JPH054926Y2 - - Google Patents

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JPH054926Y2
JPH054926Y2 JP4208787U JP4208787U JPH054926Y2 JP H054926 Y2 JPH054926 Y2 JP H054926Y2 JP 4208787 U JP4208787 U JP 4208787U JP 4208787 U JP4208787 U JP 4208787U JP H054926 Y2 JPH054926 Y2 JP H054926Y2
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JP
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side weir
ceramic
drum
wear
plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は双ドラム式薄板連続鋳造装置のサイド
堰に関する。
〔従来の技術〕
2本の内部水冷式ドラムとドラム端面に押し当
てた2つのサイド堰で形成される空間に溶湯を注
湯し、薄板を連続鋳造する双ドラム方式の連続鋳
造装置は従来から知られている。
ところで、上記従来のサイド堰は、冷却ドラム
端面と摺動する部分にセラミツクス当板が付設さ
れており、このセラミツクス当板は耐摩耗性と耐
熱衝撃性を考慮した堅い材質(例えばSi2N3+10
%BN又はZrB2+10%BN)のみで構成されてい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のように堅い材質のみで構成されたセラミ
ツクス当板を有する従来のサイド堰は、サイド堰
の熱変形によつて冷却ドラム端面とセラミツクス
当板との摺動部にスキマが発生し、湯差しあるい
は湯もれの原因となる欠点があつた。
本考案は、このようなサイド堰の熱変形を防止
し、冷却ドラム端面とサイド堰セラミツクス当板
とのシール性を良好に保持できる薄板連続鋳造装
置のサイド堰を提案するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記問題点を、サイド堰セラミツク
ス当板の上、下部を堅く(高硬度に)中間部を軟
く(低硬度に)することにより解決するものであ
る。
即ち、本考案は、各々一対の冷却ドラム及びサ
イド堰からなる湯溜り部へ溶融金属を連続的に供
給し板状に凝固させて薄板を連続鋳造する装置の
前記サイド堰において、ケースに収容された断熱
材と、該断熱材に植設されたベース部材と、前記
冷却ドラムの端面の周辺部と摺動するように該ベ
ース部材に突出して植設されたセラミツク当板と
からなり、該セラミツク当板の上端部と下端部を
耐摩耗性の堅い材質のセラミツク製とし、その中
間部を易摩耗性の軟い材質のセラミツク製とした
ことを特徴とする薄板連続鋳造装置のサイド堰で
ある。
〔作用〕
連続鋳造のスタートのためのサイド堰予熱或い
は鋳造中の溶融金属による加熱によつて、サイド
堰中央部はドラム端面側へ凸形状で熱変形する。
本考案は、セラミツクス当板の中間部を軟い摩耗
し易い材質としており、この中間部が上記の熱変
形量に応じて摩耗し、ドラム端面になじみ、溶鋼
シール性を良好にする。
なお、セラミツクス当板の全体を軟い材質で構
成することも考えられるが、このような構成では
サイド堰の熱変形量以上に摩耗し、耐寿命性に劣
る。本考案では、上、下部に耐摩耗性のある堅い
材質のセラミツクス当板を配置することで、この
ような欠点を防止できる。
さらに、サイド堰は、鋳造中にサイド堰壁面上
で溶湯が凝固し、この凝固物による種々の弊害
(例えば、凝固物がドラムにより圧延されサイド
堰を押し広げることにより生じるドラム端面とサ
イド堰間のクリアランスに溶湯が差しこみ、安定
した鋳造が不能となつたり、サイド堰壁面で凝固
物が固着成長し、鋳片端部の性状を害したり、ド
ラム面上で生成した凝固シエルを破断してブレー
クアウトを引起こす)を防止する目的で、ドラム
端面に沿うように面内振動)ドラム端面に平行な
振動をいう。これに対しドラム端面に垂直な振動
を面外振動という)する構造を有しているが、こ
の振動摺動面は(後述する本考案の一実施例であ
る第1図aのように、上部1,1の2点、下部1
の1点の)堅いセラミツクス当板で保たれ、この
振動衝動による摩耗を防止できる。
〔実施例〕
第1図aは本考案サイド堰の一例を示す正面
図、第1図bは第1図aのA−A断面図である。
第1図a,bにおいて、1は例えばSi3N4
ZrB2,Si3N4+10%BN,ZrB2+10%BNなどの
高硬度の堅い材質のセラミツクス製の当板で、2
は例えばBN、グラフアイトなどの低硬度の軟い
材質のセラミツクス製の当板である。
当該当板は第1図bに示すように例えばコラン
ダムのようなベース材3に植設され、その表面は
ベース材3の表面からわずかに突出し第1図a中
2点鎖線で示す冷却ドラム端面20と摺動するよ
うになつている。
また、ベース材3と金属製ケース4との間には
例えばキヤスタブル断熱材5などが介装され、ケ
ース4にスタツド4aで固定されている。6はヒ
ータでベース材3に埋設され、ケース4から突出
した部分で電源と連結され加熱できるようになつ
ている。
上記のように構成される本考案サイド堰におい
ては、双方の冷却ドラム20間に溶鋼が連続注湯
され薄帯鋼10が連続鋳造される際に、サイド堰
が図示しない押圧装置及び振動駆動装置によつて
所定の圧力で冷却ドラム20の両端面に押圧さ
れ、振動され、ヒータ6によつてベース材3及び
当板1,2が加熱され、冷却ドラム20の回転に
よつてその両端面と当板1,2が摺動される。
このとき、サイド堰は全体が冷却ドラム端面に
向つて凸形状で熱変形するが、この熱変形量に従
つて軟い材質製の摩耗し易いセラミツクス当板2
が摩耗するため、サイド堰の上記熱変形量は冷却
ドラム端面とセラミツクス当板との間にスキマを
発生することの原因とはならず、湯溜り部のシー
ル性を確保できる。
〔考案の効果〕
本考案では、セラミツクス当板を、その上、下
部を耐摩耗性のある堅い材質で、その中間部を摩
耗し易すい材質で構成することにより、サイド堰
の熱変形に対しセラミツクス当板の中間部の摩耗
によつて追随させ、ドラムとサイド堰とにより構
成される湯溜り部のシール性を良好に保持し、か
つ長寿命の、また振動の安定したサイド堰を供給
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の一実施例であるサイド堰の
正面図、第1図bは第1図aのA−A断面図であ
る。1……当板、2……当板、3……ベース材、
4……ケース、5……断熱材、6……ヒータ、1
0……薄帯鋼、20……冷却ドラム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 各々一対の冷却ドラム及びサイド堰からなる湯
    溜り部へ溶融金属を連続的に供給し板状に凝固さ
    せて薄板を連続鋳造する装置の前記サイド堰にお
    いて、ケースに収容された断熱材と、該断熱材に
    植設されたベース部材と、前記冷却ドラムの端面
    の周辺部と摺動するように該ベース部材に突出し
    て植設されたセラミツク当板とからなり、該セラ
    ミツク当板の上端部と下端部を耐摩耗性の堅い材
    質のセラミツク製とし、その中間部を易摩耗性の
    軟い材質のセラミツク製としたことを特徴とする
    薄板連続鋳造装置のサイド堰。
JP4208787U 1987-03-24 1987-03-24 Expired - Lifetime JPH054926Y2 (ja)

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JPS63150741U JPS63150741U (ja) 1988-10-04
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