JP3014788B2 - 車載用カメラシステム - Google Patents

車載用カメラシステム

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JP3014788B2
JP3014788B2 JP3060022A JP6002291A JP3014788B2 JP 3014788 B2 JP3014788 B2 JP 3014788B2 JP 3060022 A JP3060022 A JP 3060022A JP 6002291 A JP6002291 A JP 6002291A JP 3014788 B2 JP3014788 B2 JP 3014788B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は数mまでの近距離間で
の映像信号伝達を行なう監視カメラシステムに関し、特
に、車載用(特に一般乗用車用)の後方確認用の監視カ
メラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車が後退する際の後方の安全確認を
行なうために、車載用の監視カメラシステムがある。図
8は、従来の車載用監視カメラシステムの構成を示すブ
ロック図である。図4を参照して、従来の車載用監視カ
メラシステムは、自動車のボディー9の後方上部に取付
けられ、自動車の後方を撮影して映像信号を発生するた
めの監視カメラ1と、監視カメラ1と同軸ケーブルおよ
び電源ケーブル一式21によって接続され、車内の運転
者が視認可能な位置に取付けられたモニタテレビ5とを
含む。モニタテレビ5には、この自動車のカーバッテリ
6から電源が供給される。ケーブル一式21は、車内の
天井の内装部分7と車のボディー9との間の空間部分に
配置されており、車外の監視カメラ1と車内のモニタテ
レビ5とを接続している。モニタテレビ5としては、従
来からブラウン管(CRT:Cachode Ray
Tube)タイプのものが用いられている。
【0003】図8を参照して、従来の車載用監視カメラ
システムは以下のように動作する。監視カメラ1は、自
動車のボディー9の後方の一定の範囲を撮影し、映像信
号を発生する。映像信号はケーブル一式21に含まれる
同軸ケーブルを介してモニタテレビ5に与えられ、そこ
で表示される。監視カメラ1には、ケーブル一式21内
の電源ケーブルを介してカーバッテリ6からの電源が供
給される。
【0004】使用者は、モニタテレビ5に表示される後
方の映像を確認しながら、自動車を後退させることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
車載用カメラシステムには、以下のような問題点があ
る。従来の車載用カメラシステムにおいては、監視カメ
ラ1が車外に、モニタテレビ5が車内に設けられている
ため、この2つを接続するためのケーブル21の配線の
ために、自動車のボディー9の適当な場所に開口部を設
けなければならなかった。自動車のボディーに開口部を
設けるという作業は簡単に行なえるものではなく、その
結果従来の車載用カメラシステムは、その車の製造過程
で車体メーカーが行なう場合を除き、容易に自動車に搭
載することができなかった。そのため従来の車載用の監
視カメラシステムはバス、業務用車両のみに限定して取
付けられている。
【0006】また、配線系に障害が発生した場合でも、
一般使用者が修理することは非常に難しかった。さら
に、車内にケーブルを引回す必要があるため、配線コス
トが高くついているという問題がある。
【0007】それゆえにこの発明の目的は、一般の使用
者が容易に取付けることができる車載用カメラシステム
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の車載用
カメラシステムは、自動車の車体外部に取付可能で、所
定の範囲を撮像して映像信号を発生するための撮像手段
と、撮像手段に接続され、自動車の車体外部から自動車
の車体内部に、映像信号を光信号に変換して伝送するた
めの光送信手段と、自動車の車体内部に取付可能で、光
送信手段により伝送された光信号を受光して映像信号を
