JP3015355B1 - 電圧形インバータ装置およびその制御方法 - Google Patents

電圧形インバータ装置およびその制御方法

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JP3015355B1
JP3015355B1 JP10322901A JP32290198A JP3015355B1 JP 3015355 B1 JP3015355 B1 JP 3015355B1 JP 10322901 A JP10322901 A JP 10322901A JP 32290198 A JP32290198 A JP 32290198A JP 3015355 B1 JP3015355 B1 JP 3015355B1
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Abstract

【要約】 【課題】 インバータ装置によりファンやブロワなどの
重慣性を有する負荷を駆動した場合にも、駆動系に共振
を生じさせないインバータ装置およびその制御方法を提
供する。 【解決手段】 インバータ10と前記インバータ10を
制御する制御装置20とを備え、前記制御装置20が、
ゲート信号を生成するゲート信号生成部22に対する電
圧指令値を補償する補償指令値生成部23を有し、前記
補償指令値生成部23において方形波状の誤差電圧を補
償する方形波状の仮補償電圧が生成され、ついで前記仮
補償電圧から基本波成分が除去された本補償電圧が生成
され、前記本補償電圧により前記電圧指令値が補償さ
れ、その補償された電圧指令値によりゲート信号生成部
22でPWM信号が生成さるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧形インバータ
装置およびその制御方法に関する。さらに詳しくは、電
圧形インバータ装置により誘導電動機の回転数を制御
し、ファンやブロワなどの重慣性負荷を駆動する場合の
電圧形インバータ装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファンやブロワなどを誘導電
動機(以下、モータということもある)により駆動する
場合、消費電力の低減を図るため、図28に示すよう
に、VVVF制御方式の電圧形インバータ装置(以下、
単にインバータ装置という)1´による誘導電動機(以
下、単にモータとうこともある)Mの無段階速度制御が
なされることが多い。
【0003】しかるに、誘導電動機Mを用いてファンF
やブロワなどを駆動する駆動系は、ファンFやブロワな
どを慣性が大きいため、すなわちファンFやブロワなど
が重慣性を有するため、ファンFやブロワなどを駆動す
る軸系のねじり固有振動数が低くなるという特性を有し
ている。そして、かかる特性を有する駆動系の回転数制
御をインバータ装置1´により行った場合、駆動系の固
有振動数付近、つまり10Hz付近〜50Hzないし6
0Hzまでの周波数範囲の一つの周波数において、イン
バータの周波数とは無関係に原因不明の共振が生ずるこ
とがある。
【0004】そのため、インバータ装置1´により回転
数制御がなされている誘導電動機MによりファンFやブ
ロワなどの重慣性を有する負荷(重慣性負荷)Gを駆動
した場合、低速回転域から高速回転域までの全運転域に
おいて駆動系に共振現象を生じないインバータ装置の出
現が熱望されている。
【0005】なお、ベクトル制御インバータ装置を用い
れば、前述した問題が生じないことが知られているが、
ベクトル制御インバータ装置は高価であるため、ファン
やブロワなどのように低廉な駆動装置が要求される駆動
系に、ベクトル制御インバータ装置を適用するにはコス
ト的に無理がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、インバータ装置
によりファンやブロワなどの重慣性を有する負荷を駆動
した場合にも、駆動系に共振を生じさせないインバータ
装置およびその制御方法を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のインバータ装置
の第1形態は、インバータと前記インバータを制御する
制御装置とを備える電圧形インバータ装置であって、前
記制御装置が、ゲート信号を生成するゲート信号生成部
に対する電圧指令値を補償する補償指令値生成部を有
し、前記補償指令値生成部において、短絡防止制御の結
果発生する方形波状の誤差電圧を補償するための方形波
