JP3017091B2 - プリントサーバとその印刷ジョブ制御方式 - Google Patents

プリントサーバとその印刷ジョブ制御方式

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JP3017091B2
JP3017091B2 JP8182274A JP18227496A JP3017091B2 JP 3017091 B2 JP3017091 B2 JP 3017091B2 JP 8182274 A JP8182274 A JP 8182274A JP 18227496 A JP18227496 A JP 18227496A JP 3017091 B2 JP3017091 B2 JP 3017091B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LANに接続され
たプリントサーバの印刷ジョブ制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】プリントサーバは、コンピュータ処理装
置から送られた印刷すべき情報をプリンタ装置に印刷を
実行させる制御装置である。また、プリントサーバは、
複数のプリンタ装置を制御する場合、コンピュータ処理
装置からの印刷依頼が複数になると、出力するプリンタ
装置ごとに印刷出力待ち行列を作り、プリンタ装置への
印刷依頼が待ち状態となる。このプリントサーバが2台
以上処理装置に接続されている場合に、一方のプリント
サーバ配下のプリンタ装置に待ち行列が発生し、他方の
プリントサーバ配下のプリンタ装置が未使用状態である
ということが発生する。
【0003】このような場合に対応して、特開昭63ー
262717号公報では、印刷依頼を行う複数のディス
プレイ装置と、印刷を実行する複数のプリンタ装置と、
複数の印刷依頼に基づいて複数の印刷実行を制御する一
つのプリントサーバとで構成される群を複数個備えたシ
ステムにおいて、各群のプリントサーバ内には、自群内
のプリント装置の利用状況を監視するプリンタ装置利用
状況監視手段と、他群のプリントサーバ間の送受信のイ
ンターフェースを処理するプリントサーバ間インターフ
ェイス処理手段とを備え、それぞれの群のプリントサー
バに溜め込まれている印刷出力待ち状態情報を通知し合
い、未使用状態のプリンタ装置を用いて他群のプリンタ
サーバからの印刷依頼を処理するように構成したことを
特徴とし、かかる構成により、プリントサーバはプリン
ト装置状況監視手段により自装置配下のプリンタ装置の
ビジィを認識すると、プリントサーバ間インターフェイ
ス処理手段によって、他のプリントサーバとの通信を行
ない、他のプリントサーバ配下のプリンタ装置が使用可
能であれば、これへ印刷処理を依頼することが可能とな
る。この逆も可能で相互にプリント装置の使用をプリン
トサーバ毎という垣根を取り外してシステム内のプリン
タ装置をバランス良く使用している。これにより印刷出
力にかかる時間を短縮することも可能としている。
【0004】また、特開平5ー189174号公報に
は、入力された順番通りに、複数のプリント・キューか
らプリンタにデータを出力し、緊急を要するデータにつ
いては、他のデータに優先してプリントアウトさせるこ
とを目的とし、複数の印刷モードを有する1つのプリン
タに対して、プリンタの印刷モード毎に割当てられた複
数のプリント・キューと、入力制御部及び出力制御部を
設け、入力制御部では、複数のプリント・キューの内の
いずれかにデータが入力されたとき、共通な入力順番属
性を付加してから、指定されたプリント・キューにデー
タを入力し、出力制御部では、プリント・キューからプ
リンタにデータを出力するとき、最先の入力順番属性を
有するデータを選択し、そのデータに対応した所定の印
刷モードをプリンタに設定した後、該データを出力し、
一方、優先的にプリントする旨の属性が付加されたデー
タがあるときは、先ずそのデータを出力することが開示
されている。
【0005】また、従来例としてクライアントコンピュ
ータとプリント装置を接続されたプリントサーバとをL
ANネットワークに組み、そのプリントサーバの内部構
成図を図9に示して説明する。図9において、クライア
ントコンピュータや他のプリントサーバ等が接続された
