JP3011706B1 - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP3011706B1
JP3011706B1 JP10336077A JP33607798A JP3011706B1 JP 3011706 B1 JP3011706 B1 JP 3011706B1 JP 10336077 A JP10336077 A JP 10336077A JP 33607798 A JP33607798 A JP 33607798A JP 3011706 B1 JP3011706 B1 JP 3011706B1
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    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G5/00Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents
    • C23G5/02Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents using organic solvents
    • C23G5/04Apparatus
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
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Abstract

【要約】 【課題】被洗浄物の洗浄装置に於いて、一つの洗浄槽に
蒸気洗浄部と蒸気発生部を設けて蒸気洗浄処理と乾燥処
理とを行う事を可能とする。また、蒸気洗浄部と蒸気発
生部との連通及び閉止を、これらの間に介在する密閉蓋
体の、上下方向への小さな移動だけで行う。そして、コ
ンパクトで経済的な洗浄装置を得る。 【解決手段】被洗浄物の洗浄、乾燥を行う蒸気洗浄部3
を上方に設け、洗浄液7を充填しこの洗浄液7を蒸気化
する蒸気発生部4を下方に設けて洗浄槽1を形成する。
この蒸気洗浄部3と蒸気発生部4とを、連通口10を介
して連通可能とし、この連通口10を、上下方向に移動
可能な密閉蓋体11により、密閉又は開口可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電機部品、機械部品そ
の他の部材に、洗浄及び乾燥処理を施すための洗浄装置
に係るもので、各処理を、迅速かつ経済的に行うことが
出来るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被洗浄物の蒸気洗浄及び乾燥等の
処理を行う洗浄装置には、蒸気洗浄部と蒸気発生部とを
各々別の槽に形成し、パイプ等を介して蒸気発生部の洗
浄蒸気を蒸気洗浄部に導入して、被洗浄物の蒸気洗浄を
行うものがあった。そして、蒸気洗浄が終了したら、蒸
気発生部からの洗浄蒸気の導入を遮断し、被洗浄物の乾
燥処理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに蒸気洗浄部と蒸気発生部とを別の槽に設けると、洗
浄装置が大きくなり、設置には広いスペースを必要と
し、装置を高価とするものであった。また、他の異なる
従来例として、特開平6−15239号公報記載の発明
では、洗浄槽内部をゲート弁により上下に二分割可能と
している。そして、被洗浄物の洗浄時は、ゲート弁を開
けた状態で洗浄槽内に充填した洗浄液により被洗浄物を
浸漬洗浄する。この浸漬洗浄後、洗浄液から被洗浄物を
引き上げ、洗浄槽内で蒸気洗浄を行っている。
【0004】洗浄処理が終了したら、被洗浄物を上方に
移動して洗浄槽の上部側に配置する。そして、ゲート弁
を閉じる事により、被洗浄物を配置した洗浄槽の上部側
を密閉する。そして、この洗浄槽の上部側を減圧する事
により、被洗浄物の減圧乾燥処理を行っていた。
【0005】しかし、上記従来例では、ゲート弁を開い
た際に、このゲート弁が洗浄槽の横方向に大きく突出す
るため、広い設置スペースを必要とし、工場等に於ける
洗浄装置の収納効率を悪くしていた。また、ゲート弁
は、スライドの際の摩擦により、シール部材が摩耗し、
洗浄槽の上部側の気密性が低下して、減圧乾燥を効率的
に行う事ができなくなる可能性があった。
【0006】本発明は上述の如き課題を解決しようとす
るものであって、洗浄槽を蒸気洗浄部と蒸気発生部とに
分割し、この蒸気洗浄部と蒸気発生部との間の連通口
に、密閉蓋体を設け、この密閉蓋体を上下方向に移動す
る事により、連通口の開口と密閉を可能とするものであ
る。その結果、一つの洗浄槽で蒸気洗浄処理と乾燥処理
を行う事を可能とするとともに、無駄な設置スペースを
省いて、洗浄装置をコンパクトで経済的に形成しようと
するものである。
【0007】また、密閉蓋体と連通口との接続部に配置
するシール部材の摩耗や破損を防いで、洗浄装置の密閉
性や耐久性を持続可能とする。また、この良好な密閉性
により、洗浄液やエネルギーの無駄な使用を防止して、
経済的な乾燥処理を可能とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題
を解決するため、被洗浄物の洗浄、乾燥を行う蒸気洗浄
部を上方に設け、洗浄液を充填しこの洗浄液を蒸気化す
る蒸気発生部を下方に設けた洗浄槽に於いて、蒸気洗浄
部と蒸気発生部とを連通口を介して連通可能とし、この
連通口を、上下方向に移動可能な密閉蓋体により、密閉
又は開口可能として成るものである。
【0009】また、連通口の開口は、連通口と密閉蓋体
との間に、洗浄蒸気又は洗浄液のみが流通可能な流通間
隔を介して行うものであっても良い。
