JP3016752B2 - 曲面を有するパネルの製造方法 - Google Patents

曲面を有するパネルの製造方法

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JP3016752B2
JP3016752B2 JP9215364A JP21536497A JP3016752B2 JP 3016752 B2 JP3016752 B2 JP 3016752B2 JP 9215364 A JP9215364 A JP 9215364A JP 21536497 A JP21536497 A JP 21536497A JP 3016752 B2 JP3016752 B2 JP 3016752B2
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panel
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surface materials
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Inventor
冨博 今井
Original Assignee
昭和化学工芸株式会社
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建物や家具
の扉などに好適な曲面を有するパネルの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば建物や家具の扉などの
成形は成形型を用いてプレスによりパネル表面より圧力
を掛けて行なわれている。
【0003】この場合、プレスによりパネル表面より圧
力を掛けて成形型によりパネルを成形するのであるが、
パネルの成形に時間がかかり、コスト高になるという問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、曲面を有するパネルを効率良く製
造でき、コストダウンを図ることを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、木材、合板などからなる平面形状が矩形の
2枚の表面材を水平状態となるように受け台上に載せ、
2枚の表面材間に適当間隔を保持した状態で、上側の表
面材の上方に押さえ板を位置させるとともに、この押さ
え板と上側の表面材との間における上側の表面材の少な
くとも周囲部にスぺーサーを介在させ、2枚の表面材間
の空間内に発泡材の原液を注入することによりその発泡
圧で上側の表面材を押さえ板との間の空間内で湾曲させ
ることを要旨とするものである。
【0006】この構成により、木材、合板などからなる
平面形状が矩形の2枚の表面材間に適当間隔を保持した
状態で2枚の表面材間の空間内に発泡材の原液が注入さ
れ、2枚の表面材の少なくとも一方の表面材を発泡圧に
より湾曲変形させてなるもので、従来のような成形型を
用いずに曲面を有するパネルを効率良く製造でき、コス
トダウンを図ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。先ず、図1〜図3に示す
第1の実施の形態について説明すると、1は木材、合
板、合成樹脂、紙などから平面形状が長方形の表面材
で、2枚の表面材1,1を水平状態となるように受け台
2上に載せた状態で、2枚の表面材1,1間に適当間隔
を保持するように表面材1,1間における周囲部に木材
などからなる桟材3を介在させ、上側の表面材1の上か
ら上下可動式の押さえ板4を当てがい、2枚の表面材
1,1間の空間内に注入された発泡材の原液が発泡する
ことによりパネル5が形成される。その際の発泡圧は
0.2kg/cm2〜0.3kg/cm2である。6は発
泡材である。さらに詳しくは、上側の表面材1と押さえ
板4との間には発泡材原液注入前において上側の表面材
1と押さえ板4との間における周囲部およびこの周囲部
以外の幅方向中央部にスぺーサー7が介在され、前記押
さえ板4がスぺーサー7を上から押さえ付けた状態でス
ぺーサー7の位置で上側の表面材1の上方への動きが阻
止されている。このように、2枚の表面材1,1が周囲
部における間に桟材3,3が介在された状態で受け台2
と押さえ板4との間にセットされるとともに、上側の表
面材1と押さえ板4との間における周囲部およびこの周
囲部以外の幅方向中央部にスぺーサー7が介在された状
態で2枚の表面材1,1間の空間内に発泡材原液を注入
することにより、図2に示すように前記スぺーサー7が
存在しない部分で上側の表面材1が発泡圧により上方に
押されて湾曲し、図3に示すようなパネル5が形成され
る。
【0008】ところで、前記桟材3は前述のように上下
の表面材1,1に対して接着していない。桟材3を上下
の表面材1,1に対して接着すると表面材1,1の材料
によってはパネル5に反りが発生する怖れがあるからで
ある。また、桟材3を上下の表面材1,1に対して接着
しなくても、表面材1,1間の空間内に存在する発泡材
6に桟材3が固着され、桟材3が表面材1,1間から抜
け外れることがない。なお、桟材3は作製されたパネル
5から取り外せるようにしても良い。
【0009】また、発泡圧により上側の表面材1が前記
スぺーサー7が存在しない部分で上方に押されて湾曲す
るのであるが、その湾曲度は表面材1の材質や厚みなど
により決まる。また、図面に示す実施の形態では周囲部
以外の幅方向中央部にもスぺーサー7が介在されている
が、このスぺーサー7を設ける位置は製造しようとする
パネルのデザインなどによって適宜決定すれば良い。
【0010】図4は前記幅方向中央部のスぺーサー7を
なくして作られた第2の実施の形態におけるパネル5を
示している。なお、2枚の表面材1,1間の空間内に発
泡材原液を注入するとき、2枚の表面材1,1間の周囲
の一部に前述の発泡圧が確保される大きさのガス抜き孔
を設ける必要がある。
【0011】さらに、図面に示す実施の形態では上側の
表面材1を発泡圧により上方に湾曲させているが、上側
の表面材1を湾曲させる代わりに下側の表面材1を同様
に湾曲させることもでき、あるいは上下の表面材1,1
の両方を湾曲させることもできる。
【0012】図3や図4に示されるパネル6は例えば建
物や家具の扉などに使用され、パネル6の外周に建物や
家具の扉などのデザインに応じた縁材を取り付けること
により建物や家具の扉などが完成される。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明のパネルは、木材、
合板などからなる平面形状が矩形の2枚の表面材間に適
当間隔を保持した状態で2枚の表面材間の空間内に発泡
材原液が注入され、2枚の表面材の少なくとも一方の表
面材を発泡圧により湾曲変形させてなるもので、従来の
ような成形型を用いずに曲面を有するパネルを効率良く
製造でき、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるパネルの製
造工程の発泡材原液注入前の状態を示す断面図である。
【図2】同発泡材原液注入後の状態を示す断面図であ
る。
【図3】同作られたパネルの斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるパネルの斜
視図である。
【符号の説明】
1 表面材 2 受け台 3 桟材 4 押さえ板 5 パネル 6 発泡材 7 スぺーサー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材、合板などからなる平面形状が矩形
    の2枚の表面材を水平状態となるように受け台上に載
    2枚の表面材間に適当間隔を保持した状態で、上側
    の表面材の上方に押さえ板を位置させるとともに、この
    押さえ板と上側の表面材との間における上側の表面材の
    少なくとも周囲部にスぺーサーを介在させ、2枚の表面
    材間の空間内に発泡材の原液を注入することによりその
    発泡圧で上側の表面材を押さえ板との間の空間内で湾曲
    させることを特徴とする曲面を有するパネルの製造方
    法。
JP9215364A 1997-08-11 1997-08-11 曲面を有するパネルの製造方法 Expired - Lifetime JP3016752B2 (ja)

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CN102478470B (zh) * 2010-11-26 2014-07-02 中国石油化工股份有限公司 一种活塞式真空脱气装置及其脱气方法
JP2020081171A (ja) * 2018-11-20 2020-06-04 株式会社ブリヂストン シートパッド、及び、シートパッドの製造方法

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