JP4151330B2 - ネットワークファイルシステム用i/o制御方法 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、主としてネットワーク回線上で接続されたクライアント及びサーバーの間でI/O(以下も同様であるが、入出力を示すものとする)制御によりファイル形式でデータ転送可能なネットワークファイルシステムにおけるI/O制御に際して、I/O処理を緊急度に応じて優先的に行わせるための機能を持たせたネットワークファイルシステム用I/O制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のネットワークファイルシステム用I/O制御方法に関連する技術としては、例えば特開平11−338792号公報に開示されたネットワークファイルシステムのデータ転送方法が挙げられる。
【0003】
図7は、ここでのデータ転送機能を備えたネットワークファイルシステムの基本構成を示したブロック図である。このネットワークファイルシステムは、ネットワーク回線3上で接続されたクライアント(正式にはクライアント・コンピューターを示すが、通常「クライアント」の略称で呼ばれている)10及びサーバー(正式にはサーバー・コンピューターを示すが、通常「サーバー」の略称で呼ばれている)20が交換機5を介して記憶装置4を共有しており、TPTI/O管理手段を用いて周辺装置との間で直接的にファイル形式でデータ転送することでデータ転送の高速化を具現し得る構成となっている。
【0004】
このネットワークファイルシステムの基本動作を具体的に説明すれば、クライアント10,サーバー20はそれぞれ通信制御手段を具備しており、先ずサーバー20の通信制御手段がクライアント10の通信制御手段を用いて送られてきたI/O要求を装置内のファイルシステム管理手段に渡し、更にそのI/O要求に関するファイル内オフセットやI/Oサイズ等の情報を装置内のI/O制御手段に渡した後、周辺装置とクライアント10との間で実際のI/O動作が行われるが、この後はサーバー20のI/O管理手段及びファイルシステム管理手段を経由して通信制御手段によりクライアント10に対してI/O動作の終了通知を送信する。
【0005】
因みに、このようなネットワークファイルシステムやそのI/O制御に関連するその他の周知技術としては、例えば特開平1−228045号公報に開示されたI/O制御方式、特開平7−325779号公報に開示されたI/O制御装置、特開平8−328935号公報に開示されたネットワークファイルシステムのI/O処理方式、特開2000−250821号公報に開示されたネットワークファイルシステム等が挙げられる。
【0006】
上述したネットワークファイルシステムにおけるI/O制御(データ転送)の場合、緊急度の高いジョブから発行されたI/O要求があっても、そのときにサーバーにおいて他のI/O処理中で且つ既に幾つかのI/O要求が待たされている状態であれば、現行のI/O処理が終わってもその緊急度の高いI/O要求が選ばれて処理が始められることはなく、単に先に到着していたI/O要求が順次処理されるために緊急度の高いジョブが待たされてしまうという問題がある他、サーバーにおいて、受信バッファからのI/O要求の取り出し(受信処理)からその後のI/O処理までが同一プロセスの一連の処理として行われる場合、複数のクライアントから同時に多数のI/O要求を連続的に受信するような高負荷状態になると、それらのI/O要求を一度には処理できないため、受信バッファが溢れてI/O要求が失われてしまう問題がある。I/O要求が失われると、一般にネットワークファイルシステムのクライアントは、I/O要求を再送する機能を持つことにより、後刻再送されたI/O要求に基づいてI/O処理を行うことができる。ところが、優先度の高いI/O要求が失われた場合、後刻I/O要求が再送されたとしても、再送されるまでの間に他の受信された優先度の低いI/O要求が先に処理されてしまうために適切な優先度制御を行うことができず、結果として、優先度の高いI/O要求のI/O処理が遅延されてしまうという問題が起こる。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、I/O負荷が高くても緊急度の高いジョブのI/O処理を優先的に効率良く行わせ得ると共に、サーバーが多くのI/O要求を受信した場合にもI/O要求の消失を回避し得るネットワークファイルシステム用I/O制御方法を提供することにある。
