JP3015719B2 - 自転車の動力伝達装置 - Google Patents

自転車の動力伝達装置

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JP3015719B2
JP3015719B2 JP7256995A JP25699595A JP3015719B2 JP 3015719 B2 JP3015719 B2 JP 3015719B2 JP 7256995 A JP7256995 A JP 7256995A JP 25699595 A JP25699595 A JP 25699595A JP 3015719 B2 JP3015719 B2 JP 3015719B2
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勝敏 鹿島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車の動力伝達
装置に関し、更に詳しくは、ペダル軸と前歯車間等の部
位に巻バネが組み込まれ、該巻バネの作用によりペダル
アームの回転トルクが安定的にして、かつ円滑に得られ
るようにされた自転車の動力伝達装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自転車では、ペダルの踏み効率を
よくするために、前歯車にオーバルギャを使用し、ペダ
ルの踏み圧による回転入力は自転車を含めた自重のエナ
ーシによって安定化させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の方法
では、チェーンに撓みが生じ易くて摩耗度が大きく、し
たがって、力の均一性に欠けて、推進、加速の円滑性に
欠け、疲労の軽減性に欠けるものであった。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、従来の踏み効率改善策より積極的にペダルの踏み圧
入力を安定化してペダルによる回転効率の向上を計り、
以って、推進、加速の滑らかな疲労の少ない軽快な乗り
心地が得られる自転車を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
は、ペダルアーム12に固着された前歯車13の内側
に、前記ペダルアーム12と一体回転するペダル軸11
を中心とした円形の周壁部14が突設されるとともに、
該周壁部14内には、前記前歯車13の回転方向と逆方
向に巻装された巻バネ15が組み込まれて、該巻バネ1
5の一端部16は前記周壁部14の一部分に係合される
とともに、他端部17は前記ペダル軸11と偏心して一
体回転する巻バネ受板18の一部分に係合され、ペダル
位置が前上略45度の時点で、前記巻バネ15がその両
端部16、17の係合を介して前記周壁部14内で巻き
込まれ、ペダル位置が前下略135度の時点で、前記巻
バネ15がその両端部16、17のいずれか一方の係合
解除により巻き込みが解除されて、前記ペダルアーム1
2の回転中に前記巻バネ15の巻き込みと巻き込み解除
が繰り返され、前記ペダルアーム12の過大踏み圧によ
るトルクが前記巻バネ15に蓄積され、ペダル入力の不
足時には蓄積されたトルクが補足されて、ペダルによる
回転効率が向上せられる構成を特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は本発明に係る動力伝達装置
の一例での一部省略の部分断面図、図2は図1の2方向
から見た端面図で、これら図において、ペダル軸受10
により回転自在に軸支されたペダル軸11はペダルアー
ム12と固着されるとともに、ペダルアーム12には前
歯車13が固着され、これらペダル軸11、前歯車13
はペダルアーム12と一体的に実線矢印方向に回転する
ようになっている。前歯車13の内側には、ペダル軸1
1を中心とした円形の周壁部14が突設されるととも
に、該周壁部14内には、前歯車13の回転方向と逆方
向に巻装された巻バネ15が組み込まれて、その一端部
16周壁部14の一部分に係合されるとともに、他端
部17、ペダル軸11と偏心して一体的に回転する巻
バネ受板18の一部分に係合され、ペダル位置が前上略
45度の時点で、両端部16、17の係合を介して巻バ
ネ15が周壁部14内で巻き込まれ、また、ペダル位置
が前下略135度の時点で、両端部16、17いずれ
か一方の係合解除により巻き込みが解除されて巻バネ1
5は0(ゼロ)になるようになっている。
【0007】周知のように、自転車のペダル軸11の回
転入力は、ペダル位置が前上略45度付近から前下略1
35度位いの間に入力されて、ペダル軸11の1回転中
に2回大きくなったり、小さくなったりする波動入力で
あって、最大点では過大入力になるためのロスが大きい
ため、前記構成により、ペダル軸11の回転力は、ペダ
ル位置が前上略45度付近で巻き込まれる巻バネ15を
