JP3017624B2 - 広幅薄肉鋳片の連続鋳造用サイド堰および連続鋳造開始方法 - Google Patents

広幅薄肉鋳片の連続鋳造用サイド堰および連続鋳造開始方法

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JP3017624B2 JP5241653A JP24165393A JP3017624B2 JP 3017624 B2 JP3017624 B2 JP 3017624B2 JP 5241653 A JP5241653 A JP 5241653A JP 24165393 A JP24165393 A JP 24165393A JP 3017624 B2 JP3017624 B2 JP 3017624B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双ドラム式連続鋳造方
法等の広幅薄肉鋳片の連続鋳造方法およびこの連続鋳造
方法において用いられるサイド堰に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般に知られている例えば双ド
ラム式連続鋳造装置を用いた広幅薄肉鋳片の連続鋳造に
おいては、図2に示されるように、回転する一対の冷却
ドラムRa、Rbとこのドラムの両端面に当接されるサ
イド堰Sa,Sbによって形成される移動鋳型内に、タ
ンディッシュ内から内ノズルa、外ノズルbを介して溶
湯eを供給し、移動鋳型内に所定レベルの湯溜り部pを
つくりつつ、冷却ドラムで冷却して凝固シェルを形成
し、この凝固シェルを一対の冷却ドラムの最接近部に形
成されるギャップにおいて圧接・一体化して広幅薄肉鋳
片cを得るようになっている。
【0003】このサイド堰Sa、Sbは図3に示される
ように冷却ドラムRa,Rb間の溶湯e(ハッチングを
施した部分)をシールするために必要不可欠なものであ
り、一般にはこのようなサイド堰は例えば実開昭63−
90548号に開示されているように、図4のように構
成されている。
【0004】即ち、このサイド堰1は、枠板2と底板3
とからなるサイド堰ケース4内に、断熱材5と、この断
熱材に植設されたベース部材と、このベース部材に植設
されたヒータ8を内蔵したセラミックス層7が収容され
ており、このセラミックス層が冷却ドラムの両端面に直
接接触して溶湯をシ−ルする機能を有している。
【0005】したがって、セラミックス層7は、鋳造中
に回転する冷却ドラムの両端面に密着して摺動するた
め、形状的には該ドラム両端面に十分に適合する面を形
成するとともに、材質的には適度の潤滑性を有すること
が必要である。
【0006】一方、サイド堰への地金付着を防止しサイ
ド堰への熱衝撃を緩和するために、鋳造開始前に、この
サイド堰の予熱を行なうが、この予熱温度の管理精度が
十分でない場合には、サイド堰の熱変形が不安定にな
り、溶湯のシ−ルが不安定になって安定した連続鋳造操
業ができない。
【0007】また予熱不十分の場合には、サイド堰が熱
衝撃により破損したり、サイド堰への地金付着頻度が高
く、高品質の鋳片が得られないし、予熱過剰の場合に
は、サイド堰の変形過剰、予熱電力の損失を招くことに
なる。しかし、従来、このサイド堰の予熱温度管理の重
要性について具体的に言及したものは見当らない。
【0008】サイド堰の予熱温度を管理するためには、
予熱されるサイド堰の温度を測定する必要があるが、、
その測定部位をどこにするか十分に吟味する必要があ
る。この測定部位としては、金属ケース、ベース部材、
セラミックス当板が考えられる。しかし、いずれの場合
も適性の高い測定部位とは言い難い。即ち、金属ケース
の場合、雰囲気中の温度、風速の影響を受け易く、測定
精度が不安定である。
【0009】ベース部材或いはセラミックス当板の場
合、熱電対の固定は接着剤によるため、高温下で接着力
が低下し、剥離して測定精度が低下する。また、鋳造前
にサイド堰表面に断熱ボードを設置することが多く、こ
の断熱ボードを取り外した後、熱電対を取り外す必要が
あり、そのために温度が降下する。この温度降下を想定
して予熱温度を高く設定することも考えられるが、予熱
過剰による弊害とともに熱損失を招くことになる。
【0010】このように、いずれの場合も予熱温度を精
度良く、安定して測定することができない。したがっ
て、このような測定部位で得られた温度により予熱温度
管理を行っても、安定した連続鋳造操業の実現は困難で
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ベース部材
