JP3015021U - プディング様ムース - Google Patents
プディング様ムースInfo
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- JP3015021U JP3015021U JP1995000909U JP90995U JP3015021U JP 3015021 U JP3015021 U JP 3015021U JP 1995000909 U JP1995000909 U JP 1995000909U JP 90995 U JP90995 U JP 90995U JP 3015021 U JP3015021 U JP 3015021U
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- mousse
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- pudding
- dough
- caramel
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- Grain Derivatives (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】従来のプディングとは一風異なった食感と風味
を有したプディング様ムースの開発。 【構成】カスタード風味のムース生地層とカラメル層と
を組合せて成る、プディング様ムース。 【効果】通常のプディングとは一風異なった食感を呈
し、さらにカラメルの採用により風味調和がとれ、ムー
スとしてボリューム感のあるプディング様ムースを提供
することができた。
を有したプディング様ムースの開発。 【構成】カスタード風味のムース生地層とカラメル層と
を組合せて成る、プディング様ムース。 【効果】通常のプディングとは一風異なった食感を呈
し、さらにカラメルの採用により風味調和がとれ、ムー
スとしてボリューム感のあるプディング様ムースを提供
することができた。
Description
【0001】
本考案は、プディング様ムースに関する。
【0002】
洋菓子店で製造する一般的なプディングは、牛乳、卵黄、砂糖を主原料とし、 これらの混合物を加熱(蒸し焼き)して卵黄を蛋白変性(凝固)させることによ り固め、砂糖を焦がしたカラメルソースを添えて供するものである。
【0003】
本考案は、以上のような従来のプディングとは一風異なった食感と風味を有し たプディング様ムースを提供するものである。
【0004】
本考案におけるプディング様ムースは、従来のプディングを製造する方法とは 異なり、ムースとカラメル層を組合せた2層、または更にスポンジケーキ生地、 パイ生地あるいはクッキー生地などの菓子生地層を組合せた3層ないし4層のム ースである。
【0005】 ムースは、基本的には泡立てた生クリーム(ホイップドクリーム)やメレンゲ (卵白)を使用し、フワフワした泡のような食感をもつケーキをいうが、本考案 においては卵黄、牛乳、砂糖を混合し、これにホイップした生クリームまたは植 物性のホイップ用クリームとバニラ酒を加え合わせ、ゼラチン等の凝固剤で固め て作ったカスタード風味のムースが好ましい。なお、最近では殺菌済卵黄使用の 水中油型エマルジョン(例えば、商品名:トッピングクレア,プロダッシュ80 0、不二製油(株)製)が市販されており、これらを使用することによりわざわ ざ卵黄の殺菌処理をする必要がないので有利である。
【0006】 カラメルゼリーやカラメルソースは、カラメルに牛乳、生クリームまたは植物 性ホイップ用クリームおよび洋酒等を加え、乳風味のある、色調もやや淡いもの が適する。硬さの調整はゼラチンやデンプン等で行い、カラメルゼリーはゼラチ ンを加えてゼリー状にし、カラメルソースはデンプンやゼラチンでとろみをつけ たソースとする。
【0007】
本考案におけるプディング様ムースは、卵黄を使用しているのでプディングの 風味を有しているのであるが、ムース生地を採用しているため通常のプディング とは一風異なった食感を呈し、さらにカラメルの採用により風味調和がとれ、ム ースとしてボリューム感のあるプディングということができる。
【0008】
以下に実施例を示す。なお、例中部及び%は何れも重量基準を意味する。
【0009】 実施例1〜9 ○ムースの調製 市販の殺菌済卵黄入りエマルジョン(商品名:プロダッシュ800,不二製油 (株)製、卵黄25重量%含有)360部と濃縮乳(商品名:プロベスト500 ,不二製油(株)製,3倍濃縮乳)を3倍に希釈したもの120部、卵黄入りホ イップ用クリーム(商品名:トッピングクレア,不二製油(株)製,卵黄4重量 %含有)600部、バニラ酒15部、カラメル5部を混合した後、ホイップして 泡立てた中へ、粉末ゼラチン10.5部を水52.5部に膨潤溶解させたゼラチ ン液を加えてムース生地を調製した。
