JP2799676B2 - 道路用警報装置 - Google Patents
道路用警報装置Info
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- Emergency Alarm Devices (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば高速道路にお
ける事故処理あるいは道路工事等の現場の付近に設置す
る道路用警報装置に関するものである。
ける事故処理あるいは道路工事等の現場の付近に設置す
る道路用警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速道路において事故が発生し、警察車
両や救急車が事故現場に到着すると、これらの車両は事
故車両に対し、道路の進行方向手前に停車させるのが通
例である。これは、道路工事の現場の場合も同様であ
る。これらの車両には天井部分に点滅する警告灯が装備
してあるから、後続車両がこれをよけて走行することに
より、事故処理作業が安全に行えることを予想してのこ
とである。そして後続車両が確実に上記のように走行す
るため、警察車両等のさらに手前側に「事故処理中」の
標識を設け、同時に路面に複数個のコーン(合成樹脂製
で円錐形の目印用置物)を置いて走行レーンの変更を促
すようにしている。
両や救急車が事故現場に到着すると、これらの車両は事
故車両に対し、道路の進行方向手前に停車させるのが通
例である。これは、道路工事の現場の場合も同様であ
る。これらの車両には天井部分に点滅する警告灯が装備
してあるから、後続車両がこれをよけて走行することに
より、事故処理作業が安全に行えることを予想してのこ
とである。そして後続車両が確実に上記のように走行す
るため、警察車両等のさらに手前側に「事故処理中」の
標識を設け、同時に路面に複数個のコーン(合成樹脂製
で円錐形の目印用置物)を置いて走行レーンの変更を促
すようにしている。
【0003】一般に事故現場等では、事故車両ならびに
警察車両などが少なくとも1レーンの通行を不能にする
から、当然に渋滞が生じ走行速度が遅くなるものであ
る。このため、前述のコーンは警察車両等の手前数10
メートルのところに置けば十分なのであるが、渋滞があ
ると路肩走行を行う者があり、これが高速で走行してく
るとコーンに気付いても間に合わず、コーンをなぎ倒し
た後、その先に停車している警察車両等に衝突し、その
先で事故処理作業を行っている警察官、あるいは怪我人
を運ぼうとしている救急隊員がその車輌にはねられ、死
亡し、あるいは重傷を負うということがある。
警察車両などが少なくとも1レーンの通行を不能にする
から、当然に渋滞が生じ走行速度が遅くなるものであ
る。このため、前述のコーンは警察車両等の手前数10
メートルのところに置けば十分なのであるが、渋滞があ
ると路肩走行を行う者があり、これが高速で走行してく
るとコーンに気付いても間に合わず、コーンをなぎ倒し
た後、その先に停車している警察車両等に衝突し、その
先で事故処理作業を行っている警察官、あるいは怪我人
を運ぼうとしている救急隊員がその車輌にはねられ、死
亡し、あるいは重傷を負うということがある。
【0004】このため従来にあっては、事故処理に当た
る者あるいは道路工事の関係者が、レーンを無視し、後
方から高速で走行してくる車両(以下、暴走車両とい
う)にも注意を払いながら事故処理作業を行っていた。
そのために作業に時間がかかることになる問題があっ
た。
る者あるいは道路工事の関係者が、レーンを無視し、後
方から高速で走行してくる車両(以下、暴走車両とい
う)にも注意を払いながら事故処理作業を行っていた。
そのために作業に時間がかかることになる問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの点に鑑み
てなされたものであり、事故処理に当たる者が暴走車両
の走行に気を取られずに事故処理作業を行えるようにし
た、道路用警報装置を提供しようとするものである。
てなされたものであり、事故処理に当たる者が暴走車両
の走行に気を取られずに事故処理作業を行えるようにし
た、道路用警報装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、コーンの上部孔に挿入できる外
径の筒部内に電源となる電池を収納すると共に、該筒部
にその上部に位置するケースの底面積より大きく、すべ