に挿通・埋設されたヒータを用いて、鋳造前にサイド堰
を予熱する際に、その予熱温度を精度良く且つ、安定的
に測定でき、サイド堰予熱管理精度を向上できる広幅薄
肉鋳片の連続鋳造方法およびサイド堰構造を提供するも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、金
属ケースに収容された不定形耐火物と、この不定形耐火
物に植設されたベース部材と、このべ−ス部材に冷却ド
ラム端面と摺動するごとく植設されたセラミック当板
と、上記ベース部材に挿通・埋設されたヒータとからな
り、上記金属ケースの底板の外側からこの底板と上記不
定形耐火物を貫通する挿通孔を設け、この挿通孔に熱電
対を挿通し、その先端を不定形耐火物に面するベース部
材の背面に接触・配置したことを特徴とする広幅薄肉鋳
片の連続鋳造用サイド堰であり、請求項2は、請求項1
のサイド堰を用いる連続鋳造方法で、回転する一対の冷
却ドラムとこの冷却ドラムの両端面に当接されたサイド
堰により形成される移動鋳型を用い、鋳造開始前に該サ
イド堰を予熱する広幅薄肉鋳片の連続鋳造方法におい
て、該サイド堰を金属ケースと、この金属ケースに収容
された不定形耐火物と、この不定形耐火物に植設され
た、ヒータを挿通・埋設したベース部材と、このべ−ス
部材に冷却ドラム端面と摺動するごとく植設されたセラ
ミック当板とで構成するともに、上記金属ケースの底板
の外側からこの底板と上記不定形耐火物を貫通する挿通
孔を設けて、ここに熱電対を挿通してその先端を不定形
耐火物に面するベース部材の背面に接触・配置し、予熱
に際しては、この熱電対により予熱温度を検知しながら
予熱し、この検知温度が設定温度、例えば溶鋼では12
00〜1450℃の範囲(例えばSUS304;130
0℃、普通鋼;1370℃)で、アルミニウムでは75
0℃と、定められた温度に達したときに鋳造を開始する
ことを特徴とする広幅薄肉鋳片の連続鋳造方法である。
【0013】
【作用】本発明においては、鋳造開始前のサイド堰をベ
ース部材に植設されたヒータで予熱する際に、この予熱
温度を、不定形耐火物に面するベース部材の背面に接触
・配置した熱電対で直接的に測定するので、雰囲気や外
気に影響されることもなく、その測定精度は高く且つ安
定し、この測定温度による予熱温度管理精度を向上する
ことができ、連続鋳造操業を安定化し、高品質で均質な
鋳片を製造することができる。
【0014】
【実施例】以下に本発明を図1(a)〜(c)に示す実
施例に基づいて説明する。本発明のサイド堰9は、金属
ケース10と、この金属ケースに収容された不定形耐火
物11と、この不定形耐火物に植設されたベース部材1
2と、このベース部材に冷却ドラムRa,Rbの端面と
摺動するごとく植設されたY字型のセラミックス当板1
3と、上記ベース部材に埋設されたSiC発熱体からな
るヒータ14とからなっている。
【0015】上記セラミックス当板13は、上端部13
aと中間部13bと下端部13cの3つの部分からなっ
ており、上端部13aは例えば、BNを主成分とする耐
火物からなり、耐火性を有するとともに、固体潤滑剤と
して優れた機能を有するものである。
【0016】中間部13bは例えば、Si3 4 −BN
−AlN質耐火物からなり、反応焼結により形成された
もので、耐熱衝撃性および耐摩耗性に優れたものであ
る。また、下端部13cは例えば、Si3 4 −BN質
耐火物で、CaO−B2 3 質のガラス化成分を含み、
クリープ変態能に優れたものである。
【0017】これらのセラミックス当板を構成する各部
はそれぞれ一体化されたものでも、分割片を組み立てた
ものでも良い。また各部間あるいは各部内での分割片間
は接着してもよいが、熱膨張に対する柔軟性を得るため
にも、無接着にして伸縮を拘束しないことが好ましい。
【0018】本発明のサイド堰においては、金属ケース
10の底板10a外側からこの底板と不定形耐火物11
を貫通する上部挿通孔15a,と下部挿通孔15bを設
けており、この挿通孔にはそれぞれ熱電対16a,16
bが挿通され、この熱電対の検出端はそれぞれ不定形耐
火物11に面するベース部材12の背面12aに接触し
ている。
【0019】この熱電対16a,16bは金属ケース1
0の背面に磁石で取り付けた押し付け支持部17a,1
7bによって支持されている。この熱電対の支持部には
軽度の弾性を有するスプリング18a,18bが取り付
けられており、このスプリングを支持部で押し付けて支
持することによって、熱電対の検出端がベース部材の背
面12aに押圧され適度の接触状態を維持する。