【0010】 ○カラメルの調製 (1).カラメルゼリー 生クリーム入りホイップ用クリーム(商品名:ガトーホイップK,不二製油( 株)製)100部と濃縮乳(商品名:プロベスト500,不二製油(株)製,3 倍濃縮乳)100部とを加熱混合し、これを焦がしたグラニュー糖100部に加 え、次いで粉末ゼラチン5.4部を水27部に膨潤溶解させたゼラチン液を加え て30℃に冷却した後、ブランデー3部を添加混合してカラメルゼリーを調製し た。
【0011】 (2).カラメルソース 生クリーム入りホイップ用クリーム(商品名:ガトーホイップK,不二製油( 株)製)100部と濃縮乳(商品名:プロベスト500,不二製油(株)製,3 倍濃縮乳)100部とを加熱混合し、これを焦がしたグラニュー糖100部に加 え、30℃に冷却後、プランデー3部を添加混合して、カラメルソースを調製し た。
【0012】 ○シロップの調製 グラニュー糖30部を水100部に加えて沸騰させ、加熱溶解した後、30℃ に冷却し、これにバニラ酒15部を添加して、シロップを調製した。
【0013】 ○プディング様ムースの調製 以上のムース生地とカラメルゼリーまたはカラメルソースを使用して以下のプ ディング様ムースを製造した。
【0014】 例1:ムース生地層の上部にカラメルゼリー層を組合せてプディング様ムース を製造した(図1)。
【0015】 例2:ムース生地層の上部にカラメルソース層を組合せてプディング様ムース を製造した(図2)。
【0016】 例3:ムース生地層の下部にカラメルゼリー層を組合せてプディング様ムース を製造した(図3)。
【0017】 例4:ムース生地層の下部にカラメルソース層を組合せて容器入りプディング 様ムースを製造した(図4)。
【0018】 例5:ムース生地層の上部にカラメルゼリー層を、さらにその上部にのムース 生地層を組合せてプディング様ムースを製造した(図5)。
【0019】 例6:常法に従って製造したスポンジケーキ生地を用意し、その上部にムース 生地層を、さらにその上部にカラメルゼリー層を、最上層にムース生地層を組合 せてプディング様ムースを製造した(図6)。
【0020】 例7:常法に従って製造したスポンジケーキ生地を最下層とし、その上部にム ース生地層を、さらにその上部にカラメルゼリー層を組合せてプディング様ムー スを製造した(図7)。
【0021】 例8:常法に従って製造したパイ生地を最下層とし、その上部にスポンジ生地 層を、さらにその上部にムース生地層を、最上層にカラメルゼリー層を組合せて プディング様ムースを製造した(図8)。
【0022】 例9:常法に従って製造したクッキー生地を最下層とし、その上部にスポンジ 生地層を、さらにその上部にムース生地層を、最上層にカラメルゼリー層を組合 せてプディング様ムースを製造した(図9)。 なお、例1〜9はそれぞれ実施例1〜9である。
【0023】 実施例10 先ず、常法に従って製造した直径21mm、厚さ15mmの大きさのスポンジケー キ生地を用意し、上面にシロップを塗布し、この上部に厚さ20mmになるように ムース層を加え、次いで直径190mm、厚さ10mmのスポンジ生地にシロップを 塗布し、中央部に乗せた後、さらに厚さ20mmのムース層を加え、最上部に厚さ 4mmになるようにカラメルゼリー層を加え、冷却固化して、目的とするプディン グ様ムースを得た。
【0024】 このプディング様ムースのカットした断面は、最下層が厚さ15mmのスポンジ 生地であり、さらに中央部に中央部から外周に向かって190mm、厚さ10mmの スポンジ生地で、その上下および外周までの残りがムース生地であって、最上部 に厚さ4mmのカラメルゼリーを形成した、プディング様の風味を有したムースで あった(図10)。
【0025】 実施例11 実施例1において、ムースの調製を、以下のようにして製造した。即ち、卵黄 110部、砂糖115部、生クリーム130部、牛乳120部を混合し75℃に 加熱殺菌した後、粉末ゼラチン9部を水45部に膨潤溶解させたゼラチン液を加 えて混合し、20℃に冷却した後、バニラ酒15部、カラメル5部、卵黄入りホ イップ用クリーム(商品名:トッピングクレア,不二製油(株)製,卵黄4重量 %含有)600部をホイップして加え混合してムース生地を調製した。 以上のムース生地を使用し、実施例1で調製したカラメルソース層の上部に当 該ムース生地層を組合せてプディング様の風味を有したムースを製造した。