【0010】また、密閉蓋体は、蒸気洗浄部と蒸気発生
部とを分離する仕切壁に設けた連通口よりも径大な板状
部材で形成し、この板状部材を上下動機構により上下動
可能に仕切壁に接続する事により、連通口の密閉または
開口を可能としても良い。
【0011】また、密閉蓋体は、蒸気洗浄部と蒸気発生
部とを分離する仕切壁に設けた連通口よりも径大な板状
部材で形成するとともにこの板状部材の一端を仕切壁に
軸支し、この軸支部を介して密閉蓋体を上下動機構によ
り上下動可能とする事により、連通口の密閉または開口
を可能としても良い。
【0012】また、連通口を設けた仕切壁と密閉蓋体と
の接続部は、上部側に配置した部材の下面に、シール部
材を配置して密閉可能としても良い。
【0013】また、蒸気発生部は、エゼクター部に接続
し、このエゼクター部は、洗浄液槽にポンプを接続して
洗浄液を循環する循環路の一部に設けたものであっても
良い。
【0014】また、蒸気洗浄部に於ける蒸気洗浄は、減
圧蒸気洗浄であっても良い。
【0015】また、蒸気洗浄部に於ける蒸気洗浄は、大
気圧蒸気洗浄であっても良い。
【0016】
【作用】本発明は上述の如く構成したものであるから、
まず、被洗浄物の蒸気洗浄処理を行うには、蒸気洗浄部
内に被洗浄物を配置する。そして、蒸気洗浄部と蒸気発
生部との間の連通口を被覆する密閉蓋体を、上方又は下
方に移動する事により、連通口を開口する。すると、蒸
気発生部内の洗浄蒸気が、連通口を介して蒸気洗浄部内
に流動し、被洗浄物と接触して凝縮する事により、蒸気
洗浄が行われる。この密閉蓋体は、ゲート弁の如き大き
な移動が不要で、上下に移動して、密閉蓋体と連通口と
の間に、洗浄蒸気や洗浄液のみが通過可能な僅かな流通
間隔を設けるだけで、蒸気洗浄部内に確実に洗浄蒸気が
流動し、被洗浄物と接触するものとなる。
【0017】そして、被洗浄物との接触により生じた凝
縮液が、被洗浄物に付着した汚物とともに、連通口方向
に流下する。そして、凝縮液は、この連通口及び流通間
隔を介して、蒸気発生部側に流下し、被洗浄物と蒸気洗
浄部内は、良好な液切りが行われる。
【0018】また、この蒸気洗浄は、減圧蒸気洗浄であ
っても、大気圧蒸気洗浄であっても良い。
【0019】そして、蒸気洗浄処理が終了したら、密閉
蓋体を上方向又は下方向に移動して連通口に接続し、蒸
気発生部からの蒸気洗浄部への洗浄蒸気の流入を遮断す
るとともに、蒸気洗浄部内を密閉する。そして、蒸気洗
浄部内に冷風、温風等を導入したり、蒸気洗浄部内を減
圧する事により、被洗浄物の乾燥処理を行う。
【0020】このように、一つの洗浄槽で、被洗浄物の
蒸気洗浄処理と乾燥処理を行う事ができるから、洗浄装
置をコンパクトで廉価に形成でき、経済性を向上させる
事が可能となる。また、密閉蓋体を上下に僅かに移動し
て、蒸気洗浄部と蒸気発生部との連通口の開閉を行うも
のであるから、密閉蓋体の移動スペースを考慮して装置
を形成したり、広い設置場所を確保する必要がなく、洗
浄装置の設置をコンパクトに行う事ができ、空間の有効
利用が可能となる。
【0021】また、密閉蓋体は、連通口よりも径大に形
成するとともに、従来公知の適宜の上下動機構により、
上下動可能とする。この上下動機構は、例えば、密閉蓋
体にシリンダーを接続し、このシリンダーを上下動する
ものでも良いし、ボールネジ方式、電動式ピストン、チ
ェーンブロック等の適宜の方法を用いる事が可能であ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1、図2に於て
説明すれば、(1)は縦型の洗浄槽で、仕切壁(2)を介し
て上部側を蒸気洗浄部(3)、下部側を蒸気発生部(4)と
している。そして、蒸気洗浄部(3)には、被洗浄物(5)
を載置するための載置台(6)を配置している。この載置
台(6)は、金網材やパイプ材等で形成する事により、蒸
気発生部(4)から導入される洗浄蒸気が、載置台(6)を
通過して、被洗浄物(5)に到達が可能なものとしてい
る。
【0023】また、蒸気発生部(4)には、洗浄液(7)を
充填しており、電気ヒーター、加熱オイルを流通した加
熱パイプ等の適宜の加熱手段(8)により、この洗浄液
(7)の蒸気化を可能としている。また、蒸気発生部(4)
には、サーモスタット(32)を設置し、加熱手段(8)に
よる洗浄液(7)の加熱を制御している。そして、仕切壁
(2)には、蒸気洗浄部(3)と蒸気発生部(4)とを連通す
るとともに、蒸気発生部(4)で発生する洗浄蒸気を蒸気
洗浄部(3)内に導入するための連通口(10)を開口して
いる。
【0024】この連通口(10)には、連通口(10)より
も径大な板状部材で形成した密閉蓋体(11)を接続する
事により、蒸気洗浄部(3)と蒸気発生部(4)との連通を
遮断するとともに、蒸気洗浄部(3)内の密閉も可能とし
ている。この密閉蓋体(11)は、蒸気発生部(4)側に配
置し、図示しない適宜の上下動機構により、仕切壁(2)
の下面に付き当て可能とするとともに、密閉蓋体(11)
と仕切壁(2)との接続部に、オーリング、パッキン等の
シール部材(12)を配置する事により、密閉性を高めて
いる。また、このシール部材(12)は、図1に示す如
く、上部側に位置する仕切壁(2)の下面に配置してい
る。また、密閉蓋体(11)の上下動機構は、シリンダ
ー、ボールネジ方式、電動式ピストン、チェーンブロッ
ク等、適宜の従来公知のものを用いる事ができる。
【0025】また、洗浄槽(1)は、被洗浄物(5)の出し
入れを行う開口部に、開閉蓋(30)を着脱可能に接続し
ている。また、開閉蓋(30)と洗浄槽(1)との接続部に
於いて、開閉蓋(30)の下面にシール部材(31)を配置
する事により、密閉性を高めるとともに、接続部への凝
