JP3011420U - 物干竿掛の取付具 - Google Patents

物干竿掛の取付具

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JP3011420U
JP3011420U JP1994014351U JP1435194U JP3011420U JP 3011420 U JP3011420 U JP 3011420U JP 1994014351 U JP1994014351 U JP 1994014351U JP 1435194 U JP1435194 U JP 1435194U JP 3011420 U JP3011420 U JP 3011420U
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hanging
rod
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hanging rod
clothes
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JP1994014351U
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Inventor
文男 後藤
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ダイコー化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吊下取付タイプの物干竿掛の吊下杆を、テラ
ス等の桁材に固定させる為の、耐久性を大幅に高めた物
干竿掛の取付具を提供する。 【構成】 吊下杆61の上端部を嵌合状態で固定させる
縦向きの嵌合溝3を備えており、桁材70に螺止固定さ
れる小ブロック状の本体Aと、吊下杆61の挿通孔9を
その先端部に備えており、本体Aから所定距離隔てた下
側箇所に於いて、桁材70に螺止固定される防揺アーム
Bとの組合わせから成る構成とした。そして、本体A
は、その正面視形状を、上下逆向きのほぼ三角形状に形
成するとよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、吊下取付タイプの物干竿掛の、吊下杆の上端を、テラスやベランダ 等の天井面の桁材に固定させる為のプラスチック製のものに於いて、干し物の着 脱時や強風時に、吊下杆に大きな反復揺動力が及ぼされても、応力破壊が起こり 難くした物干竿掛の取付具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9に、上記の吊下取付タイプの物干竿掛用の、従来の取付具を示した。 この取付具50は、中空ブロック状の水平部材50aと、角形の樋状をした垂 直部材50bとを、T字形に合体させた如き形状を備えている。 水平部材50aは、テラス等の天井桁材70の側面に止螺51によって固定さ れる。垂直部材50bの溝内には、図1に示した如き形態の物干竿掛60の、吊 下杆61の上端部を挿嵌させ、止螺52で固定している。図1の62は、吊下杆 61の下端にT字状に連結した竿掛用アームである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の取付具50は、成形性、耐蝕性、外観等が優れたプラスチックを射 出成形して、比較的スリムな形に作られている。 ところが、1対の物干竿掛60,60間に架け渡した物干竿に、水分を含んだ 洗濯物や布団を沢山吊せば、その重量はかなり重くなり、又、通風抵抗も大きく なる。 その為、干し物の着脱時には物干竿に反復揺動力が加わるし、強風時には洗濯 物が激しく揺動し、この揺動力が金属製の吊下杆61を介して取付具50に伝え られることになる。 その結果、この反復揺動力を受け止めるプラスチック製でスリムな作りの取付 具50は、比較的早期に応力破壊され易く、耐久性が劣っていた。 そこで、本考案の目的は、吊下取付タイプの物干竿掛の吊下杆を、テラス等の 天井面の桁材に固定させる為の、より耐久性を高めた物干竿掛の取付具を提供す るにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為の、本考案による物干竿掛の取付具は、 吊下取付タイプの物干竿掛60の、吊下杆61の上端を、テラス等の天井面の 桁材70に固定させる為のものであって、 吊下杆61の上端部を嵌合状態で固定させる縦向きの嵌合溝3を備えており、 桁材70に螺止固定される小ブロック状の本体Aと、 前記吊下杆61の挿通孔9をその先端部に備えており、前記本体Aから所定距 離隔てた下側箇所に於いて、桁材70に螺止固定される防揺アームBとの組合わ せから成る構成とした。 そして、本体Aは、その正面視形状を上下逆向きのほぼ三角形に形成するとよ い。