【0008】
本発明によれば、ネットワーク回線上でクライアント及びサーバーが接続されたネットワークファイルシステムにおけるネットワークファイルシステム用I/O制御方法において、サーバーは多数のI/O要求を受信した場合に多数のI/O要求の一部を消失し得るものであって、サーバー側では、受信プロセスが優先度付きのI/O要求を受信して受信された優先度付きのI/O要求をI/Oキューに投入し、I/O処理プロセスがI/Oキューに投入された優先度付きのI/O要求の中から優先度の高い順に該I/O要求を選択してI/O処理を行い、I/O処理したものをI/O終了キューへ投入し、送信プロセスがI/O終了キューから終了したI/O要求を抽出してI/O処理によるI/O動作の終了を示す情報をクライアント側へ送信するネットワークファイルシステム用I/O制御方法が得られる。
【0011】
一方、本発明によれば、ネットワーク回線上で接続されたクライアント及びサーバーの間で通信制御手段によりI/O制御を行うネットワークファイルシステムにおいて、サーバーは多数のI/O要求を受信した場合に前記多数のI/O要求の一部を消失し得るものであって、サーバー側の通信制御手段は、優先度付きのI/O要求を受信するI/O要求受信手段と、I/O要求受信手段で受信された優先度付きのI/O要求を投入するためのI/Oキューと、I/Oキューに投入された優先度付きのI/O要求の中から優先度の高い順に該I/O要求を選択してI/O処理を行うI/O手段と、I/O手段によりI/O処理したものを投入するためのI/O終了キューと、I/O終了キューから終了したI/O要求を抽出してI/O処理によるI/O動作の終了を示す情報をクライアント側へ送信するI/O終了通知手段とを備えたネットワークファイルシステムが得られる。
【0014】
加えて、本発明によれば、上記何れか一つのネットワークファイルシステムにおいて、サーバーに記憶装置が接続されており、I/O手段でのI/O動作によりデータ転送をクライアント及び記憶装置の間で行う構成であるか、或いはサーバー及びクライアントに交換機を介して記憶装置が接続されており、I/O手段でのI/O動作によりデータ転送を交換機を介在した上でクライアント及び記憶装置の間で行う構成であるネットワークファイルシステムが得られる。
【0015】
他方、本発明によれば、ネットワーク回線上で接続されたクライアント及びサーバーの間で通信制御によりI/O制御を行うネットワークファイルシステムにあって該I/O制御用として適用されるネットワークファイルシステム用プログラムにおいて、多数のI/O要求を受信した場合に多数のI/O要求の一部を消失し得るサーバー側で運用されると共に、受信プロセスが優先度付きのI/O要求を受信し、受信された優先度付きのI/O要求をI/Oキューに投入し、I/O処理プロセスがI/Oキューに投入された優先度付きのI/O要求の中から優先度の高い順に該I/O要求を選択してI/O処理を行い、I/O処理したものをI/O終了キューへ投入し、送信プロセスがI/O終了キューから終了したI/O要求を抽出してI/O処理によるI/O動作の終了を示す情報をクライアント側へ送信するネットワークファイルシステム用プログラムが得られる。このネットワークファイルシステム用プログラムにおいて、I/O処理プロセスでは、I/O処理したものをI/O終了キューへ投入し、送信プロセスでは、I/O終了キューから終了したI/O要求を抽出してI/O処理によるI/O動作の終了を示す情報をクライアント側へ送信することは好ましい。
【0016】
更に、本発明によれば、上記何れかのネットワークファイルシステム用プログラムを格納してI/O制御用に供されるネットワークファイルシステム用記録媒体が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。最初に、本発明のネットワークファイルシステム用I/O制御方法の技術的概要を簡単に説明する。