縮液や汚物の付着を防止可能としている。しかし、洗浄
槽(1)の開口部を介して洗浄液(7)の流通を行う事はな
いし、凝縮液が付着する可能性も少ないので、必ずしも
シール部材(31)を開閉蓋(30)の下面に設ける必要は
なく、洗浄槽(1)の上面に設けても良い。
【0026】また、蒸気洗浄部(3)は、第1電磁弁(1
7)を介してバキュームポンプ(14)に連結し、蒸気洗
浄部(3)内を減圧可能としている。また、第1電磁弁
(17)とバキュームポンプ(14)との間には、凝縮器
(15)を介在し、蒸気洗浄部(3)の減圧の際に、蒸気洗
浄部(3)内の洗浄蒸気を凝縮器(15)に導入可能として
いる。この凝縮器(15)の内部には、冷却水が流通する
冷却パイプ(9)を挿通し、凝縮器(15)に導入された洗
浄蒸気を凝縮可能としている。このように凝縮器(15)
で凝縮された凝縮液は、第2電磁弁(35)を介して蒸気
発生部(4)内に移送され、再生使用を可能としている。
【0027】また、蒸気洗浄部(3)には、減圧蒸気洗
浄、減圧乾燥を行う場合に備えて、圧力調整弁(図示せ
ず)等の減圧蒸気洗浄、減圧乾燥に対応する適宜の弁機
構を配置している。
【0028】そして、上述の如き洗浄槽(1)で被洗浄物
(5)の蒸気洗浄及び乾燥処理を行う手順を説明する。大
気圧蒸気洗浄を行うには、蒸気洗浄部(3)内の載置台
(6)に、被洗浄物(5)を載置する。そして、仕切壁(2)
の連通口(10)を被覆する密閉蓋体(11)を、蒸気発生
部(4)側に下降する事により、洗浄蒸気が流通する僅か
な流通間隔(27)を介して連通口(10)を開口し、蒸気
発生部(4)と蒸気洗浄部(3)とを連通する。
【0029】すると、適宜の加熱手段(8)により、蒸気
発生部(4)内で発生した洗浄蒸気は、図1の矢印で示す
如く、密閉蓋体(11)と仕切壁(2)との狭い流通間隔
(27)でも、確実に通過した後、連通口(10)を介して
蒸気洗浄部(3)内に流入する。このように、連通口(1
0)の開口に密閉蓋体(11)を大きく移動する必要がな
いので、洗浄槽(1)をコンパクトに形成する事ができ
る。そして、洗浄蒸気と被洗浄物(5)とが接触して凝縮
する事により、大気圧蒸気洗浄が行われる。
【0030】また、大気圧蒸気洗浄とは別個に減圧蒸気
洗浄を行うには、蒸気発生部(4)と蒸気洗浄部(3)との
連通状態で、バキュームポンプ(14)を作動して減圧す
る。そして、この減圧によって洗浄液(7)の沸点が低下
し、洗浄液(7)の加熱温度よりも沸点が低くなると、洗
浄蒸気が発生する。そして、この洗浄蒸気が蒸気洗浄部
(3)側に流動し、被洗浄物(5)と接触して凝縮する事に
より、減圧蒸気洗浄が行われる。この減圧蒸気洗浄は、
低温で蒸気洗浄ができるため、洗浄液(7)の熱劣化を防
止するとともに、耐熱性の低い被洗浄物(5)の洗浄に適
したものとなる。
【0031】そして、上述の如き洗浄処理で凝縮された
凝縮液は、被洗浄物(5)から洗い流された汚物ととも
に、連通口(10)を介して蒸気発生部(4)側に流下す
る。ところで、本実施例では、シール部材(12)は、密
閉蓋体(11)と仕切壁(2)との接続部に於いて、仕切壁
(2)の下面に配置している。もし、図19に示す如く、
シール部材(12)を、密閉蓋体(11)の上面に配置する
と、密閉蓋体(11)の上面と、この密閉蓋体(11)の上
面に突出したシール部材(12)の内周面とで構成される
凹部(16)や、シール部材(12)の上面に、汚物や洗浄
液(7)が滞留してしまう。この状態で、密閉蓋体(11)
を仕切壁(2)に接続すると、この接続部に汚物が介在す
るものとなり、シール部材(12)や密閉蓋体(11)を破
損し、密閉性を損なう虞れがある。また、次工程の乾燥
処理の際に、凹部(16)に滞留した洗浄液(7)も乾燥す
るものとなり、乾燥時間を長くしたり、エネルギー効率
を悪くする可能性もある。
【0032】しかしながら、前述の如く、本実施例で
は、シール部材(12)を仕切壁(2)の下面に設けている
ので、シール部材(12)には、密閉蓋体(11)との接続
面に、汚物等の異物が付着する事はない。また、仕切壁
(2)とシール部材(12)とで形成される凹部(16)は、
図1に示す如く、下側を向いているので、汚物や洗浄液
(7)が滞留する事もない。そのため、被洗浄物(5)や蒸
気洗浄部(3)の内部に付着した凝縮液が、蒸気発生部
(4)側に確実に流下し、蒸気洗浄部(3)内は良好な液切
りが行われるものとなる。また、蒸気発生部(4)内に流
下した凝縮液は、蒸留再生使用が可能となり、無駄に消
費される事がないので、洗浄液(7)の経済的な使用も可
能となる。
【0033】そして、洗浄処理が終了したら、乾燥処理
を行うが、それには、図2に示す如く、連通口(10)に
密閉蓋体(11)を接続して蒸気洗浄部(3)内への洗浄蒸
気の流入を遮断するとともに蒸気洗浄部(3)内を気密的
に密閉する。この密閉蓋体(11)の接続に於いて、前述
の如く、仕切壁(2)に配置したシール部材(12)には、
密閉蓋体(11)との接続部に、汚物等の異物が付着して
いないので、接続によるシール部材(12)の破損を防止
する事ができる。
【0034】また、特開平6−15239号の従来発明
は、ゲート弁の上部側で乾燥を行い、ゲート弁の下部側
で洗浄を行うものであるが、作業の切り換え時に、ゲー
ト弁を摺動する事により、ゲート弁のシール部材が摩耗
して、乾燥時の密閉性を損なうものであった。しかし、
本発明の密閉蓋体(11)は、上下動による開閉なので、
摩擦によるシール部材(12)の摩耗を防止する事ができ
る。従って、連通口(10)に密閉蓋体(11)を良好に接
続でき、蒸気洗浄部(3)の気密性を長期に保つ事が可能
となる。
