JP3015670U - リムレス眼鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズの安定支持を実現する接続構造を有す
る枠部品を得て、装用感に優れ、取り扱いやすいリムレ
ス眼鏡を提供する。 【構成】 レンズ側面に当接し、レンズを保持するレン
ズ当て等の枠部品に固定孔、レンズ側面に固定穴を設
け、レンズ当ての固定孔とレンズの固定穴に固定部材を
嵌入し、レンズ側面からネジ止めないしカシメ止め等で
固定する。必要に応じてレンズ側面の固定穴にクッショ
ン材を嵌入する。みぞほり枠であれば、リムバー等の両
端に固定孔を設けて改造する。ツーポイント枠に応用す
る場合、レンズ当てに固定穴を設け、ハーフワイヤー枠
に応用する場合、枠部品のレンズ当てに固定孔とワイヤ
ーを固定するワイヤー挿入孔を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、リムレス眼鏡枠のレンズ係止部品に関する。詳しくは、みぞほり枠 、ツーポイント眼鏡枠等のレンズと枠部品との接続構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の眼鏡の形態には、さまざまな種類があり、材質およびレンズの支持構造 によって分類することが出来る。フロントの主要部分を構成する材質によって、 プラスチック枠と金属枠、プラスチックと金属のコンビネーション枠の形態があ る。プラスチック枠、金属枠およびコンビネーション枠は、いずれもレンズをリ ムで支持固定する眼鏡枠である。他方、リムを用いずにレンズを固定する形態の 眼鏡枠には、ふちなし枠とみぞほり枠が挙げられる。

【０００３】 眼鏡には、常に装用感の向上と新しいデザインが求められており、枠部品の材 質とレンズの支持構造の両面から改良が加えられている。眼鏡の使用は、耳や鼻 に荷重がかかり、視野を遮られるなどの問題がある。装用に伴う負担を軽減し、 装用感を向上するには、眼鏡の装着状態と軽量化が重要となる。

【０００４】 装着状態は、テンプルと鼻当てに荷重が分散され、広く良好な視野が得られる よう、人の顔形状や視力矯正等の使用目的に適合した構造の眼鏡枠を得ることに より改善される。荷重を分散するだけでなく、軽質枠材を利用したり、枠材強度 を高めて部品の小型細線化を図り、あるいは、枠部品の構造を改良し、部品点数 を減少するなど、荷重そのものを減らしている。また使用者の顔形状や感覚によ り装用感には個人差があるため、調整が必要となる。多くの場合は、使用者に適 した眼鏡枠を選び、さらに部品を変形させる微調整を行う方法が採られる。

【０００５】 新しいデザインは、このように装用感を向上するために、眼鏡枠の構造が変化 した結果として出現する場合もあるが、装飾性の希求から案出されることも多い 。多種多様な眼鏡枠が存在するが、志向や流行に影響を受けながら、華美さのあ るものから、質実さを求めるものまで、絶えず新しいデザインが出現している。

【０００６】 このように眼鏡枠に装用感の向上と新しいデザインが求められる中、最近は目 新しいデザインで、目立たない眼鏡として、リムを用いずにレンズを係止するリ ムレス眼鏡枠の需要が増えている。リムやシャシーがなく、各部品が小型化でき るため、軽量で目立たない眼鏡が得られる枠種として期待されている。

【０００７】 リムレス枠は、シャシーを用いるものと用いないものに分けられる。シャシー を用いるものは、リムバーないしブローバーを、レンズに空けたネジ穴にネジ等 で固定し、レンズを支持する枠である。通常、ヨロイとブリッジを一体化したリ ムバー等は、ヨロイとブリッジにあたる箇所でレンズ表面に当接するレンズ止め を有し、ネジ穴の空いたレンズ止めとネジ穴を設けたレンズをネジで固定する。 あるいは、レンズ外周を挟み込むリムバーが貫通穴を有し、表裏から座金とネジ で固定するものもある。

【０００８】 シャシーを用いないものは、一般的にツーポイント枠と呼ばれ、ブリッジやヨ ロイ等をレンズに空けたネジ穴に直にネジ等で固定して、レンズを支持する枠で ある。ブリッジ、ヨロイは、レンズの表面に当接するネジ穴の空いたレンズ止め と、レンズの側面に当接するレンズ当てにより、レンズをネジで固定する。

