JP3011240U

JP3011240U - ごみ箱

Info

Publication number: JP3011240U
Application number: JP1994014221U
Authority: JP
Inventors: 豊冨山
Original assignee: 株式会社トミヤマ
Priority date: 1994-11-17
Filing date: 1994-11-17
Publication date: 1995-05-23
Anticipated expiration: 2000-11-17

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】本考案は、車内に簡単に設置することがで
き、しかもポケットティッシュから紙を取り出し、使用
した紙屑をごみ箱を捨てるまでの一連の動作をスムーズ
に行うことができ、更にポケットティッシュの収納や取
り出しが容易であるとともに、ポケットティッシュがず
れ落ちたりすることがないごみ箱を提供しようとするも
のである。【構成】ポケットティッシュＴを収納して保持するポ
ケットティッシュホルダー５を適所に設けたことを特徴
とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、例えば車内、室内等に設置して使用することを目的とし、ポケットティッシュホルダーを設けたごみ箱に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、例えば車内において、後部座席の後方にティッシュペーパーを取り付け、車内にごみ箱を設置して使用する場合が多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来の方法であると、まず後部座席の後方に取り付けたティッシュペーパーから紙を取り出し、使用した後は、別に設けたごみ箱に捨てる必要があるため、これらの一連の動作を行うのは面倒であるといった問題点があり、また、車内で動かないように簡単に設置できる便利なごみ箱が望まれていた。

【０００４】そこで、本考案は、車内に簡単に設置することができ、しかもポケットティッシュから紙を取り出し、使用した紙屑をごみ箱を投入するまでの一連の動作をスムーズに行うことができ、更にポケットティッシュの収納や取り出しが容易であるとともに、ポケットティッシュがずれ落ちたりすることがないごみ箱を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、ポケットティッシュを収納して保持するポケットティッシュホルダーを適所に設けたことを特徴とするものである。

【０００６】また、容器本体に対して開閉自在とした上蓋体の上面にポケットティッシュホルダーを設けたものを用いるのがより好ましい。

【０００７】更に、具体的には、ポケットティッシュホルダーの側面にポケットティッシュの収納口を設けるとともに、上面にポケットティッシュの紙を取り出す取出口を設け、更にポケットティッシュホルダー内の上蓋体を開口するとともに、先端部を膨出させた押圧片を上蓋体の開口端から延設したものがより優れている。

【０００８】そして、ポケットティッシュホルダーの収納口と取出口を連通口で連設したものがより好ましい。

【０００９】更に、上蓋体上面の収納口の対面に止め突条を設ける方がより望ましい。

【００１０】また、容器本体の側面からＬ形のフック片を下方に向けて延設したものである方がより好ましい。

【００１１】

【作用】

以上の如く本考案に係る請求項１のごみ箱によれば、ごみ箱の適所に設けたポケットティッシュホルダーに、ポケットティッシュを収納して保持することができ、このポケットティッシュから紙を取り出して使用することができ、塵屑をごみ箱に捨てることができる。

【００１２】請求項２のごみ箱によれば、容器本体に対して開閉自在とした上蓋体のポケットティッシュホルダーにポケットティッシュを収納することができ、ごみ箱の上方に位置するポケットティッシュから紙を取り出して使用することができる。

【００１３】請求項３のごみ箱によれば、ポケットティッシュホルダーの内部の上蓋体の上面を開口し、先端部を膨出させた押圧片が開口端から延設するように例えば合成樹脂にて一体成形し、ポケットティッシュホルダー内部の高さをポケットティッシュの厚みよりやや小さめに設定することにより、押圧片がポケットティッシュを上方に押し上げて、ポケットティッシュの開口部をポケットティッシュホルダーの取出口内に位置させることができる。

【００１４】請求項４のごみ箱によれば、上蓋体に設けたポケットティッシュホルダーの収納口からポケットティッシュを挿入し、連通口でポケットティッシュ表面を指であてがいながら内部に移動させることができる。また、収納したポケットティッシュを取り出す場合にも、連通口でポケットティッシュ表面を指であてがいながら外部に移動させることができる。

