JP3017519B2 - 電気コネクタ用ハウジング - Google Patents

電気コネクタ用ハウジング

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JP3017519B2
JP3017519B2 JP2236935A JP23693590A JP3017519B2 JP 3017519 B2 JP3017519 B2 JP 3017519B2 JP 2236935 A JP2236935 A JP 2236935A JP 23693590 A JP23693590 A JP 23693590A JP 3017519 B2 JP3017519 B2 JP 3017519B2
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ハス ユルゲン
ホテア ゲオルゲ
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アンプ インコーポレーテッド
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4364Insertion of locking piece from the front
    • H01R13/4365Insertion of locking piece from the front comprising a temporary and a final locking position

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電気端子をハウジング内にロックする手段
を具えた電気コネクタ用絶縁ハウジングに関する。
(従来の技術) 絶縁ハウジングの軸線を中心とする円周上に順次間隔
を保って配列され、それぞれの長手方向が前記軸線と平
行な複数の細長い端子受容空洞を有し、空洞への端子挿
入を可能にする第1回転位置と挿入された端子と係合し
た端子をロックする第2回転位置との間で前記軸線を中
心に回動できるように端子保持部材を受容する電気コネ
クタ用絶縁ハウジングがドイツ実用新案第5808465.4号
に開示されている。
(発明が解決しようとする課題) この公知ハウジングでは、端子保持部材がハウジング
から突出したフードに受容され、ハウジングの端子受容
面を構成する断面が円形のブロックから成る。端子保持
部材は、フード内で回動自在でなければならないから、
フードに対して有効にシールすることは不可能であり、
従って、空洞内にシール用グロメットを設けて湿気の侵
入からコネクタを保護しようとしても意味がない。端子
保持部材を環状に構成し、ハウジングを囲むように配置
することで、上記不都合を回避する提案がなされている
が、環状の端子保持部材が邪魔になるから、ハウジング
の外周に相手コネクタの側の係合手段と協働する係合手
段、またはその他の手段、例えば、シール・リング、ま
たはハウジングを相手ハウジングに固定する手段などを
設けることができない。
(課題を解決するための手段、作用及び効果) 本発明のハウジングは、絶縁ハウジング内の軸線を中
心とした略同一円周上に形成された複数の端子受容空
洞、及び該端子受容空洞に対して略同心円状に形成され
た環状凹部を有する前記絶縁ハウジングと、端子保持部
材の外周に略放射状に形成された複数の端子保持突起を
有すると共に前記環状凹部内に挿入される略環状の前記
端子保持部材とを具備し、該端子保持部材の第1位置か
ら第2位置への回転により、前記端子保持突起が前記端
子受容空洞内に挿入される電気端子をロックする電気コ
ネクタ用ハウジングであって、前記絶縁ハウジングは、
前記端子保持部材内に受容されて前記端子保持部材の前
記第1位置及び第2位置間の回転を案内する栓状体を有
し、前記端子保持部材は、該端子保持部材を回転させる
工具との係合部を前記絶縁ハウジングの前端より後方に
有することを特徴とする。
端子保持部材を端子受容空洞によって画成される円よ
りも内側に配列するから、ハウジングの外周にシール・
リングを嵌着し、これに係合または固定手段を取付ける
ことができる。
ハウジング材料を節約するため、前記横断壁を空洞の
