JP3013068U - 両軸受リール - Google Patents

両軸受リール

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JP3013068U
JP3013068U JP1994015980U JP1598094U JP3013068U JP 3013068 U JP3013068 U JP 3013068U JP 1994015980 U JP1994015980 U JP 1994015980U JP 1598094 U JP1598094 U JP 1598094U JP 3013068 U JP3013068 U JP 3013068U
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JP
Japan
Prior art keywords
spool
spool shaft
brake
bearing
fixed
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1994015980U
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English (en)
Inventor
剛史 北山
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Mamiya OP Co Ltd
Original Assignee
Mamiya OP Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mamiya OP Co Ltd filed Critical Mamiya OP Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキの調整幅が広く、微調整が可能で、
どのブレーキ力設定においても一定した位置で回転が行
われるメカニカルブレーキを備えた両軸受リールを提供
すること。 【構成】 左右の側板1,2間にスプール軸3が回転自
在に支持され、そのスプール軸にスプール4が回転可能
に取り付けられると共に、スプールの側面にピニオンギ
ヤ9が固着され、スプール軸の軸方向に沿ったスライド
によりスプールが軸方向に移動されてピニオンギヤの軸
方向端面が側板に接触されスプールのフリー回転にブレ
ーキが掛かる両軸受リールにおいて、前記スプール軸に
スプリング止め10を固着し、そのスプリング止めとスプ
ール軸芯に装着したベアリング7端面との間にコイルス
プリング11を弾圧装着した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は両軸受リールに関し、詳しくはスプールのフリー回転にブレーキを作 用させるメカニカルブレーキの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の両軸受リールに装備されているメカニカルブレーキは、スプール軸にベ アリング押し金具が固着され、そのスプール軸の側端を側板に螺着されているブ レーキ調節摘みに係着し、ブレーキ調節摘みを回動することでスプール軸が軸方 向に移動され、それによりベアリング押し金具がスプール軸芯に装着されたベア リングに当接して該スプールを反対側の側板側へ押動し、スプールの側面に固着 されたピニオンギヤの端面が側板に圧接され、スプールのフリー回転にブレーキ が作用するように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来のメカニカルブレーキはスプール軸に固着されている ベアリング押し金具がスプールに装着されているベアリングに直接当接して該ス プールを側板側に押し付けるため、ブレーキの調整幅が少なく、極端にいえばブ レーキONかブレーキOFFでしかなく、微調整は殆ど出来ないものであった。 しかも、スプールはスプール軸に沿って軸方向に移動できるようになっている ため、ベアリング押し金具がスプールから離れている状態ではスプールがベアリ ング押し金具に当接する位置まで軸方向にガタ付くことになり、ブレーキ力を弱 く設定した場合と、強に設定した場合とではスプールの回転位置が異なるといっ た問題点を有する。
【0004】 本考案は上記した従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、その目 的とするところは、ブレーキの調整幅が広く、微調整が可能で、どのブレーキ力 設定においても一定した位置で回転が行われるメカニカルブレーキを備えた両軸 受リールを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為に本考案が講じた技術的手段は、スプール軸にスプリ ング止めを固着し、そのスプリング止めとスプール軸芯に装着したベアリング端 面との間にコイルスプリングを弾圧装着したことを特徴とする。 スプールに装着されたベアリングに当接するコイルスプリングの一側端は該ス プリングの側端を直接当接させても良いが、該スプリングの端部にリングを固着 しそのリングをベアリングに当接させても良いものである。
【0006】
【作用】
