JP7261044B2 - 雄端子 - Google Patents

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Description

本発明は、雌端子と接続されるタブ形状の相手端子接続部を有する雄端子に関する。
従来、雄端子は、相手接続端子である雌端子との接続部分となるタブ形状の相手端子接続部を有する。
このような雄端子は、コネクタハウジングに圧入して固定される圧入部を有し、タブ形状の相手端子接続部がコネクタハウジングの相手コネクタとの嵌合部分となるフード状の嵌合部内に突出されるようになっている。
例えば、特許文献1には、コネクタハウジングの端子保持壁に圧入保持される角線材を使用した基板用の雄端子が記載さている。
また、特許文献2には、タブ形状の相手端子接続部と、コネクタハウジングに圧入して固定する部分となる圧入部と、回路基板との接続部分となる基板接続部と、を有する雄端子が記載されている。
ところで、近年、端子の小型化の要求が高まっている。このような端子の小型化の要求に対応するためには、タブ形状の相手端子接続部をできる限り薄型化する必要がある。
特開2009-16328号公報 特開2009-16148号公報
しかしながら、上述した従来のタブ形状の相手端子接続部を有する雄端子は、相手端子接続部を薄型化した場合、強度が低下するため、外力が作用した場合に折れ曲がってしまう虞があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、雌端子との接続部分となる相手端子接続部の強度を確保しつつ、薄型化することができる雄端子を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る雄端子は、コネクタハウジングに圧入して固定される圧入部から相手接続端子である雌端子の角筒状接続部内に設けられた弾性接触片に接続される相手端子接続部の先端まで平板状に形成された平板基部と、前記弾性接触片が接続される側の前記平板基部の表面に前記圧入部から前記先端周辺まで形成され、前記弾性接触片が接触される部分となる突条部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る雄端子は、上記の発明において、前記圧入部から前記先端周辺まで前記平板基部の両側部から前記弾性接触片が接続される側の前記表面に対して裏面側に屈曲させてからさらに前記表面側に折り返すことによってU字状に屈曲され、前記角筒状接続部内に挿入可能な高さで立上げられた一対の補強壁を有し、前記一対の補強壁が前記角筒状接続部の前記弾性接触片の幅方向で対向する筒内壁面と前記弾性接触片の両側面の間に入り込むことによって、前記弾性接触片が前記一対の補強壁の間で前記突条部に接触されることを特徴とする。
また、本発明に係る雄端子は、上記の発明において、前記圧入部から前記先端周辺まで前記平板基部の両側部から前記弾性接触片が接続される側の前記表面側にL字状に屈曲され、前記角筒状接続部内に挿入可能な高さで立上げられた一対の補強壁を有し、前記一対の補強壁が前記角筒状接続部の前記弾性接触片の幅方向で対向する筒内壁面と前記弾性接触片の両側面の間に入り込むことによって、前記弾性接触片が前記一対の補強壁の間で前記突条部に接触されることを特徴とする。
本発明に係る雄端子は、コネクタハウジングに圧入して固定される圧入部から相手接続端子である雌端子の角筒状接続部内に設けられた弾性接触片に接続される相手端子接続部の先端まで平板状に形成された平板基部の表面に前記圧入部から前記相手端子接続部の先端周辺まで突条部を形成している。
このため、本発明に係る雄端子は、前記平板基部を薄板にした場合であっても、前記突条部によって、弾性変形に必要な変形量を十分確保した状態で前記弾性接触片を接触させつつ、前記圧入部から前記相手端子接続部に渡って強度を高めることができ、結果的に変形することを防ぐことができる。
従って、本発明に係る雄端子は、雌端子との接続部分となる相手端子接続部の強度を確保しつつ、薄型化することができる。
