて 作業時には密閉されており、前記排気空間には、排気装置が連設され、前記作業 空間と除電暖気供給用空間と排気空間は、密閉空間であり、前記作業空間と除電 暖気供給用空間は金属製フィルターで隔絶され、前記除電装置は、ブースハウジ ングの上部に複数列交互に配設されたプラス電極とマイナス電極の除電ユニット で構成され、前記除電ユニットは、電圧が供給されるアンプ部と、前記アンプ部 から所定長さ架設された支持枠部と、前記支持枠部に支持され前記アンプ部に接 続されたワイヤー電極とを備えていることを特徴とするものである。
【0010】 請求項4の除電装置付き塗装用ブースは、車両を収容して、この車両の全体を 除電して塗装を行う除電装置付き塗装用ブースであって、車両を収容し、除電と 塗装作業を行うための作業空間と、前記作業空間の上部に全面に渡って設けられ 、除電暖気を作業空間に供給するための除電暖気供給用空間と、前記作業空間の 床下に設けられたフィルター付きの排気空間とからなり、これらの各空間を形成 するブースハウジングが一体化され、前記作業空間には、暖気供給装置と除電装 置とが連設されているとともに、車両用出入口と作業員用出入口とが設けられて 作業時には密閉されており、前記排気空間には、排気装置が連設され、前記作業 空間と除電暖気供給用空間と排気空間は、密閉空間であり、前記作業空間と除電 暖気供給用空間は金属製フィルターで隔絶され、前記ブースハウジングは、吊り 上げ移動可能なハウジングユニットで構成されていることを特徴とするものであ る。
【0011】 請求項5の除電装置付き塗装用ブースは、車両を収容して、この車両の全体を 除電して塗装を行う除電装置付き塗装用ブースであって、車両を収容し、除電と 塗装作業を行うための作業空間と、前記作業空間の上部に全面に渡って設けられ 、除電暖気を作業空間に供給するための除電暖気供給用空間と、前記作業空間の 床下に設けられたフィルター付きの排気空間とからなり、これらの各空間を形成 するブースハウジングが一体化され、前記作業空間には、暖気供給装置と除電装 置とが連設されているとともに、車両用出入口と作業員用出入口とが設けられて 作業時には密閉されており、前記排気空間には、排気装置が連設され、前記作業 空間と除電暖気供給用空間と排気空間は、密閉空間であり、前記作業空間と除電 暖気供給用空間は金属製フィルターで隔絶され、前記車両用出入口に、開閉可能 なアコーディオン式扉が設けられていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】
請求項1の除電装置付き塗装用ブースによれば、塗装が施される車輛は車輛用 出入口からブースハウジング内の作業空間内に収容されるとともに、作業員出入 口から作業員が作業空間内に入り、塗装作業時には、両出入口が閉められて作業 空間は密閉状態となる。 この作業空間には、暖気供給装置から除電暖気供給用空間を介して暖気が供給 されるが、この暖気は、除電装置を通して供給されるので、この暖気は除電され たものであり、従って作業空間全体が除電されたものとなり、この作業空間に収 容されている車輛全体も除電状態となる。
【0013】 この作業空間と除電暖気供給用空間は、密閉空間であるので、作業空間の除電 状態は保持され、除電状態の作業空間で車輛の塗装作業が行われる。 また、塗装作業後の暖気は、作業空間の床下に設けられた排気空間に排気され 、更に、排気空間に付設されたフィルターによって漉された排気は、この排気空 間に連設された排気装置によって外部へ排気される。 上記のように、除電状態の作業空間で車輛の塗装作業が行われるので、車輛の 塗装面に粉塵が付着することがなく、この塗装面に良好な状態で塗装を施すこと ができる。 しかも、作業空間の作業員の衣服を含む全てが除電状態であるので、作業空間 は清潔に保たれ、作業空間に粉塵が浮遊することがなく、塗装時の車輛への粉塵 の付着を防止することができ、車輛の塗装作業をより良好な状態で効率よく行う ことができる。
