JP3204034B2 - ジョブ処理システムおよびプリンタの出力方法 - Google Patents

ジョブ処理システムおよびプリンタの出力方法

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JP3204034B2
JP3204034B2 JP09544995A JP9544995A JP3204034B2 JP 3204034 B2 JP3204034 B2 JP 3204034B2 JP 09544995 A JP09544995 A JP 09544995A JP 9544995 A JP9544995 A JP 9544995A JP 3204034 B2 JP3204034 B2 JP 3204034B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、端末装置から送られ
た印刷データおよびその属性群(以下、ドキュメント)
の集合体を、一つの操作単位(以下、ジョブ)として処
理するジョブ処理システムおよびプリンタの出力方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のジョブ処理システムにおけるプリ
ント処理では、ユーザが操作する端末装置において発行
されたジョブ依頼をジョブスケジューリング装置で受信
し、所定のスケジューリング操作の後、このジョブをジ
ョブ実行部へ渡してプリント処理などを実行していた。
【0003】これらのジョブ処理システムでは、ジョブ
依頼が処理される際に、必要に応じて第3者の介入を求
めたり、プリント処理を一時的に待たせるような制御が
行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、端末装
置から送られてくるジョブ依頼が処理される際に、明示
的に第3者の介入を要するものや、プリント処理を一時
的に待たせるような制御は、用紙切れなどプリンタの障
害復旧に関するものがほとんどであった。また、印刷物
の機密性保持のためパスワード/暗証などを指定するよ
うな親展プリントなどでは、受取り側がパスワード/暗
証を入力するまで出力しないような制御も提案されてい
るが、ユーザが端末装置を通じて意図的に処理待ちを指
定することはできなかった。
【0005】このため、例えばプリンタにセットされて
いる用紙ではなく、非定形サイズの用紙やOHPフィル
ムなどを使用するような場合には、自分のジョブが開始
されるときに、プリンタを一時停止させて用紙を差し替
えなければならなかった。この場合、従来のシステムで
は意図的な処理待ちが指定できないため、ユーザは自分
のジョブが開始するまでプリンタの前で待機していなけ
ればならないなど、利便性が悪かった。これでは、プリ
ンタに他の用紙を供給するための機構が用意されていて
も、ユーザは実質的に印刷媒体の選択などに制約を受け
ることになり、結果的にプリンタの機能を十分に活かし
きれないという問題点があった。
【0006】この発明は、ユーザからのさまざまな印刷
要求に対応した柔軟な印刷サービスを実現することがで
きるジョブ処理システムおよびプリンタの出力方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、端末装置から受け付けたジョ
ブをキューに格納し、該キューに格納されたジョブによ
り特定されるドキュメントの処理要求をジョブ実行部に
発行してジョブを順次処理するジョブ処理システムにお
いて、受信したジョブを特定するジョブ情報を作成する
ジョブ情報作成手段と、受信したジョブに含まれる属性
情報を前記ジョブ情報作成手段により作成されたジョブ
情報内に設定する属性情報設定手段と、前記ジョブ情報
作成手段により作成されたジョブ情報を順序づけて格納
するキューと、前記キューに格納されたジョブ情報に待
ち制御の設定があるときは、当該ジョブの処理を開始ま
たは終了する際に、該ジョブを待ち制御状態とする待ち
制御状態設定手段と、前記待ち制御状態設定手段により
前記ジョブが待ち制御状態となった際に、該ジョブが待
ち制御状態となったことを示すメッセージ情報を前記端
末装置へ通知するメッセージ情報通知手段と、前記待ち
制御状態設定手段による前記ジョブの待ち制御状態を解
除することを指示する指示手段とを具備することを特徴
とする。また、請求項2の発明では、端末装置から受け
付けたジョブをキューに格納し、該キューに格納された
ジョブを順次処理するジョブ処理システムにおいて、前
記キューに格納されたジョブに待ち制御の設定があると
きは、該ジョブを待ち制御状態とする待ち制御状態設定
手段と、前記待ち制御状態設定手段により前記ジョブが
待ち制御状態となった際に、該ジョブが待ち制御状態と
なったことを示すメッセージ情報を前記端末装置へ通知
するメッセージ情報通知手段と、前記待ち制御状態設定
手段による前記ジョブの待ち制御状態を解除することを
指示する指示手段とを具備することを特徴とする。ま
た、請求項3の発明では、端末装置からのプリントジョ
ブを受け付けてプリントするプリンタの出力方法であっ
