JPH076110A - 分散処理システムの通信オーバヘッド低減方法 - Google Patents

分散処理システムの通信オーバヘッド低減方法

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JPH076110A
JPH076110A JP5143184A JP14318493A JPH076110A JP H076110 A JPH076110 A JP H076110A JP 5143184 A JP5143184 A JP 5143184A JP 14318493 A JP14318493 A JP 14318493A JP H076110 A JPH076110 A JP H076110A
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Hirokazu Fujiwara
弘和 藤原
Motoaki Iwasaki
元昭 岩崎
Akio Igarashi
明夫 五十嵐
Hiroyuki Hasegawa
宏行 長谷川
Tadashi Hashimoto
忠士 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動的負荷分散環境下のクライアント・サーバ
型分散処理システムにおいて、重負荷計算機へのクライ
アントの要求を避け、計算機間の要求転送の発生に伴う
通信オーバヘッドを低減し、システムの性能向上を図
る。 【構成】 動的負荷分散環境下のクライアント・サーバ
型分散処理システムにおいて、クライアントが、ある計
算機へサービス要求を出した時に、実際に要求を処理し
た計算機を識別するための識別情報を含んだ結果を、ク
ライアントに返送することにより、クライアントが実際
に要求を処理した計算機を認識できるようにし、以後の
同一の要求は実際に要求を処理した計算機へ送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の計算機をネット
ワークで接続し、各計算機にかかる負荷を監視し、負荷
のバランスを保つ動的負荷分散環境下で、各計算機を呼
び出して1つの処理を実行していくクライアント・サー
バ型分散処理システムおける、負荷分散時あるいは共通
サービスへの要求時の通信オーバヘッドの低減に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平2−280266号に記
載されているように、各計算機の負荷が均等になるよう
に短時間で各計算機における負荷の割当を行うようし
て、処理能力を向上させたクライアント・サーバ型分散
処理システムが知られている。
【0003】従来のクライアント・サーバ型分散処理シ
ステムにおいて、動的負荷分散を行っている場合に、ク
ライアントからの要求を受け付けた計算機が他の計算機
よりも重い負荷がかかっていたとすると、クライアント
からの要求を受け付けた計算機は、他の軽負荷の計算機
へのクライアントからの要求を転送し、転送を受けた他
の軽負荷の計算機がクライアントからの要求を処理する
ことになる。
【0004】しかし、クライアントでは、どの計算機か
ら結果が返ってきたのか不明であり、クライアントが再
び同一の要求を出す時は、前回の要求先と同じ計算機へ
その要求を送ることになる。そして、その要求を受け取
った計算機が、再び他の計算機よりも重い負荷がかかっ
ていたとすると、再び負荷分散が必要になり、クライア
ントからの要求を受け付けた計算機は、他の軽負荷の計
算機へのクライアントからの要求を転送するということ
が繰り返し発生することになる。
【0005】また、従来のクライアント・サーバ型分散
処理システムにおいて、共通サービスに関しては、動的
負荷分散の対象となっておらず、共通サービスを起動さ
せた計算機へ要求が集まり、他の計算機からの要求が多
くなると、そのための通信オーバヘッドが増加すること
になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、複数の計
算機をネットワークで接続し、各計算機にかかる負荷を
監視し、負荷のバランスを保つ動的負荷分散環境下で、
各計算機を呼び出して1つの処理を実行していくクライ
アント・サーバ型分散処理システムにおいて、従来例に
ついて検討した結果、以下の問題点を見出した。
【0007】(a) 前記の従来技術では、重負荷な計
算機へ要求が繰り返されることに伴う要求受付というさ
らなる負荷増と、要求を他の計算機へ転送するための通
信オーバヘッドの発生について考慮されておらず、それ
によりシステムの処理性能が低下するという問題があっ