状の仮補償電圧が生成され、ついで前記仮補償電圧から
基本波成分が除去された本補償電圧が生成され、前記本
補償電圧により前記電圧指令値が補償されることを特徴
とする。
【0008】本発明のインバータ装置の第1形態におい
ては、例えば、補償指令値生成部がインバータ出力電流
の位相角を算出し、ついでその位相角に基づいて仮補償
電圧およびその基本波成分を算出することがなされる。
【0009】 本発明のインバータ装置の第2形態は、
インバータと前記インバータを制御する制御装置とを備
える電圧形インバータ装置であって、前記制御装置が、
ゲート信号を生成するゲート信号生成部に対する電圧指
令値を補償する補償指令値生成部を有し、前記補償指令
値生成部が、インバータ出力電流の位相角と、短絡防止
制御の結果発生する方形波状の誤差電圧を補償するため
の方形波状の仮補償電圧から基本波成分を除去して得ら
れる本補償電圧との関係を記憶しておき、インバータ出
力電流から算出したインバータ出力電流の位相角に応じ
て記憶している関係から本補償電圧を決定し、ついで前
記本補償電圧により前記電圧指令値が補償されることを
特徴とする。
【0010】本発明のインバータ装置においては、イン
バータ出力電流の位相角は、計測されたインバータ出力
電流のd−q軸変換により得られた各電流の比により算
出されたり、あるいはPLLブロックにより算出された
りする。
【0011】本発明のインバータ装置の好ましい形態に
おいては、算出された位相角に所定角度を加算したもの
をインバータ出力電流の位相角とされる。
【0012】 一方、本発明の電圧形インバータ装置の
制御方法は、インバータと前記インバータを制御する制
御装置とを備える電圧形インバータ装置の制御方法であ
って、インバータ出力電流からその位相角を算出する手
順と、前記算出された位相角に基づいて、短絡防止制御
の結果発生する方形波状の誤差電圧を補償するための
形波状の仮補償電圧を生成する手順と、前記生成された
仮補償電圧の基本波成分を算出する手順と、前記仮補償
電圧から前記基本波成分を除去して本補償電圧を算出す
る手順と、前記本補償電圧により電圧指令値を補償する
手順とを含んでなることを特徴とする。
【0013】本発明の電圧形インバータ装置の制御方法
においては、インバータ出力電流の位相角の算出が、イ
ンバータ出力電流を計測してその計測された出力電流値
をd−q軸変換し、その変換された電流の比によりなさ
れたり、あるいはPLLブロックによりなされたりす
る。
【0014】本発明の電圧形インバータ装置の制御方法
の好ましい形態においては、算出されたインバータ出力
電流の位相角に所定角を加算する手順が付加されてい
る。
【0015】
【作用】本発明は前記の如く構成されているので、電圧
指令値に加算される補償電圧に方形波状の仮補償電圧の
基本波成分が含まれていないので、基本波の制御装置に
対する正帰還作用がなくなる。その結果、基本波の正帰
還作用による脈動の増幅がなくなり、ファンやブロワな
どの重慣性負荷を低速域から高速域まで安定して駆動で
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はかか
る実施の形態のみに限定されるものではない。
【0017】本発明の一実施の形態のインバータ装置1
により、誘導電動機Mの回転数制御を行ってファンFや
ブロワなどの重慣性負荷Gの駆動をなしている系の概略
構成を図1にブロック図で示す。図1に示すように、イ
ンバータ装置1は、インバータ10および制御装置20
を主要構成要素として備えてなる。なお、図1中、符号
Bは商用電源を示す。
【0018】インバータ10は、商用電源Bからの交流
を直流に変換する交流・直流変換部11と、交流・直流
変換部11により変換された直流を、所望周波数の交流
に変換する直流・交流変換部12とを備えてなるものと
される。交流・直流変換部11は、従来よりインバータ
にコンバータとして用いられているものと同様に3組の
ダイオード対を用いて構成され、また直流・交流変換部
12も従来の狭義のインバータと同様に、3組のトラン
ジスタとダイオードとの対を用いて構成されている(図
2参照)。なお、図2中、符号D1〜D6は整流用ダイオ
ード、Q1〜Q6はスイチッング・トランジスタ(以下、
単にトランジスタという)、FD1〜FD6はフリーホイ
ーリング・ダイオード(以下、単にダイオードという)
をそれぞれ示す。
【0019】制御装置20は、電圧指令値生成部21
と、ゲート信号生成部22と、補償指令値生成部23と