LANに情報発信部331を含む情報送受信部33が接
続されている。本従来例におけるプリントサーバ3は、
クライアントコンピュータからの印刷データを入力し、
印刷終了の情報を出力する情報発信部331と、印刷終
了のメッセージをクライアントコンピュータに発信する
出力終了メッセージ発信部335と、クライアントコン
ピュータからの印刷要求の情報を入力する印刷要求部4
と、印刷要求の指示がきた場合に印刷要求部4を通して
その要求を受け付ける印刷要求受け付け部311と、印
刷要求受け付け部311の出力と情報発信部331から
のデータを受け付け印刷待ち行列を有する記憶部に印刷
要求毎に所定項目の印刷ジョブを記憶する印刷データ出
力処理部314と、印刷データ出力処理部314からの
印刷データを記憶する印刷データ格納部322と、印刷
データ出力処理部314からの印刷データを印刷する印
刷データ出力装置5とから構成される。
【0006】ここで、情報発信部331からの印刷デー
タ等を入力する本プリントサーバ3の機能では、印刷待
ち行列に登録された印刷ジョブを他の印刷ジョブ待ち行
列がないプリントサーバの印刷待ち行列に印刷データが
LANを通して転送されることがないため、印刷待ちジ
ョブを持たない他のプリントサーバに印刷先を変更する
場合、再度クライアントコンピュータ側で印刷先の指定
を変更し印刷しなおす必要がある。この場合、クライア
ントコンピュータは先に印刷先として指定したプリント
サーバの待ち行列に登録されている印刷ジョブの削除を
要求し、印刷先を印刷待ちジョブを待たないプリントサ
ーバに変更し、そのプリントサーバに印刷要求とその印
刷データを出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のプリントサーバ
の機能では、ある1つのプリントサーバに印刷待ち行列
が数多く登録され、また、あるプリントサーバには印刷
待ち行列が全く登録されていない場合、異なるプリント
サーバの間では印刷データのやり取りが行われず、印刷
処理の負荷に不均衡が生じ、プリンタビジィによる印刷
処理に時間がかかるという問題が生じていた。
【0008】[発明の目的]本発明は、LAN上に複数
のプリントサーバが備わったシステムにおいて、ある特
定のプリントサーバに負荷がかかることがなくなり、複
数のプリントサーバに均等に負荷がかかることにより印
刷効率を向上させることを目的とする。
【0009】また、LAN上に複数のクライアントコン
ピュータと複数のプリントサーバを備えたシステムにお
いて、各プリントサーバ間で印刷データの転送を行いプ
リンタビジィなどによる印刷出力にかかる時間を短縮す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、LAN(Local Area Network)上に複数
のクライアントコンピュータと、前記複数のクライアン
トコンピュータからの印刷データ出力要求を処理する複
数のプリントサーバとを備えたシステムの印刷ジョブ制
御方式において、前記LAN上にある前記複数のプリン
トサーバのうちで一番最初に起動したプリントサーバは
他のプリントサーバと自プリントサーバに出力された印
刷要求の情報を管理する受信データ記憶部(図3の32
1)を備えており、前記クライアントコンピュータから
の印刷データ出力要求を前記LAN上にあるどこの前記
プリントサーバに送信しても、前記クライアントコンピ
ュータの中で印刷データ処理要求を先に出した印刷デー
タから順次印刷されることを特徴とする。
【0011】また、LAN(Local Area Network)上に
複数のクライアントコンピュータと、前記複数のクライ
アントコンピュータからの印刷データ出力要求を処理す
る複数のプリントサーバとを備えたシステムの印刷ジョ
ブ制御方式において、前記プリントサーバ内に自他のプ
リントサーバに溜っている印刷ジョブの情報を記憶して
おく領域と、前記複数のプリントサーバは相互にその領
域を参照する情報送受信部と、前記LAN上のプリント
サーバに溜っている印刷ジョブの最も古いものから順に
印刷処理を指示する印刷処理データ判断部とを備えたこ
とを特徴とする。 さらに、LANに接続され、印刷デ
ータ出力装置に印刷データを出力するプリントサーバに
おいて、前記LANを通して印刷制御データと印刷デー
