JP3015629B2 - 紙葉類の集積・取出し装置 - Google Patents

紙葉類の集積・取出し装置

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JP3015629B2
JP3015629B2 JP5165726A JP16572693A JP3015629B2 JP 3015629 B2 JP3015629 B2 JP 3015629B2 JP 5165726 A JP5165726 A JP 5165726A JP 16572693 A JP16572693 A JP 16572693A JP 3015629 B2 JP3015629 B2 JP 3015629B2
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寛 小林
宏徳 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば郵便物の自動選
別取揃え押印機におけるバッファ部として適用し得る紙
葉類の集積・取出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、郵便物の自動処理化が進み、郵便
物の自動選別取揃え押印機が実用に供されている。
【0003】この自動選別取揃え押印機は、集められた
多様な厚さ、幅を有する大量の郵便物を受入れ、所定の
厚さよりも厚い厚物郵便物や所定の幅よりも広い広幅郵
便物等の自動処理不可能な定形外郵便物を排除し、自動
処理可能な定形郵便物に含まれる検知対象物、例えば切
手若しくはコントラストバ―を検知すると共に方向を取
揃える。この後、郵便物にスタンプ押印がなされ、例え
ば速達や普通郵便等に分類、集積するものである。
【0004】通常、この郵便物の自動選別取揃え押印機
においては、定形外郵便物を排除する選別部を経て流れ
て来る量が一定しない定形郵便物を一時集積し、次に所
定のピッチで1枚づつ確実に分離して取出し、後段の取
揃え押印部に送る役目を持つバッファ部を備えた構成と
なっている。
【0005】また、前記バッファ部を構成する集積・取
出し装置としては、通常、搬入手段を介して郵便物を立
位状態かつ一辺部を先端側として搬入し、この搬入され
た郵便物を搬送手段を介して面方向に搬送して集積室に
集積すると共に、この集積室内に集積された最端部の郵
便物を取出し手段により辺方向に順次取出すような構成
となっている。
【0006】また、この種の集積・取出し装置におい
て、後端取出し方式とした場合には、取出される郵便物
の取出す方向と逆側の端面を揃える必要がある。
【0007】従来、郵便物の取出す方向と逆側の端面を
揃えるために、集積室の床面かつ取出し手段側に位置し
てビータローラと呼ばれる表面に凹凸を設けたり、非円
筒状にしたローラを、取出し手段の近傍位置に配置して
いる。
【0008】しかしながら、バッファ容量を増大させた
り郵便物の取出しスピ―ドを上げると、整位しきれない
ことがあり、2枚取出しが生じることがあった。
【0009】また、この種の集積・取出し装置におい
て、搬入手段により搬入された紙葉類を面方向に搬送す
る搬送手段を搭載したバッファヘッドを、郵便物の集積
容量に応じて郵便物の積層方向に移動可能とした可変容
量型とした場合、後続する郵便物の進入路を確保する郵
便物を横に逃がす寄せスクリュー(スペシャルスクリュ
ー)を配置していた。
【0010】しかし、従来は、この寄せスクリューの駆
動が固定部分から取られており、しかも、寄せスクリュ
ーの歯の方向と郵便物の積層方向と直交する方向とが大
きくずれており、郵便物の寄せの効果が十分発揮でき
ず、ジャム等が発生原因となり、また、更に機構が複雑
で故障に対する信頼性低下等の問題があった。
【0011】また、この種の集積・取出し装置におい
て、搬入された郵便物が、搬送手段を搭載したバッファ
ヘッドで受止め切れず、郵便物が倒れることがあり、こ
の散乱した郵便物によって、後続郵便物の進入の邪魔を
したり、取出される郵便物の邪魔をしたりしてジャム
(JAM)の原因となっていた。
【0012】従来は、フロア上に散乱している郵便物
を、オペレータが装置外に適宜取出し回収しているが、
その回収作業が極めて面倒であるとともに、通常、装置
はカバーで覆われており、このカバーを開けると安全装
置が働いて装置が停止するようになっているため、装置
の稼働効率の低下の原因となるといった重大な問題があ
った。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、バッフ
ァヘッドで受け止め損ねて集積室の床面上に散乱してい
る紙葉類を回収する機能を装置が有しておらず、その回
収作業に対するオペレータの負担が大きいばかりでな
く、装置の稼働効率の低下の原因となっていた。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、その目的は、集積室のフロアに散乱している紙葉類
の回収作業に対するオペレータの負担が大幅に軽減でき
るようにした紙葉類の集積・取出し装置を提供すること
にある。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る紙葉類の集積・取出し装置は、紙葉