を主要部として備えてなり、電圧指令値生成部21によ
り生成された電圧指令値を補償指令値生成部23により
生成された補償指令値により補償し、その補償された電
圧指令値(補償電圧指令値)をゲート信号生成部22に
入力し、ゲート信号生成部22にて補償電圧指令値と三
角波信号とを比較してゲート信号(PWM信号)を生成
するものである。電圧指令値生成部21およびゲート信
号生成部22は、従来よりインバータ装置1に用いられ
ている公知構造のものを好適に用いることができる。例
えば、ゲート信号生成部22は、比較器と三角波生成器
とにより構成された公知構造のものとできる。
【0020】制御装置20に補償指令値生成部23を設
けるのは、次のような理由による。
【0021】図4はインバータ1を簡略化した回路図で
あって、ゲート信号生成部22により生成されたゲート
信号は、図4に示すトランジスタQ1,Q4のうち正側あ
るいは負側のいずれかをオンあるいはオフさせることに
より、つまり両トランジスタQ1,Q4をスイッチングさ
せることによりPWM信号が生成される。図5はそのと
きのタイムチャートである。なお、図4中における電流
は、矢印の向きを正とし、また符号Nは直流電源の仮想
中性点を示し、出力電圧の添字Nは仮想中性点に対する
電圧を示す。
【0022】図5(a)は、動作遅れがない理想的なト
ランジスタQ1,Q4に対するゲート信号、つまりスイッ
チング信号を示す。しかしながら、図5(a)に示すよ
うなオン・オフを行った場合、実際に用いられているト
ランジスタQ1,Q4には動作遅れがあるため、正側と負
側とのオン・オフ切替時に正側および負側の各トランジ
スタQ1,Q4が同時にオンとなる状態が生じ、それによ
り電源短絡が発生してトランジスタQ1,Q4が破壊され
るおそれがある。これを防止するため、図5(b)に示
すように、トランジスタQ1,Q4に与えるオン信号を本
来のタイミングより数μ秒〜数10μ秒程度遅らせて与
え、両トランジスタQ1,Q4が同時にオンとなることが
ないようにされている。つまり、両トランジスタQ1
4が同時にオフとなる、いわゆるデッドタイムtdが設
けられている。そのため、両トランジスタQ1,Q4が同
時にオフとなっているデッドタイムtdの間は、直流・
交流変換部12の出力電圧は無制御状態となり、その間
の直流・交流変換部12からは、出力電流の方向のみに
よって決定される電圧が出力される。図6はこの様子を
示したグラフである。
【0023】デッドタイムtdにおいて直流・交流変換
部12から出力される電圧は、誤差電圧として作用し、
その誤差成分の平均値は、図6(c)に点線で示すよう
に方形波電圧として取り扱うことができ、その振幅ΔV
は式(1)により算出される。また、この誤差電圧の位
相は、図6(c)に示すように、出力電流の位相とは逆
位相となっている。なお、図6中、符号Tcはキャリア
周期を示す。
【0024】 ΔV=Edxtdxfc (1) ここに、 Ed:直流部電圧 td:デッドタイム fc:キャリア周波数(=1/Tc
【0025】式(1)より明らかなように、誤差電圧の
振幅ΔVは出力電圧に関係なく、またデッドタイムtd
や直流部電圧Edが大きいほど大きくなる。
【0026】図7に、理想的なスイッチングにより得ら
れた電圧波形(理想電圧波形)と、理想電圧波形に誤差
電圧波形を重畳して得られた出力電圧波形をグラフで示
す。図7から明らかなように、低速運転時においては出
力電圧の基本波に対してΔVの影響が無視できなくな
り、その結果電流波形がひずんで誘導電動機Mのトルク
脈動が発生する。
【0027】かかる脈動を防止するため、従来より種々
の対策、すなわちデッドタイム補償がなされている。例
えば、特開平5ー316737号公報には、互いに直列
となって直流電源に接続されたスイッチング素子の同時
点弧を防止するため前記スイッチング素子のタイミング
を調整制御するとともに、この調整に基づく交流出力電
圧の歪を補償するためPWM制御部への交流電圧指令を
補正制御するようにした電圧形インバータにおいて、交
流出力電流を検出する電流検出器、交流電流指令を発生
する電流指令発生器、この電流指令発生器からの交流電
流指令と前記電流検出器からの交流出力電流との偏差を
入力しこれを交流電圧指令量に変換して出力する電流制
御器、前記電流指令発生器からの交流電流指令の極性に
応じて極性が定まる所定量の補償電圧を発生する補償電
圧発生器、および前記電流制御器と補償電圧発生器とか
