JP3011823B2 - ポリエステルミシン糸 - Google Patents

ポリエステルミシン糸

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は縫製時にタオル目やパッ
カリングの発生が少なく,光沢の優れたミシン糸に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリエステルミシン糸は強力
が大きく、可縫性に優れているので各種用途に多く用い
られている。通常、ミシン糸は縫製品の中で目立たない
ことが望まれる場合が多いので、鏡面反射を起こしにく
い、単繊維断面が円形のポリエステルミシン糸が用いら
れている。また、フォーマルウエア等濃色が使用される
ことが多い用途においては、単繊維表面に可視光の波長
領域にある微細な凹凸を形成させ、縫製素材との同色性
を高めるといった工夫もなされている(例えば特開平3
−241028号公報など)。
【0003】一方、飾り縫いや刺しゅう縫いの場合には
縫目ができるだけ目立った方が良く、これまで光沢の良
い絹ミシン糸や、レーヨンミシン糸が多く用いられてき
た。
【0004】最近、このような用途に適した光沢の良い
ポリエステルミシン糸を得るために、単繊維横断面が3
〜6角形のポリエステルマルチフィラメントミシン糸が
提案されている。該ミシン糸は確かに光沢の面では優れ
ているが、縫製時の縫製張力が弱い場合は縫目締りが悪
く、極端な場合は縫目がループ状にたるむ(以下タオル
目と言う)といった重大欠点が発生し、製品の外観を著
しく損なうという問題があった。
【0005】これらの問題を解決するため、本発明者ら
は先に、糸条表面に微小なループ状張り出し部を形成さ
せたポリエステルミシン糸を提案した(特開平1−32
1942号公報)が、特に縫製張力が弱い場合には、充
分な効果が発揮できなかったのが実情である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の問題点を解消し、良好な光沢を有しつつ縫製時にタオ
ル目の発生の懸念がなく、優れた縫目外観を与えるポリ
エステルミシンン糸を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記目的を
達成するため鋭意検討した結果、単繊維横断面の外周部
の少なくとも一部が平坦面で構成される繊維表面に微細
な凹凸を形成することにより、良好な光沢とタオル目の
発生防止を両立し得ることを究明した。
【0008】かくして本発明によれば、単繊維繊度が
1.5〜8.0デニールで、微細粒子を0.45重量%
以上含むポリエステルマルチフィラメントからなるミシ
ン糸であって、該マルチフィラメントを構成する単繊維
横断面の外周部の少なくとも一部が連続的に鏡面反射光
を生じせしめる平坦面で構成され、かつ該単繊維表面に
その大きさが0.2〜5.0ミクロンの微細な凹凸を有
することを特徴とするポリエステルミシン糸が提供され
る。
【0009】本発明のミシン糸は、良好な光沢を得るた
めに、単繊維横断面の外周部の少なくとも一部が、連続
的に鏡面反射光を生じせしめる平坦面で構成される必要
がある。即ち、光が物体に当たった場合、その一部は正
反射(入射角度と反射角度が等しい)するが、この時、
正反射光が連続的な鏡面反射光であれば、それは物体の
光沢としてより強く視認されるからである。具体的な単
繊維横断面としては、偏平断面、三角断面、四角断面、
五角断面、六角断面やその変形断面等が挙げられる。特
に、三角断面はポリエステルミシン糸用として最も好適
である。
【0010】前記したように、良好な光沢を得るため
に、単繊維横断面の少なくとも一部に平坦面を有するポ
リエステルフィラメント糸を用いた場合、平坦面と平坦
面が接触した時に接触面積が大きくなり、糸/糸の摩擦
抵抗を大きくして、タオル目の発生を促進させる欠点が
ある。本発明者等は繊維表面に微細な凹凸を形成するこ
とにより良好な光沢付与とタオル目の発生防止を両立さ
せた。
【0011】前述の、繊維表面の微細な凹凸とは繊維表
面を電子顕微鏡等で拡大(約1500倍)した時に観察
される凹凸であって、その大きさは、タオル目を防止
し、かつ光沢を保持するためには0.2〜5.0ミクロ