復調するための光受信手段と、光受信手段により復調さ
れた映像信号により、所定の範囲の映像を表示するため
の表示手段とを含み、自動車の透明ガラス部分を介して
車体外部の光送信手段から車体内部の光受信手段に映像
信号を伝送する。
【0009】請求項2に記載の車載用カメラシステム
は、請求項1に記載の車載用カメラシステムにおいて、
光送信手段が、撮像手段に接続され、映像信号をFM変
調するためのFM変調手段と、FM変調により得られた
FM信号で変調された赤外光を所定方向に出射するため
の発光手段とを含み、光受信手段は、発光手段から出射
された赤外光を受光し、光電変換により電気信号に変換
して出力するための受光手段と、自動車の車内に固定可
能で、受光手段の出力する電気信号をFM復調して映像
信号を得て、表示手段に供給するためのFM復調手段と
を含む。
【0010】請求項3に記載の車載用カメラシステム
は、請求項2に記載の車載用カメラシステムにおいて、
受光手段を自動車の車内の、自動車の透明ガラス部分に
固定するための固定手段と、受光手段とFM復調手段と
を接続するための配線とをさらに含む。
【0011】請求項4に記載の車載用カメラシステム
は、請求項2に記載の車載用カメラシステムにおいて、
発光手段を、自動車の車外の、自動車の透明ガラス部分
に固定するための第1の固定手段と、受光手段を、固定
手段により固定された発光手段からの赤外光を受光可能
なようにFM復調手段に固定するための第2の固定手段
とをさらに含む。
【0012】請求項5に記載の車載用カメラシステム
は、請求項2に記載の車載用カメラシステムにおいて、
発光手段を、自動車の透明ガラス部分に対向するように
撮像手段に固定するとともに、自動車の車内への光伝送
が可能なように支持するための支持手段と、受光手段
を、支持手段により固定された発光手段からの赤外光を
受光可能なようにFM復調手段に固定するための固定手
段とをさらに含む。
【0013】
【作用】請求項1に記載の車載用カメラシステムにおい
ては、撮像手段により撮影された映像の映像信号は、自
動車の透明ガラス部分を介して車体外部の光送信手段と
車体外部の光受信手段との間の光伝送によって伝送さ
れ、車内に設けられた表示手段により表示される。
【0014】請求項2に記載の車載用カメラシステムに
おいては、撮像手段により撮影された映像の映像信号
は、光送信手段と光受信手段との間の光伝送によって車
外から車内に伝送され、車内に設けられた表示手段によ
り表示される。光伝送には、映像信号をFM変調した信
号が用いられる。
【0015】請求項3に記載の車載用カメラシステムに
おいては、撮像手段により撮影された映像の映像信号
は、FM変調された上、光送信手段と光受信手段との間
の光伝送によって車外から車内に伝送され、車内に設け
られた表示手段により表示される。光受信手段の受光手
段は、自動車のガラス部分の内側に固定され、車外から
の赤外光を受けて電気信号に変換する。電気信号は、車
内に設けられた配線を介してFM復調手段に与えられ、
そこで映像信号が復調された上表示手段に与えられる。
【0016】請求項4に記載の車載用カメラシステムに
おいては、撮像手段により撮影された映像の映像信号
は、FM変調された上光送信手段と光受信手段との間の
光伝送によって車外から車内に伝送され、車内に設けら
れた表示手段によって表示される。光送信手段の発光手
段は、自動車の透明ガラス部分の外側に固定され、また
光受信手段の受光手段は、発光手段からの赤外光が受光
可能なようにFM復調手段に固定される。
【0017】請求項5に記載の車載用カメラシステムに
おいては、撮像手段により撮影された映像の映像信号
は、FM変調された上光送信手段と光受信手段との間の
光伝送によって車外から車内に伝送され、車内に設けら
れた表示手段により表示される。光送信手段の発光手段
は車外の撮像手段に、光受信手段の受光手段は車内のF
M復調手段に、光伝送が可能なようにそれぞれ固定され
る。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る車載用カメラ
