JP3015135B2 - 自動二輪車用エンジンの始動点火装置 - Google Patents

自動二輪車用エンジンの始動点火装置

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JP3015135B2
JP3015135B2 JP3098179A JP9817991A JP3015135B2 JP 3015135 B2 JP3015135 B2 JP 3015135B2 JP 3098179 A JP3098179 A JP 3098179A JP 9817991 A JP9817991 A JP 9817991A JP 3015135 B2 JP3015135 B2 JP 3015135B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動二輪車用エンジ
ンの始動点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記装置には、従来、例えば特開昭62
‐195456号公報で示されるものがある。この従来
装置は、エンジンの始動電動機を駆動させたとき、自動
二輪車が不意に発進してエンジンに過度の負担がかかる
ことを防止し、かつ、サイドスタンドが使用状態のまま
で、自動二輪車が発進したり走行したりして、上記サイ
ドスタンドが破損してしまうということを防止しようと
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成によれば、始動電動機を始動操作するための始動スイ
ッチ(上記公報における符号25に相当する。以下、括
弧内の符号は同上公報のものを示す。)や、変速装置に
おけるクラッチの断接状態を検出するクラッチスイッチ
(31)、およびサイドスタンドの使用、収納状態を検
出するためのサイドスタンドスイッチ(38)等が、多
くの電子部品、つまり、サイリスタ(33)、ダイオー
ド(39,40,43)、抵抗(41,42,44,4
5)およびトランジスタ(37)を用いて接続されてお
り、このため、上記従来装置は、構成が複雑であるとい
う問題を有している。
【0004】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、従来の装置と同じ機能を有するもの
でありながら、構成が簡単な自動二輪車用エンジンの始
動点火装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の特徴とするところは、閉成でエンジンの始
動電動機を駆動可能とさせる始動スイッチと、閉成でエ
ンジンを点火可能とさせるエンジン停止スイッチと、変
速装置におけるクラッチの切断動作で閉成するクラッチ
スイッチと、サイドスタンドの不使用時に閉成するサイ
ドスタンドスイッチとを直列に接続すると共に、点火回
路の電源を上記クラッチスイッチとサイドスタンドスイ
ッチとの間に接続し、一方、上記変速装置が中立状態の
とき閉成する中立スイッチと、リレーのコイルとを直列
に接続し、上記リレーのリレー接点とダイオードとによ
る直列回路を上記サイドスタンドスイッチに並列に接続
した点にある。
【0006】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。始動
電動機11を駆動させてエンジンを始動させようとする
場合、クラッチが切断状態にあり、かつ、サイドスタン
ドが不使用状態にあるか、変速装置が中立状態にあるか
の少なくともいずれかの条件で、始動スイッチ9の閉成
操作により始動電動機11が駆動してエンジンの始動が
行われることとなる。そして、これによれば、始動時に
は、エンジンから後車輪への動力伝達が防止されて、自
動二輪車の不意の発進が防止される。また、サイドスタ
ンドが使用状態のままで自動二輪車が発進してしまうと
いうことも防止される。
【0007】一方、エンジンが駆動している時、サイド
スタンドが不使用状態にあるか変速装置が中立状態にあ
るかの少なくともいずれかであれば、上記エンジンの駆
動が続けられることとなる。これを換言すれば、スタン
ドが使用状態にあって、かつ、変速装置が非中立状態の
ために走行中であると考えられるときには、点火プラグ
18の火花放電が停止させられて、エンジンが停止させ
られ、上記サイドスタンドの破損が防止される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。図1は、自動二輪車用エンジンの始動点火装置の回