【0018】
本発明のネットワークファイルシステム用I/O制御方法は、ネットワーク回線上でクライアント及びサーバーが接続されて成るネットワークファイルシステムにおけるクライアント及びサーバーの間で通信制御によりI/O制御を行うことでファイル形式でのデータ転送が可能なものにおいて、クライアント側では、I/O要求に供される通信制御用のパケットに優先度を付加した上でネットワーク回線へ送信し、サーバー側では、ネットワーク回線経由でクライアント側から受信した優先度付きのI/O要求に応じてI/O動作を行う際、I/O制御として優先度付きのI/O要求から優先度の高い順にI/O要求を選択してI/O処理するためのI/O用優先度制御を行うものである。
【0019】
又、このネットワークファイルシステム用I/O制御方法の場合、クライアント側では、I/O要求に優先度を付加するI/O発行プロセスを有し、サーバー側では、I/O用優先度制御として、クライアント側から優先度付きのI/O要求を受信する受信プロセスと、受信プロセスで受信した優先度付きのI/O要求から優先度の高い順に該I/O要求を選択してI/O処理した上でI/O動作を行うI/O処理プロセスと、I/O処理プロセスで優先度の高い順に従ったI/O処理によるI/O動作の終了をネットワーク回線経由でクライアント側へ送信する送信プロセスとを有するものである。
【0020】
更に、このネットワークファイルシステム用I/O制御方法の場合、サーバー側では、受信プロセスによりクライアント側から受信した優先度付きのI/O要求をI/Oキューへ投入し、I/O処理プロセスにより優先度付きのI/O要求をI/Oキューから優先度の高いに順に取り出してI/O処理したものをI/O終了キューへ投入する処理を含むもので、これに応じて送信プロセスではI/O終了キューから終了したI/O要求を抽出してI/O動作の終了を示す通信制御用のパケットをネットワーク回線経由でクライアント側へ送信する。以上のネットワークファイルシステム用I/O制御方法における技術的要旨を換言すれば、サーバーは多数のI/O要求を受信した場合に多数のI/O要求の一部を消失し得るものであって、サーバー側では、受信プロセスが優先度付きのI/O要求を受信して受信された優先度付きのI/O要求をI/Oキューに投入し、I/O処理プロセスがI/Oキューに投入された優先度付きのI/O要求の中から優先度の高い順に該I/O要求を選択してI/O処理を行い、I/O処理したものをI/O終了キューへ投入し、送信プロセスがI/O終了キューから終了したI/O要求を抽出してI/O処理によるI/O動作の終了を示す情報をクライアント側へ送信するものである。
【0021】
このようなネットワークファイルシステム用I/O制御方法に従えば、システム管理者の運用方針により特定のジョブに対して優先度を付加できるので、I/O負荷が高い状態でも緊急度の高いジョブのI/O処理を優先的に行うことができるようになる他、ネットワークファイルシステムのクライアントのCPUスケジューリングの優先度に対応させてI/O要求の優先度を設定するので、高いCPUスケジューリングの優先度を持つジョブがサーバーにおいてI/O処理待ちで待たされることなく優先的に効率良くI/O動作され、しかもサーバが受信したI/O要求の通信制御用のパケットは受信プロセスによって直ちに受信バッファより取り除かれてI/Oキューに投入されるため、サーバーが多くのI/O要求を受信して一度に処理し切れない場合でも受信バッファが溢れてI/O要求を消失してしまうような不都合な事態を生じることが無くなるので、適切な優先度制御ができなくなることがない。
【0022】
図1は、このネットワークファイルシステム用I/O制御方法を適用したネットワークファイルシステムの要部であるクライアント1及びサーバー2の基本構成をI/O処理手順を含めて示した機能ブロック図である。
【0023】