た。
【0008】(b) 前記の従来技術では、共通サービ
スへ要求する際の通信オーバヘッドの発生について配慮
されておらず、それによりシステムの処理性能が低下す
るという問題があった。
【0009】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであって、本発明の目的は、複数の計算機を
ネットワークで接続し、各計算機にかかる負荷を監視
し、負荷のバランスを保つ動的負荷分散環境下で、各計
算機を呼び出して1つの処理を実行していくクライアン
ト・サーバ型分散処理システムにおいて、クライアント
の要求先計算機についても動的に変更することにより重
負荷計算機へのクライアントの要求を避け、計算機間の
要求転送の発生に伴う通信オーバヘッドを低減し、シス
テムの性能向上を図ることにある。
【0010】本発明の他の目的は、複数の計算機をネッ
トワークで接続し、各計算機にかかる負荷を監視し、負
荷のバランスを保つ動的負荷分散環境下で、各計算機を
呼び出して1つの処理を実行していくクライアント・サ
ーバ型分散処理システムにおいて、共通サービス処理プ
ロセス自身に効率の良い計算機を判断させ、共通サービ
ス処理プロセスを再配置することにより、計算機間の共
通サービスへの要求に伴う通信オーバヘッドを低減し、
システムの性能向上を図ることにある。
【0011】本発明の前記並びにその他の目的及び新規
な特徴は、本明細書の記載及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、複数の計算機をネットワークで接続し、
各計算機にかかる負荷を監視し、負荷のバランスを保つ
動的負荷分散環境下で、各計算機を呼び出して1つの処
理を実行していくクライアント・サーバ型分散処理シス
テムにおいて、クライアントが任意の計算機へサービス
要求を出した時に、実際にそのサービス要求を処理した
計算機を識別する識別情報を含んだ処理結果をクライア
ントに返送しておき、前記識別情報に基づき、以後の同
一クライアントの同一の要求は実際に要求を処理した計
算機へ送信することにより、負荷分散時の計算機間の通
信オーバヘッドを低減させることを特徴とする。
【0013】また、他の目的を達成するために、共通サ
ービス処理プロセスが要求を受け取った際に、共通サー
ビス処理プロセス自身が各計算機からの共通サービスへ
の要求を出す頻度を求め、前記頻度に基づき、他の計算
機へ共通サービスプロセスを再配置すべきか否かを判断
し、その判断結果に基づき、他の計算機へ共通サービス
プロセスを再配置することにより、計算機間の共通サー
ビスへの要求に伴う通信オーバヘッドを低減させること
を特徴とする。
【0014】
【作用】前記手段によれば、クライアントがある計算機
へ要求を送った後、返ってくる結果を監視し、その結果
内に示されている実際に要求を処理した計算機を認識
し、もし要求を送った計算機とは違う別の計算機が処理
していたならば、実際に処理をした計算機を記憶してお
き、以後クライアント側から同一の要求が発生した場
合、記憶してある計算機へその要求を送ることにより、
計算機間での要求転送の再発を防ぎ、それに伴う通信オ
ーバヘッドの発生を防止する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0016】図1は、本発明の実施例におけるクライア
ント・サーバ型分散処理システムの構成を示すブロック
図である。
【0017】図1において、クライアントシステム1
0、計算機20,30及び共通資源50とは、ネットワ
ーク40で接続されており、クライアントシステム10
にはクライアントシステム制御プログラム12とクライ
アントプログラム11とが、また計算機20,30には
計算機制御プログラム22,32と、サービス処理プロ
セス21,31とが存在する。更に、計算機20には共
通サービス処理プロセス23が存在する。
【0018】計算機制御プログラム22,32はサービ
スプロセス及び共通サービスプロセスへの要求を受付
け、現在その要求を処理すべきプロセスが処理中であれ
ば、要求を待たせておくためのキューへ処理が終了する
まで格納する。
【0019】初めに、負荷分散時の通信オーバヘッドの
低減ついてその動作を説明する。
【0020】クライアントシステム制御プログラム12
は、クライアントプログラム11からのサービス要求を
受け取ると、サービスと計算機との対応表(後述する)
から、そのサービスを提供する計算機(この場合は、計
算機20)を決定し、クライアントプログラム11のサ
ービス要求をネットワーク40を介して計算機20の計
