JP2573315Y2 - 両軸受リール - Google Patents
両軸受リールInfo
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- JP2573315Y2 JP2573315Y2 JP1992059171U JP5917192U JP2573315Y2 JP 2573315 Y2 JP2573315 Y2 JP 2573315Y2 JP 1992059171 U JP1992059171 U JP 1992059171U JP 5917192 U JP5917192 U JP 5917192U JP 2573315 Y2 JP2573315 Y2 JP 2573315Y2
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- JP
- Japan
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- spool
- gear
- bearing
- shaft
- sound
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は左右サイドボデイの間に
スプールを配設し、そのスプールのスプール軸に音だし
用のギヤを取り付けてある両軸受リールに関する。上記
のように、サイドボデイの内側壁に軸受装着ボスを設
け、その軸受装着ボスに取り付けた軸受にスプール軸を
支持させる構成を採っているので、この内側壁部分にス
プール外径よりも大きな抜き穴を設け、かつ、サイドボ
デイの外側壁内面に軸受装着ボスを設けて、この軸受装
着ボスに取り付けた軸受にスプール軸の一側端を支持さ
せてある構成をとるものに比べて、スプール軸の支持支
点間距離を短くできるので、スプールを安定して支持で
きるだけに糸の巻き取り性能を良好にできる利点があ
る。
スプールを配設し、そのスプールのスプール軸に音だし
用のギヤを取り付けてある両軸受リールに関する。上記
のように、サイドボデイの内側壁に軸受装着ボスを設
け、その軸受装着ボスに取り付けた軸受にスプール軸を
支持させる構成を採っているので、この内側壁部分にス
プール外径よりも大きな抜き穴を設け、かつ、サイドボ
デイの外側壁内面に軸受装着ボスを設けて、この軸受装
着ボスに取り付けた軸受にスプール軸の一側端を支持さ
せてある構成をとるものに比べて、スプール軸の支持支
点間距離を短くできるので、スプールを安定して支持で
きるだけに糸の巻き取り性能を良好にできる利点があ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、クリック音発生用の音だしギヤを
設けるに、実質的には内側壁を備えていないサイドボデ
イの外側壁内面に軸受装着ボスを設けて、この軸受装着
ボスに取り付けた軸受にスプール軸の一側端を支持させ
るとともに、サイドボデイ内に位置する状態でスプール
軸の一側端に音だしギヤを装着していた(実願平4‐1
6618号)。
設けるに、実質的には内側壁を備えていないサイドボデ
イの外側壁内面に軸受装着ボスを設けて、この軸受装着
ボスに取り付けた軸受にスプール軸の一側端を支持させ
るとともに、サイドボデイ内に位置する状態でスプール
軸の一側端に音だしギヤを装着していた(実願平4‐1
6618号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような構成におい
ては、確かにスプールとサイドボデイとを分解する際
に、内側壁がない分音だしギヤをスプール軸より取り外
すことなく行えるだけに、作業性が良好であるが、しか
し、スプール軸の支点間距離がサイドボデイの外側壁に
亘る長さとなるので、支持スパンが長くなり、スプール
軸の振れによる糸巻き取り作動に円滑さを欠くことがあ
った。本第1考案の目的はスプール軸を強固に支持して
スプール自体の糸巻き取り作動の円滑さを維持する基本
的機能を確保しながら、スプールとサイドボデイとの分
解組付けを容易に行うことのできるものを提供する点に
ある。
ては、確かにスプールとサイドボデイとを分解する際
に、内側壁がない分音だしギヤをスプール軸より取り外
すことなく行えるだけに、作業性が良好であるが、しか
し、スプール軸の支点間距離がサイドボデイの外側壁に
亘る長さとなるので、支持スパンが長くなり、スプール
軸の振れによる糸巻き取り作動に円滑さを欠くことがあ
った。本第1考案の目的はスプール軸を強固に支持して
スプール自体の糸巻き取り作動の円滑さを維持する基本
的機能を確保しながら、スプールとサイドボデイとの分
解組付けを容易に行うことのできるものを提供する点に
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本第1考案による特徴構
成は左右サイドボデイの間にスプールを配設し、そのス