このネットワークファイルシステムにおけるクライアント1側の通信制御手段は、I/O制御に際してI/O要求に供される通信制御用のパケットに優先度を付加する優先度付加手段102と、この優先度付加手段102により付加された優先度付きのI/O要求をネットワーク回線へ送信することでI/O要求を行うI/O要求手段103と、後述するサーバー2のI/O終了通知手段209から通知されるI/O終了通知を待ち合わせるためのI/O終了通知待ち合わせ手段104とをI/O発行プロセス101(I/O要求に優先度を付加するためのもの)用に備えている。
【0024】
又、サーバー2側の通信制御手段は、クライアント1側のI/O要求手段103からの優先度付きのI/O要求をネットワーク回線経由で受信するI/O要求受信手段202と、このI/O要求受信手段202によりクライアント1側から受信した優先度付きのI/O要求を投入するためのI/Oキュー203と、I/O要求受信手段202で受信された優先度付きのI/O要求をI/Oキュー203から優先度の高い順に取り出して選択するI/O要求選択手段205と、I/O要求選択手段205で選択された優先度付きのI/O要求の優先度の高い順に従ってI/O処理した上でI/O動作を行うI/O手段206と、このI/O手段206により優先度付きのI/O要求の優先度の高い順に従ってI/O動作したものを投入するためのI/O終了キュー207と、このI/O終了キュー207から終了したI/O要求を抽出してI/O動作の終了(I/O手段205による優先度の高い順に従ったI/O処理によるI/O動作の終了)を示す通信制御用のパケットをネットワーク回線経由でクライアント1側へ送信するI/O終了通知手段209とを備えている。
【0025】
このうち、I/O要求受信手段202は、クライアント1側から優先度付きのI/O要求を受信する受信プロセス201に属され、I/O要求選択手段205及びI/O手段206は、受信プロセス201で受信した優先度付きのI/O要求から優先度の高い順にI/O要求を選択してI/O処理した上でI/O動作を行うI/O処理プロセス204に属され、I/O終了通知手段209はI/O処理プロセス204で優先度の高い順に従ったI/O処理によるI/O動作の終了をネットワーク回線経由でクライアント1側へ送信する送信プロセス208に属される。
【0026】
尚、クライアント1側のI/O発行プロセス101は、システムプロセスではなく、アプリケーションプログラムから起動される一般のプロセスであり、サーバー2側の3つのプロセス(受信プロセス201,I/O処理プロセス204,送信プロセス208)は、システム管理者によって起動されるシステムプロセスである。
【0027】
各部の働きを具体的に説明すれば、クライアント1側において、I/O発行プロセス101では、ユーザモードからI/O要求が発行されるとき、システム管理者によって予め決められたこのI/O発行プロセス101のCPU優先度から、その優先度に比例したI/O要求の優先度を優先度付加手段102によりサーバー2へI/O要求するための制御パケットに付加する。即ち、I/O発行プロセス101は、ユーザモードからシステムコールによりオペレーティングシステム内のI/O発行手続きを呼び出し、このときにI/O動作の対象がネットワークファイルシステムであれば、優先度付加手段102によりI/O発行プロセス101に予め与えられた優先度をサーバー2へI/O要求するための通信制御用のパケットに付加し、I/O要求手段103により優先度付きのI/O要求(制御制御用のパケット付き)を作成した上でネットワーク回線を通じてサーバー2へ送信する。又、I/O発行プロセス101のI/O終了通知待ち合わせ手段104は、サーバー2のI/O終了通知手段209からI/O終了通知を示す制御パケットを受け取るとその時点でユーザモードに復帰する。
【0028】
これに対し、サーバー2側において、受信プロセス201では、I/O要求受信手段202でクライアント1のI/O要求手段103から優先度付きのI/O要求を受信するとこれらをI/Oキュー203へ投入し、I/O処理プロセス204には新規なI/O要求がI/Oキュー203へ投入された旨が通知される。I/O処理プロセス204では、I/O要求選択手段205によりI/Oキュー203内にキューイングされているI/O要求のうち、優先度の高い順でI/O要求を選択(最も優先度の高いI/O要求が選択される)するようにI/Oキュー203から取り出してI/O手段206へ引き渡す。I/O手段206では、優先度の高い順のI/O要求に該当するファイルに対してI/O処理を行うようにI/O動作し、このI/O動作が終了すると、I/O終了キュー207に対してI/O動作終了に該当する終了したI/O要求を投入する。これにより、送信プロセス208に対して新たなI/O処理を終了したことを示すI/O要求がI/O終了キュー207に投入されたことが通知される。