【０００９】 ハーフワイヤー枠は、シャシーに代わり、レンズ上周の側面に沿わせたワイヤ ーの両端が、レンズに取り付けられたブリッジやヨロイにロー付けされ、ヨロイ とブリッジの固定強度を補強したものである。

【００１０】 ネジを用いずにレンズを保持する眼鏡枠として、みぞほり枠がある。みぞほり 枠は、レンズ下周に側面に彫った溝にバンド等を通じ、ブローバー等にレンズを 吊止して保持する枠である。バンド等は、ブローバーないしリムバーに、両端で 留めつけられる。その他、各種リムレス枠のレンズ係止構造を兼ね備えた複合枠 もある。

【００１１】

【考案が解決しようとする課題】

前述の通り、眼鏡枠は、軽量化等による装用感の向上を含めてデザインの多様 化が進められる中で、リムレス眼鏡枠は、リムを用いる他の種類の眼鏡枠と比べ て、もとより枠部品が軽小で部品点数が少なく、眼鏡の装用に伴う印象変化を抑 えることが出来るため、他種の眼鏡枠では困難とされるような装飾的効果や装用 感を期待されている。

【００１２】 しかし、軽小で数少ない枠部品でレンズを保持するため、枠部品にかかる強度 負担が大きく、枠部品が破損したり、レンズが安定せず、脱落する等の問題があ る。レンズが安定せず、脱落する恐れがある場合、レンズが破損して怪我を負う 危険が大きくなる。

【００１３】 例えば、みぞほり枠は一般的には、リムバー等に留め付けたナイロン製の細糸 を強く張ってレンズを係止するが、細糸が伸びてレンズが安定しない場合がある 。さらに、レンズの揺れや磨耗により、糸切れを生じ、レンズが脱落するおそれ がある。

【００１４】 ハーフワイヤー枠は、ワイヤーの両端をレンズに固定した枠部品にロー付けし ている。一般に金属部品はロー付け箇所に強度不安があり、ロー付け工程を極力 減らして、強度改善と作業の省力化を図ることが望まれる。また、ロー付け箇所 の美観を損ねず、レンズが適切に保持されるよう、ワイヤーを沿わせる玉型の周 長に合わせてワイヤーを切断しなければならないが、ワイヤー長の微少の誤差に より、ロー付け不良やレンズのガタ付きを起こす。

【００１５】 リムレス眼鏡枠の中でも数多いツーポイント枠は、レンズのネジ穴と枠部品の レンズ止めのネジ穴を合わせてネジを嵌挿してブリッジやヨロイを固定し、レン ズ当てでレンズ側面から固定状態を安定させている。このような接続構造は、他 のリムレス眼鏡枠にも部分的に見受けられるが、レンズ表面からレンズ止めをネ ジで固定する構造は、自重やテンプルの開閉等によりネジが緩み、レンズにガタ 付きを生じやすい。ネジとレンズ止めは視野を狭めたり、レンズを払拭する際に 邪魔な突起物となるなどの問題がある。

【００１６】 本考案は、リムレス眼鏡枠において、レンズの安定支持を実現する接続構造を 有する枠部品を得て、装用感に優れ、取り扱いやすい眼鏡を提供することを目的 とする。

【００１７】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために本考案のリムレス眼鏡枠は、レンズ側面に当接し 、レンズを保持するレンズ当て等の枠部品に固定孔を設ける。枠部品の固定孔と 相対する位置にあるレンズ側面に固定穴を設け、レンズ当て等を当接してレンズ 当ての固定孔とレンズの固定穴に固定部材を嵌入し、側面から固定する。さらに 、固定部材の緩みを防ぎ、レンズの固定穴を保護するため、必要に応じてレンズ 側面に設けた固定穴に嵌入され、レンズと固定部材との間隙に収まるクッション 材を用いて、枠部品を固定する。

【００１８】 固定部材にはネジを用い、レンズ側面の固定穴、枠部品のレンズ当てにネジ目 を加工してネジ止めにより固定するほか、固定状態が安定するようなカシメ止め 等が考えられる。また、クッション材は、レンズ当てとレンズ側面に介在させて もよい。クッション材の材質としては、レンズ側面の固定穴と固定部材との間隙 に丁度収まるよう、変形しやすく、固定部材の脱落を防止する摩擦が得られるも のがよい。