【0014】 請求項2の除電装置付き塗装用ブースによれば、除電装置は、ブースハウジン グの上部に複数列交互に配設されたプラス電極とマイナス電極の除電ユニットで 構成されているので、暖気がこれらプラス電極とマイナス電極の除電ユニットを 通るときに、正確に除電され、このように除電された状態で暖気が作業空間に供 給される。 更に、除電装置は、上記のようにプラス電極とマイナス電極の除電ユニットで 構成されているので、その構造が簡単であり、安価に提供することができる。
【0015】 請求項3の除電装置付き塗装用ブースによれば、除電装置を構成するプラス電 極とマイナス電極の除電ユニットが、電圧が供給されるアンプ部と、前記アンプ 部から所定長さ架設された支持枠部と、前記支持枠部に支持され前記アンプ部に 接続されたワイヤー電極とを備えているものであるので、アンプ部で増幅された プラス電圧とマイナス電圧の両電圧でワイヤー電極を通過する暖気を除電するの で、この暖気の除電がより正確に行われる。 更に、除電ユニットが、電圧が供給されるアンプ部と、前記アンプ部から所定 長さ架設された支持枠部と、前記支持枠部に支持され前記アンプ部に接続された ワイヤー電極とから構成されているので、その構造が簡単であり、除電ユニット の設置を容易に行うことができ、費用の低減を図ることができる。
【0016】 請求項4の除電装置付き塗装用ブースによれば、ブースハウジングが、吊り上 げ移動可能なハウジングユニットで構成されているので、ブースハウジングの設 置を容易に行うことができ、且つブースハウジングの移動も簡単に行うことがで きる。 従って、塗装工場内における最適な位置に、除電装置付き塗装用ブースを設置 することができ、この設置作業が簡単である。
【0017】 請求項5の除電装置付き塗装用ブースによれば、車両用出入口に、開閉可能な アコーディオン式扉が設けられているので、扉の開閉を簡単に行うことができ、 且つ、このアコーディオン式扉を閉めた状態では、作業空間が密閉された状態と なるので、作業空間内に外部から粉塵が入り込むことがなく、良好な除電状態で 車輛の塗装を行うことができ、塗装時における車輛への粉塵の付着を防止するこ とができる。
【0018】
【実施例】
以下、本考案に係る除電装置付き塗装用ブースの実施例について、図面を参照 しつつ説明する。 まず、第1実施例の除電装置付き塗装用ブースについて、図面を参照しつつ説 明する。 図1は第1実施例の除電装置付き塗装用ブース1を縦断面した状態の内部構造 を示し、図2は除電装置付き塗装用ブース1を平面視した状態を示し、図3は除 電装置付き塗装用ブース1を側面視した状態を示し、図4は除電装置付き塗装用 ブース1に用いられる除電装置2の底面視した状態を示し、図5は除電装置2の 一部を構成する除電ユニット2Aを正面視した状態を示し、図6は除電ユニット 2Aを底面視した状態を示し、図7は除電ユニット2aを側面視した状態を示し ている。
【0019】 この第1実施例の除電装置付き塗装用ブース1は、車両(図示略)を収容して 、この車両の全体を除電して塗装を行うものであり、車両を収容し、除電と塗装 作業を行うための作業空間3と、作業空間の上部に全面に渡って設けられ、除電 暖気を作業空間3に供給するための除電暖気供給用空間4と、作業空間3の床下 に設けられたフィルター5付きの排気空間6とからなり、これらの各空間3,4 ,6を形成するブースハウジング7が一体化され、作業空間3には、暖気供給装 置8と除電装置2とが連設されているとともに、車両用出入口10と作業員用出 入口11とが設けられて作業時には密閉されており、排気空間6には、排気装置 12が連設され、作業空間3と除電暖気供給用空間4と排気空間6は、密閉空間 とされている。
