JP3017352B2 - 監視制御システム及びそのシーケンス処理方式 - Google Patents

監視制御システム及びそのシーケンス処理方式

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JP3017352B2
JP3017352B2 JP4055625A JP5562592A JP3017352B2 JP 3017352 B2 JP3017352 B2 JP 3017352B2 JP 4055625 A JP4055625 A JP 4055625A JP 5562592 A JP5562592 A JP 5562592A JP 3017352 B2 JP3017352 B2 JP 3017352B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビルの設備等をリアルタ
イムで監視制御する監視制御システム及びそのシーケン
ス処理方式に関し、特に部品化された複数の部品処理プ
ログラムを具備し、部品処理プログラムの実行順序を記
載したシーケンステーブルに従い部品処理プログラムを
実行する監視制御システム及びそのシーケンス処理方式
に関する。
【0002】近年、ビルが大型化し、またインテリジェ
ント化し、それに伴い、ビル設備も大型化、高性能化し
ている。そうしたビルにおいては電力設備、空調設備、
防災設備等のビル設備を常時、監視制御するシステムが
整備されているが、この監視制御システムによる監視機
能の強化や監視システムの高性能化が要請されている。
【0003】
【従来の技術】以前、電力設備、空調設備、防災設備等
のビル設備の監視制御システムはコンピュータを用いな
いシーケンス制御のハードウェアで構成されていた。そ
の後、コンピュータを用いた監視制御システムが現れ、
ソフトウェアによるビル設備の監視制御が行われるよう
になった。
【0004】そうしたソフトウェアによる監視制御シス
テムでは、監視制御の一連の処理手順が記載されたシー
ケンス処理プログラムが予め用意され、このシーケンス
処理プログラムに従い監視制御が実行されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シーケンス処
理プログラムの実行途中で、シーケンス処理の変更が必
要になった場合に、従来の監視制御システムでは、シー
ケンス処理プログラムを作り変えない限り、変更要求に
応じられなかった。
【0006】また、シーケンス処理プログラムの作り変
えを短時間に行うことは困難であり、作り変え自体も容
易な作業でなかった。たとえ、作り変えを行なったとし
ても、シーケンス処理プログラムの汎用性が失われてし
まい、元の処理ができなくなってしまうという問題があ
った。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、シーケンス処理プログラムを容易に変更でき
る監視制御システム及びそのシーケンス処理方式を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、上記目的を達成
するために提案された本発明の原理を説明する図であ
る。
【0009】本発明の監視制御システムは、部品化され
た複数の部品処理プログラム1と、部品処理プログラム
1の実行順序が記載されたシーケンステーブル2と、変
更依頼テーブル3と、変更依頼テーブル3にシーケンス
処理手順の変更指示を書き込む変更依頼処理手段4と、
変更依頼処理手段4が書き込こんだ変更依頼テーブル3
を参照し、シーケンステーブル2に従い部品処理プログ
ラムを実行する管理処理手段5とから構成される。シー
ケンステーブル2は、部品処理プログラム1の異なる実
行順序がそれぞれ記載された複数のシーケンステーブル
から成り、変更依頼処理手段4は、変更依頼テーブル3
に変更先シーケンステーブル名を書き込み、管理処理手
段5は、変更依頼テーブル3に書き込まれた変更先シー
ケンステーブル名に対応するシーケンステーブルに記載
された部品処理プログラムの実行順序に従い、部品処理
プログラムを実行する。
【0010】また、本発明の監視制御システムのシーケ
ンス処理方式は、シーケンス処理手順の変更指示を変更
依頼テーブル3に書き込む変更依頼処理手段4と、変更
依頼処理手段4によって変更指示が書き込まれた変更依
頼テーブル3を参照し、部品処理プログラムを実行する
管理処理手段5とを有する。シーケンステーブル2は、
部品処理プログラム1の異なる実行順序がそれぞれ記載
された複数のシーケンステーブルから成り、変更依頼処
理手段4は、変更依頼テーブル3に変更先シーケンステ