【００１９】 本考案のリムレス眼鏡枠を図面と共に説明する。図１は本考案のリムレス眼鏡 枠におけるレンズ係止構造の一例を説明する拡大斜視図である。図はヨロイ７の 取り付け位置周辺のレンズ係止構造を示している。本考案のリムレス眼鏡枠は、 レンズ１の側面に枠部品を接続する固定穴２を設けており、レンズ側面に当接す るレンズ当て３には固定孔４を有する。レンズ１の側面にレンズ当て３を当接し 、図のように固定穴２と固定孔４を合わせて固定部材５を嵌入すれば、レンズ１ がレンズ当て３に係止される。

【００２０】 図２は本考案のリムレス眼鏡枠におけるレンズ係止構造の他の一例を説明する 拡大斜視図である。前図と同様にヨロイ１７の取り付け位置周辺のレンズ係止構 造を示し、レンズ１１の側面に枠部品を接続する固定穴１２、レンズ側面に当接 するレンズ当て１３に固定孔１４を有する。レンズ１１の側面にレンズ当て１３ を当接し、固定穴１２と固定孔１４を合わせて固定部材１５を嵌入する際、外径 、内径がそれぞれ固定穴１２と固定部材１５の大きさにほぼ等しい筒状のクッシ ョン材１６を用いる。図のように、クッション材１６を挿入した上で、固定穴１ ２と固定孔１４を合わせて固定部材１５を嵌入することにより、固定部材の緩み を防ぎ、レンズの固定穴を保護する。

【００２１】 レンズの固定穴と固定部材との間にクッション材を利用しているが、レンズ当 ての固定孔と固定部材と間や、レンズとレンズ当ての間にクッション材を用いて も良い。レンズ当てには、その他、リムバー、ブローバー等、部分的にレンズ側 面を囲むシャシーも含まれる。図中では、固定部材をネジで示しているが、ネジ 目を切った固定孔等にネジ止めするだけでなく、カシメ止めや、脱落しない固定 ピン等の利用も考えられる。ブリッジについても、ヨロイ取り付け位置周辺と同 様であるが、ヨロイ部品ないしブリッジ部品の一方のみの利用も可能である。

【００２２】 本考案のリムレス眼鏡枠をみぞほり枠に応用する場合、リムバー等の両端に固 定孔を設け、レンズの側面に固定穴を加工し、リムバー等の固定孔とレンズの固 定穴を当接して固定部材を嵌入する。リムバー等はレンズの側面から嵌入した固 定部材によりレンズに固定され、細糸やバンドを用いなくても済むため、みぞほ り枠からシャシーに直接レンズを固定するハーフリム枠への改造が可能となる。 本考案のリムレス眼鏡枠は、既存のみぞほり枠眼鏡や枠部品を用い、リムバー等 の糸止めを利用して固定穴を加工することも出来る。

【００２３】 本考案のリムレス眼鏡枠をツーポイント枠に応用する場合、ヨロイ、ブリッジ はレンズ側面に当接するレンズ当てを有し、レンズ当てには固定穴を設ける。レ ンズの側面に固定穴を加工しておき、レンズ当ての固定孔とレンズの固定穴を当 接して固定部材を嵌入する。ヨロイ等の枠部品は、レンズの側面から観入した固 定部材によりレンズに固定され、レンズ表面に当接するレンズ止めが要らない。

【００２４】 本考案のリムレス眼鏡枠をハーフワイヤー枠に応用する場合、枠部品のレンズ 当てに固定孔とワイヤー挿入孔を設け、レンズの側面には固定穴を加工する。レ ンズ上周の側面に沿わせたワイヤーをワイヤー挿入孔に通し、レンズ当ての固定 孔とレンズの固定穴を当接して固定部材を嵌入すると、レンズと枠部品、枠部品 とワイヤーが接続される。ワイヤーはロー付けをしなくても、レンズの側面から 観入した固定部材により枠部品に固定される。本考案のリムレス眼鏡枠は既存の ハーフワイヤー枠部品に適用してもよい。

