JP3014154B2 - 新規な写真用カプラー - Google Patents
新規な写真用カプラーInfo
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- JP3014154B2 JP3014154B2 JP3042346A JP4234691A JP3014154B2 JP 3014154 B2 JP3014154 B2 JP 3014154B2 JP 3042346 A JP3042346 A JP 3042346A JP 4234691 A JP4234691 A JP 4234691A JP 3014154 B2 JP3014154 B2 JP 3014154B2
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- Japan
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- coupler
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な写真用カプラーに
関し、詳しくは、熱・湿度および光に対する堅牢性が優
れた色素画像を与える写真用カプラーに関する。
関し、詳しくは、熱・湿度および光に対する堅牢性が優
れた色素画像を与える写真用カプラーに関する。
【0002】
【発明の背景】ハロゲン化銀写真感光材料を露光後、発
色現像処理することにより、酸化された芳香族第一級ア
ミン発色現像主薬と色素形成カプラーが反応して色素が
生成し、色画像が形成される。
色現像処理することにより、酸化された芳香族第一級ア
ミン発色現像主薬と色素形成カプラーが反応して色素が
生成し、色画像が形成される。
【0003】一般に、この写真方法においては減色法に
よる色再現法が用いられ、イエロー、マゼンタおよびシ
アンの色画像が形成される。
よる色再現法が用いられ、イエロー、マゼンタおよびシ
アンの色画像が形成される。
【0004】上記のイエロー色画像を形成させるために
用いられるカプラーとしては、例えばアシルアセトアニ
リド系カプラーがあり、また、マゼンタ色画像形成用カ
プラーとしては、例えばピラゾロン系カプラーが知られ
ており、さらにシアン色画像形成用カプラーとしては、
例えばフェノールまたはナフトール系カプラーが一般的
に知られている。
用いられるカプラーとしては、例えばアシルアセトアニ
リド系カプラーがあり、また、マゼンタ色画像形成用カ
プラーとしては、例えばピラゾロン系カプラーが知られ
ており、さらにシアン色画像形成用カプラーとしては、
例えばフェノールまたはナフトール系カプラーが一般的
に知られている。
【0005】そして、このようにして得られる色素画像
は、長時間光に曝されても、又、高温、高湿下に保存さ
れても変褪色しないことが望まれている。
は、長時間光に曝されても、又、高温、高湿下に保存さ
れても変褪色しないことが望まれている。
【0006】ところで、従来マゼンタ色素画像形成カプ
ラーとして広く実用に供され、研究されてきた5−ピラ
ゾロン系カプラーから形成される色素は、熱、光に対す
る堅牢性は優れているものの、黄色成分を有する不要吸
収が存在する為、色濁りの原因となっていた。この解決
手段としてピラゾロベンズイミダゾール、インダゾロ
ン、ピラゾロトリアゾール、イミダゾピラゾール、ピラ
ゾロピラゾール、ピラゾロテトラゾール系等のカプラー
が提案され、事実これらカプラーから形成される色素は
色再現上好ましいものである。しかし、これらのカプラ
ーは光に対する堅牢性が著しく低く、変褪色を引き起こ
すという欠点を有している。
ラーとして広く実用に供され、研究されてきた5−ピラ
ゾロン系カプラーから形成される色素は、熱、光に対す
る堅牢性は優れているものの、黄色成分を有する不要吸
収が存在する為、色濁りの原因となっていた。この解決
手段としてピラゾロベンズイミダゾール、インダゾロ
ン、ピラゾロトリアゾール、イミダゾピラゾール、ピラ
ゾロピラゾール、ピラゾロテトラゾール系等のカプラー
が提案され、事実これらカプラーから形成される色素は
色再現上好ましいものである。しかし、これらのカプラ
ーは光に対する堅牢性が著しく低く、変褪色を引き起こ
すという欠点を有している。
【0007】又、シアン色素を形成する為のカプラーと
して研究が進められているフェノール系カプラーは、置
換基の工夫などにより、それぞれ分光吸収特性、耐光性
及び耐熱・湿性の改良が計られているが、これらを全て
