JP3068663U - 室内用布団等干し具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 布団、毛布等の重量のあるものを室内で干す
場合でも、安定性、強度性に優れており、しかも折畳可
能であるので取り扱い性、収納性に優れている。 【解決手段】 一対の支持体１、１の各々は、布団等掛
け棹２と、該布団等掛け棹２を略水平の状態で支持する
一対の縦支柱３、４と、該縦支柱３、４間に架設した連
結補強材５とから大略構成してある。各支持体１の縦支
柱３には上下に連結体６、６が遊嵌してあり、支持体
１、１は連結体６のほぼ長さ分、約１５ｃｍ離間して連
結されている。そして、連結体６、６によって一対の支
持体１、１は折り畳んだ状態から平面略Ｌ字状或はへの
字状の拡開した状態に自在に選択することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、布団、毛布、タオルケット等（以下布団等という。）を室内で干す 場合に用いて好適な室内用布団等干し具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、布団等を干す場合屋外に設置した物干しに掛けて干すのが通常であるが 、天候や季節によって屋外に干せない場合もあるし、外出するために室内に干す 必要がある場合もある。この様な場合、比較的軽いものは室内用物干しを利用し ているが、布団や毛布のように重量のあるものは強度性や構造上安定性が欠ける ために利用できないという欠点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、布団等の重量のあるものを室内でも干すことが可能で取り扱い性に優 れ、しかも非使用時には邪魔にならずに格納できる構成の室内用物干しが望まれ ているが、従来このような物干しは提案されていない。本考案は従来技術の未解 決の問題点を思考工夫してなされたもので、布団等の重量のあるものを干す場合 に安定性、強度性に優れ、しかも取り扱い性、収納性に優れている室内用布団等 干し具を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述した課題を解決するために構成された本考案の手段は、一対の支持体の各 々は、布団等掛け棹と、該布団等掛け棹を略水平に支持する一対の縦支柱とから 構成し、該一対の支持体の各々を構成する１の縦支柱間を適宜の長さからなる連 結体によって連結することにより、該一対の支持体は所定間隔離間した状態で水 平方向に拡開自在に構成したものからなる。

【０００５】 そして、前記一対の支持体の各々を構成する布団等掛け棹、縦支柱及び連結補 強材は組み立て、分解可能に結合した構成にするとよい。こうすることにより、 非使用時には分解して収納することができる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。図において、１、１は一 対の支持体を示す。２は該各支持体１を構成する布団等掛け棹を示し、布団等掛 け棹２は例えば木製丸棒からなっている。３、４は該布団等掛け棹２を略水平の 状態に支持する左右一対の縦支柱を示す。該縦支柱３、４も例えば木製丸棒から なっており、下端には安定性を高めるための円盤状の足部３Ａ（４Ａ）が取着し てある。そして、一対の縦支柱３、４の上端側に形成した連結穴に布団等掛け棹 ２の両端側を挿嵌することにより、布団等掛け棹２は略水平の状態で支持されて いる。５は布団等掛け棹２の下方に位置して一対の縦支柱３、４間に架設した木 製丸棒からなる連結補強材を示す。該連結補強材５は支持体１の強度性を高める と共に、小タオル等の小物を掛ける棹として利用することもできる。

【０００７】 ６、６は上述の構成からなる一対の支持体１、１を水平方向に拡開自在に連結 した連結体を示す。該各連結体６は一対の膨出部６Ａ、６Ａと、該一対の膨出部 ６Ａ、６Ａを連結する連結部６Ｂと、各膨出部６Ａの中央に形成され、縦支柱３ が遊嵌する挿通穴６Ｃ、６Ｃとから平面略８の字状に形成したものからなってお り、各連結体６も木を切削加工して形成してある。

【０００８】 そして、上側の連結体６は挿通穴６Ｃに各支持体１の一方の縦支柱３の上端側 を挿通して布団等掛け棹２に支承されており、縦支柱３の上端に嵌着した木製の 球状止め具７で抜け落ちが防止してある。また、下側の連結体６は挿通穴６Ｃに 縦支柱３の下端側を挿通してあり、足部３Ａに支承されている。かくして、各支 持体１の一方の縦支柱３、３を連結体６、６で連結することにより、支持体１、 １は所定間隔、実施の形態では約１５ｃｍ離間した状態で拡開自在に連結されて いる。

【０００９】 本実施の形態は上述の構成からなっており、非使用時には二つ折した状態で室 内の適宜の隙間に収納することも、壁に立て掛けた状態にしておくこともできる 。他方、使用時には一対の支持体１、１を平面略Ｌ字状に拡開することにより自 立するから、各支持体１の布団等掛け棹２に布団等を掛けることができる。この 場合、支持体１、１は連結体６のほぼ長さ分離間しており、厚さのある布団を掛 けても布団同士が干渉することがないので、布団の弾性力によって支持体１、１ が次第に開いたりすることがなく安定性に優れているし、布団等を掛けたり、外 したりする作業を容易に行なうことができる。

【００１０】 なお、本実施の形態では支持体１の構成部材及び連結体６に木を用いたが、例 えばステンレススチール製パイプと金属板を用いてもよいものである。

【００１１】 また、連結補強材５に丸棒を用いたが、木製等の板状（パネル状）のものを用 いてもよい。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。 （１）一対の支持体は連結体により拡開可能に連結してあるから、折畳が自由で あり、収納性及び取り扱い性に優れている。 （２）一対の支持体は連結体により所定の間隔離間して連結してあるから、厚さ のある布団を干した場合にも布団同士が干渉することがない。従って、作業性に 優れているし、布団の弾性力によって支持体が自然に開いて倒れたりすることが なく安定性に優れている。 （３）支持体は組み立て、分解可能に構成することにより、非使用時の収納が容 易であるし、引越し等の時における可搬性に優れている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態に係る室内用布団等干し具の全体
構成図である。

【図２】連結片の平面図である。

【図３】室内用布団等干し具の要部拡大斜視図である。

【符号の説明】

１ 支持体 ２ 布団等掛け棹 ３、４ 縦支柱 ５ 連結補強材 ６ 連結体

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一対の支持体の各々は、布団等掛け棹
   と、該布団等掛け棹を略水平に支持する一対の縦支柱
   と、布団等掛け棹の下方に位置して該一対の縦支柱間に
   架設した連結補強材とから構成し、前記一対の支持体の
   各々を構成する１の縦支柱を適宜の長さからなる連結体
   によって連結することにより、該一対の支持体は所定間
   隔離間した状態で水平方向に拡開自在に構成してあるこ
   とを特徴とする室内用布団等干し具。
2. 【請求項２】 前記一対の支持体の各々を構成する布団
   等掛け棹、縦支柱及び連結補強材は組み立て、分解可能
   に結合してあることを特徴とする請求項１記載の室内用
   布団等干し具。