JP3015692U - 発光擬似餌 - Google Patents

発光擬似餌

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JP3015692U
JP3015692U JP1995002853U JP285395U JP3015692U JP 3015692 U JP3015692 U JP 3015692U JP 1995002853 U JP1995002853 U JP 1995002853U JP 285395 U JP285395 U JP 285395U JP 3015692 U JP3015692 U JP 3015692U
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JP1995002853U
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Inventor
士郎 原田
正彦 藤田
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日本化学発光株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓄光現象を利用した発光する擬似餌を提供す
ることにある。 【構成】 ユーロピウムなどで賦活されたストロンチウ
ムアルミネートを蓄光剤とする蓄光染料を含有する合成
樹脂を擬似餌に用いることにより、擬似餌が発光する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、蓄光塗料を含有することにより得られる 蓄光性を持たせた合成樹脂からなる魚釣り用の擬似餌に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、物を発光させるために、さなざまな方法が試みられてきた。その一 つに、太陽や月等の自然光、紫外線ランプ、電灯等によって刺激され蓄えられた エネルギ−を、後に光に変えて放出し、その物を発光させる蓄光現象を利用する 方法がある。
【0003】 蓄光性を有する無機化合物として、硫化亜鉛や硫化カドミウム等の硫化物系、 ストロンチウムアルミネ−ト等の酸素酸塩系等があり、蓄光性による残光がなく なった後も放射線によって発光を続けさせるために、硫化物系や酸素酸塩系等に ラジオアイソト−プを固着した物がある。
【0004】 既知の酸素酸塩系の無機化合物には、たとえば、ユ−ロピウムで賦活された、 MAl24 で表わされ、Mはマグネシウム、カルシウム、ストロンチウムまた はバリウムからなるアルカリ土類アルミネ−ト、ネオジウム及びユーロピウムで 賦活されたストロンチウムアルミネート、ユーロピウムで賦活されたバリウム・ マグネシウム・アルミネ−トなどがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
蓄光特性が優れたアルカリ土類アルミネートがすでに存在するのにもかかわら ず、その擬似餌への実用化は、困難であった。発光する擬似餌を得るために、定 法に従ってユーロピウム等で賦活されたアルカリ土類アルミネートを、1200 ℃から1750℃の高温で数時間かけて燒結させ、燒結生成物を適当な粒度に粉 砕し合成樹脂に懸濁すると、アルカリ土類アルミネートの比重が大きいために、 樹脂中で均一に懸濁させることが困難であった。均一な懸濁物を得るため従来の 沈降防止剤を配合しても、アルカリ土類アルミネートの優れた蓄光特性が損なわ れた。
【0006】 また、無機顔料を塗料として用いる時に一般的に広く行なわれている手法、即 ち、燒結生成物を適当な粒度に粉砕し、バインダーに懸濁する方法を応用し樹脂 に配合すると、従来のバインダーでは、アルカリ土類アルミネートの優れた蓄光 特性が損なわれるばかりでなく、屋外の厳しい環境下で使用するには耐久性が弱 い等の問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
アルカリ土類アルミネートの沈降を防止するため、カチオン性のアミノアマイ ドリン酸塩、アニオン性若しくは中性のポリカルボン酸等を沈降防止剤として配 合することで、均一な懸濁物が得られ、かつ蓄光特性は保持された。 さらに接着性が強いアクリル系若しくはウレタン系若しくはエポキシ系のバイ ンダーを選択することにより合成樹脂の強度が増し、耐久性が改善された。
【0008】
【作用】
この新規なバインダー及び沈降防止剤を、ユーロピウムなどで賦活されたアル カリ土類アルミネートを主成分とする蓄光剤とを共に合成樹脂に配合すると、ユ ーロピウムなどで賦活されたアルカリ土類アルミネートの蓄光性能を損なうこと なく、即ち、刺激され蓄えられたエネルギーを、後に光に変えて放出するのを妨 げずさらに耐久性が強い合成樹脂が提供される。
【0009】 以下実施例及び図により、本考案を使用した擬似餌に関して説明する。但し、 本考案が利用できる擬似餌の形状は、実施例及び図に例示する擬似餌に限定され るものではない。
【0010】
【実施例】
(実施例1) この蓄光樹脂の好ましい配合例は、先ず、蓄光樹脂に含有される蓄光剤の配合 例を示すと、アクリル樹脂ワニスを30部から40部、沈降防止剤を3部から5 部、溶剤を5部から10部、蓄光顔料を50部から60部である。アクリル樹脂 ワニスは、例えば、大日本インキ化学工業社製のアクリル樹脂の50%トルエン 溶液である商品名「アクリデイックA−167」であり、沈降防止剤は、例えば 、ビックケミー社製の商品名「Anti−Terra−P」である。
【0011】 次いで、蓄光樹脂の配合例を示すと、例えば厚さ5mm樹脂を成形する場合上 記の蓄光剤は樹脂の3〜5%配合する。使用する樹脂は、例えばアクリル樹脂や スチロール樹脂などを使用することができる。明所での彩色を望めば、成形した 蓄光樹脂の上から、適当な色で彩色してもよい。このとき、彩色に用いた染料な どの色素により、蓄光性能は若干劣ることもある。 (実施例2) 図1は、請求項1に記載され実施例1で例示された蓄光樹脂を使用した、請求 項1の擬似餌で、通常ゴムスカートと呼ばれるものの模式図である。この場合合 成樹脂として、ゴム類を使用することもある。
【0012】 (実施例3) 図2は、請求項1に記載され、実施例1で例示された蓄光樹脂を使用した、請 求項1の擬似餌で、ミニベイトと呼ばれるものの模式図である。
【0013】 (実施例4) 図3は、請求項1に記載され、実施例1で例示された蓄光樹脂を使用した、請 求項1の擬似餌で、夜光玉若しくは発光玉と呼ばれるものの模式図である。糸を 通すための穴を具備している。
【0014】 (実施例5) 図4は、請求項1に記載され、実施例1で例示された蓄光樹脂を使用した、請 求項1の擬似餌で、タチベイトと呼ばれるものの模式図である。
【0015】 (実施例6) 図5は、請求項1に記載され、実施例1で例示された蓄光樹脂を使用した、請 求項1の擬似餌で、テインセルと呼ばれるものの模式図である。
【0016】 (実施例7) 図6は、請求項1に記載され、実施例1で例示された蓄光樹脂を使用した、請 求項1の擬似餌で、夜光シラスと呼ばれるものの模式図である。
【0017】 (実施例8) 図7は、請求項1に記載され、実施例1で例示された蓄光樹脂を使用した、請 求項1の擬似餌で、笹イカプラスッテと呼ばれるものの模式図である。本体に針 金が取り付けてあり、餌を巻いて使用することも出来る
【0018】 (実施例9) 図8は、請求項1に記載され、実施例1で例示された蓄光樹脂を使用した、請 求項1の擬似餌で、弓角と呼ばれるものの模式図である。
【0019】 (実施例10) 図9は、請求項1に記載され、実施例1で例示された蓄光樹脂を使用した、請 求項1の擬似餌で、バショウイカ針と呼ばれるものの模式図である。
【0020】 (実施例11) 図10は、請求項1に記載され、実施例1で例示された蓄光樹脂を使用した、 請求項1の擬似餌で、浮スッテと呼ばれるものの模式図である。
【0021】 (実施例12) 図11は、請求項1に記載され、実施例1で例示された蓄光樹脂を使用した、 請求項1の擬似餌で、鉛スッテと呼ばれるものの模式図である。首と呼ばれる針 に近いところに蓄光樹脂のチューブを取り付けている。
【0022】 (実施例13) 図12は、請求項1に記載され、実施例1で例示された蓄光樹脂を使用した、 請求項1の擬似餌で、スミイカテンヤと呼ばれるものの模式図である。
【0023】 (実施例14) 図13は、請求項1に記載され、実施例1で例示された蓄光樹脂を使用した、 請求項1の擬似餌で、タコ掛大村型と呼ばれるものの模式図である。
【0024】 (実施例15) 図14は、請求項1に記載され、実施例1で例示された蓄光樹脂を使用した、 請求項1の擬似餌で、カブラと呼ばれるものの模式図である。
【0025】 (実施例16) 図15は、請求項1に記載され、実施例1で例示された蓄光樹脂を使用した、 請求項1の擬似餌に使用する夜光テープの模式図である。擬似餌の発光させたい ところに貼って使用する。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、発光する擬似餌を、提供することができる。 この蓄光特性を持たせた擬似餌は、所望の発光を示し、その用途に応じて、集魚 効果を示したり、夜間使用時に視認性を高めたりする。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の擬似餌の一種でゴムスカート
の模式図である。
【図2】請求項1に記載の擬似餌の一種でミニベイトの
模式図である。
【図3】請求項1に記載の擬似餌の一種で夜光玉(発光
玉)の模式図である。
【図4】請求項1に記載の擬似餌の一種でタチベイトの
模式図である。
【図5】請求項1に記載の擬似餌の一種でテインセルの
模式図である。
【図6】請求項1に記載の擬似餌の一種で夜光シラスの
模式図である。
【図7】請求項1に記載の擬似餌の一種で笹イカスッテ
の模式図である。
【図8】請求項1に記載の擬似餌の一種で弓角の模式図
である。
【図9】請求項1に記載の擬似餌の一種でバショウイカ
針の模式図である。
【図10】請求項1に記載の擬似餌の一種で浮スッテの
模式図である。
【図11】請求項1に記載の擬似餌の一種で鉛スッテの
模式図である。
【図12】請求項1に記載の擬似餌の一種でスミイカテ
ンヤの模式図である。
【図13】請求項1に記載の擬似餌の一種でタコ掛大村
型の模式図である。
【図14】請求項1に記載の擬似餌の一種でカブラの模
式図である。
【図15】請求項1に記載の擬似餌の一種で夜光テープ
の模式図である。
【符号の説明】
1 蓄光樹脂 2 穴 3 針金