タとを受け付けて前記印刷制御データを記憶する受信デ
ータ記憶部と前記印刷データを記憶する印刷データ格納
部とを備え、前記受信データ記憶部を監視する印刷処理
データ判断部の指示により前記印刷制御データ中の印刷
要求時刻の最古に該当する印刷データを前記印刷データ
出力装置に出力し、前記印刷処理データ判断部の指示に
より前記LAN上に前記印刷制御データとそれと対の印
刷データとを出力し、前記印刷処理データ判断部の指示
により前記印刷データ出力装置の出力終了のデータを前
記LAN上に出力することを特徴とする。また、このプ
リントサーバにおいて、前記印刷処理データ判断部の指
示により前記LAN上に前記印刷制御データとそれと対
の印刷データとを出力する場合は、前記LAN上の他の
プリントサーバに接続された印刷データ出力装置のジョ
ブがないと判断したことを特徴とする。
【0012】具体的には、図3に本発明のプリントサー
バ制御方式の原理ブロック図を示して説明する。本発明
のプリントサーバ(図3の3)は、従来のプリントサー
バの機能に加えて印刷データ加工部(図3の312)、
印刷処理判断部(図3の313)、受信データ記憶部
(図3の321)、情報発信部(図3の331)、情報
受け取り部(図3の332)、他プリントサーバの印刷
データ転送依頼部(図3の333)、印刷データ受信部
(図3の334)を備えて構成される。
【0013】このような構成において、LAN上にある
複数のプリントサーバのうちで一番最初に起動したプリ
ントサーバは他のプリントサーバに出された印刷要求の
情報と自プリントサーバに出された印刷要求の情報を管
理する受信データ記憶部(図3の321)を備えてい
る。
【0014】プリントサーバはクライアントコンピュー
タから印刷ジョブを受け取ると、情報発信部(図3の3
31)から他のプリントサーバに印刷ジョブを受け取っ
たことを通知し、LAN上のプリントサーバのうちで一
番最初に起動したプリントサーバは、各プリントサーバ
から通知された情報を情報受け取り部(図3の332)
で受け取り、受信データ記憶部(図3の321)に記憶
していく。LAN上のプリントサーバの受け取ったすべ
ての印刷ジョブの情報がLAN上で一番最初に起動した
プリントサーバの受信データ記憶部(図3の321)
に、印刷ジョブを受け取った時刻順に記憶される。この
受信データ記憶部(図3の321)のデータをもとに、
それぞれのプリントサーバはすべてのプリントサーバに
ある印刷ジョブの中の最も古い印刷ジョブから印刷デー
タ出力処理を実行する。
【0015】[作用]本発明のプリントサーバ(図3の
3)は、それぞれのプリントサーバ内にある印刷処理デ
ータ判断部(図3の313)、印刷データ加工部(図3
の312)、受信データ記憶部(図3の321)、情報
発信部(図3の331)、情報受け取り部(図3の33
2)、他プリントサーバの印刷データ転送部(図3の3
33)によってLAN上の他のプリントサーバと通信を
行い、自プリントサーバ内に処理する印刷ジョブがない
場合はLAN上の複数のプリントサーバに溜っている印
刷ジョブの中から最も古い印刷ジョブを印刷処理させる
ことが可能となる。これにより、あるプリントサーバの
みに印刷ジョブが多くあり、またある他のプリントサー
バに印刷ジョブがまったくない場合などは、印刷ジョブ
がまったくないプリントサーバは印刷ジョブが多くある
プリントサーバの印刷ジョブを印刷処理することが可能
となり、あるプリントサーバのみに負荷が偏ることがな
くなり、印刷出力効率が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図1から図9に示す実施形態
により、本発明をさらに具体的に説明する。図1はクラ
イアントコンピュータとプリントサーバの関係を示すネ
ットワークシステム図である。図において、LAN(Lo
cal Area Network)1には、クライアントコンピュータ
11,12,1nと、プリントサーバ111,112,
11nとが接続され、例えばイーサネット(Ethernet)
形式で、クライアントコンピュータ11,12,1nか
らプリントサーバ111,112,11nへ印刷データ
をベースバンドで伝送する。またその応答に相互にデー
タをやり取りし、イーサネットのアクセス制御プロトコ
ルに従って、例えばCSMA/CD等で情報の伝送を相