類を立位状態かつ一辺部を先端側として搬入する搬入手
段と、この搬入手段の搬入方向に設けられ搬入された紙
葉類を面方向に搬送する搬送手段と、この搬送手段によ
り搬送された紙葉類を立位状態かつ面方向に集積する集
積手段と、前記集積手段の紙葉類集積方向に設けられ集
積手段に集積された最端部の紙葉類を取出す取出し手段
と、前記集積手段の近傍かつ取出し手段による紙葉類の
取出し方向側に設けられ集積手段内に倒れた紙葉類を回
収するための凹所からなる紙葉類回収ボックスと、を具
備してなる構成としたものである。
【0024】また、この発明に係る紙葉類の集積・取出
し装置は、紙葉類を立位状態かつ一辺部を先端側として
搬入する搬入手段と、この搬入手段の搬入方向に設けら
れ搬入された紙葉類を面方向に搬送する搬送手段と、こ
の搬送手段により搬送された紙葉類を立位状態かつ面方
向に集積する集積手段と、前記集積手段の紙葉類集積方
向に設けられ集積手段に集積された最端部の紙葉類を取
出す取出し手段と、前記集積手段の近傍かつ取出し手段
による紙葉類の取出し方向側に設けられると共に作業領
域からオペレータが中を覗けて、手が底まで届くように
作業領域側の一面を斜めに形成した凹所からなり集積手
段内に倒れた紙葉類を回収するための紙葉類回収ボック
スと、を具備してなる構成としたものである。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【作用】この発明の紙葉類の集積・取出し装置によれ
ば、集積手段の近傍かつ取出し手段による紙葉類の取出
し方向側に、集積手段内に倒れた紙葉類を回収するため
の凹所からなる紙葉類回収ボックスを設けたから、集積
あるいは取出し損ねて集積手段のフロアに散乱している
紙葉類は、取出し手段側に移送される集積紙葉類により
押し退けられたり、新たに倒れ込んだ紙葉類により押さ
れたり、あるいは、取出し手段を介して取出される紙葉
類に接触したり、搬入手段や取出し手段を構成する搬送
ベルト等に接触して弾かれたりして紙葉類回収ボックス
側に移動し、回収ボックスに落込み回収される。
【0029】これにより、集積手段のフロアに散乱して
いる紙葉類は、集積・取出しに悪影響を及ぼすような量
にはならず、紙葉類がジャムしたり、飛び出して搬送用
光学センサを遮ぎってジャムしたり、装置の機構等にも
悪影響をよぼすことがなくなった。これにより、装置の
稼働中においては、オペレータは集積室のフロアに散乱
している紙葉類を回収しないで済み、回収作業に対する
オペレータの負担が大幅に軽減できるとともに、回収の
ために装置を止める必要がなく、装置の稼働効率の向上
が可能となる。
【0030】また、この発明の紙葉類の集積・取出し装
置によれば、上述した作用に加えて、紙葉類回収ボック
スが人間工学的に作業領域からオペレータが中を覗け
て、手が底まで届くように作業領域側の一面を斜めに形
成した凹所からなるため、紙葉類回収ボックス内に回収
された紙葉類の取出し操作性が向上し、オペレータの負
担を、より軽減することが可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
詳細に説明する。
【0032】まず、図1を参照して本発明の紙葉類の集
積・取出し装置をバッファ部に適用した郵便物の自動選
別取揃え押印機の構成について説明する。
【0033】自動選別取揃え押印機1は、多様な厚さ、
幅を有する大量の紙葉類としての郵便物3を受入れ、次
段へ供給するホッパー部5を有している。
【0034】ホッパー部5には、供給コンベア7が備わ
っており、郵便物3を次段の選別手段9に供給するよう
になっている。
【0035】選別手段9は、自動処理に適さない定形外
の郵便物を排除するもので、前段に設けられた厚さ選別
部11と、後段に設けられた幅選別部13とから成って
いる。
【0036】厚さ選別部11は、郵便物3の厚さ選別を
行ない、所定の厚さよりも厚い厚物郵便物を排除する。
また、幅物選別部13は、郵便物3の幅の選別を行な
い、所定の幅よりも広い広幅郵便物を排除する。
【0037】選別手段9によって選別された定形の郵便
物3は、互いの郵便物3同士の間隔(ギャップ)所定の
長さに保たれてバッファ部15に供給される。
【0038】バッファ部15は、受入れた郵便物3を一
通づつ第1読取部17に送出する役目を持つ。第1読取
部17には、検知部(図示しない)が備わっていて郵便
物3に含まれる検知対象物、例えば切手若しくはコント
ラストバ―を検知する。
【0039】第1読取部17の次段には、反転部19が
設けられている。この反転部19は、第1読取部17で
郵便物3に含まれる検知対象物を検知できない場合、検
知対象物を検知できなかった郵便物3を上下方向逆にな
るように反転する役目を持つ。この反転動作は、第1読
取部17で検知対象物が検知されると行なわれない。
【0040】反転部19から送出された郵便物3は、第
2読取部21に供給される。第2読取部21には、前述
した第1読取部17と同様に検知部(図示しない)が備
わっており、検知対象物を検知する。
【0041】第2読取部21から送出された郵便物3
