JP3013694B2 - ハイブリッド電気自動車における発電系制御装置 - Google Patents

ハイブリッド電気自動車における発電系制御装置

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JP3013694B2
JP3013694B2 JP6070460A JP7046094A JP3013694B2 JP 3013694 B2 JP3013694 B2 JP 3013694B2 JP 6070460 A JP6070460 A JP 6070460A JP 7046094 A JP7046094 A JP 7046094A JP 3013694 B2 JP3013694 B2 JP 3013694B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば駆動用電動機へ
の電力を発電する内燃機関駆動の発電機をそなえたハイ
ブリッド電気自動車に関し、特に、かかるハイブリッド
電気自動車における発電系制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境を保護しようとする動き
が強まっているが、特に、化石燃料を大量消費すること
による大気の汚染は深刻な問題となっており、大気汚染
の防止は、地球環境を保護する上で極めて重要な課題で
ある。自動車においても、現在はガソリンや軽油等の化
石燃料によるエンジンが主流となっており、特に、大都
市、中でもその市街地における自動車の排気ガスによる
大気汚染は極めて深刻な問題となっているこのため、排
出ガスを出さない電気自動車が見直されてきている。
【0003】この電気自動車は、現時点では、実用上種
々の課題が残されており、一部の分野で実用化されてい
るものの一般に普及するまでには至っていない。そこ
で、電気自動車をより実用的なものにすべく、現在、電
気自動車に関して、様々な技術が提案されている。例え
ば、バッテリの性能に限界があるため、現在の電気自動
車では、一充電当たりの走行距離を伸ばそうとすると、
大量のバッテリを搭載することが必要になり、車両重量
が大幅に増大し、車両内のスペースも大きく占領されて
しまう。このため、車両の動力性能や居住性が悪化して
しまうという不具合がある。もちろん、バッテリの量を
減らせば、一充電当たりの走行距離を伸ばせない。
【0004】また、電気自動車では、エネルギ源である
バッテリの残存容量が減ったら充電を行なわなくてはな
らないが、このバッテリの充電はガソリン補給のように
手軽には行なえないのが現状である。このため、バッテ
リの容量不足により車両が路上で停止してしまったとき
には、これに対する処置が容易ではない。こうした現時
点における電気自動車の課題を補うために、電気自動車
自体に内燃機関を搭載した、いわゆる、ハイブリッド電
気自動車が提案されている。
【0005】このようなハイブリッド電気自動車には、
いわゆるシリーズ式ハイブリッド電気自動車がある。例
えば図10はシリーズ式ハイブリッド電気自動車を示す
模式的な構成図であり、図10において、1は車両に装
備されない外部充電器(図示略)により繰り返し充電す
ることのできるバッテリであり、2はバッテリ1から電
力を供給されるモータ(走行用電動機)であり、このモ
ータ2により自動車の駆動輪3A,3Bが駆動される。
【0006】モータ2の出力は、モータコントローラ
(電動機制御手段)4により、ドライバの出力要求操作
(即ち、図示しないアクセルペダルの踏込み状態)やモ
ータ2の現作動状態等に基づいて、モータ2の出力を制
御する。モータコントローラ4では、図示しないブレー
キペダルの踏込み等から制動指令を検出すると、モータ
2を発電機に切り換えて、駆動輪3A,3Bからの回転
エネルギで発電を行ないながら制動力を与える回生制動
を行なうようになっている。
【0007】6は発電機であり、この発電機6は発電用
内燃機関(以下、エンジンという)7により駆動され、
この発電機6で発電された電力によりバッテリ1を充電
しうるようにバッテリ1に接続されている。これらの発
電機6及びエンジン7の制御は、発電系制御手段9によ
りバッテリの残存容量(充電率)即ちバッテリの容量レ
ベルを検出するバッテリ残存容量計(バッテリ容量レベ
ル検出手段)11からの情報に基づいて行なわれるよう
になっている。
【0008】すなわち、バッテリ残存容量計11では、
例えばバッテリからの充放電電流を検出しながらこの充
放電電流の値に基づいてバッテリ容量の増減を算出し満
充電状態からのバッテリ容量の増減を積算するなどの処
理によりバッテリ残存容量を算出する。発電系制御手段
9では、図12のフローチャートに示すように、このよ
うなバッテリ残存容量計11からバッテリ残存容量検出
値を入力され(ステップA1)、このバッテリ残存容量
が一定レベル(設定下限容量値)X以下に低下したか否
かを判断し(ステップA2)、バッテリ残存容量がXま
で低下したら、エンジン7を始動させて発電機6を励磁
オンにして、発電を行ないながらこの発電電力をバッテ
リ1に充電する(ステップA3)。この発電走行中に
も、バッテリ残存容量計11からバッテリ残存容量検出
値を入力され(ステップA4)、この充電により、バッ
テリ1の残存容量が一定レベル(設定上限容量値)Y
(Y>X)まで復帰したか否かを判断し(ステップA
5)、バッテリ1の残存容量がYまで復帰したら、エン
ジン7を停止させて、発電機6を停止するように制御を
行なう(ステップA8)。
【0009】したがって、シリーズ式ハイブリッド電気
自動車では、図11に示すように、走行中、バッテリの
残存容量が所要レベルXまで低下したら、発電機6を作
動させて発電走行を行ない、バッテリの残存容量が所容
量Yまで回復したら、発電を停止して走行する。そし
て、ここで充電が行なわれななくなるので、再びバッテ
リの残存容量が減少して、所要レベルXまで低下した
ら、再び発電機6を作動させて発電走行を行なう。この
ようなことが繰り返されながら、発電走行が行なわれ
る。
【0010】このように発電電力でバッテリを充電しな
がら走行することで、バッテリの容量が不足した場合で
も、バッテリの容量を回復させながらモータ(電動機)
駆動による電気自動車の走行が可能となる。もちろん、
このような発電走行は、あくまでも補助的に行なうもの
であり、通常は、発電機、即ち内燃機関を作動させない
で排気ガスのない電動機のみを作動させて走行するべき
ものである。したがって、上述の発電を停止するバッテ
リの残存容量の閾値Yは、満充電(100%充電)に比
べてある程度低い値に抑える必要がある。
【0011】ところで、例えば特開昭55−15790
1号公報に、シリーズ式ハイブリッド電気自動車に関す
る技術が開示されており、特にその発電制御を、このよ
うにバッテリの残存容量に基づいて行なうほかに、車両
が停止しているか走行しているがに対応して行なう旨も
記載されている。即ち、車両の停止後にも、一定期間エ
ンジンは停止させずに発電を続行して、バッテリの容量