て、前記プリントジョブに待ち制御に関する情報が付随
している場合には、前記プリンタは前記プリントジョブ
を待ち状態とし、前記端末装置は前記プリントジョブが
待ち状態であることを表示し、前記プリントジョブの待
ち状態を解除する情報が前記プリンタに入力された際
に、該プリンタは前記プリントジョブを実行してプリン
トを行うことを特徴とする。また、請求項4の発明で
は、端末装置からのプリントジョブを受け付けてプリン
トするプリンタの出力方法であって、前記プリントジョ
ブに待ち制御に関する情報が付随している場合には、前
記プリントジョブを待ち状態とするとともに前記端末装
置に該プリントジョブが待ち状態であることを通知し、
前記プリントジョブの待ち状態を解除する情報が前記プ
リンタに入力された場合には、前記プリントジョブを実
行してプリントを行うことを特徴とする。
【0008】
【作用】このジョブ処理システムでは、前記端末装置が
ジョブ依頼を発行する場合、属性情報付加手段はユーザ
指示に応じて、ジョブの待ち制御に関する情報と、この
待ち制御に関するメッセージ情報をジョブの属性情報と
してジョブ依頼に付加する。そして、このジョブ依頼を
ジョブスケジューリング装置が受信すると、ジョブ情報
作成手段は、受信したジョブを特定するジョブ情報を作
成し、属性情報設定手段は、前記受信したジョブに含ま
れる属性情報を、前記作成したジョブ情報内に設定す
る。この属性情報が設定されたジョブ情報は、キュー内
に順序づけられて格納される。このキュー内に格納され
たジョブ情報により特定されるジョブがキューの先頭に
なった場合、待ち制御状態設定手段は、このジョブ情報
に待ち制御の設定があるかどうかを調べ、待ち制御の設
定があるときは、このジョブの処理を開始または終了す
るときに、このジョブを待ち制御状態とする。メッセー
ジ情報通知手段は、前記待ち制御状態設定手段によりジ
ョブが待ち制御状態となったときには、このジョブに設
定されたメッセージ情報を前記端末装置へ通知する。
【0009】
【実施例】以下、この発明に係わるジョブ処理システム
の一実施例を図面を参照しながら説明する。
【0010】図2は、この発明に係わるジョブ処理シス
テムの全体的な構成を示すブロック図である。このジョ
ブ処理システム10は、端末装置1、ジョブスケジュー
リング装置2、ジョブ実行部3により構成されている。
【0011】端末装置1は、プリンタを操作するための
ユーザインターフェースであり、1つまたは複数のドキ
ュメントからなるジョブ依頼を生成し、ジョブスケジュ
ーリング装置2に発行する。この端末装置1はプリンタ
にローカルに接続されていてもよいし、ネットワークを
介してリモートに接続されていてもよい。この端末装置
1には、プリンタの状態や処理状況、あるいはメッセー
ジなどを表示するための図示せぬコンソールパネルが設
けられている。
【0012】また端末装置1は、ジョブ依頼を生成する
際に、ユーザからの指示入力に従って、ジョブ処理に関
する情報のほか、ジョブの待ち制御に関する情報、およ
びこの待ち制御に関するメッセージ情報を、ジョブの属
性情報としてジョブ依頼に付加する。ただし、メッセー
ジ情報は必ずしもジョブの待ち制御に関する情報と一緒
にジョブ依頼に付加する必要はない。
【0013】ジョブ処理に関する情報としては、用紙サ
イズ、印刷部数、指定プリンタ名などがある。また、ジ
ョブの待ち制御としては、パスワード入力待ち、処理開
始待ち、処理終了待ちがある。次に、これらの待ち制御
について説明する。
【0014】パスワード入力待ちでは、ジョブの処理が
開始されるときにパスワード入力待ちの設定の有無を調
べ、設定があるときはジョブの処理を開始せず、正当な
パスワードの入力があったときのみジョブの処理を開始
する。もしパスワードの入力が一定時間経過後もなけれ
ば、そのジョブは他のキューへ移され、後続のジョブの
処理が繰り上がって開始される。またパスワードが入力
された際には、元のキューに復帰して、現在処理中のジ
ョブに続いて処理が開始される。端末装置1では、ジョ
ブのパスワード待ち制御に関する情報として、パスワー
ド入力待ちの指定と、正当なパスワードかどうかを判定
する際に用いるパスワードデータをジョブ依頼に付加す
る。また、待ち制御に関するメッセージ情報としては、
例えば「パスワード入力待ちです」あるいは「パスワー
ドを入力して下さい」などのメッセージをジョブ依頼に
付加する。
【0015】処理開始待ちでは、ジョブの処理が開始さ
れるときに処理開始待ちの設定の有無を調べ、設定があ
るときはジョブの処理を開始せず、ユーザによる開始の
指示あるいはタイムアウトにより処理開始待ちが解除さ
れたときにジョブの処理を開始する。端末装置1では、
ジョブの処理開始待ち制御に関する情報として、処理開
始待ちの指定をジョブ依頼に付加する。また、待ち制御
に関するメッセージ情報としては、例えば「処理開始待
ちです」あるいは「OHPフィルムに差し換えて下さ
い」などのメッセージをジョブ依頼に付加する。
【0016】処理終了待ちでは、ジョブの処理が終了し
たときに処理終了待ちの設定の有無を調べ、設定がある