算機制御プログラム22に送信する。
【0021】計算機制御プログラム22は、クライアン
トシステム制御プログラム12からのサービス要求を受
け取ると、計算機20の起動中のププロセスの数、待ち
job数等の負荷の状態を見て、その要求の処理が可能
ならばサービス処理プロセス21を選択して、その要求
を処理する。サービス処理プロセス21により実行され
たサービスの実行結果は、クライアントシステム制御プ
ログラム12を経由してクライアントプログラム11に
返送される。しかし、計算機20の負荷の状態を見て、
負荷分散が必要なときには、計算機制御プログラム22
は、負荷分散を行い、負荷の小さな計算機30を選択
し、クライアントプログラム11のサービス要求を計算
機制御プログラム32へ転送する。
【0022】計算機制御プログラム32は、計算機制御
プログラム22から転送されたサービス要求を受けとる
と、サービス処理プロセス31を選択して、そのサービ
ス要求を処理する。サービス処理プロセス31により実
行されたサービスの実行結果は、計算機制御プログラム
32を経由してクライアントシステム制御プログラム1
2に返送される。
【0023】クライアントシステム制御プログラム12
は、先ほどサービス要求を送った計算機20とは違う計
算機30から結果が返送されたことを知り、それに対応
するサービスと計算機の対応表の項目を更新し、そし
て、クライアントプログラム11へ結果を返送する。
【0024】クライアントシステム制御プログラム12
は、再びクライアントプログラム11から同一のサービ
ス要求を受け取ると、クライアントシステム制御プログ
ラム12は、前回のサービス要求のときと同じ計算機2
0にクライアントプログラム11のサービス要求を送信
せずに、記憶されているサービスと計算機の対応表から
今度は計算機30の計算機制御プログラム32にクライ
アントプログラム11のサービス要求を送信する。
【0025】図2〜図4は、本発明の実施例におけるク
ライアントシステム制御プログラム12、及び計算機制
御プログラム22,32の負荷分散時の処理手順のフロ
ーチャートである。
【0026】図2において、クライアントシステム制御
プログラム12は、クライアントプログラム11からサ
ービス要求(ステップ201)を受け取ると、要求され
たサービスについて、記憶されているサービスと計算機
との対応表を検索し、そのサービスを提供する計算機と
して計算機20を決定する(ステップ202)。
【0027】クライアントシステム制御プログラム12
は、送信メッセージ中の転送メッセージ識別フィールド
に負荷分散によって発生した転送メッセージではないこ
とを示す値をセットし(ステップ203)、その送信メ
ッセージを該当する計算機の計算機制御プログラム22
にネットワーク40を介して送信する(ステップ20
4)。
【0028】その後、クライアントシステム制御プログ
ラム12は、計算機制御プログラムからのサービス実行
結果メッセージを受信し(ステップ205)、受信メッ
セージ中の計算機IDと、サービスと計算機の対応表内
の該当項目を比較し(ステップ206)、同一でない場
合は、次の同一のサービス要求に備えてサービスと計算
機の対応表の計算機の項目を実際に要求を処理した計算
機に更新し(ステップ207)、サービス実行結果をク
ライアントプログラム11に返送する。
【0029】クライアントシステム制御プログラム12
は、再びクライアントプログラム11から同一のサービ
ス要求を受け取ったとき、クライアントシステム制御プ
ログラム12は、更新されたサービスと計算機の対応表
から、計算機制御プログラム32にサービス要求を送信
する。
【0030】図3において、計算機制御プログラム22
は、クライアントシステム制御プログラム12からのメ
ッセージを受信すると(ステップ301)、受信メッセ
ージ中の転送メッセージ識別フィールドの値を見て、転
送メッセージであるかどうかを判断し(ステップ30
2)、転送メッセージであれば、後述の転送メッセージ
処理を行い(ステップ303)、転送メッセージでなけ
れば、下記のクライアントメッセージ処理に移行する。
【0031】計算機制御プログラム22は、計算機20
の負荷状態を調べ、負荷分散が必要か否かを判断し(ス
テップ304)、負荷分散の必要性がなければ、サービ
ス処理プロセス21を選択し(ステップ305)、サー
ビス要求を処理させる(ステップ306,ステップ30
7)。サービス要求を受け取ったサービス処理プロセス
21は、その結果を計算機制御プログラム22に返送す
る(ステップ308)。サービス結果を受けた計算機制