レベルを確保することが記載されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シリーズ式
ハイブリッド電気自動車における発電機は、排気ガスの
低減や燃料効率を考慮して、一般にエンジンの最大トル
クの得られるような比較的高い回転域で作動するように
設定されている。このように高回転で発電用エンジンを
作動させると、作動音がどうしてもおおきくなってしま
うので、発電機の作動時には相応の作動音が発生するの
が現状である。
【0013】一方、電気自動車では、発電等を行なわず
にバッテリに充電されていた電力を使用しながらモータ
のみの駆動で走行する場合(電気自動車走行、以下、E
V走行という)、モータの作動音は極めて小さく、走行
中車室内で感じる騒音(走行音)は、タイヤが路面に駆
動力を伝える音や車体の風切り音等が原因となる。この
ように電気自動車は走行音が比較的小さいのに対して、
従来のシリーズ式ハイブリッド電気自動車では、例えば
バッテリの残存容量に基づくなど、ドライバの意思とは
無関係に、或いは、ドライバへの影響などを考慮するこ
となく、走行時の発電制御を行なうので、発電を開始す
ると、発電機の作動音にドライバが驚いてしまったり違
和感を感じたりすることがある。
【0014】また、発電の停止時にも、ドライバに違和
感を与えやすい場合がある。本発明は、上述の課題に鑑
み創案されたもので、ドライバに驚きや違和感を与える
ことのないような発電の制御を行なえるようにした、ハ
イブリッド電気自動車における発電系制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のハイブリッド電気自動車における発電系制御
装置は、バッテリと、該バッテリから電力を供給され車
輪を駆動する駆動用電動機と、運転者の出力要求操作に
応じて該電動機へ供給される電力を調整しながら該電動
機の作動を制御する電動機制御手段と、該バッテリを充
電しうるように該バッテリに接続された発電機と、該発
電機を駆動する発電用内燃機関と、該発電機及び該内燃
機関の作動を制御する発電系制御手段とをそなえたハイ
ブリッド電気自動車において、該ハイブリッド電気自動
車の運転状態を検出する運転状態検出手段と、該バッテ
リの容量レベルを検出するバッテリ容量レベル検出手段
とが設けられるとともに、該発電系制御手段が、該ハイ
ブリッド電気自動車の運転状態に対応して走行音が大き
い運転状態の場合ほど該バッテリへの充電開始のための
閾値としての目標バッテリ容量レベルは低く該バッテリ
への充電停止のための閾値としての目標バッテリ容量レ
ベルは高く設定する目標バッテリ容量レベル設定手段
と、該バッテリ容量レベル検出手段で検出された実際の
バッテリ容量レベルと、該運転状態検出手段で検出され
た該ハイブリッド電気自動車の運転状態に基づく該目標
バッテリ容量レベル設定手段からの目標バッテリ容量レ
ベルとを比較する比較手段と、該比較手段での比較結果
に基づき、該発電機の作動または停止を制御する発電機
制御手段とをそなえて構成されたことを特徴としてい
る。
【0016】請求項2記載の本発明のハイブリッド電気
自動車における発電系制御装置は、請求項1記載の構成
において、該発電系制御手段が、該ハイブリッド電気自
動車の運転状態に対応して該ハイブリッド電気自動車が
走行音が比較的大きい発進状態又は加速状態にある場合
には他の走行状態にある場合よりも該バッテリへの充電
開始のための閾値としての充電開始側目標バッテリ容量
レベルを低く設定する目標バッテリ容量レベル設定手段
と、該バッテリ容量レベル検出手段で検出された実際の
バッテリ容量レベルと、該運転状態検出手段で検出され
た該ハイブリッド電気自動車の運転状態に基づく該目標
バッテリ容量レベル設定手段からの充電開始側目標バッ
テリ容量レベルとを比較する比較手段と、該比較手段で
の比較結果に基づき、実際のバッテリ容量レベルが、該
充電開始側目標バッテリ容量レベルを下回ると、該発電
機の作動を開始するように制御する発電機制御手段とを
そなえて構成されたことを特徴としている。
【0017】請求項2記載のものの態様として、該目標
バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイブリッド電気自
動車の加速運転時に対応した充電開始側目標バッテリ容
量レベルを他の運転時に対応した充電開始側目標バッテ
リ容量レベルよりも高く設定するようにしてもよい。
【0018】請求項2記載のものの態様として、該目標
バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイブリッド電気自
動車の発進運転時に対応した充電開始側目標バッテリ容
量レベルを他の運転時に対応した充電開始側目標バッテ
リ容量レベルよりも高く設定するようにしてもよい。
【0019】請求項2記載のものの態様として、該目標
バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイブリッド電気自
動車の発進運転時に対応した充電開始側目標バッテリ容
量レベルを最も高いレベルに設定し、該ハイブリッド電
気自動車の加速運転時に対応した充電開始側目標バッテ
リ容量レベルを次に高いレベルに設定し、該ハイブリッ
ド電気自動車の他の運転時に対応した充電開始側目標バ
ッテリ容量レベルを最も低いレベルに設定するようにし
てもよい。
【0020】さらに、該発電系制御手段が、該比較手段
での比較結果に基づき、実際のバッテリ容量レベルが、
該ハイブリッド電気自動車の他の運転時に対応した該充
電開始側目標バッテリ容量レベルを下回ると、運転者に
その旨を報知する報知手段をそなえ、且つ、該発電機制
御手段が、該報知手段による報知の後に、該発電機の作
動を開始するように構成してもよい。
【0021】請求項3記載の本発明のハイブリッド電気
自動車における発電系制御装置は、請求項1記載の構成
において、該発電系制御手段が、該ハイブリッド電気自
動車の運転状態に対応して該ハイブリッド電気自動車が
走行音が比較的小さい減速状態にある場合には他の走行
状態にある場合よりも該バッテリへの充電停止のための
閾値としての充電停止側目標バッテリ容量レベルを低く
設定する目標バッテリ容量レベル設定手段と、該バッテ
リ容量レベル検出手段で検出された実際のバッテリ容量
レベルと、該運転状態検出手段で検出された該ハイブリ
ッド電気自動車の運転状態に基づく該目標バッテリ容量
レベル設定手段からの充電停止側目標バッテリ容量レベ
ルとを比較する比較手段と、該比較手段での比較結果に
基づき、実際のバッテリ容量レベルが、該充電停止側目
標バッテリ容量レベルを上回ると、該発電機の作動を停
止するように制御する発電機制御手段とをそなえて構成
されたことを特徴としている。
【0022】請求項3記載のものの態様として、該目標
バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイブリッド電気自
動車の減速運転時に対応した充電停止側目標バッテリ容
量レベルを他の運転時に対応した充電停止側目標バッテ
リ容量レベルよりも低く設定するようにしてもよい。
