JP3014852U - 点心の具を詰め込んだイカ加工食品 - Google Patents

点心の具を詰め込んだイカ加工食品

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JP3014852U
JP3014852U JP1995000767U JP76795U JP3014852U JP 3014852 U JP3014852 U JP 3014852U JP 1995000767 U JP1995000767 U JP 1995000767U JP 76795 U JP76795 U JP 76795U JP 3014852 U JP3014852 U JP 3014852U
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JP
Japan
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squid
dim sum
ingredients
processed
food
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Application number
JP1995000767U
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English (en)
Inventor
勉 西垣
孝 島崎
和都也 斉藤
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Nichirei Corp
Original Assignee
Nichirei Corp
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  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】多様な食感を持つ新規なイカ加工食品を得る。 【構成】点心の具として用いられる材料3をイカの胴1
に詰め込み、楊枝3等により口止め処理を行った後、加
熱処理と必要に応じて凍結処理を行う。 【効果】携帯性や保存性もよく、かつ、イカと点心の具
の風味を融合した味わいをイカ加工食品が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は点心の具を詰め込んだイカ加工食品に関し、特に、独特の風味、食味 を有する点心の具とイカとを組み合わせることにより多様な食感を持たせること を可能とした新規な食品としてのイカ加工食品に関する。
【0002】
【従来の技術】
イカは日本人に広く親しまれている食品であり、生のままで、あるいは煮物、 焼き物、酢の物として、さらには特定の加工を施した珍味として、古くから食さ れてきている。さらに、イカ鉄砲と呼ばれるイカの胴に米飯を詰め蒸煮したイカ 加工食品、あるいは魚卵を詰め熱処理したイカ加工食品等も知られている。これ らのイカ加工食品の加熱殺菌品は保存性がありまた携帯にも便利なことから、通 常の食品としての外に、土産品としてあるいは非常時の食品としても利用されて いる。
【0003】 一方、中華料理の点心の一種として、肉、野菜等に特徴のある香辛料を使い混 合攪拌処理したものを具として用い、それを小麦粉を使用した皮あるいは生地で 包み、それを揚げる、蒸す、焼く等の熱処理を施した食品も好まれて食べられて いる。 これらの点心は、最近では、中華料理専門店のみならず一般レストランでもメ ニューとして取り入れられつつあり、さらに、点心専門店も出現し、間食として も利用されている。また、これらの点心は具材の選定や香辛料の使用の仕方によ り、広東風、北京風などバラエティに富んだ風味を出すことができ、多くの人の 嗜好に受け入れられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
イカの胴に米飯や魚卵を詰めたイカ加工食品は風味に富みまた保存性も良いこ とから、多くの人に受け入れられてきているが、近年、人々の食に対する嗜好も 多様化しより多くの食味、風味に富んだ食品が求められつつある。 本考案は、イカ加工食品に対して望まれている食味、風味の多様性の課題を、 点心の具の持つ利点と組み合わせることによって、従来のイカ加工食品の持つ取 り扱い易さ、保存性等のメリットを阻害することなく、解決しようとするもので ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための、本考案による点心の具を詰め込んだイカ加工食 品は、点心の具として用いられる材料をイカの胴に詰め込み、必要に応じて口止 め処理を行った後、熱処理、また必要に応じて、加圧殺菌及び凍結処理したこと を特徴とする。
【0006】 なお、本考案において「点心」とは、肉・野菜等を香辛料や調味料と混合し小 麦粉等で作られた皮や生地で包んだものをいい、具体的には、春巻き、餃子、シ ューマイ、肉まん等である。 点心の具とは、従来点心の具として用いられてきた、肉、野菜等に八角、ニッ ケ、五香粉等のような特徴のある香辛料を使用して混合、攪拌処理したものをい い、特に制限はない。
【0007】 イカの胴への点心の具の詰め込みは、従来の米飯や魚卵をイカの胴に詰め込む 方法と同じでよく、好ましくは、冷凍したイカを解凍して、その胴部分から皮を 取り除いたものを用意し、その胴内に別途調整した点心の具を必要量充填する。 充填後、充填口を楊枝を刺す等の手段により口止し、熱処理を行う。 点心の具のうち畜肉類、魚介類は、具の縮みを少なくするために混合前に加熱 を行い、蔬菜類は塩揉みや脱水により水分を減ずることが好ましい。