御プログラム22は、計算機IDをサービス実行結果メ
ッセージの特定のフィールドにセット(ステップ30
9)した後、ネットワーク40を介して、クライアント
システム制御プログラム12にサービス結果を返送する
(ステップ310)。
【0032】また、計算機20の負荷状態より負荷分散
が必要となった場合には、計算機制御プログラム22
は、軽負荷の計算機を探し、転送先計算機として計算機
30を選択し(ステップ311)、クライアントシステ
ム制御プログラム12から受信したメッセージ中の転送
メッセージ識別フィールドに、負荷分散に伴う転送メッ
セージであることを示す値をセット(ステップ312)
した後、ネットワーク40を介して、計算機制御プログ
ラム32に転送メッセージを送信する(ステップ31
3)。
【0033】図4において、計算機制御プログラム32
は、計算機制御プログラム22からのメッセージを受信
(ステップ401)すると、受信メッセージ中の転送メ
ッセージ識別フィールドの値を見て、転送メッセージか
否かを判断し(ステップ402)、転送メッセージでな
ければ、前述のクライアントメッセージ処理を行う(ス
テップ409)。
【0034】また、転送メッセージであれば、サービス
処理プロセス31を選択し(ステップ403)、サービ
ス要求を処理させる。サービス要求を受け取ったサービ
ス処理プロセス31は、サービス実行後(ステップ40
4,405)、その結果を計算機制御プログラム32に
返送する(ステップ406)。
【0035】サービス結果を受けた計算機制御プログラ
ム32は、計算機IDをサービス実行結果メッセージの
特定のフィールドにセット(ステップ407)した後、
ネットワーク40を介して、クライアントシステム制御
プログラム12にサービス結果を返送する(ステップ4
08)。
【0036】本実施例におけるサービス内容と計算機と
対応関係を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】図5は、クライアントシステム制御プログ
ラム12と計算機制御プログラム22,32、または、
計算機制御プログラム22と計算機制御プログラム32
の間で、やり取りされる送受信メッセージの構成を示す
図である。
【0039】図5に示すように、送受信メッセージ50
は、サービス要求を行ったクライアントのクライアント
システムIDフィールド51、クライアントがサービス
実行を依頼した、または、実際にサービスを実行した計
算機IDをセットするための計算機IDフィールド5
2、サービスを特定するためのサービス名称フィールド
53、計算機間の転送メッセージかどうかの識別をする
ための値をセットする転送メッセージ識別フィールド5
4、及びデータを格納するデータフィールド55から構
成される。
【0040】以上説明したように、本実施例によれば、
動的負荷分散環境で、クライアントがサービス要求を送
った計算機の負荷の状態により負荷分散が発生し、他の
計算機へその要求が転送された場合、クライアントが次
回から同一のサービス要求を前回にサービスを実際に実
行した計算機へ送ることになるため、計算機間のサービ
ス要求転送に伴う通信オーバヘッドを防止でき、システ
ム全体の処理性能の低下を防止できる。
【0041】次に、共通サービスへの要求時の通信オー
バヘッドの低減についてその動作を説明する。
【0042】計算機20内に存在する共通サービス処理
プロセス23(共通サービス処理プロセス1)は、計算
機制御プログラム22からの要求を受け取ると、共通サ
ービスの処理を実行し、計算機20,30からの共通サ
ービスへの要求頻度を求め、再配置するか否かを判断
し、必要ならば再配置を行う。
【0043】図6は、共通サービス処理プロセス1が移
動元の計算機20で行う処理手順のフローチャートであ
る。
【0044】図6において、共通サービス処理プロセス
1は、計算機制御プログラム22からの共通サービス処
理要求を受信すると(ステップ601)、共通サービス
の処理を行った後(ステップ602)、各計算機20,
30からの共通サービスの利用頻度を求め(ステップ6
03)、共通サービス処理プロセス1の利用頻度が、共
通サービス処理プロセス1の存在する計算機よりも他の
計算機の方がある一定以上大きいか否かを判断する(ス
テップ604)。
【0045】共通サービス処理プロセス1の利用頻度
が、共通サービス処理プロセス1の存在する計算機より
も他の計算機の方がある一定以上大きくない場合には、
始に戻り、また、共通サービス処理プロセス1の利用頻
度が、共通サービス処理プロセス1の存在する計算機よ
りも他の計算機の方がある一定以上大きい場合には、共
