JPH06102253B2 - 薄板連続鋳造装置のサイド堰 - Google Patents
薄板連続鋳造装置のサイド堰Info
- Publication number
- JPH06102253B2 JPH06102253B2 JP19046087A JP19046087A JPH06102253B2 JP H06102253 B2 JPH06102253 B2 JP H06102253B2 JP 19046087 A JP19046087 A JP 19046087A JP 19046087 A JP19046087 A JP 19046087A JP H06102253 B2 JPH06102253 B2 JP H06102253B2
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- JP
- Japan
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- plate
- base plate
- contact plate
- ceramics
- ceramic
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/06—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
- B22D11/0637—Accessories therefor
- B22D11/0648—Casting surfaces
- B22D11/066—Side dams
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はドラム式薄板連続鋳造装置のサイド堰に関す
る。
る。
最近、最終形状に近い数mm程度の厚みをもつ金属薄板を
溶鋼等の溶融金属から直接的に連続鋳造する技術が注目
されている。
溶鋼等の溶融金属から直接的に連続鋳造する技術が注目
されている。
この技術によるときには、熱延工程を必要とすることな
く、また最終形状にする圧延も軽度のもので良いため、
工程及び設備の簡略化が図られる。
く、また最終形状にする圧延も軽度のもので良いため、
工程及び設備の簡略化が図られる。
このような連続鋳造技術の一つとして、ツインドラム方
式が知られている。この方式においては、互いに逆方向
に回転する一対の冷却ドラムを水平に配置し、その一対
の冷却ドラム及びサイド堰により区画された空間に湯溜
り部を形成する。この湯溜り部に収容されている溶融金
属は、冷却ドラムと接している部分が冷却凝固して凝固
シエルとなる。この凝固シエルは、冷却ドラムの回転に
伴つて移動し、一対の冷却ドラムが最も接近して向かい
合つたロールギヤツプ部に送られる。ここで、それぞれ
の冷却ドラムの表面に形成された凝固シエルが互いに圧
接・一体化されて金属薄板となる。
式が知られている。この方式においては、互いに逆方向
に回転する一対の冷却ドラムを水平に配置し、その一対
の冷却ドラム及びサイド堰により区画された空間に湯溜
り部を形成する。この湯溜り部に収容されている溶融金
属は、冷却ドラムと接している部分が冷却凝固して凝固
シエルとなる。この凝固シエルは、冷却ドラムの回転に
伴つて移動し、一対の冷却ドラムが最も接近して向かい
合つたロールギヤツプ部に送られる。ここで、それぞれ
の冷却ドラムの表面に形成された凝固シエルが互いに圧
接・一体化されて金属薄板となる。
このように冷却ドラムを使用して薄板を鋳造するとき、
冷却ドラム表面上に湯溜り部を形成するために配置され
たサイド堰のセラミツクス当板と冷却ドラム端面との摺
動部に隙間が生じると湯差しあるいは湯もれの原因とな
る。
冷却ドラム表面上に湯溜り部を形成するために配置され
たサイド堰のセラミツクス当板と冷却ドラム端面との摺
動部に隙間が生じると湯差しあるいは湯もれの原因とな
る。
従来のサイド堰では、第４図（ａ）とそのＢ−Ｂ線断面
矢視図である第４図（ｂ）に示すように、金属製ケース
11内にスタツド11aで固定された断熱材12を介してベー
ス板が介装され、該ベース板２の上にスライドシール部
としてセラミツクス当板１がクツシヨン材例えばセラミ