ーブル名を書き込み、管理処理手段5は、変更依頼テー
ブル3に書き込まれた変更先シーケンステーブル名に対
応するシーケンステーブルに記載された部品処理プログ
ラムの実行順序に従い、部品処理プログラムを実行す
る。
【0011】
【作用】通常、管理処理手段5は、部品化された複数の
部品処理プログラム1の実行順序が記載されたシーケン
ステーブル2に従い部品処理プログラムを実行し、これ
により監視制御を行う。
【0012】変更依頼処理手段4は、変更依頼テーブル
3に変更先シーケンステーブル名を書き込み、管理処理
手段5は、変更依頼テーブル3に書き込まれた変更先シ
ーケンステーブル名に対応するシーケンステーブルに記
載された部品処理プログラムの実行順序に従い、部品処
理プログラムを実行する。
【0013】このようにすることにより、シーケンス処
理プログラムを容易に変更することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本発明の一実施例の装置が含まれるビル
管理システムの概要を示すブロック図である。
【0015】TS(Terminal Station)21〜23は、
ビル内の電力設備、空調設備および防災設備にそれぞれ
対応し、各設備の監視および制御を行う。TSC(Term
inalStation Controller)24は、TS21〜23を統
括する制御装置であり、パーソナルコンピュータまたは
ミニコンピュータから成る。MCS(Main Control Sta
tion) 25はデータの蓄積やシステム全体の管理を行
う。MMS(Man-Machine Station)26はオペレータに
対する入出力装置である。TS21〜23とTSC24
とはバス27で接続され、TSC24とMCS25、M
MS26とはバス28で接続される。
【0016】例えば、電力設備の監視および制御を行う
TS21では、複数の変電所から供給される電力を監視
し、停電が生じたとき等に、消費電力等に応じ、供給ル
ートを切り換えたり、自家発電機の操作を行なったりす
る。こうした監視および制御動作はTSC24に備えら
れた処理プログラムにより実行されが、そうした処理プ
ログラムは、予め部品化された複数の部品処理プログラ
ムとして保管され、かつ、複数の部品処理プログラムの
実行順序がシーケンステーブルに記載されている。した
がって、TSC24ではシーケンステーブルに記載され
た実行順序に従って複数の部品処理プログラムを実行す
る。シーケンステーブルとして、部品処理プログラムの
異なる実行順序が記載された複数のテーブルが用意され
る。
【0017】図3は、上記TSC24の内部構成を示す
ブロック図である。部品処理プログラム31は、監視お
よび制御処理が最小ブロックに予め部品化された複数の
部品処理プログラムからなり、各部品処理プログラムに
部品処理プログラム識別番号(プログラムID)が付与
されている。シーケンステーブル(TBL2)32は、
監視および制御動作に従って複数の部品処理プログラム
31の実行順序が予め記載されたテーブルであり、部品
処理プログラムの異なる実行順序が記載された複数のテ
ーブルからなる。各シーケンステーブルにシーケンステ
ーブル識別番号(テーブルID)が付与されている。
【0018】図4は、複数のシーケンステーブルの内の
1つのシーケンステーブルの内容を示す図である。すな
わち、シーケンステーブルはシーケンス処理単位毎に
「シーケンス項番」が付され、各シーケンス処理単位
は、部品処理プログラムID部41と、次処理項番部4
2と、変更次処理項番部43と、変更シーケンステーブ
ルID部44とから構成される(シーケンス項番1のシ
ーケンス処理単位のみを付番して説明するが、他のシー
ケンス処理単位も同様である)。部品処理プログラムI
D部41には部品処理プログラムのプログラムIDが記
載される。次処理項番部42の各項は、部品処理プログ
ラムID部41に記載された部品処理プログラムの実行
の結果得られる復帰情報1〜mにそれぞれ対応して設定
され、次処理項番部42の各項には、部品処理プログラ
ムの実行後、次に実行すべき部品処理プログラムを含む
シーケンス項番が記載される。変更次処理項番部43に
は、後述の変更依頼テーブル37においてシーケンス変
更時の変更先シーケンス項番の指定がないときに(N=
0)、変更先となるシーケンス項番が記載される。変更
シーケンステーブルID部44には、後述の変更依頼テ
ーブル37においてシーケンス変更時の変更先シーケン
ステーブルの指定がないときに(M=0)、変更先とな
るシーケンステーブルのテーブルIDが記載される。
【0019】図3に戻って、テーブルIDポインタ(以