【0020】この実施例では、熱電対をサイド堰の中心
線上に上下に設けており、上部挿通孔15aに挿通され
る熱電対の検出端は、ヒータ14とヒータの中間に位置
しており、下部挿通孔15bに挿通される熱電対の検出
端は、ヒータとの最接近部に位置している。
【0021】このように熱電対の検出端の位置を選んだ
のは、予熱温度が均一になったことを確認し易くするた
めである。例えばこの二つの位置における温度が設定予
熱温度の上限レベルでほぼ等しくなれば、予熱がほぼ均
一に行われたと見做すことができる。
【0022】均一な予熱が行われたかどうかを、より精
度良く検知するためには、熱電対の検出端の配置数を増
やし、昇温条件の異なる位置に配置して温度を測定し、
各熱電対からの温度情報を合成してその昇温パターンを
見ることが有効である。したがって、本発明では、熱電
対の数、位置、温度情報の合成の仕方等について、本実
施例に限定するものではない。
【0023】このようにして構成された本発明のサイド
堰を、図2に示すような双ドラム式連続鋳造装置のサイ
ド堰として用い、連続鋳造開始前に、別々に電力投入制
御ができる2系統のヒータを用いて、それぞれのヒータ
への投入電力を制御しながらサイド堰を予熱し、熱電対
16a,16bからの温度情報を合成して得られる値が
セラミックス当板の表面温度として設定した1550℃
に相当する値になったところで、鋳造を開始し、幅12
00mm,厚さ5mmの広幅薄肉鋳片を連続鋳造した。
【0024】その結果、サイド堰の予熱に際して、ヒー
タ・トラブルは全くなく、短時間で設定温度まで予熱で
き、また、鋳造操業中にサイド堰に関するトラブルもな
く、長時間に亘って、形状の良好な鋳片を安定的に鋳造
することができた。
【0025】本発明では、サイド堰の予熱を行う場合
に、熱電対を、金属ケースの底板の外側からこの底板と
不定形耐火物を貫通する挿通孔に挿通・埋設して、その
検出端をベース部材に適度の押圧力で直接接触させてお
り、予熱温度の測定精度が良く、予熱に際して、ヒータ
に対する電力投入とその投入時間をパターン化すること
ができ、鋳造開始の度に、投入電力量、投入パターンを
ほぼ一定にでき、サイド堰を安定して予熱することがで
きる。
【0026】また、サイド堰に再現性ある熱変形を付与
することができ、サイド堰による溶湯のシールを安定化
できる。さらに、予熱に際してのヒータ・トラブルを引
き起こす最大電力投入量を精度良く把握できるようにな
り、セラミックス当板の最大予熱温度を限界域近くの1
550℃まで上げることができ、サイド堰予熱効果を高
めることができるようになった。従来は温度測定精度に
不安があったため、安全を見て1350℃までしか上げ
られず、予熱効果は十分とは言えなかった。
【0027】このように、本発明においては、サイド堰
の予熱温度を精度良く把握でき、所定温度まで予熱する
ために必要な時間のバラツキが大幅に小さくなり、計画
どおりに連続鋳造をスタートできるようになった。
【0028】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、熱電対条件(配置数、位置、冷却ドラム
条件(端面の材質、寸法、形状等)、サイド堰条件(構
造、寸法、形状、材料の組み合わせ、予熱条件等)、連
続鋳造の操業条件(温度、速度、寸法等)は、本発明の
請求項の範囲内で適宜これらの条件を選定、組み合わせ
て用いるものである。
【0029】
【発明の効果】本発明においては、鋳造開始前のサイド
堰をベース部材に植設されたヒータで予熱する際に、こ
の予熱温度を、不定形耐火物に面するベース部材の背面
に接触・配置した熱電対で直接的に測定するので、雰囲
気や外気に影響されることもなく、その測定精度は高く
且つ安定し、この測定温度による予熱温度管理精度を向
上することができ、連続鋳造操業を安定化し、高品質で
均質な鋳片を製造することができる。
【0030】より具体的には、 (1)サイド堰の予熱トラブルが従来の1/10にな
り、サイド堰の予熱を効率的に行うことができ鋳造開始
が円滑にできるようになった。 (2)鋳造開始の毎に、サイド堰の熱変形を安定的に再
現でき、鋳造時における移動鋳型内の溶湯漏れの頻度
は、従来の1/10に減少した。 (3)サイド堰の予熱状況を精度良く把握できるように
なり、ヒータ・トラブルもなく従来に比べ200℃程度
予熱温度を上げることができ、鋳造時にサイド堰表面へ
の地金生成量を大幅に減少することができ、鋳片への地
金巻き込み頻度は、従来の1/10に減少した。 (4)鋳造開始が計画どおりにできるようになり、鋳造