ンの範囲であることが必要である。より良好な光沢が求
められる場合は、単繊維表面での乱反射を防ぐために、
可視光の波長領域(0.4〜0.7ミクロン)を避け、
0.7〜5.0ミクロンの凹凸を付与することが好まし
い。
【0012】ポリエステルミシン糸の単繊維デニール
は、小さ過ぎると、前記平坦面の単繊維あたりの面積が
小さくなり、鏡面反射光が少なく肉眼に光沢として視認
されない。逆に単繊維デニールが大き過ぎると、平坦面
と平坦面の接触面積が大となってタオル目が防止できな
い。すなわち、本発明による、ポリエステルミシン糸の
適正単繊維デニールは1.5〜8.0デニールである。
【0013】本発明のポリエステルミシン糸を得るに
は、例えば、微細粒子を分散含有するポリエチレンテレ
フタレートを、直線部を有する形状(例えば三角形)の
孔をもつ紡糸用キャップを用いて常法により紡糸し、延
伸したポリエステルフィラメント糸に下撚を施して単糸
となし、該単糸の複数本を引揃えて上撚を施して撚り糸
を造る。該撚り糸に苛性ソーダによる5〜15%程度の
アルカリ減量処理を施すと繊維に微細粒子が分散含有さ
れているため繊維表面は不規則に減量されて微細な凹凸
が形成される。かくして得られた糸条を染色し、平滑性
油剤(シリコン系油剤等)を付与してミシン糸を得る方
法が例示される。
【0014】前記微細粒子としては下記の一般式
【0015】
【化1】
【0016】(式中、R1 及びR2 は1価の有機基、X
は金属、nは1又は0を示す)で表されるリン化合物と
アルカリ土類金属化合物とを反応させることにより析出
させた内部析出系微細粒子、あるいはシリカゾル等の不
活性微細粒子が例示される。又、前記のアルカリ減量処
理は施撚前に実施してもよく、染色後に実施してもよ
い。
【0017】繊維表面に微細な凹凸を形成させる別の方
法として、プラズマエッチング法、エキシマレザー法等
の物理的方法を用いてもよい。
【0018】
【発明の作用】本発明のポリエステルミシン糸は、単繊
維表面に微細な凹凸を有しているので、単繊維横断面の
外周部の一部に平坦面を有するにもかかわらず、タオル
目やパッカリングの発生を著しく低下させることが可能
である。
【0019】図1は縫製メカニズムを説明する図であ
り、上糸が下糸ボビン5をくぐり抜けて引き上げられる
時の状態を示している。引き上げられる側(ミシン針6
側)の上糸2と縫目側の上糸1とはミシン針であけられ
た縫製布7の穴4の中で相互に接触している。この時に
相互の糸の接触摩擦抵抗が大きいと上糸1と2が一緒に
上昇して上糸1が縫製布7の上部にたるみ(タオル目
3)を発生させる。特に、飾り縫いや刺しゅう縫いの場
合、細いミシン針で厚い布を縫製するので4の穴が細長
く、上糸1と2には強い圧力がかかり、タオル目が発生
しやすい。
【0020】もし上糸2を引き上げる張力(縫製張力)
が強い場合は一端発生したタオル目も縫製張力により引
き戻されて解消するが、今度は縫製張力により縫製布7
が引締められ座屈してパッカリングが発生する。縫製張
力が弱い場合は、パッカリングの発生は少ないがタオル
目が解消されない。すなわち、タオル目とパッカリング
の両者を防止するには、相互の糸の接触摩擦抵抗を小さ
くして上糸1と2が一緒に上昇することを防止しなけれ
ばならない。
【0021】単繊維横断面形状の一部に平坦面を有しな
い場合、例えば丸断面の場合は相互の糸の接触(微細に
みれば単繊維と単繊維の接触)は図2に示すように点接
触で接触摩擦抵抗は小さく縫製張力が弱い場合でもタオ
ル目の発生はほとんどない。しかし、単繊維横断面形状
の一部に平坦面を有する場合、例えば三角断面の場合は
相互の糸の接触(微細にみれば単繊維と単繊維の接触)
は図3に示すように面接触となり接触摩擦抵抗が極めて
大きくタオル目が発生しやすい。
【0022】本発明のポリエステルミシン糸は、単繊維
横断面の外周部に平坦面を有するが、該単繊維表面に微
細な凹凸が付与されており、例えば図4に示すように相
互の糸の接触(微細にみれば単繊維と単繊維の接触)は
点接触となり接触摩擦抵抗が小さく、縫製張力が弱い場
合(パッカリングの発生が少ない)でもタオル目の発生
を防止することができる。
【0023】前述のように、特開平3−241028号