は、押印部23でスタンプ押印なされる。この押印部2
3でスタンプ押印なされた郵便物3は、スタッカー部2
5に供給される。
【0042】スタッカー部25は、検知および押印処理
がなされた郵便物3を、例えば、速達や普通郵便等に分
類、集積するようになっている。
【0043】さらに、押印部23とスタッカー部25と
の間には、表示装置27が設置されている。また、自動
選別取揃え押印機1の操作は、バッファ部15の近傍に
設けられた主操作部29により行われるようになってい
る。
【0044】前記バッファ部15は、図2に示すよう
に、選別部13より破線矢印で示すように流れて来る郵
便物3を、立位状態かつ面方向に重合した状態で一時集
積すると共に、所定のピッチで一通づつ確実に分離して
取出し、後段の第1読取部17に送る役目を持つ。
【0045】図3ないし図10を参照して、前記バッフ
ァ部15を構成する本発明の集積・取出し装置40につ
いて説明する。
【0046】まず、図3および図4を参照して全体構成
について説明する。
【0047】集積・取出し装置40は、紙葉類としての
郵便物3を立位状態かつ一辺部を先端側として搬入する
搬入手段としての搬入機構41と、この搬入機構41の
搬入方向に設けられ搬入された郵便物3を線間に保持し
回転に伴って面方向に減速搬送するスパイラルワイヤ4
2を備えた減速搬送手段としての減速搬送機構43とを
有する。
【0048】さらに、減速搬送機構43により搬送され
た郵便物3を立位状態かつ面方向に集積する集積手段と
しての集積室(バッファ室)44を有し、この前記集積
室44の郵便物集積方向には、集積室44に集積された
最端部の郵便物3を搬入機構41による搬入方向とは逆
方向でかつこの郵便物3の搬送方向後端を取揃え、取出
す取出し手段としての取出し機構45が設けられてい
る。
【0049】また、集積室44に対応する部位には、集
積室44内の郵便物3を取出し機構45側に送る集積紙
葉類送り手段としての集積紙葉類送り機構46(図4参
照)が設けられているとともに、前記取出し機構45に
より取出される集積室44内の郵便物3の反取出し方向
端を揃える整位手段としての整位機構47を有する。
【0050】また、前記取出し機構45の取出し方向に
は、取出された郵便物3を次段の装置である第1読取部
17(図1、図2参照)に搬出する搬出手段としての搬
出機構48が設けられている。
【0051】そして、搬入機構41は、複数のローラ5
0に掛渡され、その相互対向面で郵便物3を挾持して搬
送する無端状の第1,第2の搬送ベルト51,52と、
これら搬送ベルト51,52による挾持状態が解放され
た後の郵便物3を案内する案内手段としてのガイド板5
3とを有した構成となっている。また、搬送ベルト5
1,52の相互対向面で形成される郵便物搬入路54と
光軸55Aが交差するように検知器55が設けられ、郵
便物3の搬入が検知されるようになっている。
【0052】また、搬出機構48は、複数のローラ60
に掛渡され、その相互対向面で郵便物3を挾持して搬送
する無端状の第3,第4の搬送ベルト61,62によっ
て構成され、前記郵便物搬入路54に従った搬入方向と
は逆の方向に郵便物3を搬出するようになっている。
【0053】また、取出し機構45は、複数のローラ6
5に掛渡された孔付き搬送ベルト66と、この孔付き搬
送ベルト66の裏面側に設けられた主補助吸着チャンバ
67とからなり、最端部の郵便物3を吸着して取出す一
通取出し機構部45Aと、この一通取出し機構部45A
の反取出し方向側に隣接された補助吸着チャンバ68か
らなる2枚取り防止部45Bからなる。
【0054】また、集積紙葉類送り機構46は、集積室
44の底面44Aに平行に張設された2本の送りベルト
としての歯付きベルト70,70と、集積室44の一側
ガイド面44Bに沿って張設された送りベルトとしての
桟付きベルト71(図4参照)からなる。
【0055】また、整位機構47は、集積室44の底面
44Aに平行かつ一部が突出するように配設された2本
のビータローラ75,76と、ビータローラ77Aを一
体に備えた寄せスクリューとしてのスペシャルスクリュ
ー77と、ビータローラ78と、搬送スクリュー79と
からなる。ビータローラ75,76、77Aおよび78
は、表面に凹凸が設けられており、立位状態で集積され
た郵便物3を整位させるものである。
【0056】また、スペシャルスクリュー77は、螺旋
状の溝を持ったローラであって、郵便物3を面方向に送
り、集積室44の集積郵便物3の集積圧力が所定圧以上
になると変位してスイッチ82を動作させ、集積取出し
動作を制御する制御スクリューとしての働きをする。
【0057】また、ビータローラ78および補助吸着チ
ャンバ68が配設された集積室44のコーナ部には、落
し込み部としての凹所80が形成されており、取出し機
構45に近い方の複数枚の郵便物3の端部が、前記ビー
タローラ75,76,77A、78の働きで凹所80に
押込まれ、突当面81に突当られることで端面が取揃え
られるようになっている。
【0058】また、前記集積室44の上面側には、郵便
物3の積層方向に(矢印A)方向に移動可動な状態に可
動バッファヘッド85が配設されている。可動バッファ
ヘッド85は、前記搬入機構41により搬入される郵便