【0020】 除電装置2は、ブースハウジング7の上部に設けられた金属製フィルター、例 えばパンチングメタルで隔絶され、その上部に複数列交互に配設されたプラス電 極とマイナス電極の除電ユニット2A,2Bで構成されている(図4参照)。 その理由は、除電ユニット2A,2B等には数千ボルトの電圧がかかっており 、作業空間3内に充満する有機溶剤等の塗装環境下において、引火という危険性 がある。 しかし、除電装置2を給気フィルターボックス8aの前に置いてはゴミの問題 、イオンの放出効率の悪化等で問題が生ずる。 そこで(1)作業空間3と除電ユニット2の間をパンチングメタルで仕切る。 (2)スイッチを投入した後、給気ファン、排気ファンが作動し、一定 時間経過後、除電ユニットが作動する構造にする 等の方法で引火性を排除すると共に、性能の低下をまねく事も防止できる。 また、パンチングメタルはそれ自体が天井を形成し、除電ユニット2が取付け られているが、ヒンジにより簡単に天井から壁方向にむかってひらく構造のため 、除電ユニット2のメンテナンスが作業空間3内で簡単に行うことができる。 本考案は、これに限らず、他の構成の除電装置を用いてもよいことは勿論であ る。 除電ユニット2A,2Bは、電圧が供給されるアンプ部2aと、アンプ部2a から所定長さ架設された支持枠部2bと、支持枠部2bに支持されアンプ部2a に接続されたワイヤー電極2cとを備えているものである(図5乃至図7参照) が、本考案は、これに限らず、他の構成の除電ユニットを用いてもよいことは勿 論である。
【0021】 本実施例においては、暖気供給装置8は、外気を漉した状態で取り込む給気フ ィルターボックス8aと、給気を送り出すための給気ファン8bと、給気を暖め て暖気とするためのバーナーダクトユニット8cと、除電暖気供給用空間4に連 設され暖気を除電暖気供給用空間4に送り込むための給気ダクト8dとから構成 されている。 排気空間6のフィルター5の上面にはスノコ13が敷設され、フィルター5の 下面には排気ピット14が配設されている。
【0022】 排気装置12には、ブースハウジング7の後部に設けられた排気チャンバー室 15に排気ファン12aが配設され、この排気ファン12aの上部には、排気を 外部に排出するための排気ダクト12bが立設されている。 除電暖気供給用空間4には、暖気供給装置8からの暖気が送り込まれるエアー チャンバー室4aが設けられ、このエアーチャンバー室4aには、その下部側に 天井フィルター4bが全面に渡って配設され、その下方に複数の除電ユニット2 A,2Bからなる除電装置2が配置されている。
【0023】 車両用出入口10には、電動シャッター10aが設けられ、作業員用出入口1 1には出入用扉11aが設けられ、これらの電動シャッター10aと出入用扉1 1aとが閉められると、作業空間3は密閉状態となるようにしている。 また、ブースハウジング7には、作業空間3を外部から除いて作業空間3内の 状態が一見して判るようにするための覗窓7aがその両側壁に設けられている。 尚、図中符号16は、作業空間3を照明するための蛍光灯であり、符号17は 、車両用出入口10に車輛を移動するときに使用されるスロープ板である。
【0024】 次に、上記構成の第1実施例の除電装置付き塗装用ブース1の作用について説 明する。 車両用出入口10の電動シャッター10aが開けられ、塗装が施される車輛が 、スロープ板17を経て車輛用出入口10からブースハウジング7の作業空間3 内に収容されるとともに、作業員出入口11から出入用扉11aを開けて作業員 が作業空間3内に入り、両出入口10,11の電動シャッター10aと出入用扉 11aとが閉められて作業空間3は密閉状態となる。
【0025】 この作業空間3には、暖気供給装置8から給気ファン8bの駆動によってバー ナーダクトユニツト8cを介して除電暖気供給用空間4に送り込まれた暖気が供 給されるが、この暖気は、除電装置2を通して供給されるので、この暖気は除電 されたものであり、従って作業空間3全体が除電されたものとなり、この作業空 間3に収容されている車輛全体も除電状態となる。 更に、除電暖気供給用空間4の暖気は、天井フィルター4bによって漉された 状態で除電されて作業空間3に供給されるので、この暖気内に粉塵が殆ど含まれ ていない状態となる。