図1は、本発明の実施例1に係る雄端子の斜視図である。 図2は、(a)が雄端子の下面図であり、(b)が雄端子の前面図であり、(c)が雄端子の上面図である。 図3は、雄端子の前面図であり、雄端子が前面視でH形状であることを説明するための図である。 図4は、本発明の実施例1に係る雄端子が固定されたコネクタハウジングを含むコネクタと、雄端子の接続相手となる雌端子が収容されたコネクタハウジングを含む相手コネクタとが嵌合途中の状態を示した側面図である。 図5は、図4に示した嵌合途中のコネクタおよび相手コネクタのA-A線断面図である。 図6は、(a)が図5に示した嵌合途中のコネクタおよび相手コネクタの互いに接続される一組の雄端子および雌端子の周辺を拡大した図であり、(b)がコネクタ嵌合完了した状態の一組の雄端子および雌端子の周辺の拡大図である。 図7は、図6(b)に示した互いに接続される一組の雄端子および雌端子の接続部分周辺を拡大した図である。 図8は、本発明の実施例2に係る雄端子の斜視図である。 図9は、(a)が雄端子の下面図であり、(b)が雄端子の前面図であり、(c)が雄端子の上面図である。 図10は、雄端子の前面図であり、雄端子が前面視でM形状であることを説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る雄端子の好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る雄端子1の斜視図である。図2は、(a)が雄端子1の下面図であり、(b)が雄端子1の前面図であり、(c)が雄端子1の上面図である。図3は、雄端子1の前面図であり、雄端子1が前面視でH形状であることを説明するための図である。図4は、本発明の実施例1に係る雄端子1が固定されたコネクタハウジング310を含むコネクタ300と、雄端子1の接続相手となる雌端子100が収容されたコネクタハウジング510を含む相手コネクタ500とが嵌合途中の状態を示した側面図である。図5は、図4に示した嵌合途中のコネクタ300および相手コネクタ500のA-A線断面図である。図6は、(a)が図5に示した嵌合途中のコネクタ300および相手コネクタ500の互いに接続される一組の雄端子1および雌端子100の周辺を拡大した図であり、(b)がコネクタ嵌合完了した状態の一組の雄端子1および雌端子100の周辺の拡大図である。図7は、図6(b)に示した互いに接続される一組の雄端子1および雌端子100の接続部分周辺を拡大した図である。
本発明の実施例1に係る雄端子1は、例えば、基板用のコネクタ300のコネクタハウジング310に圧入して固定されるものである。
まず、雄端子1の相手接続端子である公知の雌端子100について説明する。
雌端子100は、図5―図7に示すように、電線Wの端末部に接続され、雄端子1が保持されるコネクタ300に嵌合される相手コネクタ500のコネクタハウジング510内に収容される。
この雌端子100は、導電性の板状部材をプレス加工等によって成形したものであり、雄端子1の後述する相手端子接続部10が接続される角筒状接続部110と、電線Wに接続される電線接続部120と、を有する。
角筒状接続部110は、四角形の4つの面の1つの面を形成する壁の内面に雄端子1の相手端子接続部10が挿入される相手端子挿入口110a側から片状に折り返して形成された弾性接触片111を有する。
この弾性接触片111は、相手端子挿入口110a側の折り返し部分から先端までの間の区間を角筒状接続部110の対向する筒内壁面110bに向けて山なりに屈曲させ、先端を折り返し側の筒内壁面110bに接触させている。
弾性接触片111は、相手端子挿入口110aから角筒状接続部110の筒内に挿入された相手端子接続部10を角筒状接続部110の筒内壁面110bとの間に挟むことによって相手端子接続部10に接続される。
弾性接触片111は、筒内壁面110bとの間に相手端子接続部10が挿入されると、山なりに屈曲させた部分の頂部領域111aを低くするようにして弾性的に撓むことによって生じた復元力によって相手端子接続部10を対向する筒内壁面110b側に押圧する。
このような弾性接触片111は、山なりに屈曲させた部分の内側の空間を撓み空間として、弾性的に撓み、撓み状態から弾性的に復元することができるようになっている。