らの出力を加算し交流電圧指令として前記PWM制御部
へ送出する加算器とを備えたことを特徴とする電圧形イ
ンバータ装置が提案されている。
【0028】従来のデッドタイム補償を要約すると、直
流・交流変換部12の出力電流の極性を検出し、その極
性が正の場合、すなわち直流・交流変換部12から誘導
電動機Mへ電流が流れている場合、誤差電圧を打ち消す
ように正の補償電圧(方形波電圧)を加算し、その逆に
その極性が負の場合、すなわち誘導電動機Mから直流・
交流変換部12へ電流が流れている場合、誤差電圧を打
ち消すように負の補償電圧(方形波電圧)を加算するよ
うにしてなるものである。図8に、補償前後の出力電圧
波形のグラフを示す。
【0029】図8から明らかなように、デッドタイム補
償後の電圧波形は理想電圧波形に一致し、そのため一見
したところ出力電流には脈動が生じないように想定され
る。それ故、かかるデッドタイム補償を行えば、誘導電
動機Mに生ずるトルク脈動よる共振現象は発生しないは
ずである。
【0030】それでは、前述した原因不明の共振現象
は、いかなる理由により発生するのであろうか。
【0031】本発明者等は、この原因が補償電圧波形に
起因するのではないかと想定し、前記共振現象が生じて
いる系において、デッドタイム補償を行わないで運転を
行ってみた。そうすると、前述した共振現象は生じない
ことが確認された。したがって、インバータ装置1によ
り回転数制御がなされている、ファンFやブロワなどの
重慣性負荷Gを駆動している誘導電動機に生ずる10H
z付近〜50Hzないし60Hz付近での共振現象は、
従来のデッドタイム補償に起因していると判断される。
【0032】そこで、インバータ装置1により回転数制
御がなされている誘導電動機Mにより駆動されているフ
ァンFにおいて、共振現象時における電流を測定し、そ
の結果を図9に示す。また、その系をモデル化してシミ
ュレーションを行い、その結果を図10〜図12に示
す。なお、そのモデル化は次のようにして行った。
【0033】(1)誘導電動機Mの出力軸からファンF
までの機械系を誘導電動機慣性、軸ねじれ剛性、ファン
慣性、ファンの特性によって定まる等価負荷、および軸
の機械的損失によって定まる減衰係数でモデル化した。
また、その機械系の固有振動数を30Hzとした。
【0034】(2)インバータ10の直流・交流変換部
12のトランジスタQ1〜Q6およびダイオードFD1
FD6ならびに交流・直流変換部11のダイオードD1
6は、理想的な素子に実際の損失などを加味すること
によりモデル化した。
【0035】(3)制御装置20については、常法にし
たがってモデル化した。
【0036】なお、図9における直流中間電圧波形およ
び誘導電動機への電流波形と、図10における直流中間
電圧波形および図11における誘導電動機Mへの電流波
形とがほどよい一致をしていることから、想定したモデ
ルは実際の系をほどよく模擬しているといえる。
【0037】図9および図11から、誘導電動機Mを駆
動している電流に30Hz前後の脈動が生じているのが
認められる。なお、このときのインバータ10の運転周
波数は50Hzであった。
【0038】この脈動が生ずる理由は、次のように説明
できる。
【0039】従来のデッドタイム補償は、直流・交流変
換部12から出力される出力電圧から高周波成分を除去
し、それにより誘導電動機Mのトルク脈動を抑制する効
果を発揮する。その一方で、補償電圧に含まれる基本波
成分は、制御装置20に正帰還として作用する。このよ
うな状況下において、誘導電動機Mの駆動軸にファンF
やブロワなどの重慣性負荷Gを接合して駆動させると、
駆動軸の減衰係数が低下し、さらには負の値をとること
によって軸に低周波のねじり振動が発生する。このねじ
り振動は、前述した基本波成分の制御装置20への正帰
還作用により助長される。そのため、脈動現象が発生す
るのである。
【0040】以上説明したことから明らかなように、前
述した共振現象の発生を押さえるためには、デッドタイ
ム補償における補償電圧に含まれる基本波成分を除去す
ればよいことがわかる。そのため、この実施の形態では
補償指令値生成部23において、従来のデッドタイム補
償に用いられている方形波(補償電圧)から基本波成分
を除去する処理がなされている。
【0041】次に、前記基本波成分を除去する方法につ
いて説明する。
【0042】A.除去方法1 まず、従来技術と同様に、インバータ10の出力電流の
極性から方形波の補償電圧(仮補償電圧)を算出する。