システムのブロック図である。図1を参照して、このシ
ステムは、自動車のボディー9のリヤウィンド8上方に
設けられ、自動車の後方の所定の領域の映像を撮像して
映像信号を発生するための監視カメラ1と、監視カメラ
1に取付けられ、監視カメラ1によって発生された映像
信号を、リヤウィンド8を通して車内に赤外光により光
伝送するための発光手段としての赤外線発光デバイス2
と、リヤウィンド8の内側に、発光デバイス2からの赤
外光を受光可能なように取付けられ、発光デバイス2か
ら伝送されてくる光を光電変換により電気信号に変換す
るための受光デバイス3とを含む。
【0019】自動車の車内には、接続ケーブル18によ
って受光デバイス3に接続され、受光デバイス3からの
電気信号を復調して元の映像信号を得るための光−電気
変換ユニット4と、車内の、運転者により視認可能な位
置に設けられ、光−電気変換ユニット4によって復調さ
れた元の映像信号によって、自動車の後方の映像を表示
するためのモニタテレビ5とを含む。モニタテレビ5
と、光−電気変換ユニット4とは、自動車のカーバッテ
リ6から電源の供給を受ける。接続ケーブル18は、自
動車の内装部分7に、吸盤などによって固定するだけで
よい。車外の監視カメラ1とモニタテレビ5との間の映
像信号の伝送は、赤外線発光デバイス2と、受光デバイ
ス3との間で行なわれる。したがって、自動車のボディ
ー9に、配線のための開口部を設ける必要がない。
【0020】図2は、車外に設けられる監視カメラ1の
より詳細なブロック図である。図2を参照して、、この
監視カメラ1は、被写体からの入射光を集光して所定の
結像面上に被写体の光学像を結ばせるためのレンズ10
と、レンズ10により結ばれた光学像を、光電変換によ
り電気信号である映像信号に変換するための固体撮像素
子11と、固体撮像素子11から出力される電気信号に
所定の処理を施し、映像信号を出力するための映像信号
処理回路13と、固体撮像素子11と映像信号処理回路
13とに必要なタイミング信号を与えることによってこ
れらを駆動コントロールするためのタイミング回路12
と、映像信号処理回路13から出力される映像信号にF
M変調を施し、FM変調された映像信号を出力するため
のFM変調回路14と、タイミング回路12と映像信号
処理回路13とFM変調回路14とに駆動のための電力
を供給するための電池17と、電池17の供給する電力
を必要な電圧に変換してタイミング回路12などに供給
するための電源制御回路16とを含む。監視カメラ1は
さらに、FM変調回路14から出力されるFM変調信号
に従って、赤外線発光デバイス2を駆動するための光伝
送駆動回路15を含む。赤外線発光デバイス2は、アン
テナ状の支持柱25によって、監視カメラ1に固定され
保持されている。
【0021】図3は、この車載用カメラシステムの車内
に搭載される部分を示すブロック図である。図3を参照
して、光−電気変換ユニット4は、接続ケーブル18を
介して受光デバイス3に接続され、受光デバイス3の出
力する光電変換信号をFM復調するためのFM復調回路
19と、FM復調回路19によってFM復調された映像
信号を処理して、モニタテレビ9上に表示するのに適し
た信号形式に変換するための信号処理回路20とを含
む。
【0022】モニタテレビ5としては、CRTを用いた
ものでも、液晶表示装置を用いたものでもどちらでもよ
い。また、本実施例の場合には図2に示されるように監
視カメラ1は電池17によって駆動される。そのため、
監視カメラ1には、消費電力が少なく、小型にできるC
CDなどの固体撮像素子が利用される。
【0023】また、監視カメラ1の電源としては、電池
以外に車のバックランプから電源を取出すことも可能で
ある。
【0024】図1〜3に示される車載用カメラシステム
は以下のように動作する。監視カメラ1のレンズ10
は、自動車の後方の所定の範囲の被写体からの入射光を
集光して、固体撮像素子11の受光面上に光学像を結ば
せる。固体撮像素子11は、タイミング回路12によっ
て制御され、映像信号処理回路13に対し、光電変換信
号を出力する。映像信号処理回路13は撮像素子11の
出力する光電変換信号に所定の処理を施し、映像信号を
