JPH0120855Y2 - - Google Patents

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JPH0120855Y2
JPH0120855Y2 JP19859082U JP19859082U JPH0120855Y2 JP H0120855 Y2 JPH0120855 Y2 JP H0120855Y2 JP 19859082 U JP19859082 U JP 19859082U JP 19859082 U JP19859082 U JP 19859082U JP H0120855 Y2 JPH0120855 Y2 JP H0120855Y2
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shaft
cylinder
fishing line
drag
rotor
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JP19859082U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は魚釣用覆面型リールのドラグ機構の改
良に関する。
覆面型リールにおいてドラグ機構をローター部
に設ける方式はスプール部に設ける方式に比し釣
糸に撚りが入らない長所があるが、実公昭37−
11278号公報や実公昭37−11280号公報に見られる
ようにドラグ調整摘手の位置に関係なく、調節時
にはその都度ハンドル軸を手で固定しておかない
とローターも同時に回転してしまい調節できない
欠陥があり、調節操作が極めて面倒であり、しか
も更に逆転止めをした場合でもドラグ緊締操作は
ハンドル軸を固定しなければならないと共に釣糸
の捲取り中にはドラグ調整摘手も回転してしまう
ため魚釣操作中にこれに身体の一部等が接触する
と設定したドラグ制動力が変化する等の欠陥があ
る。
本考案はこれらの欠陥を改善するようにしたも
ので、リール筐体の前部中央部に突設した筒軸外
側に操作ギヤーと噛合する歯車を設けた作動筒を
進退自在に螺合し、前記筒軸内部には内端に駆動
歯車と噛合するピニオンを設けた軸筒を支承する
と共に該軸筒の先端部にはドラグ制動板で挾着さ
れた釣糸係止ピンを有するローターを設け、前記
ドラグ制動板後側と前記作動筒内に設けた弾性材
との間には軸筒を支承するボールベアリングを設
けて弾性材の押圧力を前記ボールベアリングの外
輪、ボール、内輪、ドラグ制動板又は内輪、ボー
ル、外輪、ドラグ作動板の順序に伝達するように
形成し、前記軸筒内部に摺動自在に嵌挿した摺動
軸の先端には釣糸係止ピンを係合する摺動体を固
着し、更にリール筐体の前部に固着したスプール
の前端部には釣糸係止ピン扛上用カムを設けたこ
とを要旨とするものである。
本考案の実施例を図面について説明すると、リ
ール筐体1の前部中央部には外周面に螺子部を刻
設した筒軸2が突設され、該筒軸2の内側には内
端にピニオン3を一体に設けた軸筒4が筒軸2の
基部に嵌着されたボールベアリング5により回転
自在に支承されると共に軸筒4の先端部に形成さ
れた欠円軸部5にはローター6を係着した筒筐7
が両側からドラグ制動板8で挾着されて回転自在
に嵌着されている。
前記ドラグ制動板8は公知のように軸筒4に係
合したワツシヤー9と筒筐7の溝孔10に係合す
るワツシヤー11とこれらワツシヤー間に介在さ
れるライニングワツシヤー12とから構成されて
いる。
前記筒軸2の螺子部には基部に歯車13を一体
に形成した作動筒14が進退自在に螺着され、該
作動筒14の筒軸2より突出部の内側には両側に
ワツシヤー15,15を介してコイルスプリング
16が設けられ、更に前記コイルスプリング16
と前記ドラグ制動板8後側との間にはカラー17
を介してボールベアリング18が設けられ、特に
前記コイルスプリング16の加圧力がワツシヤー
15、ボールベアリング18の外輪、ボール、内
輪及びカラー17の順序でドラグ制動板8に伝達
されるように形成されている。
また前記作動筒14の歯車13はリール筐体1
に回転自在に支承された操作軸19の操作ギヤー
20と噛合し操作軸19に係着したドラグ調整摘
手21を回動することにより作動筒14を前後に
進退しワツシヤー15を介してコイルスプリング
16を押圧できるように構成されている。
筒軸4の内部にはスプリング22で後方に附勢
された摺動軸23がリール筐体1に設けられた押
子24で摺動自在に設けられると共に摺動軸23
の先端には皿状の摺動体25が一体に固着され、
前記ローター6の前側面に形成された凹陥部26
に嵌入するように形成されている。
またローター6の前側面内部に突設されたピン
27には発条28で下方に附勢されかつ弾性片2
9で保持された釣糸係止ピン30が長孔31を介
して嵌合すると共に該釣糸係止ピン30に形成さ
れた係止部32はローター6の透孔33から凹陥
部26内に突出し、常時は摺動体25の周縁上に
係止され釣糸係止ピン30を突出状態に保持でき
るように構成されている。
一方リール筐体1の前側のカバー体34の螺着
部にはスプール35が挾着固定され、該スプール
35の前部に一体に形成された筒管36は前記筒
筐7の外側まで延設されると共にその前端には前
記釣糸係止ピン30を扛上する切欠カム37が形
成されており、更に前記ピニオン3は公知の如く
ハンドル軸の駆動歯車38と噛合している。
なお図中39はハンドルである。
本考案実施例は上記のように構成されているか
