JP3012382B2 - コンロッドのメタル溝確認装置 - Google Patents

コンロッドのメタル溝確認装置

Info

Publication number
JP3012382B2
JP3012382B2 JP3309688A JP30968891A JP3012382B2 JP 3012382 B2 JP3012382 B2 JP 3012382B2 JP 3309688 A JP3309688 A JP 3309688A JP 30968891 A JP30968891 A JP 30968891A JP 3012382 B2 JP3012382 B2 JP 3012382B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connecting rod
metal groove
claws
proximity switch
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3309688A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05118836A (ja
Inventor
正 花岡
修一 丸山
友紀 尾藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP3309688A priority Critical patent/JP3012382B2/ja
Publication of JPH05118836A publication Critical patent/JPH05118836A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3012382B2 publication Critical patent/JP3012382B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンロッドに形成した
メタル溝の位置の検査又は未加工を検出するための確認
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車用エンジンの構成部
品であるコンロッドは、その大端部を加工する際に同時
にメタル位置決め用の溝も加工されるが、この大端部の
加工は複数の装置を使用して連続加工で行うようにして
いる。そして、一連の加工がすべて終了し且つコンロッ
ドキャップを取り付けた後に、作業者が全数をチェック
して、メタル溝の加工の有無の確認及びコンロッドキャ
ップ逆組み付けによるメタル溝の逆位置の有無の確認を
行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる確認作
業は非能率的であるとともに正確性に欠け、万一メタル
溝が未加工のもの或いはコンロッドキャップの逆取り付
けによってメタル溝が逆位置になったもの等の不良ワー
クが以後の工程に紛れ込むと、メタル組み付け作業がス
ムースに行われず生産性を低下させるという問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明に係るコンロッドのメタル溝確認装置は、昇
降機構によって上下動自在な昇降部材と、この昇降部材
に弾発部材を介して支持される検査部を備え、この検査
部には、拡縮可能な複数の爪が設けられ、これら複数の
爪はコンロッドの大端部内に臨むとともに径方向外側に
拡開することでコンロッドの大端部内周面に当接し、ま
た前記複数の爪のうちの1つはコンロッド本体とコンロ
ッドキャップとの境界部に当接し、この境界部に当接す
る爪にはコンロッド本体側のメタル溝とコンロッドキャ
ップ側のメタル溝を確認する近接スイッチを設けた。
【0005】
【作用】下方に位置決めしたコンロッドの上方から昇降
自在な検査部を降下させて、先端の爪を大端部内に挿入
し、爪を拡げて大端部の内周面に当接させ近接スイッチ
によってメタル溝の有無を確認する。この際、爪の上方
に設けたコンロッドの存在確認用の近接スイッチでコン
ロッドの存在の有無を検査し、メタル溝の加工状態検査
の信頼性を高める。
【0006】
【実施例】本発明のメタル溝確認装置の実施例につい
て、添付した図面に基づき説明する。図1はメタル溝確
認装置の正面図、図2は同側面図、図3は図1のA―A
線断面図である。
【0007】メタル溝確認装置の装置本体1は、コンロ
ッドWを載置せしめる載置部2の上方に設けられ、コン
ロッドWの大端部W1の内周面に形成したメタル溝aの
有無等を確認するようにしている。
【0008】すなわち、コンロッドWは既にコンロッド
キャップが結合された大端部W1が載置部2の載置プレ
ート3上に載置されるとともに、小端部W2側が図2に
示すような位置決めプレート4上に載置され位置決めさ
れる。
【0009】このため、大端部W1側の載置プレート3
の側方には、大端部W1の側面を保持するサイドプレー
ト5(図1)が設けられるとともに、小端部W2側の位
置決めプレート4上には、小端部W2に嵌合しあうこと
の出来る位置決めピン6が設けられている。
【0010】装置本体1は、載置部2から立ち上がる支
持台7と、この支持台7の上端から前方に張り出す上部
プレート8を備え、この上部プレート8上に昇降機構1
0が設けられている。
【0011】すなわちこの昇降機構10は、昇降動を駆
動する駆動シリンダユニット11と、昇降動をガイドす
るガイド部12と、このガイド部12にガイドされる一
対のシャフト13、13を備え、前記駆動シリンダユニ
ット11のシリンダロッド11a及び各シャフト13の
下端が、昇降部材としての昇降プレート14に結合され
ている。
【0012】この昇降プレート14の両サイドには、プ
レートを上下に貫く一対のベアリングブッシュ15が設
けられ、このベアリングブッシュ15内をガイドシャフ
ト16が挿通している。そしてこのガイドシャフト16
の上端にはナット17が螺合し、ベアリングブッシュ1
5の上面に係合するようにしている。
【0013】一方、ガイドシャフト16の下方の周囲に
は、弾発部材としてのスプリング18が巻装され、この
スプリング16を挟み込んだ状態でガイドシャフト16
下端が支持プレート20に結合されている。
【0014】支持プレート20には、検査部21が取り
付けられている。この検査部20は、下方に向けて延出
し、平面視で円周上略等間隔に配設された3本の爪22