【0023】さらに、該発電系制御手段が、該比較手段
での比較結果に基づき、実際のバッテリ容量レベルが、
該ハイブリッド電気自動車の他の運転時に対応した該充
電停止側目標バッテリ容量レベルを上回ると、運転者に
その旨を報知する報知手段をそなえ、且つ、該発電機制
御手段が、該報知手段による報知の後に、該発電機の作
動を停止するように構成してもよい。
【0024】
【作用】上述の請求項1記載の本発明のハイブリッド電
気自動車における発電系制御装置では、駆動用電動機が
バッテリから電力を供給されながら作動して車輪を駆動
する。この際、該電動機は、電動機制御手段により、運
転者の出力要求操作に応じて供給される電力を調整され
ながら作動を制御される。
【0025】また、この走行時に、発電系制御手段を通
じて、発電機及び発電用内燃機関が適宜制御されながら
作動して、該バッテリを充電する。即ち、このハイブリ
ッド電気自動車の走行時には、運転状態検出手段がこの
電気自動車の運転状態を検出して、バッテリ容量レベル
検出手段がバッテリの容量レベルを検出する。
【0026】発電系制御手段では、目標バッテリ容量レ
ベル設定手段で、該ハイブリッド電気自動車の運転状態
に対応して走行音が大きい運転状態の場合ほど該バッテ
リへの充電開始のための閾値としての目標バッテリ容量
レベルは低く該バッテリへの充電停止のための閾値とし
ての目標バッテリ容量レベルは高く設定し、比較手段
で、該バッテリ容量レベル検出手段で検出された実際の
バッテリ容量レベルと、該運転状態検出手段で検出され
た該ハイブリッド電気自動車の運転状態に基づく該目標
バッテリ容量レベル設定手段からの目標バッテリ容量レ
ベルとを比較する。そして、発電機制御手段で、該比較
手段での比較結果に基づき、該発電機の作動または停止
を制御する。
【0027】請求項2記載の本発明のハイブリッド電気
自動車における発電系制御装置では、該発電系制御手段
において、目標バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイ
ブリッド電気自動車の運転状態に対応して該ハイブリッ
ド電気自動車が走行音が比較的大きい発進状態又は加速
状態にある場合には他の走行状態にある場合よりも該バ
ッテリへの充電開始のための閾値としての充電開始側目
標バッテリ容量レベルを低く設定し、比較手段が、該バ
ッテリ容量レベル検出手段で検出された実際のバッテリ
容量レベルと、該運転状態検出手段で検出された該ハイ
ブリッド電気自動車の運転状態に基づく該目標バッテリ
容量レベル設定手段からの充電開始側目標バッテリ容量
レベルとを比較する。そして、発電機制御手段が、該比
較手段での比較結果に基づき、実際のバッテリ容量レベ
ルが、該充電開始側目標バッテリ容量レベルを下回る
と、該発電機の作動を開始するように制御する。
【0028】請求項2記載のものの態様として、該目標
バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイブリッド電気自
動車の加速運転時に対応した充電開始側目標バッテリ容
量レベルを他の運転時に対応した充電開始側目標バッテ
リ容量レベルよりも高く設定するようにした場合、該目
標バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイブリッド電気
自動車の加速運転時に対応した充電開始側目標バッテリ
容量レベルを他の運転時に対応した充電開始側目標バッ
テリ容量レベルよりも高く設定する。請求項2記載のも
のの態様として、該目標バッテリ容量レベル設定手段
が、該ハイブリッド電気自動車の発進運転時に対応した
充電開始側目標バッテリ容量レベルを他の運転時に対応
した充電開始側目標バッテリ容量レベルよりも高く設定
するようにした場合、該目標バッテリ容量レベル設定手
段が、該ハイブリッド電気自動車の発進運転時に対応し
た充電開始側目標バッテリ容量レベルを他の運転時に対
応した充電開始側目標バッテリ容量レベルよりも高く設
定する。
【0029】請求項2記載のものの態様として、該目標
バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイブリッド電気自
動車の発進運転時に対応した充電開始側目標バッテリ容
量レベルを最も高いレベルに設定し、該ハイブリッド電
気自動車の加速運転時に対応した充電開始側目標バッテ
リ容量レベルを次に高いレベルに設定し、該ハイブリッ
ド電気自動車の他の運転時に対応した充電開始側目標バ
ッテリ容量レベルを最も低いレベルに設定するようにし
た場合、該目標バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイ
ブリッド電気自動車の発進運転時に対応した充電開始側
目標バッテリ容量レベルを最も高いレベルに設定し、該
ハイブリッド電気自動車の加速運転時に対応した充電開
始側目標バッテリ容量レベルを次に高いレベルに設定
し、該ハイブリッド電気自動車の他の運転時に対応した
充電開始側目標バッテリ容量レベルを最も低いレベルに
設定する。
【0030】さらに、該発電系制御手段が、該比較手段
での比較結果に基づき、実際のバッテリ容量レベルが、
該ハイブリッド電気自動車の他の運転時に対応した該充
電開始側目標バッテリ容量レベルを下回ると、運転者に
その旨を報知する報知手段をそなえ、且つ、該発電機制
御手段が、該報知手段による報知の後に、該発電機の作
動を開始するように構成した場合、該発電系制御手段に
おいて、該比較手段での比較結果に基づき、実際のバッ
テリ容量レベルが、該ハイブリッド電気自動車の他の運
転時に対応した該充電開始側目標バッテリ容量レベルを
下回ると、報知手段が運転者にその旨を報知し、該発電
機制御手段が、該報知手段による報知の後に該発電機の
作動を開始する。
【0031】請求項3記載の本発明のハイブリッド電気
自動車における発電系制御装置では、該発電系制御手段
において、目標バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイ
ブリッド電気自動車の運転状態に対応して該ハイブリッ
ド電気自動車が走行音が比較的小さい減速状態にある場
合には他の走行状態にある場合よりも該バッテリへの充
電停止のための閾値としての充電停止側目標バッテリ容
量レベルを低く設定し、比較手段が、該バッテリ容量レ
ベル検出手段で検出された実際のバッテリ容量レベル
と、該運転状態検出手段で検出された該ハイブリッド電
気自動車の運転状態に基づく該目標バッテリ容量レベル
設定手段からの充電停止側目標バッテリ容量レベルとを
比較する。そして、発電機制御手段が、該比較手段での
比較結果に基づき、実際のバッテリ容量レベルが、該充
電停止側目標バッテリ容量レベルを上回ると、該発電機
の作動を停止するように制御する。
【0032】請求項3記載のものの態様として、該目標
バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイブリッド電気自
動車の減速運転時に対応した充電停止側目標バッテリ容
量レベルを他の運転時に対応した充電停止側目標バッテ
