JP3011112U - 道路作業事故防止装置 - Google Patents

道路作業事故防止装置

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JP3011112U
JP3011112U JP1994014009U JP1400994U JP3011112U JP 3011112 U JP3011112 U JP 3011112U JP 1994014009 U JP1994014009 U JP 1994014009U JP 1400994 U JP1400994 U JP 1400994U JP 3011112 U JP3011112 U JP 3011112U
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JP1994014009U
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Inventor
増田次郎
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関越ハイウエーサービス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速道路における事故復旧・修復作業を行う
際に車両規制指示・交通整理をする交通監理員Mが持つ
指揮旗1に緊急事態連絡の送信機能を備え、離れた現場
作業員に瞬時に危険を伝えて安全に退避できるようにし
た道路作業事故防止装置を提供する。 【構成】 無線送信機10を交通監理員Mの持つ指揮旗
1の柄部分4に収納した第一の装置(A)と、シャーシ
29に収納された無線受信機20と、警報音を発するス
ピーカー30とで構成されるとともに道路作業現場近傍
に設置される第二の装置(B)と、からなる道路作業事
故防止装置であって、緊急時には指揮旗1の緊急時連絡
スイッチ19をオンにして緊急信号を送信し、作業現場
の上記スピーカー30にて警報を鳴らすことで直ちに作
業員が退避できるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、道路作業における作業員の安全を守るための事故防止装置に関し、 特に高速道路における交通事故復旧作業や道路補修作業等における暴走車等から 作業員の安全を確保するための道路作業事故防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
モータリゼーションの発達した今日、日本における自動車普及率も大人一人に 一台というレベルに近づきつつあり、日本全国に高速道路網が着々と整備されて 高速道路における交通量は飛躍的に増大している。
【0003】 これに伴い高速道路での交通事故の復旧作業や道路保全の修復作業等において 、高速道路本線上で交通規制を必要とする機会が増大している。
【0004】 例えば図3に示されるように、作業現場Kの復旧作業においては片側二車線の うち左側一車線を作業現場Kおよびその手前約X=300メートルに渡って交通 規制用矢印板7やラバーコーン8等で仕切って車線規制して、作業現場Kにおけ る車両追突の危険を防止し、交通の安全と円滑を図っている。
【0005】 そして現場に高速で近づいてくる車両に充分な余裕をもって車線規制に対応で きるように現場手前に回転灯や道路標識などを設置したり、交通監理員(保安員 とも称す)Mの指揮旗1または指揮棒2による指示等により交通整理を行ってい る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記高速道路での交通事故の復旧作業や道路保全の修復作業等 において、前方不注意の車両や暴走車両Zが交通規制域内に突如進入して、作業 に専念している作業員Gを事故に巻き込んでしまう事件が少なからず発生してい るのが現状である。
【0007】 特に一般道路に比して高速走行している車両であるだけに、上記交通規制中の 事故は人命にかかわる悲惨な結果を生むことになりかねない。
【0008】 一方、いかに厳重に規制指示・整理しても、上記のような規制域内への進入車 両が皆無にはならないことは過去の事故が証明している。
【0009】 逆に、万が一の場合に備えて作業員Gが速やかに危険退避する時間的余裕を持 つことの方がより安全対策として実効的といえると思われるのであるが、復旧・ 修復作業に専念している作業員Gに周囲の危険発生に常に注意を向けながら作業 せよと要求する訳にもいかない。
【0010】 従来は、交通監理員Mが緊急時に笛や大声をだして危険を作業員Gに知らせて いたが、高速道路のために現場との距離(図3におけるX)が相当離れており、 車両の走行音や工事の騒音でかき消されて、速やかに伝達出来ない状態にあった 。
【0011】 故に作業員Gは安心して作業に専念できず、一抹の危険を感じながらも復旧・ 修復作業を行っているというのが現状であった。