ツクスフアイバー３を介して植設されている。
矢視図である第４図（ｂ）に示すように、金属製ケース
11内にスタツド11aで固定された断熱材12を介してベー
ス板が介装され、該ベース板２の上にスライドシール部
としてセラミツクス当板１がクツシヨン材例えばセラミ
ツクスフアイバー３を介して植設されている。
セラミツクス当板１の表面はベース板２の表面からわず
かに突出し、第４図（ａ）（ｂ）中２点鎖線で示す冷却
ドラム15と摺動するようになつている。ベース板２に埋
設されたヒータ13によつて予熱されたサイド堰は、一対
の冷却ドラム15の間に注湯された溶鋼が薄板鋼14に鋳造
される過程において、冷却ドラム15端面に向つて凸形状
に熱変形する。
かに突出し、第４図（ａ）（ｂ）中２点鎖線で示す冷却
ドラム15と摺動するようになつている。ベース板２に埋
設されたヒータ13によつて予熱されたサイド堰は、一対
の冷却ドラム15の間に注湯された溶鋼が薄板鋼14に鋳造
される過程において、冷却ドラム15端面に向つて凸形状
に熱変形する。
この熱変形によつて生じる冷却ドラム15端面とセラミツ
クス当板１との隙間をなくすため、第４図（ａ）のＡ−
Ａ線断面矢視図である第３図（ａ），（ｂ）に示すよう
に、セラミツクス当板１とベース板２の間にクツシヨン
性をもつセラミツクスフアイバー３を敷いている。
クス当板１との隙間をなくすため、第４図（ａ）のＡ−
Ａ線断面矢視図である第３図（ａ），（ｂ）に示すよう
に、セラミツクス当板１とベース板２の間にクツシヨン
性をもつセラミツクスフアイバー３を敷いている。
ところが、第３図（ａ），（ｂ）に示すように、冷却ド
ラム15とセラミツクス当板１の間に鋳バリ16が付着した
り、冷却ドラム15の端面が熱変形してセラミツクス当板
１に片当たりしたり、冷却ドラム15の端面の当たり位置
がセラミツクス当板１の端部のみになつたりしたときに
は、セラミツクス当板１が偏荷重を受けて傾き、湯溜り
部のシール性が損なわれて湯差し、湯もれの原因となる
欠点がある。
ラム15とセラミツクス当板１の間に鋳バリ16が付着した
り、冷却ドラム15の端面が熱変形してセラミツクス当板
１に片当たりしたり、冷却ドラム15の端面の当たり位置
がセラミツクス当板１の端部のみになつたりしたときに
は、セラミツクス当板１が偏荷重を受けて傾き、湯溜り
部のシール性が損なわれて湯差し、湯もれの原因となる
欠点がある。
本発明は、セラミツクス当板の傾きを防止し、セラミツ
クス当板と冷却ドラム端面とのシール性を良好に保持し
うる薄板連続鋳造装置のサイド堰を提案するものであ
る。
クス当板と冷却ドラム端面とのシール性を良好に保持し
うる薄板連続鋳造装置のサイド堰を提案するものであ
る。
本発明は、上記の問題点すなわちセラミツクス当板の傾
きと、これによるサイド堰のシール性（すなわちセラミ
ツクス当板と冷却ドラム端面とのシール性）低下と解決
するために、（１）セラミツクス当板に傾斜防止突起を
設け、これをベース板を設けたガイド孔に嵌合するか、
あるいは（２）ベース板にガイド孔を設け、これに嵌合
するガイドピースと、該ガイドピースに沿つて摺動可能
としたセラミツクス当板を配設するものである。
きと、これによるサイド堰のシール性（すなわちセラミ
ツクス当板と冷却ドラム端面とのシール性）低下と解決
するために、（１）セラミツクス当板に傾斜防止突起を
設け、これをベース板を設けたガイド孔に嵌合するか、
あるいは（２）ベース板にガイド孔を設け、これに嵌合
するガイドピースと、該ガイドピースに沿つて摺動可能
としたセラミツクス当板を配設するものである。
すなわち本発明は、（１）ケースに収容された断熱材
と、同断熱材に植設されたベース板と、同ベース板の冷
却ドラムの端面との摺動部に植設されたセラミツクス当
板とからなるドラム式薄板連続鋳造装置のサイド堰にお
いて、前記ベース板にガイド孔を設けるとともに、前記
セラミツクス当板を上記ガイド孔に嵌合する突起部を有
する形状とし、該セラミツクス当板を該突起部を上記ガ
イド部に嵌合させて配設してなる薄板連続鋳造装置のサ
イド堰（以下、第１発明）、 （２） ケースに収容された断熱材と同断熱材に植設さ