通サービス処理プロセス1は、計算機制御プログラム2
2、ネットワーク40を介して、他の計算機(この場合
は計算機30)に対して、共通サービス処理プロセス2
の起動を要求する(ステップ605)。
【0046】その後、計算機制御プログラム22からの
処理要求を受信すると(ステップ606)、受信した処
理要求が共通サービス要求か否かを判断し(ステップ6
07)、共通サービス処理の要求であれば、計算機制御
プログラム22からの終了要求メッセージを受信するま
で共通サービスの要求を処理する。
【0047】受信した処理要求が、終了要求メッセージ
であれば、計算機30内に起動した共通サービス処理プ
ロセスに対して、終了メッセージを送信し(ステップ6
09)、共通サービス処理プロセスを終了する(ステッ
プ610)。
【0048】図7は、計算機制御プログラム22の処理
手順のフローチャートである。
【0049】図7において、移動元の計算機制御プログ
ラム22は、メッセージを受信すると(ステップ70
1)、受信したメッセージが共通サービス要求か否かを
判断する(ステップ702)。
【0050】受信したメッセージが共通サービス要求で
あれば、要求内容に要求元の計算機のIDを付加し、共
通サービス処理プロセス1に処理を要求をする。
【0051】また、受信したメッセージがサービス要求
でない場合には、受信したメッセージが起動完了のメッ
セージか否かを判断する(ステップ705)。
【0052】起動完了のメッセージを受信したのであれ
ば、共通サービスの要求の受付けを停止し(ステップ7
06)、他の計算機制御プログラム32へ共通サービス
要求の受付けの開始要求を送信し(ステップ708)、
さらに、共通サービス処理プロセス13へ終了要求を送
信する(ステップ708)。
【0053】図8は、計算機制御プログラム32の処理
手順のフローチャートである。
【0054】図8において、計算機制御プログラム32
は、メッセージを受信すると(ステップ801)、受信
したメッセージが共通サービス処理プロセスの起動要求
か否かを判断する(ステップ802)。
【0055】共通サービス処理プロセスの起動要求を受
信したのであれば、計算機内に共通サービス処理プロセ
ス2の起動を開始し(ステップ803)、ネットワーク
40を介して、計算機制御プログラム22からの共通サ
ービス要求受付けの開始要求を受信したら(ステップ8
04)、共通サービス要求の受付けを開始する(ステッ
プ805)。
【0056】図9は、計算機30内に新たに起動する共
通サービス処理プロセス33(共通サービス処理プロセ
ス2)の処理手順のフローチャートである。
【0057】図9において、計算機制御プログラム32
のサービス処理プロセス2の起動開始に対応して、共通
サービス処理プロセス2の起動を開始し(ステップ90
1)、起動が完了すると(ステップ902)、計算機制
御プログラム22に対して、起動完了のメッセージを送
信する(ステップ903)。
【0058】その後、計算機20内の共通サービス処理
プロセス1からのプロセス終了メッセージを受信すると
(ステップ904)、共通サービスの処理を開始し(ス
テップ905)、以後共通サービス処理プロセス1と同
一の処理を行う(ステップ906)。
【0059】共通サービス処理プロセスの起動は、潜在
的に持たせたものを活性化するか、あるいは、計算機の
磁気ディスクからロードする等の方法で起動される。
【0060】本実施例によれば、複数の計算機をネット
ワークで接続し、各計算機にかかる負荷を監視し、負荷
のバランスを保つ動的負荷分散環境下で、各計算機を呼
び出して1つの処理を実行していくクライアント・サー
バ型分散処理システムにおいて、共通サービス処理プロ
セス自身が効率の良い計算機を判断し、共通サービス処
理プロセスの再配置を行うので、計算機間の共通サービ
スの要求に伴う通信オーバヘッドを低減でき、システム
全体の処理性能の向上を図ることができる。
【0061】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得ること
は言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の計算機をネットワークで接続し、各計算機にかか
る負荷を監視し、負荷のバランスを保つ動的負荷分散環
境で、クライアントがサービス要求を送った計算機の負
荷の状態により負荷分散が発生し、他の計算機へその要
求が転送された場合、クライアントが次回から同一のサ
ービス要求を前回にサービスを実際に実行した計算機へ
送ることになるため、計算機間のサービス要求転送に伴