【0029】
送信プロセス208では、I/O処理プロセス204から新たなI/O処理を終了したI/O要求が投入された旨の通知を受けると、I/O終了通知手段209によりI/O終了キュー207の一番先頭にあるI/O要求を1つ取り出し、クライアント1のI/O発行プロセス101に対して最も優先度の高いI/O要求のI/Oが終了した旨を示す通信制御用のパケットを送信する。更に、送信プロセス208では、再度I/O終了キュー207を調べ、キューイングされているI/O要求があれば再度同様な処理を繰り返して行う。
【0030】
図2は、このネットワークファイルシステムの要部であるクライアント1からの優先度付きI/O要求に対するサーバー2でのI/O処理手順を具体的に示したシーケンスの模式図である。
【0031】
ここでは、サーバー2上での動作処理を示している。具体的に言えば、先ず受信プロセスプロセス201がクライアント1からの優先度付きI/O要求を受信すると、円内に優先度(例えば値が小さい程高いものとする)を示すI/Oキュー203の一番後方に投入し、この後にI/O処理プロセス204(複数存在するようにして良いものである)のうち、I/O処理中ではないものの何れか一つ(図2中では最も右側のもの)がI/Oキュー203を検索して優先度付きのI/O要求から最も優先度の高いI/O要求を1つ取り出す。
【0032】
次に、このI/O処理プロセス204は、I/O処理を開始してI/O動作を行うが、このI/O動作が終了すると、I/O終了キュー207の一番後方へ該当するI/O要求を投入する。
【0033】
最後に、送信プロセス208は、I/O終了キュー207の先頭からI/O要求を1つ取り出し、I/O要求に該当するI/O処理が全て終了した旨を示す通信制御用のパケットをクライアント1へ送信することでクライアント1へのI/O終了通知を行う。尚、ここでのサーバー2におけるI/Oキュー203及びI/O終了キュー207を動作処理する場合、排他制御を行って競合が発生しないようにする。
【0034】
図3は、図1に示したネットワークファイルシステムの要部(クライアント1及びサーバー2)が適用される一例に係るネットワークファイルシステムの基本構成を示したブロック図である。
【0035】
このネットワークファイルシステムの場合、ネットワーク回線3上でクライアント1及びサーバー2が接続されると共に、サーバー2に記憶装置4が接続されており、サーバー2のI/O処理プロセス204におけるI/O手段206でのI/O動作によりデータ転送をクライアント1及び記憶装置4の間で行う構成となり、通信制御用のパケットをネットワーク回線3を介してクライアント1及びサーバー2の間でやり取りすることになる。
【0036】
又、図1に示したネットワークファイルシステムの要部(クライアント1及びサーバー2)は、図7に示した構成のネットワークファイルシステムへ適用することもできる。この場合、ネットワーク回線3上でクライアント1及びサーバー2が接続されると共に、サーバー2及びクライアント1に交換機5を介して記憶装置4が接続されており、サーバー2のI/O処理プロセス204におけるI/O手段206でのI/O動作によりデータ転送を交換機5を介在した上でクライアント1及び記憶装置4の間で行う構成となり、ここでも同様に通信制御用のパケットをネットワーク回線3を介してクライアント1及びサーバー2の間でやり取りすることになる。
【0037】
因みに、このようなネットワークファイルシステムの場合、何れの構成にした場合においても、クライアント1及びサーバー2の数は、実際には複数単位で配設されるのが一般的である。
【0038】
図4は、サーバー2で構築される受信プロセス201の動作処理を示したフローチャートである。
【0039】