リ容量レベルよりも低く設定するようにする場合、該目
標バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイブリッド電気
自動車の減速運転時に対応した充電停止側目標バッテリ
容量レベルを他の運転時に対応した充電停止側目標バッ
テリ容量レベルよりも低く設定する。さらに、該発電系
制御手段が、該比較手段での比較結果に基づき、実際の
バッテリ容量レベルが、該ハイブリッド電気自動車の他
の運転時に対応した該充電停止側目標バッテリ容量レベ
ルを上回ると、運転者にその旨を報知する報知手段をそ
なえ、且つ、該発電機制御手段が、該報知手段による報
知の後に、該発電機の作動を停止するように構成する場
合、該発電系制御手段において、該比較手段での比較結
果に基づき、実際のバッテリ容量レベルが、該ハイブリ
ッド電気自動車の他の運転時に対応した該充電停止側目
標バッテリ容量レベルを上回ると、報知手段が運転者に
その旨を報知し、該発電機制御手段が、該報知手段によ
る報知の後に該発電機の作動を停止する。
【0033】
【実施例】以下、図面により、本発明の実施例について
説明する。まず、本発明の第1実施例としてのハイブリ
ッド電気自動車における発電系制御装置について説明す
ると、図1はその模式的な構成図、図2,3はその発電
制御の特徴を示す図、図4,5は制御動作の一例を示す
フローチャートである。
【0034】図1において、1はバッテリであり、この
バッテリ1は車両に装備されない外部充電器(図示略)
により繰り返し充電することもできる。2はバッテリ1
から電力を供給されるモータ(走行用電動機)であり、
このモータ2により自動車の駆動輪3A,3Bが駆動さ
れる。モータ2の出力は、モータコントローラ(電動機
制御手段)4により制御されるが、モータコントローラ
4では、ドライバの出力要求操作(即ち、図示しないア
クセルペダルの踏込み状態)やモータ2の現作動状態等
に基づいて、モータ2の出力を制御する。
【0035】また、モータコントローラ4では、図示し
ないブレーキペダルの踏込み等から制動指令を検出する
と、モータ2を発電機に切り換えて、駆動輪3A,3B
からの回転エネルギで発電を行ないながら制動力を与え
る回生制動を行なえるようになっている。さらに、6は
発電機であり、この発電機6は発電用内燃機関(以下、
エンジンという)7により、駆動されるようになってい
る。そして、この発電機6で発電された電力でバッテリ
1を充電しうるようにバッテリ1に接続されている。
【0036】エンジン7はスロットル開度調整等(図示
省略)により出力を制御されるが、これらの発電機6及
びエンジン7の制御は、発電系制御手段9により、運転
状態検出手段10とバッテリ容量レベル検出手段(バッ
テリ残存容量計)11とからの情報に基づいて行なわれ
るようになっている。なお、運転状態検出手段10は、
自動車が発進状態にあるか、加速状態にあるか、減速状
態にあるかを検出することができる。例えば、図示しな
いが、車輪速センサからの情報から得られる車速及び加
減速度に基づいて、車速が0の状態から増加していくと
発進状態であることを検出でき、この発進以降に(即
ち、走行時に)おいて、加速度が予め設定された加速状
態判定閾値よりも大きければ加速状態であることを検出
でき、加速度が予め設定された減速状態判定閾値(負の
値)よりも小さければ減速状態であることを検出でき
る。
【0037】また、バッテリ残存容量計11では、例え
ばバッテリからの充放電電流を検出しながらこの充放電
電流の値に基づいてバッテリ容量の増減を算出し満充電
状態からのバッテリ容量の増減を積算するなどの処理に
よりバッテリ残存容量(充電率)即ちバッテリの容量レ
ベルを算出する。発電系制御手段9は、目標バッテリ容
量レベル設定手段9Aと、実際のバッテリ容量レベル
と、目標バッテリ容量レベル設定手段9Aからの目標バ
ッテリ容量レベルとを比較する比較手段9Bと、この比
較手段9Bでの比較結果に基づき発電機6の作動または
停止を制御する発電機制御手段9Cと、運転者に発電開
始及び発電停止を報知(通知)する報知手段9Dとをそ
なえて構成されている。
【0038】目標バッテリ容量レベル設定手段9Aで
は、運転状態検出手段10から得られるこのハイブリッ
ド電気自動車の運転状態に対応してバッテリ1への充電
開始(即ち、発電開始)のための閾値である目標バッテ
リ容量レベルXi (単に、Xとも表現する)、及び、充
電停止(即ち、発電停止)のための閾値である目標バッ
テリ容量レベルYi (単に、Yとも表現する)を設定す
る。ここでは、自動車が、発進状態にあるか、加速状態
にあるか、減速状態にあるか、に着目して、これらの目
標バッテリ容量レベルXi ,Yi を設定するようになっ
ている。
【0039】つまり、バッテリ1への充電開始のための
閾値である目標バッテリ容量レベルXi は、自動車が発
進状態にある場合と、自動車が加速状態にある場合と、
これらの何れでもない場合との3つに場合分けして設定
されるようになっており、発進状態にある場合には最も
高い高レベルの目標バッテリ容量レベルX1 を設定し、
加速状態にある場合にはこれよりも低い中レベルの目標
バッテリ容量レベルX 2 を設定し、これらの何れでもな
い場合には最も低い低レベルの目標バッテリ容量レベル
3 を設定する。
【0040】このように運転状態に対応して充電開始の
閾値である目標バッテリ容量レベルXi を設定するの
は、発電機の作動音にドライバが驚いてしまったり違和
感を感じたりすることのないようにしながら、発電を開
始したいからである。即ち、前述のように、電気自動車
では、タイヤが路面に駆動力を伝えるや車体の風切り音
等が走行音の原因となり、特に、車体の形状の改良等で
風切り音の低減が推進されているため、タイヤが路面に
駆動力を伝達する音が走行音の主な原因となる。このよ
うな走行音は発進時や加速時ほど大きくなる。特に、発
進時には走行音が0の停止状態から大きく発生するの
で、ドライバにとっては発進時において車両から発生す
る音が特に大きく感じやすい。また、一般に、ドライバ
は、発進時や加速時において走行音が大きく発生するこ
とには違和感を余り感じないものであり、これは、発進
時に関して特に顕著である。
【0041】したがって、発電機を起動させた際にドラ
イバか感じる違和感は、発進時に最も少なく、次いで、
加速時に少なく、逆に、定速走行時や減速時等には、大
きいものになる。そこで、発進時には頻繁に発電走行を
行ない、加速時には発進時に次いで頻繁に発電走行を行
ない、定速走行時や減速時等における発電走行頻度をで
きるだけ減少させるように、充電開始(即ち、発電開
始)のための閾値である目標バッテリ容量レベルX
i を、発進状態にある場合には高い値に、加速状態にあ
る場合にはこれに次いで高い値に、これらの何れでもな
い場合(即ち、定速走行時や減速時等の場合)には低い
値に設定しているのである。
【0042】また、バッテリ1への充電停止のための閾
値である目標バッテリ容量レベルY i は、自動車が減速
状態にある場合と、そうでない場合との2つに場合分け
して設定されるようになっており、減速状態にある場合