ら、釣糸を捲取る場合には、第1図のように釣糸
係止ピン30の係合部32は摺動体25周縁で係
止され釣糸係止ピン30を突出している。従つて
ハンドル39の回転すると、駆動歯車38、ピニ
オン3、軸筒4、ドラグ制動板8、筒筐7を介し
てローター6は回転し、釣糸をスプール35に捲
着する。
また釣糸を繰り出す場合には、先づ押子24を
押圧して摺動軸23を前方に摺動すると、摺動体
25は前進して釣糸をカバー体34に圧着して釣
糸を固定すると共に釣糸係止ピン30は発条28
の附勢力でローター6内に浸入する。(第2図参
照) 次いで押子24の押圧を解除すると、摺動軸2
3はスプリング22の附勢力で後退し釣糸の固定
作用は解かれ釣糸は繰り出される一方、摺動体2
5は没入している釣糸係止ピン30を押圧してこ
れを内方に傾倒せしめる。(第3図参照) このように繰出し状態にある釣糸はハンドル3
9を回動するとローター6は回転し、釣糸係止ピ
ン30はその下端がスプール35の切欠カム37
により筒管36上に扛上されローター6から突出
すると同時に係合部32は弾性片29によつて摺
動体25周面に係止し第1図の捲取り状態に復帰
する。
しかしてドラグ制動力を調整する場合には、ド
ラグ調整摘手21を回動して作動筒14を進退す
ると、その押圧力はワツシヤー15、コイルスプ
リング16、ワツシヤー15、ボールベアリング
18の外輪、ボール、内輪及びカラー17を介し
てドラグ制動板8に伝達され、その圧着力に応じ
てローター6を軸筒4に対して制動するものであ
り、この際作動筒14の受ける抗力はボールベア
リング5の外輪、ボール、内輪、ピニオン3の順
に作用する。
また釣糸の張力によりローター6が逆転し始め
ると、ドラグ制動板8の摩擦力で軸筒4も逆転す
るが、ピニオン3又は駆動歯車38に設けられた
図示されていない逆転止め機構で逆転が阻止され
るとローター6はドラグ制動板8の摩擦力によつ
て制動を受けるものである。
なお上記実施例はコイルスプリング16の加圧
力をボールベアリング18の外輪、ボール、内輪
と伝達するように構成されているが、逆に内輪、
ボール、外輪と伝達させるようにワツシヤー1
5、カラー17の形状を変更することもできる。
本考案はドラグ機構をローター部に設ける方式
であるため釣糸に撚りが掛からない利点を有する
ことは勿論であるが、特にドラグ制動板とこれを
加圧する弾性材との間にボールベアリングを介在
させて作動筒の回転作用を遮断するようにしたの
で、従来のローター制動方式の欠陥であるドラグ
調整摘手の回動操作によつてハンドル、ローター
等の駆動機構が回転することがなく、従つて従来
方式のように調整の都度ハンドルを手で固定しな
くてもドラグ調整摘手の回動操作だけでドラグ制
動板を確実に緊締してドラグ制動力に任意に設定
又は調節することができ、魚釣り操作を容易なら
しめると共にハンドル等の駆動機構の回転によつ
てドラグ調整摘手が回転することもないので魚釣
り操作中にドラグ調整摘手に触れて設定したドラ
グ制動力を変化せしめたりすることもなく、取扱
い操作が極めて容易であつて従来のこの種ロータ
ー制動方式の欠陥を改善した優れた特徴と実用性
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一部切欠正面図、第2図及び
第3図は同作動状態を示す一部切欠正面図、第4
図は同縦断側面図、第5図は同要部の分解斜面図
である。 1……リール筐体、2……筒軸、3……ピニオ
ン、4……軸筒、5……ボールベアリング、6…
…ローター、7……筒筐、8……ドラグ制動板、
13……歯車、14……作動筒、15……ワツシ
ヤー、16……コイルスプリング、17……カラ
ー、18……ボールベアリング、19……操作
軸、20……操作ギヤー、21……ドラグ操作摘
手、23……摺動軸、25……摺動体、30……
釣糸係止ピン、37……切欠カム、38……駆動
歯車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リール筐体の前部中央部に突設した筒軸外側に
    操作ギヤーと噛合する歯車を設けた作動筒を進退
    自在に螺合し、前記筒軸内部には内端に駆動歯車
    と噛合するピニオンを設けた軸筒を支承すると共
    に該軸筒の先端部にはドラグ制動板で挾着された
    釣糸係止ピンを有するローターを設け、前記ドラ
    グ制動板後側と前記作動筒内に設けた弾性材との
    間には軸筒を支承するボールベアリングを設けて
    弾性材の押圧力を前記ボールベアリングの外輪、
    ボール、内輪、ドラグ制動板又は内輪、ボール、
    外輪、ドラグ作動板の順序に伝達するように形成
    し、前記軸筒内部に摺動自在に嵌挿した摺動軸の
    先端には釣糸係止ピンを係合する摺動体を固着
    し、更にリール筐体の前部に固着したスプールの
    前端部には釣糸係止ピン扛上用カムを設けた魚釣
    用覆面型リール。
JP19859082U 1982-12-28 1982-12-28 魚釣用覆面型リ−ル Granted JPS59101669U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS59101669U JPS59101669U (ja) 1984-07-09
JPH0120855Y2 true JPH0120855Y2 (ja) 1989-06-22

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