JP3015508U - 水温上昇の表示機能を備えた揚げ物器 - Google Patents

水温上昇の表示機能を備えた揚げ物器

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JP3015508U
JP3015508U JP1995002559U JP255995U JP3015508U JP 3015508 U JP3015508 U JP 3015508U JP 1995002559 U JP1995002559 U JP 1995002559U JP 255995 U JP255995 U JP 255995U JP 3015508 U JP3015508 U JP 3015508U
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water
heat
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JP1995002559U
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忠義 佐藤
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忠義 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 揚げ物槽内の水温が上昇して正常域を越えた
ことを簡単にかつ確実に確認でき、安全な揚げ物作業が
できるようにすることを目的とする。 【構成】 揚げ物槽1の、水3に対応した部分、例えば
水3と油2との境界線5の部分に感熱部4を設け、水温
が上昇して正常域を越えたことをこの感熱部4で検出し
てその旨を表示するようにしている。また、感熱部4の
色、模様、絵などの変化により水温が正常域を越えたこ
とを表示する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、揚げ物槽の下部に水を、その上部に油をそれぞれ入れた状態で使用 される揚げ物器に関するものである。
【0002】 このような揚げ物器では、揚げ物槽内部に入れられた水と油は比重の差異によ って油層と水層とにそれぞれ分離し、この分離状態で油層部分を加熱することに より揚げ物作業が行われる。
【0003】 そして、水層部分に落下した揚げかすや、高温状態(160℃〜220℃)の 油層部分からの熱伝導により水温が上昇して沸騰点の100℃に達すると水が蒸 気化して揚げ物作業が困難になりやすく、これを避けるためにも揚げ物槽内の水 温の上昇を簡単に確認できるようにすることが要請され、本考案はこの要請に応 えるものである。
【0004】
【従来の技術】
図2は従来の揚げ物器の全体構成を示す説明図であり、1は底面部が正面から 背面に向かって高い位置になるように傾斜した揚げ物槽、2は油、3は水、4は 加熱部、5は油と水との境界線、7は揚げ物槽1を覆うためのカバー体、8は揚 げかす、9は溶接などにより揚げ物槽1に設けた冷却気筒、10は空冷用凹部、 11は水抜部、12は平網、13は揚げ物器の床面に対するバランスを調整して 固定するためのアジャスタボール、14は排気口、15は揚げ物槽1から抜いた 油などを入れる容器をそれぞれ示している。
【0005】 ここで、揚げ物槽1に水と油を入れて両者が比重の差によって分離した状態、 すなわち下部に水3の部分が位置し、上部に油2の部分が位置する状態で、電気 やガスを用いた加熱用バーナ等により加熱部4を加熱して油2を約160℃から 220℃の高温にし、平網14を用いて揚げ物作業が行われる。
【0006】 このように、油2が約160℃から220℃の高温で加熱されるのに伴いその 下の水の部分も次第に加熱膨張し、また、長時間あるいは多量の揚げ物作業によ り水3の方に落ちてくる揚げかす10からの熱伝導により水温が上昇していく。な お、水温の上昇を抑えるための手段として冷却気筒9および空冷用凹部10が設 けてある。
【0007】 この水温の上昇を配慮せずに揚げ物作業を継続していくと水3が沸騰点に達し て危険であるため、使用者は揚げ物槽1内の水温をいわば予測しながら揚げ物作 業をおこなっている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来の揚げ物器においては揚げ物槽内の水温上昇を知るための手 段を設けていないので、使用者は自らの経験と勘によって水温を知るしかなく、 安全性確保の点からみて不十分であるという問題点があった。
【0009】 そこで、本考案では、揚げ物槽の水に対応した部分に感熱部を設けることによ り、使用者が、揚げ物槽内の水温が上昇して正常域を越えたことを簡単にかつ確 実に判断できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案では、このような目的を達成するために、 「揚げ物槽の下部には水を、その上部には油をそれぞれ入れた状態で使用される 揚げ物器において、前記揚げ物槽の、水に対応した部分に感熱部を設け、水温が 上昇して正常域を越えたことを当該感熱部で検出してその旨を表示する」ような 基本構成をとっている。
【0011】 また、この基本構成に、 ・揚げ物槽の水と油との境界線部分に感熱部を設けること、 ・水温が上昇して正常域を越えたことの表示についてもこの感熱部でおこなうこ と、 ・表示のために絵また模様を用いることを、 などを選択的に付加している。
【0012】
【作用】
本考案では、揚げ物槽の、水に対応した部分に設けた感熱部で水温上昇を検出 して利用者にその旨を表示し、例えば感熱部自体を変色させたり感熱部の絵を消 したりすることにより、使用者(揚げ物作業者)が揚げ物槽内の水温上昇を簡単 にかつ確実に認識できるようにしたものである。
【0013】
【実施例】
図1は、本考案の、水温上昇の表示機能を備えた揚げ物器の全体構成を示す説 明図であり、図2の従来の揚げ物器と異なる点は、感熱部6を設け、この感熱部 6に対応するカバー体7の部分を開口したことなどである。
【0014】 この感熱部は、揚げ物槽1の、水3に対応した部分に設けてあり、水3の水温 が正常域を越えるとその状態が変化するもので、例えば市販されている「サーモ テープ」、「サーモシート」のような温度変化に対応して色彩が変化する材質の ものが用いられ、この「サーモテープ」などの場合、室温では赤色を示し、水3 が警告対象温度に達すると他の色に変化する。
【0015】 また、感熱部6を揚げ物作業開始時の揚げ物槽1の境界線5付近に設けて、水 温が正常域を越えて警告対象温度に達したことをいち早く確認するようにするこ ともできる。
【0016】 各温度の設定値の一例をあげれば、境界線5の部分の水温の正常域は55℃位 までであり、警告対象温度は水温が危険域に達する前の70℃位である。この設 定値の場合、境界線部分の水温が70℃まで上昇すると感熱部が反応して所定の 表示状態となる。
【0017】 図示の感熱部6は、耐熱性のガラス窓に赤い金魚の絵を付したものであり、例 えば水温70〜80℃になるとそれまでガラス窓に見えている赤い金魚が消滅し て代わりに「OVER」の文字が現れる。なお、感熱部8に任意の絵や模様など を形成してもよいことは勿論である。
【0018】 また、感熱部6の変化態様は、正常域を越えて変化した後、再び水温が降下し て安全な温度に戻ると元の表示内容に戻るというように、水温の変化に対応して 可逆的な視覚上の変化を示す特性のものであることが望ましい。この場合には、 感熱部6をその変化毎に取り替える必要がなく取扱が容易である。
【0019】 さらには、感熱部6を例えば熱センサ(IC)やサーモスタットなどで構成し 、これらによる温度変化検出に基づいて視覚表示手段や音声表示手段などの各種 表示手段を駆動し、水温が正常域を越えたことを揚げ物作業者に知らせるように してもよい。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、揚げ物槽の水部分の温度変化をこれに対応した部分に設けた 感熱部で検出してその旨を表示することにより、水温が正常域を越えたことを簡 単にかつ確実に確認することができ、揚げ物作業の際のより高い安全性が確保さ れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の、水温上昇の表示機能を備えた揚げ物
器の全体構成を示す説明図である。
【図2】従来の、揚げ物器の全体構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・・揚げ物槽 2・・・油 3・・・水 4・・・加熱部 5・・・油と水との境界線 6・・・感熱部 7・・・カバー体 8・・・揚げかす 9・・・冷却気筒 10・・・空冷用凹部 11・・・水抜き部 12・・・平網 13・・・アジャスタボール 14・・・排気口 15・・・容器