長手方向ほぼ中間に配置することができる。
本発明の実施例では、栓状体にまたは空洞間に設けた
補完的な案内手段を利用してハウジングによって栓状体
と空洞の半径方向内側の壁の間に画定される環状凹部に
端子保持部材を挿入することにより、該端子保持部材を
その第1回転位置に位置ぎめして、端子保持部材に形成
した係止手段が前記内側壁の肩部と協働して端子保持部
材を凹部内に係止することができる。
本発明の第1実施例では、空洞の数を例えば7個と
し、スピゴット(栓状体)の少なくとも一本の係止アー
ムに円周方向に間隔を保つ第1及び第2外向き係止切込
みを形成する一方、端子保持部材に少なくとも一つの内
向き係合突起を形成することにより、端子保持部材が第
1位置に来ると前記突起が前記第1切込みと係合し、第
2位置に来ると前記第2切込みと係合するように構成す
る。係止アームは弾性を有するから、端子保持部材を第
1及び第2回転位置間で回動させるのに伴なって係止ア
ームが弾性的に押下され、前記突起がスナップ動作で第
1切込みから第2切込みへ移行するのを可能にする。
この実施例においては、前記横断壁に近い位置で栓状
体の自由端側に長手方向のギザギザがある係合面を形成
する一方、端子保持部材には半径方向に内方へ突出し
た、前記係合面とは補完的な形状の弾性係合パッドを形
成する。これらの係合手段を形成したことで、端子保持
部材を挿入できるのはその第1回転位置に限られるが、
係合パッドは弾性を有するから、この係合パッドの弾性
作用に抗して、端子保持部材を第1回転位置から第2回
転位置へ移行させることができる。端子保持の長手方向
に形成されている係合パッドに弾性を付与するのに、ほ
ぼ全長に亙って中空部を形成することができる。
栓状体は、ハウジングの軸線を中心とする環状を呈し
て上記横断方向壁からハウジングの結合面に向かって形
成された環状壁と、環状壁から結合面に向かって形成さ
れた中実部と、中実部から結合面にまで達し、前記係止
アーム、栓状体係止手段及び長手方向スロットを含む、
前記環状壁よりも拡径された部分とで構成することがで
きる。
本発明の第2実施例では、栓状体が一様の円形断面を
有する簡単な管状体として形成され、端子保持部材は、
栓状体を受容するための断面が一様の円形を呈する孔
と、直径方向に対向する一対の放射状係合突起とを有す
る。ハウジングには、この実施例の場合、個数を例えば
4個だけに限定した空洞の間に円周方向に間隔を保つ第
1及び第2係合切込みを形成し、端子保持部材の第1及
び第2回転位置において対応の係合突起の係合端を前記
係合切込みと係合させる。端子保持部材をその第1回転
位置においてのみ栓状体と嵌合できるようにするために
は、長手方向の案内リブを設け、空洞間にこのために設
けた案内面と協働させることができる。端子保持突起
は、第2実施例の場合、端子保持部材の先端付近に配置
する。案内リブは、その高さが端子保持突起とほぼ同じ
であるが、円周方向の幅が該突起よりもはるかに狭く、
端子保持部材から係合突起に向かって突出している。
係合切込みは、ハウジングの空洞と空洞の間に形成し
た凹みから放射状に形成されており、前記凹みは、例え
ば工具刃を端子保持部材のスロットに挿入して第1回転
位置と第2回転位置の間で回動させる時に端子保持部材
への接近口となるように、ハウジングの結合面に開口し
ている。それぞれの凹みは、ハウジングの円周方向に対
応の端子受容空洞と連通関係にあり、第2実施例では、
補完形状を有する案内リブの面と協働する円弧状側壁を
有する。
(実施例) 本発明の内容及びその実施態様を明らかにするため、
添付の図面を参照して二つの実施例を以下に説明する。
先ず、第1図ないし第12図を参照して本発明の第1実
施例を説明する。断面が円形の電気コネクタ用ハウジン
グ2には端子保持部材4(第5図〜第9図)及びハウジ
ング2をこれと結合する(図示しない)電気コネクタ用
ハウジングに固定するための(第10図、第11図に示す)
連結リング6が組み付けられる。
第2図、第4図及び第10図から明らかなように、ハウ
ジング2は(第1図及び第11図に示す)、その長手軸線
X−Xを中心とする円周上に順次間隔を保って配列され
た断面が円形の7個の端子受容空洞8を有し、各空洞8
は、ハウジング2の端子受容後面10にも、相手ハウジン