【００２５】 本考案のリムレス眼鏡の枠構成部品は、ツーポイント枠の他、レンズに直接レ ンズ止めを固定する枠構成部品に適用できる。

【００２６】

【実施例】

本考案のリムレス眼鏡枠について図面ととともに詳細を説明する。図３は本考 案のシャシーを用いるリムレス眼鏡枠の実施例を示す説明図である。図４は本考 案のシャシーを用いるリムレス眼鏡枠の実施例におけるレンズ係止構造を示す拡 大斜視図である。図３中、ヨロイ１９の周囲を丸で囲んだ箇所を図４に示してあ る。本実施例のリムレス眼鏡は、シャシーとしてリムバー１８を用い、レンズ１ ０を係止する。そのレンズ係止構造は図４にあるように、レンズ１０に固定穴、 リムバー１８の端に固定孔があり、ネジ２１をレンズ側面に嵌入して固定してい る。ブリッジについてもヨロイ１９と同様である。

【００２７】 図３及び図４のリムレス眼鏡枠は、シャシーに直接レンズを固定するリムレス 眼鏡枠だけでなく、みぞほり枠を改造しても得られる。その場合、レンズを吊止 する細糸を留め付けるシャシーの両端に、レンズ側面を貫く方向に固定孔を設け 、固定孔と当接するレンズ側面に固定穴を設ける。ネジ等の固定部材を固定孔お よび固定穴に嵌入すれば、シャシーとレンズが接続され、細糸を用いなくてもよ い。

【００２８】 図５は本考案のツーポイント枠の実施例を示す説明図である。図６は本考案の ツーポイント枠の実施例におけるレンズ係止構造を示す拡大斜視図である。図５ 中、ヨロイ２９の周囲を丸で囲んだ箇所を図６に示してある。本実施例のリムレ ス眼鏡はいわゆるツーポイント枠で、二つの固定孔が空いたレンズ当てを有する ブリッジ２５、ヨロイ２９が直接レンズ２０を係止する。そのレンズ係止構造は 、図６にあるように、レンズ２０に二つの固定穴、レンズ当て２８にはヨロイ２ ９の接続端を挟んで二つの固定孔があり、ネジ２３、ネジ２４をレンズ側面に嵌 入して固定している。ブリッジ２５については説明を省略するがヨロイ２９と同 様である。

【００２９】 図７は本考案のハーフワイヤー枠の実施例を示す説明図である。図８は本考案 のハーフワイヤー枠の実施例におけるレンズ係止構造を示す拡大斜視図である。 図７中、ヨロイ３９の周囲を丸で囲んだ箇所を図８に示してある。本実施例のリ ムレス眼鏡はハーフワイヤー枠で、レンズ当てを有するブリッジ３７、ヨロイ３ ９が直接レンズ３０を係止するとともに、ブリッジ３７とヨロイ３９をつなぐワ イヤー２６が、レンズ３０の上側面に沿い、枠固定を補強している。そのレンズ 係止構造は、レンズ３０に固定穴、レンズ当て３８にはヨロイ３９の接続端の上 にワイヤー挿入孔３２、下に固定孔があり、ネジ３１をレンズ側面に嵌入し、固 定している。ネジ３１を締めると、レンズ当て３８とレンズ３０の側面が接続す るだけでなく、ワイヤー挿入孔に通じたワイヤー２６を固定する。ブリッジ３７ については説明を省略するがヨロイ３９と同様である。

【００３０】 本実施例のリムレス眼鏡は、実施例に用いた固定部材や枠デザインに限定され ず、リムを用いずレンズを係止する眼鏡枠一般に適用が可能である。

【００３１】

【考案の効果】

上記のように本考案のリムレス眼鏡枠のレンズ係止構造は、レンズ側面に当接 する枠部品に固定孔、枠部品の固定孔と相対する位置にあるレンズ側面に固定穴 をそれぞれ設け、枠部品の固定孔とレンズの固定穴に固定部材を嵌入し、側面か ら固定するものである。本考案のリムレス眼鏡枠は、枠部品とレンズをレンズ側 面から固定して、レンズ係止構造を安定するため、レンズのガタつきや脱落を生 じにくくなり、安全な眼鏡を提供できる。