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MAl24 で表わされ、Mはマグネシ
    ウム、カルシウム、ストロンチウムまたはバリウムの中
    から単独若しくは複数の元素からなり、好ましくは、ス
    トロンチウムを用いた、ストロンチウムアルミネート
    (SrAl24 )若しくはバリウム及びマグネシウム
    を用いた、バリウム・マグネシウムアルミネート(Ba
    0.9 Mg2 Al1627)に、ランタン、セリウム、プラ
    セオジム、ネオジム、プロメチウム、サマリウム、ユウ
    ロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウ
    ム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウ
    ム、ルテチウムのランタノイド元素、マンガン、スズ、
    ビスマスから適当な1種類若しくは数種類を適宜選択
    し、好ましくはユウロピウム単独に、若しくはユウロピ
    ウム及びガドリニウムを共に賦活剤として用いたアルカ
    リ土類アルミネートを蓄光剤として使用し、アクリル系
    若しくはウレタン系若しくはエポキシ系のバインダー及
    び沈降防止剤及び合成樹脂からなることを特徴とする発
    光する擬似餌。
JP1995002853U 1995-03-10 1995-03-10 発光擬似餌 Expired - Lifetime JP3015692U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5131944B1 (ja) * 2012-04-19 2013-01-30 株式会社コアマン ソフトルアー及びソフトルアーキット

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