路図であり、これはバッテリー1、始動回路2、フライ
ホイールマグネト3、および点火回路4を有している。
上記始動回路2は第1リレー6を有し、この第1リレー
6のコイル7、主スイッチ8、および始動スイッチ9が
上記バッテリー1に対し直列に接続されている。また、
上記第1リレー6のリレー接点10と始動電動機11と
が同上バッテリー1に対し直列に接続されている。そし
て、上記主スイッチ8を閉成させた状態で、始動スイッ
チ9を閉成操作しコイル7を励磁させれば、リレー接点
10が閉成して始動電動機11が駆動されるようになっ
ている。そして、これにより、エンジンのクランキング
が行われる。一方、上記始動スイッチ9を不操作により
開成させれば、コイル7が消磁してリレー接点10が開
成し、始動電動機11の駆動が停止する。
【0009】前記フライホイールマグネト3はエンジン
のクランク軸と共に回転するローター13を有し、この
ローター13に対応してチャージコイル14とパルサコ
イル15が設けられている。前記点火回路4は容量放電
式のもので、コンデンサー16、イグニッションコイル
17、点火プラグ18、およびサイリスタ19を有し、
上記点火プラグ18はエンジンの燃焼室に臨んでいる。
そして、前記チャージコイル14が上記コンデンサー1
6とイグニッションコイル17を介して点火プラグ18
に接続され、上記チャージコイル14とコンデンサー1
6との間に上記サイリスタ19のアノードが接続され、
前記パルサコイル15に同上サイリスタ19のゲートが
接続されている。
【0010】そして、エンジンの作動でローター13が
回転すると、チャージコイル14から電圧が出力され、
これがコンデンサー16に充電される。つまり、上記チ
ャージコイル14は点火回路4の電源となるものであ
る。また、上記ローター13の回転に伴いパルサコイル
15から所定の点火時期に電圧が出力され、これによ
り、サイリスタ19が導通されて、上記コンデンサー1
6に蓄えられていた電荷が放電する。すると、この放電
によりイグニッションコイル17を介して点火プラグ1
8で火花放電が生じ、燃焼室で混合気の燃焼が行われ
る。
【0011】符号21はエンジン停止スイッチ、22は
クラッチスイッチ、23はサイドスタンドスイッチで、
これらは前記始動スイッチ9と共に直列に接続されてい
る。また、上記チャージコイル14は逆転回路25を介
し上記クラッチスイッチ22とサイドスタンドスイッチ
23との間に接続されている。上記の場合、サイドスタ
ンドスイッチ23を閉成した状態で、エンジン停止スイ
ッチ21を閉成させれば、逆転回路25によりチャージ
コイル14がアースされることが防止されて、前記した
点火プラグ18による火花が繰り返し行われ、エンジン
の駆動が続けられる。一方、上記エンジン停止スイッチ
21を開成させれば、逆転回路25によりチャージコイ
ル14がアースされて上記点火プラグ18による火花放
電が停止され、つまり、エンジンの駆動が停止させられ
ることとなる。
【0012】上記エンジンには歯車式変速装置を介して
駆動用後車輪が連結されており、この変速装置にはクラ
ッチが設けられている。そして、前記クラッチスイッチ
22は上記クラッチの切断動作で閉成し、接続動作で開
成するようになっている。また、自動二輪車の車体を自
立可能とさせるサイドスタンドが設けられている。そし
て、このサイドスタンドの不使用時に前記サイドスタン
ドスイッチ23が閉成し、使用時に開成するようになっ
ている。
【0013】一方、符号26は中立スイッチで、この中
立スイッチ26は上記変速装置が中立状態のときにいず
れかの変速歯車やシフトフォークに連動して閉成し、非
中立状態となったときに開成するようになっている。そ
して、上記中立スイッチ26と第2リレー27のコイル
28とが始動スイッチ9などと共に前記バッテリー1に
対し直列に接続されている。また、同上第2リレー27
のリレー接点29とダイオード30とによる直列回路が
上記サイドスタンドスイッチ23に並列に接続されてい
る。その他、31はランプであって、これは中立スイッ
チ26が閉成したとき点灯して、変速装置が中立状態に
あることを表示する。
【0014】次に、上記実施例の動作を図1と図2とに
より説明する。始動電動機11を駆動させてエンジンを
始動させようとする場合には、まず、エンジン停止スイ