ときはジョブを出力せず、ユーザによる終了の指示ある
いはタイムアウトにより処理終了待ちが解除されたとき
にジョブの出力を開始する。端末装置1では、ジョブの
処理終了待ち制御に関する情報として、処理終了待ちの
指示をジョブ依頼に付加する。また、待ち制御に関する
メッセージ情報としては、例えば「処理終了待ちです」
あるいは「トレイを差し替えて下さい」などのメッセー
ジをジョブ依頼に付加する。
【0017】ジョブの制御待ちに関する情報とメッセー
ジ情報は、単独あるいは組み合わせて指定することがで
きる。例えばジョブを手差しによるOHPフィルムでプ
リントする場合は、処理開始待ちと処理終了待ちを指定
する。ユーザは処理開始待ちでメッセージが通知された
ときは、ジョブの処理が停止している間に用紙を差し替
え、その後、処理終了待ちのメッセージが通知されたと
きは、ジョブの処理が終了して出力待ちとなっている間
に通常のトレイに差し替える作業を行う。
【0018】ジョブスケジューリング装置2は、端末装
置1から送られてきたジョブ依頼を順次キューに格納
し、ジョブ実行部3の割り当てや処理状況などを考慮し
ながらスケジューリングを行い、前記キューに格納した
ジョブを順にジョブ実行部3に渡してプリント処理など
を依頼する。ジョブスケジューリング装置2は、さらに
要求制御部4、ジョブスケジューリング部5、ジョブ実
行部制御部6、キュー管理部7により構成されている。
【0019】要求制御部4は、端末装置1からジョブ依
頼を受信して、その内容に応じた要求をジョブスケジュ
ーリング部5に渡す。ジョブ依頼の内容としては、印刷
要求、印刷要求取消し、印刷中断、処理要求(印刷要求
以外のジョブに関する要求)などがある。
【0020】ジョブ依頼の内容が印刷要求である場合、
要求制御部4は図示せぬオブジェクト管理部を用いて、
そのジョブに対応するキューオブジェクトを作成して、
ジョブスケジューリング部5にプリント処理などのスケ
ジューリングを依頼する。
【0021】前記キューオブジェクトは、ジョブ情報部
とドキュメント情報部により構成される。ジョブ情報部
には、そのジョブを特定する情報(以下、ジョブ情報)
が設定される。このジョブ情報としては、ジョブ識別
子、ジョブの待ち制御に関する情報(パスワード入力待
ち設定、処理開始待ち設定など)、この待ち制御に関す
るメッセージ情報などがあり、これらのジョブ情報は先
頭のジョブ依頼に設定されている属性情報を元にして設
定される。またドキュメント情報部には、そのドキュメ
ントを特定する情報が設定される。なお、以下の説明で
は、ジョブ情報やドキュメント情報の設定内容をステー
タスという。
【0022】ジョブスケジューリング部5は、要求制御
部4から印刷要求を受け取ると、そのジョブのキューオ
ブジェクトの管理をキュー管理部7に依頼する。そし
て、キューイングの完了をキュー管理部7から受ける
と、要求制御部4にその旨の応答を返す。その後は、キ
ュー管理部7を用いてジョブ実行部3に対応するキュー
やスケジューリングに必要なキューを管理する。そし
て、ジョブ実行部3の割り当てや処理状況などを考慮し
ながらスケジューリングを行い、ジョブ実行部3から処
理受付可能の通知があったときは、キューの先頭にある
ジョブの処理要求をジョブ実行部3に発行してプリント
処理を依頼する。
【0023】また、ジョブスケジューリング部5は、ジ
ョブ依頼に待ち制御の設定があるときは、このジョブの
処理を開始または終了するときに、このジョブを設定さ
れた待ち制御状態とするとともに、ジョブに設定された
メッセージ情報を端末装置1へ通知する。このメッセー
ジ情報は、ネットワーク上で配信サービスを提供してい
るネットワーク装置に一旦集められ、ここからジョブ依
頼を発行した端末装置へ送信される。
【0024】ジョブ実行部制御部6は、ジョブスケジュ
ーリング部5からのジョブの処理要求をジョブ実行部3
に渡し、プリント処理などを依頼する。またジョブ実行
部3からのジョブ処理に関する状態通知をジョブスケジ
ューリング部5に渡す。
【0025】キュー管理部7は、ジョブスケジューリン
グ部5からの指示により各種のキューを作成し、単独ま
たは共通のジョブ識別子の付加された一連のキューオブ
ジェクトを一つのジョブとして関連づけて格納する。す
なわち、キュー内にはジョブの実体ではなく、そのジョ
ブを特定するジョブおよびドキュメント情報からなるキ
ューオブジェクトが格納され、このキューオブジェクト
に対してキューの移動や入れ替えなどの操作が行われ
る。以下の説明では、キュー内に格納されているキュー
オブジェクトを含めてジョブと呼ぶ。
【0026】ここで、キュー管理部7で管理しているキ
ューのうち、ウィエトキュー、プリンタキュー、および
ターミネートキューについて説明する。
【0027】ウェイトキューは、処理待ちキューの一種
であり、プリンタキューでパスワード入力待ちとなって
いるジョブがタイムアウトすると、このキューに移され
る。ユーザから正当なパスワードの入力があったときに
は、再びプリンタキューへ戻される。
【0028】プリンタキューは、プリント処理待ちのジ
