JP3814249B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱の循環を促進させる筒体が内釜に収容された炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1回の炊飯量が多い場合、内釜の内部全体で熱が均一に循環しにくく、炊き上がった米飯の上層部と下層部とで硬さや食味等の品質にばらつきを生じるおそれがある。また、炊飯の進行に伴なって、米飯が釜底に堆積するとともに炊飯中に生じるおねばと称される粘度の高い澱粉糊が釜底中央部に滞留すると、該澱粉糊の層が断熱層として機能し、釜底中央部が局部的に昇温する。これにより、米飯が炊き上がっていないにも関わらず、釜底中央の温度を検知する感熱体の検知温度が上昇して早切れを生じ、炊き上がった米飯の品質を低下させる問題がある。かかる技術的背景の下、場所によらず炊き上がりの均質な米飯が得られるように内釜内の熱の循環を促進させるようにした炊飯器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図4に示すように、この炊飯器1は、米40および水41を収容する内釜11と、該内釜11を加熱するガスバーナ15と、内釜11の下面中央に当接する温度検知器18と、内釜11の釜底中央部に立設する筒体24とを具備している。
尚、前記温度検知器18は、一般的には、筒状のケーシングとこれに収容された前記感熱体から構成されている。
【0004】
前記筒体24は、その上端241および下端242が開口した円筒状であって、周壁には多数の小孔240が形成されている。また、前記下端242には、筒体24を支持する台板25が形成されている。
【0005】
このものでは、計量された米40および水41を内釜11内の前記筒体24の周囲に投入し、前記ガスバーナ15を燃焼させることによって炊飯を開始させると、この炊飯中における熱は、図4の矢示の如く、前記台板25の下面側から前記下端242の開口を介して筒体24の内側を通り、その上端241の開口および周壁の小孔240から内釜11の上層部や中層部に移動される。従って、内釜11の内部全体に熱を均一に循環させることができる。また、釜底は台板25によって二重となっているから米飯が堆積しにくく、釜底において米飯が糊状に付着することによる早切れが生じにくい。
【0006】
【特許文献1】
特開平07−059652号公報(第1−3頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものでは、前記筒体24の上端241が水位41hより低いと、炊飯中に水41の沸騰によって攪拌される米40が、前記上端241の開口から筒体24内へ侵入しやすく、かかる場合は釜底中央部に米飯が堆積して澱粉糊が滞留するおそれがある。従って、上記従来のものでは既述早切れの問題が十分に解決されない。
【0008】
尚、上記炊飯器において、前記筒体24の上端241を閉塞し、該筒体24内に米40が侵入するのを防止したもの(特許文献1の図3(A)参照)では、前記上端241の閉塞部が熱の循環を妨げ、熱が内釜11の内部全体に循環しにくくなるから、炊き上がった米飯の品質の低下を招来する。
【0009】
本発明は係る点に鑑みてなされたもので、
『米等を収容する内釜と、ガスバーナと、前記内釜の下面の温度を検知する感熱体と、前記内釜の釜底であって前記感熱体の上方位置に立設する両端開放の筒体とを具備し、前記筒体の周壁には小孔群が貫設されている炊飯器』において、米飯全体の炊き上がりを均質にすることをその課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
[1項]
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、
『前記内釜の内面には、最大炊飯量における水量調節用の最大水位線が印されており、
前記筒体の高さは、最大炊飯量における炊飯後の米飯の前記最大水位線を越える堆積高さ以上に設定されている』ことである。