プールのスプール軸を、左右サイドボデイにおける相対
向する内側壁の軸受装着ボスに取り付けた軸受に支持さ
せて、前記スプールを回転自在に支持するとともに、前
記サイドボデイ内に延出されたスプール軸端部にクリッ
ク音発生用の音だしギヤを取り付け、前記ギヤの外径を
前記軸受装着ボスの内径より小径に形成してある点にあ
り、その作用効果は次の通りである。
成は左右サイドボデイの間にスプールを配設し、そのス
プールのスプール軸を、左右サイドボデイにおける相対
向する内側壁の軸受装着ボスに取り付けた軸受に支持さ
せて、前記スプールを回転自在に支持するとともに、前
記サイドボデイ内に延出されたスプール軸端部にクリッ
ク音発生用の音だしギヤを取り付け、前記ギヤの外径を
前記軸受装着ボスの内径より小径に形成してある点にあ
り、その作用効果は次の通りである。
【0005】
【作用】つまり、サイドボデイの内側壁に軸受を装着す
ることによって、左右軸受スパンを短く採ることがで
き、それだけ、スプール軸を安定して支持できる。しか
も、音だしギヤの外径が軸受装着ボスの内径より小径に
形成してあるので、音だしギヤを予めスプール軸に取り
付けた状態でスプールとサイドボデイとを組み付けるこ
とができるとともに、音だしギヤをスプール軸に取り付
けた状態でスプールとサイドボデイとを分解することが
できる。
ることによって、左右軸受スパンを短く採ることがで
き、それだけ、スプール軸を安定して支持できる。しか
も、音だしギヤの外径が軸受装着ボスの内径より小径に
形成してあるので、音だしギヤを予めスプール軸に取り
付けた状態でスプールとサイドボデイとを組み付けるこ
とができるとともに、音だしギヤをスプール軸に取り付
けた状態でスプールとサイドボデイとを分解することが
できる。
【0006】
【考案の効果】したがって、スプール軸の支持構造が強
固になる分、糸の巻き取りを円滑に行うことができると
ともに、音だしギヤをスプール軸に取り付けた状態で、
スプールの取り付け取り出しが可能であるから、作業上
の操作性が良好である。本第2考案の目的は、本第1考
案の目的に加えて、クリック音を必要十分なものにでき
るものを提供する点にある。
固になる分、糸の巻き取りを円滑に行うことができると
ともに、音だしギヤをスプール軸に取り付けた状態で、
スプールの取り付け取り出しが可能であるから、作業上
の操作性が良好である。本第2考案の目的は、本第1考
案の目的に加えて、クリック音を必要十分なものにでき
るものを提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第2考案による特徴構
成は左右サイドボデイの間にスプールとレベルワインド
用の螺旋軸を配設し、前記スプールのスプール軸を、左
右サイドボデイにおける相対向する内側壁の軸受装着ボ
スに取り付けた軸受に支持させて、前記スプールを回転
自在に支持するとともに、前記サイドボデイ内に延出さ
れたスプール軸端部にクリック音発生用の音だしギヤと
前記螺旋軸に動力供給する出力ギヤとを取り付け、前記
音だしギヤと出力ギヤとの外径を前記軸受装着ボスの内
径より小径に形成してある点にあり、その作用効果は次
の通りである。
成は左右サイドボデイの間にスプールとレベルワインド
用の螺旋軸を配設し、前記スプールのスプール軸を、左
右サイドボデイにおける相対向する内側壁の軸受装着ボ
スに取り付けた軸受に支持させて、前記スプールを回転
自在に支持するとともに、前記サイドボデイ内に延出さ
れたスプール軸端部にクリック音発生用の音だしギヤと
前記螺旋軸に動力供給する出力ギヤとを取り付け、前記
音だしギヤと出力ギヤとの外径を前記軸受装着ボスの内
径より小径に形成してある点にあり、その作用効果は次
の通りである。
【0008】
【作用】つまり、サイドボデイの内側壁に軸受を装着す
ることによって、左右軸受スパンを短く採ることがで
き、それだけ、スプール軸を安定して支持できる。しか
も、音だしギヤ及び出力ギヤの外径が軸受装着ボスの内
径より小径に形成してあるので、音だしギヤ及び出力ギ
ヤを予めスプール軸に取り付けた状態でスプールとサイ
ドボデイとを組み付けることができるとともに、音だし
ギヤ及び出力ギヤをスプール軸に取り付けた状態でスプ
ールとサイドボデイとを分解することができる。
ることによって、左右軸受スパンを短く採ることがで
き、それだけ、スプール軸を安定して支持できる。しか
も、音だしギヤ及び出力ギヤの外径が軸受装着ボスの内
径より小径に形成してあるので、音だしギヤ及び出力ギ
ヤを予めスプール軸に取り付けた状態でスプールとサイ
ドボデイとを組み付けることができるとともに、音だし
ギヤ及び出力ギヤをスプール軸に取り付けた状態でスプ
ールとサイドボデイとを分解することができる。
【0009】
【考案の効果】したがって、スプール軸の支持構造が強
固になる分、糸の巻き取りを円滑に行うことができると