ッチ21を閉成させてから、始動スイッチ9を閉成操作
する。この場合、クラッチスイッチ22とサイドスタン
ドスイッチ23とがともに閉成しているか、中立スイッ
チ26が閉成しているかの少なくともいずれかの条件に
より、始動電動機11が駆動することとなる。つまり、
クラッチが切断状態にあり、かつ、サイドスタンドが不
使用状態にあるか、変速装置が中立状態にあるかの少な
くともいずれかであれば、始動スイッチ9の閉成操作に
より始動電動機11が駆動してエンジンの始動が行われ
ることとなる。そして、これによれば、始動時には、エ
ンジンから後車輪への動力伝達が防止されて、自動二輪
車の不意の発進が防止される。また、サイドスタンドが
使用状態のままで自動二輪車が発進してしまうというこ
とも防止される。
【0015】一方、エンジンが駆動している時には、エ
ンジン停止スイッチ21が閉成していることがこのエン
ジンの駆動を続ける上で基本的に必要であるが、これに
更に、サイドスタンドスイッチ23と中立スイッチ26
のうち少なくともいずれかが閉成しているという条件が
揃うことにより、点火プラグ18による火花放電が繰り
返えされてエンジンの駆動が続けられることとなる。つ
まり、サイドスタンドが不使用状態にあるか変速装置が
中立状態にあるかの少なくともいずれかであれば、エン
ジンの駆動が続けられることとなる。これを換言すれ
ば、スタンドが使用状態にあって、かつ、変速装置が非
中立状態のために走行中であると考えられるときには、
点火プラグ18の火花放電が停止させられて、エンジン
が停止させられ、上記サイドスタンドの破損が防止され
る。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、閉成でエンジンの始
動電動機を駆動可能とさせる始動スイッチと、閉成でエ
ンジンを点火可能とさせるエンジン停止スイッチと、変
速装置におけるクラッチの切断動作で閉成するクラッチ
スイッチと、サイドスタンドの不使用時に閉成するサイ
ドスタンドスイッチとを直列に接続すると共に、点火回
路の電源を上記クラッチスイッチとサイドスタンドスイ
ッチとの間に接続し、一方、上記変速装置が中立状態の
とき閉成する中立スイッチと、リレーのコイルとを直列
に接続し、上記リレーのリレー接点とダイオードとによ
る直列回路を上記サイドスタンドスイッチに並列に接続
したのであって、これは従来の装置とほぼ同じ機能を有
している。そして、この発明によれば、従来の装置とほ
ぼ同じ機能を有するものでありながら、同上従来の装置
に必要とした多くの電子部品に代えて、リレーやダイオ
ードで足りるのであり、このため、この発明は従来の装
置に比べて構成が極めて簡単になり、かつ、製造も安価
にできるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体回路図である。
【図2】要部の理論回路図である。
【符号の説明】
4 点火回路 9 始動スイッチ 11 始動電動機 14 チャージコイル(電源) 21 エンジン停止スイッチ 22 クラッチスイッチ 23 サイドスタンドスイッチ 26 中立スイッチ 27 第2リレー(リレー) 28 コイル 29 リレー接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02N 11/08 F02P 11/04 301 F02P 11/04 302

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉成でエンジンの始動電動機を駆動可能
    とさせる始動スイッチと、閉成でエンジンを点火可能と
    させるエンジン停止スイッチと、変速装置におけるクラ
    ッチの切断動作で閉成するクラッチスイッチと、サイド
    スタンドの不使用時に閉成するサイドスタンドスイッチ
    とを直列に接続すると共に、点火回路の電源を上記クラ
    ッチスイッチとサイドスタンドスイッチとの間に接続
    し、一方、上記変速装置が中立状態のとき閉成する中立
    スイッチと、リレーのコイルとを直列に接続し、上記リ
    レーのリレー接点とダイオードとによる直列回路を上記
    サイドスタンドスイッチに並列に接続した自動二輪車用
    エンジンの始動点火装置。
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