JPS6023150Y2 - 複合構造体 - Google Patents

複合構造体

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JPS6023150Y2
JPS6023150Y2 JP964579U JP964579U JPS6023150Y2 JP S6023150 Y2 JPS6023150 Y2 JP S6023150Y2 JP 964579 U JP964579 U JP 964579U JP 964579 U JP964579 U JP 964579U JP S6023150 Y2 JPS6023150 Y2 JP S6023150Y2
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JP
Japan
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core material
synthetic resin
composite structure
mold
skin body
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JP964579U
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JPS55110230U (ja
Inventor
煕 太田
Original Assignee
株式会社河合楽器製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はピアノ等の蓋枠の構成部品として使用される
複合構造体に関する。
最近、第1図に示すようなピアノにおいては、腕木a1
拍子木す、鍵盤押えC1妻土台dなどには第2図に示す
ような複合構造体すなわちAS樹脂やアクリル樹脂など
で射出成形された箱状の表皮体1の中に合板、ハードボ
ードなどの木材からなる芯材2を配設し、その表皮体1
と芯材2とを硬質の発泡合成樹脂3例えばポリウレタン
発泡体で結合した複合構造体が多く用いられている。
そして、それらの成形品は第3図a、 bに示すように
金型91の内部に一面開口で箱形の表皮体1を嵌合し、
その中に芯材2をその下面(製品としては上面)が表皮
体1の内面に接するようにして挿入腰芯材2の上方から
発泡剤含有の液状合成樹脂を所要量注入し、金型D1に
蓋型D2を施して液状樹脂を発泡させ、その発泡体3に
よって芯材2を包被すると共に発泡圧によって芯材2を
表皮体1の内面に押し付けるように状態で硬化させるや
り方、または第3図a′、b′のように金型D1に表皮
体1を嵌合した後にまず液体の樹脂を所要量注入し、そ
の上に芯材2を載置し、この状態で金型り、に蓋型I)
2を施して液状の合成樹脂を発泡させ、その発泡圧によ
って芯材2を上昇させて上面(製品としては下面)を蓋
型り2下面に当接させると共に芯材2の周りを発泡体3
によって包被して硬化結合するやり方すなわち表皮体1
の開口部に芯材2が露出するようなやり方で作られてい
る。
ところで、例えば拍子木すのように発泡成形後第2図の
X−X線に沿って高音側のものと低音側のものとに二分
割されるものでは、次の理由によって通常上記後者の方
法が採用されている。
すなわち前者の方法によるときには、第3図Cのように
表皮体開口部(使用時にはここが下側になる)は発泡合
成樹脂3で満たされ、芯材2が露出することはないが、
表皮体1と芯材2との密着具合が必ずしも充分でないた
めに、分割後環境の変化によって表皮体1と芯材2との
間に隙間ができたり、また分割切断時に表皮体1に割れ
や欠けが生じ易い欠点を持っているからである。
しかし、後者の方法によるときには上記の欠点は避けら
れるが、逆に表皮体開口部において第3図C′のように
芯材2が露出し、外気にらされることとなり、長期の使
用により吸湿、脱湿または虫くいなどの影響を受けるた
めに、この部分の芯材2の表面には成形後においていち
いち適宜の塗装を施す必要がある。
(なお、分割切断面は腕木aと密に接合されるため、直
接外気にさらされることはない。
)そこで、この考案は上記の実情に鑑み案出されたもの
で、表皮伸開口部に芯材が露出することなく、そして、
発泡成形後における芯材表面への余分な塗装工程を必要
とせす、しかも吸音効果を充分に備え、楽器の蓋枠部品
に適した複合構造体を提供するものである。
第4図a、 bはこの考案に係る複合構造体を示すもの
であり、1は前記のような合成樹脂で一面が開放するよ
うに射出成形された箱状の表皮体であって、その内側中
央部には木材からなる芯材2が周囲に所要の間隙をおい
て配設され、表皮体1と芯材2との間には発泡合成樹脂
3が充填され、芯材2は表皮体1の開放部に露出せずか
つ表皮体内面に当接しないように全周面が発泡合成樹脂
3で包被されて表皮体1に結合されており、そして、表
皮体1の開放部に位置する発泡合成樹脂3の部分には表