【００１５】請求項５のごみ箱によれば、ポケットティッシュホルダーにポケットティッシュに内装すると、止め突条がポケットティッシュの側面に当止して保持することができる。

【００１６】請求項６のごみ箱によれば、フック片を車の座席背面のポケットに引っ掛けたり、該フック片に紐を通して適当な場所に結び付けて取り付けることができる。

【００１７】

【実施例】

本考案の詳細を更に図示した実施例により説明する。ごみ箱Ｄは、図１及び図２に示すように、上面を開放した容器本体１の背面に、ヒンジ部２を介して前面に把手３を設けた上蓋体４を回動自在に枢着し、この上蓋体４に携帯用のいわゆるポケットティッシュＴを収納して保持するポケットティッシュホルダー５を設けたものであり、それぞれ合成樹脂にて一体成形して組み立てたものであり、車内、室内等でごみ箱として使用するためのものである。

【００１８】ポケットティッシュホルダー５は、図１から図５に示すように、ポケットティッシュＴを収納可能な大きさの箱体を上蓋体４上面に立設し、箱体の前面を開放して収納口６として、ホルダー上面５ａの前端から中央部にかけて開放して連通口７と紙の取出口８を穿設したものであり、該ホルダー５前方に位置する上蓋体４上面に止め突条９を立設している。

【００１９】そして、ポケットティッシュホルダー５内に位置する上蓋体４の上面に開口部 10を設け、先端部を膨出させた押圧片11を、前方から後方に向けて延設したものである。尚、図例のごみ箱Ｄでは、図４に示すように、ポケットティッシュホルダー５の取出口８及び連通口７と、上蓋体４に設けた押圧片11の形状を平面視略同じ形状に設定している。

【００２０】容器本体１は、上面を開放した容器の背面にＬ型のフック片12を下方に向けて延設したものである。また、特に図示しないが容器本体１の側面、前面にフック片12を設けることも可能である。

【００２１】尚、上述したごみ箱Ｄでは、ポケットティッシュホルダー５を上蓋体４上面に立設しているが、容器本体１の前面、背面、側面、底面に設けることも可能であり、更に付言すれば、上蓋体を設けずに容器本体よりなるごみ箱にポケットティッシュホルダー５を設けたものであってもよい。

【００２２】また、図示したごみ箱Ｄでは、上面を開放した容器本体１の背面で、ヒンジ部２を介して上蓋体４を回動自在に枢着しているが、容器本体１に対して上蓋体４を嵌合により着脱自在としたものであってもよい。

【００２３】次に、ごみ箱Ｄを使用する場合、上蓋体４に設けたポケットティッシュホルダー５の収納口６からポケットティッシュ５を挿入し、連通口７で指をあてがいながら内部に案内し、図５に示すように、止め突条９でポケットティッシュ５の側面に当止してポケットティッシュ５を内装することができる。そして、ごみ箱Ｄのフック片12を車の座席背面のポケットに引っ掛けたり、該フック片12に紐を通して適当な場所に結び付けたり、また図５に示すように、ごみ箱Ｄのフック片12背面、或いは容器本体１の底面に両面テープ13を貼着し、車内の側壁、床等に取り付けることができ、ポケットティッシュ５の紙をポケットティッシュホルダー５の取出口８から取り出して使用した後、上蓋体４を開放して容器本体１内に捨てて上蓋体４を閉じることができる。

【００２４】このように本実施例のごみ箱Ｄを用いることにより、容器本体１に対して開閉自在とした上蓋体４にポケットティッシュホルダー５を一体に設けているので、ポケットティッシュ５から紙を取り出して使用し、容器本体１内に捨てるまでの一連の動作を、スムーズに行うことができる。

