JP3016067U - 車両用除雪装置 - Google Patents

車両用除雪装置

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JP3016067U JP1995003389U JP338995U JP3016067U JP 3016067 U JP3016067 U JP 3016067U JP 1995003389 U JP1995003389 U JP 1995003389U JP 338995 U JP338995 U JP 338995U JP 3016067 U JP3016067 U JP 3016067U
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全浩 白
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戸塚 比登美
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(57)【要約】 【目的】 自動車等の内燃機関により発生した電力及び
排気ガス中の熱を積極的に利用した新規な車両等の除雪
装置を提供する。 【構成】 本考案の除雪装置1は、少なくとも駆動輪の
周辺には放熱器を設け、この放熱器における放熱作用部
は車輪及び路面Rに指向することを特徴とする。また前
記放熱器は温風系と放射熱系とを具えることを特徴とす
る。また前記温風系は排気ガスGまたは熱風器2を熱源
とし、また前記放射熱系はヒータ板3を熱源とすること
を特徴とする。また前記温風系の排気ガスGは加熱排気
管6より排出され、この加熱排気管6は排気ガスGの加
熱手段を具えるとともに、着脱可能であることを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の目的】 【産業上の利用分野】
本考案は内燃機関を具えた自動車等の車両に用いる除雪装置に関するものであ る。
【0002】
【考案の背景】
従来、厳寒地における自動車等の運行を妨げたり、事故を発生させたりする要 因としては路面そのものの凍結や積雪と、自動車自体の車体の部分的結氷とが挙 げられる。まず道路等において従来採られてきた対策は、工場や温泉から温水を パイプにより引いて路面に流したり、敷布熱板等を路面に配したり、あるいは除 雪車両を用いることで行われていた。 また車両それ自体に発生する問題としては、降雪地帯においては例えば駐車中 に図7に示すように、前輪ハウジング23及び後輪ハウジング24と車輪との間 が氷結してしまうことがあり、このような場合、湯水をかけたり解氷スプレー等 の薬剤を噴霧して解氷を行っていた。 ところでこのような車両は、主としてガソリンエンジン、ディーゼルエンジン 等の内燃機関を具えた自動車であり、このもの自体が一種の熱源であるにもかか わらず、燃料の燃焼により発生した熱は、室内の暖房に用いられる程度にとどま っており、特に排気ガス中の熱はただ単に空気中に放出され、前記問題の解決に 結び付けようとする試みは全くなされていなかった。
【0003】
【開発を試みた技術的事項】
本考案はこのような背景を認識してなされたものであって、自動車等の内燃機 関により発生した電力及び排気ガス中の熱を積極的に利用した新規な車両等の除 雪装置を提供する。
【0004】
【考案の構成】
【目的達成の手段】
すなわち請求項1記載の除雪装置は、少なくとも駆動輪の周辺には放熱器を設 け、この放熱器における放熱作用部は車輪及び路面に指向することを特徴とする 。
【0005】 また請求項2記載の除雪装置は請求項1記載の要件に加え、前記放熱器は温風 系と放射熱系とを具えることを特徴とする。
【0006】 更にまた請求項3記載の除雪装置は請求項1または2記載の要件に加え、前記 温風系は排気ガスまたは熱風器を熱源とし、また前記放射熱系はヒータ板を熱源 とすることを特徴とする。
【0007】 更にまた請求項4記載の除雪装置は請求項1、2または3記載の要件に加え、 前記温風系の排気ガスは加熱排気管より排出され、この加熱排気管は排気ガスの 加熱手段を具えるとともに、着脱可能であることを特徴とする。 そしてこれら各請求項記載の考案の構成を手段として前記目的を達成しようと するものである。
【0008】
【考案の作用】
請求項1記載の考案によれば、少なくとも駆動輪の周辺には放熱器を設け、こ の放熱器における放熱作用部は車輪及び路面に指向するので、車輪及び路面の除 雪及び解氷を行う。
【0009】 また請求項2記載の考案によれば、前記放熱器は温風系と放射熱系とを具える ので、車輪及び路面の除雪及び解氷を効果的に行う。
【0010】 更にまた請求項3記載の考案によれば、前記温風系は排気ガスまたは熱風器を 熱源とし、また前記放射熱系はヒータ板を熱源とするので、排気ガスに含まれる 熱を有効に利用し、またエンジンの回転から得られる電力を熱に変換し、これら により車輪及び路面の除雪及び解氷を効果的に行う。