れたベース板と、同ベース板の冷却ドラムの端面との摺
動部に植設されたセラミツクス当板とからなるドラム式
薄板連続鋳造装置のサイド堰において、前記ベース板に
ガイド孔を設けるとともに、同ガイド孔に嵌合させてガ
イドピースを配設し、同ガイドピースに沿つて摺動可能
にセラミツクス当板を取付けてなる薄板連続鋳造装置の
サイド堰（以下、第２発明）に関する。
と、同断熱材に植設されたベース板と、同ベース板の冷
却ドラムの端面との摺動部に植設されたセラミツクス当
板とからなるドラム式薄板連続鋳造装置のサイド堰にお
いて、前記ベース板にガイド孔を設けるとともに、前記
セラミツクス当板を上記ガイド孔に嵌合する突起部を有
する形状とし、該セラミツクス当板を該突起部を上記ガ
イド部に嵌合させて配設してなる薄板連続鋳造装置のサ
イド堰（以下、第１発明）、 （２） ケースに収容された断熱材と同断熱材に植設さ
れたベース板と、同ベース板の冷却ドラムの端面との摺
動部に植設されたセラミツクス当板とからなるドラム式
薄板連続鋳造装置のサイド堰において、前記ベース板に
ガイド孔を設けるとともに、同ガイド孔に嵌合させてガ
イドピースを配設し、同ガイドピースに沿つて摺動可能
にセラミツクス当板を取付けてなる薄板連続鋳造装置の
サイド堰（以下、第２発明）に関する。
本発明の第１発明によればセラミツクス当板がベース板
のガイド孔にその突起部にて嵌合されており、セラミツ
クス当板に前述のような鋳バリの付着や冷却ドラムの熱
変形等により片当りが生じ偏荷重が加わつても、セラミ
ツクス当板が傾くことはなく、従つてサイド堰のシール
性が低下するといつた事態も発生しない。
のガイド孔にその突起部にて嵌合されており、セラミツ
クス当板に前述のような鋳バリの付着や冷却ドラムの熱
変形等により片当りが生じ偏荷重が加わつても、セラミ
ツクス当板が傾くことはなく、従つてサイド堰のシール
性が低下するといつた事態も発生しない。
また本発明の第２発明によれば、セラミツクス当板がガ
イドピースを介してベース板のガイド孔に嵌合されてお
り、上記第１発明と同様にセラミツクス当板の傾きがな
くなり、しかもこのセラミツクス当板はガイドピースに
摺動可能に取付けられており、セラミツクス当板の熱膨
張、収縮を吸収することができ、従つて冷却ドラムとの
シール性を大幅に改善することができるとともに、ガイ
ドピースとセラミツクス当板との２種の材料を使い分け
ることにより、コストダウンと性能分担による信頼性向
上をも図ることができる。
イドピースを介してベース板のガイド孔に嵌合されてお
り、上記第１発明と同様にセラミツクス当板の傾きがな
くなり、しかもこのセラミツクス当板はガイドピースに
摺動可能に取付けられており、セラミツクス当板の熱膨
張、収縮を吸収することができ、従つて冷却ドラムとの
シール性を大幅に改善することができるとともに、ガイ
ドピースとセラミツクス当板との２種の材料を使い分け
ることにより、コストダウンと性能分担による信頼性向
上をも図ることができる。
第１図は、本発明の第１発明の一実施例を示す図で、ベ
ース板２に植設されたセラミツクス当板１の部分の断面
を示している。
ース板２に植設されたセラミツクス当板１の部分の断面
を示している。
セラミツクス当板１のベース板２側に突起部４を設け、
一方ベース板２には突起部４と嵌合するガイド孔５を設
けてあり、突起部４とガイド孔５の間は耐熱潤滑剤６が
塗付され、セラミツクス当板１とベース板２の間には突
起部４を除いた部分にクツシヨン材としてセラミツクス
フアイバ３が敷かれている。
一方ベース板２には突起部４と嵌合するガイド孔５を設
けてあり、突起部４とガイド孔５の間は耐熱潤滑剤６が
塗付され、セラミツクス当板１とベース板２の間には突
起部４を除いた部分にクツシヨン材としてセラミツクス
フアイバ３が敷かれている。
この実施例によれば、セラミツクス当板１と冷却ドラム
15の間にバリ噛込み等による偏荷重が加わつてセラミツ
クス当板１が傾斜しようとしても、該セラミツクス当板
１に設けた突起部４がベース板２に設けられたガイド孔
５によつてセラミツクス当板１の転倒モーメントを拘束
しているので、セラミツクス当板１が傾くことはない。