物3の搬送速度を減速させ、座屈させることなく受け止
め、郵便物3の進入方向と所定の角度を持って面方向に
移動してバッファ部15内の圧力を調整するものであ
る。
【0059】この可動バッファヘッド85は、前記搬入
機構41により搬入される郵便物3の下端面を支承する
ベース85Aを有し、ベース85A上には、前記減速搬
送機構43および前記搬入機構41により搬入される郵
便物3により押されることにより動作する圧力検知手段
としての圧力検知機構86が設けられている。
【0060】さらに、ベース85A上には、前記搬入機
構41の第1,第2の搬送ベルト51,52の郵便物搬
入路54の下流側折返し部に位置するローラ50,50
が取り付けられており、可動バッファヘッド85が変位
しても可動バッファヘッド85に対する郵便物3の搬入
位置が常に一定になるようになっている。
【0061】ベース85Aの取出し機構45側かつ前記
ガイド板53の終端部位置に対応する部分には、切欠部
が形成されており、ベース85Aの下面側に設けられた
ビータローラ90Aを備えた寄せスクリューとしてのス
ペシャルスクリュー90の一部が突出した状態となって
いる。なお、このスペシャルスクリュー90について詳
細は後述する。
【0062】また、2枚取り防止部45Bの近傍には、
先端部を一通取出し機構部45Aの全面側に臨ませた検
知レバ−92Aおよびスイッチ92Bからなる検出機構
92が設けられており、最端部の郵便物3が補助吸着チ
ャンバ68および一通取出し機構部45Aに吸着された
状態を検出できるようになっている。
【0063】上記の様に、この実施例の集積・取出し装
置40は、「可変容量型+後端取り出し方式」を採用
し、搬入される郵便物3の量の脈動を確実に吸収でき、
しかも、安定した一通取出しを行なえる装置となってい
る。
【0064】つぎに、図5および図6を参照して、減速
搬送機構43について詳細に説明する。
【0065】図5に示すように、減速搬送機構43は、
ワイヤを螺旋状に曲成した2本のスパイラル42A,4
2Bを同軸状態に2分の1ピッチずらして設けてなる2
条スパイラルワイヤ42と、このスパイラルワイヤ42
の上方、かつ前記ガイド板53のほゞ延長線上に設けら
れたガイド板95とを有し、搬入される郵便物3をスパ
イラル42Aあるいは42Bとガイド板95とで作られ
るV型の溝96で受け止めるようになっている。
【0066】前記ガイド板95は、フレーム103の上
面側に取付けられた支持板97の下面側に取付けられて
いる。
【0067】スパイラルワイヤ42は、図6にも示すよ
うに、軸受100により回転自在に保持された回転軸1
01の一端部に支持部材102を介して取付けられてい
る。また、軸受100は、可動バッファヘッド85のベ
−ス85B上に立設されたフレーム103により取付け
られている。
【0068】スパイラルワイヤ42が取付けられた回転
軸101は、前記軸受100に対し軸方向に移動可能に
支承された状態となっており、その他端部にはガイドシ
ャフト105に対して摺動可能に設けられた可動体10
6が取付けられている。
【0069】可動体106には一端を前記フレーム10
3と一体の支持部材107に連結した付勢部材としての
引張スプリング108の他端が連結されており、この引
張スプリング108の付勢力で、常時、スパイラルワイ
ヤ42およびこれと一体の回転軸101を集積室44の
方向に付勢した状態となっている。なお、ここで、この
引張スプリング108のばね係数は、0.7g/mmと
設定されており、スパイラルワイヤ42に所定以上の力
が加わると、スパイラルワイヤ42が軸方向に後退でき
るようになっている。
【0070】また、回転軸101の中間部には、プーリ
110が取付けられており、前記支持部材107に取付
けられた駆動機構111のプーリ112と丸ベルト11
3を介して連動するようになっている。
【0071】また、この駆動機構111には、駆動源と
してのモータ115が配置されており、プーリ112を
回転駆動させるようになっている。しかして、モータ1
15の駆動によって、スパイラルワイヤ42が回転す
る。なお、このスパイラルワイヤ42は、前述のような
構成をしているため偏心のない安定した回転が成され
る。この回転によって、前記V型の溝96(図5参照)
は、順次深くなって行き、郵便物3を減速しながら辺方
向、すなわち、集積室44の一側ガイド面44B側に搬
送すると同時に、郵便物3を面方向、すなわち、取出し
機構45側に減速搬送し、後続の郵便物3の進入間口を
確保する。更に、集積室44に立位集積された最後の郵
便物3の背面を軽く押さえて倒さない様にするようにな
っている。
【0072】また、前記駆動機構111のモータ115
の駆動軸115Aには前記プーリ112とプーリ116
が嵌着されている。プーリ116は、図6に示すよう
に、前記ビータローラ90Aを備えたスペシャルスクリ
ュー90に取付けられたプーリ117と丸ベルト118
を介して連動するようになっている。
【0073】なお、図6に示す3Aは、取扱われる定型
郵便物3の最大定型郵便物を示し、3Bは、取扱われる
定型郵便物3の最小定型郵便物を示す。この実施例にお
いては、最大定型郵便物3Aの高さは165mmであ