【００３２】 本考案のリムレス眼鏡枠をツーポイント枠に利用すると、レンズ止めが不要と なることから有効な視野が広がり、レンズ表面の突起物がないため、洗浄、払拭 等の手入れが容易になる。レンズ側面方向から固定するため、自重やテンプルの 開閉等によるネジの緩みは起こらない。

【００３３】 本考案のリムレス眼鏡枠をみぞほり枠に利用すると、レンズを吊止する細糸が なくてもレンズを保持することが可能となる。レンズを吊止する細糸が不要とな るため、細糸が伸びてレンズが不安定になり、あるいは細糸が切れてレンズが脱 落するなどの問題が解消する。必要に応じて、既存のみぞほり枠を本考案のリム レス眼鏡枠のレンズ係止構造に改造するなどの強度改良を行うことができる。

【００３４】 本考案のリムレス眼鏡枠をハーフワイヤー枠に利用すると、ワイヤーは、レン ズの側面から嵌入した固定部材により枠部品に固定されるため、ロー付けが不要 となる。ロー付け箇所が不要となることから、強度が向上し、作業の省力化が期 待できる。ワイヤーは適宜長さを調整して固定することができるため、ワイヤー 長の誤差による接続不良やレンズのガタつきが解消する。

【００３５】 レンズ止めや細糸等が不要となり、部品形状が簡略化するために、一体成形が 可能な部品が増えることから、作製工程が減り、コストの低減も期待できる。ま た、一部枠部品が不要となったことから、デザインの自由度が広がることも考え られる。

【００３６】 本考案のリムレス枠は、新規な形態の枠部品を提供し、構造上問題となってい たレンズの保持を安定させる。そのため、部品点数が少なく軽量、装用に伴う印 象変化を抑えるなど、他の枠種では困難な装飾的効果や装用感が得られるリムレ ス眼鏡枠の利用を図ることが出来る等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のリムレス眼鏡枠におけるレンズ係止構
造の一例を説明する拡大斜視図である。

【図２】本考案のリムレス眼鏡枠におけるレンズ係止構
造の他の一例を説明する拡大斜視図である。

【図３】本考案のシャシーを用いるリムレス眼鏡枠の実
施例を示す説明図である。

【図４】本考案のシャシーを用いるリムレス眼鏡枠の実
施例におけるレンズ係止構造を示す拡大斜視図である。

【図５】本考案のツーポイント枠の実施例を示す説明図
である。

【図６】本考案のツーポイント枠の実施例におけるレン
ズ係止構造を示す拡大斜視図である。

【図７】本考案のハーフワイヤー枠の実施例を示す説明
図である。

【図８】本考案のハーフワイヤー枠の実施例におけるレ
ンズ係止構造を示す拡大斜視図である。

【符号の説明】

１ レンズ ２ 固定穴 ３ レンズ当て ４ 固定孔 ５ 固定部材 ７ ヨロイ １０ レンズ １１ レンズ １２ 固定穴 １３ レンズ当て １４ 固定孔 １５ 固定部材 １６ クッション材 １７ ヨロイ １８ リムバー １９ ヨロイ ２０ レンズ ２１ ネジ ２３ ネジ ２４ ネジ ２５ ブリッジ ２６ ワイヤー ２８ レンズ当て ２９ ヨロイ ３０ レンズ ３１ ネジ ３２ ワイヤー挿入孔 ３７ ブリッジ ３８ レンズ当て ３９ ヨロイ