出力する。
【0025】FM変調回路14は、映像信号処理回路1
3の出力する映像信号をFM変調し、光伝送駆動回路1
5に与える。光伝送駆動回路15は赤外線発光デバイス
2を駆動して、赤外線発光デバイス2から光信号に変換
した映像信号を出射させる。
【0026】受光デバイス3は、発光デバイス2からの
赤外光を受光し、光電変換により電気信号を出力する。
この光電変換信号は接続ケーブル18を介してFM復調
回路19に与えられる。FM復調回路19は、この光電
変換信号をFM復調し、信号処理回路20に与える。信
号処理回路20は、与えられた信号を処理してモニタテ
レビ5に表示するのに適した信号に変換し、モニタテレ
ビ5に与える。モニタテレビ5は信号処理回路20の出
力する映像信号を表示する。
【0027】これにより、運転者は監視カメラ1からの
映像により、自動車の後方の映像を車内で確認すること
ができる。
【0028】この実施例の車載用カメラシステムを自動
車のボディー9に搭載する際には、使用者はモニタテレ
ビ5に光−電気変換ユニット4を接続し、受光デバイス
3をリヤウィンドの内側にたとえば吸盤などによって固
定すればよい。接続ケーブル18は車内の天井の内装部
分7に沿ってたとえば吸盤などによって固定することが
できる。監視カメラ1を車外に固定するのは従来と同様
の方法で行なうことができる。監視カメラ1と車内のシ
ステムとの間をケーブルで接続する必要がないため、ボ
ディー9にケーブルを通すための開口部を設ける必要が
ない。配線も前述のように簡単にできるため、一般のユ
ーザでもたいした手間をかけることなくこの車載用カメ
ラシステムを自動車に取付けることができる。また、万
が一配線に問題が生じた場合にも、接続ケーブル18を
調べるだけですみ、従来のように故障を直すのに大きな
手間が係るという心配もない。さらに、伝送には光信号
を用いているため、電波を用いた場合と比較して周囲へ
の電磁ノイズなどの悪影響がなく、自動車に搭載された
他の電子装置に不所望の影響を与えることもない。伝送
にはFM変調した信号が用いられているため、ノイズも
少なく良好な映像で後方を確認することができる。
【0029】図4は、この発明の第2の実施例に係る車
載用カメラシステムのブロック図である。図4に示され
るシステムが図1に示される第1の実施例のシステムと
異なるのは、図1における監視カメラ1に固定された赤
外線発光デバイス2に代えて、リヤウィンド8の外側に
周知の吸盤などによって固定される赤外線発光デバイス
23を含むことである。赤外線発光デバイス23は接続
ケーブル22によって監視カメラ1と接続されている。
【0030】このシステムが図1に示されるシステムと
異なるのは、さらに、図1における受光デバイス3と光
−電気変換ユニット4とに代えて、モニタテレビ5上の
赤外線発光デバイス23からの赤外光を受光可能な位置
に設けられ、受光デバイスとFM復調回路と信号処理回
路とがともに組込まれた光−電気変換ユニット26を含
むことである。
【0031】上述の2点を除いて、図1と図4とは同様
であり、両図において、同一の部品には同一の参照符号
および名称が与えられている。それらの機能も同一であ
る。したがって、ここではそれらについての詳しい説明
は繰返されない。
【0032】図5は、この第2の実施例に係る監視カメ
ラ1のブロック図である。図5に示される監視カメラが
図2に示される監視カメラと異なるのは、図2において
は赤外線発光デバイス2が支持柱25によって監視カメ
ラ1に取付けられ支持されていたのに対し、図5に示さ
れる監視カメラは、赤外線発光デバイス23と接続ケー
ブル22によって接続されているのみであるということ
である。その他の点においては、図5に示される監視カ
メラと図2に示される監視カメラとは同一である。した
がって、それらについての詳しい説明はここでは行わな
い。
【0033】図6は、光−電気変換ユニット26のブロ
ック図である。図6を参照して、光−電気変換ユニット
26は、赤外線発光デバイス23(図4)からの赤外光
を受光して、光電変換により電気信号に変換するための
受光デバイス24と、受光デバイス24の出力する光電
