JP3014751U - キヤド装置 - Google Patents
キヤド装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の文字を含む図形要素の複写を実行する
際の条件指定を柔軟に行うことができるキヤド装置を提
供する。 【構成】 図形情報、位置情報および文字情報をそれぞ
れ含む複数の図形データを保持するキヤドデータベース
と、入力装置からの入力に応じて所定の図形データを選
択する選択手段と、該選択された図形データおよび前記
入力装置から入力された複写位置情報に基づいて新たな
図形データを作成し、作成された新たな図形データを保
存する複写手段とを具備するキヤド装置において、前記
図形データ中の文字列データを複写する条件を定める文
字列単位複写条件を格納した複写条件記憶部を有し、前
記複写手段は、前記複写条件記憶部の前記文字列単位複
写条件を参照して前記選択された図形データの文字情報
を複写して新たな図形データを作成し、保存する。
際の条件指定を柔軟に行うことができるキヤド装置を提
供する。 【構成】 図形情報、位置情報および文字情報をそれぞ
れ含む複数の図形データを保持するキヤドデータベース
と、入力装置からの入力に応じて所定の図形データを選
択する選択手段と、該選択された図形データおよび前記
入力装置から入力された複写位置情報に基づいて新たな
図形データを作成し、作成された新たな図形データを保
存する複写手段とを具備するキヤド装置において、前記
図形データ中の文字列データを複写する条件を定める文
字列単位複写条件を格納した複写条件記憶部を有し、前
記複写手段は、前記複写条件記憶部の前記文字列単位複
写条件を参照して前記選択された図形データの文字情報
を複写して新たな図形データを作成し、保存する。
Description
【0001】
本考案は、複写データ作成手段を、とりわけ文字を含む図形データを複写する 複写手段を具備するキヤド装置に関する。
【0002】
キヤド(CAD)は、Computer Aided Design 又は Computer Aided Dr aft の略であり、電気設計、機械設計、電子設計等様々な分野で利用されてい る。かかるキヤドにおいては、図形データは、通常、図形情報、位置情報および 文字情報からなり、該図形データを複写処理する場合、文字複写は、文字種別に 関係なく、一律に複写されていた。なお、本考案で文字複写という場合、「文字 」の概念は数字をも含む概念である。
【0003】 ところで、数字を含む文字複写の場合は、順次その数値を増やしていくカウン トアップ複写(連番複写)という条件を付けて複数回の複写を行う複写処理があ る。
【0004】 図3は、従来の文字複写処理を示す図である。図3(A)は、複写しようとす る図形を選択したところを示している。円で表わされているシンボル(図形情報 )と、その機器番号「MC01」、円の上下にそれぞれ設けられた端子、その端 子にそれぞれ付された端子番号「1」、「2」、円の右横下の方に付された定格 「100AF/50AT」とを有している。ここに、機器番号、端子番号、定格 等の別を、本考案では文字種別という。
【0005】 今、複写処理手段により、この図形データ全体を複写しようとする。その時、 機器番号は同一の機器番号とはしたくないので機器番号については、通常、カウ ントアップ複写をするのが好ましい。しかし、この場合、カウントアップ複写を したのでは、端子番号や、定格を示す数字にも、一律にカウントアップ複写が機 能してしまい、その結果、操作者は多くの修正を強いられることになる。
【0006】 一方、カウントアップ複写を断念し、図3(B)に示すように単なる複写を実 行し、その後、端子番号の削除、機器番号の修正をそれぞれ実行する必要がある 。
【0007】
上述したように、従来の複写処理によると、文字情報については一律に複写さ れてしまう。したがって、複写処理文字は種別によって複写要否の区別をしたい 場合があっても、一律に複写されるため、後処理で当該文字を削除又は修正する 必要があった。
【0008】 なお、もしもこの煩雑な操作を避けるべく、上述した図形データを一括して複 写処理せず、円や文字、すなわち、図形情報および文字情報のそれぞれの要素を 別々に選択して複写しようとすると、今度は、それらの相互の位置関係を保持す ることができない。
【0009】 本考案の目的は、複数の文字を含む図形データの複写を実行する際の条件指定 を柔軟に行うことができるキヤド装置を提供することにある。
【0010】
上記目的を達成する本考案に係るキヤド装置は、図形情報、位置情報および文 字情報をそれぞれ含む複数の図形データをデータベースとして保持するキヤドデ ータベースと、入力装置からの入力に応じて前記キヤドデータベースから所定の 図形データを選択する選択手段と、該選択された図形データおよび前記入力装置 から入力された複写位置情報に基づいて新たな図形データを作成し、作成された 新たな図形データを前記キヤドデータベースに保存する複写手段とを具備するキ ヤド装置において、前記図形データ中の文字列データを複写する条件を定める文 字列単位複写条件を格納した複写条件記憶部を有し、前記複写手段は、前記複写 条件記憶部の前記文字列単位複写条件を参照して前記選択された図形データの文 字情報を複写して新たな図形データを作成し、保存することを特徴とするキヤド 装置にある。
【0011】 ここで、例えば、前記複写条件記憶部には、文字種別毎に予め定められた文字 列単位複写条件が格納されている。
【0012】
本考案に係るキヤド装置において複写処理を実施すると、文字列単位で設定さ れた複写条件に基づいて文字複写がされる。ことに、複写の対象として選択した 複数の図形の中に、異なる文字種別のものが含まれている場合であっても、所望 の複写がなされる。
【0013】