満足するような化合物は未だ得られていない。
して研究が進められているフェノール系カプラーは、置
換基の工夫などにより、それぞれ分光吸収特性、耐光性
及び耐熱・湿性の改良が計られているが、これらを全て
満足するような化合物は未だ得られていない。
【0008】
【発明の目的】本発明の第1の目的は、カラー写真用素
材として用いられる新規な写真用カプラーを提供するこ
とにある。
材として用いられる新規な写真用カプラーを提供するこ
とにある。
【0009】本発明の第2の目的は、熱・湿度および光
により色相の変化を起こさない色素画像を形成するハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料を提供できる写真用カプラ
ーを提供することにある。
により色相の変化を起こさない色素画像を形成するハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料を提供できる写真用カプラ
ーを提供することにある。
【0010】
【発明の構成】本発明の上記目的は一般式〔I〕で表さ
れる写真用カプラーによって達成された。
れる写真用カプラーによって達成された。
【0011】
【化2】 〔式中、R1 及びR2 は水素原子又は置換基を表し、R
1 とR2 は互いに縮合して環を形成してもよく、R3 は
水素原子又は置換基を表し、nは1又は2を表し、Xは
水素原子または発色現像主薬の酸化体と反応して離脱す
る基を表し、ZはO又はSを表す。〕以下、より具体的
に本発明を説明する。
1 とR2 は互いに縮合して環を形成してもよく、R3 は
水素原子又は置換基を表し、nは1又は2を表し、Xは
水素原子または発色現像主薬の酸化体と反応して離脱す
る基を表し、ZはO又はSを表す。〕以下、より具体的
に本発明を説明する。
【0012】一般式〔I〕におけるR1 、R2 及びR
3 の表す置換基としては、特に制限はないが、代表的に
は、アルキル、アリール、アニリノ、アシルアミノ、ス
ルホンアミド、アルキルチオ、アリールチオ、アルケニ
ル、シクロアルキル等の各基が挙げられるが、この他に
ハロゲン原子及びシクロアルケニル、アルキニル、複素
環、スルホニル、スルフィニル、ホスホニル、アシル、
カルバモイル、スルファモイル、シアノ、アルコキシ、
スルホニルオキシ、アリールオキシ、複素環オキシ、シ
ロキシ、アシルオキシ、カルバモイルオキシ、アミノ、
アルキルアミノ、イミド、ウレイド、スルファモイルア
ミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカ
ルボニルアミノ、アルコキシカルボニル、アリールオキ
シカルボニル、複素環チオ、チオウレイド、カルボキ
シ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、スルホン酸等の
各基、ならびにスピロ化合物残基、有橋炭化水素化合物
残基等も挙げられる。
3 の表す置換基としては、特に制限はないが、代表的に
は、アルキル、アリール、アニリノ、アシルアミノ、ス
ルホンアミド、アルキルチオ、アリールチオ、アルケニ
ル、シクロアルキル等の各基が挙げられるが、この他に
ハロゲン原子及びシクロアルケニル、アルキニル、複素
環、スルホニル、スルフィニル、ホスホニル、アシル、
カルバモイル、スルファモイル、シアノ、アルコキシ、
スルホニルオキシ、アリールオキシ、複素環オキシ、シ
ロキシ、アシルオキシ、カルバモイルオキシ、アミノ、
アルキルアミノ、イミド、ウレイド、スルファモイルア
ミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカ
ルボニルアミノ、アルコキシカルボニル、アリールオキ
シカルボニル、複素環チオ、チオウレイド、カルボキ
シ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、スルホン酸等の
各基、ならびにスピロ化合物残基、有橋炭化水素化合物
残基等も挙げられる。
【0013】R1 、R2及びR3 の表す置換基のうち、
アルキル基としては、炭素数1〜32のものが好まし
く、直鎖でも分岐でもよい。
アルキル基としては、炭素数1〜32のものが好まし
く、直鎖でも分岐でもよい。
【0014】アリール基としては、フェニル基が好まし
い。
い。
【0015】アシルアミノ基としては、アルキルカルボ
ニルアミノ基、アリールカルボニルアミノ基等が挙げら
れる。