【0012】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、特に高速道路における車両規 制指示・交通整理を行う交通監理員Mが持つ指揮旗1または指揮棒2に緊急事態 連絡の通信装置を備え、現場作業員Gに瞬時に危険を伝えて安全を確保するよう にした道路作業事故防止装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、直流電源回路と、特有の信号波形を生 成する識別信号発生回路と、変調回路と、出力回路と、緊急時連絡スイッチと、 からなる無線送信機を交通監理員の持つ指揮旗の柄部分または指揮棒内部に収納 した第一の装置と、電源回路と、前記第一の装置における指揮旗または指揮棒内 部の無線送信機が発振する発振周波数に同調してこれを受信する受信回路と、受 信波に含まれる識別信号を検出する識別信号検出回路と、警報音発生回路と、一 定時間警報音を保持するための警報音発生保持回路と、出力回路と、からなりシ ャーシに収納された無線受信機と、警報音を発するスピーカーと、で構成される とともに道路作業現場近傍に設置される第二の装置と、からなることを特徴とす る道路作業事故防止装置を提供するものである。
【0014】
【作用】
本考案における道路作業事故防止装置は、高速道路上で作業現場から充分手前 で規制している規制始まりカ所に居て、交通規制・指示を行う交通監理員の持つ 指揮旗(一般に黄色)の柄部分または指揮棒内に収納された送信機の緊急時連絡 スイッチが交通監理員の手元にあるので、車両規制域内へ突然車両が暴走してき たような危険発生時に素早く該スイッチを入れることにより緊急信号が送信され 、これより離れた作業現場に近くに設置された受信機が該緊急信号を受信して大 音量の警報音をスピーカーにて鳴らす。
【0015】 したがって、上記のような危険発生の緊急時に、現場の作業員は直ちに危険発 生の事態を知ることができるので、速やかな避難が可能となり作業員の安全が確 保される。
【0016】 送信側の第一の装置においては特有の信号波形を生成する識別信号発生回路を 備えていて該信号を搬送波と合成して送信し、受信側で受信波中の前記識別信号 を検出するようになっているので、種々のノイズや妨害電波その他の要因による 誤動作が防止される。
【0017】 装置は小型で、無線送信機は指揮旗や指揮棒に内蔵されるので、携帯に便利で あり、有線方式に比べて行動の自由が確保される。
【0018】
【実施例】
以下本考案に係わる道路作業事故防止装置の実施例を図面に基づいて詳細に説 明する。
【0019】 図1の(A)は第一の装置である無線送信機10の回路ブロック図であり、( B)は第二の装置である無線受信機20とスピーカー21の回路ブロック図であ る。
【0020】 図2の(A)は無線送信機を指揮旗の柄部分に収納した第一の装置の斜視図で あり、(B)は無線受信機を内蔵しスピーカーを搭載した第二の装置の斜視図で ある。
【0021】 図1及び図2において、第一の装置における指揮旗1内部に収納される無線送 信機10は、直流電源回路11と、特有の信号波形(識別信号S)を生成する識 別信号発生回路12と、変調回路15と、出力回路17と、緊急時連絡スイッチ 19と、から構成される。尚、アンテナ18は本考案の構成要件ではないが、送 信機として常態として付加されるものである。
【0022】 また、第二の装置である無線受信機20は、電源回路21と、前記第一の装置 における指揮旗1(指揮棒)内部の無線送信機10が発振する発振周波数に同調 してこれを受信する受信回路22と、受信波に含まれる識別信号Sを検出する識 別信号検出回路23と、警報音発生回路24と、一定時間警報音を保持するため の警報音発生保持回路25と、出力回路26と、から構成される。
【0023】 警報音を鳴らすスピーカー30は大音量を発するトランペットスピーカーが適 当であり、上記無線受信機のシャーシ29上または内部に一体に取り付けられて いる。
【0024】 上記各部を説明すると、先ず無線送信機10における直流電源回路11は小型 軽量であることが必須要件であり、単1〜単3乾電池または充電式バッテリーを 使用し、1.5〜12Vの電圧を供給する。
【0025】 次に、特有の信号波形(識別信号S)を生成する識別信号発生回路12は例え ばパルス発生器であり、各種マルチバイブレータ、シュミット・トリガー回路、 ブロッキング発振器等が採用され得る。これに適当な論理回路を介して本装置特 有の識別信号Sが生成できる。または断続する安定した周波数の正弦波・方形波 であってもよい。
【0026】 念の為に付言すれば、上記識別信号発生回路12は本装置が無線を使用するこ とから、確実に装置が動作するように上記識別信号Sでもって妨害電波、その他 雑音信号による受信側の誤動作を防止する目的で発生させるものである。
【0027】 したがって、上記目的を達成するのであれば識別信号Sの波形状は任意に決定 できる。
【0028】 次に、変調回路15は適当な周波数(MHz域の高周波が良いであろう)の搬 送波(パルス波や正弦波)を上記識別信号Sで変調する。変調方式は簡単な回路 であればよく、AM変調、FM変調、PM変調等(各種パルス変調を含む)があ る。
【0029】 次に、出力回路17は送信出力を0.1〜1W程度に増幅する高周波増幅器で ある。
【0030】 次に、緊急時連絡スイッチ19は押しボタン式またはスライド式であり、図2 の(A)のように指揮旗1の柄部分4の持手の親指が届く所に設置する。該スイ ッチは電源スイッチでもあり、通常は無線送信機10の消費電力をゼロとし、無 駄がないようになっている。このような構成であっても電子回路はスイッチオン で瞬時に立ち上がり無線送信機10は送信を開始するので問題はない。
【0031】 次に、指揮旗1は黄色の縦90cm、横80cm程度の四角形布6であり、柄 部分4は直径4〜5cmの円筒管である。