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揚げ物槽の下部には水を、その上部には
    油をそれぞれ入れた状態で使用される揚げ物器におい
    て、 前記揚げ物槽の、水に対応した部分に感熱部を設け、水
    温が上昇して正常域を越えたことを当該感熱部で検出し
    てその旨を表示するようにしたことを特徴とする水温上
    昇の表示機能を備えた揚げ物器。
  2. 【請求項2】 前記感熱部を、前記揚げ物槽の水と油と
    の境界線部分に設けたことを特徴とする請求項1記載の
    水温上昇の表示機能を備えた揚げ物器。
  3. 【請求項3】 前記感熱部で、水温が上昇して正常域を
    越えたことの表示についても行うことを特徴とする請求
    項1記載の水温上昇の表示機能を備えた揚げ物器。
  4. 【請求項4】 前記感熱部で、水温が上昇して正常域を
    越えたことの表示についても行うことを特徴とする請求
    項2記載の水温上昇の表示機能を備えた揚げ物器。
  5. 【請求項5】 前記表示のために絵または模様を用いた
    ことを特徴とする請求項3記載の水温上昇の表示機能を
    備えた揚げ物器。
  6. 【請求項6】 前記表示のために絵または模様を用いた
    ことを特徴とする請求項4記載の水温上昇の表示機能を
    備えた揚げ物器。
JP1995002559U 1995-03-06 1995-03-06 水温上昇の表示機能を備えた揚げ物器 Expired - Lifetime JP3015508U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014027589A1 (ja) * 2012-08-16 2014-02-20 Nkワークス株式会社 フライヤー

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