ョブを順序づけて格納するキューであり、このキューの
先頭にあるジョブから順にジョブ実行部3へ処理要求が
発行される。またプリンタキューは、後述するジョブ実
行部3の図示せぬジョブ出力部に対応して設けられてい
る。
【0029】ターミネートキュー(終了キュー)は、全
てのドキュメントの処理が終了したジョブが格納され
る。
【0030】一方、ジョブ実行部3は、図示せぬジョブ
処理部またはジョブ出力部により構成されている。ジョ
ブ処理部はプリントフォーマットの変換などの処理を行
うコンバータであり、ジョブ出力部はジョブの出力すな
わちプリント出力を実行するプリンタである。ジョブス
ケジューリング部5は、受信したジョブに指定されたプ
リンタ名をもとにしてジョブ出力部を選択するととも
に、選択したジョブ出力部に対応するプリンタキューに
ジョブを格納する。
【0031】ジョブ実行部3では、一つのジョブの処理
が終了すると、ジョブスケジューリング装置2に処理終
了を通知する。また、ジョブの処理が可能になると、ジ
ョブスケジューリング装置2に処理受付可能を通知す
る。
【0032】図1は、ジョブスケジューリング部5の機
能的な構成を示すブロック図である。ジョブスケジュー
リング部5は大別すると、前処理部11、別処理部1
2、タイマ処理部13により構成されている。
【0033】前処理部11は、ジョブをプリントできる
状態にするための処理を行う部分である。ここでは、ジ
ョブをキュー管理部7へ渡したり、プリンタなどのジョ
ブ出力部の選択や各待ち状態の解除などを行っている。
この前処理部11は、印刷要求前処理部14、パスワー
ド解除処理部15、一時停止解除処理部16、ジョブ取
消処理部17により構成されている。
【0034】印刷要求前処理部14は、要求制御部4か
らジョブの印刷要求などを受け取り、ジョブに設定され
ている属性や値(以下、パラメータ)をチェックし、プ
リンタの選択処理を行う。プリンタの選択はユーザが指
定したプリンタ名をもとにして行う。また、受け取った
ジョブをキュー管理部7を通じて対応するプリンタキュ
ーへ格納する。
【0035】パスワード解除処理部15は、要求制御部
4から渡されたジョブにパスワード入力待ちが設定され
ているときは、その属性情報に指定されたパスワードデ
ータを保持する。その後、ユーザからパスワード入力が
あったときは、入力されたパスワードと指定されたパス
ワードとを比較し、一致すればパスワード入力待ちを解
除して、後述の順次印刷処理部19へ通知する。またパ
スワードが一致しなければパスワードを送ってきた端末
装置へエラーを返す。
【0036】一時停止解除処理部16は、ユーザから処
理開始待ち解除または処理終了待ち解除の入力があった
ときは、図示せぬタイマをリセットして処理開始待ちま
たは処理終了待ちを解除する。処理開始待ちを解除した
ときは、後述の順次印刷処理部19へ処理を移し、処理
終了待ちを解除したときは、後述の終了処理部20へ処
理を移す。
【0037】なお、以下の説明において一時停止(状
態)とは、処理開始待ちまたは処理終了待ちでジョブの
実行が一時的に停止している状態を総称するもので、い
ずれか一方の待ち状態を指すものではない。
【0038】ジョブ取消処理部17は、ユーザから要求
制御部4を通じてジョブ処理取消しの処理要求が通知さ
れたときは、キュー管理部7にあるジョブをクリアして
ジョブ処理の取消を行う。
【0039】別処理部12は、プリント処理の開始と終
了の制御を行う部分であり、通知解釈部18、順次印刷
処理部19、終了処理部20により構成されている。
【0040】通知解釈部18は、ジョブ実行部3からの
状態通知をジョブ実行部制御部6(図2)を通じて入力
し、その内容を解釈して、順次印刷処理部19または終
了処理部20に通知する。ジョブ実行部3からの処理受
付可能の通知は順次印刷処理部19へ、処理終了の通知
は終了処理部20へ通知する。
【0041】順次印刷処理部19は、キュー管理部7の
プリンタキューの先頭にあるジョブから順次印刷処理を
実行する部分であり、パスワード判定部21、一時停止
判定部22、印刷要求処理部23により構成されてい
る。
【0042】パスワード判定部21は、通知解釈部18
からジョブ実行部3の処理受付可能の通知があったとき
は、プリンタキューの先頭にあるジョブのジョブ情報を
調べ、パスワード入力待ちの設定があれば、そのジョブ
をパスワード入力待ち状態とする。また、ジョブをパス
ワード入力待ち状態としたときは、端末装置1へパスワ
ード入力待ちに関するメッセージ情報を通知する。
【0043】なお、待ち制御に関するメッセージ情報や
各種イベント通知は、図示せぬイベント処理部を通じて
端末装置1に通知される。また、タイムアウトを管理す
る図示せぬタイマは、ジョブごとに設定されるものとす
る。
【0044】一時停止判定部22は、通知解釈部18か
らジョブ実行部3の処理受付可能の通知があった場合、
プリンタキューの先頭にあるジョブのジョブ情報を調
べ、処理開始待ちの設定があれば、そのジョブを処理開
始待ち状態とする。また、ジョブを処理開始待ち状態と