【0026】 作業空間3と除電暖気供給用空間4は、密閉空間であるので、作業空間3の除 電状態は保持され、除電状態の作業空間3で車輛の塗装作業が行われる。 また、塗装作業後の暖気は、作業空間3の床下に設けられた排気空間6に排気 され、更に、排気空間6に付設されたフィルター5によって漉された排気は、こ の排気空間6に連設された排気装置12の排気ファン12aの駆動によって外部 へ排気される。
【0027】 上記のように、除電状態の作業空間3で車輛の塗装作業が行われるので、車輛 の塗装面に粉塵が付着することがなく、この塗装面に良好な状態で塗装を施すこ とができる。 しかも、作業空間3の作業員の衣服を含む全てが除電状態であるので、作業空 間3は清潔に保たれ、作業空間3に粉塵が浮遊することがなく、塗装時の車輛へ の粉塵の付着を防止することができ、車輛の塗装作業をより良好な状態で効率よ く行うことができる。
【0028】 次に、第2実施例の除電装置付き塗装用ブースについて、図面を参照しつつ説 明する。 図8は第2実施例の除電装置付き塗装用ブース1Aを正面視した状態を示し、 図9は第2実施例の除電装置付き塗装用ブース1Aを平面視した状態を示し、図 10は、除電装置付き塗装用ブース1Aを側面視した状態を示している。 この第2実施例の除電装置付き塗装用ブース1Aには、車輛用出入口10Aに 、開閉可能なアコーディオン式扉18が設けられている。 尚、他の部分の構造は、配置が異なる部分もあるが、機能上、上記第1実施例 とほぼ同様なので、同一符号を付して説明を省略する。
【0029】 このアコーディオン式扉18は、左右方向中央部から左右側部に向けてそれぞ れ開くように構成されている。 この第2実施例の除電装置付き塗装用ブース1Aによれば、車両用出入口10 Aに、開閉可能なアコーディオン式扉18が設けられているので、扉18の開閉 を簡単に行うことができ、且つ、このアコーディオン式扉18を閉めた状態では 、作業空間(図示略)が密閉された状態となるので、作業空間内に外部から粉塵 が入り込むことがなく、良好な除電状態で車輛の塗装を行うことができ、塗装時 における車輛への粉塵の付着を防止することができる。
【0030】 次に、第3実施例の除電装置付き塗装用ブースについて、図面を参照しつつ説 明する。 図11は第3実施例の除電装置付き塗装用ブース1Bを縦断面した状態の内部 構造を示し、図12は除電装置付き塗装用ブース1Bを平面視した状態を示し、 図13は除電装置付き塗装用ブース1Bを側面視した状態を示している。 この第3実施例の除電装置付き塗装用ブース1Bは、ブースハウジング7Bが 吊り上げ移動可能なハウジングユニットで構成されている。
【0031】 即ち、全体が簡易な構造とされ、各部分を構成する部品も軽量材が用いられ、 ブースハウジング7Bの上端面の側端部に、複数本の吊り下げ用の吊り具12が 取り付けられ、これらの吊り具12に、クレーン等の吊り上げ移動機械から垂設 されたワイヤ20の下端が取付けられて、クレーン等の吊り上げ移動機械の稼動 によって、吊り上げられて移動され、工場内における適宜な位置に、この除電装 置付き塗装用ブース1Bを設置できるようになっている。
【0032】 尚、図13に示すように、ブースハウジング7Bの作業空間3Bの左右両側端 部分には、側壁の代わりに、作業空間3Bを密封するカーテン21が前後方向全 般に渡って設けられており、ブースハウジング7B全体が軽量なものとなってい る。 また、図11において符号22は、排気フィルターを示している。 尚、他の部分の構造は、簡易化されているが、上記第1実施例の除電装置付き 塗装用ブース1とほぼ同様なので同一符号を付して説明を省略する。