操業効率が従来に比べ30%程度向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す説明図であり、(a)図
は湯溜り部側から見たサイド堰の正面説明図、(b)図
は(a)図の側断面説明図、(c)図は(a)図の背面
説明図。
【図2】本発明を実施する双ドラム式の広幅薄肉鋳片の
連続鋳造装置例を示す立面説明図。
【図3】(a)図は、本発明を実施する双ドラム式の広
幅薄肉鋳片の連続鋳造装置例におけるサイド堰配置状態
を示す平面説明図。(b)図は、(a)図の正面説明
図。
【図4】従来の双ドラム式連続鋳造装置例におけるサイ
ド堰例を示し、(a)図は湯溜り部側から見た正面説明
図、(b)図は(a)図のAa−Ab矢視断面説明図。
【符号の説明】
1 サイド堰 2 枠板 3 底板 4 サイド堰ケース 5 耐火物 6 ベース材 7 セラミックス層 7a 中央領域(セラミックス層) 7b 周辺領域(セラミックス層) 8 ヒータ 9 サイド堰 10 金属ケース 10a 金属ケース底板 11 不定形耐火物 12 ベース部材 12a ベース部材背面 13a 上端部(セラミックス当板) 13c 下端部(セラミックス当板) 14 ヒータ 15a,15b 挿通孔 16a,16b 熱電対 17a,17b 支持部 18a,18b スプリング a 内ノズル b 外ノズル c 鋳片 e 溶湯 M メニスカス p 湯溜り部 Ra,Rb 冷却ドラム Sa,Sb サイド堰
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山上 靖博 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株 式会社 技術開発本部内 (72)発明者 吉村 裕二 山口県光市大字島田3434番地 新日本製 鐵株式会社 光製鐵所内 (72)発明者 築地 秀男 福岡県北九州市八幡西区東浜町1番1号 黒崎窯業株式会社内 (72)発明者 小山 敏弘 福岡県北九州市八幡西区東浜町1番1号 黒崎窯業株式会社内 (72)発明者 服部 英則 広島県広島市西区観音新町4−6−22 三菱重工業株式会社 (72)発明者 寺戸 定 広島県広島市西区観音新町4−6−22 三菱重工業株式会社 広島研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−110841(JP,A) 特開 平3−207554(JP,A) 特開 昭64−34547(JP,A) 特開 平4−157047(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する一対の冷却ドラムの両端面に当
    接されこの一対の冷却ドラムとの間に移動鋳型を形成す
    る広幅薄肉鋳片の連続鋳造用サイド堰であって、金属ケ
    ースに収容された不定形耐火物と、この不定形耐火物に
    植設されたベース部材と、このべ−ス部材に冷却ドラム
    端面と摺動するごとく植設されたセラミック当板と、上
    記ベース部材に挿通・埋設されたヒータとからなり、上
    記金属ケースの底板の外側からこの底板と上記不定形耐
    火物を貫通する挿通孔を設け、この挿通孔に熱電対を挿
    通し、その先端を不定形耐火物に面するベース部材の背
    面に接触・配置したことを特徴とする広幅薄肉鋳片の連
    続鋳造用サイド堰。
  2. 【請求項2】 回転する一対の冷却ドラムとこの冷却ド
    ラムの両端面に当接されたサイド堰により形成される移
    動鋳型を用い、鋳造開始前に該サイド堰を予熱する広幅
    薄肉鋳片の連続鋳造方法において、該サイド堰を金属ケ
    ースと、この金属ケースに収容された不定形耐火物と、
    この不定形耐火物に植設された、ヒータを挿通・埋設し
    たベース部材と、このべ−ス部材に冷却ドラム端面と摺
    動するごとく植設されたセラミック当板とで構成すると
    もに、上記金属ケースの底板の外側からこの底板と上記
    不定形耐火物を貫通する挿通孔を設けて、ここに熱電対
    を挿通してその先端を不定形耐火物に面するベース部材
    の背面に接触・配置し、予熱に際しては、この熱電対に
    より予熱温度を検知しながら予熱し、この検知温度の範
    囲が定められた温度に達したときに鋳造を開始すること
    を特徴とする広幅薄肉鋳片の連続鋳造開始方法。
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