JP2008056069A - タイヤチェーンを使用しない、二段階の雪道用タイヤ滑り止め装置。 - Google Patents
タイヤチェーンを使用しない、二段階の雪道用タイヤ滑り止め装置。 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】これから雪が降るかどうか判らない時、スタッドレスタイヤの装着等は、面倒なので躊躇するものである。急に雪が積もった場合にチェーンを装着するのも慣れていないと一苦労である。この結果は夏タイヤと通称される普通のタイヤのままで、雪の積もった公道を走ることになり危険極まりない。チェーンを使わない何か簡便な方法でタイヤの滑りを止めることは、出来ないか。
【解決手段】以上の課題を解決するために、二段階で滑り止めを実施する、第一段階では、タイヤフェンダー内部に、スプレー装置を設置し、滑り止め液をタイヤトレッド面に均等に塗布する。第二段階では、タイヤトレッド部に加熱により飛び出すスパイク、ホットスパイクを装置する。この二段構えの2つの手段を併用することにより、チェーンに匹敵する雪道での走行性能を達成する。
【選択図】図1
【解決手段】以上の課題を解決するために、二段階で滑り止めを実施する、第一段階では、タイヤフェンダー内部に、スプレー装置を設置し、滑り止め液をタイヤトレッド面に均等に塗布する。第二段階では、タイヤトレッド部に加熱により飛び出すスパイク、ホットスパイクを装置する。この二段構えの2つの手段を併用することにより、チェーンに匹敵する雪道での走行性能を達成する。
【選択図】図1
Description
タイヤ滑り止め液。
タイヤ滑り止め液、形状記憶合金。
特許番号1540117
これから雪が降るかどうか判らない時、スタッドレスタイヤの装着等は、面倒なので躊躇するものである。急に雪が積もった場合にチェーンを装着するのも慣れていないと一苦労である。これらの結果は夏タイヤと通称される普通のタイヤのままで、雪の積もった公道を走ることになり危険極まりない。チェーンを使わない何か簡便な方法でタイヤの滑りを止めることは、出来ないか。
二段階で滑り止めを実施する、第一段階では、タイヤフェンダー内部に、スプレー装置を設置し、滑り止め液をタイヤトレッド面に均等に塗布する。第二段階では、タイヤトレッド部に加熱により飛び出すスパイク、ホットスパイクを装置する。この二段構えの2つの手段を併用することにより、チェーンに匹敵する雪道での走行性能を達成する。
スタッドレスタイヤの制動効果も高めることが出来る。夏タイヤと通称される普通のタイヤのままで、危険極まりない雪の積もった公道を、走ることが無くなる。
本発明では、二段階で、滑り止めを実施する。第一段階では、タイヤフェンダー内部に、スプレー装置を設置し、滑り止め液をタイヤトレッド面に均等に塗布する。他の交通の妨げにならない場所で自動車を微速前進させ、ウィンドーウオッシャー使用時のようにタイヤトレッド全周に滑り止め液を均等に塗布する。この塗布作業は緊急ブレーキが使用出来れば、自動で行なってもよい。滑り止め液には様々な種類があるが、1回の滑り止め液のスプレーで大体60km位の距離の滑り止め走行が可能である。スプレーの全体の機構は、ウィンドーウオッシャーと似たものであるが、ウィンドーと異なりタイヤフェンダー内のノズルには、泥や雪が付着し易いため、必要ならば簡単にノズルの目詰まりが解消出来る構造が必要である。その構造とは、最初の滑り止め液の捨て噴射、高圧のスプレー圧力、超音波による泥の剥離、ミニヒーターによるノズルの解凍、スクレーパーを使用して簡単にノズルに付着した泥が手で落とせるノズルの設置位置と構造などである。請求項1の第二段階では、厚みが20mm位あるタイヤトレッド部に、熱することで飛び出すスパイク、ホットスパイクを使用する。ABS装置のセンサー等からの空回り情報により、タイヤのグリップ力が減少したと判明した場合、運転席のスイッチを押すと、車体よりタイヤに電力が供給される。この電力は、タイヤトレッド部に埋め込まれた特許番号1540117に似たホットスパイクユニット内蔵のヒーターに供給され、低変態温度の形状記憶合金で作られたスプリングを伸長させる、スプリングの先には、直径10mm位のスパイクが装着されており、タイヤトレッド部表面より、10mm位飛び出し、雪面をグリップする。特許番号1540117と異なりスプリングに形状記憶合金を使用する。