雌端子100は、弾性接触片111が弾性変形される際に弾性接触片111の両側面111b、111bが筒内壁面110bに接触されないように、弾性接触片111の幅方向で対向する角筒状接続部110の筒内壁面110bと弾性接触片111の両側面111bとの間に隙間が形成されている。
次に、雄端子1について説明する。
雄端子1は、導電性の板状部材をプレス加工等によって成形したものであり、相手接続端子である雌端子100に接続される相手端子接続部10と、コネクタハウジング310に圧入して固定される圧入部20と、回路基板400に電気的に接続される基板接続部30と、を有する。
この雄端子1は、圧入部20から相手端子接続部10に渡って設けられた平板基部50、突条部60、および一対の補強壁70、70、を有する。
平板基部50は、圧入部20から雌端子100の角筒状接続部110内に設けられた弾性接触片111に接続される相手端子接続部10の先端10aまで平板状に形成された部分である。
突条部60は、弾性接触片111が接続される側の平板基部50の表面50aに圧入部20から相手端子接続部10の先端10a周辺まで形成され、弾性接触片111が接触される部分である。
この突条部60は、弾性接触片111が接続される側の面に対して裏面50b側から打ち出すことによって形成されている。
このような突条部60は、圧入部20から相手端子接続部10に渡って変形することを抑制する機能をなしている。
なお、突条部60は、図1中に示した、X方向およびY方向の両方向で雄端子1が変形することを抑制することができ、特に、雄端子1がX方向で変形することを抑制する効果が高い。
一対の補強壁70、70は、圧入部20から相手端子接続部10の先端10a周辺まで平板基部50の両側部から弾性接触片111が接続される側の表面50aに対して裏面50b側に屈曲させてからさらに表面50a側に折り返すことによってU字状に屈曲され、角筒状接続部110内に挿入可能な高さで立上げられた壁である。
このような一対の補強壁70、70は、圧入部20から相手端子接続部10に渡って変形することを抑制する機能をなしている。
なお、一対の補強壁70、70は、図1中に示した、X方向およびY方向の両方向で雄端子1が変形することを抑制することができ、特に、雄端子1がX方向で変形することを抑制する効果が高い。
突条部60および一対の補強壁70、70が形成された雄端子1は、図3に示すように、略H状であり、変形を抑制する効果が高い形状になっている。
相手端子接続部10は、雌端子100の角筒状接続部110内に挿入される部分であり、平板基部50を基準にして前方領域と後方領域の前後2領域に区分した場合、前方領域を形成する部分である。
この相手端子接続部10は、平板基部50の前方領域と、平板基部50の前方領域に形成された突条部60と、平板基部50の前方領域に形成された一対の補強壁70、70と、を有する。
圧入部20は、コネクタハウジング310の端子圧入孔311に圧入固定される部分であり、平板基部50を基準にして前方領域と後方領域の前後2領域に区分した場合、後方領域を形成する部分である。
この圧入部20は、平板基部50の後方領域と、平板基部50の後方領域に形成された突条部60と、平板基部50の後方領域に形成された一対の補強壁70、70と、を有する。
圧入部20は、一対の補強壁70、70の上端部を突起形状に形成することによって、コネクタハウジング310の端子圧入孔311に圧入される幅に壁の高さを設定した一対の圧入突起20a、20aを有する。
基板接続部30は、雄端子1の後端部を形成する部分であり、回路基板400に電気的に接続される部分である。
この基板接続部30は、平板基部50の後方に連接する板状部分の両側部を突条部60が形成される表面50aに対して裏面50b側に屈曲して先細り状に形成した部分である。
この基板接続部30は、回路基板400の不図示のスルーホールに挿入した状態で半田付けされる。
このような雄端子1は、コネクタハウジング310の後端部の端子圧入孔311に相手端子接続部10の先端10aから挿入し、圧入部20を端子圧入孔311に圧入することによってコネクタハウジング310に固定する。
コネクタハウジング310に圧入固定された雄端子1は、コネクタハウジング310の相手コネクタ500との嵌合部分となるフード部312内の嵌合空間312aに相手端子接続部10を突出した状態になる。