下、「ポインタ(D1)」と呼ぶ)33は、次に実行さ
れるべきシーケンステーブルのテーブルIDが書き込ま
れる記憶部であり、次処理ポインタ(以下、「ポインタ
(D2)」と呼ぶ)34は、次に実行されるべき部品処
理プログラムを含むシーケンス項番が書き込まれる記憶
部である。管理処理手段35は、ポインタ(D1)33
で指定されたシーケンステーブルに従い、ポインタ(D
2)34で指定されたシーケンス項番の部品処理プログ
ラムを部品処理プログラム31から読み出し、このプロ
グラムに従い、監視および制御処理を実行する。また、
この実行後、復帰情報に従い、実行したシーケンステー
ブルから次処理項番を得、これをポインタ(D2)34
に書き込む。以上を繰り返すことにより、ポインタ(D
1)33で指定されたシーケンステーブルに従ったシー
ケンス処理が実行される。
【0020】ところで、変更依頼処理手段36は、MM
S26を経由してオペレータからシーケンス処理の変更
依頼を受け、その依頼内容を変更依頼テーブル(TBL
1)37に書き込む手段である。
【0021】図5は、この変更依頼テーブル(TBL
1)37の内部構成を示す図である。すなわち、変更依
頼テーブル(TBL1)37は5つの記憶部51〜55
からなり、記憶部51には変更依頼の有無を示す変更依
頼フラグF1(「0」が依頼なし、「1」が依頼あり)
が書き込まれ、記憶部52〜55には、変更依頼がある
場合の変更内容が書き込まれる。
【0022】記憶部52には、シーケンステーブルを変
更する依頼であるか否かを示すシーケンステーブル変更
フラグF2が書き込まれる。フラグF2が「0」なら
ば、シーケンステーブルの変更依頼がないことを示し、
「1」ならば依頼があることを示す。記憶部53には、
同一シーケンステーブル内において部品処理プログラム
(実際にはシーケンス項番)を変更する依頼であるか否
かを示す同一シーケンス内変更フラグF3が書き込まれ
る。フラグF3が「0」ならば、部品処理プログラムの
変更依頼がないことを示し、「1」ならば依頼があるこ
とを示す。
【0023】記憶部54には、フラグF3が「1」であ
るときに、次に実行されるべき部品処理プログラム(実
際にはシーケンス項番)を指定する変更先シーケンス項
番Nが書き込まれ、記憶部55には、フラグF2が
「1」であるときに、次に実行されるべきシーケンステ
ーブルを指定する変更シーケンステーブル識別番号(I
D)Mが書き込まれる。なお、シーケンス処理変更の
際、変更して次に実行されるべき部品処理プログラムを
任意の部品処理プログラムとはせず、特定な部品処理プ
ログラムにするときには変更先シーケンス項番Nを
「0」とし、また、シーケンス変更の際、変更して次に
実行されるべきシーケンステーブルを任意のものとはせ
ず、所定の特定なシーケンステーブルにするときには変
更シーケンステーブル識別番号(ID)Mを「0」とす
る。
【0024】変更依頼テーブル(TBL1)37の設定
に際し、シーケンス処理の流れを中断して特定の処理を
強制的に実行したいときには、変更依頼処理手段36
は、フラグF3を「1」に設定するとともに、変更先シ
ーケンス項番Nを「0」に設定する。シーケンス処理の
流れを目的に応じて任意のシーケンス処理に変更したい
ときには(例えば、環境条件が変わったために割り込み
により緊急に別の処理を行うとき)、フラグF3を
「1」に設定するとともに、変更先シーケンス項番N
に、その任意のシーケンス処理に相当する処理プログラ
ムを有するシーケンス項番を書き込む。また、使用する
シーケンステーブルを特定のシーケンステーブルに強制
的に変えたいときには(例えば、シーケンス処理を中断
する必要が発生したが、異常発生を防ぐための中断の復
元処理を特定のシーケンステーブルで行なっておかねば
ならないとき)、フラグF2を「1」に設定するととも
に、変更シーケンステーブル識別番号(ID)Mを
「0」に設定する。使用するシーケンステーブルを目的
に応じて任意のシーケンス処理に変更したいときには
(例えば、現在使用中のシーケンステーブルとは全く異
なる処理を行う必要が生じたとき)、フラグF2を
「1」に設定するとともに、変更シーケンステーブル識
別番号(ID)Mに、その任意のシーケンス処理が記載
されたシーケンステーブルの識別番号(ID)を書き込
む。以上のいずれかの設定および書き込みを終了した
後、変更依頼処理手段36は、フラグF1を「1」に設
定する。
【0025】図3に戻って、管理処理手段35は、変更
依頼テーブル(TBL1)37を参照し、変更依頼があ
るときは、変更先シーケンス項番Nまたは変更シーケン
ステーブル識別番号(ID)Mを、ポインタ(D2)3