グと連結される前面12にも開口している。適当な絶縁材
からハウジング2を成形する過程で成形加工後の冷却に
伴なう材料の歪みを解放するため、空洞8間において面
10,12に盲穴14が形成されている。
特に第1図及び第2図から明らかなように、ハウジン
グ2は、端子保持部材4を受容するため、軸線X−X及
び空洞8の環と同心の環状凹部16を具えている。凹部16
は、前方に向かっては結合面12に開口し、後方に向かっ
ては各空洞8と連通関係にある環状孔18と連通してい
る。
各空洞8は、電気端子28を受容するように形成され、
寸法設定されている(第11図及び第11A図)。各端子28
は、絶縁リードL及びシール・グロメット26にクリンプ
加工したクリンプ・フェルール24、取付部32、フェルー
ル24と取付部32の間に設けた円形衝合フランジ44及び長
手方向に係止片40が突出している電気ソケットの形態を
有する結合部34から成っている。各空洞8は、フェルー
ル24及びグロメット26を受容する大断面部分22、取付部
32を受容する小断面部分30及びこの部分30よりも大きい
断面を有して端子28の結合部34を受容する部分36から成
っている。各空洞8の部分22,30間に端子28のフランジ4
4と衝合する環状肩部42が画成され、部分30,36間に端子
28の係止片40の自由後端と係合する環状肩部38が画成さ
れている。ハウジング2に端子28を挿着した状態で、端
子28の結合部34の自由端は、ハウジング2の結合面12と
ほぼ整列し、端子受容面10からリードLが突出する各空
洞8の部分30,36の半径方向内壁20には凹部16へ僅かに
突出した環状係止肩部21が形成されている。部分22の半
径方向内壁20′には星形空洞23が形成されている。
結合面12からフード46が突出し、該フードには前記相
手ハウジングのフードに形成されている(図示しない)
キーを受容するようにそれぞれが寸法設定された外側キ
ー溝48が形成されている。キー溝48は、ハウジング2の
外周壁50の一部に及ぶように内方へも延設されている。
キー溝48は、第10図に示すキー溝48′からも明らかなよ
うに、ハウジングごとにその形状及び配置が異なってい
る。ハウジング2の端子受容面からスカート52が突出
し、壁50から半径方向と外方へは係止リング54が突出
し、壁50と協働することにより、第11図に示すように、
シールリング60を受容する縮径部58を前方に有する環状
ソケット56を画成し、ハウジング2を前記相手ハウジン
グと結合すると前記縮径部58と連通している後方の円錐
台形凹部62内へ前記シール・リング60が挿入される。係
止リング54の外周には自由端を後方に向けた弾性係止ア
ーム64が形成されている。各一対の隣接アーム64間に軸
方向リング66が設けられ、アーム64の自由端よりも後方
に位置するようにリング54に周溝68が形成されている。
連結リング6は、前記相手ハウジングの螺条と係合する
半径方向に内方へ突出するスタッド70(第10図)を有し
ている。連結リング6がハウジング2に組み付けられる
と、連結リング6の(図示してない)内周面リブが係止
アーム64を弾性的に押下しながら溝68と係合し、これと
同時に、係止アーム64が復帰してリング6をリング54に
係止する。連結リング6を相手ハウジングに螺着し易い
ようにリング6にフィンガー・グリップ72(第11図)及
び両ハウジングが連結リング6を介して正しく連結され
ると、前記相手ハウジング側に設けた補完関係のインジ
ケータと一致する回転位置インジケータ74が設けられて
いる。
端子保持部材4と係合した状態で、その保持手段のた
めのピボットとして作用する全体的断面がほぼ円形の栓
状体78(第1図ないし第3図及び第9図)が、壁20′か
ら半径方向に内方へ突出しかつ空洞8の長さのほぼ中間
に位置する環状壁80から前方へ凹部16内に突出してい
る。栓状体78は、軸線X−Xを中心とし、栓状体本体部
86の後方に空間84を画成する後方環状壁部分82を含み、
前記本体部86は、壁82から前方に突出し、中実後方部分
88及び自由前端94を起点とする、互いに間隔を保つ二つ
の長手方向スロット92を形成された長手方向分割前方部
分90から成っている。部分88及び壁82にはその一方の側