【0008】 加熱処理は充填した点心の具の種類により、あるいは、どのような風味を得る かにより異なるが、例えば、畜肉類、魚介類の比率の多い具の場合には、予め加 熱されているので中心温度が70度になる程度が好ましい。 処理後に凍結処理を行い、所定数毎包装し箱詰めして保冷庫に保管する。その ようにした冷凍食品は適宜市場に出荷される。食に際しては、解凍後に、蒸し、 煮込み、油揚げ、電子レンジ等、好みに応じた処理を行う。
【0009】
【作用】
本考案による点心の具を詰め込んだイカ加工食品によれば、具の種類を替える ことにより、いろいろな味を楽しめるとともに、イカの歯触り、食味を併せ味わ うことができ、多様な食味の嗜好性に答えることができる。 また、保存性、携帯性に富み、土産物あるいは非常用食品としても有効な加工 食品となる。
【0010】
【実施例】
以下、実施例により本考案による点心の具を詰め込んだイカ加工食品を詳細に 説明する。 図1は本考案による点心の具を詰め込んだイカ加工食品の一実施例を示す斜視 図であり、図2はその断面図である。製造に際しては、生イカあるいは冷凍イカ を解凍したものからいわゆるつぼ抜きを行い足と内臓を取り出した後、その胴部 分1の表皮を剥がしたものを用意する。その際に耳2の部分を除去してもよい。 他方において、いわゆる点心の具3を通常の方法により製造しておき、それを前 記の胴部分1内に、好ましくはその内容積の2/3程度充填し、必要に応じて、 楊枝4のような部材によりその口部分を閉塞する。
【0011】 それを蒸し器で蒸煮する等の手段により熱処理することにより点心の具を詰め 込んだイカ加工食品は完成する。そのままあるいはさらに蒸す、煮る、揚げる等 の処理を行った後、食に供してもよく、凍結処理を行い包装、箱詰めを行って、 保冷庫に保管しておき、冷凍食品として出荷するようにしてもよい。 〔実施例1〕 イカとして、冷凍したやりいかを解凍してつぼ抜きをし、表皮と耳とを除去し たものを用いた。
【0012】 具として、次の配合割合を持つ餃子具材を用意した。 鶏胸肉 4000g 野菜(キャベツ、にら、たまねぎ)5050g 醤油 250g ワイン 250g ごま油 250g 香辛料 50g 調味料 75g それらの材料を攪拌機で攪拌混合した後、用意したイカの胴内にイカ胴容量の 2/3を目安として充填した。充填後、開口部を楊枝により口止めし、蒸煮器に より熱処理した。
【0013】 熱処理後に、トンネルフリーザー等により凍結し包装して箱詰めした後、保冷 庫に保管した。 約30日後に取り出して電子レンジで解凍し、好みの調味料によりそのまま、 及び、おでん等の鍋物の種として食した。 イカの食味と歯触りに加えて、餃子具材の持つ風味が融合し、特有の食味と食 感が得られた。 〔実施例2〕 イカとして、実施例1と同じものを用いた。
【0014】 具として、次の配合割合を持つ春巻き具材を用意した。 鶏胸肉 3200g 春雨 2770g 野菜(キャベツ、たけのこ、しいたけ)5050g 植物油(大豆油、ゴマ油) 324g . 醤油 274g ワイン 25g 食塩 125g 澱粉 125g 調味料 375g これらの材料のうち、鶏胸肉、たけのこ、しいたけ、ゴマ油、澱粉、調味料と を混合して直火釜で蒸煮し、それを冷却した後、湯戻しして1cmにカツトした 春雨とみじん切りして塩揉みし脱水したキャベツと共に、攪拌機に入れて攪拌混 合し、以下、実施例1と同様にして、加工及び保存を行った。
【0015】 約30日後に取り出して電子レンジで解凍し、好みの調味料によりそのまま、 及び、おでん等の鍋物の種として食した。 イカの食味と歯触りに加えて、春巻き用具材の持つ風味が融合し、特有の食味 と食感が得られた。
【0016】
【考案の効果】
本考案による点心の具を詰め込んだイカ加工食品は、イカと点心の具の風味を 融合した味わいを持つ新規な食品であり、また、保存性や取り扱い性も良好であ ることから、今後、レストランや飲食店で新しいメニューの冷凍食品及び惣菜と して広く利用されることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による点心の具を詰め込んだイカ加工食
品の一例を示す斜視図。
【図2】図1のII-II 線による断面図。
【符号の説明】
1…イカの胴部分、2…イカの耳の部分、3…点心の
具、4…口止め具

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】点心の具として用いられる材料をイカの胴
    に詰め込み、必要に応じて口止め処理を行った後、加熱
    処理したイカ加工食品。
  2. 【請求項2】点心の具として用いられる材料をイカの胴
    に詰め込み、必要に応じて口止め処理を行った後、加熱
    処理と凍結処理を行ったイカ加工食品。
  3. 【請求項3】点心が春巻きである請求項1又は2記載の
    イカ加工食品。
  4. 【請求項4】点心が餃子である請求項1又は2記載のイ
    カ加工食品。
  5. 【請求項5】点心がシューマイである請求項1又は2記
    載のイカ加工食品。
  6. 【請求項6】点心が肉まんである請求項1又は2記載の
    イカ加工食品。
JP1995000767U 1995-02-17 1995-02-17 点心の具を詰め込んだイカ加工食品 Expired - Lifetime JP3014852U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181631A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Topcon Corp 眼底観察装置
KR20220128077A (ko) * 2021-03-12 2022-09-20 김정배 어란 함유 한치의 제조방법 및 이에 따라 제조된 어란 함유 한치

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