【0026】 実施例12 実施例1において、ムースの調製を、以下のようにして製造した。即ち、卵黄 120部、砂糖115部、生クリーム130部、牛乳110部を混合し75℃に 加熱殺菌した後、粉末ゼラチン9部を水45部に膨潤溶解させたゼラチン液を加 えて混合し、20℃に冷却した後、バニラ酒15部、カラメル5部、通常の植物 性クリーム600部をホイップして加え混合してムース生地を調製した。 以上のムース生地を使用し、実施例1で調製したカラメルゼリー層の上部に当 該ムース生地層を組合せてプディング様の風味を有したムースを製造した。
【0027】
以上のように、本考案により従来のプディングとは一風変わったプディング様 ムースを提供することができた。
【図1】実施例1で製造したプディング様ムースをカッ
トした一部の模式的斜視図。
トした一部の模式的斜視図。
【図2】実施例2で製造したプディング様ムースをカッ
トした一部の模式的斜視図。
トした一部の模式的斜視図。
【図3】実施例3で製造したプディング様ムースをカッ
トした一部の模式的斜視図。
トした一部の模式的斜視図。
【図4】実施例4で製造した容器入りプディング様ムー
スの模式的斜視図。
スの模式的斜視図。
【図5】実施例5で製造したプディング様ムースをカッ
トした一部の模式的斜視図。
トした一部の模式的斜視図。
【図6】実施例6で製造したプディング様ムースをカッ
トした一部の模式的斜視図。
トした一部の模式的斜視図。
【図7】実施例7で製造したプディング様ムースをカッ
トした一部の模式的斜視図。
トした一部の模式的斜視図。
【図8】実施例8で製造したプディング様ムースをカッ
トした一部の模式的斜視図。
トした一部の模式的斜視図。
【図9】実施例9で製造したプディング様ムースをカッ
トした一部の模式的斜視図。
トした一部の模式的斜視図。
【図10】実施例10で製造したプディング様ムースを
カットした一部の模式的斜視図。
カットした一部の模式的斜視図。
1・・・ムース生地層 2・・・カラメルゼリー層 3・・・カラメルソース層 4・・・スポンジ生地層 5・・・パイ生地層 6・・・クッキー生地層 7・・・容器の壁部
Claims (8)
- 【請求項1】カスタード風味のムース生地層(以下、単
にムース生地層という)とカラメル層とを組合せて成
る、プディング様ムース。 - 【請求項2】ムース生地層の上部にカラメルゼリー層を
組合せて成る、請求項1記載のプディング様ムース。 - 【請求項3】ムース生地層の上部にカラメルソース層を
組合せて成る、請求項1記載のプディング様ムース。 - 【請求項4】ムース生地層の下部にカラメルゼリー層を
組合せて成る、請求項1記載のプディング様ムース。 - 【請求項5】ムース生地層の下部にカラメルソース層を
組合せて成る、請求項1記載のプディング様ムース。 - 【請求項6】さらにスポンジ生地層を組合せて成る、請
求項1ないし5の何れかに記載のプディング様ムース。 - 【請求項7】パイ生地を最下層とし、その上にスポンジ
生地層を組合せて成る、請求項2ないし4の何れかに記
載のプディング様ムース。 - 【請求項8】クッキー生地を最下層とし、その上にスポ
ンジ生地層を組合せて成る、請求項2ないし4の何れか
に記載のプディング様ムース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000909U JP3015021U (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | プディング様ムース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000909U JP3015021U (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | プディング様ムース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3015021U true JP3015021U (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=43150605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995000909U Expired - Lifetime JP3015021U (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | プディング様ムース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3015021U (ja) |
-
1995
- 1995-02-22 JP JP1995000909U patent/JP3015021U/ja not_active Expired - Lifetime
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