り、最小定型郵便物3Bの高さは87mmである。
【0074】図7は、圧力検知機構86の検知信号によ
り前記可動バッファヘッド85を移動させる可動バッフ
ァヘッド移動手段としての可動バッファヘッド移動機構
120の構成を示す。
【0075】可動バッファヘッド移動機構120は、前
記フレーム103に取付けられた駆動機構121と、こ
の駆動機構121の出力軸121Aの両端部に取付けら
れた駆動プーリ122,122(一方のみ図示)と、こ
れら駆動プーリ122,122の付近に配設された複数
のアイドルプーリ123を有し、駆動プーリ122,1
22および複数のアイドルプーリ123には、前記集積
室44の底面44Aに張設された歯付きベルト70,7
0の中間部が掛渡されている。駆動機構121は、駆動
源であるモータ124と減速機構125とからなる。
【0076】しかして、モータ124が駆動して駆動プ
ーリ122,122を、図7中、時計方向に回転すると
可動バッファヘッド85がガイド部材126を案内とし
て右方向に移動し、駆動プーリ122,122を図中、
反時計方向に回転するとガイド部材126を案内として
可動バッファヘッド85が左方向に移動するようになっ
ている。
【0077】また、前記歯付きベルト70,70は、図
4および図7に示すように、駆動源である二軸モータ1
30の出力軸130Aの両端部に取付けられた駆動プー
リ131,131と、これら駆動プーリ131,131
の付近に配設された従動プーリ132,132、13
3,133および集積室44方向に設けられた従動プー
リ134,134(図7のみ図示)とに掛渡されてい
る。
【0078】そして、二軸モータ130を駆動して駆動
プーリ131,131を、図7中、反時計方向に回転す
ると歯付きベルト70,70が集積室44に搬送された
集積郵便物3を立位集積のまま取出し機構45側に送る
方向に走行するようになっている。
【0079】また、図4に示すように、二軸モータ13
0の出力軸130Aの一端側は、互いに噛合する傘歯車
対136,137を介して歯車140と連動するように
なっている。そして、この歯車140の回転力は、前記
桟付きベルト71が掛渡されたプーリ150と同軸状態
に設けられた歯車141に伝達され、桟付きベルト71
を歯付きベルト70,70と同方向に走行させるように
なっている。
【0080】また、図8乃至図10に示すように、可動
バッファヘッド85に搭載され一体に移動する寄せスク
リューとしてのスペシャルスクリュー90が配置されて
いる。なお、スペシャルスクリュー77と、このスペシ
ャルスクリュー90は、概ね同様の構成で形成されてい
る。
【0081】スペシャルスクリュー90は、台形状をし
ており、図のように搬送されるべき郵便物3の搬送方向
に沿った螺旋状の溝90Cが切られている。この溝90
C、すなわち歯90Bと90Bとの間に入り込んだ状態
で、この郵便物3を図面右方向に送られる。この溝90
Cの幅は、バッファ部15に搬送される郵便物3の搬送
速度、郵便物3と郵便物3との搬送時のギャップおよび
後述するがスペシャルスクリュー90の回転速度を考慮
して予め適性に定められている。
【0082】また、このスペシャルスクリュー90の図
面右側に、このスペシャルスクリュー90と同軸で且つ
2段の段差を持つ整位部材としてのビータローラ90A
が配置されている。このビータローラ90Aは、郵便物
3を整位し、落し込み部としての凹所80の方向にこの
郵便物3を送出する役目がある。
【0083】これらスペシャルスクリュー90とビータ
ローラ90Aは、回転軸170に嵌着されており、この
回転軸170の回転駆動に伴って図9の矢印方向に回転
する。ビータローラ90Aの径は、スペシャルスクリュ
ー90の径より小さく設定されており、スペシャルスク
リュー90から離れた後の同方向の移動動作を妨げない
ようになっている。
【0084】回転軸170は、軸受172,172を介
して取付部材であるブラケット171に回転自在に保持
されている。ブラケット171hあ、ピン171A,1
71Aによって可動バッファベース板85Aに取付けら
れている。
【0085】回転軸170の末端には、プーリ117が
嵌着されてユニット化されている。
【0086】そして、このユニットを、図10に示すよ
うに、スペシャルスクリュー90の歯90Bの方向、換
言すれば溝90Cの方向を郵便物3の積層方向と略直交
する方向に一致させた状態に設けるとともに、図10お
よび図6に示すように、スパイラルワイヤ42を駆動す
る駆動機構111から駆動力を貰って回転するようにな
っている。
【0087】図11は、郵便物3を集積する集積室44
を取出し機構45の反対側から見た状態を示すもので、
集積室44の底面であるフロア44Aが郵便物3の取出
し方向(矢印B方向)が傾斜上端となる角度Rで傾斜し
た状態となっている。また、一側ガイド面44Bはフロ
ア44Aに対して直角状態にある。角度Rは、この実施
例においては15度に設定してある。
【0088】また、図12に示すように、集積室44の
搬入郵便物受入口側近傍で、かつ郵便物積層方向に沿っ
て集積室44の略全長に亘る長さの第1の整位ローラと
してのビータローラ75を設けられている。さらに、集