【0011】 更にまた請求項4記載の考案によれば、前記温風系の排気ガスは加熱排気管よ り排出され、この加熱排気管は排気ガスの加熱手段を具えるとともに、着脱可能 であるので排気ガスの温度を上昇させ、除雪能力が向上するとともに、非降雪時 には従来の排気管を用いることができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の除雪装置1を図面に基づいて具体的に説明する。図1に示すも のが本考案の主要部材である除雪装置1を適用した車両20の一例である自動車 を示す斜視図であって、請求項1で定義したように、少なくとも駆動輪(前輪2 1または後輪22のいずれか一方または双方)の周辺には放熱器を設け、この放 熱器における放熱作用部たる噴射管5及びヒータ板3はそれぞれ車輪(前輪21 及び後輪22)及び路面Rに臨ませて成る。 そして請求項2で定義したように前記放熱器は温風系と放射熱系とを具え、ま た請求項3で定義したように、前記温風系は排気ガスGまたは熱風器2を熱源と し、また前記放射熱系はヒータ板3を熱源とする。 また請求項4で定義したように、前記温風系の排気ガスGは加熱排気管6より 排出され、この加熱排気管6は排気ガスGの加熱手段を具えるとともに、着脱可 能である。
【0013】 まず前輪ハウジング23に設ける構成について説明する。このものは図3及び 図4に拡大して示すように、前輪21のトレッド面に対し前方垂直方向を囲むよ うに防風板4を配し、この防風板4と前輪21との間に熱風器2を配し、更に前 輪21のトレッド面に対し上方に前輪21を三分の一周程度にわたって囲むよう にヒータ板3を配する。 防風板4は一例として金属板等適宜の素材から成る部材であり、後方に位置す る熱風器2及び前輪21への空気の流れを遮断する。 熱風器2はファンとニクロム線等の発熱部材とを組み合わせて成るものであり 、バッテリー、ゼネレータ等の電源により熱風を供給するものである。この熱風 器2の吹出口には噴射管5が、路面Rに指向するように付設されており、熱風器 2からの熱風を路面Rに吹き付ける。もちろん噴射管5はその吹出口の向きが変 えられるような構成にしてもよい。 ヒータ板3は一例としてニクロム線を適用した加熱コイル7を適宜の不燃性素 材中に埋設した発熱部材であって、バッテリー、ゼネレータ等の電源により熱を 放射するものである。
【0014】 次に後輪ハウジング24に設ける構成について説明する。このものは図5及び 図6に拡大して示すように、後輪22のトレッド面に対し前方垂直方向を囲むよ うに防風板4を配し、この防風板4と後輪22との間に加熱排気管6を配し、更 に後輪22のトレッド面に対し上方に後輪22を三分の一周程度にわたって囲む ようにヒータ板3を配する。 加熱排気管6は図2に示すように、触媒コンバータ25の次段を二系統に分岐 し、それぞれに接続した消音器26の次段に設けられるものである。このものは 内部に加熱コイル7を配した管状部材であり、バッテリー、ゼネレータ等の電源 により、消音器26より供給される排気ガスGを適宜の温度に加熱する。 この加熱排気管6の吹出口には噴射管5が、路面Rに指向するように付設され ており、加熱排気管6からの排気ガスGを路面Rに吹き付ける。もちろん噴射管 5はその吹出口が変えられるような構成にしてもよい。 また防風板4及びヒータ板3は前述したものと同様の構成とする。
【0015】 本発明の除雪装置1は以上のような構成から成るものであり、以下のように前 輪ハウジング23及び後輪ハウジング24と車輪との間の解氷を行うとともに、 路面Rの除雪、解氷を行う。 (i)車輪ハウジングと車輪との解氷 運転車が車両20のイグニッションスイッチをオンすると、エンジンが起動し ゼネレータを駆動するため、ここで発生した電力は一部はバッテリーを充電し、 一部はヒータ板3に供給される。そしてヒータ板3に内蔵された加熱コイル7が 発熱するとともに、表面より熱を放射する。 ヒータ板3は、前輪21及び後輪22のトレッド面に対し上方に前輪21及び 後輪22を囲むように配されているので、前輪ハウジング23及び後輪ハウジン グ24内の霜、氷、雪等を解かすとともに、前輪21及び後輪22のトレッド面 の解氷を行う。
【0016】 (ii) 路面の解氷、除雪 車両20が走行中あるいはアイドリング中は、エンジンによりゼネレータを駆 動するため、ここで発生した電力の一部は熱風器2に供給される。そして熱風器 2に内蔵されたコイルが発熱するとともに、ファンにより吹出口に取り付けられ た噴射管5から前輪21周辺の路面Rに向けて熱風を吹き出すので、図1に示す ように路面Rの解氷、除雪を行う。 またエンジンで発生した排気ガスGは、触媒コンバータ25、消音器26を経 た後、加熱排気管6において加熱コイル7により適宜の温度に加熱され、噴射管 5から後輪22周辺の路面Rに向けて吹き出されるので、路面Rの解氷、除雪を 行う。