ての部位においてケースより外側に出ている弾性材のフ
ランジを介してケースを取付け、該ケースの内部に、ケ
ースが所定角度以上傾いたときにオンとなる水銀スイッ
チからなる傾斜検知スイッチと、該傾斜検知スイッチの
オンにより、その時点から連続または断続作動する警音
器とを収納したことを特徴とする。
するための手段として、コーンの上部孔に挿入できる外
径の筒部内に電源となる電池を収納すると共に、該筒部
にその上部に位置するケースの底面積より大きく、すべ
ての部位においてケースより外側に出ている弾性材のフ
ランジを介してケースを取付け、該ケースの内部に、ケ
ースが所定角度以上傾いたときにオンとなる水銀スイッ
チからなる傾斜検知スイッチと、該傾斜検知スイッチの
オンにより、その時点から連続または断続作動する警音
器とを収納したことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成と本発明によれば、まず、本装置の筒
部をコーンの上部孔に挿入することにより、コーンに容
易に取付けることができ、取付後これが転倒したときに
警音器を作動させる。そして筒部内に収納した電池が装
置およびコーン合成体の重心位置を適当なところに位置
させ、通常状態では転倒せず、車両が接触すると容易に
転倒して作動させる。さらに本装置とコーンが転倒した
とき、弾性材のフランジが装置のケースの底面積より大
きいことによって、ケースが路面に当たることを避け
る。そして弾性体のフランジが衝撃を吸収する。本装置
をコーンの内部に収納し、使用するとき、コーンにその
都度取付ける必要がなく、即時に使用できる。傾斜検知
スイッチとして水銀スイッチを使用したことにより、コ
ーンまたはケースの姿勢変化によるスイッチオン、オフ
の作動を迅速確実に行うことができる。警音器を連続ま
たは断続して作動させ、離れたところで作業中の事故処
理中の作業員等に十分に注意を喚起させる。
部をコーンの上部孔に挿入することにより、コーンに容
易に取付けることができ、取付後これが転倒したときに
警音器を作動させる。そして筒部内に収納した電池が装
置およびコーン合成体の重心位置を適当なところに位置
させ、通常状態では転倒せず、車両が接触すると容易に
転倒して作動させる。さらに本装置とコーンが転倒した
とき、弾性材のフランジが装置のケースの底面積より大
きいことによって、ケースが路面に当たることを避け
る。そして弾性体のフランジが衝撃を吸収する。本装置
をコーンの内部に収納し、使用するとき、コーンにその
都度取付ける必要がなく、即時に使用できる。傾斜検知
スイッチとして水銀スイッチを使用したことにより、コ
ーンまたはケースの姿勢変化によるスイッチオン、オフ
の作動を迅速確実に行うことができる。警音器を連続ま
たは断続して作動させ、離れたところで作業中の事故処
理中の作業員等に十分に注意を喚起させる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基いて説明
する。図1において1はコーンであり、硬質のゴム、合
成樹脂で製作された截頭円錐形の筒体からなる本体2
と、その下部に同様の材料で一体に製作された基板3と
からなるものである。本体2の頂部には規定寸法の孔4
が設けられている。
する。図1において1はコーンであり、硬質のゴム、合
成樹脂で製作された截頭円錐形の筒体からなる本体2
と、その下部に同様の材料で一体に製作された基板3と
からなるものである。本体2の頂部には規定寸法の孔4
が設けられている。
【0009】5は本発明に係る道路用警報装置(以下、
警報装置という)である。この警報装置5は、外観上、
コーン1の上部の孔4に挿入できる外径の筒部6と、こ
の筒部6の上端に位置させた弾性材(たとえば硬質ゴ
ム、合成樹脂等からなる板材)のフランジ7と、フラン
ジ7の上部に位置するケース8とからなっている。
警報装置という)である。この警報装置5は、外観上、
コーン1の上部の孔4に挿入できる外径の筒部6と、こ
の筒部6の上端に位置させた弾性材(たとえば硬質ゴ
ム、合成樹脂等からなる板材)のフランジ7と、フラン
ジ7の上部に位置するケース8とからなっている。
【0010】フランジ7は円形で、方形のケース8の底
面積より大きな面積となっており、すべての部位におい
てケース8の外周より外側に突き出ている。これは、後
述するようにコーン1とともに警報装置5が転倒したと
き、ケース8が直接路面に当たらないようにするためで
ある。弾性材としたのは、転倒時の衝撃を吸収させるた
めである。