互に行う。プリントサーバ111,112,11nに
は、それぞれプリンタ121,122,12nが接続さ
れ、プリントサーバ111,112,11nに格納され
た印刷データをプリンタ121,122,12nにより
印刷して出力する。
【0017】図2は本実施形態によるプリントサーバの
印刷ジョブ制御処理画面を示す。図2によれば、プリン
トサーバの不図示の表示部に、又はシステム中の一つの
クライアントコンピュータに付属の表示部に、本印刷ジ
ョブ制御処理画面を示すことにより、システムの印刷関
連の状況が一目で解るように示されている。図2におい
て、プリントサーバ1はその印刷待ち行列(24)の状
況から、印刷ジョブ1〜4を受け付けており(21)、
プリントサーバ2は印刷ジョブ1,2を受け付けており
(22)、プリントサーバ3は印刷ジョブを全く受け付
けていない(23)。このような状況から、プリントサ
ーバ1の印刷ジョブ2をプリントサーバ3に移転したほ
うが、プリントサーバ3に接続されている印刷データ出
力装置を遊ばせることがなく、また迅速な印刷出力を得
る上で合理的である。このための動作を後述する。
【0018】図3は本発明の一実施形態のプリントサー
バの構成を示すブロック図である。本実施形態のプリン
トサーバ3は、印刷要求受け付け部311、印刷データ
加工部312、印刷処理データ判断部313、印刷デー
タ出力処理部314、受信データ記憶部321、印刷デ
ータ格納部322、情報送受信部33を備えている。ま
た、情報送受信部33には、複数のクライアントコンピ
ュータ11〜1n及び他の複数のプリントサーバが接続
されているLAN上に送受信するため、情報発信部33
1、情報受け取り部332、他プリントサーバの印刷デ
ータ転送依頼部333、印刷データ受信部334、およ
び出力終了メッセージ発信部335が備えられている。
また、受信データ記憶部321と印刷データ格納部32
2とは、別個の記憶装置を用いても、同一の記憶装置を
用いても良く、記憶内容の入出力ができるならばいずれ
でもよい。
【0019】また、LAN1上にある複数のプリントサ
ーバのうちで一番最初に起動したプリントサーバには、
上記の構成中活性化される受信データ記憶部321を備
えている。
【0020】クライアントコンピュータ11〜1nから
の印刷データ出力要求があると、印刷要求受け付け部3
11が受け付ける。印刷要求受け付け部311で受け付
けた印刷データを、印刷データ加工部312により、図
4に示すように、印刷データ47に、自プリントサーバ
識別子41、印刷データ受け付け時刻42、印刷データ
出力要求を出したクライアントコンピュータ名43、印
刷データの総サイズ44、印刷データのフォーマット4
5、および印刷処理中識別フラグ46の情報を印刷制御
データとして付加し、付加した印刷制御データのみを情
報発信部331に転送し、印刷データ加工部312によ
り印刷データ部分のみ取り出す加工を施した印刷データ
47は、データ記憶部32内の印刷データ格納部322
に格納される。情報発信部331は、印刷データ加工部
312より受け取った印刷データ47以外の印刷制御デ
ータをLAN上に発信する。この印刷制御データを取り
出したデータフォーマットを図5に示している。LAN
上にある複数のプリントサーバのうちで一番最初に起動
したプリントサーバは、あるプリントサーバ(自プリン
トサーバも含む)の情報発信部331が発信した印刷制
御データを情報受け取り部332で受け取り、受け取っ
た印刷制御データを受信データ記憶部321の記憶領域
に格納していく。図6に受信データ記憶部321の記憶
領域の状態図を示す。図において、受信データ記憶部3
21には一番最初に起動したプリントサーバからの印刷
データ以外の印刷制御データの受信データ1(321
5)、次に起動したプリントサーバからの印刷制御デー
タの受信データ2(3214)、その次に起動したプリ
ントサーバからの受信データ3(3213)等が記憶さ
れており、次に予定される領域3211に、次に受信し
たデータが格納される。
【0021】以下、図7の印刷処理データ判断部313
の処理フローチャートに従って、本プリントサーバの動
作を説明する。図7のS1において、印刷処理データ判
断部313は、LAN上にある複数のプリントサーバの
うちで一番最初に起動したプリントサーバの受信データ