には低いレベルの目標バッテリ容量レベルY1 を設定
し、そうでない場合には高いレベルの目標バッテリ容量
レベルY2 を設定する。
【0043】このように運転状態に対応して充電停止の
閾値である目標バッテリ容量レベルYi を設定するの
は、ドライバに違和感を与えることのないようにしなが
ら、発電を停止したいからである。即ち、前述のよう
に、発電時には発電機6の内燃機関7から相応な作動音
が発生し、この発電機6の作動を停止すると急激に静か
になる。定速走行時や加速時に走行音が突然小さくなる
とドライバは違和感を感じる。しかし、定速走行や加速
から減速走行に移ったときには、走行音が突然小さくな
ってもドライバは一般に違和感を感じない。
【0044】そこで、このように減速走行に移ったとき
に発電機6の作動を停止するように、充電停止の閾値で
ある目標バッテリ容量レベルYi を、減速走行時には低
い値に、そうでない場合(即ち、定速走行時や加速時等
の場合)には高い値に設定しているのである。比較手段
9Bは、バッテリ残存容量計11で検出された実際のバ
ッテリの容量レベルと、目標バッテリ容量レベル設定手
段9Aで設定された目標バッテリ容量レベルとを比較す
るが、非充電時(即ち、発電を行なわないEV走行時)
には、実際のバッテリの容量レベルと充電開始の閾値で
ある目標バッテリ容量レベルX i とを比較し、充電中
(即ち、発電走行中)には、実際のバッテリの容量レベ
ルと充電停止の閾値である目標バッテリ容量レベルYi
とを比較する。
【0045】発電機制御手段9Cでは、この比較手段9
Bでの比較結果に基づき発電機6の作動または停止を制
御する。即ち、非充電時(EV走行時)にバッテリの容
量レベルが目標バッテリ容量レベルXi まで低下した
ら、充電(即ち、発電走行)を開始し、この充電中(発
電走行中)に、バッテリの容量レベルが目標バッテリ容
量レベルYi まで回復したら充電(発電)を停止しEV
走行に復帰するように制御を行なう。
【0046】上述のように、充電開始の閾値である目標
バッテリ容量レベルXi は、X1 ,X2 ,X3 の3つの
内の何れかが設定されるので、例えば図2に実線及び鎖
線で示すように種々の充電開始の態様があり、充電停止
の閾値である目標バッテリ容量レベルYi は、Y1 ,Y
2 の2つのうちの何れかが設定されるので、例えば図3
に実線及び鎖線で示すように種々の充電停止の態様があ
る。
【0047】また、発電機制御手段9Cでは、非充電時
(EV走行時)で発進状態や加速状態ではない場合に
は、バッテリの容量レベルが目標バッテリ容量レベルX
i (ここでは、X3 )まで低下したら、まず、報知手段
9Dを作動させて、この旨、即ち、バッテリの容量レベ
ルか低下したため充電(発電走行)を開始する旨をドラ
イバに報知し、この後に、発電走行を開始する。
【0048】そして、発電機制御手段9Cでは、充電時
(発電走行時)で減速状態ではない場合には、バッテリ
の容量レベルが目標バッテリ容量レベルYi (ここで
は、Y 2 )まで回復したら、まず、報知手段9Dを作動
させて、この旨、即ち、バッテリの容量レベルか回復し
たため充電(発電走行)を停止する旨をドライバに報知
し、この後に、発電走行を停止する。
【0049】なお、報知手段9Dは、例えばブザーやチ
ャイムや音声警報システム等により報知を行なうように
なっている。ブザーやチャイムを用いる場合には、充電
(発電)を開始する場合と、停止する場合とを、区別で
きるように鳴り方を設定してもよい。上述の構成によ
り、非充電時(EV走行時)には例えば図4のフローチ
ャートに示すように充電開始の制御が行なわれ、充電時
(発電走行時)には例えば図5のフローチャートに示す
ように充電停止の制御が行なわれる。
【0050】つまり、非充電時(EV走行時)には、図
4に示すように、発電系制御手段9において、バッテリ
残存容量計11からバッテリ残存容量(バッテリの容量
レベル)の検出値を入力され(ステップB1)、比較手
段9Bで、このバッテリ残存容量(バッテリの容量レベ
ル)を、充電開始の閾値である目標バッテリ容量レベル
i のうちのもっとも大きい容量レベル(発進時の目標
バッテリ容量レベル)X1 とを比較し、実際のバッテリ
残存容量(バッテリの容量レベル)がこの容量レベルX
1 以下に低下したか否かを判断する(ステップB2)。
【0051】バッテリ残存容量がこの容量レベルX1
で低下していなければ、リターンする。バッテリ残存容
量がこの容量レベルX1 まで低下していたら、車両が発
進状態であるか否かを判断する(ステップB3)。車両
が発進状態であれば、エンジン7を始動させて発電機6
を励磁オンにして、発電機6を作動状態として、発電を
行ないながらこの発電電力をバッテリ1に充電する(ス
テップB8)。
【0052】また、車両が発進状態でなければ、ステッ
プB3からステップB4に進み、比較手段9Bで、バッ
テリ残存容量(バッテリの容量レベル)を、充電開始の
閾値である目標バッテリ容量レベルXi のうちの2番目
に大きい容量レベル(加速時の目標バッテリ容量レベ
ル)X2 とを比較し、実際のバッテリ残存容量(バッテ
リの容量レベル)がこの容量レベルX2 以下に低下した
か否かを判断する。バッテリ残存容量がこの容量レベル
2 まで低下していなければ、リターンする。バッテリ
残存容量がこの容量レベルX2 まで低下していたら、車
両が加速状態であるか否かを判断する(ステップB
3)。車両が加速状態であれば、発電機6を始動させる
(ステップB8)。
【0053】また、車両が加速状態でなければ、ステッ
プB5からステップB6に進み、比較手段9Bで、バッ
テリ残存容量(バッテリの容量レベル)を、充電開始の
閾値である目標バッテリ容量レベルXi のうちの最も小
さい容量レベル(発進時,加速時以外の目標バッテリ容
量レベル)X3 とを比較し、実際のバッテリ残存容量
(バッテリの容量レベル)がこの容量レベルX3 以下に
低下したか否かを判断する。
【0054】バッテリ残存容量がこの容量レベルX3
で低下していなければ、リターンする。バッテリ残存容
量がこの容量レベルX3 まで低下していたら、報知手段
9Dを通じて、ドライバに発電機を始動する旨を通知
(報知)して(ステップB7)、この後に、発電機6を
始動させる(ステップB8)。そして、このようにステ
ップB8により発電(充電)が開始されると、今度は発
電停止(充電停止)制御を行なう。つまり、図5に示す
ように、発電系制御手段9において、バッテリ残存容量
計11からバッテリ残存容量(バッテリの容量レベル)
の検出値を入力され(ステップC1)、比較手段9B
で、このバッテリ残存容量(バッテリの容量レベル)
を、充電停止の閾値である目標バッテリ容量レベルYi
のうちの小さい容量レベル(減速時の目標バッテリ容量
レベル)Y1とを比較し、実際のバッテリ残存容量(バ
ッテリの容量レベル)がこの容量レベルY1 以上に回復
したか否かを判断する(ステップC2)。
【0055】バッテリ残存容量がこの容量レベルY1
で回復していなければ、リターンする。バッテリ残存容
量がこの容量レベルY1 まで回復していたら、車両が減