ともに、音だしギヤをスプール軸に取り付けた状態で、
スプールの取り付け取り出しが可能であるから、作業上
の操作性が良好である。ここに、音だしギヤと出力ギヤ
とを兼用することも考えられるが、出力ギヤは動力伝達
を司る機能部品であるから、強度の高いものが必要で、
このように強度面を優先させると歯数や歯厚に制限があ
り振動数の高い軽快なクリック音は期待できない。反対
に、軽快なクリック音を発生する構成にギヤを形成すれ
ば、強度面で不十分なものになるといった面があるが、
本考案の場合は音だしギヤと出力ギヤとの機能分担を図
ることによって、夫々に応じた仕様で形成することがで
きる。
固になる分、糸の巻き取りを円滑に行うことができると
ともに、音だしギヤをスプール軸に取り付けた状態で、
スプールの取り付け取り出しが可能であるから、作業上
の操作性が良好である。ここに、音だしギヤと出力ギヤ
とを兼用することも考えられるが、出力ギヤは動力伝達
を司る機能部品であるから、強度の高いものが必要で、
このように強度面を優先させると歯数や歯厚に制限があ
り振動数の高い軽快なクリック音は期待できない。反対
に、軽快なクリック音を発生する構成にギヤを形成すれ
ば、強度面で不十分なものになるといった面があるが、
本考案の場合は音だしギヤと出力ギヤとの機能分担を図
ることによって、夫々に応じた仕様で形成することがで
きる。
【0010】
【実施例】図1に示すように、リール本体を構成する左
右のサイドボデイ1、1の間に釣り糸2を巻き取るスプ
ール3、スプール3の軸芯方向での釣り糸2の巻き取り
量の平均化を図るレベルワインド機構L夫々を配置する
と共に、右側のサイドボデイ1にドラグ操作具4、糸巻
き取り用のハンドル5、キャストコントローラ6、夫々
を備えて、両軸受リールを構成する。
右のサイドボデイ1、1の間に釣り糸2を巻き取るスプ
ール3、スプール3の軸芯方向での釣り糸2の巻き取り
量の平均化を図るレベルワインド機構L夫々を配置する
と共に、右側のサイドボデイ1にドラグ操作具4、糸巻
き取り用のハンドル5、キャストコントローラ6、夫々
を備えて、両軸受リールを構成する。
【0011】図1に示すように、右側のサイドボデイ1
には前記ハンドル5と連結するメイン軸11を遊転支承
してあり、このメイン軸11には前記ドラグ操作具4、
及び、前記ハンドル5を備えると共に、ドラグ操作具4
によってその制動力が調節されるドラグ機構12、及
び、ラチェットホイール13を備え、ボールベアリング
14の両側面にデイスタンスピース10と付勢バネ9を
配してある。ドラグ操作具4を回動操作した場合には、
ドラグ操作具4からの押圧力がボールベアリング14の
インナーレース及びデイスタンスピース10,付勢バネ
9を介してドラグ機構12に作用し 又、ラチェットホ
イール13はラチェット爪(図示せず)の咬合によって
ハンドル5の逆転を阻止するよう構成してある。
には前記ハンドル5と連結するメイン軸11を遊転支承
してあり、このメイン軸11には前記ドラグ操作具4、
及び、前記ハンドル5を備えると共に、ドラグ操作具4
によってその制動力が調節されるドラグ機構12、及
び、ラチェットホイール13を備え、ボールベアリング
14の両側面にデイスタンスピース10と付勢バネ9を
配してある。ドラグ操作具4を回動操作した場合には、
ドラグ操作具4からの押圧力がボールベアリング14の
インナーレース及びデイスタンスピース10,付勢バネ
9を介してドラグ機構12に作用し 又、ラチェットホ
イール13はラチェット爪(図示せず)の咬合によって
ハンドル5の逆転を阻止するよう構成してある。
【0012】図1及び図3に示すように、ドラグ操作具
4のハンドル5に対向する側面に凹入部を形成するとと
もに、この凹入部内に側面視で略U字状の音だしバネ7
を装入して、ハンドル5の受け座金として兼用してあ
る。凹入部の内面に係合溝4aを形成し、音だしバネ7
の上端を係合溝4aに係合させて弾くことによって、ド
ラグ操作具4によるクリック音を発生させるように構成
する。
4のハンドル5に対向する側面に凹入部を形成するとと
もに、この凹入部内に側面視で略U字状の音だしバネ7
を装入して、ハンドル5の受け座金として兼用してあ
る。凹入部の内面に係合溝4aを形成し、音だしバネ7
の上端を係合溝4aに係合させて弾くことによって、ド
ラグ操作具4によるクリック音を発生させるように構成
する。
【0013】又、右側のサイドボデイ1の内部には、ス
プール軸15の係合部15Aと係脱可能なクラッチスリ
ーブ16をスライド操作自在に外嵌してあり、前記ドラ
グ機構12の出力ギヤ12Aと、このクラッチスリーブ
16の入力ギヤ16Aとが咬合状態にあるので、クラッ
チスリーブ16を係合部15Aに係合させた状態でハン
ドル5を回動操作した場合には、スプール3を巻き取り
方向に回転させて釣り糸2の巻取を行えるように構成さ