受信プロセス201では、起動されると既に受信しているI/O要求があるか否かをI/O要求を受信したか否かの判定(ステップS1)で行い、この結果、I/O要求を受信していればI/Oキュー203へI/O要求を投入(ステップS2)してキューイングを行ってから再度I/O要求を受信したか否かの判定(ステップS1)の前に戻って同様な処理を繰り返すが、I/O要求を受信していなければ受信待ち(ステップS3)としてクライアント1からのI/O要求を受信するまで待ち合わせる。
【0040】
図5は、サーバー2で構築されるI/O処理プロセス204の動作処理を示したフローチャートである。
【0041】
I/O処理プロセス204では、起動時にI/Oキュー203が空ではないか否かを判定(ステップS1)してI/Oキュー203の状態を調べ、この結果、I/Oキュー203が空であれば、I/Oキュー203へのキューイング待ち(ステップS5)として新たなI/O要求がキューイングされるのを待ち合わせるが、I/Oキュー203が空でなければ(既にキューイングされているI/O要求があれば)、I/O要求選択手段205により優先度の高い順でI/O要求を取り出し(ステップS2/最高優先度のI/O要求を取り出すことになる)、引き続いてI/O手段206がファイルシステムを呼び出してI/O処理開始(ステップS3)することでI/O動作を行い、I/O動作が終了した時点でそのI/O要求をI/O終了キュー207へ投入(ステップS4)し、何れの場合もその後はI/Oキュー203が空ではないか否かの判定(ステップS1)の前に戻って同様な処理を繰り返す。こうした繰り返しの処理で上述したI/Oキュー203が空ではないか否かの判定(ステップS1)により、I/Oキュー203が空でなく他のI/O要求がキューイングされていれば、今度はそのI/O要求を対象にして上述した各処理(ステップS2〜ステップS4)を繰り返すことで優先度の高い順でI/O要求に応じたI/O動作が行われる。
【0042】
図6は、サーバー2で構築される送信プロセス208の動作処理を示したフローチャートである。
【0043】
送信プロセス208では、起動時に終了したI/O要求がI/O終了キュー207にあるか否かを判定(ステップS1)してI/O終了キュー207の状態を調べ、この結果、I/O終了キュー207に終了したI/O要求が何も無ければ(I/O終了キュー207に何もキューイングされていなければ)、I/O終了待ち(ステップS4)として新たな終了したI/O要求がキューイングされるのを待ち合わせるが、既にキューイングされている終了したI/O要求があれば、I/O終了通知手段209によりI/O終了キュー207から先頭の終了したI/O要求を1つ取り出すことでI/O終了キュー207から抽出(ステップS2)する処理を行い、クライアント1へそのI/O要求が終了した旨(I/O動作終了の旨)の通信制御用のパケットを送信(ステップS3)し、何れの場合もその後は終了したI/O要求がI/O終了キュー207にあるか否かの判定(ステップS1)の前に戻って同様な処理を繰り返す。こうした繰り返しの処理で上述した終了したI/O要求がI/O終了キュー207にあるか否かの判定(ステップS1)により、I/O終了キュー207に他の終了したI/O要求がキューイングされていれば、今度はその終了したI/O要求を対象にして上述した各処理(ステップS2,ステップS3)を繰り返すことで優先度の高い順で終了したI/O要求のI/O動作終了通知がクライアント1側へ行われる。
【0044】
ところで、上述したI/O優先度制御は、システム運用のためのプログラムやそれを格納した記録媒体によっても具現することができる。
【0045】
具体的に言えば、ネットワークファイルシステム用プログラムの場合、ネットワーク回線3上で接続されたクライアント1及びサーバー2の間で通信制御によりI/O制御を行うことでファイル形式でのデータ転送が可能なネットワークファイルシステムにあってI/O制御用として適用されるもので、クライアント側で運用されると共に、I/O要求に供される通信制御用のパケットに優先度を付加した上でネットワーク回線へ送信する処理を行う第1のプログラムと、サーバー側で運用されると共に、第1のプログラムの実行によりネットワーク回線経由でクライアント側から受信した優先度付きのI/O要求に応じてI/O動作を行う際、I/O制御として該優先度付きのI/O要求から優先度の高い順に該I/O要求を選択してI/O処理するためのI/O用優先度制御の処理を行う第2のプログラムとを含むようにすれば良い。