変換信号をFM復調するためのFM復調回路19と、F
M復調回路19の出力する信号を処理して、モニタテレ
ビ5に表示するのに適した方式に変換するための信号処
理回路20とを含む。FM復調回路19と信号処理回路
20とは、図3に示される第1の実施例のものと同一で
ある。受光デバイス24は、図3に示される受光デバイ
ス3と同一の機能を有するが、ただ光−電気変換ユニッ
ト26内にFM復調回路19、信号処理回路20と一体
に組付らている点が第1の実施例とは異なる。
【0034】図4〜図6を参照して、第2の実施例に係
る車載用カメラシステムは以下のように動作する。監視
カメラ1のレンズ10は自動車の後方の一定範囲の被写
体からの入射光を集光し、固定撮像素子11の受光面上
に被写体の光学像を結ばせる。固体撮像素子11は光学
像を光電変換により電気信号に変換し、映像信号処理回
路13に与える。映像信号処理回路13は固体撮像素子
11の出力する電気信号を処理して映像信号としてFM
変調回路14に与える。
【0035】FM変調回路14は映像信号処理回路13
の出力する映像信号にFM変調を施し、光伝送駆動回路
15に与える。光伝送駆動回路15はFM変調信号に従
って、赤外線発光デバイス23を駆動するための信号を
ケーブル22を介して赤外線発光デバイス23に与え
る。赤外線発光デバイス23は、FM変調された映像信
号によって変調された赤外線を自動車の車内に分けて出
射する。
【0036】図4に示されるように、受光デバイス26
は赤外線発光デバイス23から直線的に伝送されてくる
赤外光を受光可能な位置に取付けられている。図6を参
照して、受光デバイス24は受光した赤外光を光電変換
により電気信号に変換し、FM復調回路19に与える。
FM復調回路19は受光デバイス24の出力する光電変
換信号をFM復調し、信号処理回路20に与える。信号
処理回路20はFM復調回路19の出力を変換して、モ
ニタテレビ5で表示するのに適した方式の映像信号と
し、モニタテレビ5に与える。モニタテレビ5には、監
視カメラ1によって撮影された自動車の後方の映像が表
示される。
【0037】この第2の実施例のように光−電気変換ユ
ニット26に受光デバイス24を組込むことにより、監
視カメラ1で撮影された映像の映像信号は、赤外線発光
デバイス23から光−電気変換ユニット26に直接光伝
送される。自動車の車内においては、光−電気変換ユニ
ット26を、赤外線発光デバイス23からの赤外光を受
光可能なようにモニタテレビ5に固定するだけでよい。
また、車外においては従来と同じ方法で監視カメラ1を
ボディー9に取付けるとともに、赤外線発光デバイス2
3を周知の吸盤などによってリヤウィンド8に固定する
だけでよい。従来のようにボディー9にケーブルを通す
ための開口を設ける必要がなく、メーカーに限らず一般
ユーザでも容易にこの車載用カメラシステムを自動車に
取付けることができる。また、車内の配線がないため、
配線コストも低く済むという効果もある。伝送に光を用
いること、および映像信号にFM変調を施すことも第1
の実施例と同様であり、その効果はここでは繰返されな
い。
【0038】図7は、本発明の第3の実施例に係る車載
用カメラシステムのブロック図である。図7に示される
システムが図4に示される第2の実施例のシステムと異
なるのは、図4における赤外線発光デバイス23に代え
て、支持柱25によって撮像装置1に、リヤウィンド8
を通して光−電気変換ユニット26と対向するように固
定された赤外線発光デバイス2を含むことである。車外
の監視カメラ1と支持パイプ25と赤外線発光装置2と
しては、図2に示される第1の実施例のものがそのまま
用いられる。また、車内の光−電気変換ユニット26と
しては図4に示される第2の実施例の光−電気変換ユニ
ット26がそのまま利用できる。
【0039】図7に示されるシステムは以下のように動
作する。撮像装置1によって撮影された自動車の後方の
映像の映像信号は、FM変調された上赤外線発光デバイ
ス2から赤外光として自動車の車内に向けて出射され
る。この赤外光は光−電気変換ユニット26内の受光デ
バイス24(図6参照)によって光電変換される。以