通常のスパイクは、スパイクの金属硬度により、雪面に食い込むが、ホットスパイクはスパイクに熱を持たせることにより、雪面への食い込みを容易とする特徴を持つ。ホットスパイクはタイヤ全体を暖めるわけではないので、低変態温度の形状記憶合金で作られたスプリングを伸長させるヒーターに必要な電力は膨大ではない。スパイクの使用が不要となったり、使用が禁止された通行区間では、運転席のスイッチを切ると形状記憶合金は路面に熱を奪われ縮み、スパイクはタイヤトレッド内に引っ込む。夏季に路面温度が上昇すると、スパイクが出てしまうので、ホットスパイクを装着するのは冬季の使用タイヤのみである。ホットスパイクユニットの熱がタイヤ内の空気を暖めてしまわないようにユニット下部には、断熱構造がある。図3ではスパイクに使用する形状のひとつとして、高い制動効果を持つマカロニ型を示す。スパイクの材質は、タイヤチェーン等に使用されている金属か環境問題の起きない材質を使用する。自動車車体から、タイヤへの電力供給は、非接触式の静電誘導方式も使用出来る。タイヤ走行時に遠心力で外れないように、スパイク、スパイクユニット共に、外れ防止の引っかかり(フランジ)が有る。走行によりスパイクが消耗または、故障した時はスパイクユニットを専用の交換工具を使用しフランジを自由にして交換する。何れの装置を使用した場合も四つの車輪、または左右二つの車輪での滑り止めの作動が極端に不均等になっていないように、ABS装置、GPS用の空回りセンサー等を活用して検知する。タイヤに内蔵するホットスパイクユニットに関連する部品はタイヤバランス等の高速回転時の重量バランスが狂わないように装着する。ホットスパイク付きのスタッドレスタイヤはRFIDのICを内蔵した一種の知能タイヤとして制御を行う。
「実施形態の効果」
雪が降っていても、ほとんど車外に出ることなく、タイヤの滑り止めが出来、スリップによる事故を未然に防ぐことが出来る。ホットスパイクタイヤは、従来のスパイクタイヤと異なり、粉塵問題を生じさせないで、スパイクタイヤの利点を得られる方式の一つである。ホットスパイクを使用することにより、タイヤトレッド部がホットスパイクユニットからの伝導熱で少しだけ暖かくなって、トレッド溝からの雪の分離が容易となり、スタッドレスタイヤで特に顕著であるが、雪道でのグリップ力が増加する。形状記憶合金で作られたスプリングは路面からの振動を軽減する。タイヤフェンダー内部に設置するノズル装置は構造が簡単で、スペースも取らないため、四つの車輪全てに装着出来る。降雪期以外には滑り止め液タンクは、燃費改善のため空にしておくが、水を入れておけば、高速走行後、熱を持ったトレッド表面を冷やすことにより、タイヤ寿命を伸ばすことが出来る。
雪が降っていても、ほとんど車外に出ることなく、タイヤの滑り止めが出来、スリップによる事故を未然に防ぐことが出来る。ホットスパイクタイヤは、従来のスパイクタイヤと異なり、粉塵問題を生じさせないで、スパイクタイヤの利点を得られる方式の一つである。ホットスパイクを使用することにより、タイヤトレッド部がホットスパイクユニットからの伝導熱で少しだけ暖かくなって、トレッド溝からの雪の分離が容易となり、スタッドレスタイヤで特に顕著であるが、雪道でのグリップ力が増加する。形状記憶合金で作られたスプリングは路面からの振動を軽減する。タイヤフェンダー内部に設置するノズル装置は構造が簡単で、スペースも取らないため、四つの車輪全てに装着出来る。降雪期以外には滑り止め液タンクは、燃費改善のため空にしておくが、水を入れておけば、高速走行後、熱を持ったトレッド表面を冷やすことにより、タイヤ寿命を伸ばすことが出来る。
「他の実施形態」
現在は粉塵問題により使用が禁止されているスパイクタイヤだが、関係法令が整理され、他の滑り止めタイヤ同様に降雪路面でのホットスパイクタイヤの使用が認められれば、雪道、特にアイスバーンでの走行時の安全性が増す。
現在は粉塵問題により使用が禁止されているスパイクタイヤだが、関係法令が整理され、他の滑り止めタイヤ同様に降雪路面でのホットスパイクタイヤの使用が認められれば、雪道、特にアイスバーンでの走行時の安全性が増す。
「図1」における符号
1 タイヤ(スタッドレスタイヤを推奨) 2 ヘッドライト
3 滑り止め液ノズル(フェンダー内部) 4 噴射中の滑り止め液
5 前部左側フェンダー 6 フロントウインドー
7 左側ドアミラー
「図2」における符号
1 埋め込み型給電ケーブル 2 ラジアルスチールベルト
3 スパイクユニット(スパイクは収納状態)4 トレッド面