【0046】
又、第1のプログラムは、I/O要求に優先度を付加するI/O発行プロセスを有し、第2のプログラムは、I/O用優先度制御として、クライアント側から優先度付きのI/O要求を受信する受信プロセスと、受信プロセスで受信した優先度付きのI/O要求から優先度の高い順に該I/O要求を選択してI/O処理した上でI/O動作を行うI/O処理プロセスと、I/O処理プロセスで優先度の高い順に従ったI/O処理によるI/O動作の終了をネットワーク回線経由でクライアント側へ送信する送信プロセスとを有するものとすれば良い。
【0047】
これに対し、これらのネットワークファイルシステム用プログラムを格納してI/O制御用に供されるネットワークファイルシステム用記録媒体の場合、クライアント1側に配備されて第1のプログラムを実行するために第1のプログラムを記録した第1の記録媒体と、サーバー2側に配備されて第2のプログラムを実行するために第2のプログラムを記録した第2の記録媒体とを有するものとすれば良い。
【0048】
このようなネットワークファイルシステム用プログラムやネットワークファイルシステム用記録媒体は、クライアント1やサーバー2における通信制御手段の一部として備えられる略図した中央演算処理装置(CPU)により処理制御されて運用されるもので、通常プログラムのみが適用される場合には中央演算処理装置(CPU)が持つ諸機能を起動制御するためのデータを格納する記憶装置に対して予め記憶格納されるような構成となる。
【0049】
以上に述べた通り、本発明によれば、システム管理者の運用方針により特定のジョブに対して優先度を付加できるので、I/O負荷が高い状態でも緊急度の高いジョブのI/O処理を優先的に行うことができるようになる他、ネットワークファイルシステムのクライアントのCPUスケジューリングの優先度に対応させてI/O要求の優先度を設定できるので、高いCPUスケジューリングの優先度を持つジョブがサーバーにおいてI/O処理待ちで待たされることなく優先的に効率良くI/O動作され、しかもサーバが受信したI/O要求の通信制御用のパケットは受信プロセスによって直ちに受信バッファより取り除かれてI/Oキューに投入されるため、サーバーが多くのI/O要求を受信して一度に処理し切れない場合でも受信バッファが溢れてI/O要求を消失してしまうような不都合な事態を生じることが無く、結果として、I/O負荷が高くても緊急度の高いジョブのI/O処理を優先的に効率良く行わせ得ると共に、サーバーが多くのI/O要求を受信した場合にもI/O要求の消失を回避し得るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワークファイルシステム用I/O制御方法を適用したネットワークファイルシステムの要部であるクライアント及びサーバーの基本構成をI/O処理手順を含めて示した機能ブロック図である。
【図2】図1に示すネットワークファイルシステムの要部であるクライアントからの優先度付きI/O要求に対するサーバーでのI/O処理手順を具体的に示したシーケンスの模式図である。
【図3】図1に示すネットワークファイルシステムの要部が適用される一例に係るネットワークファイルシステムの基本構成を示したブロック図である。
【図4】図1に示すネットワークファイルシステムの要部のサーバーで構築される受信プロセスの動作処理を示したフローチャートである。
【図5】図1に示すネットワークファイルシステムの要部のサーバーで構築されるI/O処理プロセスの動作処理を示したフローチャートである。
【図6】図1に示すネットワークファイルシステムの要部のサーバーで構築される送信プロセスの動作処理を示したフローチャートである。
【図7】従来のデータ転送機能を備えたネットワークファイルシステムの基本構成を示したブロック図(図1に示すネットワークファイルシステムの要部が適用される他例に係るネットワークファイルシステムの基本構成を示したブロック図)である。