以下、図面を参照しつつ、本考案の実施例について説明する。 図1は、本考案の一実施例に係るキヤド装置を示す機能ブロック図である。本 実施例のキヤド装置10は、基本的には一般的なコンピュータの構成を有する。 好ましくは、数値演算プロセッサを有し、ハードディスク、光磁気ディスク等の 二次記憶手段を備える。また、キヤド装置10には、キーボード21、デジタイ ザ22が入力装置として接続され、表示装置30、プロッタ40が出力装置とし て接続される。デジタイザ22はここでは座標入力装置の代表として挙げたもの であり、いわゆるマウス等のポインティングデバイスにより代用することとする 実施例も可能である。
【0014】 キヤド装置10は、キヤドデータベース(DB)11を具備する。キヤドDB 11は、図面データそのものであり、ハードディスク等の二次記憶手段に記憶さ れる。キヤドDB11は、データベースとしてのデータ構造を有している。個々 の図形データ(要素)、例えば、円とか矩形とか直線とか文字列とかといったも のは、夫々矩形DBとか直線DBとかといった風に図形データベースとして管理 され、それらは各々図面中に配置される位置を示すなんらかのXY座標を有する ものとして管理される。キヤドDB11に記憶されている図面データはキヤドの 操作の際には、表示出力手段31、表示装置制御手段32、ビデオRAM33等 を介して表示装置30に出力されている。また、操作者がプロッタ出力を所望す る際には、デジタイザ22等の操作により、操作者は印刷出力手段41にキヤド DB11の内容を図面に出力させることが可能である。その際、印刷出力手段4 1は、キヤドDB11をその各々の図形要素の有するXY座標にしたがってプロ ッタ用描画命令群に変換して出力インタフエース42を介してプロッタ40に送 出し、紙に出力する。
【0015】 キヤド装置10は、さらに、選択手段12、複写手段14、作図手段15等を 有する。これらは、キヤド装置10を構成するコンピュータのCPUがその時々 に応じて必要なプログラムを読み込んで処理を実行することを便宜上空間的に離 して表示し、それらの関連を示したものである。これらの手段(キヤドのコマン ド)の選択自体は、メニュー表示手段34とデジタイザ22等の入力によりメニ ュー選択がなされることにより、あるいは、キーボード21からコマンド割付キ ーの入力がなされることによりなされる。
【0016】 上述したキヤドDB11を構成する個々の図形要素は、作図手段15により生 成され、登録される。選択手段12は、その既に登録された図形要素の一部を取 り出して複写等の処理対象を特定するものであり、複写手段14は、大まかにい えば、該選択された図形データに基づいて、図形情報および文字情報を複写した 情報を作成し、これに対して新たなXY座標を付加した図形要素を新たにデータ としてキヤドDB11に登録するものである。選択手段12が選択する対象は、 いわゆる範囲選択(矩形領域を選択し、その領域に含まれる図形要素を全て選択 する方法)等により選ばれるので、複数の図形要素が選択され得る。図形要素の 中には、前述したように、文字列が含まれる。ここにいう文字列は、単に文字列 コード情報のみならず、文字の大きさ等に関する文字属性及び該文字列を配置す べきXY座標をも付加された情報である。本考案では、一組のXY座標に基づい て配置される文字列の単位を文字列単位と考えることにする。図1に示す実施例 では、さらにこの文字列はそれぞれ(文字列単位毎に)いずれかの文字種別(機 器番号、端子番号、定格等の別を表すもの)に属するものとして定義付けられて いる。本実施例のキヤド装置では、これらの文字種別の一つ一つについて複写条 件が予め定められている。その情報を文字種別毎複写条件情報13として複写条 件記憶部に格納されている。ここで、複写条件とは、複写の要否、カウントアッ プの要否についての情報である。今、機器番号については、カウントアップ複写 をするという複写条件が予め定められ、端子番号については、複写をしないとい う複写条件が定められ、定格については、カウントアップをしないで複写をする という複写条件が定められているとする。
【0017】 このように文字種別毎複写条件情報13は予め定められ、複写条件記憶部に格 納されている。この文字種別毎複写条件情報13は、キヤドのメーカー側で予め 設計しておくこととする実施例も無論可能ではあるが、ユーザ側の設定に委ねる こととする実施例も可能である。
【0018】 複写手段14は、選択手段12が選択した図形要素のうち文字列に関してそれ ぞれが有する文字種別に関する情報を参照し、さらにそれに対応する複写条件を 文字種別毎複写条件情報13を参照することにより取得して、その複写条件によ り複写処理を実行する。複写処理の実行とは、選択された図形要素の図形情報お よび複写条件情報13に基づいた文字情報のそれぞれに新たなXY座標を付加し た図形要素を新しく作成して登録することをいう。ここで、新たなXY座標は操 作者がデジタイザ22等を操作することにより入力される値に基づいて算出され る。
【0019】 図2は、本考案のキヤド装置10において文字複写を行った場合を示す図であ る。図2(A)は、本考案のキヤド装置での複写処理において、複写の対象とな る図形要素を選択したところを示している。ここで選択された図形は、円で表わ されているシンボルと、その機器番号「MC01」、シンボルの上下にそれぞれ 設けられた端子、その端子番号「1」、「2」、定格を表す文字列「100AF /50AT」である。選択された図形のうち文字列は、「MC01」、「1」、 「2」、「100AF/50AT」の4個であるが、このうち「MC01」は機 器番号という文字種別に属する文字列であり、「1」、及び「2」は、端子番号 という文字種別に属する文字列であり、さらに「100AF/50AT」は、機 器の定格を表す文字列であって機器番号でも端子番号でもない文字種別に属する 。これらの文字種別の一つ一つについて複写条件が予め定められている。本実施 例では、上述したように、機器番号については、カウントアップ複写をするとい う複写条件が予め定められ、端子番号については、複写をしないという複写条件 が定められ、定格については、カウントアップをしないで複写をするという複写 条件が定められている。