5 給電端子 6 スタッドレスタイヤ
7 ホイール外周の給電アンテナ 8 RFIDIC
「図3」における符号
1 スパイクユニット 2 センサー付きRFIDIC
3 スプリング用ヒーター 4 スパイク引っかかり
5 スパイクユニットフランジ 6 タイヤトレッド面
7 マカロニ型ホットスパイク 8 形状記憶合金製スプリング
9 断熱材 10 給電端子
11 スタッドレスラジアルタイヤ内のスチールベルト
1 タイヤ(スタッドレスタイヤを推奨) 2 ヘッドライト
3 滑り止め液ノズル(フェンダー内部) 4 噴射中の滑り止め液
5 前部左側フェンダー 6 フロントウインドー
7 左側ドアミラー
「図2」における符号
1 埋め込み型給電ケーブル 2 ラジアルスチールベルト
3 スパイクユニット(スパイクは収納状態)4 トレッド面
5 給電端子 6 スタッドレスタイヤ
7 ホイール外周の給電アンテナ 8 RFIDIC
「図3」における符号
1 スパイクユニット 2 センサー付きRFIDIC
3 スプリング用ヒーター 4 スパイク引っかかり
5 スパイクユニットフランジ 6 タイヤトレッド面
7 マカロニ型ホットスパイク 8 形状記憶合金製スプリング
9 断熱材 10 給電端子
11 スタッドレスラジアルタイヤ内のスチールベルト
Claims (3)
- タイヤチェーンを使用しない、二段階の雪道用タイヤ滑り止め装置。
- 請求項1の第一段階で、タイヤフェンダー内部にスプレー装置を設置し、滑り止め液をタイヤトレッド面に均等に塗布する装置。
- 請求項1の第二段階で、タイヤトレッド部に加熱により飛び出すスパイク、ホットスパイクを使用する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006234791A JP2008056069A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | タイヤチェーンを使用しない、二段階の雪道用タイヤ滑り止め装置。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006234791A JP2008056069A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | タイヤチェーンを使用しない、二段階の雪道用タイヤ滑り止め装置。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008056069A true JP2008056069A (ja) | 2008-03-13 |
Family
ID=39239320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006234791A Pending JP2008056069A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | タイヤチェーンを使用しない、二段階の雪道用タイヤ滑り止め装置。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008056069A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2485786A (en) * | 2010-11-23 | 2012-05-30 | Torquil James Ross-Martin | Snow ploughing system |
-
2006
- 2006-08-31 JP JP2006234791A patent/JP2008056069A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2485786A (en) * | 2010-11-23 | 2012-05-30 | Torquil James Ross-Martin | Snow ploughing system |
GB2487454A (en) * | 2010-11-23 | 2012-07-25 | Torquil James Ross-Martin | Snow ploughing arrangement |
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