ニルアミノ基、アリールカルボニルアミノ基等が挙げら
れる。
【0016】スルホンアミド基としては、アルキルスル
ホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基等が挙げ
られる。
ホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基等が挙げ
られる。
【0017】アルキルチオ基、アリールチオ基における
アルキル成分、アリール成分は上記R1 、R2 及びR3
で表されるアルキル基、アリール基が挙げられる。
アルキル成分、アリール成分は上記R1 、R2 及びR3
で表されるアルキル基、アリール基が挙げられる。
【0018】アルケニル基としては、炭素数2〜32の
もの、シクロアルキル基としては炭素数3〜12、特に
5〜7のものが好ましく、アルケニル基は直鎖でも分岐
でもよい。
もの、シクロアルキル基としては炭素数3〜12、特に
5〜7のものが好ましく、アルケニル基は直鎖でも分岐
でもよい。
【0019】シクロアルケニル基としては、炭素数3〜
12、特に5〜7のものが好ましい。
12、特に5〜7のものが好ましい。
【0020】スルホニル基としてはアルキルスルホニル
基、アリールスルホニル基等;スルフィニル基としては
アルキルスルフィニル基、アリールスルフィニル基等;
ホスホニル基としてはアルキルホスホニル基、アルコキ
シホスホニル基、アリールオキシホスホニル基、アリー
ルホスホニル基等;アシル基としてはアルキルカルボニ
ル基、アリールカルボニル基等;カルバモイル基として
はアルキルカルバモイル基、アリールカルバモイル基
等;スルファモイル基としてはアルキルスルファモイル
基、アリールスルファモイル基等;アシルオキシ基とし
てはアルキルカルボニルオキシ基、アリールカルボニル
オキシ基等;カルバモイルオキシ基としてはアルキルカ
ルバモイルオキシ基、アリールカルバモイルオキシ基
等;ウレイド基としてはアルキルウレイド基、アリール
ウレイド基等;スルファモイルアミノ基としてはアルキ
ルスルファモイルアミノ基、アリールスルファモイルア
ミノ基等;複素環基としては5〜7員のものが好まし
く、具体的には2−フリル基、2−チエニル基、2−ピ
リミジニル基、2−ベンゾチアゾリル基、1−ピロリル
基、1−テトラゾリル基等;複素環オキシ基としては5
〜7員の複素環を有するものが好ましく、例えば3,
4,5,6−テトラヒドロピラニル−2−オキシ基、1
−フェニルテトラゾール−5−オキシ基等;複素環チオ
基としては、5〜7員の複素環チオ基が好ましく、例え
ば2−ピリジルチオ基、2−ベンゾチアゾリルチオ基、
2,4−ジフェノキシ−1,3,5−トリアゾール−6
−チオ基等;シロキシ基としてはトリメチルシロキシ
基、トリエチルシロキシ基、ジメチルブチルシロキシ基
等;イミド基としてはコハク酸イミド基、3−ヘプタデ
シルコハク酸イミド基、フタルイミド基、グルタルイミ
ド基等;スピロ化合物残基としてはスピロ〔3.3〕ヘ
プタン−1−イル等;有橋炭化水素化合物残基としては
ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−1−イル、トリシク
ロ〔3.3.1.13,7 〕デカン−1−イル、7,7−
ジメチル−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−1−イル
等が挙げられる。
基、アリールスルホニル基等;スルフィニル基としては
アルキルスルフィニル基、アリールスルフィニル基等;
ホスホニル基としてはアルキルホスホニル基、アルコキ
シホスホニル基、アリールオキシホスホニル基、アリー
ルホスホニル基等;アシル基としてはアルキルカルボニ
ル基、アリールカルボニル基等;カルバモイル基として
はアルキルカルバモイル基、アリールカルバモイル基
等;スルファモイル基としてはアルキルスルファモイル
基、アリールスルファモイル基等;アシルオキシ基とし
てはアルキルカルボニルオキシ基、アリールカルボニル
オキシ基等;カルバモイルオキシ基としてはアルキルカ
ルバモイルオキシ基、アリールカルバモイルオキシ基
等;ウレイド基としてはアルキルウレイド基、アリール
ウレイド基等;スルファモイルアミノ基としてはアルキ
ルスルファモイルアミノ基、アリールスルファモイルア
ミノ基等;複素環基としては5〜7員のものが好まし
く、具体的には2−フリル基、2−チエニル基、2−ピ
リミジニル基、2−ベンゾチアゾリル基、1−ピロリル