面積より大きな面積となっており、すべての部位におい
てケース8の外周より外側に突き出ている。これは、後
述するようにコーン1とともに警報装置5が転倒したと
き、ケース8が直接路面に当たらないようにするためで
ある。弾性材としたのは、転倒時の衝撃を吸収させるた
めである。
【0011】筒部6の内部には、充電式の電池9が縦列
に複数個収納されている。実施例においては、起電力
1.2ボルトのものを5個使用して6ボルトを得てい
る。電池9は適度の重量を有するので、筒部6をコーン
1の孔4から挿入したとき、警報装置5およびコーン1
の合成体の重心位置を適当なところに位置させることに
なる。これにより、通常状態では転倒せず、車両が接触
すると容易に転倒することになる。
に複数個収納されている。実施例においては、起電力
1.2ボルトのものを5個使用して6ボルトを得てい
る。電池9は適度の重量を有するので、筒部6をコーン
1の孔4から挿入したとき、警報装置5およびコーン1
の合成体の重心位置を適当なところに位置させることに
なる。これにより、通常状態では転倒せず、車両が接触
すると容易に転倒することになる。
【0012】ケース8は直方体で、その一面、たとえば
側面には孔10が穿設されており、内部に設けられた警
音器11(図2参照)の音が外部に放散しやすいように
なっている。穿設場所は一側面に限らず、全周面であっ
てもよい。
側面には孔10が穿設されており、内部に設けられた警
音器11(図2参照)の音が外部に放散しやすいように
なっている。穿設場所は一側面に限らず、全周面であっ
てもよい。
【0013】ケース8の表面には、電源スイッチ12
と、この電源スイッチ12が押されてオンになったとき
に点灯するランプ13が取付けられている。
と、この電源スイッチ12が押されてオンになったとき
に点灯するランプ13が取付けられている。
【0014】図2に示すように、ケース8の内部にはフ
レーム14が設けられており、このフレーム14に、警
音器11と制御装置15等が取付けられている。警音器
11としては、6ボルトの電圧で作動し、大きな(10
0ホーン程度)しかも高音域の音を発するオートバイ用
のものを用いている。制御装置15は、傾斜検知スイッ
チとしての水銀スイッチ16(図3参照)と、この水銀
スイッチ16がオンになったときその微弱電流を増幅
し、警音器11を作動させる電子回路17(図3参照)
を有する。
レーム14が設けられており、このフレーム14に、警
音器11と制御装置15等が取付けられている。警音器
11としては、6ボルトの電圧で作動し、大きな(10
0ホーン程度)しかも高音域の音を発するオートバイ用
のものを用いている。制御装置15は、傾斜検知スイッ
チとしての水銀スイッチ16(図3参照)と、この水銀
スイッチ16がオンになったときその微弱電流を増幅
し、警音器11を作動させる電子回路17(図3参照)
を有する。
【0015】図3に示すものは、制御装置15の回路図
である。この図において16は水銀スイッチであり、コ
ーン1が所定角度傾いたときにオンとなる傾斜検知スイ
ッチとして機能するものである。水銀スイッチ16は、
容器内に設けられた電極が容器内に入れられた水銀によ
ってオン、オフの作動を行うものであり、容器が60度
程度傾くとオンになるものである。容器が正立状態また
は60度未満の傾きのときにはオフの状態を維持する。
である。この図において16は水銀スイッチであり、コ
ーン1が所定角度傾いたときにオンとなる傾斜検知スイ
ッチとして機能するものである。水銀スイッチ16は、
容器内に設けられた電極が容器内に入れられた水銀によ
ってオン、オフの作動を行うものであり、容器が60度
程度傾くとオンになるものである。容器が正立状態また
は60度未満の傾きのときにはオフの状態を維持する。
【0016】17は電子回路である。この電子回路17
は前述のように、水銀スイッチ16の電極が水銀によっ
てオンとなったとき、その微弱電流を増幅し、警音器1
1を作動させるものである。電子回路17の次には断続
回路18が接続されており、警音器11への通電を連
続、断続と切り換えられるようになっている。断続の場
合の間隔は、発音時間が少なくとも2〜5秒間程度とす
るのが実用上好ましい。断続回路18としては、オン時
間が2〜5秒間程度と短いことから、フリップフロップ
回路等、電子的なものを考えることができる。断続させ
る必要がなければ、この断続回路18は不要となる。
は前述のように、水銀スイッチ16の電極が水銀によっ