4またはポインタ(D1)33にそれぞれ書き込み、こ
の書き込まれた変更先シーケンス項番Nや変更シーケン
ステーブル識別番号(ID)Mに基づいて、監視および
制御処理を実行する。この管理処理手段35の作動の詳
細を、図6および図7を参照して次に説明する。
【0026】図6は、管理処理手段35で実行されるシ
ーケンス処理の手順を示すフローチャートである。図中
Sに続く数字はステップ番号を表す。 〔S1〕ポインタ(D1)33およびポインタ(D2)
34にそれぞれ書き込まれたテーブルIDおよびシーケ
ンス項番で指定される部品処理プログラムIDを記憶子
Xに書き込む。 〔S2〕ステップS1で書き込まれた記憶子Xが「0」
であるか否かを判別する。すなわち、部品処理プログラ
ムIDが「0」であれば、シーケンス処理は完了したも
のとみなし、処理を終了する。一方、部品処理プログラ
ムIDが「0」でなければ、ステップS3へ進む。 〔S3〕Xで示される部品処理プログラムを部品処理プ
ログラム31から読み出し、このプログラムに従い、監
視および制御処理を実行する。 〔S4〕この実行の結果得られる復帰情報に対応する次
処理項番を、対応のシーケンステーブルから得てポイン
タ(D2)34に書き込む。
【0027】〔S5〕変更依頼テーブル(TBL1)3
7を参照し、変更依頼フラグF1が「1」であるか否か
を判別する。「1」であればステップS6へ進み、一
方、「0」であればステップS1へ戻って、ステップS
4で書き込まれた次処理項番に基づいてステップS1を
実行する。 〔S6〕シーケンス変更の処理を実行する。詳細は図7
を用いて後述する。 〔S7〕変更依頼テーブル(TBL1)37の内容をク
リアしてステップS1に戻る。
【0028】図7は、図6のステップS6で実行される
シーケンス変更処理の詳細内容を示すフローチャートで
ある。 〔S61〕同一シーケンス内変更フラグF3が「1」で
あるか否かを判別する。「1」であればステップS62
へ進み、一方、「0」であれば、部品処理プログラムの
変更依頼はないので、ステップS65へ進む。 〔S62〕変更依頼テーブル(TBL1)37の記憶部
54に書かれた変更先シーケンス項番Nが「0」である
か否かを判別する。「0」であれば、変更先について特
に指定がないのでステップS64へ進む。「0」でない
データがあるときにはステップS63へ進む。 〔S63〕変更先シーケンス項番Nをポインタ(D2)
34に書き込む。この後に実行される図6のステップS
1〜S3ではこの変更先シーケンス項番Nがポインタ
(D2)34の値として用いられる。 〔S64〕図6のステップS3で実行した部品処理プロ
グラムを含むシーケンス項番に記載された変更次処理項
番(図4のシーケンス項番1ならば変更次処理項番4
3)をポインタ(D2)34に書き込む。この後に実行
される図6のステップS1〜S3ではこの変更次処理項
番がポインタ(D2)34の値として用いられる。
【0029】〔S65〕シーケンステーブル変更フラグ
F2が「1」であるか否かを判別する。「1」であれば
ステップS66へ進み、一方、「0」であれば、シーケ
ンステーブルの変更依頼はないので、図6のステップS
7へ進む。 〔S66〕変更依頼テーブル(TBL1)37の記憶部
55に書かれた変更シーケンステーブル識別番号(I
D)Mが「0」であるか否かを判別する。「0」であれ
ば、変更先について特に指定がないのでステップS68
へ進む。「0」でないデータがあるときにはステップS
67へ進む。 〔S67〕変更シーケンステーブル識別番号(ID)M
をポインタ(D1)33に書き込む。この後に実行され
る図6のステップS1〜S3ではこの変更シーケンステ
ーブル識別番号(ID)Mがポインタ(D1)33の値
として用いられる。 〔S68〕図6のステップS3で実行した部品処理プロ
グラムを含むシーケンス項番に記載された変更シーケン
ステーブルID(図4のシーケンス項番1ならば変更シ
ーケンステーブルID44)をポインタ(D1)33に
書き込む。この後に実行される図6のステップS1〜S
3ではこの変更シーケンステーブルIDがポインタ(D
1)33の値として用いられる。
【0030】以下に、実際の具体的数値を用いた実施例
を示して説明する。図8はテーブルID=1のシーケン
ステーブルであり、図9は図8のシーケンステーブルを
フローチャート化した図である。この例によれば、まず
シーケンス項番1のプログラムIDで示される部品処理
プログラムP21を実行する。その処理の結果、復帰情
報R1が戻ってきたとすると、次処理項番は「2」とな
る。したがって、つぎにシーケンス項番2の部品処理プ