【0017】 また本考案の除雪装置1は、降雪がなく、凍結も起こらないような春、夏、秋 においては必要とされないばかりか、特に気温の上昇が激しい夏期においては前 輪21及び後輪22の温度を不用意に上昇させ、著しい場合にはバーストを起こ してしまう等、かえって事故の原因となることがある。 このため加熱コイル7及び熱風器2への電力供給を停止するとともに、加熱排 気管6を取り外し、図2中、仮想線で示すような一般的な設置位置である車両2 0の後方に消音器26′を設置する。また加熱排気管6を常時取り付けておき、 バルブ等により排気経路を選択できるようにしてもよい。
【0018】
【他の実施例】
先の実施例においては前輪ハウジング23に熱風器2を設け、後輪ハウジング 24に加熱排気管6を設ける構成としたが、要は請求項2で定義したように放熱 器は温風系と放射熱系とを具えればよいので、温風系として前輪ハウジング23 及び後輪ハウジング24に加熱排気管6を設ける構成としてもよい。また前輪ハ ウジング23及び後輪ハウジング24に熱風器2を設ける構成としてもよい。 更に温風系の熱源としては、エンジンルーム内の高温の雰囲気を用い、この雰囲 気をファンと管路とを適宜組み合わせて、前輪ハウジング23及び後輪ハウジン グ24に導くようにしてもよい。
【0019】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、少なくとも駆動輪の周辺には放熱器を設け、こ の放熱器における放熱作用部は車輪及び路面Rに指向するので、車輪及び路面R の凍結を防ぐとともに、解氷、除雪等を効果的且つ容易に行い、事故や渋滞を未 然に防ぐことができる。
【0020】 また請求項2記載の考案によれば、前記放熱器は温風系と放射熱系とを具える ので、除雪及び解氷を効果的に行うことができる。
【0021】 更にまた請求項3記載の考案によれば、前記温風系は排気ガスGまたは熱風器 2を熱源とし、また前記放射熱系はヒータ板3を熱源とするので、排気ガスGに 含まれる熱を有効に利用し、またエンジンの回転から得られる電力を熱に変換し 、これらにより除雪及び解氷を効果的に行うことができる。
【0022】 更にまた請求項4記載の考案によれば、前記温風系の排気ガスGは加熱排気管 6より排出され、この加熱排気管6は排気ガスGの加熱手段を具えるとともに、 着脱可能であるので、除雪、解氷能力が上がるとともに、非降雪時には従来の排 気管を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の除雪装置を適用した車両を示す透視斜
視図である。
【図2】同上除雪装置を透視して示す車両の平面図であ
る。
【図3】前輪ハウジングを示す平面図である。
【図4】同上側面図である。
【図5】後輪ハウジングを示す平面図である。
【図6】同上側面図である。
【図7】車輪ハウジングと車輪との間が氷結した状態を
示す側面図である。
【符号の説明】
1 除雪装置 2 熱風器 3 ヒータ板 4 防風板 5 噴射管 6 加熱排気管 7 加熱コイル 20 車両 21 前輪 22 後輪 23 前輪ハウジング 24 後輪ハウジング 25 触媒コンバータ 26 消音器 R 路面 G 排気ガス

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも駆動輪の周辺には放熱器を設
    け、この放熱器における放熱作用部は車輪及び路面に指
    向することを特徴とする車両用除雪装置。
  2. 【請求項2】 前記放熱器は温風系と放射熱系とを具え
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用除雪装置。
  3. 【請求項3】 前記温風系は排気ガスまたは熱風器を熱
    源とし、また前記放射熱系はヒータ板を熱源とすること
    を特徴とする請求項1または2記載の車両用除雪装置。
  4. 【請求項4】 前記温風系の排気ガスは加熱排気管より
    排出され、この加熱排気管は排気ガスの加熱手段を具え
    るとともに、着脱可能であることを特徴とする請求項
    1、2または3記載の車両用除雪装置。
JP1995003389U 1995-03-22 1995-03-22 車両用除雪装置 Expired - Lifetime JP3016067U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101420786B1 (ko) * 2011-10-21 2014-07-21 석선열 승차 겸용 다목적 제설자동차

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KR101420786B1 (ko) * 2011-10-21 2014-07-21 석선열 승차 겸용 다목적 제설자동차

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