から半径方向へ外方に(特に第9図から明らかなよう
に)波状の係合面96が形成されている。この係合面96
は、断面が円弧状を呈する凸面99によって互いに分離さ
れ、栓状体78の長手方向に伸びる断面が円弧状の一対の
凹面98を画定している。前方部分90に形成されているス
ロット92は互いに協働して中央柱100を画成し、該中央
柱の前端94は扁平面102で終っている。中央柱100は、互
いに平行な扁平側面104と、断面が円弧状を呈する凸端
壁106,107とを有し、後者の前端94は、面取りされたガ
イド面110で終っており、前者は、凸面99と整列関係に
ある。スロット92は、各側面104と対向する弾性係止ア
ーム109を画成している。各アーム109には円周方向に間
隔を保つ一対の長手方向係合切込み108,108′が形成さ
れている。
特に第5図ないし第8図から明らかなように、断面が
ほぼ円形の開口端チューブの形態を呈する端子保持部材
4の前端112(即ち、保持部材4を栓状体78と係合させ
るときに、栓状体と対向する端部)付近に保持部材4の
外周に空洞8の配列間隔と同じ一定間隔でスタッド114
の形で7個の端子ロック部材が形成されている。スタッ
ド114は、(第6図上)時計方向にその高さがテーパを
なしている。保持部材4の外周には前端112に向かって
その高さがテーパをなす切れ目のない係止リブ116も形
成されている。保持部材4の内周にはその後端118付近
に直径方向に互いに対向する二つの係合突起120が形成
されている。第8図に示すように、ほぼ全長に亙る孔12
4によって弾性を与えられた係合パッド122が保持部材4
から内方へ突出し、その内方に面した壁126には一対の
互いに間隔を保つ長手方向リブ128が形成されていて、
それぞれが栓状体78の壁における部分88の各凹面98と係
合する。パッド122は、端部118よりも端部122に近い位
置を占め、円周方向に二つの係合突起120の中間に位置
している。保持部材4の後端118には、栓状体78と係合
させた後、端子保持部材4を後述する端子受容位置と端
子ロック位置の間で回動させる際に、(図示しない)工
具刃を挿入するための、直径方向に対向するスロット13
0が形成されている。
係合パッド122を栓状体78の係合面96と整列させ、ハ
ウジング2の結合面12から凹部16へ端部112を前に向け
て端子保持部材4を挿入することによって保持部材4を
ハウジング2に組み付ける。即ち、栓状体78と係合させ
る。保持部材4が凹部16に進入すると、(第9図に破線
で示すように)パッド122のリブ128が栓状体78のスロッ
ト92と係合し、さらにこれを通過して凹面98と係合す
る。保持部材4が凹面16へ進入する過程で係止リブ116
がハウジング2の壁20によって弾性的に押下され、最終
的に肩部21とスナップ係合することによって保持部材4
を凹部16から抜けないように固定する。保持部材4のこ
の完全係合状態において保持部材の各係合突起120が各
係止アーム109の係合切込み108と係合する。次いで、端
子保持部材4は、第10図に示す端子受容位置、即ち、第
12図に実線で示す位置に移動し、パッド122のリブ128と
栓状体78の凹面98が弾性係合することによってこの位置
に保持される。面96とパッド122の係合作用により、係
合突起120を切込み108′と係合させて保持部材4をハウ
ジング2に組み付けることは不可能である。
端子ロック・スタッド114が空洞8間に位置し、空洞
の邪魔にならないから、端子受容面10から各空洞8へ端
子28を挿入することができる。第1図、第11図及び第11
A図に関する説明から明らかなように、端子28は、端子
側の係止片40と空洞8側の肩部38とが協働することによ
って各空洞内に係止される。この係止作用にも拘らず、
端子の形成材料である金属板は極めて薄いのが普通であ
るから、金属板からの打ち抜きされた係止片40は、端子
の抜け落ちを防止できるほど丈夫ではなく、ハウジング
の使用時にリードLを引っ張れば振動の作用で端子28が
各空洞から抜けるおそれがある。このような状況下にお
いて、端子28が空洞8から抜けるのを防止するため、係
合面12から接近可能な保持部材4の後端118に設けたス