【0033】 この第3実施例の除電装置付き塗装用ブース1Bによれば、ブースハウジング 7Bが、吊り上げ移動可能なハウジングユニットで構成されているので、ブース ハウジング7Bの設置を容易に行うことができ、且つブースハウジング7Bの移 動も簡単に行うことができる。 従って、塗装工場内における最適な位置に、除電装置付き塗装用ブース1Bを 設置することができ、この設置作業が簡単である。 第1実施例乃至第3実施例において、作業空間3と除電暖気供給用空間4との 間にパンチングメタル等の金属製フィルターを介在させる。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の除電装置付き塗装用ブースは、車両を収容し て、この車両の全体を除電して塗装を行う除電装置付き塗装用ブースであって、 車両を収容し、除電と塗装作業を行うための作業空間と、前記作業空間の上部に 全面に渡って設けられ、除電暖気を作業空間に供給するための除電暖気供給用空 間と、前記作業空間の床下に設けられたフィルター付きの排気空間とからなり、 これらの各空間を形成するブースハウジングが一体化され、前記作業空間には、 暖気供給装置と除電装置とが連設されているとともに、車両用出入口と作業員用 出入口とが設けられて作業時には密閉されており、前記排気空間には、排気装置 が連設され、前記作業空間と除電暖気供給用空間と排気空間は、密閉空間である ことを特徴とするものから、以下に述べる効果を奏する。
【0035】 即ち、密閉された作業空間に、暖気供給装置から除電暖気供給空間を通り、除 電装置を経て除電された暖気が供給されるので、この作業空間全体を除電した状 態とすることができる。 これにより、ブース内全体を無静電状態とすることができて、塗装前における 車輛の全体を除電状態とすることができ、粉塵の車輛への付着を防止することが でき、車輛の塗装面を重ね塗りする場合にも一層毎の除電作業を行う必要がなく 、且つクリアー仕上げのときの研磨作業を行う必要がない。しかも塗料ミストの 付着を少なくすることができて作業性、仕上がり共に良好となり、ブース内に水 をまく必要がない。また、車輛の塗装面の塗膜を均一にできて重ね塗りの回数を 少なくすることができ、塗料の消費を少なくすることができ、塗料の肉厚を均一 にすることができて塗装後の仕上げ磨きの工数を激減できる。更に、パテ磨きと 塗装作業とを同一ブース内で行うことができて車輛の移動を行う必要がなくてこ れらの作業を連続して行え、ブース内の必要な清掃サイクルを長期間とすること ができる。
【0036】 請求項2の除電装置付き塗装用ブースは、車両を収容して、この車両の全体を 除電して塗装を行う除電装置付き塗装用ブースであって、車両を収容し、除電と 塗装作業を行うための作業空間と、前記作業空間の上部に全面に渡って設けられ 、除電暖気を作業空間に供給するための除電暖気供給用空間と、前記作業空間の 床下に設けられたフィルター付きの排気空間とからなり、これらの各空間を形成 するブースハウジングが一体化され、前記作業空間には、暖気供給装置と除電装 置とが連設されているとともに、車両用出入口と作業員用出入口とが設けられて 作業時には密閉されており、前記排気空間には、排気装置が連設され、前記作業 空間と除電暖気供給用空間と排気空間は、密閉空間であり、前記作業空間と除電 暖気供給用空間は金属製フィルターで隔絶され、前記除電装置は、ブースハウジ ングの上部に複数列交互に配設されたプラス電極とマイナス電極の除電ユニット で構成されていることを特徴とするものであるから、以下に述べる効果を奏する 。
【0037】 即ち、除電装置が、ブースハウジングの上部に複数列交互に配設されたプラス 電極とマイナス電極の除電ユニットで構成されているので、暖気がこれらプラス 電極とマイナス電極の除電ユニットを通るときに、正確に除電され、このように 除電された状態で暖気を作業空間に供給できる。 更に、除電装置は、プラス電極とマイナス電極の除電ユニットで構成されてい るので、その構造が簡単であり、安価に提供することができる。