公報においても、繊維表面に可視光の波長領域にある微
小な凹凸を設けたミシン糸が提案されている。しかし、
この提案の意図するところは、微小な凹凸で光の鏡面反
射を防止して濃色のミシン糸を得、縫い目を目立たなく
させようとするものであり、鏡面反射量をできるだけ増
やそうとする本発明とはその技術思想が全く逆である。
さらに、本発明のミシン糸の繊維表面の微細な凹凸はタ
オル目を防止せんとするものであって、前記の提案には
このような考え方は一切示されていない。
【0024】さらに、本発明のポリエステルミシン糸
は、単繊維表面に微細な凹凸を有していても優れた光沢
を得ることができる。即ち、本発明のポリエステルミシ
ン糸は、単繊維横断面の外周部に平坦面を有し、しかも
単繊維デニールを適正化することにより平坦面を大きく
し、連続的に生じた鏡面反射光を強めることができるか
らである。
【0025】以下実施例により、本発明をさらに具体的
に説明する。なお、実施例における縫目外観、光沢は下
記の方法で測定したものである。
【0026】1)縫目外観 本縫いミシンを用い、縫製速度500rpm、ミシン針
#7、15ステッチ/cmの縫目ピッチで、縫製張力を
50gに一定させて、サージを70cm縫製した。得ら
れた縫目について縫目外観を視感判定した。
【0027】2)光沢 ポリエステルミシン糸で各々平編地を編成して光沢測定
用の試料とし、島津(株)製分光光度計UV3100S
を用いて、該試料の波長500nm(可視光波長領域)
における反射率(%)を測定した。光沢の良いミシン糸
を得るには、65%以上の反射率が必要である。
【0028】
【実施例1】 a)ポリマーの製造 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコール6
0部、酢酸カルシウム1水塩0.06部(テレフタル酸
ジメチルに対して0.066モル%)をエステル交換缶
に仕込み、窒素ガス雰囲気下4時間かけて140℃から
230℃まで昇温して生成するメタノールを系外に留去
しながらエステル交換反応を行った。
【0029】続いて得られた反応生成物に、0.4部の
リン酸トリメチル(テレフタル酸ジメチルに対して0.
554モル%)と0.25部の酢酸カルシウム1水塩
(リン酸トリメチルに対して1/2倍モル)と6.8部
のエチレングリコール中で120℃の温度において全還
流下60分間反応せしめて調整したリン酸ジエステルカ
ルシウム塩の透明溶液7.45部に室温下0.45部の
酢酸カルシウム1水塩(リン酸トリメチルに対して0.
9倍モル%)を溶解せしめて得たリン酸ジエステルカル
シウム塩と酢酸カルシウムとの混合透明溶液7.9部を
添加し、次いで三酸化アンチモン0.04部を添加して
重合缶に移した。
【0030】次いで1時間かけて760mmHgから1
mmHgまで減圧し、同時に1時間30分かけて230
℃から285℃まで昇温した。1mmHg以下の減圧
下、重合温度285℃で更に3時間、合計4時間30分
重合して、極限粘度0.640、軟化点259℃のポリ
マーを得た。反応終了後ポリマーを常法に従いチップ化
した。このチップ中の内部析出系微細粒子の含有量は
0.45%であった。
【0031】b)ポリエステルマルチフィラメント糸の
製造 前記のチップを常法により溶融紡糸し、1090m/分
の巻き取り速度で巻き取った。次いで通常の方法で延伸
を行ない、三角断面、133デニール/24フィラメン
トのポリエステルマルチフィラメント糸を得た。
【0032】c)ミシン糸用撚り糸の製造 上記のポリエステルマルチフィラメント糸2本に、それ
ぞれ600T/MのS方向撚りを施して単糸とし、該単
糸を2本を揃えて500T/MでZ方向に合撚して、ミ
シン糸用撚り糸を得た。
【0033】d)ミシン糸の製造 上記c)で得られた撚り糸を染色用チューブに巻き、濃
度35g/lの苛性ソーダ溶液で100℃、30分間の
アルカリ減量処理を施した。その後、中和(酢酸0.3
cc/l、10分)、水洗した後、130℃、60分の
熱水処理(光沢を比較するため染料は用いず、染色条件
と同条件で熱処理)を施し、乾燥した後、シリコン系油
剤を3%付加してポリエステルミシン糸を得た。該ポリ
エステルミシン糸の単繊維繊度は5.0デニールで9.