積室44の中央部分には、第2の整位ローラとしてのビ
ータローラ76が設けられている。
【0089】これらビータローラ75,76は、円筒状
のローラに凹凸を付ける等したものであり、図示しない
駆動源により同一の周速でいずれも矢印方向へ回転す
る。
【0090】ビータローラ75の位置は、定型郵便物の
長さの最大値を基準に定められている。例えば定型郵便
物の最大長が235mmであるとすると、突当面81と
の間隔が235mm以内になるように配置される。
【0091】また、ビータローラ76の位置は、定型郵
便物の長さの平均値を基準に定められている。すなわ
ち、例えば、定型郵便物にも種々の長さがある。このた
め、平均的な長さを算出し、この値の半分の長さを突当
面81との間隔とする。こうして、ビータローラ76で
は、郵便物3の重心G付近が叩かれるようになる。
【0092】この重心Gを叩くことで、郵便物3に推力
が最大限に与えられ、整位の効果が増大することにな
る。
【0093】このようなビータローラ75を配置するこ
とで、進入してバウンドしたりして先端に飛び出した郵
便物3Cが確実に整位される。また、ビータローラ76
を配置することで、さらに郵便物3Dのような状態のも
のは、重心Gの附近が叩かれて整位される。
【0094】一方、図12に示すように、寄せスクリュ
ーとしてのペシャルスクリュー90から離れた直後の郵
便物3Eは、まだその直前・直後の郵便物3からの摩擦
の影響の全く無い、あるいは、少ない時に、整位部材で
あるビータローラ90Aにより素早く整位されるように
なっている。
【0095】また、図13に示すように、集積室44の
近傍かつ取出し機構45による郵便物3の取出し方向側
に、フロア44Aに倒れた郵便物3Fを回収するための
凹所からなる紙葉類回収ボックス180が設けられてい
る。
【0096】そして、集積あるいは取出し損ねてフロア
44Aに散乱している郵便物3Fは、取出し機構45側
に移送される集積郵便物3により押し退けられたり、新
たに倒れ込んだ郵便物3Fにより押されたり、あるい
は、取出し機構45を介して取出される郵便物3に接触
したり、搬入機構41や取出し機構45を構成する搬送
ベルト52,61等に接触して弾かれたりして回収ボッ
クス180側に移動し、回収ボックス180に落込み回
収されるようになっている。
【0097】また、図14は、回収ボックス180の配
設状態を示すもので、この実施例では集積室44のフロ
ア44Aを一部で形成するベース181は、オペレータ
Mの作業領域182側が傾斜下端となる角度Rが15度
に設定されており、ベース181の傾斜下端から回収ボ
ックス180の前端縁までの距離Sは546mmに設定
されている。
【0098】また、バッファ部15の筐体185のフェ
ンス185Aの高さTは854mmベース181の傾斜
下端の高さUは534mmに設定されている。
【0099】一方、回収ボックス180は、奥行き寸法
226mm、幅寸法440mm、深さ寸法Vが200m
mに設定されている。また、回収ボックス180の作業
領域側の一面180Aを角度Wが21度になるように斜
めに形成された状態となっている。
【0100】このように、人間工学的に作業領域182
からオペレ―タMが中を覗けて、手が底まで届くような
構成となっている。
【0101】次ぎに、図15〜図18を参照して、集積
・取出し動作に付いて説明する。
【0102】まず、搬入機構41の第1,第2の搬送ベ
ルト51,52によって立位状態かつ一辺部を先端側と
して搬入された郵便物3は、ガイド板53により案内さ
れ、図15に示すように、減速搬送機構43のスパイラ
ルワイヤ42とガイド板95とで作られるV型の溝96
で座屈させずに受け止められる。
【0103】駆動機構111のモータ115の駆動に伴
って、プーリ117,110が回転することで、スペシ
ャルスクリュー90およびスパイラルワイヤ42はそれ
ぞれ回転軸170,101を中心に回転する。
【0104】スペシャルスクリュー90では、郵便物3
が搬入された方向と平行に溝90Cが切られているた
め、ジャムを生じること無く図16に示すように面方向
に移動させる。続いて、ビータローラ90Aによって郵
便物3を集積室44の一側ガイド面44B側に送り、後
続の郵便物3の進入間口を確保する。
【0105】また、スペシャルスクリュー90の動作と
共にスパイラルワイヤ42は回転し、これに伴い、前記
V型の溝96は、順次深くなって行き、郵便物3を減速
しながら辺方向、すなわち、集積室44の一側ガイド面
44B側に搬送すると同時に、郵便物3を面方向、すな
わち、取出し機構45側に減速搬送する。
【0106】この様にして、順次搬入される郵便物3
は、図17に示すように、集積室44に順次集積される
ことになる。この時、スパイラルワイヤ42によって、
集積された最後の郵便物3の背面を軽く押さえて倒さな
い様にする。
【0107】また、集積郵便物3は、集積室44の底面
44Aに平行に張設された2本の歯付きベルト70,7
0と、集積室44の一側ガイド面44Bに沿って張設さ
れた桟付きベルト71により取出し機構45側に送られ
る。
【0108】また、飛び出した集積郵便物3は、ビータ