したときは、端末装置1へ処理開始待ちに関するメッセ
ージ情報を通知する。
【0045】印刷要求処理部23は、通知解釈部18か
らジョブ実行部3の処理受付可能の通知があった場合、
プリンタキューの先頭にあるジョブのジョブ情報にパス
ワード入力待ちや処理開始待ちの設定がなければ、その
ジョブの処理要求をジョブ実行部制御部6を介してジョ
ブ実行部3へ発行する。ジョブの処理要求を発行したと
きは、処理要求中であることを示すイベント通知を端末
装置1へ送る。
【0046】終了処理部20は、処理要求に対するジョ
ブ処理などの終了を制御する部分であり、終了判定部2
4、ジョブ終了処理部25、一時停止判定部26、文書
終了処理部27により構成されている。
【0047】終了判定部24は、通知解釈部18からジ
ョブ実行部3の処理終了の通知を入力し、処理終了がド
キュメントの終了かジョブの終了かを判定する。ドキュ
メントの処理終了は文書終了処理部27へ、ジョブの処
理終了はジョブ終了処理部25へ通知する。
【0048】ジョブ終了処理部25は、ジョブ実行部3
からジョブの終了の通知があった場合に、ジョブ情報の
ステータスを書き替えたり、処理の終了したジョブをプ
リンタキューからターミネートキューへ移したり、端末
装置にイベント通知として処理終了を通知するなどの処
理を行う。
【0049】一時停止判定部26は、ジョブ実行部3か
らジョブの処理終了の通知があった場合は、そのジョブ
のジョブ情報を調べ、処理終了待ちの設定があれば、そ
のジョブを処理終了待ち状態とする。また、ジョブを処
理終了待ち状態としたときは、端末装置1へ処理終了待
ちに関するメッセージ情報を通知する。
【0050】文書終了処理部27は、ジョブ実行部3か
らドキュメントの処理終了の通知があった場合は、処理
の終了したドキュメントのステータスを終了とする。
【0051】タイマ処理部13は、待ち制御におけるタ
イムアウト処理を実行している部分であり、パスワード
タイムアウト処理部28と、一時停止タイムアウト処理
部29により構成されてる。
【0052】パスワードタイムアウト処理部28は、順
次印刷処理部19のパスワード判定部21でジョブがパ
スワード入力待ち状態となった場合、図示せぬタイマを
セットし、このタイマがタイムアウトしたときには、タ
イムアウト処理として、パスワード入力待ち状態でタイ
ムアウトしたジョブをプリンタキューからウェイトキュ
ーへ移動する。
【0053】一時停止タイムアウト処理部29は、順次
印刷処理部19の一時停止判定部22でジョブが処理開
始待ち状態となった場合、または終了処理部20の一時
停止判定部26でジョブが処理終了待ち状態となった場
合は、図示せぬタイマをセットし、このタイマがタイム
アウトしたときには、それぞれタイムアウト処理を開始
する。ジョブが処理開始待ちでタイムアウトしたとき
は、順次印刷処理部19への制御へ移行し、ジョブが処
理終了待ちでタイムアウトした時は、終了処理部20へ
の制御を移行する。
【0054】次に、上述した各部における処理手順をそ
れぞれフローチャートを参照しながら説明する。
【0055】図3は、前処理部11の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【0056】前処理部11では、要求制御部4からのジ
ョブの要求を待ち(ステップ101)、要求が入力され
たときは、これを読み込み(ステップ102)、要求内
容は妥当かどうかを判断する(ステップ103)。要求
内容が妥当であれば印刷要求、印刷要求取り消し、印刷
中断などの各種処理を行い(ステップ104)、要求内
容が妥当でなけばエラー処理を行う(ステップ10
5)。
【0057】図4は、印刷要求前処理部14の処理手順
を示すフローチャートである。
【0058】印刷要求前処理部14は、要求制御部4か
らジョブの印刷要求を受け取り、ジョブに設定されてい
る属性情報などをチェックする(ステップ201)。チ
ェックの結果がOKであれば(ステップ202)、指定
されたプリンタ名をもとにしてプリンタの選択行う(ス
テップ203)。そして、受け取ったジョブをキュー管
理部7を通じて対応するプリンタキューへ格納し(ステ
ップ204)、ジョブを送ってきた端末装置へジョブの
受け付けが完了したことを知らせるためのイベント通知
を行う(ステップ205)。また、ステップ202でチ
ェックの結果がOKでなければエラー処理を行い(ステ
ップ206)、ジョブを送ってきた端末装置へエラーを
通知する(ステップ207)。
【0059】図5は、順次印刷処理部19の処理手順を
示すフローチャートである。
【0060】パスワード判定部21は、ジョブ実行部3
からの状態通知に基づき、ジョブ実行部3が処理受付可
能状態となったときは(ステップ301)、プリンタキ
ューの先頭にあるジョブのジョブ情報を調べ、パスワー
ド入力待ちが設定されているかどうかを判断する(ステ
ップ302)。パスワード入力待ちの設定があれば、そ
のジョブをパスワード入力待ち状態とし、端末装置へパ
スワード入力待ちに関するメッセージ情報を通知する