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 枠部品を直接、レンズに固定するリムレ
   ス眼鏡において、レンズ側面に当接し、ヨロイまたはブ
   リッジが接続する箇所に、レンズ側面を貫く方向に固定
   孔を有する枠部品、レンズ側面の当該固定孔に相対する
   箇所に固定穴を設けたレンズ、前記枠部品とレンズ側面
   の前記固定孔と固定穴に嵌入する固定部材の組み合わせ
   からなることを特徴とする眼鏡。
2. 【請求項２】 枠部品を直接、レンズに固定するリムレ
   ス眼鏡において、レンズ側面に当接し、ヨロイまたはブ
   リッジが接続する箇所に、レンズ側面を貫く方向に固定
   孔を有する枠部品、レンズ側面の当該固定孔に相対する
   箇所に固定穴を設けたレンズ、前記枠部品とレンズ側面
   の前記固定孔と固定穴に嵌入する固定部材、前記レンズ
   の固定孔に挿入され、当該固定孔と固定部材の間隙に収
   まるクッション材の組み合わせからなることを特徴とす
   る眼鏡。
3. 【請求項３】 リムバー等のシャシーを直接ないし吊止
   してレンズに固定するリムレス眼鏡枠において、レンズ
   側面に当接し、ヨロイまたはブリッジが接続する箇所
   に、レンズ側面を貫く方向に固定孔を有するシャシー、
   レンズ側面の当該固定孔に相対する箇所に固定穴を設け
   たレンズ、前記シャシーとレンズ側面の前記固定孔と前
   記固定穴に嵌入する固定部材の組み合わせからなること
   を特徴とする眼鏡。
4. 【請求項４】 リムバー等のシャシーを直接ないし吊止
   してレンズに固定するリムレス眼鏡枠において、レンズ
   側面に当接し、ヨロイまたはブリッジが接続する箇所
   に、レンズ側面を貫く方向に固定孔を有するシャシー、
   レンズ側面の当該固定孔に相対する箇所に固定穴を設け
   たレンズ、前記シャシーとレンズ側面の前記固定孔と前
   記固定穴に嵌入する固定部材、前記レンズの固定孔に挿
   入され、当該固定孔と固定部材の間隙に収まるクッショ
   ン材の組み合わせからなることを特徴とする眼鏡。
5. 【請求項５】 ヨロイ、ブリッジを直接レンズに固定す
   るリムレス眼鏡枠において、レンズ側面に接し、レンズ
   側面を貫く方向に固定孔を有するレンズ当てを有するヨ
   ロイまたはブリッジ、レンズ側面の当該固定孔に相対す
   る箇所に固定穴を設けたレンズ、前記レンズ当てとレン
   ズ側面の前記固定孔と前記固定穴に嵌入する固定部材の
   組み合わせからなることを特徴とする眼鏡。
6. 【請求項６】 ヨロイ、ブリッジを直接レンズに固定す
   るリムレス眼鏡枠において、レンズ側面に接し、レンズ
   側面を貫く方向に固定孔を有するレンズ当てを有するヨ
   ロイまたはブリッジ、レンズ側面の当該固定孔に相対す
   る箇所に固定穴を設けたレンズ、前記レンズ当てとレン
   ズ側面の前記固定孔と前記固定穴に嵌入する固定部材、
   前記レンズの固定孔に挿入され、当該固定孔と固定部材
   の間隙に収まるクッション材の組み合わせからなること
   を特徴とする眼鏡。
7. 【請求項７】 レンズに固定するヨロイ、ブリッジをレ
   ンズ側面に沿って連係するワイヤーによりレンズの係止
   補強をするリムレス眼鏡枠において、レンズ側面に接
   し、レンズ側面を貫く方向にワイヤー挿入孔および固定
   孔を有するレンズ当てを備えるヨロイまたはブリッジ、
   レンズ側面の当該固定孔に相対する箇所に固定穴を設け
   たレンズ、前記レンズ当てとレンズ側面の前記固定孔と
   前記固定穴に嵌入する固定部材、一端をヨロイの前記ワ
   イヤー挿入孔、他端をブリッジの前記ワイヤー挿入孔を
   通じ、前記固定部材の取り付けにより固定されるワイヤ
   ーの組み合わせからなることを特徴とする眼鏡。
8. 【請求項８】 レンズに固定するヨロイ、ブリッジをレ
   ンズ側面に沿って連係するワイヤーによりレンズの係止
   補強をするリムレス眼鏡枠において、レンズ側面に接
   し、レンズ側面を貫く方向にワイヤー挿入孔および固定
   孔を有するレンズ当てを有するヨロイまたはブリッジ、
   レンズ側面の当該固定孔に相対する箇所に固定穴を設け
   たレンズ、前記レンズ当てとレンズ側面の前記固定孔と
   前記固定穴に嵌入する固定部材、一端をヨロイの前記ワ
   イヤー挿入孔、他端をブリッジの前記ワイヤー挿入孔を
   通じ、前記固定部材の取り付けにより固定されるワイヤ
   ー、レンズ側面の前記固定孔に挿入され、当該固定孔と
   固定部材の間隙に収まるクッション材の組み合わせから
   なることを特徴とする眼鏡。