ロット130に工具の刃を挿入し、パッド122の弾性作用に
抗して刃を回転させて端子保持部材4を(第10図上)時
計方向に僅かだけずらすことにより、保持部材4の各係
合突起120を隣接する栓状体78の切込み108′とスナップ
係合させ、第12図に破線で示すと共に第11図にも示した
ように、保持部材4を各空洞8に進入させて端子28の衝
合フランジ44と衝合させることにより、いかなる状況下
にも端子が抜けないようにする。
次に、第13図ないし第23図に沿って本発明の第2実施
例を説明する。この実施例では、第1図ないし第12図に
関連して上述したいくつかの構成部分には、第1図ない
し第12図の場合と同じ参照番号、ただし、その末尾にa
を添えた参照番号を付し、第13図ないし第23図に関する
以下の説明では、重複を避けるため、これらの構成部分
の説明を省く。全体の断面がほぼ円形を呈する電気コネ
クタ用ハウジング140には、端子保持部材142及び連結リ
ング6aが組み付けられる。ハウジング140は、それぞれ
がハウジング140の端子受容後面10aにも連結前面12aに
も開口している順次間隔を保って同一円上に配列された
四つの端子受容空洞8aを有し、空洞8aは、空洞8と同様
に上記端子28を受容するように寸法設定されている。
空洞8aの壁20aの間にこれと直角方向に広がり、壁20a
の長さのほぼ中間に位置する壁144は、特に第13図及び
第16図から明らかなように、一様の円形断面を有する管
状栓状体146の基底を構成し、前記栓状体146は壁144か
らハウジング140の結合面12aにまで達し、その自由端14
8は、第16図に示すように、面12aとほぼ整列関係にあ
る。栓状体146は、ハウジング140の本体153と協働して
環状凹部152を画成し、この環状凹部152により、栓状体
146が後述するように端子保持部材142のためのピボット
として作用するように該保持部材142を栓状体146と係合
することができる。凹部152は、半径方向に外方へ、ハ
ウジング140のX−X軸を中心にして一定間隔を保ち、
かつ本体部153によって画成される四つの凹み156に向か
って開口している。なお、凹み156は、それぞれ結合面1
2aに開口し、隣接空洞8aに位置している。凹み156は、
各空洞8aの部分22aの内部と連通する本体部153の孔154
とも連通している。それぞれの孔154は、空洞8aの長手
方向に各空洞の部分22aに形成された肩部42aから凹部15
2の短い方の長さ159だけ壁144よりも前方の位置にまで
達している。前記凹み156は、特に第14図から明らかな
ように、内方に向かってふくらんだ滑らかな凸面側壁15
7を具えている。各凹み156の半径方向外端は、(特に第
14図及び第23図から明らかなように)、栓状体146の前
端にあって結合面12aへ開口している一対の円周方向に
間隔を保つ係止用切込み158,158′へ開口している。そ
れぞれの対の切込み158,158′は、二つの隣接する空洞8
a間の中間位置に形成されている。各空洞8aの壁に形成
された孔154の前端において壁20aが、特に第1図及び第
16図から明らかな係止用肩部21aを画成している。
第17ないし第20図に沿って端子保持部材142を説明す
る。保持部材142は、前端164及び後端部166を有して中
心部に栓状体146を受容するように寸法設定された通孔1
68を画成する管状体162を含んでいる。前端164側には該
前端に向かって面取りされている部分を除いて一様の断
面形状を有する突出部170があり、この突出部170の直ぐ
後方において管状体162が半径方向に外方へ管状体162周
りに互いに空洞8aの間隔に対応する間隔を保って端子ロ
ック用スタッド172が突出している。それぞれのスタッ
ド172は、特に第18図から明らかなように、端子ロック
・エッジ部174を有している。各スタッド172から管状体
162の端部166に向かって、管状体162の円周方向にスタ
ッド172よりも幅が狭いガイド・リブ176が張り出し、そ
の先端が丸みのある突片178を形成している。それぞれ
のリブ176は、凹面状の両側縁177を有し、その滑らかな
湾曲は凹み156の側壁157の湾曲と補完関係にある。