このため、冷却ドラム15端面とセラミツクス当板１の間
に隙間が生じることなく、湯溜り部のシール性が保たれ
る。
15の間にバリ噛込み等による偏荷重が加わつてセラミツ
クス当板１が傾斜しようとしても、該セラミツクス当板
１に設けた突起部４がベース板２に設けられたガイド孔
５によつてセラミツクス当板１の転倒モーメントを拘束
しているので、セラミツクス当板１が傾くことはない。
このため、冷却ドラム15端面とセラミツクス当板１の間
に隙間が生じることなく、湯溜り部のシール性が保たれ
る。
また、セラミツクス当板１は、突起部４を除いた部分を
セラミツクスフアイバー３を介してベース板２に当てら
れているので、セラミツクス当板１とベース板２の間で
は、冷却ドラム15との接触圧力を局部的に受けることな
く、広く受けることができるため、単位圧力が小さくな
り、安定性が増す。
セラミツクスフアイバー３を介してベース板２に当てら
れているので、セラミツクス当板１とベース板２の間で
は、冷却ドラム15との接触圧力を局部的に受けることな
く、広く受けることができるため、単位圧力が小さくな
り、安定性が増す。
なお、セラミツクス当板１の傾斜防止策としては、単に
セラミツクス当板１の厚みを増し、植込み部を深くする
ことも考えられるが、高級なセラミツクスの使用量が増
大すること、セラミツクスそのものが大きくなつて熱変
形し易くなること、ベース板２を傷め易くなること等か
らすれば、本発明の意義・効果は大きい。
セラミツクス当板１の厚みを増し、植込み部を深くする
ことも考えられるが、高級なセラミツクスの使用量が増
大すること、セラミツクスそのものが大きくなつて熱変
形し易くなること、ベース板２を傷め易くなること等か
らすれば、本発明の意義・効果は大きい。
第２図（ａ）とそのＡ−Ａ線断面矢視図である第２図
（ｂ）は、本発明の第２発明の一実施例を示す図で、ベ
ース板２に植設されたセラミツクス当板１の部分の断面
を示している。
（ｂ）は、本発明の第２発明の一実施例を示す図で、ベ
ース板２に植設されたセラミツクス当板１の部分の断面
を示している。
ベース板２にガイド孔５を設け、これに嵌合する突起を
有するＴ字形断面のガイドピース４′に、該ガイドピー
ス４′の突起側と反対側の平担部に沿つて摺動可能にセ
ラミツクス当板１を取付ける。
有するＴ字形断面のガイドピース４′に、該ガイドピー
ス４′の突起側と反対側の平担部に沿つて摺動可能にセ
ラミツクス当板１を取付ける。
セラミツクス当板１の下部とベース板２の間には、前述
の第１発明と同様、クツシヨン材としてセラミツクスフ
アイバー３を敷いて、冷却ドラム15との接触圧力を局部
的に受けることなく、広く受けるようにし、これにより
安定性を増している。その他の摺動部には耐熱潤滑材６
を塗布している。
の第１発明と同様、クツシヨン材としてセラミツクスフ
アイバー３を敷いて、冷却ドラム15との接触圧力を局部
的に受けることなく、広く受けるようにし、これにより
安定性を増している。その他の摺動部には耐熱潤滑材６
を塗布している。
この実施例によれば、セラミツクス当板１と冷却ドラム
15の間にバリ噛込み等による偏荷重が加わつてセラミツ
クス当板１が傾斜しようとしても、該セラミツクス当板
１がガイドピース４′の平担部に嵌合されているため、
ガイドピース４′が傾かなければセラミツクス当板１も
傾かない。
15の間にバリ噛込み等による偏荷重が加わつてセラミツ
クス当板１が傾斜しようとしても、該セラミツクス当板
１がガイドピース４′の平担部に嵌合されているため、
ガイドピース４′が傾かなければセラミツクス当板１も
傾かない。
ガイドピース４′は、ベース板２に設けられたガイド孔
５に嵌合する突起部を有しており、セラミツクス当板１
を介してガイドピース４′に加えられた転倒モーメント
を拘束されているため、ガイドピース４′は傾かず、従
つてセラミツクス当板１も傾くことはない。これによ
り、冷却ドラム15端面とセラミツクス当板１の間に隙間
が生じることなく、湯溜り部のシール性が保たれる。
５に嵌合する突起部を有しており、セラミツクス当板１
を介してガイドピース４′に加えられた転倒モーメント
を拘束されているため、ガイドピース４′は傾かず、従