基、1−テトラゾリル基等;複素環オキシ基としては5
〜7員の複素環を有するものが好ましく、例えば3,
4,5,6−テトラヒドロピラニル−2−オキシ基、1
−フェニルテトラゾール−5−オキシ基等;複素環チオ
基としては、5〜7員の複素環チオ基が好ましく、例え
ば2−ピリジルチオ基、2−ベンゾチアゾリルチオ基、
2,4−ジフェノキシ−1,3,5−トリアゾール−6
−チオ基等;シロキシ基としてはトリメチルシロキシ
基、トリエチルシロキシ基、ジメチルブチルシロキシ基
等;イミド基としてはコハク酸イミド基、3−ヘプタデ
シルコハク酸イミド基、フタルイミド基、グルタルイミ
ド基等;スピロ化合物残基としてはスピロ〔3.3〕ヘ
プタン−1−イル等;有橋炭化水素化合物残基としては
ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−1−イル、トリシク
ロ〔3.3.1.13,7 〕デカン−1−イル、7,7−
ジメチル−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−1−イル
等が挙げられる。
【0021】上記の基は、更に長鎖炭化水素基やポリマ
ー残基などの耐拡散性基等の置換基を有していてもよ
い。
ー残基などの耐拡散性基等の置換基を有していてもよ
い。
【0022】Xの表す発色現像主薬の酸化体との反応に
より離脱しうる基としては、例えばハロゲン原子(塩素
原子、臭素原子、弗素原子等)及びアルコキシ、アリー
ルオキシ、複素環オキシ、アシルオキシ、スルホニルオ
キシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカ
ルボニル、アルキルオキザリルオキシ、アルコキシオキ
ザリルオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、複素環チ
オ、アルキルオキシチオカルボニルチオ、アシルアミ
ノ、スルホンアミド、N原子で結合した含窒素複素環、
アルキルオキシカルボニルアミノ、アリールオキシカル
ボニルアミノ、カルボキシル、
より離脱しうる基としては、例えばハロゲン原子(塩素
原子、臭素原子、弗素原子等)及びアルコキシ、アリー
ルオキシ、複素環オキシ、アシルオキシ、スルホニルオ
キシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカ
ルボニル、アルキルオキザリルオキシ、アルコキシオキ
ザリルオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、複素環チ
オ、アルキルオキシチオカルボニルチオ、アシルアミ
ノ、スルホンアミド、N原子で結合した含窒素複素環、
アルキルオキシカルボニルアミノ、アリールオキシカル
ボニルアミノ、カルボキシル、
【0023】
【化3】
【0024】(R1 、R2 、R3 、Zおよびnは前記一
般式〔I〕におけるR1 、R2 、R3 、Zおよびnと同
義であり、Ra およびRb は水素原子、アリール基、ア
ルキル基又は複素環基を表す。)等の各基があげられ
る。
般式〔I〕におけるR1 、R2 、R3 、Zおよびnと同
義であり、Ra およびRb は水素原子、アリール基、ア
ルキル基又は複素環基を表す。)等の各基があげられ
る。
【0025】次に一般式〔I〕で表される本発明の化合
物の具体例を示す。
物の具体例を示す。
【0026】
【化4】
【0027】
【化5】
【0028】
【化6】
【0029】本発明のカプラーは熱現像感光材料(例え
ば特開昭63−301033号、同63−304242
号等に記載の熱現像感光材料)の色素供与物質としても
有効である。熱現像感光材料に用いる場合には、カプラ
ーの活性点置換基にバラスト基(例えばバラスト基とし
てはポリマー鎖が好ましい。)を有するものが好まし
い。
ば特開昭63−301033号、同63−304242
号等に記載の熱現像感光材料)の色素供与物質としても
有効である。熱現像感光材料に用いる場合には、カプラ
ーの活性点置換基にバラスト基(例えばバラスト基とし
てはポリマー鎖が好ましい。)を有するものが好まし
い。
【0030】それらの具体的化合物例を下記に示す。
【0031】
【化7】
【0032】前記の本発明のカプラーは公知の例えばA
rch.Pharm.(Weinheim,Ger.)
1985,318(4),304−311に記載されて
いる合成法に準じて合成することができる。
rch.Pharm.(Weinheim,Ger.)