速状態であるか否かを判断する(ステップC3)。車両
が減速状態であれば、エンジン7を停止させて発電機6
を励磁オフにして、発電機6を停止状態とする(ステッ
プC6)。
【0056】また、車両が減速状態でなければ、ステッ
プC3からステップC4に進み、比較手段9Bで、バッ
テリ残存容量(バッテリの容量レベル)を、充電停止の
閾値である目標バッテリ容量レベルYi のうちの小さい
容量レベル(減速時の目標バッテリ容量レベル)Y2
を比較し、実際のバッテリ残存容量(バッテリの容量レ
ベル)がこの容量レベルY2 以上に回復したか否かを判
断する。
【0057】バッテリ残存容量がこの容量レベルY2
で回復していなければ、リターンする。バッテリ残存容
量がこの容量レベルY2 まで回復していたら、報知手段
9Dを通じて、ドライバに発電機を停止する旨を通知
(報知)して(ステップC5)、この後に、発電機6を
停止状態にする(ステップC6)。このようにして、発
電機を始動は、ドライバに違和感を与えにくい、発進時
や加速時を中心に行なわれるようになって、また、これ
らの発進や加速の機会が来ることなくバッテリの容量レ
ベルが大きく(容量レベルX3 まで)低下してしまった
場合には、ドライバに発電機を始動する旨を報知した上
で、発電機を始動するので、この場合の違和感も低減さ
れる。
【0058】発電機の停止も、ドライバに違和感を与え
にくい、減速時を中心に行なわれるようになって、ま
た、減速の機会が来ることなくバッテリの容量レベルが
十分に(容量レベルY2 まで)回復してしまった場合に
は、ドライバに発電機を停止する旨を報知した上で、発
電機を停止するので、この場合の違和感も低減される。
これにより、比較的違和感なく、発電機の停止による過
剰な充電が防止され、発電走行があくまでも補助的なも
のとして行なわれ、内燃機関にできるだけ頼らない走行
を実現でき、環境保護に寄与しうる。
【0059】なお、上記の発電開始の制御や発電停止の
制御には、図4,5に示す手順とは異なる制御も考えら
れる。発電開始の制御については、例えば、図6に示す
ように、まず、車両の走行状態(発進状態か、加速状態
か、その他の状態か)を検知して(ステップD1)、ス
テップD2,D7の判断で、発進状態なら、充電開始の
閾値である目標バッテリ容量レベルXi を発進時の目標
バッテリ容量レベルX1 に設定する(ステップD3)。
また、加速状態なら、充電開始の閾値である目標バッテ
リ容量レベルX i を加速時の目標バッテリ容量レベルX
2 に設定する(ステップD8)。さらに、その他の状態
なら、充電開始の閾値である目標バッテリ容量レベルX
i をその他の目標バッテリ容量レベルX3 に設定する
(ステップD11)。
【0060】そして、それぞれの場合で、バッテリ残存
容量(バッテリの容量レベル)の検出値を入力されて、
(ステップD4,D9,D12)、それぞれ、このバッ
テリ残存容量(バッテリの容量レベル)と目標バッテリ
容量レベルX1 ,X2 ,X3とを比較して(ステップD
5,D10,D13)、バッテリ残存容量(バッテリの
容量レベル)が目標バッテリ容量レベルX1 ,X2 ,X
3 まで低下していれば、発電機6を始動させる(ステッ
プD6)。ただし、車両の走行状態がその他の状態のと
き(即ち、発進状態でも、加速状態でもないとき)に
は、報知手段9Dを通じて、ドライバに発電機を始動す
る旨を通知(報知)して(ステップD14)、この後
に、発電機6を始動させる(ステップD6)。
【0061】また、この図6の変形例として、図7のよ
うな制御も考えられる。つまり、図6の場合のステップ
D3,D4,D5とステップD8,D9,D10とステ
ップD11,D12,D13とを統合するように、ステ
ップD4,D9,D12の各比較判断を、図7に示すス
テップD16のようにしてもよい。つまり、閾値Xを変
数として、ステップD3,D8,D11で与えられた閾
値X1 ,X2 ,X3 をこのステップD16における閾値
Xに代入して、各場合の判断処理をこの一つのステップ
で行なうのである。
【0062】この場合、ステップD17で、車両の走行
状態がその他の状態(即ち、発進状態でも、加速状態で
もない状態)かを判断して、車両の走行状態がその他の
状態なら、報知手段9Dを通じて、ドライバに発電機を
始動する旨を報知した上で(ステップD19)、車両が
発進状態や加速状態の場合は報知することなく、発電機
6を始動させる(ステップD18)。
【0063】発電停止の制御については、EV走行の時
に行なわれるが、まず、ステップE1で、車両の走行状
態(減速状態か、その他の状態か)を検知して、ステッ
プE2の判断で、減速状態なら、充電停止の閾値である
目標バッテリ容量レベルYiを減速時の目標バッテリ容
量レベルY1 に設定する(ステップE3)。また、その
他の状態なら、充電停止の閾値である目標バッテリ容量
レベルYi をその他の目標バッテリ容量レベルY2 に設
定する(ステップE6)。
【0064】そして、それぞれの場合で、バッテリ残存
容量(バッテリの容量レベル)の検出値を入力されて、
(ステップE4,E7)、それぞれ、このバッテリ残存
容量(バッテリの容量レベル)と目標バッテリ容量レベ
ルY1 ,Y2 とを比較して(ステップE5,E8)、バ
ッテリ残存容量(バッテリの容量レベル)が目標バッテ
リ容量レベルY1 ,Y2 まで回復していれば、発電機6
を停止させる(ステップE6)。ただし、車両の走行状
態がその他の状態のとき(即ち、減速状態でないとき)
には、報知手段9Dを通じて、ドライバに発電機を停止
する旨を通知(報知)して(ステップE9)、この後に
発電機6を停止させる(ステップE10)。
【0065】また、この図8の変形例として、図9のよ
うに制御も考えられる。つまり、図8の場合のステップ
E3,E4,E5とステップE6,E7,E80とを統
合するように、ステップE4,E7の各比較判断を、図
9に示すステップE12のようにしてもよい。つまり、
閾値Yを変数として、ステップE3,E6で与えられた
閾値Y1 ,Y2 をこのステップD16における閾値Yに
代入して、各場合の判断処理をこの一つのステップで行
なうのである。
【0066】この場合、ステップE13で、車両の走行
状態がその他の状態(即ち、減速状態でない状態)かを
判断して、車両の走行状態がその他の状態なら、報知手
段9Dを通じて、ドライバに発電機を停止する旨を通知
(報知)した上で(ステップE14)、車両が減速状態
の場合は報知することなく、発電機6を停止させる(ス
テップE15)。
【0067】なお、発電開始のための閾値である目標バ
ッテリ容量レベルXについては、上述の実施例では発進
時と加速時とその他の状態との3種類に分類して設定し
ているが、これに限定されるものでなく、発進時及び加
速時を一体にとらえてこれらの状態とその他の状態との
2種類に分類して設定したり、車両の種々の運転状態に
応じて3種類よりも多種類に分類して設定したりするこ
とも考えられる。また、発電停止のための閾値である目
標バッテリ容量レベルYについては、上述の実施例では
減速時とその他の状態との2種類に分類して設定してい