【0035】次に、この蒸気洗浄部(3)に接続するバキ
ュームポンプ(14)を稼働して、蒸気洗浄部(3)内を急
速に減圧する。この急速減圧により、被洗浄物(5)や蒸
気洗浄部(3)内に付着した洗浄液(7)の沸点が低下し、
急速な乾燥が可能となる。この乾燥処理の際も、前述の
如く、被洗浄物(5)や、蒸気洗浄部(3)内の余分な洗浄
液(7)の液切りが良好に行われているので、乾燥時間を
短縮する事ができるとともに、乾燥に使用するエネルギ
ーを節約でき、乾燥処理を迅速かつ経済的に行う事が可
能となる。
【0036】また、バキュームポンプ(14)により蒸気
洗浄部(3)内を減圧すると、蒸気洗浄部(3)内に残留し
ていた洗浄蒸気が、第1電磁弁(17)を介して凝縮器
(15)に移動し、凝縮液化する。そして、この凝縮液
を、第2電磁弁(35)を介して蒸気発生部(4)に移送す
る事により、再び洗浄蒸気化し、蒸留再生使用が可能と
なり、洗浄液(7)の経済的な再生使用が可能となる。
尚、蒸気発生部(4)には、ボールタップ等の液面制御機
構(18)を設置している。この液面制御機構(18)によ
り、第2電磁弁(35)の開閉を制御し、凝縮器(15)か
らの凝縮液の移送を調節して、蒸気発生部(4)内の洗浄
液(7)量を適量に保っている。
【0037】そして、乾燥処理が終了したら、蒸気洗浄
部(3)に接続した真空破壊弁(26)を介して、蒸気洗浄
部(3)内にエアーを導入する。このエアーの導入によ
り、蒸気洗浄部(3)内が常圧状態に戻るので、洗浄槽
(1)の開閉蓋(30)を外して、蒸気洗浄部(3)内の被洗
浄物(5)を安全に取り出す事ができる。
【0038】また、上記第1実施例では、蒸気洗浄部
(3)内を急速減圧する事により、突沸乾燥処理を行って
いるが、他の異なる実施例として、蒸気洗浄部(3)内
に、適宜の手段で冷風や温風を導入する事により、乾燥
処理を行うものであっても良いし、他の適宜の従来技術
を用いて乾燥処理を行っても良い。何れの場合でも、蒸
気洗浄部(3)内の液切りが良好に行われているので、乾
燥時間の短縮やエネルギーの節約が可能となり、経済的
な乾燥処理が可能となる。
【0039】また、上記第1実施例では、蒸気洗浄と乾
燥処理を繰り返すうちに、蒸気発生部(4)の洗浄液(7)
が減少し、十分な洗浄蒸気を発生できなくなる可能性が
ある。そこで、他の異なる第2実施例では、図3、図4
に示す如く、蒸気発生部(4)とは別個に、洗浄液(7)の
リザーブタンク(19)を設けている。このリザーブタン
ク(19)は、第1三方弁(13)を介して、凝縮器(15)
及び蒸気発生部(4)と接続している。
【0040】そして、蒸気発生部(4)に設置した液面制
御機構(18)等が、蒸気発生部(4)の洗浄液(7)量の不
足を感知して、リザーブタンク(19)から蒸気発生部
(4)内に洗浄液(7)を補充するので、蒸気洗浄を効率的
に行う事が可能となる。また、乾燥処理時に、凝縮器
(15)で凝縮した凝縮液を、第1三方弁(13)を介して
リザーブタンク(19)に導入し、洗浄蒸気の蒸留再生使
用を可能としている。また、リザーブタンク(19)は、
洗浄液(7)の導出入を行う配管(38)(39)を、第3、
第4電磁弁(36)(37)を介して、上下に接続してい
る。
【0041】また、上記各実施例では、密閉蓋体(11)
を蒸気発生部(4)側に配置して、蒸気発生部(4)内に於
いて上下動可能とするとともに、仕切壁(2)の下面にシ
ール部材(12)を配置している。しかし、他の異なる第
3実施例では、図5、図6に示す如く、密閉蓋体(11)
を、蒸気洗浄部(3)側に配置し、蒸気洗浄部(3)内で上
下動可能とするとともに、シール部材(12)を、密閉蓋
体(11)の下面に配置している。この場合だと、シール
部材(12)と密閉蓋体(11)の表面とで構成される凹部
(16)は、洗浄液(7)や汚物が付着しないのは勿論であ
るが、この凹部(16)が、乾燥のための密閉時に、図6
に示す如く、蒸気発生部(4)側に配置されるので、たと
え液滴等が付着しても、乾燥処理に何ら影響を及ぼさな
いものである。そのため、効率的な乾燥が可能となる。
また、シール部材(12)に汚物が付着する事もないの
で、良好な気密性を保つ事ができる。
【0042】また、本実施例に於いても、蒸気洗浄部
(3)に凝縮器(15)を接続し、洗浄蒸気を凝縮可能とし
ているが、これらは第2三方弁(33)を介して接続して
いる。そして、この第2三方弁(33)を介して、凝縮器
(15)は、蒸気発生部(4)とも接続している。従って、
この蒸気発生部(4)の洗浄蒸気を蒸気洗浄部(3)を介す
る事なく、第2三方弁(33)を介して凝縮器(15)内に
直接導入し、蒸留再生のみを行う事を可能としている。
【0043】また、上記各実施例では、密閉蓋体(11)
を上下に平行移動する事により、連通口(10)の密閉と
開口を行っているため、密閉蓋体(11)の上面に落下し
た汚物や凝縮液が、表面張力により、この密閉蓋体(1
1)の上面に残留してしまう可能性がある。そのため、
蒸気洗浄部(3)内を密閉して乾燥処理を行う際に、この
密閉蓋体(11)の上面に残留した凝縮液まで乾燥するも
のとなり、エネルギー効率が低下する虞れがある。
【0044】そこで、他の異なる第4実施例では、図
7、図8に示す如く、蒸気発生部(4)側に配置した板状
の密閉蓋体(11)の一側を、仕切壁(2)に蝶番等の軸支
部(21)を介して軸支固定している。そして、この軸支
部(21)を介して、密閉蓋体(11)を適宜の上下動機構
で、上下に傾斜回動する事により、連通口(10)の密閉
と開口を可能としている。
【0045】そして、洗浄処理時は、図7に示す如く、
密閉蓋体(11)を軸支部(21)を介して下方向に回動