(ステップ303)。続いて、タイムアウト処理のため
のタイマをセットする(ステップ304)。この後、パ
スワードの入力があると、後述するパスワード解除処理
部15によりパスワード解除の処理が行われる。
【0061】一方、ステップ302でパスワード入力待
ちの設定がなければ、一時停止判定部22で、処理開始
待ちの設定があるかどうかを判断する(ステップ30
5)。処理開始待ちの設定があれば、そのジョブを処理
開始待ち状態とし、端末装置へ処理開始待ちに関するメ
ッセージ情報を通知する(ステップ306)。続いて、
タイムアウト処理のためのタイマをセットする(ステッ
プ307)。この後、一時停止解除のユーザ指示がある
と、後述する一時停止解除処理部16により一時停止解
除の処理が行われる。
【0062】また、ステップ305で処理開始待ちの設
定がなければ、印刷要求処理部23において、そのジョ
ブの処理要求をジョブ実行部制御部6を介してプリンタ
であるジョブ実行部3へ発行する(ステップ308)。
【0063】図6は、パスワード解除処理部15の処理
手順を示すフローチャートである。パスワード解除処理
部15は、ユーザからパスワード入力があったときは、
対象となるジョブがパスワード入力待ちが設定されてい
るジョブかどうかを判断する(ステップ401)。も
し、パスワード入力待ちが設定されていないジョブであ
るときはエラー処理を行い(ステップ402)、パスワ
ードを送ってきた端末装置へエラーを通知する(ステッ
プ403)。
【0064】また、ステップ401でパスワード入力待
ちが設定されているジョブであるときは、入力されたパ
スワードと指定されたパスワードが一致するかどうかを
判断する(ステップ404)。もしパスワードが一致し
なければ、ステップ402へ進んでエラー処理を行う。
また、パスワードが一致するときは、タイマをリセット
し(ステップ405)、パスワード入力待ち状態を解除
する(ステップ406)。そして、順次印刷処理部19
の制御へ移行する(ステップ407)。
【0065】図7は、一時停止解除処理部16の処理手
順を示すフローチャートである。
【0066】一時停止解除処理部16は、ユーザから一
時停止解除の指示があったときは、対象となるジョブが
処理開始待ちなどの一時停止の設定されているジョブか
どうかを判断する(ステップ501)。もし、一時停止
の設定されていないジョブであるときはエラー処理を行
い(ステップ502)、一時停止解除の指示を送ってき
た端末装置へエラーを通知する(ステップ503)。
【0067】また、ステップ501で一時停止の設定さ
れているジョブであるときは、タイマをリセットし(ス
テップ504)、一時停止状態を解除する(ステップ5
05)。次に、一時停止状態の解除が処理開始待ちの解
除かどうかを判断する(ステップ506)。もし処理開
始待ちの解除であれば、順次印刷処理部19の制御へ移
行し(ステップ507)、処理終了待ちの解除であれ
ば、終了処理部20の制御へ移行する(ステップ50
8)。
【0068】図8は、終了処理部20の処理手順を示す
フローチャートである。
【0069】終了処理部20は、ジョブ実行部3からの
状態通知が処理終了通知かどうかを判断する(ステップ
601)。もし処理終了通知でなければ、その他の処理
を行う(ステップ602)。また、ステップ601で状
態通知が処理終了通知であるときは、処理終了がジョブ
の終了かどうかを判断する(ステップ603)。もしジ
ョブの処理終了でなければ、ドキュメントの終了と判断
して、文書終了処理部27において文書終了処理を行う
(ステップ604)。
【0070】一方、ステップ603で処理終了がジョブ
の終了であるときは、そのジョブに処理終了待ちの設定
があるかどうかを判断する(ステップ605)。処理終
了待ちの設定がある場合、一時停止判定部26におい
て、そのジョブを処理終了待ち状態とし、端末装置へ処
理終了待ちに関するメッセージ情報を通知する(ステッ
プ606)。そして、タイムアウト処理のためのタイマ
をセットする(ステップ607)。また、ステップ60
5でジョブに処理終了待ちの設定がない場合、ジョブ終
了処理部25において、処理の終了したジョブをプリン
タキューからターミネートキューへ移し、端末装置にイ
ベント通知として処理終了を通知する(ステップ60
8)。
【0071】図9は、タイマ処理部13の処理手順を示
すフローチャートである。
【0072】タイマ処理部13は、セットしたタイマが
タイムアウトしたときは、タイマをリセットして(ステ
ップ701)、パスワード入力待ちのタイムアウトかど
うかを判断する(ステップ702)。もしタイムアウト
がパスワード入力待ちによるものであるときは、パスワ
ードタイムアウト処理部28において、パスワード入力
待ちのタイムアウト処理を行う(ステップ703)。ま
た、ステップ702でタイムアウトがパスワード入力待
ちによるものでないときは、一時停止によるタイムアウ
トかどうかを判断する(ステップ704)。もしタイム
アウトが一時停止によるものであるときは、そのタイム
アウトが処理開始待ちによるものかどうかを判断する