次に、コネクタ300と相手コネクタ500とをコネクタ嵌合することによって雄端子1と雌端子100とが未接続の状態から接続完了されるまでの雄端子1および雌端子100の各部の動作について説明する。
まず、作業者によって、コネクタ300のフード部312に相手コネクタ500の嵌合部511が嵌入開始されると(図5参照)、コネクタハウジング310に圧入固定された複数の雄端子1の各雄端子1の先端10aに向けて接続対象となる各雌端子100が相手端子挿入口110aを近づけるように移動される(図6(a)参照)。
コネクタ300と相手コネクタ500との嵌合がさらに進むと、各雄端子1の相手端子接続部10が接続対象となる各雌端子100の角筒状接続部110内に挿入される。
各雄端子1の相手端子接続部10が接続対象となる各雌端子100の角筒状接続部110内に挿入開始されると、相手端子接続部10が、角筒状接続部110の筒内壁面110bと弾性接触片111との間に、弾性接触片111の山なりに屈曲させた部分の頂部領域111aを低くするよう弾性接触片111を撓ませながら挿入される。
また、各雄端子1の相手端子接続部10が接続対象となる各雌端子100の角筒状接続部110内に挿入開始されると、一対の補強壁70、70が、角筒状接続部110の弾性接触片111の幅方向で対向する筒内壁面110bと弾性接触片111の両側面111bの間に入り込む。
作業者によって、コネクタ300と相手コネクタ500との嵌合が完了されると(図6(b)、図7参照)、各雄端子1と対応する各雌端子100とが電気的に接続される。
コネクタ300と相手コネクタ500との嵌合が完了されると、弾性接触片111の山なりに屈曲させた部分の頂部領域111aが弾性的な復元力によって、相手端子接続部10を対向する筒内壁面110b側に押圧する。
弾性接触片111は、相手端子接続部10の平板基部50に形成された突条部60に接触することによって、弾性変形に必要な変形量を十分確保した状態で相手端子接続部10に接触される。
本発明の実施例1に係る雄端子1は、コネクタハウジング310に圧入して固定される圧入部20から相手接続端子である雌端子100の角筒状接続部110内に設けられた弾性接触片111に接続される相手端子接続部10の先端10aまで平板状に形成された平板基部50の表面50aに圧入部20から相手端子接続部10の先端11a周辺まで突条部60を形成している。
このため、本発明の実施例1に係る雄端子1は、平板基部50を薄板にした場合であっても、突条部60によって、弾性変形に必要な変形量を十分確保した状態で弾性接触片111を接触させつつ、圧入部20から相手端子接続部10に渡って強度を高めることができ、結果的に変形することを防ぐことができる。
従って、本発明の実施例1に係る雄端子1は、雌端子100との接続部分となる相手端子接続部10の強度を確保しつつ、薄型化することができる。
また、本発明の実施例1に係る雄端子1は、圧入部20から相手端子接続部10の先端10a周辺まで平板基部50の両側部から弾性接触片111が接続される側の表面50aに対して裏面50b側に屈曲させてからさらに表面50a側に折り返すことによってU字状に屈曲され、角筒状接続部110内に挿入可能な高さで立上げられた一対の補強壁70、70を有する。
このような一対の補強壁70、70を有する本発明の実施例1に係る雄端子1は、一対の補強壁70、70が角筒状接続部110の弾性接触片111の幅方向で対向する筒内壁面110b、110bと弾性接触片111の両側面111b、111bの間に入り込むことによって、弾性接触片111が一対の補強壁70、70の間で突条部60に接触されるようになっている。
すなわち、本発明の実施例1に係る雄端子1は、弾性接触片111が弾性的に撓み、撓み状態から弾性的に復元されるために必要な角筒状接続部110の筒内空間を有効的に利用し、かつ、平板基部50の厚みを増加させないように一対の補強壁70、70が設けられているため、雌端子100との接続部分となる相手端子接続部10の強度を確保しつつ、薄型化することができる。
次に、図8-図10を用いて本発明の実施例2に係る雄端子について説明する。