し、密閉蓋体(11)を傾斜して配置する事により、連通
口(10)を開口する。この連通口(10)を介して蒸気発
生部(4)の洗浄蒸気が蒸気洗浄部(3)内に流入し、被洗
浄物(5)の蒸気洗浄が行われる。また、この蒸気洗浄処
理は、バキュームポンプ(14)を作動して、減圧蒸気洗
浄を行う事も可能である。そして、蒸気洗浄の際に、蒸
気洗浄部(3)内で凝縮された凝縮液が、汚物とともに連
通口(10)を介して密閉蓋体(11)の上面に落下する
が、密閉蓋体(11)を傾斜して配置しているので、凝縮
液は、この傾斜面を滑って蒸気発生部(4)内に確実に落
下し、密閉蓋体(11)の液切りも良好に行われるととも
に、汚物の付着も防ぐものとなる。また、前記各実施例
と比較して、密閉蓋体(11)の移動面積を少なくする事
ができ、洗浄槽(1)の、よりコンパクトな形成が可能と
なる。
【0046】そして、乾燥処理を行う際は、図8に示す
如く、軸支部(21)を介して密閉蓋体(11)を上方に回
動する事により、連通口(10)を密閉する。この密閉
も、シール部材(12)と密閉蓋体(11)との接続部に、
凝縮液や汚物が付着していないので、気密性を損なう事
無く行われる。そして、蒸気洗浄部(3)内の液切りが良
好であるので、時間やエネルギーを節約して、効率的な
乾燥処理が可能となる。
【0047】また、上記各実施例では、仕切壁(2)を大
きく開口して連通口(10)を形成し、密閉蓋体(11)も
この連通口(10)に合わせて径大な板状部材で形成して
いる。このように連通口(10)を大きく形成する事によ
り、被洗浄物(5)の汚染が強い場合に、被洗浄物(5)か
ら除去した汚物をスムーズに蒸気発生部(4)内に移動落
下させる事が可能となる。しかしながら、洗浄蒸気は、
狭い隙間でも十分通過して、被洗浄物(5)に到達可能で
あるとともに、自身の拡散力で、広い空間に均一に拡散
する事ができる。従って、被洗浄物(5)の汚染量が少な
い場合には、図9、図10に示す他の異なる第5実施例
の如く、連通口(10)を径小に形成しても、蒸気洗浄部
(3)内への洗浄蒸気の導入を効率的に行う事ができる
し、汚物で連通口(10)を閉止する事もないものであ
る。
【0048】そして、この連通口(10)に接続する密閉
蓋体(11)は、連通口(10)よりもやや径大な板状部材
で形成し、この板状部材に上下動機構としてシリンダー
(22)を接続する事により、上下動可能としている。ま
た、密閉蓋体(11)は、蒸気洗浄部(3)側に配置すると
ともに、シリンダー(22)を蒸気洗浄部(3)の外部に突
出し、このシリンダー(22)を上下動する事により、連
通口(10)の密閉と開口を可能としている。
【0049】更に、この密閉蓋体(11)の下面には、仕
切壁(2)との接続部に、シール部材(12)を配置して、
気密性を高めている。このようにシリンダー(22)を用
いる事により、密閉蓋体(11)の上下動機構を、簡単で
経済的に形成する事ができる。また、密閉蓋体(11)が
小さいから、洗浄槽(1)もコンパクトに形成する事がで
きる。
【0050】上述の如き洗浄装置で、蒸気洗浄部(3)内
の被洗浄物(5)を洗浄するには、シリンダー(22)を上
昇する事により、密閉蓋体(11)を上部方向に移動し、
僅かな流通間隔(27)を介して、連通口(10)を開口す
る。そして、図9の矢印で示す如く、蒸気発生部(4)で
発生した洗浄蒸気を、連通口(10)を介して蒸気洗浄部
(3)内に導入する。この洗浄蒸気は、狭い連通口(10)
や流通間隔(27)でも良好に通過して蒸気洗浄部(3)内
に均一に拡散するので、被洗浄物(5)の表面に満遍なく
接触させる事ができる。また、この場合も、バキューム
ポンプ(14)を作動して、減圧蒸気洗浄を行う事ができ
る。
【0051】そして、本実施例でも、密閉蓋体(11)と
仕切壁(2)との接続部に於いて、シール部材(12)を、
上部側の密閉蓋体(11)の下面に配置しているので、汚
れを含んだ凝縮液が流下しても、シール部材(12)に汚
物等が付着する事はない。そのため、シール部材(12)
の気密性を長期に保持する事が可能となる。
【0052】そして、洗浄処理が終了したら、図10に
示す如く、シリンダー(22)を下降して密閉蓋体(11)
を下方向に移動し、連通口(10)を閉止する。この閉止
により、蒸気洗浄部(3)を密閉するとともに、洗浄蒸気
の流入を遮断する。そして、バキュームポンプ(14)に
より、蒸気洗浄部(3)内を減圧し、乾燥処理を行うが、
凝縮液の液切りが良好であるので、効率的な乾燥が可能
となる。
【0053】また、上記各実施例では、蒸気洗浄部(3)
や蒸気発生部(4)の洗浄蒸気を、凝縮器(15)で凝縮
し、蒸気発生部(4)に導入する事により、蒸留再生使用
を可能としている。他の異なる第6実施例では、図1
1、図12に示す如く、蒸気洗浄を行う洗浄槽(1)とは
別個に洗浄液槽(20)を設け、この洗浄液槽(20)に凝
縮液を導入可能としている。更に、この洗浄液槽(20)
で、蒸気洗浄の前処理として、被洗浄物(5)の浸漬洗浄
を行うものとしている。また、この洗浄液槽(20)は、
開口部に開閉蓋(42)を着脱可能に接続するとともに、
この開閉蓋(42)の下面に、シール部材(43)を配置
し、洗浄液槽(20)の気密性を高めている。更に、洗浄
液槽(20)には、真空破壊弁(44)を接続する事によ
り、洗浄液(7)の導出入による洗浄液槽(20)内の圧力
を調節して、常圧状態を保持可能としている。
【0054】また、この洗浄液槽(20)の洗浄液(7)
を、第6電磁弁(41)を介して洗浄槽(1)の蒸気発生部
(4)に導入し、この蒸気発生部(4)内で蒸気化する。そ
して、この洗浄蒸気を、蒸気洗浄処理で使用可能とする