1985,318(4),304−311に記載されて
いる合成法に準じて合成することができる。
【0033】本発明のカプラーは通常ハロゲン化銀1モ
ル当り1×10-3モル〜1モル、好ましくは1×10-2
モル〜8×10-1モルの範囲で用いることができる。
ル当り1×10-3モル〜1モル、好ましくは1×10-2
モル〜8×10-1モルの範囲で用いることができる。
【0034】また本発明のカプラーは他の種類のマゼン
タカプラーと併用することもできる。
タカプラーと併用することもできる。
【0035】本発明のカプラーには、通常の色素形成カ
プラーにおいて用いられる方法および技術が、同様に適
用される。
プラーにおいて用いられる方法および技術が、同様に適
用される。
【0036】本発明のカプラーには、いかなる発色法に
よるカラー写真形成用素材としても用いることができる
が、具体的には、外式発色法および内式発色法が挙げら
れる。外式発色法として用いられる場合、本発明のカプ
ラーはアルカリ水溶液あるいは有機溶媒(例えばアルコ
ールなど)に溶解して、現像処理液中に添加し使用する
ことができる。
よるカラー写真形成用素材としても用いることができる
が、具体的には、外式発色法および内式発色法が挙げら
れる。外式発色法として用いられる場合、本発明のカプ
ラーはアルカリ水溶液あるいは有機溶媒(例えばアルコ
ールなど)に溶解して、現像処理液中に添加し使用する
ことができる。
【0037】本発明のカプラーを内式発色法によるカラ
ー写真形成用素材として用いる場合、本発明のカプラー
は写真感光材料中に含有させて使用する。
ー写真形成用素材として用いる場合、本発明のカプラー
は写真感光材料中に含有させて使用する。
【0038】典型的には、本発明のカプラーをハロゲン
化銀乳剤に配合し、この乳剤を支持体上に塗布してカラ
ー感光材料を形成する方法が好ましく用いられる。本発
明のカプラーは、例えばカラーのネガ及びポジフィルム
並びにカラー印画紙などのカラー写真感光材料に用いら
れる。
化銀乳剤に配合し、この乳剤を支持体上に塗布してカラ
ー感光材料を形成する方法が好ましく用いられる。本発
明のカプラーは、例えばカラーのネガ及びポジフィルム
並びにカラー印画紙などのカラー写真感光材料に用いら
れる。
【0039】このカラー印画紙を初めとする本発明のカ
プラーを用いた感光材料は、単色用のものでも多色用の
ものでもよい。多色用感光材料では、本発明のカプラー
はいかなる層に含有させてもよいが、通常は緑色感光性
ハロゲン化銀乳剤層に含有させる。多色用感光材料はス
ペクトルの3原色領域のそれぞれに感光性を有する色素
画像形成構成単位を有する。各構成単位は、スペクトル
のある一定領域に対して感光性を有する単層または多層
乳剤層から成ることができる。画像形成構成単位の層を
含めて感光材料の構成層は、当業界で知られているよう
に種々の順序で配列することができる。典型的な多色用
感光材料は、少なくとも1つのシアンカプラーを含有す
る少なくとも1つの赤感光性ハロゲン化銀乳剤層からな
るシアン色素画像形成構成単位、少なくとも1つのマゼ
ンタカプラーを含有する少なくとも1つの緑感光性ハロ
ゲン化銀乳剤層からなるマゼンタ色素画像形成構成単
位、(マゼンタカプラーの少なくとも1つは本発明のマ
ゼンタカプラーである。)、少なくとも1つのイエロー
カプラーを含有する少なくとも1つの青感光性ハロゲン
化銀乳剤層からなるイエロー色素画像形成構成単位を支
持体上に担持させたものからなる。
プラーを用いた感光材料は、単色用のものでも多色用の
ものでもよい。多色用感光材料では、本発明のカプラー
はいかなる層に含有させてもよいが、通常は緑色感光性
ハロゲン化銀乳剤層に含有させる。多色用感光材料はス
ペクトルの3原色領域のそれぞれに感光性を有する色素
画像形成構成単位を有する。各構成単位は、スペクトル
のある一定領域に対して感光性を有する単層または多層
乳剤層から成ることができる。画像形成構成単位の層を
含めて感光材料の構成層は、当業界で知られているよう
に種々の順序で配列することができる。典型的な多色用
感光材料は、少なくとも1つのシアンカプラーを含有す
る少なくとも1つの赤感光性ハロゲン化銀乳剤層からな
るシアン色素画像形成構成単位、少なくとも1つのマゼ
ンタカプラーを含有する少なくとも1つの緑感光性ハロ
ゲン化銀乳剤層からなるマゼンタ色素画像形成構成単
位、(マゼンタカプラーの少なくとも1つは本発明のマ
ゼンタカプラーである。)、少なくとも1つのイエロー
カプラーを含有する少なくとも1つの青感光性ハロゲン
化銀乳剤層からなるイエロー色素画像形成構成単位を支
持体上に担持させたものからなる。
【0040】感光材料は、追加の層たとえばフィルター
層、中間層、保護層、下塗り層等を有することができ
る。本発明のカプラーを乳剤に含有せしめるには、従来
公知の方法に従えばよい。例えばトリクレジルホスフェ
ート、ジブチルフタレート等の等の沸点が175℃以上
の高沸点有機溶媒または酢酸ブチル、プロピオン酸ブチ
ル等の低沸点溶媒のそれぞれ単独にまたは必要に応じて
それらの混合液に本発明のカプラーを単独でまたは併用
して溶解した後、界面活性剤を含むゼラチン水溶液と混
合し、次に高速度回転ミキサーまたはコロイドミルで乳
化した後、ハロゲン化銀に添加して本発明のカプラーを