下、この光電変換された信号はFM復調されてモニタテ
レビ5によって表示されるが、その過程は第1の実施例
および第2の実施例によってすでに説明されたとおりで
ある。したがって、ここではそれらについての詳しい説
明は繰返されない。
【0040】図7に示される第3の実施例の車載用カメ
ラシステムにおいても、第1の実施例および第2の実施
例の車載用カメラシステムと同様の効果を得ることがで
きることはいうまでもない。
【0041】以上、この発明に係る車載用カメラシステ
ムが3つの実施例に基づいて説明された。しかし、この
発明はこの3つの実施例のみには限定されず、これ以外
にも様々な変形をして実施可能であることはいうまでも
ない。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の車載用カメラシステム
によれば、撮像手段によって撮影された映像は自動車の
透明ガラス部分を介して光伝送によって自動車の車外か
ら車内に伝送される。自動車の車内と車外とをケーブル
で接続する必要がないため、車体にケーブルを通すため
の開口を設ける必要がない。そのため一般の使用者でも
容易にこの車載用カメラシステムを自動車に取付けるこ
とができる。
【0043】請求項2に記載の車載用カメラシステムに
おいては、撮像カメラ1によって撮影された映像の映像
信号は、光伝送によって車内から車外へと伝送される。
車内と車外とをケーブルで接続する必要がないため、自
動車の車体にケーブルを通すための開口などを設ける必
要がない。そのため、一般ユーザでもこの車載用カメラ
システムを自動車に取付けることが容易になる。また、
映像信号をFM変調しているため、ノイズの少ない伝送
を行なうことができ、後方の確認をより確実にすること
ができる。
【0044】請求項3に記載の車載用カメラシステムに
おいては、撮像手段により撮影された映像が、FM変調
された上光伝送によって、車外から車内へと伝送され
る。自動車のガラス部分の内側には受光手段が固定され
ており、車外から送られてくる赤外光を受けて電気信号
に変換する。変換された電気信号は車内に設けられた配
線を介してFM復調手段に与えられ表示で表示される。
自動車の車内と車外とをケーブルで接続する必要がない
ため、車体にケーブルを通すための開口などを設ける必
要がない。そのため、一般ユーザでもこのシステムを容
易に自動車に取付けることができる。また、FM変調を
用いているため、ノイズの少ない映像信号の伝送を行な
うことができる。さらに、受光手段は車内のガラス部分
の内部に固定できるため、車外から送られてくる光伝送
のための光の受光が確実に行なえる。
【0045】請求項4に記載の車載用カメラシステムに
おいては、撮像手段により撮影された映像の映像信号
は、FM変調された上車外から車内への光伝送によって
伝送される。発光手段は、自動車の透明ガラス部分の外
側に固定され、また受光手段は発光手段からの赤外光が
受光可能なように表示手段に固定される。車内と車外と
をケーブルで接続する必要がないため、車体にケーブル
を通すための開口などを設ける必要がない。したがって
一般ユーザでも容易にこのシステムを自動車に取付ける
ことができる。また、映像信号がFM変調されているた
め、ノイズの少ない伝送を行なうことができる。さら
に、受光手段がFM復調手段に固定されているため、受
光手段とFM復調手段とを接続するための車内配線も不
要となる。
【0046】請求項5に記載の車載用カメラシステムに
おいては、撮像手段により撮像された映像の映像信号
は、FM変調された上車外から車内への光伝送によって
伝送される。発光手段は車外の撮像手段に、受光手段は
車内のFM復調手段に、光伝送が可能なようにそれぞれ
固定される。車内と車外とをケーブルで接続する必要が
ないため、車体にケーブルを通すための開口などを設け
る必要がない。したがって一般ユーザでも容易にこのシ
ステムを自動車に取付けることができる。光伝送にはF
M変調された映像信号が用いられているため、ノイズの
少ない伝送を行なうことができる。また、発光手段と受
光手段とが、光伝送可能なようにそれぞれ所定の位置に