面から芯材2に至る複数個の小孔4が形成されている。
第5図a、 bは上記複合構造体を製造するための金型
の例を示すものであり、金型10は通常のように表皮体
1を嵌合すべき凹所10aを備え上面が開口して箱状を
なしており、蓋型11は金型10の広さに見合った板状
のもので、その下面(図では上面)の中央部には芯材2
の当接範囲において所要の間隔をおいて位置決め用の小
突起11aが適宜数並列して設けられている。
しかして、製造に当たっては、第6図a、b。
Cに示すように、金型10の凹所10aに前述のような
合成樹脂からなる箱状の表皮体1を嵌合し、その内部に
発泡剤含有の液状の合成樹脂を所要量注入し、その樹脂
の上に芯材2を表皮体1の中央部に位置するように載置
し、次に金型10上に蓋型11を施して金型10を密封
し、所要時間(約1粉程度)放置して液状の合成樹脂を
発泡させる。
すると、芯材2は液状合成樹脂の発泡膨張作用によって
上方に持ち上げられるが、その上面(製品としては下面
)が蓋型11の複数の小突起11aに当接してその上昇
が制限され、芯材2の上面と蓋型11の下面との間に小
突起11aの高さに等しい間隙が形成されるので、その
間隙内に発泡合成樹脂3が侵入することになり、芯材2
の全周面を包被した状態で硬化する。
そして、蓋型11を取除き、金型10から製品を取出せ
ば、第4図のように開口部の発泡合成樹脂3面に上記小
突起11aに相当し、埋設された芯材2にまでとどく複
数個の小孔4が設けられた複合構造体が得られる。
なお、図示の例では4個の小孔4を角形配置したものを
示したが、これに限らす、その個数や配置は製作時に芯
材2が傾かない範囲で適宜に選択できる。
以上のようにこの考案によれば、芯材はその全周面が合
成樹脂の発泡体で包被され表皮体の開口部に露出するこ
とがないので、環境の変化の影響を受は難く、発泡成形
後における余分な塗装工程を省略でき、しかも芯材は表
皮体に接触する部分を持たないので、長期の使用による
表皮体と芯材との間に隙間を形成することなく、そして
、表皮体の開放部分に位置する発泡合成樹脂の部分には
、芯材に至る複数の小孔が設けであるので、発泡合成樹
脂の吸音特性に加えて小孔による共鳴吸収の機能を発揮
させることができ、演奏時の不要音を充分に吸収して楽
器の音響効果を一層改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はピアノの概略的な斜視図。 第2図は複合構造体の従来品の切断斜視図。 第3図a、 bは従来の複合構造体の作り方の一例を示
す説明図で、同図Cはその製品の斜視図。 第3図a/、b/は従来の複合構造体の作り方の他の例
を示す説明図で、同図C′はその製品の斜視図。 第4図aはこの考案に係る複合構造体の斜視図。 同図すはそのY−Y線に沿った断面図。 第5図aは上記複合構造体製作用台型の斜視図。 同図すは蓋型の斜視図。第6図a、 b、 cは第5図
の金型を用いてこの考案の複合構造体を作る工程の説明
図。 図中、1は表皮体。 2は芯材、3は発泡合成樹脂、4は小孔、10およびD
□は金型、10aは凹所、11およびD2は蓋型、ll
aは小突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一面が開放された合成樹脂製箱形の表皮体1と木製芯材
    2との間に発泡合成樹脂3を充填してなる複合構造体に
    おいて、上記芯材2の全周面を発泡合成樹脂3で包被し
    て上記表皮体1に結合し、上記表皮体1の開放部に位置
    する発泡合成樹脂3の部分に表面から上記芯材2に至る
    複数個の小孔4を設けたことを特徴とする複合構造体。
JP964579U 1979-01-30 1979-01-30 複合構造体 Expired JPS6023150Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP964579U JPS6023150Y2 (ja) 1979-01-30 1979-01-30 複合構造体

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JP964579U JPS6023150Y2 (ja) 1979-01-30 1979-01-30 複合構造体

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Publication Number Publication Date
JPS55110230U JPS55110230U (ja) 1980-08-02
JPS6023150Y2 true JPS6023150Y2 (ja) 1985-07-10

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ID=28820798

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