う通信オーバヘッドを防止でき、システム全体の処理性
能の低下を防止できる。
【0063】また、本発明によれば、複数の計算機をネ
ットワークで接続し、各計算機にかかる負荷を監視し、
負荷のバランスを保つ動的負荷分散環境下で、各計算機
を呼び出して1つの処理を実行していくクライアント・
サーバ型分散処理システムにおいて、共通サービス処理
プロセス自身が効率の良い計算機を判断し、共通サービ
ス処理プロセスの再配置を行うので、計算機間の共通サ
ービスの要求に伴う通信オーバヘッドを低減でき、シス
テム全体の処理性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるクライアント・サーバ
型分散処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例におけるクライアントシステム
制御プログラムの負荷分散時の処理手順のフロチャート
である。
【図3】本発明の実施例における計算機制御プログラム
22の負荷分散時の処理手順のフロチャートである。
【図4】本発明の実施例における計算機制御プログラム
32の負荷分散時の処理手順のフロチャートである。
【図5】本発明の実施例におけるクライアント・サーバ
型分散処理システムにおいて使用される送受信メッセー
ジの構成を示す図である。
【図6】本発明の実施例における共通サービス処理プロ
セス1の処理手順のフローチャートである。
【図7】本発明の実施例における計算機制御プログラム
22の共通サービス時の処理手順のフローチャートであ
る。
【図8】本発明の実施例における計算機制御プログラム
32の共通サービス時の処理手順のフローチャートであ
る。
【図9】本発明の実施例における、新たに起動する共通
サービス処理プロセス2の処理手順のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10…クライアントシステム、11…クライアントプロ
グラム、12…クライアントシステム制御プログラム、
20…計算機、21…サービス処理プロセス、22…計
算機制御プログラム、23…共通サービス処理プロセ
ス、30…計算機、31…サービス処理プロセス、32
…計算機制御プログラム、40…ネットワーク、50…
送受信メッセージ、51…計算機IDフィールド、52
…計算機IDフィールド、53…サービス名称フィール
ド、54…転送メッセージ識別フィールド、55…デー
タフィールド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 宏行 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 (72)発明者 橋本 忠士 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の計算機をネットワークで接続し、
    各計算機にかかる負荷を監視し、負荷のバランスを保つ
    動的負荷分散環境下で、各計算機を呼び出して1つの処
    理を実行していくクライアント・サーバ型分散処理シス
    テムにおいて、 クライアントが任意の計算機へサービ
    ス要求を出した時に、実際にそのサービス要求を処理し
    た計算機を識別する識別情報を含んだ処理結果をクライ
    アントに返送しておき、前記識別情報に基づき、以後の
    同一クライアントの同一の要求は実際に要求を処理した
    計算機へ送信することを特徴とする分散処理システムの
    通信オーバヘッド低減方法。
  2. 【請求項2】 複数の計算機をネットワークで接続し、
    各計算機にかかる負荷を監視し、負荷のバランスを保つ
    動的負荷分散環境下で、各計算機を呼び出して1つの処
    理を実行していくクライアント・サーバ型分散処理シス
    テムにおいて、 共通サービス処理プロセスが要求を受
    け取った際に、共通サービス処理プロセス自身が各計算
    機からの共通サービスへの要求を出す頻度を求め、前記
    頻度に基づき、他の計算機へ共通サービスプロセスを再
    配置すべきか否かを判断し、その判断結果に基づき、他
    の計算機へ共通サービスプロセスを再配置することを特
    徴とする分散処理システムの通信オーバヘッド低減方
    法。
JP14318493A 1993-06-15 1993-06-15 分散処理システムおよび分散処理方法 Expired - Fee Related JP3487515B2 (ja)

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