介して前歯車13に伝達されて、過大踏み圧によるロス
分は巻き込まれた巻バネ15に蓄積され、ペダル入力の
不足時にはこの蓄力が回転力に加算される。
【0008】図3は、巻バネ15がペダル軸11と前歯
車13の回転軸である前歯車軸19との間の空間部20
に組み込まれた実施形態を示したもので、巻バネ15の
一端部16は前歯車軸19の内壁面一部分に係合される
とともに、他端部17はペダル軸11の一部分に係合さ
れ、発進時のペダルアーム12の回転によりペダル軸1
1と前歯車13および前歯車軸19がフレーム21に対
して回転し、ペダル位置が前上略45度付近で巻バネ1
5は巻き込まれて100%になったペダル位置が前下略
135度付近で巻バネ端部との係合が外れて巻バネ15
は元に戻って0(ゼロ)となり、ペダルアーム12の回
転中、この巻バネ15の巻き込みと巻き込み解除が繰り
返され、過大踏み圧によるトルクは巻バネ15に蓄力さ
れ、ペダル入力の不足時にはこの蓄力が補足されて、ペ
ダルの回転効率が向上せられる。
【0009】図4に示されている実施形態は、巻バネ1
5を図3に示されているゼンマイ(板バネ)状バネに変
えてコイル状バネとした場合であって、他の構成並びに
作用効果については、図3に示されている場合と同様で
ある。したがって、その説明は省略する。
【0010】図5は、巻バネ15(コイル状バネのみが
示されている)が後歯車22の後歯車軸23と後輪ハブ
24の軸部25との間の空間部26に組み込まれた実施
形態を示したもので、巻バネ15の一端部16は後輪ハ
ブ軸部25の内壁面一部分に係合されるとともに、他端
部17は後輪車軸23の外周面一部分に係合され、発進
により巻バネ15が巻き込まれ、また巻き込み解除され
て、後歯車22に残っているトルクのむらは安定化され
て動輪に伝達されるようになっている。
【0011】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、発進により
巻き込まれる巻バネの作用によって、ペダルによる回転
効率は向上せられ、推進、加速の滑らかな、従来車に比
して乗りやすく、かつ疲労度の少ない自転車が提供し得
られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動力伝達装置の一例での一部省略
の部分断面図である。
【図2】図1の2方向から見た端面図である。
【図3および図4】本発明の他例を示す一部省略の部分
断面図である。
【図5】本発明の更なる他例を示す半断面図である。
【符号の説明】
10 ペダル軸受 11 ペダル軸 12 ペダルアーム 13 前歯車 14 周壁部 15 巻バネ 16 巻バネ一端部 17 巻バネ他端部 18 巻バネ受板 19 前歯車軸 20、26 空間部 21 フレーム 22 後歯車 23 後歯車軸 24 後輪ハブ 25 軸部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペダルアーム12に固着された前歯車1
    3の内側に、前記ペダルアーム12と一体回転するペダ
    ル軸11を中心とした円形の周壁部14が突設されると
    ともに、該周壁部14内には、前記前歯車13の回転方
    向と逆方向に巻装された巻バネ15が組み込まれて、該
    巻バネ15の一端部16は前記周壁部14の一部分に係
    合されるとともに、他端部17は前記ペダル軸11と偏
    心して一体回転する巻バネ受板18の一部分に係合さ
    れ、ペダル位置が前上略45度の時点で、前記巻バネ1
    5がその両端部16、17の係合を介して前記周壁部1
    4内で巻き込まれ、ペダル位置が前下略135度の時点
    で、前記巻バネ15がその両端部16、17のいずれか
    一方の係合解除により巻き込みが解除されて、前記ペダ
    ルアーム12の回転中に前記巻バネ15の巻き込みと巻
    き込み解除が繰り返され、前記ペダルアーム12の過大
    踏み圧によるトルクが前記巻バネ15に蓄積され、ペダ
    ル入力の不足時には蓄積されたトルクが補足されて、ペ
    ダルによる回転効率が向上せられる構成を特徴とする自
    転車の動力伝達装置。
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WO2009054161A1 (ja) 2007-10-22 2009-04-30 Yoichiro Hamamoto 人力車両用回転伝達機構及びそれを備えた人力車両並びに自転車
CN103072661B (zh) * 2013-02-04 2014-08-20 李金栋 一种蓄能装置及使用该装置的自行车
JP6370460B1 (ja) * 2017-10-30 2018-08-08 富雄 柿見 自転車用緩衝装置および自転車

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