【0020】 図2(B)は、この状態で、複写を実行した結果を表わしている。キヤド装置 は、上記文字種別毎複写条件情報13を参照して、各文字列について複写の処理 を施す。シンボルを表す図形である円や端子そのものを表す「×」印については 、通常の複写を施す。その結果、図2(B)に示すように、機器番号については 、カウントアップ複写をし、定格については、カウントアップをしない複写をし 、端子番号については、複写をしないという処理を施す。
【0021】 以上述べた実施例では、各文字列毎の複写条件を文字種別を媒介として定義す るように構成しているが、文字種別を媒介とせずに、各文字列の有する文字属性 の一つとして、文字複写条件についての情報を備えることとする他の実施例も可 能である。その場合、文字列の入力時又は複写処理の実行時に文字複写条件を入 力又は変更することができる。
【0022】 また、文字種別として、機器番号、端子番号、定格といったものを挙げたが、 これらはあくまでも例であり、他の文字種別についても同様に実施できるのはい うまでもない。
【0023】
本考案のキヤド装置は、文字列を複数含む図形データの複写処理がより簡単な 操作により行うことができ、特に、制御系のキヤドの操作性の向上をもたらすも のである。
【図1】本考案に係る文字複写を実現するキヤド装置を
示す機能ブロック図である。
示す機能ブロック図である。
【図2】本考案のキヤド装置による文字複写の例を示す
図である。
図である。
【図3】従来の文字複写を示す図である。
10 キヤド装置 11 キヤドDB(図面データ) 12 選択手段 13 文字種別毎複写条件情報 14 複写手段 15 作図手段 20 入力インタフエース 21 キーボード 22 デジタイザ 30 表示装置 31 表示出力手段 32 表示装置制御手段 33 ビデオRAM 34 メニュー表示手段 40 プロッタ 41 印刷出力手段 42 出力インタフエース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7623−5L G06F 15/60 310
Claims (2)
- 【請求項1】 図形情報、位置情報および文字情報をそ
れぞれ含む複数の図形データをデータベースとして保持
するキヤドデータベースと、入力装置からの入力に応じ
て前記キヤドデータベースから所定の図形データを選択
する選択手段と、該選択された図形データおよび前記入
力装置から入力された複写位置情報に基づいて新たな図
形データを作成し、作成された新たな図形データを前記
キヤドデータベースに保存する複写手段とを具備するキ
ヤド装置において、 前記図形データ中の文字列データを複写する条件を定め
る文字列単位複写条件を格納した複写条件記憶部を有
し、 前記複写手段は、前記複写条件記憶部の前記文字列単位
複写条件を参照して前記選択された図形データの文字情
報を複写して新たな図形データを作成し、保存すること
を特徴とするキヤド装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のキヤド装置において、 前記複写条件記憶部には、文字種別毎に予め定められた
文字列単位複写条件が格納されていることを特徴とする
キヤド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995001601U JP3014751U (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | キヤド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995001601U JP3014751U (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | キヤド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3014751U true JP3014751U (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=43150345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995001601U Expired - Lifetime JP3014751U (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | キヤド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014751U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005301760A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Fuji Xerox Co Ltd | ドキュメント処理装置 |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP1995001601U patent/JP3014751U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005301760A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Fuji Xerox Co Ltd | ドキュメント処理装置 |
JP4561156B2 (ja) * | 2004-04-13 | 2010-10-13 | 富士ゼロックス株式会社 | ドキュメント処理装置 |
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