【0005】
【作用】
物干竿掛60の、吊下杆61の上端部を桁材70に固定させる本体Aは、正面 視形状をほぼ逆三角形状に形成しているので、干し物の着脱時の物干竿の揺動や 、強風時の洗濯物の激しい揺動が、吊下杆61を介して本体Aに伝えられても、 図9に示した従来形状のものとは異なって、この揺動力が本体Aの全体に分散し て伝わり、極部的な集中応力の発生による破損は殆ど起こらなくなる。 又、吊下杆61は、その上端から所定距離隔たった下側箇所を防揺アームBに 受け止められて、いわば2点支持の状態になるので、吊下杆61の揺れ幅を狭め 、且つ、揺動エネルギーを減衰させる効果が生ずる。
【0006】
【実施例】
以下に、図1乃至図6を参照しながら、本考案の一実施例を説明する。 図1は、本考案による取付具を使って、物干竿掛60を、テラスの天井面の桁 材70に取付けた状態を示している。角筒状の桁材70はアルミ製である。 吊下取付タイプの物干竿掛60は金属製で、角棒状の吊下杆61の下端に、竿 掛用アーム62をT字形に連結した形態を備えている。 図2は、吊下杆61を2本にした、別のデザインの物干竿掛60を示している 。
【0007】 図1に示した様に、本考案の取付具は、物干竿掛60の吊下杆61の上端部を 桁材70に固定させる役割を果す本体Aと、吊下杆61を揺れ止めする役割を担 った防揺アームBとの、2つの部品で構成されている。
【0008】 図3に示した本体Aは、強靭性や耐候性等が優秀なエンジアリングプラスチッ ク、例えば、PBT樹脂で作られ、その正面視形状が上下逆向きのほぼ逆三角形 をした小ブロック体をなしている。 本体Aの上半部は、裏面が解放されたボックス状に形成して下半部より厚くし 、左右両側には、桁材70への取付用のボルト1を通す螺孔2を設けている。
【0009】 本体Aの前面側の中央部には、吊下杆61の上端部を嵌合させる、縦向きの嵌 合溝3を設けている。この嵌合溝3には、吊下杆61の螺止用のボルト4を通す 螺孔5を上下2箇所に設けている。 本体Aは、図1,3に示した様にボルト1によって、桁材70の側面に螺止固 定される。 尚、本願出願人は、先に、この本体Aに関して特許出願(特願平6−1554 8)している。
【0010】 次に、防揺アームBは、図4〜6に示した様に、上下に貫通するを螺孔6を設 けたほぼ方形ブロック状のベース部7の下端から、所定長さのアーム部8を斜め 下向きに延設した形態を備えている。その材質は本体Aと同様である。 アーム部8の先端部分は水平向きにして、その末端には、吊下杆61を挿通さ せる方形の挿通孔9を上下に貫通状に設けている。
【0011】 この挿通孔9の周縁部aは、図5,6に示した様に、丸みを持たせた面取状に 形成している。 尚、ベース部7及びアーム部8には、図4,5に示した様に凹入部分bを設け て、材料の節約を図ると共に、防揺アームBの剛性を調整している。
【0012】 次に、上記構成の作用を説明する。 物干竿掛60を、本考案の取付具を使って、桁材70に取り付けるには、図1 に示した様に、先ず、本体Aを桁材70の側面に螺止固定する。 次いで、物干竿掛60の吊下杆61に防揺アームBの挿通孔9を挿通させたう え、吊下杆61の上端部を、本体Aの嵌合溝3に嵌着させた状態で本体Aに螺止 固定する。 もっとも、本体Aに吊下杆61を螺止固定させてから、本体Aを桁材70に螺 止してもよい。
【0013】 最後に、吊下杆61に挿通状態で落下している防揺アームBを持ち上げて、そ のベース部7の上面を桁材70の下面に当接させ、吊下杆61が垂直になる様に 位置調整したうえ、螺孔6に通したボルト(図示略)によって、防揺アームBを 桁材70の下面に固定させれば、物干竿掛60を、桁材70に垂下状態で取り付 ける作業は完了する。
【0014】 この様にして、桁材70に所定間隔を隔てて取付けた1組の物干竿掛60,6 0間に架け渡した物干竿(図示略)には、洗濯機で脱水した直後の水を含んだ重 い洗濯物や、重い布団等が掛けられるので、その着脱時には、物干竿掛60には かなり大きな揺動力が及ぼされる。 そして、干し場を吹き抜ける風に対して、干し物は大きな通風抵抗体となる。 その為、強風時には干し物が激しく揺れ動いて、この動きが吊下杆61を介して 取付具の本体A及び防揺アームBに伝えられる。
【0015】 然し、本体Aは、図9に示した従来のものとは異なって、コンパクトな形状に 作っても、大きな耐屈撓強度が得られる様に、その正面視形状をほぼ逆三角形状 に形成している。 その為、吊下杆61の上端部を介して、本体Aの嵌合溝3部分に及ぼされた揺 動力は、本体Aの全体に分散して伝わり、極部的な集中応力の発生を避けられる 。 従って、高価なエンジニアリングプラッスチックの使用量を節約すべく極力コ ンパクトな形態に作っても、強風時の激しい反復揺動力や、布団の着脱時等の揺 動にも十分耐えられる。