図8は、本発明の実施例2に係る雄端子2の斜視図である。図9は、(a)が雄端子2の下面図であり、(b)が雄端子2の前面図であり、(c)が雄端子2の上面図である。図10は、雄端子2の前面図であり、雄端子2が前面視でM形状であることを説明するための図である。
本発明の実施例2に係る雄端子2は、一対の補強壁80、80が平板基部50の両側部から弾性接触片111が接続される側の表面50a側にL字状に屈曲して立上げられている点で、実施例1の雄端子1と異なる。
なお、その他の構成は実施例1とほぼ同様であり、実施例1とほぼ同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
本発明の実施例2に係る雄端子2は、例えば、基板用のコネクタ300のコネクタハウジング310に圧入して固定されるものである。
雄端子2は、導電性の板状部材をプレス加工等によって成形したものであり、相手接続端子である雌端子100に接続される相手端子接続部11と、コネクタハウジング310に圧入して固定される圧入部21と、回路基板400に電気的に接続される基板接続部30と、を有する。
また、雄端子2は、平板基部50と、突条部60と、一対の補強壁80、80と、を有する。
実施例1と同様な突条部60は、圧入部21から相手端子接続部11に渡って変形することを抑制する機能をなしている。
なお、突条部60は、図8中に示した、X方向およびY方向の両方向で雄端子2が変形することを抑制することができ、特に、雄端子2がX方向で変形することを抑制する効果が高い。
一対の補強壁80、80は、圧入部21から相手端子接続部11の先端11a周辺まで平板基部50の両側部から弾性接触片111が接続される側の表面50a側にL字状に屈曲され、角筒状接続部110内に挿入可能な高さで立上げられた壁である。
このような一対の補強壁80、80は、圧入部21から相手端子接続部11に渡って変形することを抑制する機能をなしている。
なお、一対の補強壁80、80は、図8中に示した、X方向およびY方向の両方向で雄端子2が変形することを抑制することができ、特に、雄端子2がX方向で変形することを抑制する効果が高い。
突条部60および一対の補強壁80、80が形成された雄端子2は、図10に示すように、略M状であり、変形を抑制する効果が高い形状になっている。
相手端子接続部11は、雌端子100の角筒状接続部110内に挿入される部分であり、平板基部50を基準にして前方領域と後方領域の前後2領域に区分した場合、前方領域を形成する部分である。
この相手端子接続部11は、平板基部50の前方領域と、平板基部50の前方領域に形成された突条部60と、平板基部50の前方領域に形成された一対の補強壁80、80と、を有する。
圧入部21は、コネクタハウジング310の端子圧入孔311に圧入固定される部分であり、平板基部50を基準にして前方領域と後方領域の前後2領域に区分した場合、後方領域を形成する部分である。
この圧入部21は、平板基部50の後方領域と、平板基部50の後方領域に形成された突条部60と、平板基部50の後方領域に形成された一対の補強壁80、80と、を有する。
圧入部21は、一対の補強壁80、80の上端部を突起形状に形成することによって、コネクタハウジング310の端子圧入孔311に圧入される幅に壁の高さを設定した一対の圧入突起20a、20aを有する。
本発明の実施例2に係る雄端子2は、コネクタハウジング310に圧入して固定される圧入部21から相手接続端子である雌端子100の角筒状接続部110内に設けられた弾性接触片111に接続される相手端子接続部11の先端11aまで平板状に形成された平板基部50の表面50aに圧入部21から相手端子接続部11の先端11a周辺まで突条部60を形成している。
このため、本発明の実施例2に係る雄端子2は、平板基部50を薄板にした場合であっても、突条部60によって、弾性変形に必要な変形量を十分確保した状態で弾性接触片111を接触させつつ、圧入部21から相手端子接続部11に渡って強度を高めることができ、結果的に変形することを防ぐことができる。
従って、本発明の実施例2に係る雄端子2は、雌端子100との接続部分となる相手端子接続部11の強度を確保しつつ、薄型化することができる。