(図3)と、この3本の爪22の爪間隔を拡縮自在に駆
動する駆動部23を備え、各爪22の下端側外方には超
硬チップ24が圧入されている。
【0015】又、3本の爪22のうち1本の爪22の下
方には、メタル溝aを確認するための近接スイッチ2
5、26が埋め込まれている。そして例えば一方の近接
スイッチ25でコンロッド本体側のメタル溝aを確認
し、他方の近接スイッチ26でコンロッドキャップ側の
メタル溝aを確認する。
【0016】又、当該1本の爪22の上部には、コンロ
ッドWの有無を確認するための近接スイッチ27が埋め
込まれている。そしてこの近接スイッチ27の前方に
は、確認プレート28が臨んでおり、この確認プレート
28は、図3に示すように、支持台7側のバックプレー
ト29に止め付けられている。そしてこの確認プレート
28は、コンロッドWの存在の有無を確認するためと、
各近接スイッチ25、26、27の作動状態を確認する
ために用いられる。
【0017】以上のようなメタル溝確認装置の作用につ
いて述べる。不図示の搬送装置によってコンロッドWが
搬入され、載置部2に載置される。この際、大端部W1
は載置プレート3上に位置決めされ、小端部W2は位置
決めプレート4の位置決めピン6によって所定の位置に
位置決めされる。
【0018】次に昇降機構10が作動して、上方で待機
中の検査部21を下降させる。この時3本の爪22は閉
じた状態にあり、各爪22が大端部W1の中に挿通され
て爪22の先端が載置プレート3に当接すると下降が停
止する。この際、ガイドシャフト16周囲のスプリング
18で衝撃を緩衝する。
【0019】降下が停止すると駆動部23の作動によっ
て各爪22が開かれる。そして開いた各爪22がコンロ
ッド大端部W1の内周壁に当接した状態で、近接スイッ
チ25、26が夫々上下のメタル溝aを確認し、オフの
状態ではメタル溝aがあることを判別し、オンの状態で
はメタル溝aがないことを判別する。
【0020】又、各爪22が大端部W1の内周壁に当接
した状態で、上部の近接スイッチ27が確認プレート2
8に当接してオンとなるようにしており、この近接スイ
ッチ27によってコンロッドWの存在の有無を確認す
る。
【0021】従ってメタル溝a確認用の近接スイッチ2
5、26がオフの状態となり、コンロッド存在確認用の
近接スイッチ27がオンとなればすべてが正常であるこ
とをが確認され、それ以外の状態はすべて異常を示すこ
とになる。そして異常を示した時は装置を停止するよう
にしている。
【0022】従ってその異常の組合せによって不良箇所
が判別出来、例えば近接スイッチ27がオフを示せばコ
ンロッドWが存在しないことを意味し、近接スイッチ2
6がオンを示せばコンロッドキャップ側のメタル溝に異
常のあることが判る等の例である。
【0023】検査が終了すると各爪22が閉じ昇降機構
10の作動によって検査部21が上昇するが、この際、
確認プレート28を利用してメタル溝確認用の近接スイ
ッチ25、26の作動確認を行うようにしている。つま
り、それぞれの近接スイッチを確認プレート28の前方
に臨ませ、各爪22を開かせて近接スイッチ25、26
を確認プレート28に当接させ、オンであれば正常であ
る。以上のような操作を繰り返す。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明のメタル溝確認装置
は、昇降自在な検査部の爪を拡縮自在とし、この爪に設
けた近接スイッチによってメタル溝を確認するようにし
たため、メタル溝の未加工、コンロッドキャップの逆組
み付けによるメタル溝の逆位置等の不具合を早期に発見
することが出来る。又、コンロッド存在確認用の近接セ
ンサと組合せて用いれば、検査の信頼性が高まる。従っ
て従来のように検査に人手を要することなく、作業工程
を円滑ならしめることが出来るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】メタル溝確認装置の正面図
【図2】メタル溝確認装置の側面図
【図3】図1のA―A線断面図
【符号の説明】
1 装置本体 10 昇降機構 14 昇降プレート 18 スプリング 21 検査部 22 爪 25、26 メタル溝確認用近接スイッチ 27 コンロッド存在確認用近接スイッチ W コンロッド a メタル溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 21/00 - 21/32 G01B 5/00 - 5/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンロッドに形成したメタル溝を確認す
    るようにした確認装置において、この装置は、昇降機構
    によって上下動自在な昇降部材と、この昇降部材に弾発
    部材を介して支持される検査部を備え、この検査部に
    は、拡縮可能な複数の爪が設けられ、これら複数の爪は
    コンロッドの大端部内に臨むとともに径方向外側に拡開
    することでコンロッドの大端部内周面に当接し、また前
    記複数の爪のうちの1つはコンロッド本体とコンロッド
    キャップとの境界部に当接し、この境界部に当接する爪
    にはコンロッド本体側のメタル溝とコンロッドキャップ
    側のメタル溝を確認する近接スイッチを設けたことを特
    徴とするコンロッドのメタル溝確認装置。
JP3309688A 1991-10-29 1991-10-29 コンロッドのメタル溝確認装置 Expired - Fee Related JP3012382B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3309688A JP3012382B2 (ja) 1991-10-29 1991-10-29 コンロッドのメタル溝確認装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3309688A JP3012382B2 (ja) 1991-10-29 1991-10-29 コンロッドのメタル溝確認装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05118836A JPH05118836A (ja) 1993-05-14
JP3012382B2 true JP3012382B2 (ja) 2000-02-21

