JP3011354B2 - 中継端子 - Google Patents

中継端子

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JP3011354B2
JP3011354B2 JP5335006A JP33500693A JP3011354B2 JP 3011354 B2 JP3011354 B2 JP 3011354B2 JP 5335006 A JP5335006 A JP 5335006A JP 33500693 A JP33500693 A JP 33500693A JP 3011354 B2 JP3011354 B2 JP 3011354B2
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健 長谷川
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Fujikura Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の電装回路に
用いられる電気接続箱内においてバスバー配電板とリレ
ー及びブレード型ヒューズ等のタブ端子(タブコンタク
ト)との接続に使用される中継端子に関し、特にバスバ
ー及びタブ端子に接触する接触片がS字状に湾曲したベ
ローズタイプの中継端子に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のベローズタイプの中継端子
(F−F端子)を示す断面図である。この中継端子は、
所定の形状の1枚の金属板を曲げ加工することにより形
成されており、角筒状の枠部20と、この枠部20内に
配設され枠部20の壁21の下端部に連結されたS字状
の接触片23とにより構成されている。なお、以下の説
明においては、接触片23が連結された壁を第1の壁2
1、この第1の壁21に対向する壁を第2の壁22、接
触片23の曲げ方向が相互に異なる2つの湾曲部のうち
基端側(壁21との連結側)の湾曲部を第1の湾曲部2
3a、先端側の湾曲部を第2の湾曲部23bという。
【0003】図8,9は上述の中継端子の使用方法を示
す断面図である。先ず、図8に示すように、自動車等の
電気接続箱内の配電板のバスバー11を中継端子の下方
から接触片23の第1の湾曲部23aと第2の壁22と
の間に挿入するようにして、バスバー11に中継端子を
取り付ける。このとき、接触片23は、図中矢印で示す
方向に弾性的に変形する。
【0004】次いで、図9に示すように、ブレード型ヒ
ューズ等のタブ端子12を中継端子の上方から第2の湾
曲部23bと第1の壁21との間に挿入する。これによ
り、接触片23の第2の湾曲部23bが図中矢印で示す
ように変形し、第2の湾曲部23bと第1の壁21との
間にタブ端子12が挟持される。この場合に、接触片2
3の第1の湾曲部23aによりバスバー11が第2の壁
22側に付勢され、接触片23の第2の湾曲部23bに
よりタブ端子12が第1の壁21側に付勢されて、中継
端子を介してバスバー11及びタブ端子12が機械的及
び電気的に接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の中継端子には以下に示す問題点がある。即ち、
従来の中継端子においては、例えば組立時等のようにタ
ブ端子が挿入されていない状態(図8に示す状態)のと
きには第2の湾曲部23bを支持するものがないので、
接触片23は壁21との連結部による弾性力だけでバス
バー11に接触する。従って、バスバー11に対する接
触片23の接触圧が低く、バスバー11を中継端子に挿
入する際にバスバー11と中継端子との接触部に付着し
ている酸化物等を十分に除去することができない。この
ため、従来の中継端子は、バスバーとの電気的接続の信
頼性が十分でない。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、接続すべき一方の部材が挿入されていない
状態でも他方の部材に対する接触圧が高く、電気的接続
の信頼性を確保することができる中継端子を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る中継端子
は、その両端側から夫々バスバー及びタブ端子が挿入さ
れこの両者を電気的に接続する中継端子において、筒状
の枠部と、S字状に湾曲し前記枠部の相互に対向する第
1及び第2の壁の一端側に夫々連結されて前記枠部内側
に配設された第1及び第2の接触片と、前記第1の接触
片の他端側端部をこの他端側端部が前記第1の壁から離
れないように係止する係止部とを有し、前記タブ端子は
前記一端側から前記第1及び第2の接触片の間に挿入さ
れ、前記バスバーは前記他端側から前記第1の接触片と
前記第1の壁との間に挿入されることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に係る中継端子においては、その一端側
から第1及び第2の接触片の間にタブ端子を挿入し、他
端側から第1の接触片と第1の壁との間にバスバーを挿
入して、タブ端子とバスバーとを電気的に接続する。こ
の場合に、前記第1の接触片は、その一端側が前記第1
の壁に連絡しており、他端側端部が係止片に係止されて
いるため、バスバーのみを挿入する場合であってもその
変形量が小さく、大きな接触圧でバスバーに接触する。
従って、本発明に係る中継端子にバスバーを挿入すると
きは、中継端子とバスバーとの摩擦により両者の接触部
に付着している酸化物等が十分に除去され、電気的接続
の信頼性を確保することができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について、添付の図面
を参照して説明する。
【0010】図1は本発明の実施例に係る中継端子を示
す断面図、図2は同じくその側面図、図3は同じくその
上面図、図4は同じくその展開図である。本実施例に係
る中継端子は、図4に示すようにフレーム5に連結され