また、本発明の実施例2に係る雄端子2は、圧入部21から相手端子接続部11の先端11a周辺まで平板基部50の両側部から弾性接触片111が接続される側の表面50a側にL字状に屈曲され、角筒状接続部110内に挿入可能な高さで立上げられた一対の補強壁80、80を有する。
このような一対の補強壁80、80を有する本発明の実施例2に係る雄端子2は、一対の補強壁80、80が角筒状接続部110の弾性接触片111の幅方向で対向する筒内壁面110b、110bと弾性接触片111の両側面111b、111bの間に入り込むことによって、弾性接触片111が一対の補強壁80、80の間で突条部60に接触されるようになっている。
すなわち、本発明の実施例2に係る雄端子2は、弾性接触片111が弾性的に撓み、撓み状態から弾性的に復元されるために必要な角筒状接続部110の筒内空間を有効的に利用し、かつ、平板基部50の厚みを増加させないように一対の補強壁80、80が設けられているため、雌端子100との接続部分となる相手端子接続部11の強度を確保しつつ、薄型化することができる。
なお、本発明の実施例1および2に係る雄端子1、2は、基板用のコネクタに用いられるものを例示したが、これに限らず、コネクタハウジングに圧入固定されるものであればその他のコネクタに用いられるものであっても構わない。
また、本発明の実施例1および2に係る雄端子1、2は、一対の補強壁70、80を有するものを例示したが、平板状基部50および突条部60を有していればよく、一対の補強部70、80を有しないものであっても構わない。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1、2 雄端子
10、11 相手端子接続部
10a、11a 先端
20、21 圧入部
20a 圧入突起
30 基板接続部
50 平板基部
50a 表面
50b 裏面
60 突条部
70、80 補強壁
100 雌端子
110 角筒状接続部
110a 相手端子挿入口
110b 筒内壁面
111 弾性接触片
111a 頂部領域
111b 側面
120 電線接続部
300 コネクタ
310 コネクタハウジング
311 端子圧入孔
312 フード部
312a 嵌合空間
400 回路基板
500 相手コネクタ
510 コネクタハウジング
511 嵌合部
W 電線

Claims (2)

  1. コネクタハウジングに圧入して固定される圧入部から相手接続端子である雌端子の角筒状接続部内に設けられた弾性接触片に接続される相手端子接続部の先端まで平板状に形成された平板基部と、前記弾性接触片が接続される側の前記平板基部の表面に前記圧入部から前記先端周辺まで形成され、前記弾性接触片が接触される部分となる突条部と、
    前記圧入部から前記先端周辺まで前記平板基部の両側部から前記弾性接触片が接続される側の前記表面に対して裏面側に屈曲させてからさらに前記表面側に折り返すことによってU字状に屈曲され、前記角筒状接続部内に挿入可能な高さで立上げられた一対の補強壁と、を有し、
    前記一対の補強壁が前記角筒状接続部の前記弾性接触片の幅方向で対向する筒内壁面と前記弾性接触片の両側面の間に入り込むことによって、前記弾性接触片が前記一対の補強壁の間で前記突条部に接触される
    ことを特徴とする雄端子。
  2. コネクタハウジングに圧入して固定される圧入部から相手接続端子である雌端子の角筒状接続部内に設けられた弾性接触片に接続される相手端子接続部の先端まで平板状に形成された平板基部と、前記弾性接触片が接続される側の前記平板基部の表面に前記圧入部から前記先端周辺まで形成され、前記弾性接触片が接触される部分となる突条部と、
    前記圧入部から前記先端周辺まで前記平板基部の両側部から前記弾性接触片が接続される側の前記表面側にL字状に屈曲され、前記角筒状接続部内に挿入可能な高さで立上げられた一対の補強壁と、を有し、
    前記一対の補強壁が前記角筒状接続部の前記弾性接触片の幅方向で対向する筒内壁面と前記弾性接触片の両側面の間に入り込むことによって、前記弾性接触片が前記一対の補強壁の間で前記突条部に接触される
    ことを特徴とする端子。
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