つてセラミツクス当板１も傾くことはない。これによ
り、冷却ドラム15端面とセラミツクス当板１の間に隙間
が生じることなく、湯溜り部のシール性が保たれる。
また、セラミツクス当板１はガイドピース４′に沿つて
摺動可能に嵌合されているため、セラミツクス当板１が
冷却ドラム15との接触や注湯との接触によつて収縮，膨
張しても、冷却ドラム15の回転によつてセラミツクス当
板１に作用する摩擦力によつて冷却ドラム15の円周方向
15b→15a側へ移動させられるので、セラミツクス当板１
は最下端が固定されているため、お互いの隙間が小さく
なり、セラミツクス当板１間のシール性がよりよく保た
れることになる。
摺動可能に嵌合されているため、セラミツクス当板１が
冷却ドラム15との接触や注湯との接触によつて収縮，膨
張しても、冷却ドラム15の回転によつてセラミツクス当
板１に作用する摩擦力によつて冷却ドラム15の円周方向
15b→15a側へ移動させられるので、セラミツクス当板１
は最下端が固定されているため、お互いの隙間が小さく
なり、セラミツクス当板１間のシール性がよりよく保た
れることになる。
また、第２発明では、冷却ドラム15とのスライドシール
部の構成をガイドピース４′とセラミツクス当板１との
２つの部分に分けている。このうちセラミツクス当板１
は、冷却ドラム15や溶湯と直接接触するため、耐熱衝撃
性の高いもの、潤滑性のあるもの、摩耗等を考慮した材
料を選定する。一方、ガイドピース４′は、加工精度や
転倒モーメントに耐えうる強度を重点にした材料選定を
する。このように、第２発明では２種の材料を使いわけ
ることにより、コストダウンのみならず、性能分担によ
る信頼性の向上を図ることができる。
部の構成をガイドピース４′とセラミツクス当板１との
２つの部分に分けている。このうちセラミツクス当板１
は、冷却ドラム15や溶湯と直接接触するため、耐熱衝撃
性の高いもの、潤滑性のあるもの、摩耗等を考慮した材
料を選定する。一方、ガイドピース４′は、加工精度や
転倒モーメントに耐えうる強度を重点にした材料選定を
する。このように、第２発明では２種の材料を使いわけ
ることにより、コストダウンのみならず、性能分担によ
る信頼性の向上を図ることができる。
本発明によるサイド堰は、セラミツクス当板の傾きによ
つて生じるシール性悪化の欠点を解消することができ、
信頼性の高いシール構造をもつサイド堰であるため、湯
差し、湯もれがなく、安定した鋳造，鋳片を得ることが
できる。
つて生じるシール性悪化の欠点を解消することができ、
信頼性の高いシール構造をもつサイド堰であるため、湯
差し、湯もれがなく、安定した鋳造，鋳片を得ることが
できる。
第１図及び第２図（ａ）（ｂ）は本発明の実施例である
サイド堰のベース板とセラミツクス当板の断面図であ
る。第３図は従来のセラミツクス当板の構造を示す図、
第４図（ａ）（ｂ）は一般のサイド堰の概要を示す図で
ある。 １……セラミツクス当板、２……ベース板、 ３……セラミツクスフアイバ、４……突起部、 ４′……ガイドピース、５……ガイド孔、 ６……耐熱潤滑剤、11……ケース、 11a……スタツド、12……断熱材、 13……ヒータ、14……鋳片、 15……冷却ドラム、16……鋳バリ
サイド堰のベース板とセラミツクス当板の断面図であ
る。第３図は従来のセラミツクス当板の構造を示す図、
第４図（ａ）（ｂ）は一般のサイド堰の概要を示す図で
ある。 １……セラミツクス当板、２……ベース板、 ３……セラミツクスフアイバ、４……突起部、 ４′……ガイドピース、５……ガイド孔、 ６……耐熱潤滑剤、11……ケース、 11a……スタツド、12……断熱材、 13……ヒータ、14……鋳片、 15……冷却ドラム、16……鋳バリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 敬輔 福岡県北九州市八幡東区枝光１−１−１ 新日本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 山上 靖博 福岡県北九州市八幡東区枝光１−１−１ 新日本製鐵株式会社八幡製鐵所内
Claims (2)
- 【請求項１】ケースに収容された断熱材と、同断熱材に