(ステップ705)。ここで、タイムアウトが処理開始
待ちによるものであるときは、一時停止タイムアウト処
理部29において、処理開始待ち状態の解除処理を行い
(ステップ706)、順次印刷処理部19の制御に移行
する(ステップ707)。またステップ705でタイム
アウトが処理開始待ちによるものでないときは、一時停
止タイムアウト処理部29において、処理終了待ち状態
の解除処理を行い(ステップ708)、終了処理部20
の制御に移行する(ステップ709)。
【0073】次に、上述したジョブスケジューリング部
5における待ち制御について説明する。
【0074】図1において、ジョブスケジューリング部
5の印刷要求前処理部14は、要求制御部4から印刷要
求を受け取ると、そのジョブのキューオブジェクトをキ
ュー管理部7に渡す。別処理部12のパスワード判定部
20は、キューイングされたジョブがプリンタキューの
先頭になったときに、ジョブ実行部3が処理受付可能で
あれば、そのジョブにパスワード入力待ちの設定がある
かどうかを調べる。パスワード入力待ちの設定があれ
ば、そのジョブをパスワード入力待ち状態とし、タイマ
をセットする。そして、このジョブを送ってきた端末装
置へパスワード入力待ちに関するメッセージを通知し、
ユーザからのパスワード入力を待つ。パスワード入力が
なされると、要求制御部4から前処理部11のパスワー
ド解除処理部15にパスワードが渡される。パスワード
解除処理部15では、入力されたパスワードとジョブに
指定されたパスワードとを比較し、一致すればパスワー
ド入力待ちを解除して順次印刷処理部19の制御へ移行
する。パスワードが一致しなければ、端末装置へエラー
を返す。また、パスワードの入力が一定時間経過後もな
ければ(タイムアウト)、そのジョブは出力されずにウ
ェイトキューへ移される。プリンタキューに後続のジョ
ブがあれば、その後続のジョブの処理が開始される。パ
スワード入力待ち状態は正当なパスワードの入力により
解除され、ジョブはウェイトキューからプリンタキュー
へ戻される。このとき、処理が後続のジョブに追い越さ
れている場合は、現在処理されているものの次(処理待
ちの先頭)に印刷されることになる。ただし、次に印刷
開始する際には、パスワード入力にはならない。
【0075】次に、一時停止判定部21は、パスワード
判定部20でパスワード入力待ちの設定なしと判定され
たジョブ、あるいはパスワード入力待ちを解除されたジ
ョブについて、処理開始待ちの設定があるかどうかを調
べる。処理開始待ちの設定があれば、そのジョブを処理
開始待ち状態とし、タイマをセットする。さらに、その
ジョブにメッセージ情報が付加されているかどうかを調
べる。もしメッセージがあれば、ジョブを送ってきた端
末装置へメッセージを通知し、ユーザからの指示入力を
待つ。ユーザは端末装置上に表示されるメッセージを参
照することにより、適切な処置を施すことができる。一
時停止解除処理部16は、ユーザから一時停止解除の指
示入力があったときは、処理開始待ち状態を解除する。
処理開始待ち状態が解除されると、印刷要求処理部23
はそのジョブの処理要求をジョブ実行部3へ発行する。
もし、ユーザから一時停止解除の指示入力が一定時間経
過後もなければ、印刷要求処理部23により、そのジョ
ブの処理要求をジョブ実行部3へ発行する。
【0076】次に、一時停止判定部26は、印刷処理が
終了したジョブについて、処理終了待ちの設定があるか
どうかを調べる。処理終了待ちの設定があれば、そのジ
ョブを処理終了待ち状態とし、タイマをセットする。さ
らに、そのジョブにメッセージ情報が付加されているか
どうかを調べる。もしメッセージがあれば、ジョブを送
ってきた端末装置へメッセージを通知し、ユーザからの
指示入力を待つ。ユーザは端末装置上に表示されるメッ
セージを参照することにより、適切な処置を施すことが
できる。一時停止解除処理部16は、ユーザから一時停
止解除の指示入力があったときは、処理終了待ち状態を
解除する。処理終了待ち状態が解除されると、ジョブ終
了処理部25はそのジョブの終了処理を開始する。も
し、ユーザから一時停止解除の指示入力が一定時間経過
後もなければ、ジョブ終了処理部25により、そのジョ
ブの終了処理が開始される。
【0077】上述したパスワード入力待ち、処理開始待
ち、処理終了待ちのタイムアウト時間は、ジョブスケジ
ューリング装置2の属性として設定/変更することがで
きる。範囲は無限大まで指示可能である。また、ジョブ
依頼に指定するメッセージ情報の文字列はジョブごとに
設定することができる。
【0078】さらに、パスワード入力待ち、処理開始待
ち、処理終了待ちは、単独で設定してもよいし、組み合
わせて設定することもできる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザはジョブの中に意図的に処理待ちを介入させるこ
とができる。しかも、ジョブが処理待ちとなったときに
は、指定したメッセージが端末装置に通知されるため、
ユーザはジョブの待ち状態を速やかに知ることができ
る。
【0080】これによれば、例えば非定形サイズの用紙