【0038】 請求項3の除電装置付き塗装用ブースは、車両を収容して、この車両の全体を 除電して塗装を行う除電装置付き塗装用ブースであって、車両を収容し、除電と 塗装作業を行うための作業空間と、前記作業空間の上部に全面に渡って設けられ 、除電暖気を作業空間に供給するための除電暖気供給用空間と、前記作業空間の 床下に設けられたフィルター付きの排気空間とからなり、これらの各空間を形成 するブースハウジングが一体化され、前記作業空間には、暖気供給装置と除電装 置とが連設されているとともに、車両用出入口と作業員用出入口とが設けられて 作業時には密閉されており、前記排気空間には、排気装置が連設され、前記作業 空間と除電暖気供給用空間と排気空間は、密閉空間であり、前記作業空間と除電 暖気供給用空間は金属製フィルターで隔絶され、前記除電装置は、ブースハウジ ングの上部に複数列交互に配設されたプラス電極とマイナス電極の除電ユニット で構成され、前記除電ユニットは、電圧が供給されるアンプ部と、前記アンプ部 から所定長さ架設された支持枠部と、前記支持枠部に支持され前記アンプ部に接 続されたワイヤー電極とを備えていることを特徴とするものであるから、以下に 述べる効果を奏する。
【0039】 即ち、除電装置を構成するプラス電極とマイナス電極の除電ユニットが、電圧 が供給されるアンプ部と、前記アンプ部から所定長さ架設された支持枠部と、前 記支持枠部に支持され前記アンプ部に接続されたワイヤー電極とを備えているも のであるので、アンプ部で増幅されたプラス電圧とマイナス電圧の両電圧でワイ ヤー電極を通過する暖気を除電するので、この暖気の除電がより正確に行われる 。 更に、除電ユニットが、電圧が供給されるアンプ部と、前記アンプ部から所定 長さ架設された支持枠部と、前記支持枠部に支持され前記アンプ部に接続された ワイヤー電極とから構成されているので、その構造が簡単であり、除電ユニット の設置を容易に行うことができ、費用の低減を図ることができる。
【0040】 請求項4の除電装置付き塗装用ブースは、車両を収容して、この車両の全体を 除電して塗装を行う除電装置付き塗装用ブースであって、車両を収容し、除電と 塗装作業を行うための作業空間と、前記作業空間の上部に全面に渡って設けられ 、除電暖気を作業空間に供給するための除電暖気供給用空間と、前記作業空間の 床下に設けられたフィルター付きの排気空間とからなり、これらの各空間を形成 するブースハウジングが一体化され、前記作業空間には、暖気供給装置と除電装 置とが連設されているとともに、車両用出入口と作業員用出入口とが設けられて 作業時には密閉されており、前記排気空間には、排気装置が連設され、前記作業 空間と除電暖気供給用空間と排気空間は、密閉空間であり、前記作業空間と除電 暖気供給用空間は金属製フィルターで隔絶され、前記ブースハウジングは、吊り 上げ移動可能なハウジングユニットで構成されていることを特徴とするものであ るから、以下に述べる効果を奏する。
【0041】 即ち、ブースハウジングが、吊り上げ移動可能なハウジングユニットで構成さ れているので、ブースハウジングの設置を容易に行うことができ、且つブースハ ウジングの移動も簡単に行うことができる。 従って、塗装工場内における最適な位置に、除電装置付き塗装用ブースを設置 することができ、この設置作業が簡単である。
【0042】 請求項5の除電装置付き塗装用ブースは、車両を収容して、この車両の全体を 除電して塗装を行う除電装置付き塗装用ブースであって、車両を収容し、除電と 塗装作業を行うための作業空間と、前記作業空間の上部に全面に渡って設けられ 、除電暖気を作業空間に供給するための除電暖気供給用空間と、前記作業空間の 床下に設けられたフィルター付きの排気空間とからなり、これらの各空間を形成 するブースハウジングが一体化され、前記作業空間には、暖気供給装置と除電装 置とが連設されているとともに、車両用出入口と作業員用出入口とが設けられて 作業時には密閉されており、前記排気空間には、排気装置が連設され、前記作業 空間と除電暖気供給用空間と排気空間は、密閉空間であり、前記作業空間と除電 暖気供給用空間は金属製フィルターで隔絶され、前記車両用出入口に、開閉可能 なアコーディオン式扉が設けられていることを特徴とするものであるから、以下 に述べる効果を奏する。