固定された上、受光手段はFM復調手段に固定されてい
る。そのため受光手段とFM復調手段とを接続するため
の車内配線が不要となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係る車載用カメラシ
ステムのブロック図である。
【図2】第1の実施例の監視カメラのブロック図であ
る。
【図3】第1の実施例の、車内に搭載される部分のブロ
ック図である。
【図4】この発明の第2の実施例に係る車載用カメラシ
ステムのブロック図である。
【図5】第2の実施例の、監視カメラのブロック図であ
る。
【図6】第2の実施例の、車内に搭載される部分のブロ
ック図である。
【図7】この発明の第3の実施例に係る車載用カメラシ
ステムのブロック図である。
【図8】従来の車載用カメラシステムのブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 監視カメラ 2、23 赤外線発光デバイス 3、24 受光デバイス 4、26 光−電気変換ユニット 5 モニタテレビ 8 リヤウィンド 9 ボディー 25 支持柱

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体外部に取付可能で、所定の
    範囲を撮像して映像信号を発生するための撮像手段と、 前記撮像手段に接続され、前記自動車の車体外部から前
    記自動車の車体内部に、前記映像信号を光信号に変換し
    て伝送するための光送信手段と、 前記自動車の車体内部に取付可能で、前記光送信手段に
    より伝送された前記光信号を受光して、前記映像信号を
    復調するための光受信手段と、 前記光受信手段により復調された前記映像信号により、
    前記所定の範囲の映像を表示するための表示手段とを含
    み、 自動車の透明ガラス部分を介して車体外部の前記光送信
    手段から車体内部の前記光受信手段に前記映像信号を伝
    送する、車載用カメラシステム。
  2. 【請求項2】 前記光送信手段は、前記撮像手段に接続
    され、前記映像信号をFM変調するためのFM変調手段
    と、前記FM変調により得られたFM信号で変調された
    赤外光を所定方向に出射するための発光手段とを含み、
    前記光受信手段は、前記発光手段から出射された前記赤
    外光を受光し、光電変換により電気信号に変換して出力
    するための受光手段と、前記自動車の車内に固定可能
    で、前記受光手段の出力する電気信号をFM復調して前
    記映像信号を得て、前記表示手段に供給するためのFM
    復調手段とを含む請求項1に記載の車載用カメラシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記受光手段を、前記自動車の車内の、
    前記自動車の透明ガラス部分に固定するための固定手段
    と、前記受光手段と前記FM復調手段とを接続するため
    の配線とをさらに含む請求項2に記載の車載用カメラシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記発光手段を、前記自動車の車外の、
    前記自動車の透明ガラス部分に固定するための第1の固
    定手段と、前記受光手段を、前記固定手段により固定さ
    れた前記発光手段からの前記赤外光を受光可能なように
    前記FM復調手段に固定するための第2の固定手段とを
    さらに含む請求項2に記載の車載用カメラシステム。
  5. 【請求項5】 前記発光手段を、前記自動車の透明ガラ
    ス部分に対向するように前記撮像手段に固定するととも
    に、前記自動車の車内への光伝送が可能なように支持す
    るための支持手段と、前記受光手段を、前記支持手段に
    より固定された前記発光手段からの前記赤外光を受光可
    能なように前記FM復調手段に固定するための固定手段
    とをさらに含む請求項2に記載の車載用カメラシステ
    ム。
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