ついで、出力電流の位相角から仮補償電圧の基本波成分
を算出し、この基本波成分を仮補償電圧から減算して補
償電圧(本補償電圧)を算出する。しかして、この本補
償電圧を電圧指令値に加算してゲート信号生成部22に
送出する。
【0043】B.除去方法2 まず、あらかじめ仮補償電圧およびその基本波成分を算
出し、それにより本補償電圧を算出する。ついで、得ら
れた本補償電圧を電流位相角に対応させてメモリに格納
しておく。しかるのち、インバータ10の出力電流から
算出された電流位相角に応じた本補償電圧をメモリから
呼び出す。しかして、この本補償電圧を電圧指令値に加
算してゲート信号生成部22に送出する。
【0044】ここで、前記除去方法1および2に用いら
れている電流位相角の算出について説明する。
【0045】a)3相分の電流瞬時値からd−q軸変換
によりd軸成分Idおよびq軸成分Iqを算出し、ついでこ
れらの逆正接(arctan(Iq/Id))により電流位相角を
算出する。
【0046】b)PLL(Phase Locked Loop)により
電流位相角を算出する。
【0047】なお、前記両電流位相角の算出方法は、前
記除去方法1および2のいずれにも適用できる。
【0048】図13に、前記モデルに対して本補償電圧
により電圧指令値を補償した場合の出力電圧を示す。図
13より明らかなように、電圧波形が改善されているの
がわかる。
【0049】
【実施例】次に、より具体的な実施例により本発明をよ
り詳細に説明する。
【0050】実施例1 本発明の実施例1に係るインバータ装置1Aを図14に
ブロック図で示す。この実施例1のインバータ装置1A
は、インバータ10と制御装置20とを主要構成要素と
して備えてなる。また、この実施例1のインバータ装置
1Aは、除去方法1にa)の電流位相角算出方法を適用
してなるものである。
【0051】インバータ10は、前述した実施の形態に
おけるインバータ10と同様とされているので、その構
成の詳細な説明は省略する。
【0052】制御装置20は、実施の形態と同様に、電
圧指令値生成部21と、ゲート信号生成部22と、補償
指令値生成部23とを主要部として備えてなる。
【0053】補償指令値生成部23は、d−q軸変換手
段23aと、電流位相角算出手段23bと、定数加算手
段23cと、仮補償電圧算出手段23dと、基本波成分
算出手段23eとを主要構成要素として備えてなる。
【0054】d−q軸変換手段23aは、インバータ1
0の各相の出力電流(Iu,Iv,I w)から座標変換を
行って、d−q座標系における電流(Id,Iq)を算出
するものであって、その構成は従来よりd−q軸変換に
用いられているものを好適に用いることができる。
【0055】電流位相角算出手段23bは、d−q軸変
換手段23aにより算出された電流(Id,Iq)を用い
てIq/Idの値を算出し、ついでその値に対するarctan
を算出して角度を求めて電流位相角を算出するものであ
る。
【0056】定数加算手段23cは、電流位相角算出手
段23bの演算処理遅れを考慮して、電流位相角算出手
段23bにより算出された電流位相角に対して所定角度
を加算し、電流位相角算出手段23bの演算遅れを補償
するものである。
【0057】仮補償電圧算出手段23dは、従来のデッ
ドタイム補償に用いられている方形波の補償電圧、つま
り仮補償電圧を算出するものであって、従来よりデッド
タイム補償に用いられている公知構造をものを好適に用
いることができる。
【0058】基本波成分算出手段23eは、仮補償電圧
のフーリエ級数展開に基づいて基本波成分を算出するも
のである。すなわち、例えば図15に示すように、仮補
償電圧の大きさをAとし、インバータ10の周期をTと
すると、フーリエ級数展開により仮補償電圧は次式
(2)により表される。
【0059】 V(t)=4A(sinωt+(sin3ωt)/3+(sin5ωt)/5+………)/π (2) ここに、ωはインバータの角周波数であって、2π/T
で表される。
【0060】前記式(2)の第1項が基本波成分を表す
ので、この第1項、つまり4A(sinωt)/πを抽出するこ
とにより、仮補償電圧算出手段23dにより算出される
方形波の補償電圧の基本波成分を算出するものである。
【0061】次に、図16に示すフローチャートを参照
しながら、かかる構成とされている制御装置20による
電圧指令値の算出について説明する。
【0062】(1)インバータ10の出力電流の瞬時値
を検出する。この検出は、例えばIuおよびIwについて