た所定の形状の金属板9を曲げ加工しその後フレーム5
から切り離すことにより形成されており、角筒状の枠部
10と、この枠部10の内側に配設され枠部10の相互
に対向する第1及び第2の壁1,2の上端部に夫々連結
された第1及び第2の接触片3,4とにより構成されて
いる。接触片3,4はいずれもS字状に成形されてお
り、略対称形となるように配置されているが、接触片3
の先端部8は接触片4の下端よりも若干下方まで長く延
びている。なお、以下の説明においては、接触片3,4
の曲げ方向が相互に異なる2つの湾曲部のうち基端側
(壁1又は壁2との連結部側)の湾曲部を第1の湾曲部
3a,4a、先端側の湾曲部を第2の湾曲部3b,4b
という。
【0011】中継端子の下端部には壁2側から略中央部
まで延出する切り欠き部6が設けられており、この切り
欠き部6の端部(即ち、壁1,2の略中間部)には壁
1,2に平行に係止部7が設けられている。接触片3の
先端部8はこの係止部7に係止されている。そして、接
触片3,4の各第1の湾曲部3a,4a間の間隔は接続
すべきタブ端子の厚さよりも小さく設定されている。ま
た、接触片3の第2の湾曲部3bと第1の壁1との間隔
は、接続すべきバスバーの厚さよりも小さく設定されて
いる。
【0012】図5,6は上述の本実施例に係る中継端子
の使用方法を示す断面図である。先ず、図5に示すよう
に、バスバー11を端子下側から接触片3の第2の湾曲
部3bと壁1との間に挿入する。これにより、接触片3
は図中矢印で示す方向に移動し、湾曲部3a,4a間の
間隔が小さくなるか、又は湾曲部3aが湾曲部4aに接
触する。この場合に、接触片3はその基端側が壁1に連
絡しており、先端部8が係止部7に係止されているの
で、変形量が小さく、バスバー11に対する付勢力が比
較的大きい。
【0013】次いで、図6に示すように、接触片3,4
の各第1の湾曲部3a,4a間に例えばブレード型ヒュ
ーズのタブ端子12を挿入する。これにより、接触片4
は図中矢印で示す方向に移動するが、第2の湾曲部4b
が壁2に当接してこの壁2に支持されるため、比較的強
い付勢力が得られる。従って、タブ端子12を接触片
3,4間に強い力で挟持することができ、高い接触圧を
得ることができる。このようにして、本実施例に係る中
継端子を介して、バスバー11及びタブ端子12を機械
的及び電気的に確実に接続することができる。
【0014】本実施例においては、上述の如く、タブ端
子12が中継端子に挿入されていない状態のときでもバ
スバー11に対する接触片3の接触圧が大きいので、バ
スバーを中継端子に挿入する際に両者の摩擦により接触
部に付着している酸化物等を十分に除去することができ
る。これにより、接触部の信頼性が向上するという効果
を奏する。また、本実施例に係る中継端子は、バスバー
とタブ端子とが相互に平行に挿入されるため、接触片の
バスバーに接触する部分とタブ端子に接触する部分との
間隔を小さくすることができ、従来に比して中継端子の
高さを低くすることができる。更に、接触片3,4が相
互に対向して配置されているので、タブ端子を挿入した
ときの接触片の変位量が従来と同一であるとすると、タ
ブ端子の板厚の寸法誤差が各接触片により半分づつ吸収
されるため、タブ端子の板厚の寸法誤差による接触圧の
ばらつきを抑制することができるという効果もある。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る中継端
子は、その先端部が係止部により係止された第1の接触
片とこの第1の接触片が連結された第1の壁との間でバ
スバーを挟持するから、タブ端子が挿入されていない状
態であっても前記バスバーに対する前記第1の接触片の
接触圧が高く、バスバーを挿入する際に接触部に付着し
ている酸化膜等を十分に除去することができる。従っ
て、接触部の信頼性が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る中継端子を示す断面図で
ある。
【図2】同じくその側面図である。
【図3】同じくその上面図である。
【図4】同じくその展開図である。
【図5】実施例の中継端子の使用方法を示す断面図であ
る。
【図6】同じくその使用方法を示す断面図である。
【図7】従来の中継端子を示す断面図である。
【図8】同じくその中継端子の使用方法を示す断面図で
ある。
【図9】同じくその使用方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1,2,21,22;壁 3,4,23;接触片 3a,3b,4a,4b,23a,23b;湾曲部 7;係止部 10,20;枠部 11;バスバー 12;タブ端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−27586(JP,U) 実開 平4−133389(JP,U) 実開 平4−54420(JP,U) 実開 平7−14588(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 31/06 H01R 4/58 H02G 3/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その両端側から夫々バスバー及びタブ端
    子が挿入されこの両者を電気的に接続する中継端子にお
    いて、筒状の枠部と、S字状に湾曲し前記枠部の相互に
    対向する第1及び第2の壁の一端側に夫々連結されて前
    記枠部内側に配設された第1及び第2の接触片と、前記
    第1の接触片の他端側端部をこの他端側端部が前記第1
    の壁から離れないように係止する係止部とを有し、前記
    タブ端子は前記一端側から前記第1及び第2の接触片の
    間に挿入され、前記バスバーは前記他端側から前記第1
    の接触片と前記第1の壁との間に挿入されることを特徴
    とする中継端子。
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