管状体162には、隣接する各対のリブ176間にそれぞれ
位置し、保持部材142の前端166側へスタッド172から間
隔を保ち、互いに円周方向に整列する係止リブ180が形
成されている。管状体162には、このほかに、後端164か
ら遠ざかる方向にリブ176と間隔を保ち、特に第18図及
び第23図から明らかなように、それぞれが半径方向に外
方へテーパをなすと共に互いに保持部材142の円周方向
に反対向きの傾斜を有する係合端184を有する一対の直
径方向に対向する係合突起182をも形成している。後述
するように、ハウジング140に組み付けてから保持部材1
42を端子受容位置と端子係止位置との間で回動させるた
め、(図示しないが)工具刃を挿入できるように面取り
ガイド縁188を含む一対の整列スロット186が端部166内
へ開口している。端子保持部材142を組み付けるには、
後端164の方から保持部材142を栓状体146と係合させ、
リブ180が空洞8a内の各肩部21aの後方にスナップ係合す
るまで凹部152に挿入し、突出部170を凹部152の部分159
に受容する。この時点で、スタッド172は、第23図から
明らかなように、それぞれの凹み156内に位置する。保
持部材142を栓状体146と係合させる過程で凹み156の側
壁157と係合するリブ176の側面177は、各係合突起182の
係合端184を互いに直径方向に対向する対応の切込み158
へ案内する。この時点で、スタッド172のエッジ部174は
空洞8a間にあって邪魔にならないから、端子保持部142
は端子挿入位置にある。この位置で、端子28の係止片34
が空洞8a内の肩部38aの後ろに係止するように端子を空
洞へ挿入する。端子挿入位置から端子ロック位置へ端子
保持部材142を移動させるため、結合面12aから接近でき
る保持部材142のスロット186へ前記工具刃を挿入し、こ
の工具を利用して栓状体146周りに保持部材142を僅かだ
け回転させて係合突起182の係合端184を切込み158から
隣接切込み158′へ移動させることにより、スタッド172
の係止間エッジ部174が端子28のフランジ144の真後ろに
来て空洞8aからの脱落を防ぐ端子ロック位置に保持部材
142を係止する。第22図では、一対の切込み158,158′が
見えるように、栓状体146及び端子保持部材142を切り詰
めて示してある。
第14図、第21図及び第23図から明らかなように、端子
保持部材142に一対の係合突起182だけを設けたにも拘ら
ず、四対の係合切込み158,158′を設けてあるから、端
子保持部材142を互いに45゜を距てた二つの異なる回転
位置で栓状体146と係合させることができる。なお、各
リブ176の両側面177の形状は同じである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、端子保持部材を受容する本発明の電気コネク
タ用ハウジングの第1実施例を一部断面で示す拡大側面
図。 第2図は、第1図に示したハウジングの部分前端面図。 第3図は、第2図3−3線における部分断面図。 第4図は、第1図に示したハウジングの部分後端面図。 第5図は、端子保持部材を一部断面で示す側面図。 第6図は、端子保持部材の前端面図。 第7図は、端子保持部材の後端面図。 第8図は、第6図8−8線における部分断面図。 第9図は、第1図−第4図に示したハウジングの中心栓
状体を一部第1図9−9線における断面で示す拡大斜視
図。 第10図は、端子保持部材及び連結リングがハウジングに
組み付けられ、保持部材が栓状体周りの端子挿入位置を
占める状態で変更実施態様のハウジングを第1図−第9
図よりも縮尺して示す前端面図。 第11図は、ハウジングの端子受容空洞に挿入された電気
端子を破線が示すとともに、端子保持部材が栓状体周り
の端子ロック位置を占める状態で第10図のハウジングを
一部断面で示す側面図。 第11A図は、電気端子の側面図。 第12図は、端子保持部材が破線で示す端子ロック位置を
示す状態で第10図に示したハウジングの細部を示す拡大
部分正面図。 第13図は、端子保持部材を受容する本発明の電気コネク
タ用ハウジング第2実施例を一部断面で示す拡大側面
図。 第14図は、第13図に示したハウジングの正面図。 第15図は、第13図及び第14図に示したハウジングの背面