るが、これについても、車両の種々の運転状態に応じて
これよりも多種類に分類して設定したりすることも考え
られる。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明のハイブリッド電気自動車における発電系制御装置
によれば、バッテリと、該バッテリから電力を供給され
車輪を駆動する駆動用電動機と、運転者の出力要求操作
に応じて該電動機へ供給される電力を調整しながら該電
動機の作動を制御する電動機制御手段と、該バッテリを
充電しうるように該バッテリに接続された発電機と、該
発電機を駆動する発電用内燃機関と、該発電機及び該内
燃機関の作動を制御する発電系制御手段とをそなえたハ
イブリッド電気自動車において、該ハイブリッド電気自
動車の運転状態を検出する運転状態検出手段と、該バッ
テリの容量レベルを検出するバッテリ容量レベル検出手
段とが設けられるとともに、該発電系制御手段が、該ハ
イブリッド電気自動車の運転状態に対応して走行音が大
きい運転状態の場合ほど該バッテリへの充電開始のため
の閾値としての目標バッテリ容量レベルは低く該バッテ
リへの充電停止のための閾値としての目標バッテリ容量
レベルは高く設定する目標バッテリ容量レベル設定手段
と、該バッテリ容量レベル検出手段で検出された実際の
バッテリ容量レベルと、該運転状態検出手段で検出され
た該ハイブリッド電気自動車の運転状態に基づく該目標
バッテリ容量レベル設定手段からの目標バッテリ容量レ
ベルとを比較する比較手段と、該比較手段での比較結果
に基づき、該発電機の作動または停止を制御する発電機
制御手段とをそなえて構成されることにより、ハイブリ
ッド電気自動車の運転状態に対応してバッテリへの充電
開始又は充電停止が行なわれるので、ドライバを驚かせ
たりドライバに違和感を与えたりしないようにしなが
ら、走行時の充電(発電走行)を行なえる。
【0069】請求項2記載の本発明のハイブリッド電気
自動車における発電系制御装置によれば、請求項1記載
の構成において、該発電系制御手段が、該ハイブリッド
電気自動車の運転状態に対応して該ハイブリッド電気自
動車が走行音が比較的大きい発進状態又は加速状態にあ
る場合には他の走行状態にある場合よりも該バッテリへ
の充電開始のための閾値としての充電開始側目標バッテ
リ容量レベルを低く設定する目標バッテリ容量レベル設
定手段と、該バッテリ容量レベル検出手段で検出された
実際のバッテリ容量レベルと、該運転状態検出手段で検
出された該ハイブリッド電気自動車の運転状態に基づく
該目標バッテリ容量レベル設定手段からの充電開始側目
標バッテリ容量レベルとを比較する比較手段と、該比較
手段での比較結果に基づき、実際のバッテリ容量レベル
が、該充電開始側目標バッテリ容量レベルを下回ると、
該発電機の作動を開始するように制御する発電機制御手
段とをそなえて構成されることにより、ハイブリッド電
気自動車の運転状態に対応してバッテリへの充電開始が
行なわれるので、ドライバを驚かせたりドライバに違和
感を与えたりしないようにしながら、走行時の充電(発
電走行)を行なえる。
【0070】請求項2記載のものの態様として、該目標
バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイブリッド電気自
動車の加速運転時に対応した充電開始側目標バッテリ容
量レベルを他の運転時に対応した充電開始側目標バッテ
リ容量レベルよりも高く設定する場合、発電機起動時の
音の発生に違和感を与えたりしないようにしながら、走
行時の充電(発電走行)を行なえる。
【0071】請求項2記載のものの態様として、該目標
バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイブリッド電気自
動車の発進運転時に対応した充電開始側目標バッテリ容
量レベルを他の運転時に対応した充電開始側目標バッテ
リ容量レベルよりも高く設定する場合、発電機起動時の
音の発生に違和感を与えたりしないようにしながら、走
行時の充電(発電走行)を行なえる。
【0072】請求項2記載のものの態様として、該目標
バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイブリッド電気自
動車の発進運転時に対応した充電開始側目標バッテリ容
量レベルを最も高いレベルに設定し、該ハイブリッド電
気自動車の加速運転時に対応した充電開始側目標バッテ
リ容量レベルを次に高いレベルに設定し、該ハイブリッ
ド電気自動車の他の運転時に対応した充電開始側目標バ
ッテリ容量レベルを最も低いレベルに設定する場合、
電機起動時の音の発生に対してより違和感を与えたりし
ないようにしながら、走行時の充電(発電走行)を行な
える。
【0073】さらに、該発電系制御手段が、該比較手段
での比較結果に基づき、実際のバッテリ容量レベルが、
該ハイブリッド電気自動車の他の運転時に対応した該充
電開始側目標バッテリ容量レベルを下回ると、運転者に
その旨を報知する報知手段をそなえ、且つ、該発電機制
御手段が、該報知手段による報知の後に、該発電機の作
動を開始するように構成する場合、発電機起動時の音の
発生に対して違和感を与えやすい状況下でも、運転者に
その旨を報知することで、違和感を低減することができ
る。
【0074】請求項3記載の本発明のハイブリッド電気
自動車における発電系制御装置によれば、請求項1記載
の構成において、該発電系制御手段が、該ハイブリッド
電気自動車の運転状態に対応して該ハイブリッド電気自
動車が走行音が比較的小さい減速状態にある場合には他
の走行状態にある場合よりも該バッテリへの充電停止の
ための閾値としての充電停止側目標バッテリ容量レベル
を低く設定する目標バッテリ容量レベル設定手段と、該
バッテリ容量レベル検出手段で検出された実際のバッテ
リ容量レベルと、該運転状態検出手段で検出された該ハ
イブリッド電気自動車の運転状態に基づく該目標バッテ
リ容量レベル設定手段からの充電停止側目標バッテリ容
量レベルとを比較する比較手段と、該比較手段での比較
結果に基づき、実際のバッテリ容量レベルが、該充電停
止側目標バッテリ容量レベルを上回ると、該発電機の作
動を停止するように制御する発電機制御手段とをそなえ
て構成されることにより、ハイブリッド電気自動車の運
転状態に対応してバッテリへの充電停止が行なわれるの
で、ドライバを驚かせたりドライバに違和感を与えたり
しないようにしながら、走行時の充電(発電走行)を行
なえる。
【0075】請求項3記載のものの態様として、該目標
バッテリ容量レベル設定手段が、該ハイブリッド電気自
動車の減速運転時に対応した充電停止側目標バッテリ容
量レベルを他の運転時に対応した充電停止側目標バッテ
リ容量レベルよりも低く設定する場合、発電機停止時の
音の停止に違和感を与えたりしないようにしながら、走
行時の充電(発電走行)を行なえる。
【0076】さらに、該発電系制御手段が、該比較手段
での比較結果に基づき、実際のバッテリ容量レベルが、
該ハイブリッド電気自動車の他の運転時に対応した該充
電停止側目標バッテリ容量レベルを上回ると、運転者に