上記技術手段によれば、前記筒体の高さが、最大炊飯量における炊飯後の米飯の内釜に印された最大水位線を越える堆積高さ以上に設定されているから、炊飯中に水の沸騰によって攪拌される米や、炊飯の進行に伴なって上昇する米飯の堆積層上面の米が、前記筒体の上端から釜底中央部へ侵入しにくくなり、該釜底中央部におねばと称される澱粉糊が滞留するのを抑制できる。従って、内釜内の温度を正確に検知することができ、これにより、早切れが高い精度で防止される。
【0011】
[2項]
炊き上がった米飯の堆積層の高さは、前記筒体24の外径寸法に相関し、筒体24の外径が大きいほど前記堆積層の高さは高くなって、その上層部と下層部との加熱温度の差が大きくなる。また、筒体24の外径が大きいほど、筒体24の内空部で熱の対流が発生しやすく、内釜全体の熱の循環に乱れが生じる。従って、炊き上がった米飯の品質のばらつきが大きくなるとともに、釜底部の米飯の焦げつきが発生するおそれがある。
さらに、感熱体の上方域が完全に米飯で覆われてしまうと、上述したように、釜底中央部に滞留する澱粉糊によって感熱体の検知温度が上昇して早切れが生じやすい。
【0012】
しかしながら、前記1項において、
『前記ガスバーナは、中央孔が二次空気口となる環状のバーナヘッドを備え、
前記筒体の下端外径は、前記二次空気口の直径以下で且つ平面視において前記感熱体の全部または一部を囲んでいる大きさに設定されている』ものとすれば、筒体の外径は、前記二次空気口の直径以下に設定されているから、筒体の外径が二次空気口の直径より大きいものに比べて米飯の堆積層の高さを低くすることができるとともに、筒体内での熱対流の発生を防止できる。従って、米飯の堆積層の上層部と下層部との加熱温度の差を抑え、また、内釜内全体に熱を均一に循環させることによって、品質のばらつきや釜底部の米飯の焦げつきが抑制される。
【0013】
また、筒体の外径が平面視において前記感熱体の全部または一部を囲んでいる大きさに設定されていることにより、少なくとも感熱体の一部が米飯の堆積しない筒体の下方域の温度を検知するから、感熱体の上方域が完全に米飯で覆われるものに比べて正確に温度検知される。従って、この点からも高い温度検知精度を確保することができ、既述早切れが生じにくい。
【0014】
[3項]
前記1項または2項において、
『前記筒体の上端は、複数の小孔が形成された有孔部材で被蓋されている』ものでは、炊飯中に攪拌される米や炊飯の進行に伴なって上昇する米飯の堆積層上面の米が前記筒体の上端から前記内釜の釜底中央部へ侵入するのを一層確実に防止できる。従って、内釜内の温度を正確に検知して早切れが一層確実に防止される。
また、前記有孔部材には複数の小孔が形成されているから、炊飯中において、熱が内釜の内部全体に循環するのを阻害されることがない。
【0015】
[4項]
前記1項から3項のいずれかにおいて、
『前記筒体の下端は、複数の小孔を有し且つ前記内釜の釜底に敷設される台板の中央孔に連結されている』ものでは、前記筒体が内釜の釜底に敷設される台板に連結されているから、該筒体を立設した状態に維持することができる。
また、台板上面の米飯は釜底部に直接的に接触しないから、該台板の敷設範囲において米飯の焦げつきが防止される。
【0016】
[5項]
前記4項において、
『前記台板は、その外周部が前記内釜の釜底コーナー部に当接する大きさの円板状である』ものでは、台板の外周部が釜底コーナー部に当接しているので、台板の敷設位置を釜底中央に維持できる。即ち、前記筒体の立設位置を感熱体上方に維持できる。従って、適確に筒体の位置決めができ、既述した早切れが一層確実に防止される。
また、釜底全体を台板で覆うことができるから、釜底全体の米飯の焦げつきが防止される。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
筒体の高さをその上端から釜底中央部へ米が侵入しにくい高さに設定したことによって、内釜内の温度を正確に検知し、早切れが高い精度で防止されるから、品質良好な米飯を炊き上げることができる。
【0018】
2項のものでは、筒体の外径を、米飯の高低差を抑えるとともに筒体内での熱対流の発生を防止する寸法に設定したことによって、米飯の堆積層の上層部と下層部における品質のばらつきが生じにくく、釜底部の米飯の焦げつきも抑制されるから、米飯全体の炊き上がりを均質にすることができる。また、筒体の外径を、感熱体が筒体下方域の温度を検知し得る大きさに設定したことによって、内釜内の温度を正確に検知し、早切れが生じにくいから、品質良好な米飯を炊き上げることができる。