7%減量されていた。さらに繊維表面を電子顕微鏡で1
500倍に拡大して観察したところ、主として0.7〜
5ミクロンの微細な凹凸が多数観察された。
【0034】
【実施例2】実施例1において、144デニール/24
フィラメントのポリエステルマルチフィラメント糸を用
い、アルカリ減量処理時間を60分間とした以外は実施
例1と同様に実施した。得られたポリエステルミシン糸
の単繊維繊度は5.0デニールで16.7%減量されて
いた。さらに繊維表面を電子顕微鏡で1500倍に拡大
して観察したところ、主として0.2〜1.0ミクロン
の微細な凹凸が多数観察された。
【0035】
【比較例1】実施例1において、120デニール/24
フィラメントのポリエステルマルチフィラメント糸を用
い、アルカリ減量処理を施さなかった以外は実施例1と
同様に実施した。得られたポリエステルミシン糸の単繊
維繊度は5.0デニールで、さらに繊維表面を電子顕微
鏡で1500倍に拡大して観察したところ、フラットな
表面で凹凸は観察されなかった。
【0036】
【比較例2】実施例1において、133デニール/96
フィラメントのポリエステルマルチフィラメント糸を用
い、アルカリ減量処理時間を21分間とした以外は実施
例1と同様に実施した。得られたポリエステルミシン糸
の単繊維繊度は1.26デニールで9.4%減量されて
いた。さらに繊維表面を電子顕微鏡で1500倍に拡大
して観察したところ、主として0.7〜5.0ミクロン
の微細な凹凸が多数観察された。
【0037】
【比較例3】実施例1において、133デニール/14
フィラメントのポリエステルマルチフィラメント糸を用
い、アルカリ減量処理時間を66分間とした以外は実施
例1と同様に実施した。得られたポリエステルミシン糸
の単繊維繊度は8.4デニールで11.5%減量されて
いた。さらに繊維表面を電子顕微鏡で1500倍に拡大
して観察したところ、主として0.7〜5.0ミクロン
の微細な凹凸が多数観察された。
【0038】
【比較例4】比較例1において、丸断面、120デニー
ル/24フィラメントのポリエステルマルチフィラメン
ト糸を用いた以外は実施例1と同様に実施した。得られ
たポリエステルミシン糸の単繊維繊度は5.0デニール
で、さらに繊維表面を電子顕微鏡で1500倍に拡大し
て観察したところ、フラットな表面で凹凸は観察されな
かった。
【0039】得られたポリエステルミシンン糸の縫目外
観および光沢を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】第1表に示す通り、本発明によるポリエ
ステルミシン糸は、タオル目やパッカリングの発生がな
く、しかも光の反射率が高く光沢に優れている。
【0042】これに比べ、比較例のポリエステルミシン
糸は次のように説明される。 比較例1;単繊維横断面が三角形で、アルカリ減量処理
が施されていないので繊維表面に凹凸が無く、タオル目
が発生する。 比較例2;単繊維横断面、アルカリ減量処理とも実施例
1と同じであるが、単繊維デニールが小さい為に光の反
射率が小さく光沢が劣る。 比較例3;単繊維横断面、アルカリ減量処理とも実施例
1と同じであるが、単繊維デニールが大きいためにタオ
ル目が発生し、また縫目締りが悪く、パッカリングが発
生する。 比較例4;単繊維横断面に平坦面が無い丸断面のため鏡
面反射が極めて少なく光沢が悪い。
【図面の簡単な説明】
【図1】タオル目の発生機構を説明する為の斜視図。
【図2】丸断面繊維の接触状態を示す平面図。
【図3】三角断面繊維の接触状態を示す平面図。
【図4】本発明のポリエステルミシン糸を構成する単繊
維の接触状態を示す平面図。
【符号の説明】
1 縫目側の上糸 2 ミシン針側の上糸 3 タオル目 4 ミシン針であけられた縫製布の穴 5 下糸用ボビン 6 ミシン針 7 縫製布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−125635(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 3/46 D01F 6/62 D02G 3/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単繊維繊度が1.5〜8.0デニール
    で、微細粒子を0.45重量%以上含むポリエステルマ
    ルチフィラメントからなるミシン糸であって、該マルチ
    フィラメントを構成する単繊維横断面の外周部の少なく
    とも一部が連続的に鏡面反射光を生じせしめる平坦面で
    構成され、かつ該単繊維表面にその大きさが0.2〜
    5.0ミクロンの微細な凹凸を有することを特徴とする
    ポリエステルミシン糸。
  2. 【請求項2】 単繊維横断面が三角形であることを特徴
    とする請求項1記載のポリエステルミシン糸。
  3. 【請求項3】 単繊維表面の微細な凹凸の大きさが0.
    7〜5.0ミクロンであることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のポリエステルミシン糸。
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