計測し、この計測値に基づいて Iu+Iv+Iw=0 の関係式からIvを算出することによりなされる。
【0063】(2)検出された電流値Iu,Iv,Iw
対してd−q軸変換を行い、d−q軸座標系における電
流値Id,Iqを算出する。
【0064】(3)電流値Id,IqよりIq/Idを算出
し、ついでそれに対するarctanを求めて電流位相角を算
出する。
【0065】(4)算出された電流位相角に所定定数を
加算して(3)における演算処理による遅れを補償す
る。なお、この処理は必要に応じてなされればよく、し
たがって必ずしもなされる必要はない。
【0066】(5)電流の位相角に基づき3相分の電流
の極性を判別し、各相の仮補償電圧を算出する。
【0067】(6)電流位相角に基づき仮補償電圧(方
形波電圧)の基本波成分を算出する。
【0068】(7)各相について方形波電圧から基本波
成分を除去して各相の本補償電圧を算出する。
【0069】(8)各相の電圧指令値に対して算出され
た各相の本補償電圧による補償を行う。
【0070】しかして、この補償された電圧指令値がゲ
ート信号生成部22に送出され、ついでゲート信号生成
部22によりゲート信号、すなわちPWM信号が生成さ
れてインバータ10に送出される。インバータ10は入
力されたPWM信号に応じた交流電流を生成して誘導電
動機Mに送出する。
【0071】図17は実施例1のインバータ装置1Aに
よりモータMを10Hzの低速で運転した場合の出力電
流波形のグラフであり、図18は従来デッドタイム補償
により同一のモータMを10Hzの低速で運転した場合
の出力電流波形のグラフであり、図19は同一モータM
を参考のためにデッドタイム補償を行わないで10Hz
の低速で運転した場合の出力電流波形のグラフである。
【0072】図20は実施例1のインバータ装置1Aに
よりモータMを50Hzの高速で運転した場合の出力電
流波形のグラフであり、図21は実施例1のインバータ
装置1AによりモータMを50Hzの高速で運転した場
合の伝達トルクのグラフであり、図22は従来デッドタ
イム補償により同一のモータMを50Hzの高速で運転
した場合の出力電流波形のグラフであり、図23は従来
デッドタイム補償により同一のモータMを50Hzの高
速で運転した場合の伝達トルクのグラフであり、図24
は同一モータMを参考のためにデッドタイム補償を行わ
ないで50Hzの高速で運転した場合の出力電流のグラ
フであり、図25は同一モータMを参考のためにデッド
タイム補償を行わないで50Hzの高速で運転した場合
の伝達トルクのグラフである。
【0073】図17〜図25より、実施例1のインバー
タ装置1Aによれば、低速域から高速域まで軸振動を生
じさせることなく誘導電動機Mを駆動できるのがわか
る。
【0074】実施例2 本発明の実施例2に係るインバータ装置1Bを図26に
ブロック図で示す。この実施例2は実施例1を改変した
ものであって、除去方法2にb)の電流位相角算出方法
を適用してなるものである。すなわち、制御装置20に
PLLブロックを有する電流位相角算出手段23fと、
定数加算手段23gと、あらかじめ算出された電流位相
角に対応した本補償電圧をテーブル形式で有する本補償
電圧算出手段23hとを備えてなるものである。
【0075】次に、図27に示すフローチャートを参照
しながら、かかる構成とされている制御装置20による
電圧指令値の算出について説明する。
【0076】(1)インバータ10の出力電流の瞬時値
を検出する。
【0077】(2)電流位相角算出手段23fは入力さ
れたインバータ10の出力電流の瞬時値に基づいてPL
Lブロックにより電流位相角を算出して定数加算手段2
3gに送出する。
【0078】(3)定数加算手段23gは入力された電
流位相角に所定定数を加算して(2)における演算処理
による遅れを補償して、この補償された電流位相角を本
補償電圧算出手段23hに送出する。なお、この処理は
必要に応じてなされればよく、したがって必ずしもなさ
れる必要はない。
【0079】(4)本補償電圧算出手段23hは入力さ
れた電流位相角に基づいてテーブルを参照して各相の本
補償電圧を算出する。
【0080】(5)各相の電圧指令値に対して算出され
た各相の本補償電圧による補償を行う。
【0081】しかして、この補償された電圧指令値がゲ
ート信号生成部22に送出され、ついでゲート信号生成
部22によりゲート信号、すなわちPWM信号が生成さ
れてインバータ10に送出される。インバータ10は入