とともに、この洗浄蒸気を、第5電磁弁(40)を介し
て、再び洗浄液槽(20)に導入して蒸留再生使用する事
も可能としている。そして、この蒸気発生部(4)と洗浄
液槽(20)との洗浄蒸気の循環を、蒸気発生部(4)に接
続したエゼクター部(24)の吸引力により、効率的に行
おうとしている。
【0055】尚、このエゼクター部(24)を用いて洗浄
蒸気の吸引を行う方法は従来より存在するが、この従来
方法では、洗浄槽(1)や洗浄液槽(20)とは別個に設け
たバッファー槽内の洗浄液(7)をポンプ等で循環する事
により、エゼクター部(24)に吸引力を発生させ、この
吸引力で蒸気発生部(4)の洗浄蒸気を、洗浄液槽(20)
に供給するものである。
【0056】しかし、本実施例では、バッファー槽を形
成せず、図11に示す如く、エゼクター部(24)を、直
に洗浄液槽(20)に接続し、この洗浄液槽(20)内の洗
浄液(7)をポンプ(25)で循環して使用するように形成
している。このように、バッファー槽を省略する事によ
り、槽の数を減少し、装置をコンパクトで廉価に形成す
る事が可能となる。
【0057】そして、洗浄液(7)を高速に循環する事に
より生じるエゼクター部(24)の吸引力により、蒸気発
生部(4)の洗浄蒸気を、第5電磁弁(40)を介して、洗
浄液槽(20)に効率的に導入する。そして、洗浄液槽
(20)の冷却手段(23)により、冷却した洗浄液(7)と
洗浄蒸気とを接触して凝縮可能としている。また、エゼ
クター部(24)は、第2電磁弁(35)を介して凝縮器
(15)とも接続し、凝縮器(15)で凝縮した凝縮液も、
洗浄液槽(20)に導入可能としている。
【0058】このように形成した洗浄装置で作業を行う
には、図11に示す如く、洗浄液槽(20)の洗浄液(7)
に、被洗浄物(5)を浸漬し、前洗浄処理を行う。次に、
被洗浄物(5)を洗浄液槽(20)内から取り出し、洗浄槽
(1)の蒸気洗浄部(3)内に配置する。そして、他の実施
例と同様に、連通口(10)を介して蒸気洗浄部(3)内
に、蒸気発生部(4)の洗浄蒸気を導入し、蒸気洗浄処理
を行う。また、この蒸気洗浄処理は、バキュームポンプ
(14)を作動して、減圧蒸気洗浄を行う事もできる。
【0059】そして、蒸気発生部(4)に、洗浄液槽(2
0)内の洗浄液(7)を、第6電磁弁(41)を介して供給
し、蒸気化して蒸気洗浄に使用する事ができるので、汚
れた洗浄液(7)の効率的な蒸留再生が可能となる。ま
た、この蒸気発生部(4)への洗浄液(7)の供給は、液面
制御機構(18)により、蒸気発生部(4)内の洗浄液(7)
量に応じて制御されているので、蒸気発生部(4)の洗浄
液(7)量を一定に保って、洗浄蒸気発生のためのエネル
ギー効率を高めている。
【0060】蒸気洗浄処理が終了したら、図12に示す
如く、密閉蓋体(11)で連通口(10)を閉止する事によ
り、蒸気洗浄部(3)内を密閉し、減圧乾燥処理を行う。
そして、この乾燥処理時に、エゼクター部(24)の吸引
力により、凝縮器(15)で凝縮された凝縮液と、蒸気発
生部(4)内の洗浄蒸気を、それぞれ第2電磁弁(35)と
第5電磁弁(40)を介して、洗浄液槽(20)内に導入し
凝縮する。そして、この凝縮液を循環して再び浸漬洗浄
や蒸気洗浄で使用する事ができ、洗浄液(7)の効率的な
蒸留再生使用が可能となる。
【0061】このように、従来技術では、独立して行っ
ていた蒸気洗浄用の洗浄蒸気の発生作業と、浸漬洗浄用
の洗浄液(7)の浄化作業とを、本発明では、一つの蒸気
発生部(4)で行うので、各処理を連動して行う事ができ
る。そして、処理工程や装置点数を少なくする事ができ
るとともに、エネルギーの消費量も抑えるので、経済的
で効率的な作業が可能となる。また、エゼクター部(2
4)に、凝縮液の循環のためのバッファー槽を別個に接
続する必要がなく、洗浄蒸気の循環経路を単純化すると
ともに、よりコンパクトで経済的な洗浄装置を得る事が
できる。
【0062】また、他の異なる第7実施例は、第6実施
例と同様の装置であるが、図13、図14に示す如く、
蒸気発生部(4)とエゼクター部(24)との間に、第2凝
縮器(28)を介在させている点で異なる。そして、この
第2凝縮器(28)で、蒸気発生部(4)からの洗浄蒸気を
凝縮した後に、エゼクター部(24)の吸引力で洗浄液槽
(20)内に凝縮液を移送可能としている。この方法であ
ると、洗浄蒸気を凝縮液化して循環するので、第6実施
例の如く気体を循環するよりも、容積を小さくして効率
的な循環が可能となる。
【0063】また、エゼクター部(24)を用いた他の異
なる第8、第9実施例について説明する。上記第6、第
7実施例では、径大な板状部材で形成した密閉蓋体(1
1)を配置した洗浄槽(1)に於いて、蒸気発生部(4)に
エゼクター部(24)を接続している。一方、他の異なる
第8、第9実施例では、図15〜図18に示す如く、径
小な密閉蓋体(11)を配置した洗浄槽(1)に於いて、蒸
気発生部(4)にエゼクター部(24)を接続している。
尚、この径小な密閉蓋体(11)は、シリンダー(22)に
て上下動可能としている。
【0064】更に、第8、第9実施例では、蒸気洗浄の
前洗浄として行う浸漬洗浄を、洗浄槽(1)の蒸気洗浄部
(3)内で行う事を可能としている。そして、蒸気洗浄部
(3)は、洗浄液(7)を充填した洗浄液槽(20)と、第7
電磁弁(45)を介して連結し、この洗浄液槽(20)を、
浸漬洗浄に使用する洗浄液(7)のリザーブタンクとして
使用可能としている。また、洗浄液槽(20)は、第6電
磁弁(41)を介して、蒸気発生部(4)とも接続し、蒸気
発生部(4)内への洗浄液(7)の移送も可能としている。
【0065】そして、第8実施例の洗浄装置で、第1工