てオンとなったとき、その微弱電流を増幅し、警音器1
1を作動させるものである。電子回路17の次には断続
回路18が接続されており、警音器11への通電を連
続、断続と切り換えられるようになっている。断続の場
合の間隔は、発音時間が少なくとも2〜5秒間程度とす
るのが実用上好ましい。断続回路18としては、オン時
間が2〜5秒間程度と短いことから、フリップフロップ
回路等、電子的なものを考えることができる。断続させ
る必要がなければ、この断続回路18は不要となる。
【0017】このように構成されたこの道路用警報装置
は、高速道路等において事故が発生し、警察官等がその
処理に当たるときあるいは道路工事現場において使用す
る。使用方法はコーン1を従来同様に現場近く、あるい
は現場よりやや遠方の場所に置き、上端の孔4から警報
装置5の筒部6を挿入し、コーン1の上端に警報装置5
を設置する。設置後、電源スイッチ12をオンにし、ま
た警音器11の作動を連続とするか断続とするか選択す
る。
は、高速道路等において事故が発生し、警察官等がその
処理に当たるときあるいは道路工事現場において使用す
る。使用方法はコーン1を従来同様に現場近く、あるい
は現場よりやや遠方の場所に置き、上端の孔4から警報
装置5の筒部6を挿入し、コーン1の上端に警報装置5
を設置する。設置後、電源スイッチ12をオンにし、ま
た警音器11の作動を連続とするか断続とするか選択す
る。
【0018】事故現場や道路工事現場の近傍に置かれ
た、警報装置5をセットしたコーン1が暴走車両によっ
て倒されなければ、水銀スイッチ16はオフの状態を継
続するので、警報装置5は警報音を発しないことにな
る。このときには暴走車両が無いということで、警察官
等は事故処理作業に専念することができる。後方からの
車両が事故表示や道路工事の表示を無視したり、あるい
は進路を過ってコーン1を倒すと、その上部に設けられ
ているケース8も共に路面上に倒れる。ケース8の下部
には弾性材からなるフランジ7が設けられており、この
フランジ7はケース8の底面積より大きくなっているの
で、コーン1の転倒時、まずフランジ7が路面に衝突
し、衝撃を和らげる。このためケース8およびその内部
のものが破損されたり故障したりすることはない。
た、警報装置5をセットしたコーン1が暴走車両によっ
て倒されなければ、水銀スイッチ16はオフの状態を継
続するので、警報装置5は警報音を発しないことにな
る。このときには暴走車両が無いということで、警察官
等は事故処理作業に専念することができる。後方からの
車両が事故表示や道路工事の表示を無視したり、あるい
は進路を過ってコーン1を倒すと、その上部に設けられ
ているケース8も共に路面上に倒れる。ケース8の下部
には弾性材からなるフランジ7が設けられており、この
フランジ7はケース8の底面積より大きくなっているの
で、コーン1の転倒時、まずフランジ7が路面に衝突
し、衝撃を和らげる。このためケース8およびその内部
のものが破損されたり故障したりすることはない。
【0019】コーン1が倒れた状態ではケース8の内部
の水銀スイッチ16が作動する。すなわち、水銀スイッ
チ16は前述のように、容器が所定角度、たとえば正立
状態から60度傾斜したとき水銀が電極に接触し、これ
を短絡するように設定されており、容器は警報装置5が
正立状態のときこれと同様に正立状態となるように取付
けられているので、コーン1が倒れれば当然にオンにな
る。
の水銀スイッチ16が作動する。すなわち、水銀スイッ
チ16は前述のように、容器が所定角度、たとえば正立
状態から60度傾斜したとき水銀が電極に接触し、これ
を短絡するように設定されており、容器は警報装置5が
正立状態のときこれと同様に正立状態となるように取付
けられているので、コーン1が倒れれば当然にオンにな
る。
【0020】警報装置5が作動して警音器11が音を発
すると、コーン1を倒して車両がそのままの進路で走行
を続けると、事故処理のために停車させてある警察車両
等に追突し、その前方で事故処理作業をしている警察官
等に危険を及ぼすことになるから、警察官等は、警音器
11の音を聞いたらすぐに避難する。警音器11の音を
連続音とするか断続音とするかは、その場所の状況に合
わせて適宜選択する。
すると、コーン1を倒して車両がそのままの進路で走行
を続けると、事故処理のために停車させてある警察車両
等に追突し、その前方で事故処理作業をしている警察官
等に危険を及ぼすことになるから、警察官等は、警音器
11の音を聞いたらすぐに避難する。警音器11の音を