記憶部321の記憶領域(図6)の中から最も印刷デー
タ受け付け時刻42の古いデータを取り出し、印刷制御
データの中の印刷処理中識別フラグ46(図5)がON
の場合は、LAN上の他のプリントサーバがその印刷デ
ータを処理中である意味のため、印刷データ受け付け時
刻42が二番目に古いデータを取り出す。次に取り出し
たデータの中からも印刷処理中識別フラグ46(図5)
がONになっていないかどうか調べ、ONになっている
場合は、さらに印刷データ受け付け時刻42が三番目に
古いデータを取り出す。同様の手順で印刷処理中識別フ
ラグ46(図5)がOFFのものを順番に検索してい
く。印刷処理中識別フラグ46(図5の1)がOFFの
ものが見つかると、他のプリントサーバが同時に印刷処
理を実行しないように印刷処理を実行中である意味の印
刷処理中識別フラグ46をONにする(図7のS2)。
【0022】次に、図7のS3において、印刷処理デー
タ判断部313は、印刷制御データの中のプリントサー
バの識別子41(図5)が自プリントサーバのものかど
うか判断する。プリントサーバの識別子41(図5)が
自プリントサーバのものである場合は、図7のS4に移
行し、自プリントサーバ内の印刷データ格納部322か
ら処理するデータを取得し、印刷データ出力処理部31
4に印刷データ47を転送し、印刷データ出力装置5か
ら印刷データ47を出力する。また、プリントサーバの
識別子41(図5)が自プリントサーバのものではない
場合は、図7のS5に移行し、LAN上の他のプリント
サーバに印刷データがあるため、他のプリントサーバの
印刷データ転送依頼部333から、プリントサーバ識別
子41(図5)の情報の印刷データを保持しているプリ
ントサーバに対して、印刷データ47の転送依頼を出
し、転送されてきた印刷制御データと共に印刷データ4
7を印刷データ出力処理部314に転送し、印刷データ
出力装置5から印刷データ47を出力する。
【0023】印刷データ47の出力が終了すると、出力
終了メッセージ発信部335から印刷処理要求を出した
クライアントコンピュータに印刷処理終了通知メッセー
ジ(図8)、例えば印刷終了の日時、印刷終了の送付先
(印刷依頼した送信者)、印刷の表題、印刷終了を知ら
せる自局である出力先、ジョブ処理した印刷ジョブ、印
刷データ量のサイズ、印刷開始から終了の出力時間をそ
れぞれのデータ等を発信し、クライアントコンピュータ
にどこのプリントサーバから印刷データが出力されたか
を通知する。
【0024】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明によれば、
複数のプリンタ装置の負荷に偏りがなくなり、プリンタ
のビジィによる印刷出力の遅れが減少することから、シ
ステム全体の印刷出力処理の効率化に寄与する効果はき
わめて大である。システムに接続された複数のプリント
サーバは、印刷制御データを記憶する受信データ記憶部
を有しているので、他のプリントサーバとの相互交信に
よって、各印刷装置の動作状況を把握でき、システム内
の印刷装置を主として合理的で最速の印刷出力処理を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクライアントコンピュータとプリ
ントサーバのLANの構成図である。
【図2】本発明によるプリントサーバの印刷ジョブ制御
画面である。
【図3】本発明によるLAN上のプリントサーバの中で
最初に起動したプリントサーバ内の処理ブロック図であ
る。
【図4】本発明による印刷データ加工部の加工データフ
ォーマットである。
【図5】本発明による情報発信部の発信データフォーマ
ットである。
【図6】本発明による受信データ記憶部の構成図であ
る。
【図7】本発明による印刷処理データ判断部の処理フロ
ーチャート図である。
【図8】本発明による印刷処理終了通知のメッセージフ
ォーマットである。
【図9】従来のプリントサーバ内の処理ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 LANケーブル 2 プリントサーバの印刷ジョブ制御処理画面 21 プリントサーバ1の印刷ジョブ待ち行列の状況
ウィンドウ 22 プリントサーバ2の印刷ジョブ待ち行列の状況
ウィンドウ 23 プリントサーバ3の印刷ジョブ待ち行列の状況