【0019】
3項のものでは、筒体の上端開口を前記有孔部材で被蓋して釜底中央部への米の侵入を防止したことによって、内釜内の温度を正確に検知し、早切れが一層確実に防止できるとともに、熱が内釜の内部全体に循環するのを阻害されることもないから、一層確実に品質良好な米飯を炊き上げることができる。
【0020】
4項のものでは、筒体を内釜の釜底に敷設される台板に連結することによって、筒体を立設した状態に維持することができるから、上述した筒体の効果を確実に発揮することができる。また、台板を内釜の釜底に敷設したことによって、該台板の敷設範囲における米飯の焦げつきが防止されるから、米飯全体の炊き上がりを一層均質にすることができる。
【0021】
5項のものでは、適確に筒体の位置決めをすることによって、早切れが一層確実に防止されるから、一層確実に上述した筒体の効果を発揮することができる。また、台板が釜底全体を覆うことによって、釜底全体の米飯の焦げつきが防止されるから、米飯全体の炊き上がりの品質が一層向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る炊飯器1の概略図であり、図2はその縦断面概略図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る炊飯器1は、本体ケース10に着脱自在に収容された内釜11と、該内釜11の上部開口を被蓋する内蓋12と、内釜11を加熱するガスバーナ15と、内釜11の下面中央に当接する温度検知器18と、内釜11の釜底に敷設される台板25と、該台板25の中央部から上方に延びる筒体24とを具備している。
以下、各部の詳細を説明する。
【0023】
[ガスバーナ15について]
前記ガスバーナ15は、外炎式のバーナヘッド150を備えており、該バーナヘッド150は内釜11の下面中央のやや下方に位置している。また、バーナヘッド150の中央部には二次空気口155が形成されている。
【0024】
[温度検知器18について]
前記温度検知器18は、前記二次空気口155の中央部に設けられており、その上面が内釜11の下面中央に当接している。
該温度検知器18の上面中央には感熱体180が設けられており、該感熱体180が釜底中央部の温度を検知している。
【0025】
[台板25について]
前記台板25は、中央部が球面状に凹んだ釜底の全面を覆う大きさの円板状であり、その外周部が内釜11の釜底コーナー部に当接した状態で釜底に敷設されている。従って、釜底と台板25との間には空間が形成された状態になっている。
該台板25の表面全体には米40の通過しない小孔250が複数貫設されているとともに、中央部には前記筒体24の下端内径と同径の連通口255が形成されており、該連通口255の形成部に筒体24の下端242が一体化されている。これにより、筒体24の下端242が前記連通口255に連結された状態になっている。
【0026】
[筒体24について]
前記筒体24は、その上端241および下端242が開口した円筒状であり、
その周壁全面には前記米40の通過しない小孔240が複数貫設されている。前記上端241には、米40の通過しない小孔260が複数貫設された有孔部材26が着脱自在に取り付けられており、上端241の開口部を被蓋している。
また、規定された最大炊飯量における炊飯後の米飯の堆積高さは、内釜の内面に印された水位線のうちの最大水位線で表示される最大水位の約1.05〜1.15倍になることが経験的に知られているが、これにより、前記筒体24の高さは、該炊飯器1の最大炊飯量(例えば、7合炊き用の炊飯器であれば7合)における炊き上がった米飯の堆積高さ40h(例えば、内釜11の内面に印された水位線L1〜L5の最大水位線L5で表示される水位41hの1.15倍の高さ)以上且つ前記有孔部材26の上面が内蓋12の下面に当接しない高さ、即ち、前記水位41hから前記筒体24の上端面までの突出長さHが所定の長さ(例えば、前記内蓋12の下面が釜底から185mmの高さであって、前記水位41hが釜底から135mmの高さである場合、H=30mm)に設定されている。