連続音とするか断続音とするかは、その場所の状況に合
わせて適宜選択する。
【0021】図1に示したものでは、フランジ7を円形
にしたが、本発明はこれに限られるものではない。すべ
ての部位においてケース8より外側に突き出ていればよ
いので、ケース8の平面形状と同様でこれより面積が広
い方形のものであってもよい。
にしたが、本発明はこれに限られるものではない。すべ
ての部位においてケース8より外側に突き出ていればよ
いので、ケース8の平面形状と同様でこれより面積が広
い方形のものであってもよい。
【0022】図4に示すものは、本発明を上端に孔を持
たないコーンに適用した実施例である。コーン1が上端
に孔を持たない場合には、コーン1に上方から、枠状の
保持体19を被せ(図5参照)、この保持体19の上部
に位置する筒部20にケース8の筒部6を嵌合させるこ
とになる。保持体19としては、図示するものでは筒部
20と下部リング21の間を4本の支柱22で結合した
枠状のものを用いているが、このような枠状の構造に限
られるものではなく、要は、上部に筒部20があり、コ
ーン1に丁度装着できる大きさを有するものであれば良
い。
たないコーンに適用した実施例である。コーン1が上端
に孔を持たない場合には、コーン1に上方から、枠状の
保持体19を被せ(図5参照)、この保持体19の上部
に位置する筒部20にケース8の筒部6を嵌合させるこ
とになる。保持体19としては、図示するものでは筒部
20と下部リング21の間を4本の支柱22で結合した
枠状のものを用いているが、このような枠状の構造に限
られるものではなく、要は、上部に筒部20があり、コ
ーン1に丁度装着できる大きさを有するものであれば良
い。
【0023】この実施例においても、警報装置5の部分
は図1、図2のものとなんらかわらないことから、作動
もまったく同様に行われる。
は図1、図2のものとなんらかわらないことから、作動
もまったく同様に行われる。
【0024】以上説明した実施例は、いずれも警報装置
5をコーン1の上部に取付けて使用するものであった
が、本発明はこれに限られるものではない。コーン1は
空洞であるから、この空洞を利用し、警報装置5をコー
ン1の内部に収納することもできる。図6に示すもの
は、その場合の実施例である。この実施例においては、
筒部6の一部にフランジ23を形成すると共にその先に
雄ねじ24が刻設してあり、警報装置5の全体をコーン
1の下方から孔4に挿入するようにしてある。
5をコーン1の上部に取付けて使用するものであった
が、本発明はこれに限られるものではない。コーン1は
空洞であるから、この空洞を利用し、警報装置5をコー
ン1の内部に収納することもできる。図6に示すもの
は、その場合の実施例である。この実施例においては、
筒部6の一部にフランジ23を形成すると共にその先に
雄ねじ24が刻設してあり、警報装置5の全体をコーン
1の下方から孔4に挿入するようにしてある。
【0025】フランジ23がコーン1の上縁に当たった
ところで押え、雄ねじ24にナット25を螺合して取り
付ける。この実施例でも電池9がコーン1の上方に位置
するので、重心が高くなる。26は警音器11の音を出
す孔である。この実施例の場合にも、使用方法ならびに
その効果においては先の実施例となんら変わるところは
ない。
ところで押え、雄ねじ24にナット25を螺合して取り
付ける。この実施例でも電池9がコーン1の上方に位置
するので、重心が高くなる。26は警音器11の音を出
す孔である。この実施例の場合にも、使用方法ならびに
その効果においては先の実施例となんら変わるところは
ない。
【0026】本発明は、コーン1が暴走車両によって倒
されたとき、その前方で事故処理をしている警察官等の
作業員の危険を回避することを目的とするものであり、
コーン1の位置で発する警報音を使用するのを主たる手
段とするが、周囲の状況によってコーン1の位置で発す
る警報音が作業員まで聞こえにくかったり、聞こえなか
ったりすることもあり得る。
されたとき、その前方で事故処理をしている警察官等の
作業員の危険を回避することを目的とするものであり、
コーン1の位置で発する警報音を使用するのを主たる手
段とするが、周囲の状況によってコーン1の位置で発す
る警報音が作業員まで聞こえにくかったり、聞こえなか
ったりすることもあり得る。
【0027】図7に示すものは、この場合に対処する回
路例である。この回路例においては、電子回路17の後
段に断続回路18とともに発振器27を接続し、水銀ス