図。 第16図は、第13図の細部を示す部分断面図。 第17図は、第13図−第16図に示したハウジングと併用さ
れる端子保持部材の拡大側面図。 第18図は、第17図に示した端子保持部材の後端面図。 第19図は、第18図19−19線における断面図。 第20図は、第17図−第19図に示した端子保持部材の前端
面図。 第21図は、端子保持部材がハウジングに組み付けられ、
端子挿入位置を占める状態で第13図−第16図のハウジン
グを示す前端面図。 第22図は、電気端子を破線で示すとともに、端子保持部
材が端子ロック位置を占める状態で第21図のハウジング
を一部断面で示す側面図。 第23図は、第21図の細部を示す拡大部分正面図である。 2,140:ハウジング 8,8a:端子受容空洞 4,142:端子保持部材 16,152:凹部78,146 :栓状体 114,172:端子保持突起130,186 :係合部(スロット)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−75175(JP,A) 特開 平2−114473(JP,A) 実開 昭57−27679(JP,U) 特表 昭62−502299(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/46 H01R 13/639

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁ハウジング内の軸線を中心とした略同
    一円周上に形成された複数の端子受容空洞、及び該端子
    受容空洞に対して略同心円状に形成された環状凹部を有
    する前記絶縁ハウジングと、端子保持部材の外周に略放
    射状に形成された複数の端子保持突起を有すると共に前
    記環状凹部内に挿入される略環状の前記端子保持部材と
    を具備し、該端子保持部材の第1位置から第2位置への
    回転により、前記端子保持突起が前記端子受容空洞内に
    挿入される電気端子をロックする電気コネクタ用ハウジ
    ングであって、 前記絶縁ハウジングは、前記端子保持部材内に受容され
    て前記端子保持部材の前記第1位置及び第2位置間の回
    転を案内する栓状体を有し、 前記端子保持部材は、該端子保持部材を回転させる工具
    との係合部を前記絶縁ハウジングの前端より後方に有す
    ることを特徴とする電気コネクタ用ハウジング。
JP2236935A 1989-09-06 1990-09-06 電気コネクタ用ハウジング Expired - Lifetime JP3017519B2 (ja)

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GB8920154.5 1989-09-06
GB898920154A GB8920154D0 (en) 1989-09-06 1989-09-06 Electrical connector housing

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JPH03119671A JPH03119671A (ja) 1991-05-22
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JP (1) JP3017519B2 (ja)
DE (1) DE69011441T2 (ja)
ES (1) ES2057301T3 (ja)
GB (1) GB8920154D0 (ja)

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GB8920154D0 (en) 1989-10-18
DE69011441D1 (de) 1994-09-15
EP0416623A1 (en) 1991-03-13
ES2057301T3 (es) 1994-10-16
EP0416623B1 (en) 1994-08-10
JPH03119671A (ja) 1991-05-22

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