【００２５】しかも、ポケットティッシュホルダー５は、内部の上蓋体４の上面に開口部10 を設け、先端部を膨出させた押圧片11を、前方から後方に向けて延設しているので、ポケットティッシュホルダー５内部をポケットティッシュ５の厚みよりやや小さめに設定することにより、押圧片11がポケットティッシュ５を上方に押し付けて、紙を取り易くしている。更に、収納口６と取出口８を連設する連通口７を設けているので、この連通口７を利用してポケットティッシュ５表面に指をあてがうことができ、ポケットティッシュホルダー５へのポケットティッシュ５の出し入れを容易に行うことができる。加えて、ポケットティッシュ５をポケットティッシュホルダー５に内装すると、止め突条９がポケットティッシュ５の側面に当止した状態となり、上蓋体４の開閉によりポケットティッシュ５がずれ落ちたりすることがない。

【００２６】また、ごみ箱Ｄを用いれば、ごみ箱Ｄのフック片12を車内の座席背面のポケットに引っ掛けたり、該フック片12に紐を通して適当な場所に結び付けるだけであるので、車内や室内等に容易に取り付けることができる。

【００２７】

【考案の効果】

本考案に係る請求項１のごみ箱によれば、ごみ箱の適所にポケットティッシュホルダーを一体に設けているので、ポケットティッシュから紙を取り出して使用し、ごみ箱に捨てるまでの一連の動作を、スムーズに行うことができる。

【００２８】請求項２のごみ箱によれば、上蓋体のポケットティッシュホルダーに収納したポケットティッシュから紙を取り出して使用することができるので、容器本体の側面に設けた場合に比べて、使い勝手がよい。

【００２９】請求項３のごみ箱によれば、ポケットティッシュホルダー内部の高さをポケットティッシュの厚みよりやや小さめに設定することにより、押圧片がポケットティッシュを上方に押し上げて、ポケットティッシュの開口部をポケットティッシュホルダーの取出口内に位置させるので、使用して紙が少なくなっても取り出しを容易に行うことができる。

【００３０】請求項４のごみ箱によれば、上蓋体に設けたポケットティッシュホルダーの収納口からポケットティッシュを挿入し、連通口でポケットティッシュ表面を指をあてがいながら内部に移動させることができる。また、収納したポケットティッシュを取り出す場合にも、連通口でポケットティッシュ表面を指をあてがいながら外部に移動させることができる。従って、ポケットティッシュホルダーへのポケットティッシュの出し入れを容易に行うことができる

【００３１】請求項５のごみ箱によれば、ポケットティッシュホルダーにポケットティッシュに内装すると、止め突条がポケットティッシュの側面に当止して保持することができるので、上蓋体の開閉によりポケットティッシュがずれおちたりすることがない。

【００３２】請求項６のごみ箱によれば、フック片を車内の座席背面のポケットに引っ掛けたり、該フック片に紐を通して適当な場所に結び付けるだけであるので、車内や室内等に容易に取り付けることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る代表的実施例のごみ箱の斜視図

【図２】同じく側面図

【図３】同じく正面図

【図４】同じく平面図

【図５】同じく縦断面図

【符号の説明】

Ｄごみ箱１容器本体２ヒンジ部３把手４上蓋体５ポケットティッシュホルダー６収納口７連通口８取出口９止め突条 10 開口部 11 押圧片 12 フック片 13 両面テープ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ポケットティッシュを収納して保持する
ポケットティッシュホルダーを適所に設けたことを特徴
とするごみ箱。
【請求項２】容器本体に対して開閉自在とした上蓋体
の上面にポケットティッシュホルダーを設けた請求項１
記載のごみ箱。
【請求項３】ポケットティッシュホルダーの側面にポ
ケットティッシュの収納口を設けるとともに、上面にポ
ケットティッシュの紙を取り出す取出口を設け、更にポ
ケットティッシュホルダー内の上蓋体を開口するととも
に、先端部を膨出させた押圧片を上蓋体の開口端から延
設した請求項２記載のごみ箱。
【請求項４】収納口と取出口を連通口で連設してなる
請求項３記載のごみ箱。
【請求項５】上蓋体上面の収納口の対面に止め突条を
設けた請求項３又は４記載のごみ箱。
【請求項６】容器本体の側面からＬ形のフック片を下
方に向けて延設した請求項１，２，３，４又は５記載の
ごみ箱。