力されたPWM信号に応じた交流電流を生成して誘導電
動機Mに送出する。
【0082】以上、本発明を実施の形態および実施例に
基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施の形態お
よび実施例に限定されるものではなく、種々改変が可能
である。例えば、実施の形態においては、制御装置に設
けられた電圧指令値生成部により電圧指令値が生成され
ているが、電圧指令値は外部から電圧指令値の形式で入
力されてもよい。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればフ
ァンやブロワなどの重慣性負荷を駆動する誘導電動機を
電圧形インバータ装置により回転数制御を行っても、低
速域から高速域まで脈動を生ずることなく運転できると
いう優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るインバータ装置を
用いてファンが駆動されている駆動系のブロックであ
る。
【図2】図1のインバータの回路図である。
【図3】図1の制御装置のブロック図である。
【図4】図1のインバータを簡略化して示す回路図であ
る。
【図5】図4に示すインバータのタイムチャートであっ
て、同(a)は理想的トランジスタに対するスイッチン
グ信号を示し、同(b)は動作遅れがあるトランジスタ
に対するスイッチング信号を示し、同(c)は電流の向
きによる出力電圧の違いを示す。
【図6】インバータのデッドタイムによる特性を説明す
るグラフであって、同(a)は出力電圧と出力電流と三
角波とを示し、同(b)は理想的なインバータによるv
uN成分を示し、同(c)はデッドタイムにより生ずる電
圧のvuN成分を示し、同(d)は実際のインバータによ
るvuN成分を示す。
【図7】誤差電圧がある場合の出力電圧波形を示すグラ
フである。
【図8】デッドタイム補償がなされた場合の出力電圧波
形を示すグラフである。
【図9】インバータ装置により駆動されている系におい
て軸振動発生している時の測定結果のグラフである。
【図10】同系のシミュレーションによる直流中間電圧
波形を示すグラフである。
【図11】同系のシミュレーションによる誘導電動機電
流を示すグラフである。
【図12】同系のシミュレーションによる軸伝達トルク
を示すグラフである。
【図13】本発明により補償した場合の出力電圧波形を
示すグラフである。
【図14】本発明の実施例1のインバータ装置のブロッ
ク図である。
【図15】実施例1における仮補償電圧と基本波成分電
圧との関係を示すグラフである。
【図16】実施例1における電圧指令値の算出手順のフ
ローチャートである。
【図17】実施例1による低速運転時における出力電流
波形を示すグラフである。
【図18】従来のデッドタイム補償による低速運転時に
おける出力電流波形を示すグラフである。
【図19】デッドタイム補償がない場合の低速運転時に
おける出力電流波形を示すグラフである。
【図20】実施例1による高速運転時における出力電流
波形を示すグラフである。
【図21】実施例1による高速運転時における伝達トル
クを示すグラフである。
【図22】従来のデッドタイム補償による高速運転時に
おける出力電流波形を示すグラフである。
【図23】従来のデッドタイム補償による高速運転時に
おける伝達トルクを示すグラフである。
【図24】デッドタイム補償がない場合の高速運転時に
おける出力電流波形を示すグラフである。
【図25】デッドタイム補償がない場合の高速運転時に
おける伝達トルクを示すグラフである。
【図26】本発明の実施例2のインバータ装置のブロッ
ク図である。
【図27】実施例2における電圧指令値の算出手順のフ
ローチャートである。
【図28】従来の電圧形インバータ装置により誘導電動
機の回転数制御がなされている系の概略図である。
【符号の説明】
1 電圧形インバータ装置 10 インバータ 11 交流・直流変換部 12 直流・交流変換部 20 制御装置 21 電圧指令値生成部 22 ゲート信号生成部 23 補償指令値生成部 23a d−q軸変換手段 23b 電流位相角算出手段 23c 定数加算手段 23d 仮補償電圧算出手段 23e 基本波成分算出手段 23f 電流位相角算出手段 23g 定数加算手段 23h 本補償電圧算出手段 F ファン G 重慣性負荷 M 誘導電動機、モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−60264(JP,A) 特開 平3−143287(JP,A) 特開 平6−284778(JP,A) 特開 平8−98589(JP,A) 特開 平9−121593(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/42 - 7/98 JICSTファイル(JOIS)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータと前記インバータを制御する