植設されたベース板と、同ベース板の冷却ドラムの端面
との摺動部に植設されたセラミツクス当板とからなるド
ラム式薄板連続鋳造装置のサイド堰において、前記ベー
ス板にガイド孔を設けるとともに、前記セラミツクス当
板を上記ガイド孔に嵌合する突起部を有する形状とし、
該セラミツクス当板を該突起部を上記ガイド部に嵌合さ
せて配設してなる薄板連続鋳造装置のサイド堰。 - 【請求項２】ケースに収容された断熱材と同断熱材に植
設されたベース板と、同ベース板の冷却ドラムの端面と
の摺動部に植設されたセラミツクス当板とからなるドラ
ム式薄板連続鋳造装置のサイド堰において、前記ベース
板にガイド孔を設けるとともに、同ガイド孔に嵌合させ
てガイドピースを配設し、同ガイドピースに沿つて摺動
可能にセラミツクス当板を取付けてなる薄板連続鋳造装
置のサイド堰。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19046087A JPH06102253B2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | 薄板連続鋳造装置のサイド堰 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19046087A JPH06102253B2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | 薄板連続鋳造装置のサイド堰 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6434547A JPS6434547A (en) | 1989-02-06 |
| JPH06102253B2 true JPH06102253B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=16258483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19046087A Expired - Lifetime JPH06102253B2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | 薄板連続鋳造装置のサイド堰 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06102253B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2667160B1 (en) | 2012-05-24 | 2020-11-18 | Air Products And Chemicals, Inc. | Method of, and Apparatus for, Regulating the Mass Flow Rate of a Gas |
| ES2663244T3 (es) | 2012-05-24 | 2018-04-11 | Air Products And Chemicals, Inc. | Método y aparato para proporcionar una mezcla de gases |
| PL2667276T3 (pl) | 2012-05-24 | 2018-04-30 | Air Products And Chemicals, Inc. | Sposób i urządzenie do dostarczania mieszaniny gazu |
| CN110938198B (zh) * | 2019-11-20 | 2022-02-22 | 浙江佳人新材料有限公司 | 一种再生低粘度切片的生产工艺 |
-
1987
- 1987-07-31 JP JP19046087A patent/JPH06102253B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6434547A (en) | 1989-02-06 |
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