さらに、図2に示すように、筒体24の下端242の外径D1は、感熱体180の最大幅D2以上で且つ二次空気口155の直径D3以下(D2=30mm、D3=70mmである場合、例えば、D1=40mm)に設定されている。
【0027】
[炊飯動作の実際]
上記炊飯器1には、感熱体180や図示しないガスバーナ15用のガス電磁弁と電気的に接続し、上記炊飯器1の運転動作を制御するマイクロコンピュータ(図示せず)が格納されており、該マイクロコンピュータにより前記ガス電磁弁を開いてガスバーナ15を燃焼させたり、感熱体180で検知した内釜11内の温度に応じて前記ガス電磁弁を閉じてガスバーナ15を消火させたりする炊飯動作制御が実行される。以下、上記炊飯器1の炊飯動作を説明する。
【0028】
まず、内釜11の周壁と筒体24の周壁と台板25とで囲まれた炊飯部110に、最大炊飯量における計量された米40および水41を投入する。
そして、前記ガスバーナ15を燃焼させて内釜11を加熱すると、図2の矢示の如く、熱せられた水41が前記台板25の上面側や内釜11の周壁から上昇して前記筒体24の外周面近傍を下降する対流が発生する。
また、筒体24の周壁および台板25の表面にはそれぞれ小孔240,250が貫設されているから、前記対流によって熱せられた水41は小孔240から筒体24内に侵入し、台板25の連通口255から内釜11の釜底中央部を通過して小孔250へ流れる。
【0029】
このとき、小孔240,250は米40が通過しない大きさに設定されているとともに、筒体24の前記突出長さHが所定の長さに設定されているから、米40は前記炊飯部110内で攪拌される。即ち、釜底中央部に米40が堆積して粘度の高い澱粉糊を滞留させることがないから、釜底中央部が局部的に昇温しない。また、前記外径D1は、上方からの平面視において感熱体180の全部を囲んでいる大きさ、即ち、最大幅D2以上に設定されているから、感熱体180が米飯の堆積しない筒体24の下方域の釜底温度を検知する。従って、感熱体180によって内釜11内の温度が正確に検知される。
【0030】
さらに、前記外径D1は、二次空気口155の直径D3以下に設定されているから、筒体24の内空部244の中で循環する熱対流が発生しにくい。従って、内釜11内全体の熱の循環に乱れが生じにくく、熱が内釜11内全体に均一に循環される。
尚、前記外径D1は、感熱体180の最大幅D2以上に設定したが、平面視において感熱体180の一部を囲み、該感熱体180が釜底中央部の温度を正確に検知し得る大きさであれば、前記最大幅D2より小さくても良い。
【0031】
内釜11内の温度が上昇するにつれて内気圧が上昇すると、内釜11とその上部に載置される内蓋12との当接部からふきこぼれが発生するおそれがあるが、上述した熱の対流によって、筒体24の内空部244の上端付近はその外側の空間に比べて若干温度が低く、若干低圧になる。従って、内釜11内で発生した蒸気は、内釜11の周壁側から若干低圧である筒体24の中心方向へ流れやすい。即ち、筒体24が水位41hから所定長さ突出していることによって蒸気が筒体24の中心方向へ流れやすいから、既述従来のものに比べてふきこぼれが生じにくい。
【0032】
そして、炊飯の進行に伴なって、米40は膨張するとともに前記炊飯部110内に堆積されるが、筒体24の下端242の外径D1は、二次空気口155の直径D3以下に設定されているから、米飯の堆積層の高さが高くなり過ぎない。従って、その上層部と下層部との加熱温度の差による品質のばらつきが生じにくく、釜底部の米飯の焦げつきも抑制される。
【0033】
また、釜底の二次空気口155に対応する中央部分は、その二次空気口からの二次空気で冷却されるとともに内釜11の周壁付近に比べて熱が伝達しにくく、温度上昇しにくい領域であるが、前記外径D1は、感熱体180の最大幅D2以上に設定されているから、釜内での熱循環が促進されるとともに、米飯の温度上昇しにくい領域が広くなりすぎない。即ち、内釜11の内部空間のうち、釜底中央部の温度上昇しにくい範囲を除いた空間を前記炊飯部110として炊飯しているから、米飯の筒体24外周付近と内釜11の周壁付近との加熱温度の差による品質のばらつきが生じにくい。
【0034】