程の浸漬洗浄処理を行うには、図15に示す如く、蒸気
洗浄部(3)内に被洗浄物(5)を収納した後、密閉蓋体
(11)を連通口(10)に接続して、蒸気洗浄部(3)を密
閉する。次に、蒸気洗浄部(3)と接続する真空破壊弁
(26)と第7電磁弁(45)を閉止した後、バキュームポ
ンプ(14)により、蒸気洗浄部(3)内を減圧して、真空
状態とする。この真空状態で第7電磁弁(45)を開弁す
ると、洗浄液槽(20)の洗浄液(7)が、第7電磁弁(4
5)を介して蒸気洗浄部(3)内に吸引され、図15の点
線で示す如く、蒸気洗浄部(3)内に、浸漬洗浄のための
十分な洗浄液(7)が導入される。
【0066】また、この蒸気洗浄部(3)への洗浄液(7)
の導入の際に、洗浄液槽(20)の真空破壊弁(44)を開
弁しておく事により、洗浄液槽(20)内の減圧を防止し
て、スムーズな導入が可能となる。この導入が完了した
ら、第7電磁弁(45)を閉止し、被洗浄物(5)の浸漬洗
浄処理を行う。
【0067】そして、浸漬洗浄が終了したら、第7電磁
弁(45)を開弁するとともに真空破壊弁(26)を開弁し
て、蒸気洗浄部(3)内にエアーを導入する。すると、蒸
気洗浄部(3)内の洗浄液(7)が、重力により、洗浄液槽
(20)内に排出される。この場合も、洗浄液槽(20)の
真空破壊弁(44)を開弁しておく事により、洗浄液槽
(20)への洗浄液(7)のスムーズな排出が可能となる。
【0068】次に、第2工程の蒸気洗浄処理を行うに
は、シリンダー(22)を上昇して、密閉蓋体(11)を上
部方向に移動し、図16に示す如く、連通口(10)を開
口する。この開口により、蒸気洗浄部(3)と蒸気発生部
(4)とを連通する。そして、蒸気発生部(4)の洗浄蒸気
を、連通口(10)を介して蒸気洗浄部(3)内に導入する
事により、被洗浄物(5)の蒸気洗浄を行う。この蒸気洗
浄処理に於いて、洗浄蒸気が、被洗浄物(5)の微細な凹
凸や隙間に入り込んで凝縮し、この凝縮液は汚れととも
に落下するので、浸漬洗浄では落とせなかった汚れを確
実に除去する事ができる。また、蒸気洗浄処理は、バキ
ュームポンプ(14)を作動して減圧蒸気洗浄を行う事も
可能である。
【0069】また、洗浄液槽(20)では、冷水を流通し
たパイプ等の冷却手段(23)により、洗浄液(7)を冷却
しているから、第1工程で浸漬洗浄した被洗浄物(5)の
表面温度は非常に低いものである。そのため、第2工程
の蒸気洗浄に於いて、洗浄蒸気がこの低温状態の被洗浄
物(5)と接触する事により、凝縮効果が促進され、洗浄
効果が向上するものとなる。
【0070】また、蒸気発生部(4)内の洗浄液(7)が不
足したら、液面制御機構(18)により、第6電磁弁(4
1)を開弁して、洗浄液槽(20)内の洗浄液(7)を導入
し、補充する事も可能である。そして、このように蒸気
発生部(4)に洗浄液槽(20)の洗浄液(7)を導入して蒸
気化する事により、浸漬洗浄で汚れた洗浄液(7)の蒸留
再生が可能となる。そのため、洗浄液(7)の経済的な使
用が可能となるとともに、洗浄蒸気の発生作業と浄化を
同時に行えるので、作業効率やエネルギー効率が良好な
ものとなる。
【0071】そして、第3工程では、図15に示す如
く、シリンダー(22)を下降して、密閉蓋体(11)を連
通口(10)に接続する事により、蒸気洗浄部(3)内を密
閉する。そして、バキュームポンプ(14)で蒸気洗浄部
(3)内を減圧する事により、被洗浄物(5)の減圧乾燥処
理を行う。この乾燥処理の際も、他の実施例と同様に、
蒸気洗浄部(3)内の液切りが良好に行われているので、
乾燥時間やエネルギーの無駄を省いて、効率的な乾燥処
理を行う事ができる。
【0072】そして、蒸気洗浄部(3)内の余分な洗浄蒸
気は、このバキュームポンプ(14)による吸引により、
第1電磁弁(17)を介して凝縮器(15)に移送され、凝
縮される。この凝縮液は、エゼクター部(24)の吸引力
により、第2電磁弁(35)を介して洗浄液槽(20)内に
迅速に移送される。また、蒸気発生部(4)の洗浄蒸気
を、エゼクター部(24)の吸引力により、第5電磁弁
(40)を介して、洗浄液槽(20)に直に導入し、凝縮液
化する。これらの凝縮液は、再び浸漬洗浄や蒸気洗浄作
業に使用でき、効率的な蒸留再生使用が可能となる。
【0073】また、第9実施例は、第8実施例と同様の
洗浄装置であるが、図17、図18に示す如く、蒸気発
生部(4)とエゼクター部(24)との間に、第2凝縮器
(28)を介在している点で異なる。この第2凝縮器(2
8)で、蒸気発生部(4)の洗浄蒸気を凝縮する事によ
り、凝縮液の凝縮効率を、より高めている。
【0074】このように、第8、第9実施例に於いて
も、従来は独立で行っていた蒸気洗浄用の洗浄蒸気の発
生工程と、浸漬洗浄用の洗浄液(7)の浄化工程とを、同
じ蒸気発生部(4)で行うので、各処理を連動して効率的
に行う事ができる。また、第8、第9実施例のエゼクタ
ー部(24)による吸引力も、洗浄液槽(20)の洗浄液
(7)を循環して発生させているので、従来の如きバッフ
ァー槽を別個に設ける必要がなく、コンパクトで経済的
な洗浄装置を得る事ができる。
【0075】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、一つの洗浄槽に、被洗浄物の蒸気洗浄部と蒸気発
生部とを設けて、蒸気洗浄処理と乾燥処理とを行えるの
で、洗浄装置を、コンパクトで経済的に形成する事がで
きる。また、この蒸気洗浄部と蒸気発生部との間に配置
する密閉蓋体は、上下方向に僅かに移動するだけで、蒸
気洗浄部と蒸気発生部との連通及び閉止が可能となり、
洗浄装置のコンパクト化を、より効果的に実現する事が
可能となる。