【0032】 図2の(A)のように無線送信機10は3cm×15cm程度のプリント基板 に電子部品を面実装し、電池とともに上記柄部分4内部に収納される。
【0033】 次に、無線受信機20において、電源回路21は電池等による直接の直流電源 でもよいが、一般の交流電源(作業現場には工事機械の動力源として発電機を準 備している場合が殆どである。)を電源トランスを介して整流・平滑する方が電 力を確保できるので好ましいであろう。
【0034】 次に、受信回路22は前記第一の装置における無線送信機10が発振する発振 周波数に同調してこれを受信するもので、同調回路とノイズフィルタ回路を有す る。
【0035】 次に、識別信号検出回路23は受信波に含まれる識別信号Sを検出する復調回 路である。
【0036】 次に警報音発生回路24は前記識別信号Sを検出した場合に、警報音として良 好な周波数(2000〜5000Hz)の低周波信号を発生させるもので、LC 発振器が適当である。
【0037】 次に、警報音発生保持回路25は一定時間警報音を保持するタイマーとして働 くもので、10秒程でオフ信号を生成し、無線受信機20をリセット状態に戻す 。
【0038】 次に、出力回路26は一般の低周波増幅器であり、二段増幅で10〜50ワッ トの出力を有する高出力タイプが適当である。
【0039】 上記無線受信機20は適当な大きさのアルミ製シャーシ29に内蔵され、スピ ーカー30がシャーシ上に搭載されている。
【0040】 このスピーカーは図2の(B)のような小型で大音量が可能な高出力のトラン ペットスピーカーが望ましいであろう。
【0041】 次に、本道路作業事故防止装置1の使用方法について説明する。
【0042】 図3において、交通監理員(保安員)Mは本考案に係わる指揮旗1を持って交 通整理を行っており、暴走車両Zが規制域内に侵入するような危険な緊急事態を 認識した場合、直ちに指揮旗1の緊急時連絡スイッチ19をオンにする。
【0043】 交通監理員Mと作業現場Kとの距離Xは100m程度離れているので、この時 点でまだ時間的余裕はある。
【0044】 前記スイッチオンとほぼ同時に作業現場K近傍に設置されたスピーカー30が 警報音を発し、作業員G等は危険発生を知り、直ちに退避する行動をとる。
【0045】 以上説明したように、本道路作業事故防止装置は、高速道路における復旧作業 等の際に利用すれば、緊急時の場合に作業員に直ちに警報を発して知らせ、速や かな退避が可能になるので誠に安全確保にとって貴重な装置である。
【0046】
【考案の効果】
本考案に係わる道路作業事故防止装置は上記のように構成されているので以下 に記載するような効果を有する。
【0047】 (1)送信側の無線送信機は指揮旗の柄部分または指揮棒の中に収納されてい るので、交通監理員は緊急時発生の場合に瞬時に緊急時連絡スイッチを押すこと ができ、迅速な対応が可能という優れた効果を有する。
【0048】 (2)作業現場近傍に設置された受信側のスピーカーによる警報音なので作業 中の騒音の中でも作業員ははっきりと警報が聞き取れて速やかな退避が可能にな り、安心して作業に専念できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第一の装置である無線送信機の回路ブ
ロック図であり、(B)は第二の装置である無線受信機
とスピーカーの回路ブロック図である。
【図2】(A)は無線送信機を指揮旗の柄部分に収納し
た第一の装置の斜視図であり、(B)は無線受信機を内
蔵しスピーカーを搭載した第二の装置の斜視図である。
【図3】高速道路における作業現場の復旧作業の様子を
説明する図である。
【符号の説明】
1 指揮旗 2 指揮棒 4 柄部分 7 交通規制用矢印板 8 ラバーコーン 10 無線送信機 11 直流電源回路 12 識別信号発生回路 15 変調回路 17 出力回路 18 アンテナ 19 緊急時連絡スイッチ 20 無線受信機 21 電源回路 22 受信回路 23 識別信号検出回路 24 警報音発生回路 25 警報音発生保持回路 26 出力回路 30 スピーカー S 識別信号 K 作業現場 M 交通監理員 G 作業員 Z 暴走車両 X MとKの距離

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源回路と、特有の信号波形を生成
    する識別信号発生回路と、変調回路と、出力回路と、緊
    急時連絡スイッチと、からなる無線送信機を交通監理員
    の持つ指揮旗の柄部分または指揮棒内部に収納した第一
    の装置と、電源回路と、前記第一の装置における指揮旗
    または指揮棒内部の無線送信機が発振する発振周波数に
    同調してこれを受信する受信回路と、受信波に含まれる
    識別信号を検出する識別信号検出回路と、警報音発生回
    路と、一定時間警報音を保持するための警報音発生保持
    回路と、出力回路と、からなりシャーシに収納された無
    線受信機と、警報音を発するスピーカーと、で構成され
    るとともに道路作業現場近傍に設置される第二の装置
    と、からなることを特徴とする道路作業事故防止装置。
JP1994014009U 1994-11-14 1994-11-14 道路作業事故防止装置 Expired - Lifetime JP3011112U (ja)

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