イッチ16がオンとなったとき、その時点から、アンテ
ナ28から電波が放射されるようにしてある。この場
合、警察官等は受信機を携帯し電波を受けたときにその
受信機のスピーカが音を発するようにしておく。この音
を聞いた後の行動は先の実施例と同様である。
路例である。この回路例においては、電子回路17の後
段に断続回路18とともに発振器27を接続し、水銀ス
イッチ16がオンとなったとき、その時点から、アンテ
ナ28から電波が放射されるようにしてある。この場
合、警察官等は受信機を携帯し電波を受けたときにその
受信機のスピーカが音を発するようにしておく。この音
を聞いた後の行動は先の実施例と同様である。
【0028】以上説明した実施例では、独立した断続回
路18を設け、これによって警音器11の音を断続でき
るようにしたが、本発明はこれに限られるものではな
い。断続回路を純電子的に構成し、電子回路17に組み
込むようにしてもよい。また前述したように、警音器1
1の音は常に連続して吹鳴するようにし、断続させる必
要がないときには、断続回路18は不要になる。
路18を設け、これによって警音器11の音を断続でき
るようにしたが、本発明はこれに限られるものではな
い。断続回路を純電子的に構成し、電子回路17に組み
込むようにしてもよい。また前述したように、警音器1
1の音は常に連続して吹鳴するようにし、断続させる必
要がないときには、断続回路18は不要になる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た道路用警報装置であるから、警音器の音に注意さえ払
っていれば、暴走車両が走行してきても、これから避難
する十分の時間が得られることになる。警音器の音は連
続音と断続音とが選択できるから、事故処理現場の状況
で、聞き易い方に設定することができる。既存のコーン
がそのまま利用できるので事故現場において容易にセッ
トすることができ、即刻使用することができる。警報装
置はコーンに対して着脱自在となるので、運搬性等にお
いて優れる。また、筒部に電池が収容されているので、
通常は倒れず、暴走車両が接触したときに倒れるよう
な、適当高さの重心を得ることができる。フランジを弾
性材で形成したので倒れたときに緩衝作用があり、ケー
スおよびケース内のものが破損したり故障したりするの
を防止することができる。スイッチ機構と警音器とをコ
ーンの内部に収納したものでは、全体寸法がコーンとま
ったく変わらないので、保管性に優れることになる。ス
イッチ機構として水銀スイッチを使用したので、作動お
よび復帰が迅速確実に行われる。
た道路用警報装置であるから、警音器の音に注意さえ払
っていれば、暴走車両が走行してきても、これから避難
する十分の時間が得られることになる。警音器の音は連
続音と断続音とが選択できるから、事故処理現場の状況
で、聞き易い方に設定することができる。既存のコーン
がそのまま利用できるので事故現場において容易にセッ
トすることができ、即刻使用することができる。警報装
置はコーンに対して着脱自在となるので、運搬性等にお
いて優れる。また、筒部に電池が収容されているので、
通常は倒れず、暴走車両が接触したときに倒れるよう
な、適当高さの重心を得ることができる。フランジを弾
性材で形成したので倒れたときに緩衝作用があり、ケー
スおよびケース内のものが破損したり故障したりするの
を防止することができる。スイッチ機構と警音器とをコ
ーンの内部に収納したものでは、全体寸法がコーンとま
ったく変わらないので、保管性に優れることになる。ス
イッチ機構として水銀スイッチを使用したので、作動お
よび復帰が迅速確実に行われる。
【図1】本発明に係る警報装置とコーンを示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1に示した警報装置の縦断面図である。
【図3】制御装置の回路図である。
【図4】本発明を上端に孔を持たないコーンに適用する
実施例の斜視図である。
実施例の斜視図である。
【図5】図4に示すものをコーンに装着するところを示
す正面図である。
す正面図である。
【図6】警報装置をコーンの内部に組み込んだ実施例の
要部の断面図である。
要部の断面図である。
【図7】他の回路例を示す回路図である。
1 コーン 2 本体 4 孔 5 警報装置 6 筒部 7 フランジ 8 ケース 9 電池 11 警音器 15 制御装置 16 水銀スイッチ 17 電子回路 18 断続回路 19 保持体 20 筒部 21 下部リング 22 支柱 23 フランジ 25 ナット 26 孔