【0043】 即ち、車両用出入口に、開閉可能なアコーディオン式扉が設けられているので 、扉の開閉を簡単に行うことができ、且つ、このアコーディオン式扉を閉めた状 態では、作業空間が密閉された状態となるので、作業空間内に外部から粉塵が入 り込むことがなく、良好な除電状態で車輛の塗装を行うことができ、塗装時にお ける車輛への粉塵の付着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る除電装置付き塗装用ブースの第1
実施例の内部構造を示す縦断面図である。
【図2】第1実施例の除電装置付き塗装用ブースの平面
図である。
【図3】第1実施例の除電装置付き塗装用ブースをの側
面図である。
【図4】除電装置の底面図である。
【図5】除電装置を構成する除電ユニットの正面図であ
る。
【図6】除電ユニットの底面図である。
【図7】除電ユニットの側面図である。
【図8】第2実施例の除電装置付き塗装用ブースの正面
図である。
【図9】第2実施例の除電装置付き塗装用ブースの平面
図である。
【図10】第2実施例の除電装置付き塗装用ブースの側
面図である。
【図11】第3実施例の除電装置付き塗装用ブースの内
部構造を示す縦断面図である。
【図12】第3実施例の除電装置付き塗装用ブースの平
面図である。
【図13】第3実施例の除電装置付き塗装用ブースの側
面図である。
【符号の簡単な説明】
1,1A,1B 除電装置付き塗装用ブース 2 除電装置 2A 除電ユニット(プラス電極
側) 2B 除電ユニット(マイナス電
極側) 2a アンプ部 2b 支持枠部 2c ワイヤー電極 3,3B 作業空間 4 除電暖気供給空間 5 フィルター 6 排気空間 7,7B ブースハウジング 8 暖気供給装置 10 車輛用出入口 11 作業員用出入口 12 排気装置 18 アコーディオン式扉

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両を収容して、この車両の全体を除電し
    て塗装を行う除電装置付き塗装用ブースであって、 車両を収容し、除電と塗装作業を行うための作業空間
    と、前記作業空間の上部に全面に渡って設けられ、除電
    暖気を作業空間に供給するための除電暖気供給用空間
    と、前記作業空間の床下に設けられたフィルター付きの
    排気空間とからなり、これらの各空間を形成するブース
    ハウジングが一体化され、 前記作業空間には、暖気供給装置と除電装置とが連設さ
    れているとともに、車両用出入口と作業員用出入口とが
    設けられて作業時には密閉されており、 前記排気空間には、排気装置が連設され、 前記作業空間と除電暖気供給用空間と排気空間は、密閉
    空間であることを特徴とする除電装置付き塗装用ブー
    ス。
  2. 【請求項2】車両を収容して、この車両の全体を除電し
    て塗装を行う除電装置付き塗装用ブースであって、 車両を収容し、除電と塗装作業を行うための作業空間
    と、前記作業空間の上部に全面に渡って設けられ、除電
    暖気を作業空間に供給するための除電暖気供給用空間
    と、前記作業空間の床下に設けられたフィルター付きの
    排気空間とからなり、これらの各空間を形成するブース
    ハウジングが一体化され、 前記作業空間には、暖気供給装置と除電装置とが連設さ
    れているとともに、車両用出入口と作業員用出入口とが
    設けられて作業時には密閉されており、 前記排気空間には、排気装置が連設され、 前記作業空間と除電暖気供給用空間と排気空間は、密閉