【符号の説明】
1,10 クライアント
2,20 サーバー
3 ネットワーク回線
4 記憶装置
5 交換機
101 I/O発行プロセス
102 優先度付加手段
103 I/O要求手段
104 I/O終了通知待ち合わせ手段
201 受信プロセス
202 I/O要求受信手段
203 I/Oキュー
204 I/O処理プロセス
205 I/O要求選択手段
206 I/O手段
207 I/O終了キュー
208 送信プロセス
209 I/O終了通知手段
Claims (5)
- ネットワーク回線上でクライアント及びサーバーが接続されたネットワークファイルシステムにおけるネットワークファイルシステム用I/O制御方法において、前記サーバーは多数のI/O要求を受信した場合に前記多数のI/O要求の一部を消失し得るものであって、前記サーバー側では、受信プロセスが優先度付きのI/O要求を受信して前記受信された前記優先度付きのI/O要求をI/Oキューに投入し、I/O処理プロセスが前記I/Oキューに投入された前記優先度付きのI/O要求の中から優先度の高い順に該I/O要求を選択してI/O処理を行い、前記I/O処理したものをI/O終了キューへ投入し、送信プロセスが前記I/O終了キューから終了したI/O要求を抽出して前記I/O処理によるI/O動作の終了を示す情報を前記クライアント側へ送信することを特徴とするネットワークファイルシステム用I/O制御方法。
- ネットワーク回線上で接続されたクライアント及びサーバーの間で通信制御手段によりI/O制御を行うネットワークファイルシステムにおいて、前記サーバーは多数のI/O要求を受信した場合に前記多数のI/O要求の一部を消失し得るものであって、前記サーバー側の通信制御手段は、優先度付きのI/O要求を受信するI/O要求受信手段と、前記I/O要求受信手段で受信された前記優先度付きのI/O要求を投入するためのI/Oキューと、前記I/Oキューに投入された前記優先度付きのI/O要求の中から優先度の高い順に該I/O要求を選択してI/O処理を行うI/O手段と、前記I/O手段により前記I/O処理したものを投入するためのI/O終了キューと、前記I/O終了キューから終了したI/O要求を抽出して前記I/O処理によるI/O動作の終了を示す情報を前記クライアント側へ送信するI/O終了通知手段とを備えたことを特徴とするネットワークファイルシステム。
- 請求項2に記載のネットワークファイルシステムにおいて、前記サーバーに記憶装置が接続されており、前記I/O手段での前記I/O動作により前記データ転送を前記クライアント及び前記記憶装置の間で行う構成であるか、或いは前記サーバー及び前記クライアントに交換機を介して記憶装置が接続されており、前記I/O手段での前記I/O動作により前記データ転送を前記交換機を介在した上で前記クライアント及び前記記憶装置の間で行う構成であることを特徴とするネットワークファイルシステム。
- ネットワーク回線上で接続されたクライアント及びサーバーの間で通信制御によりI/O制御を行うネットワークファイルシステムにあって該I/O制御用として適用されるネットワークファイルシステム用プログラムにおいて、多数のI/O要求を受信した場合に前記多数のI/O要求の一部を消失し得る前記サーバー側で運用されると共に、受信プロセスが優先度付きのI/O要求を受信し、前記受信された前記優先度付きのI/O要求をI/Oキューに投入し、I/O処理プロセスが前記I/Oキューに投入された前記優先度付きのI/O要求の中から優先度の高い順に該I/O要求を選択してI/O処理を行い、前記I/O処理したものをI/O終了キューへ投入し、送信プロセスが前記I/O終了キューから終了したI/O要求を抽出して前記I/O処理によるI/O動作の終了を示す情報を前記クライアント側へ送信することを特徴とするネットワークファイルシステム用プログラム。
- 請求項4記載のネットワークファイルシステム用プログラムを格納して前記I/O制御用に供されることを特徴とするネットワークファイルシステム用記録媒体。
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