【0016】 その上、吊下杆61は、その上端側の所定距離隔たった2箇所を、本体Aと防 揺アームBとによって、言わば二点支持された状態にある。 従って、その分、吊下杆61の揺動幅が狭められると共に、本体Aに伝わる揺 動エネルギーも少くすることが出来、本体Aが比較的早期に応力破壊する恐れが 無くなる。
【0017】 又、吊下杆61は揺動を最小に押える為に、挿通孔9内での遊びを極力少なく している。その為、図2に示した様に、桁材70がかなり傾斜している場合には 、垂直向きの吊下杆61と挿通孔9の周縁部aとが互いに干渉して取付不能にな る不都合が生ずることになる。 然し、この周縁部aには丸みをもたせているので、上記の揺動を押えながら、 この様な不具合を無くすことが出来る。
【0018】 尚、上記構成において、細部の構造は適宜に設計変更しても、本考案の目的は 達成される。 例えば、防揺アームBは図示の形状に限られない。要は、本体Aにその上端部 を垂下支持されている吊下杆61の、上端から所定距離隔たった下方位置に於い て、この吊下杆61を挿通状態で支持し得るアーム状に形成されており、且つ、 その基端部を本体Aの下方箇所に於いて、桁材70に固着させ得る形態を備えて いれば足りる。そして、望ましくは、吊下杆61の揺動エネルギーを幾分かは減 衰させ得る柔構造を備えているとよい。
【0019】 図7及び図8は、夫々防揺アームBの別の形状例を示した斜視図である。 図7の実施例の防揺アームBは、アーム部8を水平向きにしている。 図8の防揺アームBは、アーム部8を、真っ直ぐに斜め下向きに延ばしている 。又、桁材70が傾斜していることを考慮に入れて、挿通孔9の孔縁部cも、こ の傾斜に合わせて斜め向きにしている。 更に、ベース部7の螺孔6は、その頂面に対して幾分傾斜状に設け、取付強度 の向上も図っている。 そして、此等2つの実施例の防揺アームBは、凹入部分bを省いている。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明によって明らかな様に、本考案による吊下取付タイプの物干竿掛の 取付具は、重い干し物の着脱時や、干し物が強風に煽られた時に、物干竿掛が激 しく揺動しても、この揺動力に耐えられる様に、本体の正面視形状を略逆三角形 にし、且つ、防揺アームを付属させている。 その為、例えば、図9に示し従来形状のものに比べて、その耐久性を格段に向 上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、桁材への物干
竿掛の取付状態を示す斜視図である。
【図2】同上、図1と幾分異なったタイプの物干竿掛
を、桁材に取付けた状態の側面図である。
【図3】同上、取付具の本体と、本体への吊下杆の取付
構造を示した斜視図である。
【図4】同上、防揺アームの斜視図である。
【図5】同上、防揺アームの縦断面図である。
【図6】同上、図5の矢示X−X方向視縦断面図であ
る。
【図7】防揺アームの他の実施例を示す斜視図である。
【図8】防揺アームの更に別の実施例を示す斜視図であ
る。
【図9】従来例を示す、図3相当図である。
【符号の説明】
A 本体 B 防揺アーム 1,4 ボルト 2,5,6 螺孔 3 嵌合溝 7 ベース部 8 アーム部 9 挿通穴 a 周縁部 b 凹入部分 c 孔縁部 50 取付具 50a 水平部材 50b 垂直部材 51,52 止螺 60 物干竿掛 61 吊下杆 62 竿掛用アーム 70 桁材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊下取付タイプの物干竿掛60の、吊下
    杆61の上端を、テラス等の天井面の桁材70に固定さ
    せる為のものであって、 吊下杆61の上端部を嵌合状態で固定させる縦向きの嵌
    合溝3を備えており、桁材70に螺止固定される小ブロ
    ック状の本体Aと、 前記吊下杆61の挿通孔9をその先端部に備えており、
    前記本体Aから所定距離隔てた下側箇所に於いて、桁材
    70に螺止固定される防揺アームBとの組合わせから成
    ることを特徴とする物干竿掛の取付具。
  2. 【請求項2】 前記本体Aは、その正面視形状を、上下
    逆向きのほぼ三角形に形成したことを特徴とする請求項
    1記載の物干竿掛の取付具。
JP1994014351U 1994-11-21 1994-11-21 物干竿掛の取付具 Expired - Lifetime JP3011420U (ja)

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