その旨を報知する報知手段をそなえ、且つ、該発電機制
御手段が、該報知手段による報知の後に、該発電機の作
動を停止するように構成する場合、発電機停止時の音の
停止に対して違和感を与えやすい状況下でも、運転者に
その旨を報知することで、違和感を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のハイブリッド電気自動車にお
ける発電系制御装置を示す模式的な構成図である。
【図2】本発明の実施例のハイブリッド電気自動車にお
ける発電系制御装置の発電制御(発電開始制御)の特徴
を示す図である。
【図3】本発明の実施例のハイブリッド電気自動車にお
ける発電系制御装置の発電制御(発電停止制御)の特徴
を示す図である。
【図4】本発明の実施例のハイブリッド電気自動車にお
ける発電系制御装置の制御動作(発電開始制御にかかる
制御動作)の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施例のハイブリッド電気自動車にお
ける発電系制御装置の制御動作(発電停止制御にかかる
制御動作)の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施例のハイブリッド電気自動車にお
ける発電系制御装置の制御動作(発電開始制御にかかる
制御動作)の他の例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施例のハイブリッド電気自動車にお
ける発電系制御装置の制御動作(発電開始制御にかかる
制御動作)のさらに他の例を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の実施例のハイブリッド電気自動車にお
ける発電系制御装置の制御動作(発電停止制御にかかる
制御動作)の他の例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施例のハイブリッド電気自動車にお
ける発電系制御装置の制御動作(発電停止制御にかかる
制御動作)のさらに他の例を示すフローチャートであ
る。
【図10】従来のハイブリッド電気自動車における発電
系制御装置を示す模式的な構成図である。
【図11】従来のハイブリッド電気自動車における発電
系制御装置の発電制御の特徴を示す図である。
【図12】従来のハイブリッド電気自動車における発電
系制御装置の発電制御の制御動作の一例を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 バッテリ 2 モータ(走行用電動機) 3A,3B 駆動輪 4 モータコントローラ(電動機制御手段) 6 発電機 7 発電用内燃機関(エンジン) 9 発電系制御手段 9A 目標バッテリ容量レベル設定手段 9B 比較手段 9C 発電機制御手段 9D 報知手段 10 運転状態検出手段 11 バッテリ容量レベル検出手段(バッテリ残存容量
計)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリと、該バッテリから電力を供給
    され車輪を駆動する駆動用電動機と、運転者の出力要求
    操作に応じて該電動機へ供給される電力を調整しながら
    該電動機の作動を制御する電動機制御手段と、該バッテ
    リを充電しうるように該バッテリに接続された発電機
    と、該発電機を駆動する発電用内燃機関と、該発電機及
    び該内燃機関の作動を制御する発電系制御手段とをそな
    えたハイブリッド電気自動車において、 該ハイブリッド電気自動車の運転状態を検出する運転状
    態検出手段と、 該バッテリの容量レベルを検出するバッテリ容量レベル
    検出手段とが設けられるとともに、 該発電系制御手段が、 該ハイブリッド電気自動車の運転状態に対応して走行音
    が大きい運転状態の場合ほど該バッテリへの充電開始の
    ための閾値としての目標バッテリ容量レベルは低く該バ
    ッテリへの充電停止のための閾値としての目標バッテリ
    容量レベルは高く設定する目標バッテリ容量レベル設定
    手段と、 該バッテリ容量レベル検出手段で検出された実際のバッ
    テリ容量レベルと、該運転状態検出手段で検出された該
    ハイブリッド電気自動車の運転状態に基づく該目標バッ
    テリ容量レベル設定手段からの目標バッテリ容量レベル
    とを比較する比較手段と、 該比較手段での比較結果に基づき、該発電機の作動また
    は停止を制御する発電機制御手段とをそなえて構成され
    たことを特徴とする、ハイブリッド電気自動車における
    発電系制御装置。
  2. 【請求項2】 該発電系制御手段が、 該ハイブリッド電気自動車の運転状態に対応して該ハイ
    ブリッド電気自動車が走行音が比較的大きい発進状態又
    は加速状態にある場合には他の走行状態にある場合より
    も該バッテリへの充電開始のための閾値としての充電開
    始側目標バッテリ容量レベルを低く設定する目標バッテ
    リ容量レベル設定手段と、 該バッテリ容量レベル検出手段で検出された実際のバッ
    テリ容量レベルと、該運転状態検出手段で検出された該
    ハイブリッド電気自動車の運転状態に基づく該目標バッ
    テリ容量レベル設定手段からの充電開始側目標バッテリ
    容量レベルとを比較する比較手段と、 該比較手段での比較結果に基づき、実際のバッテリ容量
    レベルが、該充電開始側目標バッテリ容量レベルを下回
    ると、該発電機の作動を開始するように制御する発電機
    制御手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、請
    求項1記載のハイブリッド電気自動車における発電系制
    御装置。
  3. 【請求項3】 該発電系制御手段が、 該ハイブリッド電気自動車の運転状態に対応して該ハイ
    ブリッド電気自動車が走行音が比較的小さい減速状態に
    ある場合には他の走行状態にある場合よりも該バッテリ
    への充電停止のための閾値としての充電停止側目標バッ
    テリ容量レベルを低く設定する目標バッテリ容量レベル
    設定手段と、 該バッテリ容量レベル検出手段で検出された実際のバッ
    テリ容量レベルと、該運転状態検出手段で検出された該
    ハイブリッド電気自動車の運転状態に基づく該目標バッ
    テリ容量レベル設定手段からの充電停止側目標バッテリ
    容量レベルとを比較する比較手段と、 該比較手段での比較結果に基づき、実際のバッテリ容量
    レベルが、該充電停止側目標バッテリ容量レベルを上回
    ると、該発電機の作動を停止するように制御する発電機
    制御手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、請
    求項1記載のハイブリッド電気自動車における発電系制
    御装置。
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