含有するハロゲン化銀乳剤を調製することができる。
層、中間層、保護層、下塗り層等を有することができ
る。本発明のカプラーを乳剤に含有せしめるには、従来
公知の方法に従えばよい。例えばトリクレジルホスフェ
ート、ジブチルフタレート等の等の沸点が175℃以上
の高沸点有機溶媒または酢酸ブチル、プロピオン酸ブチ
ル等の低沸点溶媒のそれぞれ単独にまたは必要に応じて
それらの混合液に本発明のカプラーを単独でまたは併用
して溶解した後、界面活性剤を含むゼラチン水溶液と混
合し、次に高速度回転ミキサーまたはコロイドミルで乳
化した後、ハロゲン化銀に添加して本発明のカプラーを
含有するハロゲン化銀乳剤を調製することができる。
【0041】本発明のカプラーを用いた感光材料に好ま
しく用いられるハロゲン化銀組成としては、塩化銀、塩
臭化銀または塩沃臭化銀がある。また更に、塩化銀と臭
化銀の混合物等の組合せ混合物であってもよい、即ち、
ハロゲン化銀乳剤がカラー用印画紙に用いられる場合に
は、特に速い現像性が求められるので、ハロゲン化銀の
ハロゲン組成として塩素原子を含むことが好ましく、少
なくとも1%の塩化銀を含有する塩化銀、塩臭化銀また
は塩沃臭化銀であることが特に好ましい。
しく用いられるハロゲン化銀組成としては、塩化銀、塩
臭化銀または塩沃臭化銀がある。また更に、塩化銀と臭
化銀の混合物等の組合せ混合物であってもよい、即ち、
ハロゲン化銀乳剤がカラー用印画紙に用いられる場合に
は、特に速い現像性が求められるので、ハロゲン化銀の
ハロゲン組成として塩素原子を含むことが好ましく、少
なくとも1%の塩化銀を含有する塩化銀、塩臭化銀また
は塩沃臭化銀であることが特に好ましい。
【0042】ハロゲン化銀乳剤は、常法により化学増感
される。また、所望の波長域に光学的に増感できる。
される。また、所望の波長域に光学的に増感できる。
【0043】ハロゲン化銀乳剤には、感光材料の製造工
程、保存中、あるいは写真処理中のカブリの防止、及び
/又は写真性能を安定に保つことを目的として写真業界
においてカブリ防止剤または安定剤として知られている
化合物を加えることができる。
程、保存中、あるいは写真処理中のカブリの防止、及び
/又は写真性能を安定に保つことを目的として写真業界
においてカブリ防止剤または安定剤として知られている
化合物を加えることができる。
【0044】本発明のカプラーを用いたカラー感光材料
には、通常感光材料に用いられる色カブリ防止剤、色素
画像安定化剤、紫外線防止剤、帯電防止剤、マット剤、
界面活性剤等を用いることができる。
には、通常感光材料に用いられる色カブリ防止剤、色素
画像安定化剤、紫外線防止剤、帯電防止剤、マット剤、
界面活性剤等を用いることができる。
【0045】これらについては、例えばリサーチ・ディ
スクロージャー(ResearchDisciosur
e)176巻、22〜31頁(1978年12月)の記
載を参考にすることができる。
スクロージャー(ResearchDisciosur
e)176巻、22〜31頁(1978年12月)の記
載を参考にすることができる。
【0046】本発明のカプラーを用いたカラー写真感光
材料は、当業界公知の発色現像処理を行なうことにより
画像を形成することができる。
材料は、当業界公知の発色現像処理を行なうことにより
画像を形成することができる。
【0047】本発明のカプラーを用いたカラー写真感光
材料は、親水性コロイド層中に発色現像主薬を発色現像
主薬そのものとして、あるいはそのプレカーサーとして
含有し、アルカリ性の活性化浴により処理することもで
きる。
材料は、親水性コロイド層中に発色現像主薬を発色現像
主薬そのものとして、あるいはそのプレカーサーとして
含有し、アルカリ性の活性化浴により処理することもで
きる。
【0048】本発明のカプラーを用いたカラー写真感光
材料は、発色現像後、漂白処理、定着処理が施される。
漂白処理は定着処理と同時に行ってもよい。
材料は、発色現像後、漂白処理、定着処理が施される。
漂白処理は定着処理と同時に行ってもよい。
【0049】定着処理の後は、通常は水洗処理が行われ
る。また水洗処理の代替として安定化処理を行ってもよ
いし、両者を併用してもよい。
る。また水洗処理の代替として安定化処理を行ってもよ
いし、両者を併用してもよい。
【0050】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。
するが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。
【0051】実施例1 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体上に下記の
各層を支持体側より順次塗設し、緑色感光性カラー感光
材料試料1を作成した。尚、化合物の添加量は、特に断
りのない限り1m2 当りの量を示す(ハロゲン化銀は銀
換算値)。
各層を支持体側より順次塗設し、緑色感光性カラー感光
材料試料1を作成した。尚、化合物の添加量は、特に断
りのない限り1m2 当りの量を示す(ハロゲン化銀は銀
換算値)。
【0052】第1層:乳剤層 ゼラチン1.4g、緑感性塩臭化銀乳剤(塩化銀85モ
ル%含有)0.35gおよびジオクチルフタレート1.