    空間であり、 前記作業空間と除電暖気供給用空間は金属製フィルター
    で隔絶され、 前記除電装置は、ブースハウジングの上部に複数列交互
    に配設されたプラス電極とマイナス電極の除電ユニット
    で構成されていることを特徴とする除電装置付き塗装用
    ブース。
  3. 【請求項3】車両を収容して、この車両の全体を除電し
    て塗装を行う除電装置付き塗装用ブースであって、 車両を収容し、除電と塗装作業を行うための作業空間
    と、前記作業空間の上部に全面に渡って設けられ、除電
    暖気を作業空間に供給するための除電暖気供給用空間
    と、前記作業空間の床下に設けられたフィルター付きの
    排気空間とからなり、これらの各空間を形成するブース
    ハウジングが一体化され、 前記作業空間には、暖気供給装置と除電装置とが連設さ
    れているとともに、車両用出入口と作業員用出入口とが
    設けられて作業時には密閉されており、 前記排気空間には、排気装置が連設され、 前記作業空間と除電暖気供給用空間と排気空間は、密閉
    空間であり、 前記作業空間と除電暖気供給用空間は金属製フィルター
    で隔絶され、 前記除電装置は、ブースハウジングの上部に複数列交互
    に配設されたプラス電極とマイナス電極の除電ユニット
    で構成され、 前記除電ユニットは、電圧が供給されるアンプ部と、前
    記アンプ部から所定長さ架設された支持枠部と、前記支
    持枠部に支持され前記アンプ部に接続されたワイヤー電
    極とを備えていることを特徴とする除電装置付き塗装用
    ブース。
  4. 【請求項4】車両を収容して、この車両の全体を除電し
    て塗装を行う除電装置付き塗装用ブースであって、 車両を収容し、除電と塗装作業を行うための作業空間
    と、前記作業空間の上部に全面に渡って設けられ、除電
    暖気を作業空間に供給するための除電暖気供給用空間
    と、前記作業空間の床下に設けられたフィルター付きの
    排気空間とからなり、これらの各空間を形成するブース
    ハウジングが一体化され、 前記作業空間には、暖気供給装置と除電装置とが連設さ
    れているとともに、車両用出入口と作業員用出入口とが
    設けられて作業時には密閉されており、 前記排気空間には、排気装置が連設され、 前記作業空間と除電暖気供給用空間と排気空間は、密閉
    空間であり、 前記作業空間と除電暖気供給用空間は金属製フィルター
    で隔絶され、 前記ブースハウジングは、吊り上げ移動可能なハウジン
    グユニットで構成されていることを特徴とする除電装置
    付き塗装用ブース。
  5. 【請求項5】車両を収容して、この車両の全体を除電し
    て塗装を行う除電装置付き塗装用ブースであって、 車両を収容し、除電と塗装作業を行うための作業空間
    と、前記作業空間の上部に全面に渡って設けられ、除電
    暖気を作業空間に供給するための除電暖気供給用空間
    と、前記作業空間の床下に設けられたフィルター付きの
    排気空間とからなり、これらの各空間を形成するブース
    ハウジングが一体化され、 前記作業空間には、暖気供給装置と除電装置とが連設さ
    れているとともに、車両用出入口と作業員用出入口とが
    設けられて作業時には密閉されており、 前記排気空間には、排気装置が連設され、 前記作業空間と除電暖気供給用空間と排気空間は、密閉
    空間であり、 前記作業空間と除電暖気供給用空間は金属製フィルター
    で隔絶され、 前記車両用出入口に、開閉可能なアコーディオン式扉が
    設けられていることを特徴とする除電装置付き塗装用ブ
    ース。
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