ローラ75,76が回転することにより一側ガイド面4
4B側に送られて整位されると共に、取出し機構45に
近い方の複数枚の郵便物3の端部が、ビータローラ77
A、78の働きで凹所80に押込まれ、突当面81に突
当られることで後端面が取揃えられるようになってい
る。
【0109】また、図18に示すように、可動バッファ
ヘッド85が、集積郵便物3の集積量に応じて後退する
一方、取出し機構45による取出が行われる。
【0110】可動バッファヘッド85は、前進・後退し
て集積室44内の集積郵便物3の圧力を調整するように
なっている。
【0111】また、本発明にあっては、図12に示すよ
うに、集積室44の搬入郵便物受入口側近傍、かつ郵便
物積層方向に沿って集積室44の略全長に亘る長さの第
1の整位ローラとしてのビータローラ75が設けられ、
進入してバウンドしたりして先端に飛び出した郵便物3
Cがこれによって確実に整位される。そして、この様に
整位された郵便物3Dは、集積室44の中央部分に設け
られた第2の整位ローラとしてのビータローラ76によ
って重心Gの附近が叩かれて整位されるようになってい
る。
【0112】このため、整位効果が大きいものとなり、
バッファ容量を増大させたり取出しスピ―ドを上げた場
合でも、落とし込み部としての凹所80に対応す前に十
分な整位が行われ、不揃いによる2枚取りがなく、確実
な1枚取出しが行える。
【0113】また、図10に示すように、寄せスクリュ
―としてのスペシャルスクリュー90の歯90Bの方向
を郵便物3の積層方向と略直交する方向に一致させた状
態に設けたから、郵便物3のの横送り機能が向上し、ジ
ャム等を軽減して安定した集積動作が可能となる。ま
た、スペシャルスクリュー90を、可動バッファヘッド
85に搭載するようにしたから、スペシャルスクリュー
90の駆動を可動バッファヘッド85から取ることがで
きて機構の簡素化が図れ、故障に対する信頼性の向上す
る。
【0114】また、図12に示すように、寄せスクリュ
ーとしてのスペシャルスクリュー90の先端に、郵便物
3を取り揃え方向に付勢するビータローラ90Aを設け
たから、スペシャルスクリュー90から離れた直後の郵
便物3Eは、まだその直前・直後の郵便物3からの摩擦
の影響の全く無い、あるいは、少ない時に、素早く整位
することができ、整位効果が向上し、不揃いによる2枚
取りがなく、確実な1枚取出しが可能となる。
【0115】また、図13に示すように、集積室44の
近傍かつ取出し機構45による郵便物3の取出し方向側
に、フロア44Aに倒れた郵便物3Fを回収するための
凹所からなる紙葉類回収ボックス180を設けたものと
なっている。そして、集積あるいは取出し損ねてフロア
44Aに散乱している郵便物3Fは、取出し機構45側
に移送される集積郵便物3により押し退けられたり、新
たに倒れ込んだ郵便物3Fにより押されたり、あるい
は、取出し機構45を介して取出される郵便物3に接触
したり、搬入機構41や取出し機構45を構成する搬送
ベルト52,61等に接触して弾かれたりして回収ボッ
クス180側に移動し、回収ボックス180に落込み回
収されるようになっている。
【0116】これにより、フロア44Aに散乱している
郵便物3Fは、集積・取出しに悪影響を及ぼすような量
にはならず、郵便物3がジャムしたり、飛び出して搬送
用光学センサを遮ぎってジャムしたり、装置の機構等に
も悪影響をよぼすことがなくなった。これにより、装置
の稼働中においては、オペレータMは集積室44のフロ
ア44Aに散乱している郵便物3Fを回収しないで済
み、回収作業に対するオペレータMの負担が大幅に軽減
できるとともに、回収のために装置を止める必要がな
く、装置の稼働効率の向上が可能となる。
【0117】また、図14に示すように、回収ボックス
180は、人間工学的に作業領域182からオペレ―タ
M(例えば英国の女性の背の小さい方から5%以内にい
る人)が中を覗けて、手が底まで届くような構成となっ
ている。回収ボックス180内に回収された郵便物3F
の取出し操作性が向上し、オペレータMの負担を、より
軽減することが可能となるものである。
【0118】なお、本発明は、上述の一実施例に限ら
ず、本発明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能な
ことは勿論である。
【0119】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、つぎのような効果を奏する。
【0120】
【0121】
【0122】
【0123】この発明の紙葉類の集積・取出し装置によ
れば、集積手段の近傍かつ取出し手段による紙葉類の取
出し方向側に、集積手段内に倒れた紙葉類を回収するた
めの凹所からなる紙葉類回収ボックスを設けたから、集
積あるいは取出し損ねて集積手段のフロアに散乱してい
る紙葉類は、取出し手段側に移送される集積紙葉類によ
り押し退けられたり、新たに倒れ込んだ紙葉類により押
されたり、あるいは、取出し手段を介して取出される紙
葉類に接触したり、搬入手段や取出し手段を構成する搬
送ベルト等に接触して弾かれたりして紙葉類回収ボック
ス側に移動し、回収ボックスに落込み回収される。
【0124】これにより、集積手段のフロアに散乱して