ウィンドウ 24 印刷待ち行列内の印刷ショブの待ち行列 3 一番最初に起動したプリントサーバ内の処理ブロ
ック図 31 印刷処理制御部 311 印刷要求受け付け部 312 印刷データ加工部 313 印刷処理データ判断部 314 印刷データ出力処理部 32 記憶部 321 受信データ記憶部 3211 次にプリントサーバが受信するデータ 3212 受信データ4 3213 受信データ3 3214 受信データ2 3215 受信データ1 322 印刷データ格納部 33 データ通信部 331 情報発信部 332 情報受け取り部 333 他プリントサーバの印刷データ転送依頼部 335 出力メッセージ発信部 4 クライアントコンピュータからの印刷要求 5 印刷データ出力装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LAN(Local Area Network)上に複数
    のクライアントコンピュータと、前記複数のクライアン
    トコンピュータからの印刷データ出力要求を処理する複
    数のプリントサーバとを備えたシステムの印刷ジョブ制
    御方式において、 前記LAN上にある前記複数のプリントサーバのうちで
    一番最初に起動したプリントサーバは、他のプリントサ
    ーバと自プリントサーバに出力された印刷要求の情報を
    管理する受信データ記憶部を備えており、前記クライア
    ントコンピュータからの印刷データ出力要求を前記LA
    N上にあるいずれかの前記プリントサーバに送信した場
    合、前記クライアントコンピュータの中で印刷データ処
    理要求を先に出した印刷データから順次印刷されること
    を特徴とする印刷ジョブ制御方式。
  2. 【請求項2】 LAN(Local Area Network)上に複数
    のクライアントコンピュータと、前記複数のクライアン
    トコンピュータからの印刷データ出力要求を処理する複
    数のプリントサーバとを備えたシステムの印刷ジョブ制
    御方式において、 前記プリントサーバ内に自他のプリントサーバに溜って
    いる印刷ジョブの情報を記憶しておく領域と、前記複数
    のプリントサーバは相互にその領域を参照する情報送受
    信部と、前記LAN上のプリントサーバに溜っている印
    刷ジョブの最も古いものから順に印刷処理を指示する印
    刷処理データ判断部とを備えたことを特徴とする印刷ジ
    ョブ制御方式。
  3. 【請求項3】 LAN(Local Area Network)上に複数
    のクライアントコンピュータと、前記複数のクライアン
    トコンピュータからの印刷データ出力要求を処理する複
    数のプリントサーバとを備えたシステムのプリントサー
    バにおいて、 前記LANを通して印刷制御データと前記印刷データと
    を受け付けて、前記LAN上の他のプリントサーバに認
    識される印刷要求された旨の印刷制御データをも含む
    記印刷制御データを記憶する受信データ記憶部と前記印
    刷データを記憶する印刷データ格納部とを備え、前記受
    信データ記憶部を監視する印刷処理データ判断部の指示
    により前記印刷制御データ中の印刷要求時刻の最古に該
    当する 印刷データを前記印刷データ出力装置に出力
    し、前記印刷処理データ判断部の指示により前記LAN
    上に前記印刷制御データとそれと対の前記印刷データと
    を出力し、前記印刷処理データ判断部の指示により前記
    印刷データ出力装置の出力終了のデータを前記LAN上
    に出力することを特徴とするプリントサーバ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のプリントサーバにおい
    て、前記印刷処理データ判断部の指示により前記LAN
    上に前記印刷制御データとそれと対の印刷データとを出
    力する場合は、前記LAN上の他のプリントサーバに接
    続された印刷データ出力装置のジョブがないと判断した
    場合であることを特徴とするプリントサーバ。
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