やOHPフィルムなどを使用する場合でも、ユーザは用
紙の差し替えのためにプリンタの前で待機する必要がな
いので、印刷媒体の選択などに制約を受けることがな
い。したがって、プリンタの持っている機能を十分に活
かした操作を行うことができるようになり、ユーザから
のさまざまな印刷要求に対応した柔軟な印刷サービスを
実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ジョブスケジューリング部の機能的な構成を示
すブロック図。
【図2】ジョブ処理システムの全体的な構成を示すブロ
ック図。
【図3】前処理部の処理手順を示すフローチャート。
【図4】印刷要求前処理部の処理手順を示すフローチャ
ート。
【図5】順次印刷処理部の処理手順を示すフローチャー
ト。
【図6】パスワード解除処理部の処理手順を示すフロー
チャート。
【図7】一時停止解除処理部の処理手順を示すフローチ
ャート。
【図8】終了処理部の処理手順を示すフローチャート。
【図9】タイマ処理部の処理手順を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…端末装置、2…ジョブスケジューリング装置、3…
ジョブ実行部、4…要求制御部、5…ジョブスケジュー
リング部、6…ジョブ実行部制御部、7…キュー管理
部、11…前処理部、12…別処理部、13…タイマ処
理部、15…パスワード解除処理部、16…一時停止解
除処理部、17…ジョブ取消処理部、20…パスワード
判定部、21…一時停止判定部、22…印刷要求処理
部、24…終了判定部、25…ジョブ終了処理部、27
…文書終了処理部、28…パスワードタイムアウト処理
部、29…一時停止タイムアウト処理部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置から受け付けたジョブをキュー
    に格納し、該キューに格納されたジョブにより特定され
    るドキュメントの処理要求をジョブ実行部に発行してジ
    ョブを順次処理するジョブ処理システムにおいて、 受信したジョブを特定するジョブ情報を作成するジョブ
    情報作成手段と、 受信したジョブに含まれる属性情報を前記ジョブ情報作
    成手段により作成されたジョブ情報内に設定する属性情
    報設定手段と、 前記ジョブ情報作成手段により作成されたジョブ情報を
    順序づけて格納するキューと、 前記キューに格納されたジョブ情報に待ち制御の設定が
    あるときは、当該ジョブの処理を開始または終了する際
    に、該ジョブを待ち制御状態とする待ち制御状態設定手
    段と、 前記待ち制御状態設定手段により前記ジョブが待ち制御
    状態となった際に、該ジョブが待ち制御状態となったこ
    とを示すメッセージ情報を前記端末装置へ通知するメッ
    セージ情報通知手段と、 前記待ち制御状態設定手段による前記ジョブの待ち制御
    状態を解除することを指示する指示手段とを具備するこ
    とを特徴とするジョブ処理システム。
  2. 【請求項2】 端末装置から受け付けたジョブをキュー
    に格納し、該キューに格納されたジョブを順次処理する
    ジョブ処理システムにおいて、 前記キューに格納されたジョブに待ち制御の設定がある
    ときは、該ジョブを待ち制御状態とする待ち制御状態設
    定手段と、 前記待ち制御状態設定手段により前記ジョブが待ち制御
    状態となった際に、該ジョブが待ち制御状態となったこ
    とを示すメッセージ情報を前記端末装置へ通知するメッ
    セージ情報通知手段と、 前記待ち制御状態設定手段による前記ジョブの待ち制御
    状態を解除することを指示する指示手段とを具備するこ
    とを特徴とするジョブ処理システム。
  3. 【請求項3】 端末装置からのプリントジョブを受け付
    けてプリントするプリンタの出力方法であって、 前記プリントジョブに待ち制御に関する情報が付随して
    いる場合には、前記プリンタは前記プリントジョブを待
    ち状態とし、前記端末装置は前記プリントジョブが待ち
    状態であることを表示し、 前記プリントジョブの待ち状態を解除する情報が前記プ
    リンタに入力された際に、該プリンタは前記プリントジ
    ョブを実行してプリントを行うことを特徴とするプリン
    タの出力方法。
  4. 【請求項4】 端末装置からのプリントジョブを受け付
    けてプリントするプリンタの出力方法であって、 前記プリントジョブに待ち制御に関する情報が付随して
    いる場合には、前記プリントジョブを待ち状態とすると
    ともに前記端末装置に該プリントジョブが待ち状態であ
    ることを通知し、 前記プリントジョブの待ち状態を解除する情報が前記プ
    リンタに入力された場合には、前記プリントジョブを実
    行してプリントを行うことを特徴とするプリンタの出力
    方法。
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