35gに溶解した比較カプラーa 5.4×10-4モル
からなる緑感性乳剤層。
ル%含有)0.35gおよびジオクチルフタレート1.
35gに溶解した比較カプラーa 5.4×10-4モル
からなる緑感性乳剤層。
【0053】第2層:保護層 ゼラチン0.25gを含む保護層。尚、硬膜剤として
2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナ
トリウム塩をゼラチン1g当り0.017gになるよう
添加した。
2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナ
トリウム塩をゼラチン1g当り0.017gになるよう
添加した。
【0054】次に、試料1において比較カプラーaを表
1に示すカプラー(添加量は比較カプラーaと同モル
量)に代えた以外は、全く同様にして、本発明の試料2
〜11を作成した。
1に示すカプラー(添加量は比較カプラーaと同モル
量)に代えた以外は、全く同様にして、本発明の試料2
〜11を作成した。
【0055】各試料には硬膜剤、活性剤、防バイ剤(2
−メチルイソチアゾール−3−オン及び5−クロロ−2
−メチルイソチアゾール−3−オンの混合物)を添加し
た。
−メチルイソチアゾール−3−オン及び5−クロロ−2
−メチルイソチアゾール−3−オンの混合物)を添加し
た。
【0056】上記で得た試料1〜11は、それぞれ常法
に従ってウェッジ露光を与えた後、次の工程で現像処理
を行った。
に従ってウェッジ露光を与えた後、次の工程で現像処理
を行った。
【0057】 [現像処理工程] 発色現像 38℃ 3分30秒 漂白定着 38℃ 1分30秒 安定化処理 25℃〜30℃ 3分 乾 燥 75℃〜80℃ 2分
【0058】各処理工程において使用した処理液組成
は、下記の如くである。 [発色現像液] ベンジルアルコール 15ml エチレングリコール 15ml 亜硫酸カリウム 2.0g 臭化カリウム 0.7g 塩化ナトリウム 0.2g 炭酸カリウム 30.0g ヒドロキシルアミン硫酸塩 3.0g ポリ燐酸(TPPS) 2.5g 3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−(β−メタンスルホン アミドエチル)アニリン硫酸塩 5.5g 蛍光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンジスルホン酸誘導体)1.0g 水酸化カリウム 2.0g 水を加えて全量を1リットルとし、pH10.20に調整
する。
は、下記の如くである。 [発色現像液] ベンジルアルコール 15ml エチレングリコール 15ml 亜硫酸カリウム 2.0g 臭化カリウム 0.7g 塩化ナトリウム 0.2g 炭酸カリウム 30.0g ヒドロキシルアミン硫酸塩 3.0g ポリ燐酸(TPPS) 2.5g 3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−(β−メタンスルホン アミドエチル)アニリン硫酸塩 5.5g 蛍光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンジスルホン酸誘導体)1.0g 水酸化カリウム 2.0g 水を加えて全量を1リットルとし、pH10.20に調整
する。
【0059】 [漂白定着液] エチレンジアミン四酢酸第2鉄アンモニウム2水塩 60g エチレンジアミン四酢酸 3g チオ硫酸アンモニウム(70%溶液) 100ml 亜硫酸アンモニウム(40%溶液) 27.5ml 水を加えて全量を1リットルとし,炭酸カリウムまたは
氷酢酸でpH7.1に調整する。
氷酢酸でpH7.1に調整する。
【0060】 [安定化液] 5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 1.0g エチレングリコール 10g 水を加えて1リットルとする。
【0061】上記で処理された試料1〜11について、
濃度計(コニカ株式会社製KD−7型)を用いて濃度を
測定した。さらに、上記各処理済試料を高温・高湿(6
0℃、80%RH)雰囲気下に12日間放置し、色素画
像の耐熱・湿性を調べた。得られた結果を表1に示す。
但し、色素画像の耐熱・湿性は初濃度1.0に対する耐
熱・耐湿試験後の色素残留パーセントで表す。
濃度計(コニカ株式会社製KD−7型)を用いて濃度を
測定した。さらに、上記各処理済試料を高温・高湿(6
0℃、80%RH)雰囲気下に12日間放置し、色素画
像の耐熱・湿性を調べた。得られた結果を表1に示す。
但し、色素画像の耐熱・湿性は初濃度1.0に対する耐
熱・耐湿試験後の色素残留パーセントで表す。
【0062】また、各試料をキセノンフェードメーター
で4日間照射した後、濃度を測定し初濃度1.0に対す
る耐光試験後の色素残存率から色素画像の耐光性を調べ
た。結果を表1に示す。比較カプラーa
で4日間照射した後、濃度を測定し初濃度1.0に対す
る耐光試験後の色素残存率から色素画像の耐光性を調べ
た。結果を表1に示す。比較カプラーa
【0063】
【化8】