さらに、筒体24は、前記突出長さHを前記有孔部材26の上面が内蓋12の下面に当接しない長さに設定しているとともに、筒体24の内空部244は米飯が堆積しない空間となるから、熱が該内空部244を介して内釜11内全体に均一に循環される。
尚、前記筒体24は、前記突出長さHを有孔部材26の上面が内蓋12の下面に当接しない長さに設定したが、熱が内釜11内全体に均一に循環すれば、有孔部材26の上面が内蓋12の下面に当接しても良い。
また、筒体24の上端241は、前記有孔部材26で被蓋されているとともに、前記突出長さHを前記堆積高さ40h以上になる長さに設定しているから、炊飯中に米40が筒体24の上端241から釜底中央部へ侵入しない。従って、炊飯が終了するまでの間、感熱体180によって内釜11内の温度が正確に検知される。
【0035】
また、ガスバーナ15で加熱されて高温となる釜底部は、その全体を台板25で覆われており、炊飯中の米飯は該釜底部に直接的に接触していないから、釜底部の米飯の焦げつきが防止される。
以上のように、上記炊飯器1によれば、前記感熱体180の検知温度が上昇することによる早切れを確実に防止し、また、既述従来のものと同様に熱を前記内釜11内全体に均一に循環させることによって、品質良好な米飯を炊き上げることができる。
【0036】
[その他]
尚、前記筒体24と前記台板25と前記有孔部材26はステンレス等の網材で形成しても良い。この場合、前記網材の網目部が前記小孔240,250,260に相当する。
筒体24の上端241は、着脱自在の有孔部材26で被蓋されているが、釜底中央部に米40が侵入しなければ有孔部材26を取り外した開口状態で使用しても良いし、また、有孔部材26を一体的に形成したものであっても良い。
【0037】
台板25は、その外周部が内釜11の釜底コーナー部に当接して釜底全面を覆う大きさの円板状であるが、釜底中央部に米40が侵入しない形状であれば、矩形板状であっても良いし、図3(a)に示すように、外周部が内釜11の周壁に沿って所定高さまで立ち上がった形状であっても良い。また、図3(b)に示すように、台板25の敷設位置を決定するために釜底に設けられた環状凸部115の内側に嵌入し得る大きさの円板状であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る炊飯器の概略図
【図2】本発明の実施の形態に係る炊飯器の縦断面概略図
【図3】本発明のその他の実施例の説明図
【図4】従来例の説明図
【符号の説明】
1・・・炊飯器
11・・・内釜
15・・・ガスバーナ
18・・・温度検知器
24・・・筒体
25・・・台板
150・・・バーナヘッド
155・・・二次空気口
180・・・感熱体
40h・・・堆積高さ
41h・・・水位

Claims (5)

  1. 米等を収容する内釜と、ガスバーナと、前記内釜の下面の温度を検知する感熱体と、前記内釜の釜底であって前記感熱体の上方位置に立設する両端開放の筒体とを具備し、前記筒体の周壁には小孔群が貫設されている炊飯器において、
    前記内釜の内面には、最大炊飯量における水量調節用の最大水位線が印されており、
    前記筒体の高さは、最大炊飯量における炊飯後の米飯の前記最大水位線を越える堆積高さ以上に設定されている、炊飯器。
  2. 請求項1に記載の炊飯器において、
    前記ガスバーナは、中央孔が二次空気口となる環状のバーナヘッドを備え、
    前記筒体の下端外径は、前記二次空気口の直径以下で且つ平面視において前記感熱体の全部または一部を囲んでいる大きさに設定されている、炊飯器。
  3. 請求項1または2に記載の炊飯器において、
    前記筒体の上端は、複数の小孔が形成された有孔部材で被蓋されている、炊飯器。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の炊飯器において、
    前記筒体の下端は、複数の小孔を有し且つ前記内釜の釜底に敷設される台板の中央孔に連結されている、炊飯器。
  5. 請求項4に記載の炊飯器において、
    前記台板は、その外周部が前記内釜の釜底コーナー部に当接する大きさの円板状である、炊飯器。
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