    制御装置とを備える電圧形インバータ装置であって、 前記制御装置が、ゲート信号を生成するゲート信号生成
    部に対する電圧指令値を補償する補償指令値生成部を有
    し、 前記補償指令値生成部において、短絡防止制御の結果発
    生する方形波状の誤差電圧を補償するための方形波状の
    仮補償電圧が生成され、ついで前記仮補償電圧から基本
    波成分が除去された本補償電圧が生成され、前記本補償
    電圧により前記電圧指令値が補償されることを特徴とす
    る電圧形インバータ装置。
  2. 【請求項2】 インバータと前記インバータを制御する
    制御装置とを備える電圧形インバータ装置であって、 前記制御装置が、ゲート信号を生成するゲート信号生成
    部に対する電圧指令値を補償する補償指令値生成部を有
    し、 前記補償指令値生成部が、インバータ出力電流の位相角
    、短絡防止制御の結果発生する方形波状の誤差電圧を
    補償するための方形波状の仮補償電圧から基本波成分を
    除去して得られる本補償電圧との関係を記憶しておき、
    インバータ出力電流から算出したインバータ出力電流の
    位相角に応じて記憶している関係から本補償電圧を決定
    し、ついで前記本補償電圧により前記電圧指令値が補償
    されることを特徴とする電圧形インバータ装置。
  3. 【請求項3】 補償指令値生成部が、インバータ出力電
    流の位相角を算出し、ついでその位相角に基づいて仮補
    償電圧およびその基本波成分を算出することを特徴とす
    る請求項1記載の電圧形インバータ装置。
  4. 【請求項4】 インバータ出力電流の位相角が、計測さ
    れたインバータ出力電流のd−q軸変換により得られた
    各電流の比により算出されることを特徴とする請求項2
    または3記載の電圧形インバータ装置。
  5. 【請求項5】 インバータ出力電流の位相角が、PLL
    ブロックにより算出されることを特徴とする請求項2ま
    たは3記載の電圧形インバータ装置。
  6. 【請求項6】 算出された位相角に所定角度を加算した
    ものをインバータ出力電流の位相角としてなることを特
    徴とする請求項2または3記載の電圧形インバータ装
    置。
  7. 【請求項7】 インバータと前記インバータを制御する
    制御装置とを備える電圧形インバータ装置の制御方法で
    あって、 インバータ出力電流からその位相角を算出する手順と、 前記算出された位相角に基づいて、短絡防止制御の結果
    発生する方形波状の誤差電圧を補償するための方形波状
    の仮補償電圧を生成する手順と、 前記生成された仮補償電圧の基本波成分を算出する手順
    と、 前記仮補償電圧から前記基本波成分を除去して本補償電
    圧を算出する手順と、 前記本補償電圧により電圧指令値を補償する手順とを含
    んでなることを特徴とする電圧形インバータ装置の制御
    方法。
  8. 【請求項8】 インバータ出力電流の位相角の算出が、
    インバータ出力電流を計測してその計測された出力電流
    値をd−q軸変換し、その変換された電流の比によりな
    されることを特徴とする請求項7記載の電圧形インバー
    タ装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 インバータ出力電流の位相角の算出が、
    PLLブロックによりなされることを特徴とする請求項
    7記載の電圧形インバータ装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 算出されたインバータ出力電流の位相
    角に所定角を加算する手順が付加されてなることを特徴
    とする請求項7記載の電圧形インバータ装置の制御方
    法。
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