ログラムP22を実行する。この実行のあとは次処理項
番は「3」となるから、つぎはシーケンス項番3の部品
処理プログラムP25が実行される。この実行のあとは
次処理項番は「6」となるから、つぎはシーケンス項番
6の部品処理プログラムP28が実行される。この実行
のあとは次処理項番は「0」となるから、これでシーケ
ンス処理が終了する。もし、部品処理プログラムP21
の実行の結果、復帰情報R2が戻ってくれば、シーケン
ス項番4へ、復帰情報R3が戻ってくれば、シーケンス
項番7へ進む。
【0031】図10は変更依頼テーブル37の具体的な
数値例を示す図である。このような変更依頼が、部品処
理プログラムP25を実行中に、変更依頼処理手段36
から変更依頼テーブル37に書き込まれたとする。こう
した変更依頼によるシーケンス処理の変更動作を図11
を参照して説明する。
【0032】図11はシーケンス処理の具体的な変更動
作を示すタイムチャートである。(A)は変更がなく、
本来のシーケンス処理が行われた場合に実行される各部
品処理プログラムの実行期間を示し、(B)はシーケン
ス処理の変更が行われた場合に実行される各部品処理プ
ログラムの実行期間を示す。(C)は各部品処理プログ
ラムの実行開始タイミングを示し、(D)はポインタ
(D2)34に書き込まれているシーケンス項番に対応
する部品処理プログラムのプログラムIDを示し、
(E)は管理処理手段35が変更依頼テーブル37を参
照するタイミングを示す。(F)は変更依頼テーブル3
7の変更依頼フラグF1が「1」になっている期間と、
変更先シーケンス項番Nに対応する部品処理プログラム
のプログラムIDとを示す。
【0033】図11において、管理処理手段35は部品
処理プログラムを終了後、次の部品処理プログラムを実
行する前に(図6のステップS4の実行後)毎回、変更
依頼テーブル37を参照する。タイミング101の参照
時には、変更依頼テーブル37が図10で示すようにな
っている。すなわち、変更依頼フラグF1が「1」にな
っており、かつ同一シーケンス内変更フラグF3が
「1」になっているので、ポインタ(D2)34に書か
れているシーケンス項番6を、変更依頼テーブル37の
変更先シーケンス項番Nに書かれているシーケンス項番
7に書き換える(対応する部品処理プログラムのプログ
ラムIDで表すならば、P28をP24に書き換え
る)。その後は、テーブルID=1のシーケンステーブ
ルに従い、部品処理プログラムP24、P27が実行さ
れる。以上のシーケンス処理の変更経過は、図9におい
て破線91によって示される。なお、図10の変更依頼
テーブル37の変更先シーケンス項番Nに書かれている
シーケンス項番が、もし「0」であった場合には、シー
ケンス項番3の変更次処理項番1に従い、部品処理プロ
グラムP21が実行されることになる。
【0034】
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、部品処
理プログラムの異なる実行順序が記載された複数のシー
ケンステーブルを設け、変更依頼処理手段によって、変
更依頼テーブルに変更先シーケンステーブルが書き込ま
れたときには、管理処理手段は、変更先シーケンステー
ブル名に対応するシーケンステーブルに記載された部品
処理プログラムに従って、部品処理プログラムを実行す
る。このため、予め複数のシーケンステーブルを用意す
ることにより、より多くのシステムに対応することがで
き、シーケンス処理の柔軟性が増加し、処理プログラム
の開発の容易化、ターンアラウンドの高速化が可能とな
る。また、資産として持っている部品処理プログラムを
全く変更することなく、シーケンス処理の変更をするこ
とができ、処理プログラムの開発の効率化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】本発明の一実施例の装置が含まれるビル管理シ
ステムの概要を示すブロック図である。
【図3】TSCの内部構成を示すブロック図である。
【図4】シーケンステーブルの内容を示す図である。
【図5】変更依頼テーブルの内部構成を示す図である。
【図6】管理処理手段で実行されるシーケンス処理の手
順を示すフローチャートである。
【図7】図6のステップS6で実行されるシーケンス変
更処理の詳細内容を示すフローチャートである。
【図8】テーブルID=1のシーケンステーブルであ
る。
【図9】図8のシーケンステーブルをフローチャートと
して示した図である。
【図10】変更依頼テーブルの具体的な数値例を示す図
である。
【図11】シーケンス処理の具体的な変更動作を示すタ
イムチャートである。
【符号の説明】