【0076】また、この密閉蓋体の上下動により、蒸気
洗浄部への洗浄蒸気の導入を効率的に行って、被洗浄物
の蒸気洗浄を良好に行う事が可能となる。また、蒸気洗
浄処理後は、蒸気洗浄部内の凝縮液を確実に排除し、乾
燥時間やエネルギーを節約するとともに、洗浄液の無駄
な使用も抑えて、迅速で経済的な乾燥処理を行う事がで
きる。
【0077】また、本発明は、従来のゲート弁の如く、
水平方向にスライドするものではなく、密閉蓋体を上下
動して連通部を開閉する方式であるので、密閉蓋体と連
通口との接続部や、この接続部に配置するシール部材の
摩耗や破損を防ぎ、気密性を長期に保持する事が可能と
なるとともに、洗浄装置の耐久性を向上するものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、蒸気洗浄を
行っている状態の断面図。
【図2】第1実施例に於いて、乾燥処理を行っている状
態の断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示すもので、蒸気洗浄を
行っている状態の断面図。
【図4】第2実施例に於いて、乾燥処理を行っている状
態の断面図。
【図5】本発明の第3実施例を示すもので、蒸気洗浄を
行っている状態の断面図。
【図6】第3実施例に於いて、乾燥処理を行っている状
態の断面図。
【図7】本発明の第4実施例を示すもので、蒸気洗浄を
行っている状態の断面図。
【図8】第4実施例に於いて、乾燥処理を行っている状
態の断面図。
【図9】本発明の第5実施例を示すもので、蒸気洗浄を
行っている状態の断面図。
【図10】第5実施例に於いて、乾燥処理を行っている
状態の断面図。
【図11】本発明の第6実施例を示すもので、エゼクタ
ー部を用い、浸漬洗浄又は蒸気洗浄を行っている状態の
断面図。
【図12】第6実施例に於いて、乾燥処理を行っている
状態の断面図。
【図13】本発明の第7実施例を示すもので、エゼクタ
ー部を用い、浸漬洗浄又は蒸気洗浄を行っている状態の
断面図。
【図14】第7実施例に於いて、乾燥処理を行っている
状態の断面図。
【図15】本発明の第8実施例を示すもので、エゼクタ
ー部を用い、浸漬洗浄又は乾燥処理を行っている状態の
断面図。
【図16】第8実施例に於いて、蒸気洗浄処理を行って
いる状態の断面図。
【図17】本発明の第9実施例を示すもので、エゼクタ
ー部を用い、浸漬洗浄又は乾燥処理を行っている状態の
断面図。
【図18】第9実施例に於いて、蒸気洗浄処理を行って
いる状態の断面図。
【図19】密閉蓋体の上面にシール部材を配置した状態
の断面図。
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 仕切壁 3 蒸気洗浄部 4 蒸気発生部 5 被洗浄物 7 洗浄液 10 連通口 11 密閉蓋体 12 シール部材 20 洗浄液槽 21 軸支部 24 エゼクター部 25 ポンプ 27 流通間隔

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物の洗浄、乾燥を行う蒸気洗浄部
    を上方に設け、洗浄液を充填しこの洗浄液を蒸気化する
    蒸気発生部を下方に設けた洗浄槽に於いて、蒸気洗浄部
    と蒸気発生部とを連通口を介して連通可能とし、この連
    通口を、上下方向に移動可能な密閉蓋体により、密閉又
    は開口可能とした事を特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 連通口の開口は、連通口と密閉蓋体との
    間に、洗浄蒸気又は洗浄液のみが流通可能な流通間隔を
    介して行う事を特徴とする請求項1の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 密閉蓋体は、蒸気洗浄部と蒸気発生部と
    を分離する仕切壁に設けた連通口よりも径大な板状部材
    で形成し、この板状部材を上下動機構により上下動可能
    に仕切壁に接続する事により、連通口の密閉または開口
    を可能とした事を特徴とする請求項1の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 密閉蓋体は、蒸気洗浄部と蒸気発生部と
    を分離する仕切壁に設けた連通口よりも径大な板状部材
    で形成するとともにこの板状部材の一端を仕切壁に軸支
    し、この軸支部を介して密閉蓋体を上下動機構により上
    下動可能とする事により、連通口の密閉または開口を可
    能とした事を特徴とする請求項1の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 連通口を設けた仕切壁と密閉蓋体との接
    続部は、上部側に配置した部材の下面に、シール部材を
    配置して密閉可能とした事を特徴とする請求項1、2、
    3又は4の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 蒸気発生部は、エゼクター部に接続し、
    このエゼクター部は、洗浄液槽にポンプを接続して洗浄
    液を循環する循環路の一部に設けたものである事を特徴
    とする請求項1の洗浄装置。
  7. 【請求項7】 蒸気洗浄部に於ける蒸気洗浄は、減圧蒸
    気洗浄である事を特徴とする請求項1、2、3又は4の
    洗浄装置。
  8. 【請求項8】 蒸気洗浄部に於ける蒸気洗浄は、大気圧
    蒸気洗浄である事を特徴とする請求項1、2、3又は4
    の洗浄装置。
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