JP3016964U - 折畳み式スプーン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 缶詰用スプーンの改良であり、更に簡単に製
造され、使用上においても便利であるなどの効果を有す
る折畳み式スプーンを提供しようとするものである。 【構成】 しゃく１と中間柄２と延長柄３より構成さ
れ、しゃく１と中間柄２との間及び中間柄２と延長柄３
との間には連接部４が設けられ、しゃく１、中間柄２及
び延長柄３は一体になるように連接され、又、連接部４
により折り曲げることができ、連接部４にはそれぞれ槽
２１、突起、縁１１が形成されているため、しゃく、中
間柄、延長柄は互いに簡単に嵌合することができるよう
構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、インスタント食品などの缶詰の蓋の裏側に納められ、缶詰の中の食 物を取り出すのに使用し、食べた後すぐ捨てる折畳み式スプーンに関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のものにあっては、下記のようなものになっている。 出願人が以前に許可された台湾での公告第８３２１３０６３号「缶詰用スプー ンの改良構造」特許においては、スプーンはプラスチック材質で一体成形され、 しゃく、中間柄及び延長柄より構成され、中間柄の両端から比較的小さい厚さの 連接部を用いてしゃく及び延長柄と連接し、しゃく及び延長柄と中間柄との連接 部には伸び出たほぞ又は突き出た槽が設けられ、又、中間柄にはそれに対応する 槽又はほぞが設けられ、そのために相対応する槽又はほぞは互いに嵌め合うこと ができるよう構成されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。 上記特許に掲示されたほぞ又は槽は比較的大きいサイズを有するため、一体成 形して金型から取り出す時、金型から脱型しにくいという問題が生じ、又、その ような構造において嵌め合う時に比較的嵌込みにくいという問題が生じてくる。

【０００４】 本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは、缶詰用スプーンの改良であり、更に簡単に製造され、使 用上においても便利であり、また、しゃく、中間柄、延長柄は簡単に連結できと いう効果をも有する折畳み式スプーンを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案のものは下記のようになるものである。 すなわち本考案のものは、しゃく１と中間柄２と延長柄３より構成され、中間 柄２の両端の上部又は下部にそれぞれ連接部４を以てしゃく１及び延長柄３と連 接し、中間柄２の両端には他に伸び出ている突出部２２が設けられ、中間柄２の 一端又は両端には槽が設けられているため、突出部２２は適当な変形の弾力性を 有するように形成され、しゃく１及び延長柄３と中間柄２との連接部分にはそれ ぞれ欠け口２４、３１及び突出点２３が設けられ、縁１１には突出点１２が設け られ、突出点１２、２３は中間柄２の両端に設けられている欠け口２４、３１に 嵌込むことができるよう構成され、また、延長柄３に設けられている欠け口３１ は中間柄２の突出部２２の突出点２３に嵌込むことができるよう構成されている 折畳み式スプーンである。 このほか、下記のようにすることができる。 中間柄２に設けられている槽２１は槽穴又は開口槽に形成されている。

【０００６】

【作用】

作用については効果と共に説明する。

【０００７】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図１において、しゃく１、中間柄２及び延長柄３より構成され、しゃく１と中 間柄２との間及び中間柄２と延長柄３との間には比較的薄い厚さの連接部４が設 けられ、この連接部４は繰り返し折り曲げても折れないような材質で構成されて いる。 中間柄２の両端はそれぞれ連接部４を以てしゃく１及び延長柄３と連接し、こ の連接部４は中間柄２の両端の上部又は下部に位置し、また、中間柄２の両端に はそれぞれ伸び出ている突出部２２が設けられ、中間柄２の一端または両端には 突出部２２に近い位置をもって槽２１が設けられ、槽２１は槽穴又は開口槽に形 成されているため、突出部２２は適当に変形する弾力性を有するように形成され ている。 しゃく１は中間柄２の一端に設けられ、中間柄２との間は連接部４により連接 され、しゃく１には突起又は縁１１（図１では縁１１が示されている）が設けら れており、縁１１には他に突出点１２が設けられ、突出点１２は突出部２２の上 方に設けられた欠け口２４に嵌込むことができよう構成されている。 すなわち、突出点１２及び連接部４はそれぞれ突出部２２の上、下部に位置し 、両者の間は緊密に結合するように形成されている。

【０００８】 延長柄３は連接部４により中間柄２の他端に連接され、延長柄３の連接端には 突起又は欠け口３１が設けられ、欠け口３１はスムーズに突出部２２を滑り越え て突出点２３の下方に進入し、両者は緊密に結合するよう形成されている。 図２は、本考案のスプーンが展開された状態で、中間柄２の一端に槽２１が設 けられているため、欠け口３１が一定の位置に滑り込もうとする時、この中間柄 ２の一端に設けられた突出部２２は適当に変形する弾力性を有するように形成さ れているため、欠け口３１はスムーズに突出部２２を滑り越えて突出点２３の下 方に進入することができるよう構成されている。 また、中間柄２の他端は突出部２２に設けられた欠け口２４を以てしゃく１の 突出点１２が滑り込むのに供し、縁１１が適当な弾力性を有するため、突出点１ ２及び連接部４はそれぞれ突出部２２の上、下方に位置し、両者の間は緊密に結 合するよう形成されている。 図３は、本考案のスプーンを折畳んだ状態で、スプーンの長さは僅かであり、 図４が示す如く、缶詰の蓋の裏側に収納することができる。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。 製造上においてスプーンは金型から簡単に脱型でき、また、図２のごとく、展 開する場合、突出点１２と欠け口２４とが、また、突出部２２と欠け口３１とが スムーズに結合することができる。 さらに、結合した後は、よりよい結合効果を発揮することができる。 このように本案のものは、進歩性かつ独創性を有し、産業上においてかなり利 用価値を有し、実用的なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】折曲げた状態の斜視図である。

【図２】横断面図である。

【図３】折畳んだ状態の横断面図である。

【図４】折畳んで缶詰の蓋の裏側に納めた状態の底面図
である。

【符号の説明】

１ しゃく ２ 中間柄 ３ 延長柄 ４ 連接部 １１ 縁 １２、２３ 突出点 ２１ 槽 ２２ 突出部 ２４、３１ 欠け口

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 しゃく（１）と中間柄（２）と延長柄
   （３）より構成され、中間柄（２）の両端の上部又は下
   部にそれぞれ連接部（４）を以てしゃく（１）及び延長
   柄（３）と連接し、中間柄（２）の両端には他に伸び出
   ている突出部（２２）が設けられ、中間柄（２）の一端
   又は両端には槽（２１）が設けられているため、突出部
   （２２）は適当に変形する弾力性を有するように形成さ
   れ、しゃく（１）及び延長柄（３）と中間柄（２）との
   連接部分にはそれぞれ欠け口（２４、３１）及び突出点
   （２３）が設けられ、又、縁（１１）には突出点（１
   ２）が設けられ、突出点（１２、２３）は中間柄（２）
   の両端に設けられている欠け口（２４、３１）に嵌込む
   よう構成され、又、延長柄（３）に設けられている欠け
   口（３１）は中間柄（２）の突出部（２２）の突出点
   （２３）に嵌込むことができるよう構成されていること
   を特徴とする折畳み式スプーン。
2. 【請求項２】 中間柄（２）に設けられている槽（２
   １）は槽穴又は開口槽に形成されている請求項１記載の
   折畳み式スプーン。