Family

ID=17996089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3309688A Expired - Fee Related JP3012382B2 (ja) 1991-10-29 1991-10-29 コンロッドのメタル溝確認装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3012382B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006051822A1 (ja) 2004-11-09 2006-05-18 Honda Motor Co., Ltd. コネクティングロッドの検査装置及び検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05118836A (ja) 1993-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0300230A2 (en) Method of repairing rolls of rolling mill and roll cutting apparatus
JP3012382B2 (ja) コンロッドのメタル溝確認装置
EP0090060B1 (en) Contact sensing device
KR890004609B1 (ko) 산업용 로보트 장치
CN115156712B (zh) 电机定子的激光焊接设备
KR100479510B1 (ko) 프로젝션 너트의 불량 셋팅 검출장치 및 그 제어방법
JP3771730B2 (ja) シリンダヘッドの加工方法
JP2001162469A (ja) ロケート装置
JPH07156026A (ja) ガスケット組付け装置
JP3372512B2 (ja) リベッティングマシンに於けるワークの有無検出方法及びその装置
USRE33466E (en) Industrial robot with automatic centering
JPH05501005A (ja) 空間的関係の判定
JPH079271A (ja) ピストン挿入装置
JP3118091B2 (ja) 位置決め装置
JPH0553847U (ja) 加工穴径拡大検出装置
KR100770137B1 (ko) 압연 롤초크 점검형 안착장치
JP3614606B2 (ja) 穴あけ治工具用心合わせ調整装置
JPH0333394Y2 (ja)
JPH0532721Y2 (ja)
JPH01216750A (ja) ワーク加工検査装置
JP2702051B2 (ja) 部品検査装置
CN213274159U (zh) 驱动盘多工位自动化检测装置
JPH0512066U (ja) ワーク判別装置のチエツク機構
JPH0529788Y2 (ja)
JP2908962B2 (ja) Cリングの良否並びに装着状態の検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991130

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071210

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees