JP3012855U - 組立式額縁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に大型額縁について組立前の未使用時に
は、箱等に収納でき、汚れを防ぎ、保管スペースも少な
く、運搬に便で、破損しにくく、組立も簡単な組立式額
縁を得る。 【構成】 額縁の木部９、１０、１１、１２にはそれぞ
れのコーナー部分にダボ溝５、６、７、８を有し、ダボ
を押し込み継ぐ、切り込み部１、２と接続固定用のボル
トを通す穴３、４を設け、その穴にボルト１３を通し、
ナット１４によって締め接続固定し組立てる。コーナー
保護具は、木ねじによって木部に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、組立式額縁に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の額縁は製造段階で、組立、額縁の各コーナーは固定され完成品となり直 ちに使用できるものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べた額縁は、特に大型の額縁については、保管に大きなスペー スをとるという問題点を有している。

【０００４】 そして、運搬に不便で破損も生じ易いという問題点を有している。

【０００５】 また、汚れ易いという問題点を有する。

【０００６】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、保管スペースは小さく、運搬に便で破損しにくく、 汚れにくく、使用時に組立ても簡単で、堅固な組立式額縁を提供しようとするも のである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における額縁は、額縁を組立てず、額縁の 各辺部を箱に収納し、使用時に組立て額縁とする。

【０００８】 額縁の各辺部のコーナー部分は、ダボ用溝と各コーナーを接続固定用ボルトを 通す穴と切り込みを有してなる。

【０００９】 額縁のコーナー保護具は、ステンレス製の板状で、側面は鈎括弧状で、正面は 、額縁に固定する木ねじ用の穴を複数個有し、ボルト、ナット操作用の穴を、額 縁の各辺部のコーナー部分に設けた切り込みの位置に一致する箇所に穴１７を設 けてなる。

【００１０】 額縁の各辺部のコーナー部分は、２箇所のダボで継がれ、接続固定させるボル ト用穴にボルトを通し、ナットを締め額縁の各コーナー部分を固定し、コーナー 保護具を木ねじ用の穴を用い木ねじで固定組立て額縁が形成される。ボルト、ナ ット、コーナー保護具は、ステンレス製が良好である。特に大型額縁にてきす。

【００１１】

【作用】

２箇所のダボは、コーナー部分を継ぐことにより、両コーナーのボルト用穴は 通ず。

【００１２】 両コーナー部分のボルト用穴にボルトを通し、ナットで締め固定する。これを 各コーナー部分でも行い、コーナー保護具を木ねじによって固定することより額 縁を組み立てる。

【００１３】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図１においては、額縁の各辺枠の木部９、１０、１１、１２のコーナー部分は 、ダボ用溝５、６、７、８とコーナー接続固定具としてのボルトを通す穴３、４ とボルト、ナットを額縁の輪廓内に納める切り込み部１、２を施してなる。

【００１４】 図２において、額縁の各辺枠の木部９、１０、１１、１２のコーナー部分を保 護するステンレス製のコーナー保護具１５は、板状で、側面は、鈎括弧状に形成 し、正面１９は、複数の固定用の木ねじの穴１６と切り込み部１、２の位置に、 一致する箇所に穴１７を設け、平面１８は複数の固定用の木ねじの穴１６を設け てなる。

【００１５】 図３、図４においては、額縁の各辺枠の木部９、１０のコーナーに、コーナー保 護具１５を取り付け、木ねじで固定してなる。

【００１６】 図５、図６において、額縁のコーナーのダボ溝５、６にダボを押し込み、両方 の木部を継ぎ、ボルト１３をボルト穴３、４を通し、先をナット１４で締め固定 し組立てる。ボルト、ナット、木ねじは、ステンレス製とする。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は、上記のとおり構成されているので、次ぎに記載する効果を奏する。

【００１８】 未使用時は、額縁の各辺枠の木部等は箱に収納し、汚れにくい。

【００１９】 箱に収納するので保管用のスペースをとらない。

【００２０】 箱に収納するので運搬には便利で、しかも破損しにくい。

【００２１】 使用時に箱から取り出し、組み立てるが組立は容易で、素人でもできる。

【００２２】 そして、上記のとおりであるので特に、大型の額縁に最適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】額縁の各辺枠の木部平面図である。

【図２】コーナー保護具の斜視図である。

【図３】コーナー保護具を木部に取り付けた斜視図であ
る。

【図４】コーナー保護具を木部に取り付けた正面図であ
る。

【図５】額縁のコーナー部分の拡大図である。

【図６】額縁の裏面図である。

【符号の説明】

１、２ 切り込み部 ３、４ 接続固定用ボルト穴 ５、６、７、８ ダボ用溝 ９、１０、１１、１２ 木部 １３ ボルト １４ ナット １５ コーナー保護具 １６ 木ねじ用穴 １７ コーナー保護具の正面の穴 １８ コーナー保護具の平面 １９ コーナー保護具の正面

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 額縁の各辺のコーナー部分にダボ用溝
   （５、６、７、８）と、各コーナーを接続固定用ボルト
   を通す穴（３、４）と切り込み（１、２）を有する額縁
   の各辺部と、この各辺部のコーナーをステンレス製のボ
   ルト（１３）ナット（１４）で接続固定してなる組立式
   額縁。
2. 【請求項２】 額縁のコーナー保護具は、ステンレス製
   で側面は鈎括弧状に形成され、正面（１９）は、額縁に
   固定する木ねじ用の穴（１６）複数個とボルト（１３）
   ナット（１４）の操作用穴（１７）を有し、平面（１
   ８）は額縁に固定する木ねじ用の穴（１６）複数個を有
   するコーナー保護具（１５）と、この保護具を木ねじで
   額縁のコーナーに固定してなる請求項１の組立式額縁。