【0064】
【表1】
【0065】表1の結果から、一般式〔I〕で表される
カプラーを使用した試料No.2〜10は、比較カプラー
aを使用した試料No.1に比べて、耐光性が大巾に改良
され、かつ、耐熱・湿性も優れており、堅牢な色素画像
が形成されることが判る。
カプラーを使用した試料No.2〜10は、比較カプラー
aを使用した試料No.1に比べて、耐光性が大巾に改良
され、かつ、耐熱・湿性も優れており、堅牢な色素画像
が形成されることが判る。
【0066】実施例2 透明ポリエチレンテレフタレートフィルム支持体上に、
支持体1m2当り以下の構成成分からなる熱現像感光層を
塗設して熱現像感光材料を作成した。
支持体1m2当り以下の構成成分からなる熱現像感光層を
塗設して熱現像感光材料を作成した。
【0067】 ベンズトリアゾール銀 0.6g ゼラチン 3.0g 還元剤*1 0.97g カプラー(31) 1.0g ヨウ臭化銀(銀換算) 0.45g ポリビニルピロリドン 1.0g ベンズトリアゾール 0.02g 抑制剤*2 0.05g 熱溶剤*3 0.45g 上記の感光材料を像様露光後、写真用バライタ紙上にポ
リ塩化ビニルを塗設して得た受像材料と重ね合わせて、
150℃で1分間熱現像したところ受像材料上に良好な
マゼンタ色の転写画像が得られた。
リ塩化ビニルを塗設して得た受像材料と重ね合わせて、
150℃で1分間熱現像したところ受像材料上に良好な
マゼンタ色の転写画像が得られた。
【0068】
【化9】
【0069】
【発明の効果】本発明のカプラーは、熱、湿度および光
に対して堅牢な色素画像を形成することができる。また
このカプラーは、熱現像感光材料の色素供与物質として
も有効である。
に対して堅牢な色素画像を形成することができる。また
このカプラーは、熱現像感光材料の色素供与物質として
も有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−220644(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 7/38 REGISTRY(STN) CAPLUS(STN)
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式〔I〕で表される写真用カプラ
ー。 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は水素原子又は置換基を表し、R
1 とR2 は互いに縮合して環を形成してもよく、R3 は
水素原子又は置換基を表し、nは1又は2を表し、Xは
水素原子または発色現像主薬の酸化体と反応して離脱す
る基を表し、ZはO又はSを表す。〕
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3042346A JP3014154B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 新規な写真用カプラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3042346A JP3014154B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 新規な写真用カプラー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04260036A JPH04260036A (ja) | 1992-09-16 |
JP3014154B2 true JP3014154B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=12633467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3042346A Expired - Lifetime JP3014154B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 新規な写真用カプラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014154B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5424179A (en) * | 1994-08-11 | 1995-06-13 | Eastman Kodak Company | Photographic element with a cyclic azole coupler having a saccharin substituent |
-
1991
- 1991-02-15 JP JP3042346A patent/JP3014154B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04260036A (ja) | 1992-09-16 |
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