上記の手段によれば、ブレーキ調節摘みを回動するとスプール軸が軸方向に押 され、それによりスプリング止めで一端が係止されたコイルスプリングも同じ方 向に移動され、更にブレーキ調節摘みが回動されるとコイルスプリングの端部が スプールのベアリングに当接し、スプールはスプリングの弾発力で側板側に押し 付けられピニオンギヤの端面の接触圧が調節される。そして、調節摘みの回動で コイルスプリングの圧縮量が可変され、ブレーキ力が強弱可変される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明すると、メカニカルブレーキを備え た両軸受リールは、左右の側板1,2間にスプール軸3が回転自在に支持され、 そのスプール軸3の外側にスプール4がフリー回転自在に取り付けられると共に 、ハンドル5の回転は歯車機構からなる動力伝達手段6を介してスプール4に伝 達され駆動回転するように構成されており、且つ動力伝達手段6にはクラッチ機 構が介在されてスプールへの動力伝達が断続されるように構成されている。
【0008】 スプール軸3に嵌合されるスプール4は軸芯の左右両側にベアリング7が装着 され、且つ動力伝達手段6が配置される側とは反対側には平行巻き機構8を駆動 するためのピニオンギヤ9がスプール4と一体回転する如く固着されている。 又、スプール軸3にはスプリング止め10が固着され、そのスプリング止め10と スプール4のベアリング7との間にコイルスプリング11が装着され、そうしたス プール軸3の一側端が側板1の軸受部1′に螺着したブレーキ調節摘み12に連結 され、該調節摘み12の回動によって軸方向に移動するように構成されている。更 に、前記したコイルスプリング11の開放端側にはスプール軸の外側を摺動するリ ング13が固着され、そのリング13がベアリング7に当接してスプール4が軸方向 に移動されるように構成されている。
【0009】 上記の構成により、クラッチ機構が操作されてスプール4への動力伝達経路が 切り離される(クラッチOFF)とスプール4はフリー回転可能となり、釣糸の 繰り出しが行われる状態となるが、スプール4の過剰回転により釣糸にバックラ ッシュが起きるのを防止するために前記スプール4のフリー回転に適度なブレー キ力を作用させて釣糸の繰り出しを行う。
【0010】 そのブレーキ力の調節は、ブレーキ調節摘み12を時計回り方向に回動するとス プール軸3は反対側の側板2側に移動され、それに伴いスプリング止め10で一端 が支持されているコイルスプリング11の開放端側のリング13がスプール4に装着 されたベアリング7に当接して該スプール4をスプール軸3に沿って軸方向に移 動させ、スプール4に固着されているピニオンギヤ9の端面が、側板2に形成さ れているスプール軸3の軸受部2′の端面に圧接されてスプール4の回転にブレ ーキが作用することになる。 そして、ブレーキ調節摘み12を更に回動すればコイルスプリング11が圧縮され 、該スプリング11の弾発力が大きくなってピニオンギヤ9が軸受部2′に圧接さ れる度合いが強くなり、スプール4の回転に作用するブレーキ力が強くなる。
【0011】 しかも、スプール4は常にコイルスプリング11の弾発力で側板2側に付勢され ているため、どのブレーキ力に調節された状態でもスプール4の位置は一定して おり、ガタ付きのない安定した回転が行われる。
【0012】
【考案の効果】
本考案の両軸受リールは請求項1に示す構成により、スプールのフリー回転時 に働くブレーキ力の調整幅を従来機構に対して大幅に広げることができ、それに よってブレーキ力の微調整も容易に行うことができる。 そして、スプールは常にコイルスプリングの弾発力で側板側に付勢されている ため、どのブレーキ力に調節された状態でもスプールの位置は一定しており、ガ タ付きのない安定した回転を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部切欠平面図であ
る。
【図2】要部の拡大断面図である。
【図3】ブレーキ力を強に調整した状態の同断面図であ
る。
【符号の説明】
1,2…側板 3…スプール軸 4…スプール 7…ベアリング 9…ピニオンギヤ 10…スプリング止め 11…コイルスプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の側板間にスプール軸が回転自在に
    支持され、そのスプール軸にハンドルの回転により駆動
    回転されるスプールが回転可能に取り付けられると共
    に、スプールの側面にピニオンギヤが固着され、スプー
    ル軸の軸方向に沿ったスライドによりスプールが軸方向
    に移動されてピニオンギヤの軸方向端面が側板に接触さ
    れスプールのフリー回転にブレーキが掛かる両軸受リー
    ルにおいて、前記スプール軸にスプリング止めを固着
    し、そのスプリング止めとスプール軸芯に装着したベア
    リング端面との間にコイルスプリングを弾圧装着したこ
    とを特徴とする両軸受リール。
JP1994015980U 1994-12-27 1994-12-27 両軸受リール Expired - Lifetime JP3013068U (ja)

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JP1994015980U JP3013068U (ja) 1994-12-27 1994-12-27 両軸受リール

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JP1994015980U JP3013068U (ja) 1994-12-27 1994-12-27 両軸受リール

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