1 部品処理プログラム 2 シーケンステーブル 3 変更依頼テーブル 4 変更依頼処理手段 5 管理処理手段

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品化された複数の部品処理プログラム
    (1)を具備し、前記部品処理プログラム(1)の実行
    順序を記載したシーケンステーブル(2)に従い部品処
    理プログラムを実行する監視制御システムのシーケンス
    処理方式において、 シーケンス処理手順の変更指示を変更依頼テーブル
    (3)に書き込む変更依頼処理手段(4)と、 前記変更依頼処理手段(4)によって変更指示が書き込
    まれた変更依頼テーブル(3)を参照し、部品処理プロ
    グラムを実行する管理処理手段(5)と、を有し、 前記シーケンステーブル(2)は、前記部品処理プログ
    ラム(1)の異なる実行順序がそれぞれ記載された複数
    のシーケンステーブルから成り、前記変更依頼処理手段
    (4)は、前記変更依頼テーブル(3)に変更先シーケ
    ンステーブル名を書き込み、前記管理処理手段(5)
    は、前記変更依頼テーブル(3)に書き込まれた変更先
    シーケンステーブル名に対応するシーケンステーブルに
    記載された部品処理プログラムの実行順序に従い、部品
    処理プログラムを実行する ことを特徴とする監視制御シ
    ステムのシーケンス処理方式。
  2. 【請求項2】 前記管理処理手段(5)は、前記変更依
    頼テーブル(3)に書き込まれた変更指示に従い、前記
    シーケンステーブル(2)に予め記載された変更時に実
    行されるべき部品処理プログラム名を読み出し、前記プ
    ログラム名に対応する部品処理プログラムを実行するこ
    とを特徴とする請求項1記載の監視制御システムのシー
    ケンス処理方式。
  3. 【請求項3】 前記変更依頼処理手段(4)は、前記変
    更依頼テーブル(3)に変更先部品処理プログラム名を
    書き込み、前記管理処理手段(5)は、前記変更依頼テ
    ーブル(3)に書き込まれた変更先部品処理プログラム
    名に対応する部品処理プログラムを実行することを特徴
    とする請求項1記載の監視制御システムのシーケンス処
    理方式。
  4. 【請求項4】 前記シーケンステーブル(2)には、今
    回実行した部品処理プログラムの次に実行されるべき次
    回部品処理プログラム名が記載されることを特徴とする
    請求項1記載の監視制御システムのシーケンス処理方
    式。
  5. 【請求項5】 シーケンス処理が行われる監視制御シス
    テムにおいて、 部品化された複数の部品処理プログラム(1)と、 前記部品処理プログラム(1)の実行順序が記載された
    シーケンステーブル(2)と、 変更依頼テーブル(3)と、 前記変更依頼テーブル(3)にシーケンス処理手順の変
    更指示を書き込む変更依頼処理手段(4)と、 前記変更依頼処理手段(4)が書き込んだ変更依頼テー
    ブル(3)を参照し、前記シーケンステーブル(2)に
    従い部品処理プログラムを実行する管理処理手段(5)
    と、を有し、 前記シーケンステーブル(2)は、前記部品処理プログ
    ラム(1)の異なる実行順序がそれぞれ記載された複数
    のシーケンステーブルから成り、前記変更依頼処理手段
    (4)は、前記変更依頼テーブル(3)に変更先シーケ
    ンステーブル名を書き込み、前記管理処理手段(5)
    は、前記変更依頼テーブル(3)に書き込まれた変更先
    シーケンステーブル名に対応するシーケンステーブルに
    記載された部品処理プログラムの実行順序に従い、部品
    処理プログラムを実行する ことを特徴とする監視制御シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記監視制御システムは、MCS(メイ
    ン・コントロール・ステーション)、MMS(マン・マ
    シーン・ステーション)およびTSC(ターミナル・ス
    テーション・コントローラ)を含むビル管理システムの
    内の前記TSCであることを特徴とする請求項記載の
    監視制御システム。
  7. 【請求項7】 前記監視制御システムは、ビル内の少な
    くとも電力設備、空調設備および防災設備の内の一つを
    監視することを特徴とする請求項記載の監視制御シス
    テム。
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