れている。尚、この係合部15Aと、クラッチスリーブ
16とを併せてクラッチ機構Cと称し、このクラッチ機
構Cを切り操作した場合にはスプール3の自由回転が許
されるように構成されている(操作系は詳述せず)。
プール軸15の係合部15Aと係脱可能なクラッチスリ
ーブ16をスライド操作自在に外嵌してあり、前記ドラ
グ機構12の出力ギヤ12Aと、このクラッチスリーブ
16の入力ギヤ16Aとが咬合状態にあるので、クラッ
チスリーブ16を係合部15Aに係合させた状態でハン
ドル5を回動操作した場合には、スプール3を巻き取り
方向に回転させて釣り糸2の巻取を行えるように構成さ
れている。尚、この係合部15Aと、クラッチスリーブ
16とを併せてクラッチ機構Cと称し、このクラッチ機
構Cを切り操作した場合にはスプール3の自由回転が許
されるように構成されている(操作系は詳述せず)。
【0014】左サイドボデイ1内の構造について説明す
る。左右サイドボデイ1,1の相対向する内側壁1A,
1Aに軸受装着ボス1a,1aを形成するとともに、こ
の軸受装着ボス1a,1aに軸受17,17を装着し、
この軸受17,17にスプール軸15を支持させて、ス
プール3を回転自在に支持している。左軸受17に支持
されたスプール軸15の一端部を左サイドボデイ1内に
挿入し、その挿入延出端部にレベルワインド機構Lの出
力ギヤ18とクリック音発生用の音だしギヤ19とを並
設して取り付けてある。つまり、出力ギヤ18は、中間
ギヤ20を介して螺旋軸21への入力ギヤ22に出力
し、螺旋軸21を回転駆動する。一方、音だしギヤ20
は、図2(イ)(ロ)に示すように、左サイドボデイ1
の外側壁内面に軸支された係合爪23に係合作用して弾
き振動させて、係合爪23に更に係合しているリング状
の発音体24を振動発音させるように構成してある。リ
ング状の発音体24は、一端を左サイドボデイ1の外側
壁内面に固定し、他端側遊端に係合爪23の挿入を許す
切欠き部24aを形成してある。このリング状発音体2
4に作用する係合爪23は、操作摘み25の先端に固定
された状態で左サイドボデイ1の外側壁にスライド移動
調節可能に位置し、切欠き部24aに対して径方向より
出退移動自在である。したがって、図2(ロ)に示すよ
うに、係合爪23を切欠き部24aより離間させること
によって、発音状態を阻止できる。
る。左右サイドボデイ1,1の相対向する内側壁1A,
1Aに軸受装着ボス1a,1aを形成するとともに、こ
の軸受装着ボス1a,1aに軸受17,17を装着し、
この軸受17,17にスプール軸15を支持させて、ス
プール3を回転自在に支持している。左軸受17に支持
されたスプール軸15の一端部を左サイドボデイ1内に
挿入し、その挿入延出端部にレベルワインド機構Lの出
力ギヤ18とクリック音発生用の音だしギヤ19とを並
設して取り付けてある。つまり、出力ギヤ18は、中間
ギヤ20を介して螺旋軸21への入力ギヤ22に出力
し、螺旋軸21を回転駆動する。一方、音だしギヤ20
は、図2(イ)(ロ)に示すように、左サイドボデイ1
の外側壁内面に軸支された係合爪23に係合作用して弾
き振動させて、係合爪23に更に係合しているリング状
の発音体24を振動発音させるように構成してある。リ
ング状の発音体24は、一端を左サイドボデイ1の外側
壁内面に固定し、他端側遊端に係合爪23の挿入を許す
切欠き部24aを形成してある。このリング状発音体2
4に作用する係合爪23は、操作摘み25の先端に固定
された状態で左サイドボデイ1の外側壁にスライド移動
調節可能に位置し、切欠き部24aに対して径方向より
出退移動自在である。したがって、図2(ロ)に示すよ
うに、係合爪23を切欠き部24aより離間させること
によって、発音状態を阻止できる。
【0015】音だしギヤ19の外径D1及び出力ギヤ1
8の外径Dは、軸受装着ボス1aの内径dよりも小径に
形成してあり、スプール軸15に取り付けた状態でスプ
ール3の取り付け取り外しができる。
8の外径Dは、軸受装着ボス1aの内径dよりも小径に
形成してあり、スプール軸15に取り付けた状態でスプ
ール3の取り付け取り外しができる。
【0016】〔別実施例〕 図4に示すように、スプール軸15の軸端に装着す
るギヤとしては、音だしギヤ19だけを取り付けてもよ
い。 軸受17としては、転がり軸受だけでなく、滑り軸
受(ブッシュ)を適用してもよい。 クリック音を発生させる機構としては、音だしギヤ
19と直接係合する係合爪23をバネ材等で構成して、
係合爪23を振動させて発音させるようにしてもよい。 音だしギヤ19とレベルワインド機構Lへの出力ギ
ヤ18とを兼用構成してもよい。 音だしギヤ19及び出力ギヤ18の外径D1,Dは異
なるものであっても、両外径D1,D共に軸受装着ボス1
aの内径dよりも小径であればよい。
るギヤとしては、音だしギヤ19だけを取り付けてもよ
い。 軸受17としては、転がり軸受だけでなく、滑り軸