いる紙葉類は、集積・取出しに悪影響を及ぼすような量
にはならず、紙葉類がジャムしたり、飛び出して搬送用
光学センサを遮ぎってジャムしたり、装置の機構等にも
悪影響をよぼすことがなくなった。これにより、装置の
稼働中においては、オペレータは集積室のフロアに散乱
している紙葉類を回収しないで済み、回収作業に対する
オペレータの負担が大幅に軽減できるとともに、回収の
ために装置を止める必要がなく、装置の稼働効率の向上
が図れる。
【0125】また、この発明に係る紙葉類の集積・取出
し装置によれば、上述した効果に加えて、紙葉類回収ボ
ックスが人間工学的に作業領域からオペレータが中を覗
けて、手が底まで届くように作業領域側の一面を斜めに
形成した凹所からなるため、紙葉類回収ボックス内に回
収された紙葉類の取出し操作性が向上し、オペレータの
負担を、より軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉類の集積・取出し装置の一実施例
をバッファ部に適用した郵便物の自動選別取揃え押印機
の斜視図。
【図2】図1のバッファ部付近の郵便物の流れを示す説
明図。
【図3】本発明の紙葉類の集積・取出し装置の一実施例
を模式的に示す上面図。
【図4】同じく、概略的上面図。
【図5】同じく、要部である減速搬送機構の平面図。
【図6】同じく、要部である減速搬送機構のスパイラル
ワイヤと郵便物との位置関係を示す説明図。
【図7】同じく、要部である可動バッファヘッド移動機
構の構成を示す側面図。
【図8】同じく、要部である寄せスクリューユニットの
外観図。
【図9】同じく、要部である寄せスクリューユニットの
断面図。
【図10】同じく、要部である寄せスクリューユニット
の取付状態を示す図。
【図11】同じく、郵便物の整位過程を示す説明図。
【図12】同じく、郵便物の整位過程を示す説明図。
【図13】同じく、要部である回収ボックスの形成状態
を示す上面図。
【図14】同じく、要部である回収ボックスの形成状態
を示す説明図。
【図15】同じく、集積・取出し動作を示す説明図。
【図16】同じく、集積・取出し動作を示す説明図。
【図17】同じく、集積・取出し動作を示す説明図。
【図18】同じく、集積・取出し動作を示す説明図。
【符号の説明】
3…郵便物(紙葉類)、40…集積・取出し装置、41
…搬入機構(搬入手段)、43…減速搬送機構(減速搬
送手段)、44…集積室(集積手段)、45…取出し機
構(取出し手段)、46…集積紙葉類送り機構(集積紙
葉類送り手段)、47…整位機構(整位手段)、48…
搬出機構(搬出手段)、75,76…ビータローラ(整
位ローラ)、85…可動バッファヘッド、90…スペシ
ャルスクリュー(寄せスクリュー)、90A…ビータロ
ーラ(整位部材)、120…可動バッファヘッド移動機
構、180…回収ボックス、182…作業領域、M…オ
ペレ―タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−102058(JP,A) 実開 昭52−105777(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B07C 1/00 - 9/00 B65H 31/00 - 31/40 B65H 1/12 - 1/14 320

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を立位状態かつ一辺部を先端側と
    して搬入する搬入手段と、 この搬入手段の搬入方向に設けられ搬入された紙葉類を
    面方向に搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送された紙葉類を立位状態かつ面
    方向に集積する集積手段と、 前記集積手段の紙葉類集積方向に設けられ集積手段に集
    積された最端部の紙葉類を取出す取出し手段と、 前記集積手段の近傍かつ取出し手段による紙葉類の取出
    し方向側に設けられ集積手段内に倒れた紙葉類を回収す
    るための凹所からなる紙葉類回収ボックスと、を具備し
    てなることを特徴とする紙葉類の集積・取出し装置。
  2. 【請求項2】 紙葉類を立位状態かつ一辺部を先端側と
    して搬入する搬入手段と、 この搬入手段の搬入方向に設けられ搬入された紙葉類を
    面方向に搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送された紙葉類を立位状態かつ面
    方向に集積する集積手段と、 前記集積手段の紙葉類集積方向に設けられ集積手段に集
    積された最端部の紙葉類を取出す取出し手段と、 前記集積手段の近傍かつ取出し手段による紙葉類の取出
    し方向側に設けられると共に作業領域からオペレータが
    中を覗けて、手が底まで届くように作業領域側の一面を
    斜めに形成した凹所からなり集積手段内に倒れた紙葉類
    を回収するための紙葉類回収ボックスと、 を具備してなることを特徴とする紙葉類の集積・取出し
    装置。
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