Claims (1)
- 【請求項1】 コーンの上部孔に挿入できる外径の筒部
内に電源となる電池を収納すると共に、該筒部にその上
部に位置するケースの底面積より大きく、すべての部位
においてケースより外側に出ている弾性材のフランジを
介してケースを取付け、該ケースの内部に、ケースが所
定角度以上傾いたときにオンとなる水銀スイッチからな
る傾斜検知スイッチと、該傾斜検知スイッチのオンによ
り、その時点から連続または断続作動する警音器とを収
納したことを特徴とする道路用警報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6167417A JP2799676B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 道路用警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6167417A JP2799676B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 道路用警報装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0813431A JPH0813431A (ja) | 1996-01-16 |
JP2799676B2 true JP2799676B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=15849318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6167417A Expired - Lifetime JP2799676B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 道路用警報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2799676B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2005299165A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Toru Sone | 点灯ポール |
DE102007034688A1 (de) * | 2007-02-15 | 2008-08-21 | Geprägs, Klaus | Vorrichtung und Verfahren eines Funkwarnsystems zur Sicherung von Unfall-, Arbeits- und Pannenstellen auf Schnellstraßen zum Schutz von Einsatz- Hilfs- und Betriebspersonal und Verkehrsteilnehmern |
JP2009288857A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Nobuyuki Suzuki | 警報システム |
CN111477023A (zh) * | 2020-04-24 | 2020-07-31 | 北京博纳菲德科技有限公司 | 一种基于路况信息的多角度交通信号优化控制装置 |
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JPS6095690U (ja) * | 1983-12-07 | 1985-06-29 | 大原 武 | 警報器付コ−ン型表示器 |
JPS6428414U (ja) * | 1987-08-11 | 1989-02-20 | ||
JP3012913U (ja) * | 1994-12-22 | 1995-06-27 | 株式会社チェス | 怪獣玩具 |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP6167417A patent/JP2799676B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0813431A (ja) | 1996-01-16 |
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