受(ブッシュ)を適用してもよい。 クリック音を発生させる機構としては、音だしギヤ
19と直接係合する係合爪23をバネ材等で構成して、
係合爪23を振動させて発音させるようにしてもよい。 音だしギヤ19とレベルワインド機構Lへの出力ギ
ヤ18とを兼用構成してもよい。 音だしギヤ19及び出力ギヤ18の外径D1,Dは異
なるものであっても、両外径D1,D共に軸受装着ボス1
aの内径dよりも小径であればよい。
【0017】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】全体横断平面図
【図2】(イ) 音出し用係合爪を音出しギヤに係合さ
せた状態を示す側面図 (ロ) 音出し用係合爪を音出しギヤより離間させた状
態を示す側面図
せた状態を示す側面図 (ロ) 音出し用係合爪を音出しギヤより離間させた状
態を示す側面図
【図3】音出しバネと係合溝とを示す側面図
【図4】スプール軸端に音出しギヤのみ装着した状態を
示す横断平面図
示す横断平面図
1 サイドボデイ 1A 内側壁 1a 軸受装着ボス 3 スプール 15 スプール軸 17 軸受 18 出力ギヤ 19 音だしギヤ 21 螺旋軸 D,D1 外径 d 内径 L レベルワインド機構
Claims (2)
- 【請求項1】 左右サイドボデイ(1,1)の間にスプ
ール(3)を配設し、そのスプール(3)のスプール軸
(15)を、左右サイドボデイ(1,1)における相対
向する内側壁(1A)の軸受装着ボス(1a)に取り付
けた軸受(17)に支持させて、前記スプール(3)を
回転自在に支持するとともに、前記サイドボデイ(1)
内に延出されたスプール軸端部にクリック音発生用の音
だしギヤ(19)を取り付け、前記ギヤ(19)の外径
(D1)を前記軸受装着ボス(1a)の内径(d)より小
径に形成してある両軸受リール。 - 【請求項2】 左右サイドボデイ(1,1)の間にスプ
ール(3)とレベルワインド機構(L)用の螺旋軸(2
1)を配設し、前記スプール(3)のスプール軸(1
5)を、左右サイドボデイ(1,1)における相対向す
る内側壁(1A)の軸受装着ボス(1a)に取り付けた
軸受(17)に支持させて、前記スプール(3)を回転
自在に支持するとともに、前記サイドボデイ(1)内に
延出されたスプール軸端部にクリック音発生用の音だし
ギヤ(19)と前記螺旋軸(15)に動力供給する出力
ギヤ(18)とを取り付け、前記音だしギヤ(19)の
外径(D1)及び出力ギヤ(18)との外径(D)を前記
軸受装着ボス(1a)の内径(d)より小径に形成して
ある両軸受リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059171U JP2573315Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 両軸受リール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059171U JP2573315Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 両軸受リール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617475U JPH0617475U (ja) | 1994-03-08 |
JP2573315Y2 true JP2573315Y2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=13105676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992059171U Expired - Fee Related JP2573315Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 両軸受リール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573315Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3593450B2 (ja) * | 1998-03-26 | 2004-11-24 | 株式会社シマノ | 釣り用リールの回転体を支持する支持機構 |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP1992059171U patent/JP2573315Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0617475U (ja) | 1994-03-08 |
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